JP2002178220A - 切断機の切断材位置決め装置 - Google Patents

切断機の切断材位置決め装置

Info

Publication number
JP2002178220A
JP2002178220A JP2000379435A JP2000379435A JP2002178220A JP 2002178220 A JP2002178220 A JP 2002178220A JP 2000379435 A JP2000379435 A JP 2000379435A JP 2000379435 A JP2000379435 A JP 2000379435A JP 2002178220 A JP2002178220 A JP 2002178220A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutting
laser beam
laser
light
blade
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000379435A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4286445B2 (ja
Inventor
Takayoshi Kondo
隆義 近藤
Hideki Shinose
英樹 篠瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Makita Corp
Original Assignee
Makita Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Makita Corp filed Critical Makita Corp
Priority to JP2000379435A priority Critical patent/JP4286445B2/ja
Publication of JP2002178220A publication Critical patent/JP2002178220A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4286445B2 publication Critical patent/JP4286445B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sawing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 切断材のスミ線(切断部位)をレーザー光に
位置合わせして該切断材を切断刃に対して位置決めする
レーザー照射式の切断材位置決め装置が提供されている
が、従来のものは切断作業時においても切断部位にレー
ザー光が照射されていたため切断部位が見づらいという
問題があった。本発明では、切断時にはレーザー光が照
射されないため、切断部位を見やすい切断材位置決め装
置を提供する。 【解決手段】 テーブル3を傾動支持する支柱7にレー
ザー光Lを照射するレーザー発振器21,22を取り付
ける一方、マルノコ本体10にレーザー光Lを遮光する
遮光部材23を取り付け、マルノコ本体10が下動する
とレーザー光Lが遮光部材23により遮光される構成と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば卓上マル
ノコ盤等の切断機において、切断材に描いたスミ線(切
断部位)に切断刃を位置決めするための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、上記卓上マルノコ盤は、切断材
を固定するためのテーブルと、モータにより回転する切
断刃を有し、該テーブルに対して上下動可能に設けられ
た切断機本体を備え、テーブル上に切断材を固定して切
断刃を回転させつつ切断機本体を下動させて該切断材を
切断する構成となっている。この卓上マルノコ盤におい
て、切断刃に対して切断材を位置決めした状態でテーブ
ル上に固定するために、通常切断材に予め切断部位を示
すスミ線を描いておき、このスミ線を切断刃に対して位
置合わせした状態で該切断材をテーブル上に固定してい
る。従来、スミ線の位置合わせ(切断材の位置決め)を
正確かつ簡単に行うために、テーブル側または切断機本
体側取り付けたレーザー発振器から切断材に向けてレー
ザー光を照射し、該レーザー光にスミ線を位置合わせす
ることにより間接的にスミ線ひいては切断材を切断刃に
対して位置決めするレーザー式位置決め装置が提供され
ている。このレーザー式位置決め装置に関する技術が、
