JP2002176260A - 低熱膨張性両面回路基板およびそれを用いた多層配線基板 - Google Patents

低熱膨張性両面回路基板およびそれを用いた多層配線基板

Info

Publication number
JP2002176260A
JP2002176260A JP2000370590A JP2000370590A JP2002176260A JP 2002176260 A JP2002176260 A JP 2002176260A JP 2000370590 A JP2000370590 A JP 2000370590A JP 2000370590 A JP2000370590 A JP 2000370590A JP 2002176260 A JP2002176260 A JP 2002176260A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sided circuit
circuit board
double
thermal expansion
low
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000370590A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinya Ota
真也 大田
Masayuki Kaneto
正行 金戸
Kei Nakamura
圭 中村
Takuji Okeyui
卓司 桶結
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nitto Denko Corp filed Critical Nitto Denko Corp
Priority to JP2000370590A priority Critical patent/JP2002176260A/ja
Publication of JP2002176260A publication Critical patent/JP2002176260A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】吸湿リフロー試験を満足することができ、信頼
性が高く、熱膨張率が低い低熱膨張性両面回路基板を提
供する。 【解決手段】金属箔からなる芯材層1の両面に、ガラス
転移点:250℃以上で、かつ弾性率:1×109 Pa
(250℃において)以上である熱硬化性樹脂が絶縁層
2として積層されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体素子等を搭
載するのに適した低熱膨張性両面回路基板およびそれを
用いた多層配線基板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の電子機器の小型化,高性能化に伴
い、電子機器を構成する半導体装置およびこれを実装す
る多層配線基板は、小型薄型化,高性能化,高信頼性が
要求されている。これらの要求を受けて、ピン挿入型パ
ッケージから表面実装型パッケージへと移行してきてお
り、最近では半導体素子を直接プリント基板に実装する
ベアチップ実装と呼ばれる実装方法が研究されている。
【0003】一方、ベアチップ実装では、熱膨張係数:
3〜4ppm/℃のシリコンチップを熱膨張係数:10
〜20ppm/℃のプリント基板上に直接接着剤を介し
て実装するため、両者の熱膨張の差による応力がかか
り、接続信頼性が低下するという問題が生じている。こ
れら熱膨張の差により発生する応力は、接着剤にクラッ
クを生じさせて耐湿性を低下させる等の問題をも引き起
こしている。
【0004】このような応力を緩和するために、接着剤
の弾性率を下げて応力の拡散効果を図る方法等も実施さ
れている。また、プリント基板自体にも応力を緩和させ
るために、層間にせん断ひずみを吸収する吸収層を設
け、厚み方向に段階的に熱膨張係数の勾配を持たせた多
層プリント配線基板等も提案されている(特開平7−2
97560号公報)。ところが、上記の方法によって
も、接続信頼性は充分ではなく、さらに高い接続信頼性
