JPH11240168A - インクタンク及び該インクタンクの製造方法 - Google Patents

インクタンク及び該インクタンクの製造方法

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JPH11240168A
JPH11240168A JP4347598A JP4347598A JPH11240168A JP H11240168 A JPH11240168 A JP H11240168A JP 4347598 A JP4347598 A JP 4347598A JP 4347598 A JP4347598 A JP 4347598A JP H11240168 A JPH11240168 A JP H11240168A
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Hidehisa Matsumoto
英久 松本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐衝撃性に優れたインクタンク及び該インク
タンクを製造ばらつきが少なく安価に提供しうるインク
タンクの製造方法を提供する。 【解決手段】 インクを保持する負圧発生部材と、該負
圧発生部材を収容する筐体を構成するための複数の枠体
と、を備えるインクタンクにおいて、前記複数の枠体同
士の接合部の少なくとも一部に、前記負圧発生部材が該
枠体と固着する固着部を有することを特徴とする。ま
た、複数の枠体を型内で成形する一次成形工程と、前記
複数の枠体の一つに前記負圧発生部材を挿入し、残りの
枠体を突き合わせて型締めするとともに突き合わせ部に
溶融樹脂を注入して固化させることで前記負圧発生部材
を前記筐体内に封入する二次成形工程と、によりインク
タンクを製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインクジェット記録
装置などに用いられる負圧発生部材を収納するインクタ
ンク及びインクタンクの製造方法に関し、具体的にはイ
ンクタンク自体をダイスライドインジェクションにより
製造するインクタンク及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、インクジェット記録装置に用いら
れるインクタンクには、インクジェット記録ヘッドに対
するインク供給性を良好なものにするなどの観点から、
インクタンク内に貯溜されるインクの保持力を調整する
ための構成が設けられているのが一般的である。この保
持力はインク吐出部の圧力を大気圧に対して負とするた
めのものであるから、負圧と呼ばれている。
【0003】このような負圧を発生させるための最も容
易な方法の一つとして、インクタンク内にウレタンフォ
ームやフェルトなどの多孔質インク保持体(以下、負圧
発生部材と称する)を備え、この負圧発生部材の毛管力
を利用する方法が挙げられる。
【0004】このように負圧発生部材が装填されたイン
クタンクにおいては、インクジェットヘッドへの確実な
インク供給を行なうために、インクジェットヘッドへイ
ンクを導出するインク導出管が負圧発生部材に十分に押
圧される構成が一般的である。
【0005】また、このようなインクタンクを製造する
に当たっては、負圧発生部材を収容する筐体を構成する
凹状の容器を射出成形などで成形し、別工程で負圧発生
部材を容器内部に挿入した後、蓋部材を容器に固着させ
ることで製造している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、上述した
現在のインクタンクは、液体供給システムとしては技術
的に完成しており、現時点の市場における要求は満足で
きるレベルにある。
【0007】しかしながら、近年ではインクジェット記
録装置の使用頻度が高くなっており、ランニングコスト
低減の観点からインクタンク、記録ヘッドそれぞれを分
離可能とし、使用時に一体化させる構成が使用されてい
る。
【0008】特にこのような形態において、少しでもイ
ンクタンクのランニングコストを下げるためにインクの
充填量を多くすればするほど、外部からの衝撃に対し、
負圧発生部材が筐体内で位置を変動しないように保持さ
れ、記録ヘッド部から液体を吐出し記録を行なう際に、
安定したインク供給が行えることが求められる。
【0009】このような課題を解決するために、筐体内
部に挿入する負圧発生部材の大きさを、筐体内部寸法よ
りも大きくする方法が知られているが、インクタンクの
形状によっては製造ばらつきが生じる恐れがあった。
【0010】さらに、一方では、使用済みのインクタン