例えば特開2000−225603に開示されている。
この従来のレーザー式位置決め装置は、切断機本体を傾
動支持するためにテーブルの後部に立ち上げ状態に設け
た支柱の前面にレーザー発信器を取り付け、このレーザ
ー発信器から斜め下方にセットした切断材に向けてレー
ザー光を照射する構成となっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の位置決め装置によれば、切断機本体を下方へ移動さ
せて切断刃により切断作業を行っている段階において
も、レーザー発振器自体を停止させない限り切断部位に
レーザー光が照射されたままであるため、該レーザー光
が邪魔になって切断部位を目視しづらいという問題があ
った。本発明は、レーザー発振器をいちいち停止させる
ことなく、不必要時には切断部位へのレーザー光が遮光
等されて切断部位が見やすくなり、これにより効率のよ
い切断作業を行うことができる切断材位置決め装置を提
供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】このため、本発明は前記
各請求項に記載した構成の切断材位置決め装置とした。
請求項1記載の切断材位置決め装置によれば、切断材を
切断するために切断機本体を下動させると、遮光部材に
よりレーザー光が遮光されて切断材の切断部位には照射
されない状態となる。従って、切断刃により切断材を切
断する実際の切断作業の段階では切断部位にレーザー光
が照射されないので、従来のように切断部位が見づらい
という問題はなくなり、効率のよい切断作業を行うこと
ができる。なお、切断材の切断部位には、通常予めスミ
線が描かれており、このスミ線をレーザー光に位置合わ
せすることにより、切断材が切断刃に対して位置決めさ
れる。
【0005】請求項2記載の切断材位置決め装置によれ
ば、切断作業を開始するために切断機本体のメインスイ
ッチをオンして切断刃の切断動作を開始するとレーザー
発振器が停止してレーザー光が照射されなくなるので、
上記と同様切断作業中に切断部位が見づらいという問題
はなくなり、従って効率のよい切断作業を行うことがで
きる。メインスイッチをオフして切断刃の切断動作を停
止するとレーザー発振器から切断材の切断部位に向けて
レーザー光が照射されるので、従来どおり位置決めを正
確かつ容易に行うことができる。
【0006】例えば、前記卓上マルノコ盤の場合、切断
刃を回転させる電動モータを起動させるためのメインス
イッチに連動して、レーザー発振器を作動、停止させる
構成とすることができる。すなわち、メインスイッチを
オンして切断刃を回転させると、レーザー発振器が停止
して切断材の切断部位へのレーザー光の照射が停止され
る構成とすることができる。メインスイッチをオフして
切断刃を停止させると、レーザー発振器が再度作動して
切断部位へのレーザー光の照射が再開される。この場
合、メインスイッチを含む電動モータの制御回路にレー
ザー発振器を組み込み、適宜公知のリレー等を用いるこ
とによりメインスイッチがオンになるとレーザー発振器
への電源供給が遮断される構成とすればよい。なお、レ
ーザー発振器専用のスイッチを設け、この発振器用スイ
ッチをオンした状態でメインスイッチに連動して作動停
止する構成とし、この発振器用をオフさせることにより
メインスイッチの状態に関係なく、当該レーザー発振器
を停止させておくことができる。
【0007】請求項3記載の切断材位置決め装置によれ
ば、切断機本体の下動に伴ってレーザー光の照射方向
(照射範囲)が変化して、遅くとも切断刃が切断材に接
触する切断作業の段階では該照射範囲が切断部位から外
れて、該切断部位にレーザー光が照射されない状態とな
るので、上記と同様従来のように切断部位が見づらくな
ることはなく、これにより効率のよい切断作業を行うこ
とができる。切断機が例えば卓上マルノコ盤であって、
テーブルに対してマルノコ本体が上下に傾動する構成の
場合、該マルノコ本体の傾動支持部にリンク機構やギヤ
列を介してレーザー発振器を取り付けることにより、マ
ルノコ本体の傾動角度に対してレーザー発振器の傾動角
度ひいてはレーザー光の照射方向の変化を増速または減
速させることができ、これによりマルノコ本体の位置に
対してレーザー光の照射方向を任意に設定することがで
きる。請求項4記載の切断材位置決め装置によれば、メ
インスイッチをオンして実際の切断作業を行う段階で、
レーザー光が遮光されて切断部位に照射されない状態と
なるので、上記と同様従来のように切断部位が見づらく
なることはなく、これにより効率のよい切断作業を行う
ことができる。メインスイッチをオフすると、切断部位