を充分に確保するには、基板自体の熱膨張係数を下げる
ことが必要不可欠となっている。
【0005】そこで、これを解決するためのものとし
て、絶縁層の両面に配線導体を有する両面回路基板にお
いて、絶縁層中に芯材としてNi−Fe系合金箔からな
るメタルコアを配設することにより、熱膨張率をきわめ
て小さくした両面回路基板を提案している(特開平11
−163522号公報)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、多層配
線基板は、様々な用途に用いられるため、吸湿リフロー
試験,温度サイクル試験,絶縁特性試験,高温放置試験
等の信頼性が求められている。特に、吸湿リフロー試験
においては、用いる絶縁層樹脂の吸水率が高く、高温で
の凝集力が乏しい場合には、デラミネーション,発泡等
の不良を引き起こすという問題がある。また、メタルコ
ア基板は、絶縁層中にメタルコアを配設しており、その
メタルコアに予め開口された孔を樹脂で完全に埋めたの
ちに、この樹脂に上記孔と同心状に小さな孔を形成し、
この穴の内周面あるいは内部を導電化して電気導通路を
形成している。このことから、絶縁層樹脂には高温での
フロー性も加味されなくてはならない。したがって、絶
縁層樹脂として、高温フロー性を持ち、高信頼性を確保
できる樹脂が必要とされる。
【0007】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、吸湿リフロー試験を満足することができ、信頼
性が高く、熱膨張率が低い低熱膨張性両面回路基板およ
びそれを用いた多層配線基板の提供をその目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、金属箔からなる芯材層の両面に、ガラス
転移点:250℃以上で、かつ弾性率:1×109 Pa
(250℃において)以上である熱硬化性樹脂が絶縁層
として積層されている低熱膨張性両面回路基板を第1の
要旨とし、上記の複数の低熱膨張性両面回路基板がそれ
ぞれ接着剤層を介して積層一体化され、上記接着剤層に
は、これを挟む2つの低熱膨張性両面回路基板の配線導
体に当接する部分の所定位置に孔が穿設され、上記穿孔
部に半田製導電体が設けられ、上記半田製導電体により
上記2つの低熱膨張性両面回路基板の配線導体が電気的
に接続されている多層配線基板を第2の要旨とする。
【0009】すなわち、本発明者らは、吸湿リフロー試
験を満足することができ、信頼性が高く、熱膨張率が低
い多層配線基板を得るため、一連の研究を行った結果、
金属箔からなる芯材層の両面に、ガラス転移点(以下、
「Tg」という):250℃以上で、かつ弾性率:1×
109 Pa(=1E9Pa)(250℃において)以上
である熱硬化性樹脂を絶縁層として積層すると、吸湿リ
フロー試験を満足することができ、信頼性が高く、熱膨
張率が低い多層配線基板を得ることができることを見出
し、本発明に到達した。このような熱硬化性樹脂とし
て、耐熱性を有するポリカルボジイミド構造を有する樹
脂が好ましい。
【0010】ポリカルボジイミドは、吸湿性が極めて低
く信頼性が高い。また、誘電率は3.0以下と低く、高
周波用途にも適している。さらに、脱溶媒後は室温保存
が可能であるため、保存性にも優れ、回路基板に接着剤
層として設けたあとに低温で輸送,保存する必要がな
く、扱いが容易である。また、初期は非常にフロー性が
高く、熱をかけることで、二量体,三量体を形成して架
橋構造をとる熱硬化性樹脂であるため、Tgを自由に制
御することができる。
【0011】つぎに、本発明を詳しく説明する。
【0012】本発明の低熱膨張性両面回路基板は、金属
箔からなる芯材層と、絶縁層とを備えている。
【0013】本発明の低熱膨張性両面回路基板(図1参
照)の製造方法は、例えば、まず、層内スルーホール用
の孔1aを開けた芯材層1の両面に導体層3を接着剤2
(のちに絶縁層2となる)を用いて貼り合わせる(図2
および図3参照)。ここで、接着剤2を構成する樹脂は
Tg:250℃以上で、かつ弾性率:1×109 Pa
(250℃において)以上を有する熱硬化性樹脂でなけ