クの増加に伴い、再利用やリサイクルといった、環境問
題に対する対応が求められている。特に原料としてのリ
サイクルを行なう場合の対応策の一つとしては、インク
タンクの構成部品がリサイクル可能であること、部品点
数が少ないことが好ましい。
【0011】以上のような観点から本発明者等は上述の
条件を満たすために、従来、負圧発生部材を収納するイ
ンクタンクの製造方法としては用いられなかったダイス
ライドインジェクションによる製造方法によってインク
タンクを製造することで、上述の課題を解決する、従来
にはない新規なインクタンクを発明するに至った。
【0012】本発明の目的は、従来とは異なる観点か
ら、筐体内寸よりも大きな負圧発生部材を用いることな
く、耐衝撃性に優れたインクタンク及び該インクタンク
を製造ばらつきが少なく安価に提供しうるインクタンク
の製造方法を提供することにある。
【0013】本発明の他の目的は、上記目的とあわせ
て、簡単な構成でありながら記録ヘッド部と分離可能な
インクジェットカートリッジに使用されるインクタンク
として、記録ヘッド部との着脱を繰り返す場合において
も、確実に結合し、安定したインク供給を実現できるイ
ンクタンクを提供することである。
【0014】本発明のさらに他の目的は、上記2つの目
的に加え、部品点数が少なく、リサイクル性に優れたイ
ンクタンクを提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明では、インクを保持する負圧発生部材と、
該負圧発生部材を収容する筐体を構成するための複数の
枠体と、を備えるインクタンクにおいて、前記複数の枠
体同士の接合部の少なくとも一部に、前記負圧発生部材
が該枠体と固着する固着部を有することを特徴とする。
【0016】上述のインクタンクによれば、筐体の一部
と負圧発生部材とが一体化していることで、外部からの
衝撃に対し、負圧発生部材の筐体内での位置を変動しな
いように保持することができるので、耐衝撃性に優れた
インクタンクを提供することができる。
【0017】上述のインクタンクは、単独でも上述した
目的を達成するものであるが、以下の条件の一つ、或い
は複数を満たすことで、さらにより好ましい形態とする
ことができる。
【0018】条件の一つとしては、前記固着部の近傍に
外部にインクを供給するためのインク供給口を設けるこ
とで、インク供給口部において記録ヘッドなどの外部へ
インクを供給するためのインク供給管を抜き差しする場
合でも負圧発生部材のずれをふせぐことができるので、
簡単な構成でありながら記録ヘッド部と分離可能なイン
クジェットカートリッジに使用されるインクタンクとし
て、記録ヘッド部との着脱を繰り返す場合においても、
確実に結合し、安定したインク供給を実現できるインク
タンクを提供することができる。
【0019】また、他の条件としては、前記容器、蓋部
材、負圧発生部材はいずれもオレフィン系の樹脂からな
ることで、接液性に優れると共にリサイクル性に優れた
インクタンクを提供することができる。
【0020】また、本発明のインクタンクの製造方法
は、インクを保持する負圧発生部材と、該負圧発生部材
を収容する筐体を構成するための複数の枠体と、を備え
るインクタンクの製造方法において、複数の枠体を型内
で成形する一次成形工程と、前記複数の枠体の一つに前
記負圧発生部材を挿入し、残りの枠体を突き合わせて型
締めするとともに突き合わせ部に溶融樹脂を注入して固
化させることで前記負圧発生部材を前記筐体内に封入す
る二次成形工程と、を有することを特徴とする。
【0021】上述の製造方法によれば、筐体の一部と負
圧発生部材とが一体化した耐衝撃性に優れたインクタン
クを、一台の射出成形機によりインクタンクを製造する
ことができるので、容易に自動化することで低コストで
インクタンクを提供することができるとともに、製造ば
らつきの少ないインクタンクを提供することができる。
【0022】なお、本発明において、インクとは、特に
断りのない限り、記録ヘッドから吐出され、記録時に被
記録媒体上などでインクと反応する処理液など、記録ヘ
ッドから吐出される他の記録液をも含む表現として用い
ることとする。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施例の詳細を
図面に基づいて説明する。
【0024】図1(a)は、本発明の液体収納容器の全
体斜視図、(b)は図1(a)の容器のA−A断面図、
(c)は本発明の液体収納容器の変形例を示すための概
略断面図である。
【0025】図1(a)及び(b)において、インクタ
ンク1は大気連通口4及びインク供給口5を有する筐体