にレーザー光が照射されて切断材を切断刃に対して位置
決めをすることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図1〜
図4に基づいて説明する。図1は、切断機の一例として
の卓上マルノコ盤1を示している。本実施形態の卓上マ
ルノコ盤1は、レーザー照射式の切断材位置決め装置2
0を備え、この切断材位置決め装置20に特徴を有して
いる。従って、卓上マルノコ盤1の基本的な構成につい
ては、従来構成と同様であり本発明の実施にあたり特に
変更を要しないが、以下簡単に説明する。この卓上マル
ノコ盤1は、切断材Wを載置するベース2と、該ベース
2を回転可能に支持するテーブル3と、該テーブル3の
上方に位置して上下に傾動可能に支持されたマルノコ本
体10を備えている。ベース2には、切断材Wをテーブ
ル3上に固定するためのクランプ装置が設けられてい
る。図ではこのクランプ装置は省略されている。テーブ
ル3の上面には切断材Wを当接させて図示左方への位置
決めをするためのフェンス4が取り付けられている。こ
のフェンス4の当接面4a(図示右端面)はテーブル3
の回転中心に一致している。このテーブル3の後部には
前後スライド機構5が取り付けられ、該前後スライド機
構5の後部には左右傾動機構6が取り付けられ、該左右
傾動機構6により左右(図において紙面に直交する方
向)に傾動可能に支持されたL字形の支柱7の先端にマ
ルノコ本体10が傾動支持軸8を中心にして上下に傾動
可能に支持されている。
【0009】前後スライド機構5は、テーブル3の下面
側に取り付けたスライドベアリング(図示省略)を介し
て前後方向(図において左右方向)にスライド可能に設
けた相互に平行な2本のスライドバー5a,5aを備え
ている。両スライドバー5a,5aのスライド位置は、
固定ねじ5bを締め込むことにより固定される。この両
スライドバー5a,5aの後端に左右傾動機構6が取り
付けられている。この左右傾動機構6により支柱7の基
端部が左右に傾動可能に支持されている。支柱7の傾動
中心は、テーブル3の上面を通る面上に位置している。
支柱7の傾動位置は固定レバー7aを締め込むことによ
り固定される。この前後スライド機構5、左右傾動機構
6および傾動支持軸8により、マルノコ本体10は、テ
ーブル3に対して(従って切断材Wに対して)前後方向
にスライド可能であり、かつ左右方向に傾動可能であ
り、かつ上下に傾動可能に支持されている。
【0010】マルノコ本体10は、図示省略した電動モ
ータにより回転する円形の切断刃11を備えている。切
断刃11は、図において時計回り方向に回転する。切断
刃11の回転方向が、該切断刃11の上側半周の範囲を
覆うブレードケース12に矢印12aにより表示されて
いる。切断刃11の下側半周の範囲は、ブレードカバー
13に覆われている。このブレードカバー13は、当該
マルノコ本体10の上下傾動動作に連動して開閉され
る。ブレードカバー13の開閉動作の連動は、リンクア
ーム13aによりなされるが、これについては公知の技
術であるので詳述しない。マルノコ本体10の上部に
は、D型のハンドル14が設けられている。このハンド
ル14の内周側にメインスイッチ(図示省略)をオン操
作するためのトリガ15が配置されている。使用者は、
このハンドル14を把持して当該マルノコ本体10を上
下に傾動させる。マルノコ本体10を下動させ、またト
リガ15をオン操作して回転する切断刃11を切断材W
に押し付けることにより該切断材Wが切断される。
【0011】さて、本実施形態の切断材位置決め装置2
0は、レーザー発振器21とレーザー光Lを照射する照
射ノズル22と、該レーザー光Lを遮光する遮光部材
(集塵壁23)を備えている。レーザー発振器21は、
上記支柱7の先端側に取り付けられている。このレーザ
ー発振器21への電源供給は、図示省略したスイッチに
よオンオフされる。以下、このスイッチを特にレーザー
光スイッチという。このレーザー発振器21により生成
されたレーザー光は、同じく支柱7の先端側に取り付け
た照射ノズル22を経て照射される。照射ノズル22
は、図示するようにテーブル3上にセットした切断材W
の上面に向けられている。従って、レーザー光Lは、切
断材Wの後ろ側斜め上方から該切断材Wの上面に照射さ
れる。このレーザー光Lは、約0.8mm程度の細い線
になって切断材Wの上面に照射され、その照射位置は、
切断刃11の左側面(図示手前側の面)を通る面上に位
置している。なお、レーザー光Lの照射位置は、照射ノ
ズル22を平行移動させることにより切断刃11の右側
