JP2002178538A - インクコントロール集合体の製造方法 - Google Patents

インクコントロール集合体の製造方法

Info

Publication number
JP2002178538A
JP2002178538A JP2000379096A JP2000379096A JP2002178538A JP 2002178538 A JP2002178538 A JP 2002178538A JP 2000379096 A JP2000379096 A JP 2000379096A JP 2000379096 A JP2000379096 A JP 2000379096A JP 2002178538 A JP2002178538 A JP 2002178538A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
molding
ink
ink control
main body
molded
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000379096A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4746180B2 (ja
Inventor
Zenzo Hashizume
善蔵 橋詰
Fumio Takase
文雄 高瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takagi Seiko Corp
Original Assignee
Takagi Seiko Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takagi Seiko Corp filed Critical Takagi Seiko Corp
Priority to JP2000379096A priority Critical patent/JP4746180B2/ja
Publication of JP2002178538A publication Critical patent/JP2002178538A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4746180B2 publication Critical patent/JP4746180B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 DSI成形を容易に行うことができるインク
コントロール集合体の製造方法を提供する。 【解決手段】 本体部2にインクを貯蔵するタンクを有
するインクコントロール集合体の製造方法であって、イ
ンク残量を検知する電極6と電極支持部7とを一体成形し
てセンサー部5を製造する部品成形工程と、前記本体部2
を、前記一体成形されたセンサー部5を金型15に挿入し
て本体部2と一体成形すると共に、蓋体3を成形する1次
成形工程と、前記1次成形工程により成形された本体部
2を金型内でスライドさせ、前記本体部2と前記成形され
た蓋体3との接合面に2次樹脂を供給して、前記本体部2
と前記蓋体3とを接合する2次成形工程とを備えてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷機のヘッドに
インクを供給するためのインクコントロール集合体の製
造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプリンタ等に使用されプ
リンタヘッドにインクを供給するためのインクコントロ
ールユニットとしては、インクを貯蔵するタンクと、イ
ンク残量を検知するセンサー部と、インクの流量を制御
するインク制御部を有するものが一般的に知られてい
る。このような従来のインクコントロールユニットで
は、タンク、インク制御部、センサー部が夫々別体とな
っており、各部を別個に成形している。そして、インク
制御部をタンク及びポンプとチューブにより接続し、セ
ンサー部をタンク側面に超音波溶着によって取り付ける
ことによりインクコントロールユニットを製造してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のイン
クコントロールユニットは各部が別体で成型されて各種
方法によって接続されているが、各部を一体にしたイン
クコントロールユニットを提供することがコンパクト化
を図るために望ましい。
【0004】ここで、タンク等の中空体を成形する方法
として、ダイスライドインジェクション成形法(以下、
「DSI成形」という)が知られている。このDSI成
形法は、まず1次成形で中空体を形成する一方の半割体
を金型に挿入して射出成形し、型開きをして1次成形品
を金型内でダイスライドさせ、2次成形で他方の半割体
と1次成型品との接合面に2次樹脂を供給して、半割体
と1次成型品を接合することにより中空体を成形するも
のである。このDSI成形によれば、成形工程が少なく
なる、等の利点があるため、中空体の成形に近年利用さ
れている。このため、このDSI成形法によってインク
コントロールユニットを製造することも考えられる。
【0005】しかしながら、センサー部は金属製の電極
が特殊形状であり、また電極の一端をユニット内部に挿
入し、他端をユニット外部に露出させてコネクタと取り
付ける構造としなければならない。またこのような複雑
な構造とするためにセンサー部には電極部を支持部材で
支持する必要もある。このため、電極部を直接金型に挿
入することが困難であり、DSI成形により一体成形す
