JP2002177519A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2002177519A
JP2002177519A JP2000376771A JP2000376771A JP2002177519A JP 2002177519 A JP2002177519 A JP 2002177519A JP 2000376771 A JP2000376771 A JP 2000376771A JP 2000376771 A JP2000376771 A JP 2000376771A JP 2002177519 A JP2002177519 A JP 2002177519A
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Akira Suzuki
陽 鈴木
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Heiwa Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】次に表示される図柄を予測可能としつつ多彩な
図柄変動演出を行なうようにする。 【解決手段】CPU1020は、図柄1701が図柄1
700を複数個備えて成るようにしたこの複数個の図柄
1700を除々に拡大させてこの図柄1700を1つ出
現させるようにするので、図柄1700、1701の図
柄データを持っておき、図柄1701を相似形に拡大す
れば、他の図柄1700が出現される。したがって、次
に表示される図柄を予測可能としつつ多彩な図柄変動演
出を行なうことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、識別情報を変動表
示可能な遊技機に係わり、特にパチンコ機やパチスロ機
に適用して好適な遊技機の表示制御技術の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、特許番号2742678号公報
に記載されているように、従来のパチンコ機にあって
は、図柄変動を行なうに際して演出効果を高めるために
或る図柄から他の図柄に変動表示させる際にその変化過
程を示す図柄データを複数種類用意しておき、除々に図
柄移行を表現するようにしていた。
【発明が解決しようとする課題】しかしながらに、この
従来技術によれば、図柄の形状を何らかの形で変形する
だけであり、その図柄が変化したあとどの図柄が表示さ
れるかが不明であったため、例えば大当りとなる図柄が
表示されるタイミングが分からなく、遊技の興趣感か今
ひとつ迫力に欠けていた。
【0003】本発明は、このような従来の課題を解決す
るためになされたものであり、図柄変動過程において除
々に次に表示される図柄が判別可能として、遊技者が次
に表示される図柄を予測しながら注意深く変動を観察で
きるようにするとともに、遊技の興趣を高め飽きさせな
いようにすることができる遊技機を提供することを目的
とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、識別情報を変動表示可能な遊技機におい
て、或る識別情報を除々に変形させていきながら他の識
別情報を出現させるに際して、この或る識別情報が前記
他の識別情報を複数個備えて成るようにしたこの複数個
の他の識別情報を除々に拡大させてこの他の識別情報を
1つ出現させるようにする拡大処理を行なう表示制御手
段を備えたことを特徴とするようにした。
【0005】この発明によれば、図柄の変動過程におい
て除々に次に表示される図柄が判別可能となるので、遊
技者が次に表示される図柄を予測しながら注意深く変動
を観察できるようになるとともに、遊技の興趣を高め飽
きさせないようにすることができる。
【0006】また、表示制御手段が、或る識別情報を除
々に変形させていきながら他の識別情報を出現させるに
際して、この1つの或る識別情報を複数備えて成るよう
にした他の識別情報を、この或る識別情報を除々に縮小
させて出現させるようにする縮小処理を行なう手段を更
に備えるようにしても良い。
【0007】そして、本発明によれば、遊技機動作を全
体的に制御する主制御手段と、この主制御手段からのコ
マンド群を受信し、受信したコマンド群に応答して表示
装置の表示制御を行う表示制御手段とを備えた遊技機に
おいて、前記主制御手段は、識別情報の変動開始を指定
する第1のコマンド、停止識別情報を指定する第2のコ