面またはその板厚方向中央を通る面上に設定することも
できる。上記レーザー光Lが、切断材Wの上面に予め描
いたスミ線(切断部位)に一致するよう当該切断材Wを
フェンス4に沿って平行移動させて位置決めする。スミ
線にレーザー光Lが一致するように位置決めされた切断
材Wは、クランプ装置によりテーブル3上に固定され
る。
【0012】一方、マルノコ本体10の下面側であっ
て、切断刃11の後ろ側には、切断刃11の回転により
巻き上げられる切り粉を受けるための集塵壁23が取り
付けられている。この集塵壁23の上部は、図2に示す
ようにマルノコ本体10の背面側に設けた排出口16に
連通されている。切断刃11の回転により巻き上げられ
た切り粉は、集塵壁23に受けられた後排出口16に装
着した集塵袋(図示省略)に集塵される。この集塵壁2
3はU字形を有しており、その底壁23aが後ろ側とな
る向きに当該集塵壁23が取り付けられている。この底
壁23aは、図1に示すようにマルノコ本体10を上端
位置に位置させた状態では、上記レーザー光Lの照射範
囲から外れる位置に配置されている。しかしながら、図
3に示すようにマルノコ本体10を下動させて、切断刃
11が切断材Wに接触する状態になると、レーザー光L
の照射範囲に集塵壁23の底壁23aが入り込み、これ
により該レーザー光Lが遮光され、その結果切断材Wの
上面に照射されない状態となる。このことから、本実施
形態における集塵壁23(特に底壁23a)が特許請求
の範囲に記載した遮光部材の一例に相当する。当該卓上
マルノコ盤1の不使用時には、レーザー光スイッチをオ
フしておくことにより、マルノコ本体10を上端位置に
位置させてもレーザー発振器21に電源が供給されない
ので、レーザー光は照射されず、この状態で当該卓上マ
ルノコ盤1を保管しておくことができる。
【0013】以上のように構成した切断材位置決め装置
20によれば、図示省略したレーザー光スイッチをオン
して照射ノズル22から常時レーザー光Lが照射された
状態としておくと、マルノコ本体10を図1に示すよう
に上端位置に位置させると、レーザー光Lが切断材Wの
上面に照射される。この状態で、切断材Wの上面に予め
描いたスミ線(切断部)をレーザー光Lの照射位置に合
わせることにより、該切断材Wの切断部が切断刃11の
真下に位置決めされる。位置決めした切断材Wはベース
2のクランプ装置によりテーブル3上に固定される。こ
うして切断材Wを位置決め固定した後、マルノコ本体1
0を下動させて切断刃11を切断材Wに接近させるとと
もに、トリガ15を引き操作して切断刃11を回転させ
る。さらにマルノコ本体10を下動させて回転する切断
刃11を切断材Wの切断部位に押し付けることにより該
切断材Wが切断される。切断材Wを切断するためにマル
ノコ本体10を下動させる途中の段階において、集塵壁
23の底面23aによりレーザー光Lが遮光され、切断
材Wの上面に照射されない状態となる。このため、切断
材Wが切断刃11により切断される段階では、切断材W
にレーザー光Lは照射されないので、従来のように切断
部位がレーザー光Lに照らされて見づらくなる問題は発
生せず、これにより効率のよい切断作業を行うことがで
きる。
【0014】以上説明した実施形態(第1実施形態)
は、請求項1に記載した発明の実施形態に相当する。こ
れには様々な変更を加えることができ、それぞれの構成
により上記第1実施形態と同様の作用効果を得ることが
できる。例えば、以下説明する第2実施形態が請求項2
に記載した発明の実施形態に相当する。この第2実施形
態の切断材位置決め装置は、前記第1実施形態と同じレ
ーザー発振器21と照射ノズル22を支柱7の先端側に
取り付けた構成を有している。但し、第1実施形態にお
ける遮光部材に相当する部材は備えておらず、集塵壁2
3は、単に飛散する切り粉を集塵するための壁部として
のみ機能する。この第2実施形態では、遮光部材により
レーザー光Lを遮光するのではなく、メインスイッチ3
2(トリガ15のオン操作)に連動して、レーザー発振
器34をオンオフすることを特徴としている。このため
の制御回路30が図4に示されている。
【0015】この制御回路30によれば、レーザー光ス
イッチ31をオンした状態で、メインスイッチ32をオ
フした状態(トリガ15を引き操作しない状態)では、
リレー33には通電されない。このリレー33には、通
電されてオンすると回路を開くタイプのものが用いられ
ている。このため、メインスイッチ32がオフの状態で
は、リレー33がオフするため回路が閉じられてレーザ
ー発振器34に電源が供給され、これにより照射ノズル
35からレーザー光Lが照射される。この第2実施形態