ることができないという問題がある。
【0006】また、従来のインクコントロールユニット
の製造方法では、センサー部及び蓋体をタンクに超音波
溶着により取り付けているので、溶着時にセンサー部、
蓋体、又はタンクから融着くずが発生し、ユニット内部
に紛れ込むおそれがある。更に、全ての部品を別個に成
形した後に、各部を接続しなければならないため、製造
工程の数が多くなり、この結果製造コストも増大すると
いう問題もある。
【0007】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであり、DSI成形を容易に行うことができるイ
ンクコントロール集合体の製造方法を提供することを主
な目的とする。本発明の別の目的は、成形工程において
くず、ゴミ等の不要物が生じることを回避して品質の高
いインクコントロール集合体の製造方法を提供すること
である。本発明の別の目的は、製造工数及び製造コスト
の削減を図ることができるインクコントロール集合体の
製造方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、本体部にインクを貯蔵する
タンクを有するインクコントロール集合体の製造方法で
あって、前記インクコントロール集合体の所定の部品を
一体成形する部品成形工程と、前記一体成形された部品
を金型内に挿入して、本体部を前記部品と一体成形する
と共に、蓋体を成形する1次成形工程と、前記1次成形
工程により成形された本体部を金型内でスライドさせ、
前記本体部と前記成形された蓋体との接合面に2次樹脂
を供給して、前記本体部と前記蓋体とを接合する2次成
形工程と、を含むことを特徴とする。
【0009】この請求項1に係る発明は、DSI成形法
を利用したインクコントロール集合体の製造方法であ
る。本発明では、1次成形工程及び2次成形工程でDS
I成形を行ってインクコントロール集合体を製造してい
るが、1次成形工程では金型内部に部品成形工程で一体
成形された所定部品を挿入してタンクと一体成形する。
言い換えれば、本発明では部品成形工程で予め所定の部
品をインサート成形しておき、このインサート成形され
た部品を更に1次成形工程及び2次成形工程で本体部と
インサート成形する。このため、部品が特殊形状であっ
たり、複雑な構造をしていて直接DSI成形でインサー
ト成形を行うことが困難な場合でも、DSI成形により
インクコントロール集合体を容易に製造することが可能
となる。
【0010】また、本発明では、DSI成形の2次成形
工程によって本体部と蓋体とを接合面に2次樹脂を供給
して接合しているので、超音波溶着等の振動溶着の際に
生じる融着くず等の不要物が生じることなく品質の高い
インクコントロール集合体を製造することができる。ま
た、DSI成形の2次成形工程によって、従来の超音波
溶着により蓋体の接合に比べて蓋体が本体部に確実に融
着されるので、プリンタ使用中にインク漏れ等の不具合
が生じることを防止することができる。
【0011】本発明における1次成形工程は、インクコ
ントロール集合体の所定の部品を一体成形するものであ
ればよく、部品の金型への挿入位置については任意に定
めることができる。
【0012】また、部品成形工程でインサート成形を行
う所定の部品も任意に定めることができ、一部の部品の
他、複雑な構造の部品が複数個ある場合には、これら複
数部品を本体部と一体成形するように構成すれば、DS
I成形が容易なものとなる。このような所定の部品とし
ては、例えばインクセンサー、インク制御部等があるが
本発明ではこれに限定されるものではない。
【0013】請求項2に係る発明は、請求項1に記載の
インクコントロール集合体の製造方法において、前記部
品成形工程は、インク残量を検知する電極と電極支持部
とを一体成形してセンサー部を製造するものであり、前
記1次成形工程は、前記本体部を、前記一体成形された
センサー部と一体成形すると共に、蓋体を成形するもの
であることを特徴とする。
【0014】この請求項2に係る発明は、請求項1に係
る発明における部品成形工程で一体成形する部品をセン
サー部としたものである。電極の形状や、電極と電極支
持部材の支持構造等により、センサー部を直接DSI成
形の金型内部に挿入して本体部とインサート成形を行う
ことが困難な場合がある。しかし、本発明によれば、部
品成形工程により、予め電極支持部材を電極とインサー
ト成形してセンサー部を製造しているので、1次成形工
程によって、この一体成形されたセンサー部を、電極を
電極支持部材で支持した状態で金型に挿入すれば、電極
支持部材を本体部と一体成形することができる。従っ
て、電極の形状やセンサー部の構造に拘わらず、インク
コントロール集合体をDSI成形により容易に製造する
ことが可能となる。
【0015】本発明における1次成形工程は、本体部を
一体成形されたセンサー部と一体成形するものであれば
よく、他の部品を本体部と一体成形するか否かは問わな
い。他の部品をもタンクと一体成形するものとしては請
求項3に係る発明があげられる。
【0016】即ち、請求項3に係る発明は、請求項2に
記載のインクコントロール集合体の製造方法において、
前記1次成形工程は、更に前記本体部を、全ての部品と
一体に成形するものであることを特徴とする。
【0017】この請求項3に係る発明では、1次成形工
程によってタンクを全ての部品と一体に成形しているの
で、各部品ごとに別個に成形して後で接続したり、超音
波溶着を行う従来の製造方法に比べて製造工数の削減を
図ることができる。また部品点数が少なく製造工数も少