マンドおよび識別情報の変動停止を指定する第3のコマ
ンドを含むコマンド群を前記表示制御手段に送信する手
段を備え、前記表示制御手段は、受信した第1のコマン
ドに応答して識別情報の変動表示を開始させる手段と、
受信した前記第3のコマンドに応答して、前記第2のコ
マンドで指定される識別情報で停止表示を行なう手段
と、或る識別情報を除々に変形させていきながら他の識
別情報を出現させるに際して、この或る識別情報が前記
他の識別情報を複数個備えて成るようにしたこの複数個
の他の識別情報を除々に拡大させてこの他の識別情報を
1つ出現させるようにする拡大処理またはこの逆の縮小
処理を行なう手段、とを備えたことを特徴とする遊技機
も提供される。
【0008】なお、このような表示制御は、コンピュー
タ読み取り可能な記録媒体に表示制御手順を記録してお
き、コンピュータがこの記録媒体に記録した表示制御手
順を読み取って実行することによって実現できる。この
ような記録媒体としては、ROM、半導体IC等の半導
体記録媒体、DVDROM、CDROM等の光記録媒
体、フレキシブルディスク等の磁気記録媒体、MO等の
光磁気記録媒体が挙げられる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。先ず制御コマンドを送受信して
表示制御を行う遊技機の構成や動作を説明してから、本
発明の主要な動作を説明することによって本発明の理解
の容易化を図る。
【0010】図1は遊技盤10の模式的な説明図であ
る。遊技盤10の略中央部には、3つ(左、中、右)の
表示エリアを有していて、各表示エリアにおいて、独立
して数字やキャラクタによる図柄で構成される識別情報
が変動表示可能である特別図柄表示装置100が配設さ
れており、その真下には特別図柄始動口104が配設さ
れていて、この特別図柄始動口104の両側には普通図
柄作動ゲート102、102が配設されている。また、
一対の開閉部材120、120が特別図柄始動口104
を形成するように離間して開閉可能に設けられている。
【0011】さらに、特別図柄始動口104の下方に
は、大入賞口106、普通図柄表示装置108、アウト
口114がこの順で配設されており、さらに、特別図柄
始動口104の両斜め上方にはランプ表示装置110、
110が配設されていると共に、遊技盤10の両側端部
近傍にもランプ表示装置(より具体的にはLED装置)
112、112が配設されている。
【0012】そして、特別図柄始動口104に遊技玉が
入賞されて乱数抽選が行われ、この抽選された乱数が大
当り値である時には、各表示エリアにおいて少なくとも
1つの識別情報の変動表示が開始されその後、当り有効
ライン上に所定パターン(例えば「7、7、7」)の表
示が特別図柄表示装置100によって行われ、大入賞口
106が所定パターンで開閉制御されて遊技者にとって
有利な大当り遊技状態となる。
【0013】また、普通図柄作動ゲート102が遊技玉
の通過を検出すると、乱数抽選が行われこの抽選された
乱数が小当り値である時には、普通図柄表示装置108
の表示部を所定パターン(例えば「7」や「3」)に表
示させ、その後に、開閉部材120が開状態となって遊
技玉が特別図柄始動口104に入賞した場合にも、同様
に乱数抽選が行われこの抽選された乱数が大当り値であ
る時には、各表示エリアにおける変動表示が開始されそ
の後、当り有効ライン上に所定表示パターン(例えば
「7、7、7」)の表示が特別図柄表示装置100によ
って行われ、大入賞口106が所定パターンで開閉制御
されて遊技者にとって有利な大当り状態となる。一方、
入賞されない打玉はアウト口114を介して排出され
る。
【0014】図2は、このような遊技の進行状況に応じ
た遊技機制御が行われる遊技機の主要部のみを示した制
御ブロック図である。主制御部200は、CPUを内蔵
したマイクロプロセッサを搭載していて、後に説明す
る、特別図柄表示装置100を制御するための各種のコ
マンドを、少なくとも含む多種多様な制御コマンドを格
納するコマンドデータテーブル領域202および一連の
遊技機制御手順を記述した制御プログラムや制御データ
等を格納するROM201とワークエリアが形成される
RAM203とが設けられていて、一体型のワンチップ
マイコンとなっている。
【0015】主制御部200には、入力ポート210を
介して、特別図柄始動口104内部に設けられ遊技玉の
特別図柄始動口104への入賞を検出する特別図柄始動
スイッチ304、普通図柄作動ゲート102の内部に設