においても、レーザー光Lがテーブル3上にセットした
切断材Wの上面に照射され、予め描いたスミ線をレーザ
ー光Lに一致させることにより該切断材Wを切断刃11
に位置決めすることができる。切断作業を開始するため
にトリガ15を引き操作してメインスイッチ32をオン
すると、電動モータ36が起動して切断刃11が回転す
る。これとともに、リレー33がオンして回路が開か
れ、従ってレーザー発振器34への電源供給が遮断され
て、照射ノズル35からレーザー光Lが照射されなくな
る。このため、切断刃11を切断材Wに押し当てて切断
作業をする段階では、切断材Wにレーザー光Lは照射さ
れず、従って前記第1実施形態と同様切断部位が見づら
くなる問題は発生せず、これにより効率のよい切断作業
を行うことができる。また、当該卓上マルノコ盤1の不
使用時等には、レーザー光スイッチ31をオフしておけ
ば、メインスイッチのオンオフに関係なくレーザー光L
は照射されない。なお、図4中、符号37は交流電源を
示している。また、符号38はメインスイッチ32がオ
フされると作動して電動モータ36を回転不能にロック
するブレーキ装置(ブレーキ巻き線)を示し、符号3
9,39は電動モータ36のフィールドコイルを示して
いる。
【0016】次に、マルノコ本体10側にレーザー発振
器および照射ノズルを取り付け、マルノコ本体10を上
端位置に位置させた状態では照射ノズルから切断材Wの
上面にレーザー光Lが照射されて該切断材Wを位置決め
することができ、マルノコ本体10を下方に傾動させる
と照射ノズルが一体で移動してレーザー光Lの照射方向
が変位し、切断刃11が切断材Wに接触する段階でレー
ザー光Lの照射範囲が切断材Wの上面から外れる構成と
することができる。これが請求項3に記載した発明の実
施形態(第3実施形態)に相当する。この第3実施形態
の切断材位置決め装置によっても、マルノコ本体10を
下動させて切断刃11を切断材Wに接触させる時点で、
レーザー光Lの照射範囲が切断材Wの上面から外れてい
るので、該レーザー光Lによって切断部位が照射される
ことがなく、従って従来のように切断部位が見づらくな
る等の問題が生ずることはなく、これにより効率のよい
切断作業を行うことができる。この第3実施形態の構成
の場合、照射ノズルをマルノコ本体10に一体に取り付
ける構成とするほか、ギヤ列あるいはリンクアームを介
在させて照射ノズルを取り付け、これによりマルノコ本
体10の傾動動作を増幅して照射ノズルに伝達する構成
とすることができる。
【0017】次に、前記第2実施形態では、メインスイ
ッチ32のオンによりレーザー発振器34への電源供給
を遮断する構成を例示したが、メインスイッチ32のオ
ンによりレーザー光Lの照射範囲に張り出して該レーザ
ー光Lを遮光する遮光板を設ける構成(第4実施形態)
とすることにより前記第1〜第3実施形態と同様の作用
効果を得ることができる。この第4実施形態が請求項4
に記載した発明の実施形態に相当する。この第4実施形
態の場合、遮光板はソレノイドアクチュエータを用いる
ことによりメインスイッチ32のオンオフに連動してレ
ーザー光Lの照射範囲に出没可能に設けることができ
る。また、照射ノズル、レーザー発振器、遮光板および
ソレノイドアクチュエータは、マルノコ本体10側若し
くは支柱7側の何れに設けてもよい。
【0018】以上説明した各実施形態は、切断機として
マルノコ本体10が上下に傾動する卓上マルノコ盤1を
例示したが、第1、第2および第4実施形態については
マルノコ本体が上下に平行移動する形態のマルノコ盤に
も適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す図であり、卓上マ
ルノコ盤の側面図である。本図は、レーザー光が切断材
の上面に照射された状態を示している。
【図2】マルノコ本体の傾動支持部周辺であって、レー
ザー発振器および照射ノズル取り付け部周辺の側面図で
ある。本図では、照射ノズル取り付け部周辺および遮光
部材取り付け部周辺が断面図で示されている。
【図3】第1実施形態を示す図であり、卓上マルノコ盤
の側面図である。本図は、マルノコ本体が下動してレー
ザー光が遮光部材により遮光された状態を示している。
【図4】第2実施形態の切断材位置決め装置の制御回路
を示す図である。
【符号の説明】
1…卓上マルノコ盤(切断機) 3…テーブル 5…前後スライド機構、6…左右傾動機構 7…支柱、8…傾動支持軸 10…マルノコ本体、11…切断刃、15…トリガ 20…切断材位置決め装置 21…レーザー発振器 22…照射ノズル 23…集塵壁(遮光部材)、23a…底壁 L…レーザー光