ないので従来の製造方法に比べて製造コストの削減を図
ることができる。更に、2次成形工程で1次成形工程で
製造された成形品に蓋体を溶着すれば全ての工程は完了
するので、成形工程終了後に接続作業や振動溶着作業
等、後の加工を必要としない。このため、後の加工工程
でゴミ等の不要物が製品に混入されることもなく品質の
向上が図られる。また、各部品を所望の位置に配置して
一体成形することができるので、従来の製造方法に比べ
て設計の自由度が拡がる。
【0018】また、本発明の製造方法によって製造され
たインクコントロール集合体は、タンク、センサー部、
他全ての部品が集合して一体化されているので、インク
コントロール集合体がシンプルにまとまり、省スペース
化が図られる。
【0019】尚、本発明における全ての部品とは、タン
ク、センサー部、インク制御部は勿論、インクを外部へ
送るチューブを固定するチューブ取付部、タンク内部に
溜まった空気を外部に排出する排出口、タンク内部のイ
ンクを外部へ導出する流路部等が含まれ、更にインクの
貯蔵、供給、検出に関するものであれば他の部品も含ま
れる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施形態につい
て、以下図示例とともに説明する。まず、本実施形態の
インクコントロール集合体について説明する。図4は、
本実施形態のインクコントロール集合体の外観構成図で
ある。図3(a)は本実施形態のインクセンサーの外観
構成図であり、図3(b)はインク制御部の外観構成図
である。図5(a)は、インクセンサーのコネクタ接続
側の外観構成図であり、図5(b)は、インク制御部の
拡大図であり、図5(c)は、チューブ取付部の外観構
成図である。本実施形態のインクコントロール集合体1
は、後述する製造方法により、図4に示すようにタンク
4、インクセンサー5、インク制御部8、流路部10、
チューブ取付部11、排出口13が一体となって成形さ
れている。尚、図3〜5で示されているインクコントロ
ール集合体の各部品のサイズ、厚さ等はこれに限定され
るものではなく、任意に定めることができる。
【0021】タンク4はインクを貯蔵するものであり、
インクセンサー5はタンク4内のインク残存量を検出す
るものである。インクセンサー5は、2個の並列した棒
状電極6と電極6を支持する電極支持部7から構成さ
れ、電極支持部7が本体部2と一体成形されている。電
極6が本体部内部に挿入され、電極6の他端が図5
(c)に示すように本体部外部に露出している。そし
て、本体外部側の端部はコネクタを取り付けるようにな
っている。
【0022】インク制御部8には2つの孔部が穿孔され
ており、互いに逆方向に流れを許容する2個のチェック
バルブ9a,9b(逆止弁)が各孔部に夫々嵌入され、
これらのチェックバルブ9a,9bによってインクの流
れを制御する。
【0023】チューブ取付部11は、図5(c)に示す
ように、タンク4側面に断面L字形状の複数の嵌合部を
並列して形成されており、インクを外部へ送る複数のチ
ューブを取り付けて固定する。即ち、隣接する嵌合部に
よってチューブを嵌合し、複数のチューブが乱雑になる
ことを防止している。
【0024】流路部10は、本体部上縁に刻設されてお
り、タンク内部のインクを外部へ導出する通路となる。
排出口13にはチューブが接続され、タンク内部に溜ま
った空気やインクを外部に排出する。
【0025】このように本実施形態のインクコントロー
ル集合体1は、全ての部品が一体化されているので、全
体がシンプルにまとまり、省スペース化が図られてい
る。
【0026】尚、インクコントロール集合体1の各部品
の配置は本実施形態に限られるものではなく、機能的に
問題がなければ他の配置構成を採用することは任意であ
る。
【0027】次に、このように構成されたインクコント
ロール集合体1の製造方法について説明する。図1は、
本実施形態のインクコントロール集合体製造方法のフロ
ーチャートであり、図2は、本製造方法の各工程の金型
及び成型品の状態を示す工程図である。本実施形態の製
造方法では、タンク4、インクセンサー5、インク制御
部8及び蓋体3をDSI成形により一体成形してインク
コントロール集合体1を製造する。
【0028】本実施形態のインクコントロール集合体製
造方法で使用する成形装置は、図2に示すように、イン
クコントロール集合体1の本体部2を成形する可動型金
型(スライドコア)15と、蓋体3を成形する固定型金
型(キャビティ)16と、1次成形工程で可動型金型1
5と固定型金型16とで形成される空間17a,17b
内に1次溶融樹脂を供給する射出機18aと2次成形工
程で間隙17c内に2次溶融樹脂を供給する射出機18
bとを主に備えている。可動型金型15は図2における
上下方向と左右方向にスライド可能となっており、ダイ
スライド式の金型として構成されている。
【0029】本実施形態のインクコントロール集合体製
造方法は、DSI成形を利用してインクコントロール集
合体1を製造するものであり、まず、予め電極6と電極
支持部7とによりインクセンサー5をインサート成形す
る(部品成形工程)。また、別にインク制御部8を成形
する(ステップ101)。尚、インクセンサー5とイン
ク制御部8の成形は通常の射出成形で行う。そして、成
形されたインク制御部8の孔部にチェックバルブ9a,
9bを嵌めてインク制御部単体を完成させる。
【0030】次いで、図2(a)に示すようにインサー
ト成形されたインクセンサー5と成形されたインク制御
部8を可動型金型15の内部の所定位置に挿入し(ステ
ップ102)、可動型金型15を右方向に移動し固定型