けられ遊技玉のゲート通過を検出する普通図柄作動スイ
ッチ306、および、大入賞口106の内部に設けられ
遊技玉の大入賞口106への入賞を検出する大入賞口ス
イッチ308が接続さされ、主制御部200は各検出信
号を受信可能となっている。
【0016】また、主制御部200には、出力ポート2
15を介して、特別図柄やキャラクタを表示する表示部
を3つ有して夫々を独立して可変表示可能でLCD等で
実現される特別図柄表示装置100、ランプを点灯制御
するランプ表示装置110、112、効果音を発生する
効果音発生装置116、例えば7セグメント表示デバイ
スで実現される普通図柄表示装置108、始動口の開閉
部材120を開閉制御するための始動口作動ソレノイド
300、および、大入賞口106の幅広な開閉部材を開
閉制御するための大入賞口作動ソレノイド302が接続
され、主制御部200は各装置を制御するための制御信
号を送信可能となっている。そして、主制御部200
は、特に特別図柄表示装置100に対しては所定数個の
表示制御用のコマンドを所定のタイミングで送信可能と
なっていて、特別図柄表示装置100は受け取ったコマ
ンドに基いて、主制御部200に頼らずに自身内のCP
Uが細かな表示制御を行うようになっている。さらに主
制御部200から特別図柄表示装置100へコマンドを
送信するのみの一方向通信による通信形態を採ってい
る。
【0017】また、主制御部200には、電源供給を行
うための電源回路212と所定時間毎にリセット信号を
出力するリセット回路213とが接続されていて、さら
に、リセット回路213には、主制御部200から周期
的タイマカウンタによって生成されたパルス信号が入力
されると共に、電源回路212からの電流供給状況を監
視するためのモニタ信号が入力される。
【0018】さて、図12に示すように、主制御部20
0から特別図柄表示装置100に送られる表示制御用の
コマンドは、コマンドの分類を識別するための識別子で
1バイト長のデジタル情報であるモード(MODE)
と、実行されるコマンドの内容(機能)を示す1バイト
長のデジタル情報であるイベント(EVENT)とでな
っており、図6乃至図9は、ROM201に格納された
コマンドデータテーブル領域202上の表示制御用コマ
ンドデータの一部を示している。
【0019】図6乃至図9に示すように、表示制御用の
コマンドには、「特別図柄の変動開始させるとともに、
変動パターンを指定するためのコマンド(第1のコマン
ド)」、「特別図柄左の停止図柄を指定するコマンド
(第2のコマンド)」、「特別図柄中の停止図柄を指定
するコマンド(第2のコマンド)」、「特別図柄右の停
止図柄を指定するコマンド(第2のコマンド)」、「特
別図柄を停止させるためのコマンド(第3のコマン
ド)」がある。これらのコマンドは、遊技状況に応じて
変動表示の変動態様がどのように変化しても必ず必要な
ものであり、主制御部200は、図柄変動表示を開始さ
せるような遊技状況となったときこれらの5つのコマン
ドを1回の変動表示制御において所定のタイミングで特
別図柄表示装置100に送信する。したがって、図柄の
変動表示速度変化等の細かな表示制御は特別図柄表示装
置100側が担うことになるので、主制御部200用の
プログラムが簡素化され表示内容が変更してもプログラ
ム変更をしなくても良くなり汎用的なプログラムを構築
でき、しかも、主制御部200は、図柄の変動表示を開
始してから停止させるまでの時間を定義したコマンド
と、図柄を指定するためのコマンドとを送信するだけな
ので、一層プログラムの簡素も図られている。
【0020】図3は、特別図柄表示装置100のブロッ
ク構成図である。特別図柄表示装置100は、主制御部
200からのストローブ信号やコマンドを受信するため
のデータ受信回路1140(データレベルを変換する電
圧変換回路を含む)と、この電圧変換回路等に電源供給
を行う電源回路1160と、受信したコマンドに基づい
て表示制御を行うために必要な制御データを生成して画
像処理用LSI(VDP)1060に出力するCPU1
020(表示制御手段)と、CPU1020の動作手順
を記述したプログラムを内蔵するプログラムROM10
40と、ワークエリアやバッファメモリとして機能する
RAM1090と、画像展開処理を行う画像処理用LS
I(VDP)1060と、画像処理用LSI(VDP)
1060が展開した画像データを一時的に記憶するビデ
オRAM1080と、画像処理用LSI(VDP)10
60が画像展開するために必要なデータを格納したキャ