ればならない。ついで、芯材層1の孔1aに対応する上
記接着剤2の部分に、芯材層1の孔1aより小さい貫通
孔4を開け(図4参照)、この貫通孔4の内周面に金属
めっきを行えば、両面の導体層3をスルーホールめっき
部(電気導通路)5でつなぐことができる(図5参
照)。もしくは、上記貫通孔4内部に半田粉末を充填す
れば、両面の導体層3を半田製導電体(電気導通路)6
でつなぐことができる(図6参照)。
【0014】上記接着剤2は、積層一体化後に絶縁層2
となるため、これを構成する接着剤2としては、基板作
製後、Tg:250℃以上で、かつ弾性率:1×109
Pa(250℃において)以上を有する熱硬化性樹脂を
用い、耐熱性,電気的特性等から、ポリイミド系接着剤
もしくはその混合系接着剤,液晶ポリマー,ポリカルボ
ジイミド等を好適に用いることができる。なかでも、低
吸湿性,高フロー性,熱をかけることで架橋反応が進行
する熱硬化性樹脂であるポリカルボジイミドを用いるこ
とが好ましい。完全に硬化させる前に、芯材層1に開口
している孔1aに充填し、充填後硬化させることができ
るため、メタルコア基板のプロセス上非常に適してい
る。
【0015】上記ポリカルボジイミドとしては、特に限
定するものではなく、例えば、上記の化学式(1)で表
わされる骨格を備えたものを用いることができる。上記
の化学式(1)における、nは2〜100の正数である
が、好ましくは、5〜50の正数である。
【0016】上記ポリカルボジイミドは、上記の化学式
(1)で表わされる骨格を有する低吸湿性の接着性樹脂
であり、従来公知の方法で合成することができる。例え
ば、L.M.Alberinoら〔J.appl.Po
lym.Sci.,21,PP1999(197
7)〕,特開平2−292316号公報,特開平4−2
75359号公報に開示されているように、有機ジイソ
シアネートをカルボジイミド化触媒の存在下に有機溶媒
中で反応させることにより得ることができる。
【0017】上記ポリカルボジイミドの合成に用いる有
機ジイソシアネートとしては、具体的には、2,4−ト
リレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシア
ネート、1−メトキシフェニル−2,4−ジイソシアネ
ート、4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート、
3,3′−ジメトキシ−4,4′−ジフェニルメタンジ
イソシアネート、3,3′−ジメチル−4,4′−ジフ
ェニルメタンジイソシアネート、4,4′−ジフェニル
エーテルジイソシアネート、3,3′−ジメチル−4,
4′−ジフェニルエーテルジイソシアネート、o−トリ
レンジイソシアネート等を用いることができ、これらは
1種もしくは2種以上を併用(共重合体が得られる)す
ることができる。
【0018】また、つぎに示すように、従来公知の方法
で製造された有機ジイソシアネートを用いることもでき
る。従来公知のジイソシアネートの合成方法としては、
対応するジアミンにホスゲン,ジフェニルカーボネー
ト,カルボニルジイミダゾールを作用させる方法,ジカ
ルボン酸からクルチウス転位により合成する方法等があ
げられる。また、対応するウレタンの熱分解によりイソ
シアネート化する方法等〔G.Greber,et.a
l.,Angew.Int.Ed.,Vol.7.N
o.12.941(1968)やV.L.K.Vall
i,et.al.,J.Org.Chem.,Vol.
60.257(1995)〕でイソシアネートを合成す
ることができる。
【0019】これらのジイソシアネートの原料として用
いることのできるジアミンは、芳香族ジアミンであれば
何でもよい。例えば、2,2−ビス(4−アミノフェノ
キシフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−アミノフ
ェノキシフェニル)ヘキサフルオロプロパン、1,3−
または1,4−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼ
ン、2,4−または2,6−ジアミノトルエン,ジアミ
ノジフェニルメタン、4,4′−ジアミノ−2,2′−
ジメチルまたはビス(トリフルオロメチル)ビフェニル
等が挙げられるが、この限りではないことは言うまでも
ない。
【0020】これらのイソシアネートは単独でもよい
し、混合して共重合体として使用してもよい。また、さ
らに、これらに限定されるものではない。
【0021】上記イソシアネートを反応させる溶媒とし
ては、公知のものを使用することができる。具体的に
は、テトラクロロエチレン、1,2−ジクロロエタン、
クロロホルム等のハロゲン化炭化水素系溶媒、アセト
ン,メチルエチルケトン,メチルイソブチルケトン,シ
クロヘキサノン等のケトン系溶媒、テトラヒドロフラ
ン,ジオキサン等の環状エーテル系溶媒、トルエン,キ
シレン等の芳香族炭化水素系溶媒もしくはそれらの混合
物を使用することができる。
【0022】カルボジイミド化触媒としては、1−フェ
ニル−2−ホスホレン−1−オキシド、3−メチル−2
−ホスホレン−1−オキシド、1−エチル−2−ホスホ
レン−1−オキシド、1−エチル−2−ホスホレン−1
−オキシドもしくはこれらの3−ホスホレン異性体等の
ホスホレンオキシドを使用することができる。
【0023】上記のごとく合成されたポリカルボジイミ
ドは、吸湿性が極めて低く信頼性が高い。また、誘電率
は3.0以下と低く、高周波用途にも適している。さら
に、脱溶媒後は室温保存が可能であるため、保存性にも
優れ、回路基板に接着剤層として設けたあとに低温で輸
送,保存する必要がなく、扱いが容易である。また、ポ
リカルボジイミドは熱をかけることで、二量体,三量体
を形成し、Tgを自由に制御することができる。
【0024】ポリカルボジイミドフィルム(もしくはポ
リカルボジイミドシート)は、ポリカルボジイミド共重
合体ワニスを公知の方法(キャスティング,スピンコー
ティング,ロールコーティング等)を用いて適当な厚み
に製膜することにより得られる。このフィルム(もしく
はシート)は、通常、溶媒の除去に必要な温度で乾燥す
ればよく、硬化反応をあまり進行させずに乾燥させるよ
う、塗工温度は、例えば、20〜350℃、好ましくは
50〜250℃、最も好ましくは70〜200℃であ
る。乾燥温度が20℃より低いと、フィルム(もしくは
シート)中に溶剤が残存し、フィルム(もしくはシー
ト)の信頼性が乏しくなり好ましくない。また、乾燥温
度が350℃より高いと、フィルム(もしくはシート)
の熱硬化が進みやすい。フィルム(もしくはシート)の
厚みとしては、一般に、1〜200μmであるが、これ
に限定されるものではなく、目的に応じて適宜選択する
ことができる。
【0025】このポリカルボジイミドを絶縁層2の樹脂
材料として用いる場合には、最終的にTg:250℃以
上で、かつ弾性率:1×109 Pa(250℃におい
て)以上にしなくてはならないため、両面回路基板作製
後に熱処理して所定のTg,弾性率にする方法、芯材層
1の両面に積層したのち導体層3を積層する前に熱処理
して所定のTg,弾性率にする方法、および予め熱をか
け所定のTg,弾性率にしておいてから芯材層1の両面
に積層する方法の3つの方法があるが、いずれの方法を
用いてもよい。熱処理の温度としては、200〜230
℃が望ましい。200℃より低いと、Tgが250℃ま
で上がらず、230℃より高いと、表裏両面の配線導体
3a間の厚み方向の電気導通路(スルーホールめっき部
5もしくは半田製導電体6)に用いている金属の溶融温
度を上回り、信頼性に問題が生じる。
【0026】上記絶縁層2に芯材層1として配設される
Ni−Fe系合金箔は、基板を低熱膨張化するために用
いられるものであり、絶縁層2および配線導体3aの熱
膨張率を抑制する働きを与えるため、それ自体の熱膨張
係数が充分に小さい必要がある。
【0027】上記Ni−Fe系合金箔は、その材料であ
るNi−Fe系合金のNi/Feの比率により熱膨張率
が変化するため、本発明においては、Ni含有率(重量
%)は31〜50重量%、好ましくは31〜45重量%
の範囲が設定する。上記Ni含有率が31〜50重量%
の範囲から外れると、Ni−Fe系合金箔の熱膨張係数