金型16に合わせることにより型閉めを行う(ステップ
103)。そして、射出機18aから1次溶融樹脂を、
可動型金型15と固定型金型16とで形成される空間1
7a,17b内に注入して、図2(b)に示すようにD
SI一次成形を開始する(ステップ104)。空間17
a,17b内に1次溶融樹脂が充填されたら、一定時間
冷却後一次成形を完了する。そして、可動型金型15を
左方向に移動して型開を行う(ステップ105)。これ
により、インクコントロール集合体1の本体部2と、蓋
体3とが一次成型品として得られる。図3(c)は、一
次成形されら本体部2の外観構成図である。図3(c)
に示すように、ステップ101でインサート成形された
インクセンサー5と、インク制御部8がタンク4と一体
成形されて本体部2が製造されている。
【0031】次いで、可動型金型15を上方向にダイス
ライドさせ(ステップ106)、型閉めを行い(ステッ
プ107)、図2(d)に示すように射出機18bから
2次溶融樹脂を間隙17c内に注入して2次成形を開始
する(ステップ108)。間隙17c内に2次溶融樹脂
が充填されたら一定時間冷却後二次成形を完了する。そ
して、型開をして(ステップ109)、成型品を取り出
す(ステップ110)。これにより、本体部2(一次成
型品)と蓋体3とが接合されたインクコントロール集合
体1が完成する。
【0032】このように本実施形態の製造方法では、イ
ンクセンサー5をインサート成形しておき、インサート
成形されたインクセンサー5を更に金型内部に挿入して
インサート成形しているので、電極6が電極支持部7に
支持されるという複雑な構造をしていても、DSI成形
によりインクコントロール集合体1を容易に製造するこ
とが可能となる。また、本実施形態では、DSI成形の
2次成形によって本体部2と蓋体3とを接合しているの
で、超音波溶着等の振動溶着の際に生じる融着くず等の
不要物が生じるもなく、また、蓋体3と本体部2に確実
に接合される。
【0033】尚、本実施形態におけるインクコントロー
ル集合体の製造方法では、DSI成形の開始前に予めイ
ンクセンサー5をインサート成形しているが、更に他の
複雑な構造等を有する部品を予めインサート成形するよ
うに構成しても良い。
【0034】また、本実施形態では、本体部2を成形す
る金型を上下左右に移動可能な可動型として構成した
が、蓋体を成形する金型を可動型とし、本体部を成形す
る金型を固定型として構成しても良い。
【0035】
【発明の効果】以上説明したとおり、請求項1に係る発
明では、1次成形工程及び2次成形工程でDSI成形を
行い、1次成形工程において金型内部に、部品成形工程
でインサート成形された部品を挿入して本体部とインサ
ート成形しているので、部品が複雑な構造をしている場
合でもDSI成形によりインクコントロール集合体を容
易に製造できるという効果を有する。また、本発明によ
れば、DSI成形の2次成形工程によって本体部と蓋体
とを接合面に2次樹脂を供給して接合しているので、品
質の高いインクコントロール集合体を製造できるという
効果を有する。更に、蓋体が本体部に確実に融着される
ので、プリンタ使用中にインク漏れ等の不具合を防止で
きるという効果を有する。特に、請求項2に係る発明で
は、1次成形工程により、予め電極支持部材を電極と一
体成形してセンサー部を製造し、このインサート成形さ
れたセンサー部をDSI成形によりインサート成形して
いるので、電極の形状やセンサー部の複雑な構造に拘わ
らず、インクコントロール集合体をDSI成形により容
易に製造することができる。
【0036】請求項3に係る発明では、1次成形工程に
よってタンクを全ての部品と一体に成形しているので、
後の加工を必要とせず製造工数の削減が図られるという
効果を有する。また製造工程が少なく、部品点数も少な
いので製造コストの削減が図れる。また、本発明によれ
ば後の加工を必要としないので、2次成形工程完了後に
ゴミ等の不要物が製品に混入されることもなく品質の向
上が図られる。また、各部品を所望の位置に配置して一
体成形することができるので、設計の自由度が拡がる。
更に、本発明によればインクコントロール集合体は、タ
ンク、センサー部、他全ての部品を一体化できるので、
インクコントロール集合体がシンプルにまとまり、省ス
ペース化が図られるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のインクコントロール集合体製造方
法のフローチャートである。
【図2】本実施形態のインクコントロール集合体製造方
法の各工程の状態を示す工程図である。
【図3】図3(a)は本実施形態のインクセンサーの構
成図である。図3(b)は本実施形態のインク制御部の
構成図である。図3(c)は、本実施形態のインクコン
トロール集合体製造方法の一次成形で得られた成型品の
平面図である。
【図4】本実施形態のインクコントロール集合体製造方
法で得られたインクコントロール集合体の構成図であ
る。
【図5】図5(a)は、インクセンサーのコネクタ接続
側の外観構成図である。図5(b)は、インク制御部の
拡大図である、図5(c)は、チューブ取付部の外観構
成図である。
【符号の説明】
1:インクコントロール集合体 2:本体部 3:蓋体 4:タンク 5:インクセンサー 6:電極 7:電極支持部 8:インク制御部 9a,9b:チェックバルブ(逆止弁) 10:流路部 11:チューブ取付部 12:空気抜き 13:排出口 14:弁取付部 15:可動型金型(スライドコア) 16:固定型金型(キャビティ) 17a,17b:空間 17c:間隙 18a,18b:射出機