ラクタROM1180と、ビデオRAM1080に一時
的に記憶された画像データを受け取って送出するLCD
パネル用インターフェイス回路1100と、このLCD
パネル用インターフェイス回路1100から送出された
画像データを用いて表示画像を出力するLCDパネル1
120とを有している。
【0021】図4(a)に示すように、キャラクタRO
M1180は、ROMタイトル領域、ROM管理情報領
域、実際のキャラクタデータを格納したキャラクタイメ
ージデータ領域、キャラクタの色彩データを格納したパ
レットデータ領域、および、キャラクタの動きを定義し
た情報を格納したシナリオデータ領域を有していて、キ
ャラクタデータは、特定の圧縮方法で圧縮された状態で
キャラクタイメージデータ領域に格納されており、さら
に、図4(b)に示すように、パレットデータ領域は、
色番号とカラーコードとが対となったものが複数種類格
納されている。
【0022】さらに、キャラクタイメージデータ領域に
は、図15に示すような図柄データ1500が格納され
ている。その内、特に図柄1700〜1703はキャラ
クタ図柄となっている。CPU1020は受信した変動
パターンに応じた変動表示態様で、図柄データ1500
の各図柄を順次変動させていく図柄変動表示を行なう。
【0023】また、特別図柄表示装置100のCPU1
020は、データ受信回路1140が受信したコマンド
に応じて生成した制御データを画像処理用LSI(VD
P)1060に与えると、画像処理用LSI(VDP)
1060は、キャラクタイメージデータ領域から獲得し
たキャラクタデータを解凍してパレットデータ領域から
獲得した色彩データで色付けして、シナリオデータ領域
から獲得した情報で指定されたビデオRAM1080上
の位置に画像展開したデータを一時的に格納し、一時的
に格納したデータをLCDパネル用インターフェイス回
路1100に送ることによって、LCDパネル1120
によって、変動表示速度変化等を含む様々な画像表示が
細かに行われる。
【0024】また、図5は、コマンド送受信タイミング
を示したタイミングチャートである。前述したように、
コマンドは1バイト長のモード(MODE)と、同じく
1バイト長のイベント(EVENT)からなっていて、
この例では、主制御部200は、コマンド変化時に自身
が生成するストローブ信号(DUSTB)の1つ目の立
ち上がりを契機として、モード(MODE)情報を送信
し、次いでストローブ信号(DUSTB)の2つ目の立
ち上がりを契機として、イベント(EVENT)情報を
送信する。すると、これに対応して、特別図柄表示装置
のCPU1020は、ストローブ信号(DUSTB)が
送信されてくると割り込みを発生させ、この割り込み処
理によってコマンドを受信してRAM1090に格納す
る。
【0025】次に、まず、主制御部200や特別図柄表
示装置100のCPU1020が行う通常の制御動作を
図10(遊技制御のゼネラルフローチャート)や図11
を参照して説明し、その後、図16等を参照して本発明
の特徴的な表示制御について説明して本発明の理解の容
易化に努める。なお、図10に示す一連の処理は主制御
部200が実行するが、リセット回路213から所定時
間(例えば4msec)毎に供給されるリセット信号を
トリガとして先頭のステップから実行する。
【0026】まず、図示しない電源スイッチによって電
源回路212を起動状態とすると主制御部200が起動
状態となるが、この電源投入が行われてから初めての処
理が実行されたか否かを判定する(ステップS11
0)。電源投入後、初めての処理の場合には(Yes)
ステップS200に移行する一方、これ以外の場合には
(No)ステップS120に移行する。
【0027】ステップS200では、RAM203の初
期化処理として記憶エリアのクリア処理を実行し、次い
で、ステップS210では、初期制御処理を行うための
データをRAM203の所定の領域にセットする。一
方、ステップS120では、RAM203内に形成され
る図示しない、大当り判定用、小当り判定用等の各種の
乱数生成用ループカウンタのカウント値をインクリメン
トし、ステップS130では、遊技機制御に用いる各種
のタイマのタイマ値を更新する。
【0028】次に、ステップS140において、特別図
柄始動スイッチ304、普通図柄作動スイッチ306、
大入賞口スイッチ308が出力した検出信号を入力ポー
ト203を介して図示しない自身内のレジスタに読み込
み格納する入力ポート処理を実行し、次いで、ステップ