が大きくなり、上記低熱膨張性両面回路基板の熱膨張率
を抑制することが難しくなるからである。
【0028】また、上記Ni−Fe系合金箔の厚みは、
10〜300μmであることが好ましい。上記厚みが1
0μmを下回ると、基板全体の熱膨張を抑制することが
難しく、一方、300μmを超えると、加工性が低下す
るとともに、多層配線基板とする際のスルーホールめっ
き部5の信頼性が低下するからである。このように低熱
膨張性両面回路基板の熱膨張率は、芯材層1の材料であ
るNi−Fe系合金により支配されているため、Ni/
Feの比率やNi−Fe系合金箔の厚みを変えること
で、基板の熱膨張率を低く調節することができる。
【0029】上記導体層3を構成する金属材料として
は、銅が好適に用いられるが、これに限定するものでは
なく、例えば、金,銀等を用いることができる。
【0030】上記貫通孔4(図4参照)を開ける手段と
しては、貫通孔4の大きさにより適切な手段を選択すれ
ばよいが、例えば、ドリル,パンチ,レーザー等が挙げ
られる。レーザーとしては、炭酸ガス,エキシマ,YA
G等が好適に用いられる。
【0031】貫通孔4を充填する半田粉末(のちに半田
製導電体6となる)としては、Sn−Pb系,Sn−A
g系,Sn−Ag−Bi系,Sn−Zn系,Sn−Cu
系,Sn−Sb系等の半田組成に限定されず、基板に求
められる耐熱性に応じて最適であるものを選択すればよ
い。また、半田粉末の大きさは50μm以下、好ましく
は10μm以下の大きさのものを用いればよい。一方、
金属粉末としては、Ag,Cu,Au,Ni,C,Pd
等が好適に用いられ、大きさは50μm以下、好ましく
は10μm以下の大きさのものが好適に用いられる。
【0032】金属粉末が分散された半田製導電体6から
なるビア(電気導通路)を形成するにあたり、上記ビア
への充填法としては、例えば、金属粉末,半田粉末,有
機溶剤を所定量で混合したペースト状材料8(図8参
照)を上記貫通孔4上部に過度量印刷し、乾燥により有
機溶剤を除去したのち、上面から貫通孔4内部にプレス
により圧入する。そののち、過剰粉末を除去し、絶縁層
2全体を加圧下で融点以上に加熱加圧して半田粉末を溶
融させることにより、金属粉末が分散された半田製導電
体6からなるビアを形成する。
【0033】半田粉末に対する金属粉末の混合比は、
0.1〜60重量%が好ましい。この範囲より小さい
と、温度サイクル試験時、ビア形状を抑制する効果が得
られない。一方、この範囲以上であると、半田製導電体
6により金属粉末を結合させることができないために、
脆性材料となり、ビア自身にクラックが生じる。
【0034】金属粉末,半田粉末に対する有機溶剤の混
合比は、粉末の分散状態に応じて決定すればよいが、1
0〜70重量%が好ましく、アルコール系溶剤等が好適
に用いられる。また、予め金属粉末に半田めっきを行っ
たのち、有機溶剤と混合し、ペースト状材料8として使
用することも可能である。
【0035】上記低熱膨張性両面回路基板における回路
形成を行うにあたり、上記絶縁層2の表裏両面に導体層
3を貼り合わせたのち、加圧下で半田製導電体6の融点
以上に加温し溶融させることにより、導体層3との電気
的接続を確実なものにする。そののち、通常のエッチン
グ法により回路(配線導体)3aを形成する。
【0036】上記低熱膨張性両面回路基板を多層化する
には、上記低熱膨張性両面回路基板11(図7参照)の
所定位置に対応する部分に開孔した接着シート7(のち
に絶縁層9となる)を、上記低熱膨張性両面回路基板1
1の両面もしくは片面に位置合わせして仮接着し(図7
参照)、この接着シート7の開孔部7aに印刷で半田ペ
ースト(ペースト状材料)8(図8参照)を入れ、加熱
溶融させて半田バンプ8a(のちに半田製導電体10と
なる)を形成した半田バンプ8a付き低熱膨張性両面回
路基板11を位置合わせして複数枚重ね、加熱加圧し一
体化させることにより実現することができる(図9参
照)。ここで、上記開孔部7aは、低熱膨張性両面回路
基板11の表裏両面の配線導体3aを電気的に接続して
いるビア上の配線導体3aにおいても適用できる。