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体部にインクを貯蔵するタンクを有す
    るインクコントロール集合体の製造方法であって、 前記インクコントロール集合体の所定の部品を一体成形
    する部品成形工程と、 前記一体成形された部品を金型内に挿入して、本体部を
    前記部品と一体成形すると共に、蓋体を成形する1次成
    形工程と、 前記1次成形工程により成形された本体部を金型内でス
    ライドさせ、前記本体部と前記成形された蓋体との接合
    面に2次樹脂を供給して、前記本体部と前記蓋体とを接
    合する2次成形工程と、を含むことを特徴とするインク
    コントロール集合体の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記部品成形工程は、インク残量を検知
    する電極と電極支持部とを一体成形してセンサー部を製
    造するものであり、 前記1次成形工程は、前記本体部を、前記一体成形され
    たセンサー部と一体成形すると共に、蓋体を成形するも
    のであることを特徴とする請求項1に記載のインクコン
    トロール集合体の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記1次成形工程は、更に前記本体部
    を、全ての部品と一体に成形するものであることを特徴
    とする請求項2に記載のインクコントロール集合体の製
    造方法。
JP2000379096A 2000-12-13 2000-12-13 インクコントロール集合体の製造方法 Expired - Lifetime JP4746180B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000379096A JP4746180B2 (ja) 2000-12-13 2000-12-13 インクコントロール集合体の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000379096A JP4746180B2 (ja) 2000-12-13 2000-12-13 インクコントロール集合体の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002178538A true JP2002178538A (ja) 2002-06-26
JP4746180B2 JP4746180B2 (ja) 2011-08-10