S150に移行してポート入力処理で読み込み格納した
データを把握するためのスイッチチェック処理を実行す
る。
【0029】次に、ステップS160にて各スイッチ3
04、306、308等の断線や短絡の有無のチェック
を行い、これらの障害が発生している場合には(Ye
s)ステップS220に移行する一方、これ以外の場合
には(No)ステップS180に移行する(ステップS
170)。
【0030】そして、ステップS180において、普通
図柄表示装置107の表示制御に必要なデータをRAM
203の所定領域に格納すると共に、特別図柄表示装置
100の表示制御に必要なコマンド(先に図6乃至図9
にて説明したコマンドを含む)をRAM203の所定領
域に格納して、前記各種のタイマのタイマ値を減じる
(ステップS190)。なお、ステップS180におい
て、主制御部200は、遊技制御に応じて必要なモー
ド、イベントのコマンドをコマンドデータテーブル領域
202を参照して決定し、決定したモード、イベントを
示すデジタル情報をRAM203の所定エリアに格納す
る。
【0031】次に、ステップS195において、大入賞
口106と特別図柄始動口104の開閉部材120とを
所定パターンで開閉制御するために、始動口作動ソレノ
イド300と大入賞口作動ソレノイド302とを駆動制
御し、次いで、ステップS220において、図示しない
賞球払出装置に払出し動作を行わせるための制御情報を
出力するための賞球セット処理を実行し、さらにステッ
プS230、240、250において、図示しない遊技
機管理装置に各種の遊技データを出力する外部情報処
理、ランプ表示装置110、112を遊技状態に対応さ
せて点灯制御するためのコマンドをRAM203の所定
エリアに格納する表示灯制御処理、効果音発生装置11
6を遊技状態に対応させて効果音発生制御するためのコ
マンドをRAM203の所定エリアに格納する効果音処
理を実行する。
【0032】次に、ステップS260では、各処理でR
AM203に格納したデータを出力ポート215を介し
て対応する装置に出力し(ポート出力処理)、これを受
け取った装置側はこれに基づいた制御動作を行う。そし
て、特別図柄表示装置100に対して、まず、ストロー
ブ信号を出力し、ステップS180にてRAM203に
格納されたモード、イベントのデータを先に図5に示し
たようにして送信する。これによって、特別図柄表示装
置100には、例えば図6乃至図9にて示したコマンド
が主制御部200から送信され、受信することになる。
【0033】ステップS270では、リセット回路21
3からリセット信号が入力されるまでリセット待機処理
を実行すると共に、リセット信号が入力された場合には
ステップS110に移行して遊技機制御を継続する。な
お、このリセット待機処理としては、先に述べた各種の
乱数生成用のカウンタの更新等が挙げられる。
【0034】次に、コマンドを受け取った特別図柄表示
装置100のCPU1020の動作について、図11を
参照しつつ説明する。まず、ステップS1100におい
て、CPU1020は自身のスタックポインタの設定、
RAM1090の初期化、レジスタクリア等の自身の初
期化等を行いステップS1102において、新しいコマ
ンドが入力されたか否かを判断する。新たな表示制御の
ためのコマンドが入力されたと判断された場合には(Y
es)ステップS1104に移行する一方、これ以外の
場合には(No)ステップS1110に移行する。
【0035】ステップS1104では、図5において説
明した割り込み処理において、データ受信回路1140
が受信したコマンドをRAM1090にコピーし、コマ
ンドが正常か否かのチェック等を行う。次に、CPU1
020は、主制御部200とは独立して細かな表示制御
を行うための必要なコマンドを得るべく、処理テーブル
(図示せず)の先頭アドレスを決定し、次いでステップ
S1108において、画像処理用LSI1060へ出力
するためにRAM1090の必要なエリアのデータを更
新する。
【0036】次に、ステップS1110において、RA
M1090にセットされている図柄制御用データに基づ
いて、画像処理用LSI1060へ出力するためのスク
ロールデータを求めてRAM1090にセットし、図柄
表示位置を設定し、次いで、ステップS1112におい
て、図柄速度制御に必要なデータを、プログラムROM
1040に内蔵されている速度テーブル(図示せず)か
ら取得してRAM1090にセットし、次にステップS
1114において、速度データに基づいて図柄オフセッ