【0037】上記接着シート7を仮固定する工程におい
ては、上記低熱膨張性両面回路基板の両面もしくは片面
の任意の位置に、開口した接着シート7を熱プレスを用
いて仮接着すればよい。
【0038】半田バンプ8aを形成するにあたり、半田
ペースト8は一般に市販されているものが用いられる
が、半田粒子の大きさは100μm以下、好ましくは5
0μm以下、さらに好ましくは10μm以下である。ま
た、半田組成は、特に限定されず、基板に求められる耐
熱性に応じて選択すればよい。積層後の半田バンプ8a
は対局電極に接触して導通されるが、必要であれば半田
の融点以上に基板を加熱して金属接合させてもよい。こ
の金属接合させる方法は、加熱加圧による基板の一体化
と同時に行うか、もしくは一体化したのちに再度加熱し
てもよい。
【0039】本発明により作製された基板は、従来のプ
リント基板に比べて熱膨張係数が極めて小さく、半導体
チップと基板の熱膨張差により発生する応力が少なく、
接続信頼性の高い実装が行える。また、絶縁層2のT
g:250℃以上で、かつ弾性率:1×109 Pa(2
50℃において)以上であることから、高信頼性(吸湿
リフロー特性向上)の基板である。
【0040】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態を図
面にもとづいて説明する。
【0041】図9は本発明の多層配線基板の一実施の形
態を示している。図において、11はNi−Fe系合金
箔(芯材層)1を基体としたポリカルボジイミドからな
る絶縁層2の表裏両面に、銅箔からなる回路(配線導
体)3aが形成された両面回路基板である。この実施の
形態では、2枚の両面回路基板11が用いられており、
これにより、多層配線基板として4層配線基板が作製さ
れている。また、この実施の形態では、上記絶縁層2
は、そのTgが250℃以上で、かつ弾性率が1×10
9 Pa(250℃において)以上である。6は上記各両
面回路基板11の孔4(後述する貫通孔4)に充填され
た半田製導電体(電気導通路)であり、金属粉末が分散
されている。この半田製導電体6は、上記各両面回路基
板11の表裏両面の回路3aを電気的に接続している。
9は絶縁層であり、上記各両面回路基板11同士を接着
するポリイミド系接着剤からなる。10は上下に隣り合
う2つの両面回路基板11の回路3aを電気的に接続す
る半田製導電体である。
【0042】上記の多層配線基板を、つぎのようにして
製造することができる。すなわち、まず、Ni−Fe系
合金箔1を基体としたポリカルボジイミド樹脂からなる
絶縁層2の表裏両面に、銅箔からなる回路3aが形成さ
れた2枚の両面回路基板11と、ポリイミド系接着剤か
らなる1枚の接着シート7とを準備する(図7参照)。
つぎに、上記接着シート7を1枚の両面回路基板11の
上面に、上記接着シート7の開孔部7aを上記1枚の両
面回路基板11の回路3aの所定位置(図9の半田製導
電体10を設ける位置)に位置合わせして仮接着する
(図7参照)。つぎに、上記接着シート7の開孔部7a
にスクリーン印刷により半田ペースト8を入れ、加熱溶
融させて各両面回路基板11の回路3a上に半田バンプ
8aを形成する(図8参照)。つぎに、半田バンプ8a
を設けた両面回路基板11と、回路3aを形成しただけ
の1枚の両面回路基板11をそれぞれ位置合わせして複
数枚重ねたのち、加熱加圧し一体化させる。この状態で
は、上記接着シート7は絶縁層9となり、各半田バンプ
8aは半田製導電体10となる。これにより、2枚の両
面回路基板11が積層一体化された4層配線基板を得る
ことができる。
【0043】このように、上記実施の形態では、絶縁層
2のTgが250℃以上で、かつ弾性率が1×109
a(250℃において)以上であるため、吸湿リフロー
試験を満足する多層配線基板を得ることができる。しか
も、Ni−Fe系合金箔1を基体としているため、低熱
膨張率を低くすることができる。さらに、一回の加熱加
圧により2枚の両面回路基板11の一体化が行えると同
時に、4層間の電気的接続が行える。
【0044】以下、実施例により、本発明の効果を示