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 切断材を載置するテーブルと、該テーブ
    ルに対して上下動可能に設けられ、前記切断材を切断す
    るための切断刃を有する切断機本体を備えた切断機にお
    いて、前記切断材の切断部位にレーザー光を照射し、該
    レーザー光に前記切断部位を位置合わせして該切断部位
    を前記切断刃に間接的に位置決めする装置であって、 前記切断機本体に前記レーザー光を遮光する遮光部材を
    設けて、前記切断機本体を下動させると前記レーザー光
    が前記遮光部材により遮光される構成とした切断材位置
    決め装置。
  2. 【請求項2】 切断材を載置するテーブルと、該テーブ
    ルに対して上下動可能に設けられ、前記切断材を切断す
    るための切断刃を有する切断機本体を備えた切断機にお
    いて、前記切断材の切断部位にレーザー光を照射し、該
    レーザー光に前記切断部位を位置合わせして該切断部位
    を前記切断刃に間接的に位置決めする装置であって、 前記切断機本体のメインスイッチがオンした状態では前
    記レーザー光を照射するレーザー発振器を停止させ、前
    記メインスイッチがオフの状態で前記レーザー発振器を
    作動させる構成とした切断材位置決め装置。
  3. 【請求項3】 切断材を載置するテーブルと、該テーブ
    ルに対して上下動可能に設けられ、前記切断材を切断す
    るための切断刃を有する切断機本体を備えた切断機にお
    いて、前記切断材の切断部位にレーザー光を照射し、該
    レーザー光に前記切断部位を位置合わせして該切断部位
    を前記切断刃に間接的に位置決めする装置であって、 前記切断機本体から前記レーザー光を照射し、該切断機
    本体を下動させると前記レーザー光の照射方向が変化し
    て前記切断部位から外れる構成とした切断位置決め装
    置。
  4. 【請求項4】 切断材を載置するテーブルと、該テーブ
    ルに対して上下動可能に設けられ、前記切断材を切断す
    るための切断刃を有する切断機本体を備えた切断機にお
    いて、前記切断材の切断部位にレーザー光を照射し、該
    レーザー光に前記切断部位を位置合わせして該切断部位
    を前記切断刃に間接的に位置決めする装置であって、 前記切断材の切断部位にレーザー光を照射するレーザー
    発振器と、前記切断機本体のメインスイッチのオンオフ
    に連動して移動する遮光板を備え、前記メインスイッチ
    がオンすると前記遮光板が前記レーザー光の照射範囲内
    に移動して前記レーザー光を遮光し、前記メインスイッ
    チがオフすると前記遮光板が前記レーザー光の照射範囲
    から外れて前記切断部位にレーザー光を照射可能となる
    構成とした切断材位置決め装置。
JP2000379435A 2000-12-13 2000-12-13 切断機の切断材位置決め装置 Expired - Lifetime JP4286445B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000379435A JP4286445B2 (ja) 2000-12-13 2000-12-13 切断機の切断材位置決め装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000379435A JP4286445B2 (ja) 2000-12-13 2000-12-13 切断機の切断材位置決め装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002178220A true JP2002178220A (ja) 2002-06-25
JP4286445B2 JP4286445B2 (ja) 2009-07-01