ト値を更新し、設定された速度で図柄変動を行うための
準備を行う。
【0037】次に、ステップS1116において、RA
M1090にセットされているアニメーション処理用デ
ータが格納されているアニメーション処理用テーブル
(図示せず)からアニメーションデータを取得し背景画
像の表示のための準備を行い、RAM1090内のVD
P出力用バッファにセットし、出力許可フラグが「1」
か否かを判断する(ステップS1118)。
【0038】そして、出力許可フラグが「1」でない場
合(No)にはステップS1102に戻って一連の処理
を繰り返す一方、出力許可フラグが「1」の場合(Ye
s)にはステップS1120にて、VDP出力用バッフ
ァにセットされているデータを画像処理用LSI106
0に出力する。画像処理用LSI1060はこれに応じ
てキャラクタROM1180のデータを獲得して画像展
開し、画像展開されたデータはビデオRAM1080に
一時的に記憶された後、LCDパネル用インターフェイ
ス回路1100に送られLCDパネル1120による画
像表示が行われる。
【0039】図13、図14は主制御部200から特別
図柄表示装置100へ送信するコマンドの送信タイミン
グの一例、送信コマンドの説明図であり、これらの図を
参照すれば分かるように、主制御部200は、特別図柄
始動口104に遊技球が入賞した等の所定の条件が満足
されると、まず、「図柄変動を開始させるとともに変動
パターンを指定するためのコマンドを送信し()、こ
れからT1時間経過後に左停止図柄を指定するためのコ
マンドを送信し()、これからT2時間経過後に中停
止図柄を指定するためのコマンドを送信し()、これ
からT3時間経過後に右停止図柄を指定するためのコマ
ンドを送信し()、そして、変動開始からT時間経過
後に全図柄を停止させるためのコマンド()を送信
し、さらに、これらのコマンドを受信した特別図柄表示
装置100のCPU1020は、にて指定された時間
が経過する前に、変動速度変化等の細かな表示制御を行
って一連の変動表示制御を行い、変動開始からT時間経
過後に変動表示制御を終了する。
【0040】(本発明の主要部)次に、本発明の実施の
形態である表示制御を説明するためのフローチャートで
ある図16、表示の変化の様子を示した説明図である図
18、図19等を参照して本発明の特徴である表示制御
について説明する。これらの処理は、図11のステップ
S1110〜1116におけるデータを適宜設定変更す
ること等によって実現できる。
【0041】まず、ステップS1600において、特別
図柄表示装置100のCPU1020は、第1のコマン
ド(図14の参照)を受信したか否かを判断する。受
信したと判断した場合(Yes)にはステップS161
0に移行し、一方、受信していないと判断した場合(N
o)にはステップS1600において、第1のコマンド
の受信待ち状態となる。
【0042】次いで、ステップS1610において、C
PU1020は、本発明の特徴部である変動表示処理を
行なう。そして、CPU1020が、第3のコマンド
(図14の参照)を受信すると、第3のコマンドに応
答して第2のコマンドで指定される図柄を確定図柄とし
て確定図柄表示を行なう(ステップS1620)。
【0043】(拡大処理)さて、先ず、ステップS16
01にて実行される処理の一つである拡大処理について
説明する。図18に示すように図柄1701が変動して
図柄1700に移行する場合を想定して説明する。
【0044】CPU1020は、図18(a)に示すよ
うに、図柄1701をLCDパネル1120の表示画面
上に表示しこれをズームアップしていく(図18
(b)、(c)参照)。この時、CPU1020は、図
柄1701が図柄1700を複数個備えて成るように表
示し、この図柄1700をそれぞれ拡大していく(図1
8(d)、(e)参照)。即ち、図17に示すように、
或る図柄Aが他の図柄Bを複数備えて成るように表示
し、この各図柄Bを除々に拡大していく。
【0045】そして、CPU1020は最終的に図柄1
700が1個表示させるまで図柄1700を拡大する
(図18(f)参照)。したがって、この拡大処理によ
れば、CPU1020は、図柄1701(或る識別情
報)が図柄1700(他の識別情報)を複数個備えて成
るようにしたこの複数個の図柄1700(他の識別情
報)を除々に拡大させてこの図柄1700(他の識別情
報)を1つ出現させるようにするので、図柄1700、
1701(或る識別情報と他の識別情報)の図柄データ