2内に負圧発生部材1を収納している。ここで、筐体2
は、2つの枠体2a、2cから構成されており、枠体同
士の接合部において、負圧発生部材1が枠体2a、2c
と溶着した固着部としての溶着部2bを形成している。
【0026】このように、負圧発生部材がインクタンク
の筐体に固定されていることで、外部からの衝撃に対
し、負圧発生部材の筐体内での位置を変動しないように
保持することができる。
【0027】この溶着部の位置は、枠体により決定され
るが、図1(c)に示すインクタンク101のように、
インク供給口105に近いところに溶着部102bを設
けるように枠体102a、102cを設計することで、
不図示の記録ヘッドなどがいインク供給口に着脱を繰り
返すような場合においても、負圧発生部材の位置が変動
しないので、確実に結合し、安定したインク供給を実現
することができる。
【0028】なお、枠体の材料としては、互いに固着で
きるものであればどのようなものでもよいが、後述する
製造方法の観点からは熱可塑性樹脂が望ましい。熱可塑
性樹脂としては例えばポリエチレン、ポリ塩化ビニ
ル、、ポリスチレン、アクリロニトリル、ポリプロピレ
ン、ポリアミド、ポリアセタール、ポリエチレンテレフ
タラート、ポリカーボネイド、ポリフェニレンオキサイ
ド、ポリフェニレンフルフィド、ポリエーテルスルフォ
ン、ポリエーテルケトン、ポリエーテルイミド、ポリア
ミドイミド、ポリフルフォン、ナイロン、ポリイミド等
をあげることができる。
【0029】また、負圧発生部材としては、熱可塑性樹
脂を繊維状にしたものをフェルト状、あるいは単なる繊
維塊として用いることが望ましい。本実施例では互いに
溶着できるように枠体はオレフィン系の樹脂であるポリ
プロピレンで、負圧発生部材は同じくオレフィン系の樹
脂であるポリプロピレンとポリエチレンを繊維状にして
混合したものにより構成されている。本実施例のよう
に、枠体及び負圧発生部材をポリオレフィン系の樹脂に
より構成することで、容易にリサイクルしやすく、且
つ、インクに対する接液性に優れたインクタンクを提供
することができる。
【0030】次にこのようなインクタンクを製造する方
法を説明する。図2はインクタンクの成形用金型を示す
縦断面図であり、図3〜図9は図2に示す金型を用いた
インクタンクの成形方法を説明するための各工程におけ
る金型の状態を示す縦断面図である。
【0031】図2に示すように、本願発明の製造方法に
用いられる成形用金型6は固定型7、スライド型8、及
び可動型9から構成されている。スライド型8は固定型
7に密着した状態を保ちながら油圧又は空気圧によって
作動されるシリンダー10により上下にスライドされる
ようになっている。固定型7にはその中心に溶融樹脂を
導くスプルー11が設けられている。そしてスライド型
8にはそれが下方位置にあるときにそのスプルー11と
連続する中央のサブスプルー12と下方位置に移動した
ときにそのスプルー11と連続する下方のサブスプルー
13とが設けられている。
【0032】スライド型8の型合わせ面には中央のサブ
スプルー12の上下の対象位置に雄型14と雌型15と
が設けられている。この雄型14はインクタンクの枠体
2の内面側を形成するものであり、雌型15はインクタ
ンクの枠体3の外面側を形成するものである。
【0033】一方、可動型9の型合わせ面にはスライド
型8が下方位置にあるときにその雄型14と雌型15に
それぞれ対向する雌型16及び雄型17が設けられてい
る。この雌型16はインクタンクの枠体2の外面側を形
成するものであり、雄型17はインクタンクの枠体3の
内面側を形成するものである。そして可動型9の雌型1
6はスライド型8が上方位置にあるときにはスライド型
8側の雌型15に対向するようにされている。
【0034】こうしてスライド型8が下方位置にあり、
可動型9がこれに型合わせされているときにはスライド
型8と可動型9との間に各雄型14、17と各雌型1
6、15とによってそれぞれ囲まれる一対のキャビティ
18,19が形成されるようになっている。このとき各
雌型16、15の端部、すなわちこれらキャビティ1
8,19には可動型9に形成されたランナー20及びゲ
ート21,22を通してスライド型8の中央のサブスプ
ルー12が連通するようになっている。
【0035】またスライド型8が下方位置にあり、可動
型9がこれに型合わせされているときには、そのスライ
ド型8及び可動型9の各雌型16、15が互いに突き合
わされその雌型16、15の端縁部に可動型9のランナ
ー20及びゲート21を通して下方のサブスプルー13
が連通するようにされている。各雄型14、17の周縁