Family

ID=18847806

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000379435A Expired - Lifetime JP4286445B2 (ja) 2000-12-13 2000-12-13 切断機の切断材位置決め装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4286445B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004011212A1 (en) * 2002-07-30 2004-02-05 Gmca Pty Ltd Laser line generator and power tool
EP1586400A1 (en) * 2004-04-13 2005-10-19 GMCA PTY Ltd Guideline generation apparatus for power tool
GB2414212A (en) * 2004-05-18 2005-11-23 Rexon Ind Corp Ltd Laser guiding assembly for table saws
CN110640212A (zh) * 2019-09-29 2020-01-03 中国科学院合肥物质科学研究院 一种铝型材锯切机的锯片角度实时监测系统

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106493427A (zh) * 2016-12-21 2017-03-15 丹阳特瑞莱电子有限公司 一种电缆组件的切割装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004011212A1 (en) * 2002-07-30 2004-02-05 Gmca Pty Ltd Laser line generator and power tool
EP1586400A1 (en) * 2004-04-13 2005-10-19 GMCA PTY Ltd Guideline generation apparatus for power tool
US7284335B2 (en) 2004-04-13 2007-10-23 Gmca Pty Limited Guideline generation apparatus for power tool
GB2414212A (en) * 2004-05-18 2005-11-23 Rexon Ind Corp Ltd Laser guiding assembly for table saws
CN110640212A (zh) * 2019-09-29 2020-01-03 中国科学院合肥物质科学研究院 一种铝型材锯切机的锯片角度实时监测系统
CN110640212B (zh) * 2019-09-29 2020-12-18 中国科学院合肥物质科学研究院 一种铝型材锯切机的锯片角度实时监测系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP4286445B2 (ja) 2009-07-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3655124B2 (ja) 丸鋸盤の照明装置
US20060042444A1 (en) Miter saw having two laser oscillators
KR20130077884A (ko) 이온 밀링 장치
JP2002011702A (ja) 卓上丸鋸のバイス装置
US20080184861A1 (en) Desk-top cutting machine
JPH09103913A (ja) 卓上丸鋸盤
JP2002178220A (ja) 切断機の切断材位置決め装置
US3331408A (en) Portable power saw with safety switch means to preclude operation except when the saw is in engagement with the workpiece
JP3698954B2 (ja) 携帯用動力切断機
JP2001269901A (ja) 携帯用動力切断機
JP2001300819A (ja) 携帯用帯鋸機
JP2004009182A (ja) 電動工具
JP7423309B2 (ja) 卓上切断機
JP2004142105A (ja) 切断機の傾斜ストッパ装置
JP4225116B2 (ja) 切断機
JP2012157931A (ja) 卓上切断機
JP4277462B2 (ja) 電動切断機
JPH11114945A (ja) 揺動式カッタ−装置
JP2001300902A (ja) レーザー発振器付切断機の切り屑除去装置
JP2004284013A (ja) 電動切断機
JP3829671B2 (ja) 携帯用電動切断工具
JP2002307231A (ja) 携帯用丸鋸
JP2004243522A (ja) 携帯用電気丸鋸
JP3885223B2 (ja) 携帯用電気丸鋸
JP2022065305A (ja) 卓上切断機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040617

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070409

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070619

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070810

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20071002

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071129

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20071207

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20080201

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090129

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090325

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120403

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4286445

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120403

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120403

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130403

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130403

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140403

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term