す。
【0045】
【実施例1】攪拌装置,滴下漏斗,還流冷却器,温度計
を取り付けた1Lの四ツ口丸底フラスコにトリレンジイ
ソシアネート(80.65g、3732mmol)(武
田薬品工業社製タケネート80)、キシレン262.5
g、シクロヘキサノン87.5gを仕込んだ。
【0046】カルボジイミド化触媒(3−メチル−1−
フェニル−2−ホスホレン−1−オキシド)(2.15
2g、11.2mmol)、p−イソプロピルフェニル
イソシアネート(42.12g、261.3mmol)
を仕込み、100℃で1時間攪拌して重合を行った。
【0047】IRスペクトルによりカルボジイミド化を
確認した。このカルボジイミドの数平均分子量(Mn)
は5300(n=30)であった。このポリカルボジイ
ミド溶液の粘度は、E型粘度計により25℃で回転数2
0rpmで測定した結果、0.10dPa・sであっ
た。溶液は室温で3週間以上、5℃で3ヶ月以上流動性
を有していた。
【0048】得られたポリカルボジイミド溶液をシリコ
ーン変性の離型材を塗布したポリイミドシート(厚み2
5μm)に、アプリケーターによりフィルム化し、90
℃,30分、150℃,30分乾燥させ、ポリカルボジ
イミドフィルム(厚み50μm)を得た。
【0049】厚み100μmの36アロイ箔1(Ni含
有率:36重量%,Fe含有率:64重量%)の所定の
位置に、直径0.3mmφのパンチで孔1aを開けた。
つぎに、36アロイ箔1の表裏両面に厚み50μmのポ
リカルボジイミドフィルム2を加圧加熱接着(3.92
×106 Pa、230℃、30分)により積層した(図
10参照)。つぎに、36アロイ箔1の孔1aと同じ位
置に直径0.2mmφのパンチを用いて貫通孔4を開け
た。つぎに、Ni粉末(平均粒径10μm)、Sn/S
b系半田粉末(平均粒径10μm)を30重量%,70
重量%の割合で混合したのち、アルコール系溶剤に体積
比50%となるように分散させたペーストを上記貫通孔
4上部にメタルマスク(直径0.2mmφ,厚み100
μm)を用いてスクリーン印刷した。つぎに、乾燥によ
り溶剤を除去したのち、プレス(9.8×106 Pa、
30℃、5分)により圧入し、過度量の粉末をバフ研磨
により取り除いた。
【0050】加圧下で250℃まで加温し、上記半田粉
末を溶融させることにより、Ni粉末が分散された半田
製導電体6からなるビアを設けた。つぎに、ポリカルボ
ジイミドシート2の表裏両面に厚み18μmの銅箔3を
加圧加熱接着(3.92×106 Pa、230℃、60
分)したのち、3.92×106 Pa、250℃、5分
加圧加熱した(図6参照)。つぎに、乾燥機で230
℃,24時間アニール処理を行った。そののち、従来の
エッチング法により表裏両面の銅箔3に回路3aを形成
して、低熱膨張性両面回路基板11を得た(図7参
照)。この低熱膨張性両面回路基板11において、ポリ
カルボジイミドのTg:250℃で、弾性率:1×10
9 Pa(250℃において)である。
【0051】
【実施例2】厚み100μmの36アロイ箔1の所定の
位置に、直径0.3mmφのパンチで孔1aを開けた。
ついで、36アロイ箔1の表裏両面に厚み50μmのポ
リカルボジイミドフィルム2を加圧加熱接着(3.92
×106 Pa、230℃、30分)により積層した(図
10参照)。36アロイ箔1の孔1aと同じ位置に直径
0.2mmφのパンチを用いて貫通孔4を開けた。つぎ
に、Ni粉末(平均粒径10μm)、Sn/Sb系半田
粉末(平均粒径10μm)を30重量%,70重量%の
割合で混合したのち、アルコール系溶剤に体積比50%
となるように分散させたペーストを上記貫通孔4上部に
メタルマスク(直径0.2mmφ,厚み100μm)を
用いてスクリーン印刷した。つぎに、乾燥により溶剤を
除去したのち、プレス(9.8×106 Pa、230
℃、5分)により圧入し、過度量の粉末をバフ研磨によ
り取り除いた。
【0052】加圧下で250℃まで加温し、上記半田粉
末を溶融させることにより、Ni粉末が分散された半田
製導電体6からなるビアを設けた。この状態で、乾燥機
にて230℃,15分アニール処理を行った。つぎに、