部には各雌型16、15の周端縁部上にはめ合わされる
小さな突起23,24が設けられている。
【0036】上述した製造装置において、インクタンク
は以下のように製造される。
【0037】溶融樹脂を射出すると固定型7のスプルー
11及びスライド型8の中央のサブスプルー12を通っ
て、ランナー20及びゲート21,22から両方のキャ
ビティ18,19に導かれ図3に示されるようにキャビ
ティ18,19内に充填される。こうして、各キャビテ
ィ18,19において、中空成形品の二つ割り枠体5,
3がそれぞれ成形される。
【0038】枠体5,3の冷却固化後、型開閉装置によ
って、図4に示されているように可動型9をスライド型
8から離隔させる。すると、各雄型14、17がその枠
体5,3から離脱し、各枠体5,3はそれぞれ雌型1
5、16側に残る。この型開き時、金型6のスプルー1
1、サブスプルー12及びランナー20内等で固化した
樹脂スプルーランナ部33は、金型6から突き出され、
そのゲート21,22に対応する部分で分離されて落下
する。
【0039】このようにして得られた枠体5,3は、各
端面が互いに突き合わされる突き合わせ面5a,3aと
なる。そして、突き合わせ面5a,3aの周縁には、雄
型14、17の突起23,24によって溝5b,5bが
形成されている。
【0040】次いで、図5に示されているように、シリ
ンダー10を収縮させ、スライド型8を上方位置に移動
させる。すると、スライド型8の雌型15と可動型9の
雌型16とが対向し、その雌型15、16に残された枠
体3,5が互いに対向する状態となる。そして、このと
きには、スライド型8の下方のサブスプルー13が固定
型7のスプルー11に連続するようになる。
【0041】この状態で繊維吸収体1が枠体5の内部に
挿入される。この時、繊維吸収体1の一部が枠体5の内
部より大きくなるように設定され、突起1aを有してい
る。この突起1aは枠体5の突起5aに当接される。
【0042】この状態で可動型9をスライド型8側に移
動させ、図6に示されているようにこれらを型合わせす
る。すると、枠体5の内部に挿入された繊維吸収体1の
突起1aと枠体3の突起3bが互いに突き合わされる。
そして、その突き合わせ部の周囲には、溝5b,3bに
よる空間が形成される。この空間はゲート21及びラン
ナー20を介してサブスプルー13に連通している。
【0043】したがって、溶融樹脂を射出すると、固定
型7のスプルー11、スライド型8の下方のサブスプル
ー13、ランナー20及びゲート21を通して、図7に
示されているように各枠体5,3及び繊維吸収体1の突
起1aの突き合わせ周縁部に充填される。そして、その
周縁部樹脂4によって、各枠体5,3及び繊維吸収体1
の突起1a溶融接合される。
【0044】周縁部樹脂4の冷却固化後、図8に示され
ているように、再び型開閉装置によってスライド型8と
可動型9との型開きをする。そして、各枠体5,3及び
繊維吸収体1が突き合わせ溶着され、繊維吸収体1が封
入され一つの完全密封成形品として完成されたインクタ
ンク容器30を金型6から取り出す。
【0045】このとき、金型6のスプルー11、サブス
プルー13及びランナー20内等で固化した樹脂スプル
ーランナー部35は、そのゲート21、22に対応する
部分から分離される。
【0046】このようにして、インクタンク容器30を
取り外した後、図9に示されているように、再びシリン
ダー10を伸長させ、スライド型8を下方位置に移動さ
せる。そして、可動型9をスライド型8に型合わせす
る。すると、再び図2の状態へ戻る。こうして、次の成
形品の成形工程へと移行する。
【0047】このような一連の成形工程を繰り返すこと
により、インクタンク容器30は連続的に成形されるよ
うになる。しかも、その成形工程はスライド型8の上下
スライド、可動型9の前後移動による型合わせ及び型開
き、溶融樹脂の射出、繊維吸収体1の挿入、という工程
によって構成されるので、その全行程の自動化も行うこ
とができる。したがって、インクタンク容器30の量産
が可能となる。
【0048】そして、二つ割りの枠体5,3をそれぞれ
射出成形し、繊維吸収体1を挿入してそれらをつきあわ
せ溶着するようにするものであるので、インクタンク容
器30の肉厚や形状の自由度は大きく、しかもその溶着
は金型6及び成形機を用いて行われるので、その工程が
簡素化されるとともに、十分な溶着強度を得ることがで
きる。
【0049】なお、上記実施例においては、スライド型
8と可動型9によって一対のキャビティ18,19が形
成され、それによって一個のインクタンク容器30が得
られるものとしているが、このキャビティ18,19が