Family

ID=18847541

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000379096A Expired - Lifetime JP4746180B2 (ja) 2000-12-13 2000-12-13 インクコントロール集合体の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4746180B2 (ja)

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3098076A1 (en) 2015-05-25 2016-11-30 Canon Kabushiki Kaisha Manufacture method of liquid supply member and manufacture apparatus
EP3098050A1 (en) 2015-05-25 2016-11-30 Canon Kabushiki Kaisha Method for manufacturing liquid-ejecting head
CN106183426A (zh) * 2015-05-25 2016-12-07 佳能株式会社 液体供给构件的制造方法
CN106182607A (zh) * 2015-05-25 2016-12-07 佳能株式会社 液体供给构件的制造方法
JP2016215556A (ja) * 2015-05-25 2016-12-22 キヤノン株式会社 液体吐出ヘッドの製造方法
JP2016215563A (ja) * 2015-05-25 2016-12-22 キヤノン株式会社 モールド部品、モールド部品の製造方法、および金型
JP2018001453A (ja) * 2016-06-28 2018-01-11 キヤノン株式会社 液体供給部品の製造方法、製造装置、液体供給部品、および液体吐出ヘッド
US9931850B2 (en) 2015-05-25 2018-04-03 Canon Kabushiki Kaisha Manufacture method of liquid supply member, manufacture apparatus, and liquid supply member
JP2018083353A (ja) * 2016-11-24 2018-05-31 キヤノン株式会社 液体吐出ヘッドの製造方法および液体吐出ヘッド
KR20180097200A (ko) * 2017-02-22 2018-08-31 에이테크솔루션(주) D.s.i 공법을 이용한 후육부를 가진 투명제품 제작 금형 및 그 제작 방법
WO2019054195A1 (ja) * 2017-09-12 2019-03-21 キヤノン株式会社 液体容器、および液体容器の製造方法
US10434694B2 (en) 2016-06-30 2019-10-08 Canon Kabushiki Kaisha Resin molding method
US10906221B2 (en) 2016-07-29 2021-02-02 Canon Kabushiki Kaisha Manufacturing method of liquid supply member
US10926441B2 (en) 2016-07-29 2021-02-23 Canon Kabushiki Kaisha Liquid supply member and manufacturing method of liquid supply member
CN112406316A (zh) * 2016-08-12 2021-02-26 佳能株式会社 接合部件、接合部件的制造方法、墨罐以及墨盒
US11020887B2 (en) 2016-06-28 2021-06-01 Canon Kabushiki Kaisha Resin molding method