を持っておき、図柄1701を相似形に拡大すれば、他
の図柄1700が出現される。したがって、従来のよう
な変化過程の図柄データを持つ必要が無くデータ容量を
低減しつつ多彩な図柄変動演出を行なうことができる。
【0046】なお、この説明では図柄1710から図柄
1700への変動移行のみを説明したがこの処理を図柄
組合わせを替えて所定数回行なうようにして、ステップ
S1620の処理に進んでも良い。さらに、本実施形態
では変化過程専用の図柄データを持つ構成としても良
い。具体的には図18に示す(a)〜(f)それぞれを
図柄データとして備え、これを順次切り換えて表示させ
る。もちろん、図柄データ数はこれに限定されるもので
はない。
【0047】(縮小処理)次に、この拡大処理とは逆の
処理である縮小処理を図柄1700から図柄1701へ
の変動移行を想定して、図19を参照しつつ説明する。
先ず、CPU1020は、図柄1700を1つLCDパ
ネル1120の表示エリアに出現させこれを縮小させな
がら複数個表示していく(図19(a)、(b)、
(c)参照)。
【0048】この複数個の図柄1700は図柄1701
を構成しているため、CPU1020は、各図柄170
0を除々に縮小させていって図柄1701を除々に登場
させる(図19(d)、(e)参照)。そして、最終的
に図柄1701を1つ表示する(図19(f)参照)。
【0049】したがって、この縮小処理によれば、CP
U1020は、1つの図柄1700(或る識別情報)を
複数備えて成るようにした図柄1701(他の識別情
報)を、この図柄1700(或る識別)を除々に縮小さ
せて出現させるので、図柄1700、1701(或る識
別情報と他の識別情報)の図柄データを持っておき、図
柄1700を相似形に縮小すれば、他の図柄1701が
出現される。したがって、従来のような変化過程の図柄
データを持つ必要が無くデータ容量を低減しつつ多彩な
図柄変動演出を行なうことができる。さらに、本実施形
態では変化過程専用の図柄データを持つ構成としても良
い。具体的には図19に示す(a)〜(f)それぞれを
図柄データとして備え、これを順次切り換えて表示させ
る。もちろん、図柄データ数はこれに限定されるもので
はない。
【0050】また、このような一連の処理を主制御部2
00からのコマンド受信によって行うようにしているの
で、主制御部200の制御負担を増加させずに多彩な図
柄変動表示を行なうことが可能となる。
【0051】以上本発明の実施の形態について説明した
が、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で上記実施形態に
種々の変形や変更を施すことが可能となる。例えば、表
示される図柄の順序を図15に示すように数字の小さい
方から表示される順序ではなく、ランダムに変化させる
ようにしても良い。このようにすることによって遊技者
は次に表示される図柄を予測しながら注意深く変動を観
察する必要性に迫られることとなり、遊技の興趣を高め
飽きさせないようにすることができる。また、数字図柄
に対しても同様に拡大、縮小処理を行なうこと、特定の
場合例えばリーチ時にのみ拡大、縮小処理を行なうよう
にすること、等が挙げられる。
【0052】なお、以上の説明では、遊技機としてパチ
ンコ機を例にとり説明してきたが、パチスロ機はもちろ
んのこと、識別情報を変動表示可能な表示装置を備える
他の遊技機に対しても適用可能であることはいうまでも
ない。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
図柄の変動過程において除々に次に表示される図柄が判
別可能となるので、遊技者が次に表示される図柄を予測
しながら注意深く変動を観察できるようになるととも
に、遊技の興趣を高め飽きさせないようにすることがで
きるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】遊技盤10の模式的な説明図である。
【図2】遊技機の制御ブロック図である。
【図3】特別図柄表示装置100のブロック構成図であ
る。
【図4】キャラクタROMメモリマップ、パレットデー
タの説明図である。
【図5】コマンド送受信のタイミングを示すタイミング
チャートである。
【図6】コマンドデータテーブル領域202に格納され
るコマンドの説明図である。
【図7】コマンドデータテーブル領域202に格納され
るコマンドの説明図である。
【図8】コマンドデータテーブル領域202に格納され