多数形成されそれによって多数のインクタンク容器30
が得られるようにすることもできる。また、内部に収容
される負圧発生部材は、かならずしも突き当て部におい
て枠体の外方へ突出している必要はなく、溶融樹脂を注
入することにより枠体に固定されるものであればよい。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
筐体の一部と負圧発生部材とが一体化していることで、
外部からの衝撃に対し、負圧発生部材の筐体内での位置
を変動しないように保持することができるので、耐衝撃
性に優れたインクタンクを提供することができる。
【0051】また、筐体の一部と負圧発生部材とが一体
化した耐衝撃性に優れたインクタンクを、一台の射出成
形機によりインクタンクを製造することができるので、
容易に自動化することで低コストでインクタンクを提供
することができるとともに、製造ばらつきの少ないイン
クタンクを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の液体収納容器の全体斜視
図、(b)は図1(a)の容器のA−A断面図、(c)
は本発明の液体収納容器の変形例を示すための概略断面
図である。
【図2】インクタンクの成形用金型を示す縦断面図であ
る。
【図3】図2に示す金型を用いたインクタンクの成形方
法を説明するための断面図である。
【図4】図2に示す金型を用いたインクタンクの成形方
法を説明するための断面説明図である。
【図5】図2に示す金型を用いたインクタンクの成形方
法を説明するための断面説明図である。
【図6】図2に示す金型を用いたインクタンクの成形方
法を説明するための断面説明図である。
【図7】図2に示す金型を用いたインクタンクの成形方
法を説明するための断面説明図である。
【図8】図2に示す金型を用いたインクタンクの成形方
法を説明するための断面説明図である。
【図9】図2に示す金型を用いたインクタンクの成形方
法を説明するための断面説明図である。
【符号の説明】
1 負圧発生部材 2,3 枠体 6 金型 7 固定型 8 スライド型 9 可動型 10 シリンダー 11 スプルー 12,13 サブスプルー 14,17 雄型 15,16 雌型 18,19 キャビティ 17,24 突起 30 インクタンク

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを保持する負圧発生部材と、該負
    圧発生部材を収容する筐体を構成するための複数の枠体
    と、を備えるインクタンクにおいて、 前記複数の枠体同士の接合部の少なくとも一部に、前記
    負圧発生部材が該枠体と固着する固着部を有することを
    特徴とするインクタンク。
  2. 【請求項2】 前記固着部の近傍に外部にインクを供給
    するためのインク供給口を設けることを特徴とする請求
    項1に記載のインクタンク。
  3. 【請求項3】 前記固着部において、前記容器、蓋部
    材、負圧発生部材が互いに溶着していることを特徴とす
    る請求項1に記載のインクタンク。
  4. 【請求項4】 前記容器、蓋部材、負圧発生部材はいず
    れもオレフィン系の樹脂からなることを特徴とする請求
    項1に記載のインクタンク。
  5. 【請求項5】 前記負圧発生部材は熱可塑性樹脂からな
    る繊維からなることを特徴とする請求項1に記載のイン
    クタンク。
  6. 【請求項6】 インクを保持する負圧発生部材と、該負
    圧発生部材を収容する筐体を構成するための複数の枠体
    と、を備えるインクタンクの製造方法において、 複数の枠体を型内で成形する一次成形工程と、 前記複数の枠体の一つに前記負圧発生部材を挿入し、残
    りの枠体を突き合わせて型締めするとともに突き合わせ
    部に溶融樹脂を注入して固化させることで前記負圧発生
    部材を前記筐体内に封入する二次成形工程と、 を有することを特徴とするインクタンクの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記負圧発生部材は熱可塑性樹脂からな
    るとともに、前記二次成形工程で前記突き合わせ部から
    突出していることを特徴とする請求項6に記載のインク
    タンクの製造方法。
JP4347598A 1998-02-25 1998-02-25 インクタンク及び該インクタンクの製造方法 Withdrawn JPH11240168A (ja)

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