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0716872A (ja) * 1993-07-01 1995-01-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd ピン状体のインサート成形方法
JPH10119312A (ja) * 1996-09-02 1998-05-12 Brother Ind Ltd インクカートリッジ及びインクジェット記録装置
JPH11240168A (ja) * 1998-02-25 1999-09-07 Canon Inc インクタンク及び該インクタンクの製造方法
JP2000171285A (ja) * 1998-12-03 2000-06-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd 液量検出器とこれを用いた電子機器

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0716872A (ja) * 1993-07-01 1995-01-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd ピン状体のインサート成形方法
JPH10119312A (ja) * 1996-09-02 1998-05-12 Brother Ind Ltd インクカートリッジ及びインクジェット記録装置
JPH11240168A (ja) * 1998-02-25 1999-09-07 Canon Inc インクタンク及び該インクタンクの製造方法
JP2000171285A (ja) * 1998-12-03 2000-06-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd 液量検出器とこれを用いた電子機器

Cited By (34)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10307967B2 (en) 2015-05-25 2019-06-04 Canon Kabushiki Kaisha Method for manufacturing liquid-ejecting head
CN106183426A (zh) * 2015-05-25 2016-12-07 佳能株式会社 液体供给构件的制造方法
EP3098076A1 (en) 2015-05-25 2016-11-30 Canon Kabushiki Kaisha Manufacture method of liquid supply member and manufacture apparatus
CN106183427A (zh) * 2015-05-25 2016-12-07 佳能株式会社 液体供给构件的制造方法及制造设备
US10071512B2 (en) 2015-05-25 2018-09-11 Canon Kabushiki Kaisha Method for manufacturing liquid-ejecting head
CN106182607A (zh) * 2015-05-25 2016-12-07 佳能株式会社 液体供给构件的制造方法
JP2016215556A (ja) * 2015-05-25 2016-12-22 キヤノン株式会社 液体吐出ヘッドの製造方法
CN106182607B (zh) * 2015-05-25 2019-01-22 佳能株式会社 液体供给构件的制造方法
JP2016215554A (ja) * 2015-05-25 2016-12-22 キヤノン株式会社 液体供給部材の製造方法
US10513069B2 (en) 2015-05-25 2019-12-24 Canon Kabushiki Kaisha Method for manufacturing liquid supply member
US9931850B2 (en) 2015-05-25 2018-04-03 Canon Kabushiki Kaisha Manufacture method of liquid supply member, manufacture apparatus, and liquid supply member
KR102010121B1 (ko) * 2015-05-25 2019-08-12 캐논 가부시끼가이샤 액체 토출 헤드의 제조 방법
KR20160138348A (ko) * 2015-05-25 2016-12-05 캐논 가부시끼가이샤 액체 토출 헤드의 제조 방법
EP3098050A1 (en) 2015-05-25 2016-11-30 Canon Kabushiki Kaisha Method for manufacturing liquid-ejecting head
JP2016215563A (ja) * 2015-05-25 2016-12-22 キヤノン株式会社 モールド部品、モールド部品の製造方法、および金型
US10363692B2 (en) 2015-05-25 2019-07-30 Canon Kabushiki Kaisha Method for manufacturing liquid supply member
US10828812B2 (en) 2015-05-25 2020-11-10 Canon Kabushiki Kaisha Molded part, manufacturing method of molded part and mold
US10300643B2 (en) 2015-05-25 2019-05-28 Canon Kabushiki Kaisha Manufacture method of liquid supply member and manufacture apparatus
JP2018001453A (ja) * 2016-06-28 2018-01-11 キヤノン株式会社 液体供給部品の製造方法、製造装置、液体供給部品、および液体吐出ヘッド
US11020887B2 (en) 2016-06-28 2021-06-01 Canon Kabushiki Kaisha Resin molding method
US10434694B2 (en) 2016-06-30 2019-10-08 Canon Kabushiki Kaisha Resin molding method
US10926441B2 (en) 2016-07-29 2021-02-23 Canon Kabushiki Kaisha Liquid supply member and manufacturing method of liquid supply member
US10906221B2 (en) 2016-07-29 2021-02-02 Canon Kabushiki Kaisha Manufacturing method of liquid supply member
CN112406316A (zh) * 2016-08-12 2021-02-26 佳能株式会社 接合部件、接合部件的制造方法、墨罐以及墨盒
CN112406316B (zh) * 2016-08-12 2023-09-29 佳能株式会社 接合部件、接合部件的制造方法、墨罐以及墨盒
US10532574B2 (en) 2016-11-24 2020-01-14 Canon Kabushiki Kaisha Method of manufacturing liquid ejecting head, and liquid ejecting head
JP2018083353A (ja) * 2016-11-24 2018-05-31 キヤノン株式会社 液体吐出ヘッドの製造方法および液体吐出ヘッド
KR102007329B1 (ko) 2017-02-22 2019-08-07 에이테크솔루션(주) D.s.i 공법을 이용한 후육부를 가진 투명제품 제작 금형 및 그 제작 방법
KR20180097200A (ko) * 2017-02-22 2018-08-31 에이테크솔루션(주) D.s.i 공법을 이용한 후육부를 가진 투명제품 제작 금형 및 그 제작 방법
CN111065504A (zh) * 2017-09-12 2020-04-24 佳能株式会社 液体容器和液体容器的制造方法
JP2019051597A (ja) * 2017-09-12 2019-04-04 キヤノン株式会社 液体容器、および液体容器の製造方法
WO2019054195A1 (ja) * 2017-09-12 2019-03-21 キヤノン株式会社 液体容器、および液体容器の製造方法
JP7013180B2 (ja) 2017-09-12 2022-01-31 キヤノン株式会社 液体容器、および液体容器の製造方法
US11518577B2 (en) 2017-09-12 2022-12-06 Canon Kabushiki Kaisha Liquid container and manufacturing method of the same