るコマンドの説明図である。
【図9】コマンドデータテーブル領域202に格納され
るコマンドの説明図である。
【図10】遊技機の遊技制御動作を説明するためのゼネ
ラルフローチャートである。
【図11】特別図柄表示装置100のCPU1020の
制御動作を説明するためのフローチャートである。
【図12】コマンドのデータ構造の説明図である。
【図13】図柄表示のためのコマンド送信タイミングを
示すタイミングチャートである。
【図14】コマンド送信を説明するための説明図であ
る。
【図15】図柄データ1500の説明図である。
【図16】本発明の実施の形態の表示制御を説明するた
めのフローチャートである。
【図17】表示制御処理を説明するための説明図であ
る。
【図18】拡大処理の説明図である。
【図19】縮小処理の説明図である。
【符号の説明】
10 遊技盤 100 特別図柄表示装置 102 普通図柄作動ゲート 104 特別図柄始動口 106 大入賞口 108 普通図柄表示装置 110 ランプ表示装置 112 ランプ表示装置 114 アウト口 116 効果音発生装置 120 開閉部材 200 主制御部 201 ROM 202 コマンドデータテーブル領域 203 RAM 210 入力ポート 213 リセット回路 212 電源回路 215 出力ポート 300 始動口作動ソレノイド 302 大入賞口作動ソレノイド 304 特別図柄始動スイッチ 306 普通図柄作動スイッチ 308 大入賞口スイッチ 1020 CPU 1040 プログラムROM 1060 画像処理用LSI 1080 ビデオRAM 1090 RAM 1100 LCDパネル用インターフェイス回路 1120 LCDパネル 1140 データ受信回路 1160 電源回路 1180 キャラクタROM

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 識別情報を変動表示可能な遊技機におい
    て、 或る識別情報を除々に変形させていきながら他の識別情
    報を出現させるに際して、この或る識別情報が前記他の
    識別情報を複数個備えて成るようにしたこの複数個の他
    の識別情報を除々に拡大させてこの他の識別情報を1つ
    出現させるようにする拡大処理を行なう表示制御手段を
    備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の遊技機において、 前記表示制御手段は、 或る識別情報を除々に変形させていきながら他の識別情
    報を出現させるに際して、この1つの或る識別情報を複
    数備えて成るようにした他の識別情報を、この或る識別
    情報を除々に縮小させて出現させるようにする縮小処理
    を行なう手段を備えたことを特徴とする遊技機。
  3. 【請求項3】 遊技機動作を全体的に制御する主制御手
    段と、この主制御手段からのコマンド群を受信し、受信
    したコマンド群に応答して表示装置の表示制御を行う表
    示制御手段とを備えた遊技機において、 前記主制御手段は、 識別情報の変動開始を指定する第1のコマンド、停止識
    別情報を指定する第2のコマンドおよび識別情報の変動
    停止を指定する第3のコマンドを含むコマンド群を前記
    表示制御手段に送信する手段を備え、 前記表示制御手段は、 受信した第1のコマンドに応答して識別情報の変動表示
    を開始させる手段と、受信した前記第3のコマンドに応
    答して、前記第2のコマンドで指定される識別情報で停
    止表示を行なう手段と、 或る識別情報を除々に変形させていきながら他の識別情
    報を出現させるに際して、この或る識別情報が前記他の
    識別情報を複数個備えて成るようにしたこの複数個の他
    の識別情報を除々に拡大させてこの他の識別情報を1つ
    出現させるようにする拡大処理またはこの逆の縮小処理
    を行なう手段、とを備えたことを特徴とする遊技機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004129904A (ja) * 2002-10-11 2004-04-30 Snk Playmore Corp 遊技機、及びその演出表示制御方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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