Also Published As

Publication number Publication date
JP4746180B2 (ja) 2011-08-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002178538A (ja) インクコントロール集合体の製造方法
TW529992B (en) Method of manufacturing outer tube of injector
JP5605807B2 (ja) 発泡樹脂成形体の成形装置
JP2007185845A (ja) 可塑化装置及びその制御方法
JP2016215563A (ja) モールド部品、モールド部品の製造方法、および金型
JP2019206123A (ja) 液体吐出ヘッド及びその製造方法
US7459118B2 (en) Heated medium supplying method and structure for secondary molding of resin molded component
JP4897756B2 (ja) 中空成形品の成形方法および成形装置
JPH10202898A (ja) インクジェット記録装置及びその循環装置の製造方法
JP2008213253A (ja) 流体供給装置、流体噴射ヘッドならびに流体噴射装置
CN103568321B (zh) 发动机连接管形成装置及其形成方法
KR20080004164U (ko) 발포 수지 성형기용 금형틀
CN116690965B (zh) Fdm型增材打印喷头、打印喷头模组、增材打印控制方法
JP2000301573A (ja) 曲り樹脂管の射出成形型構造
CN219543839U (zh) 一种发泡定位结构及热水器
CN213533660U (zh) 一种精确合模的注塑模具
JPH06328488A (ja) ガス射出成形方法
KR100671817B1 (ko) 사출성형기용 노즐 및 제작방법
JPH054977Y2 (ja)
CN105269767A (zh) 用于注塑机的锁模单元
JP4778771B2 (ja) 射出成形方法
JPH06143356A (ja) 車両バンパ用射出成形型
JP5271675B2 (ja) プリプラ式射出装置
JP4663970B2 (ja) 真空ダイカスト装置および真空ダイカスト方法
JP4923774B2 (ja) 液状体吐出ヘッドの製造方法、液状体吐出ヘッド、液状体吐出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071203

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100713

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100810

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20100901

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20100901

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100922

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110216

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110328

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110420

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110513

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140520

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4746180

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term