ポリカルボジイミドシート2の表裏両面に厚み18μm
の銅箔3aを加圧加熱接着(3.92×106 Pa、2
30℃、60分)で貼り合わせた(図6参照)のち、
3.92×106 Pa、250℃、5分加圧加熱した。
そののち、従来のエッチング法により表裏両面の銅箔3
に回路3aを形成して、低熱膨張性両面回路基板11を
得た(図7参照)。この低熱膨張性両面回路基板11に
おいて、ポリカルボジイミドのTg:250℃で、弾性
率:1×109 Pa(250℃において)である。
【0053】
【実施例3】厚み100μmの36アロイ箔1の所定の
位置に、直径0.3mmφのパンチで孔1aを開けた。
ついで、36アロイ箔1の表裏両面に予め230℃、3
0分で熱処理した厚み50μmのポリカルボジイミドフ
ィルム2を加圧加熱接着(3.92×106 Pa、23
0℃、30分)により積層した(図10参照)。そのあ
とは、実施例1と同様の操作で低熱膨張性両面回路基板
11を作製した。この低熱膨張性両面回路基板11にお
いて、ポリカルボジイミドのTg:250℃で、弾性
率:1×109 Pa(250℃において)である。
【0054】
【比較例1】厚み100μmの36アロイ箔の所定の位
置に、直径0.3mmφのパンチで孔を開けた。つい
で、36アロイ箔の表裏両面に、下記の化学式(2)で
表わされるTg:210℃,弾性率:1×107 Pa
(=1E7Pa)(250℃において)のシリコーン変
性ポリイミド接着剤(厚み50μm)を加圧加熱接着
(3.92×106 Pa、250℃、30分)により積
層した。そのあとは、実施例1と同様の操作で両面回路
基板を作製した。
【0055】
【化2】
【0056】
【比較例2】厚み100μmの36アロイ箔の所定の位
置に、直径0.3mmφのパンチで孔を開けた。つい
で、36アロイ箔の表裏両面に厚み50μmのポリカル
ボジイミドフィルム(ポリカルボジイミドのTg:20
0℃,弾性率:1×106 Pa(=1E6Pa)(25
0℃において)を加圧加熱接着(3.92×106
a、230℃、30分)により積層した。そのあとは、
実施例1と同様の操作で両面回路基板を作製した。
【0057】上記のように作製した実施例1〜3品の低
熱膨張性両面回路基板および比較例1,2品の両面回路
基板(3cm□、デイジーチェーン、100穴)を下記
の吸湿条件で吸湿させ、5分リフロー(max.250
℃)した。初期および吸湿リフロー試験後の電気抵抗を
測定した。その結果を下記の表1に示す。
【0058】
【表1】
【0059】上記の表1より、絶縁層2の樹脂としてポ
リカルボジイミドを用いた実施例1〜3品は、吸湿リフ
ロー試験後の電気抵抗も初期の電気抵抗と変わらなかっ
たのに対し、絶縁層2の樹脂としてシリコーン変性ポリ
イミド接着剤を用いた比較例1品、および熱処理してい
ないポリカルボジイミドを用いた比較例2品は、吸湿リ
フロー試験後に電気抵抗が上がり、吸湿リフロー試験を
パスすることができなかった。これは、Tg:250℃
以上で、かつ弾性率:1×109 Pa(250℃におい
て)以上でないため、樹脂の凝集力が不足しているため
に起こった。これらから、熱処理を施したポリカルボジ
イミドを用いることで、吸湿リフロー特性が向上したこ
とがわかる。
【0060】また、上記の実施例1〜3品の低熱膨張性
両面回路基板について、熱膨張係数の測定を以下のよう
にして行った。すなわち、熱板上に置いた両面基板に約
5cmの間隔で2点マーキングし、2点間の距離をCC
Dカメラで正確に測定した。つぎに、熱板を200℃ま
で昇温したときの2点間の距離を再度正確に測定して伸
び量を求め、室温から200℃までの平均熱膨張係数を
算出した。その結果を下記の表2に示す。
【0061】
【表2】
【0062】上記の表2に示すように、36アロイ金属
箔1を有する実施例1〜3品の低熱膨張性両面回路基板
は、すべて極めて低い熱膨張率を示した。このことか
ら、実施例1〜3品の低熱膨張性両面回路基板は低熱膨
張率を有していながら、高信頼性の基板であることが判
る。
【0063】
【発明の効果】以上のように、本発明の低熱膨張性両面
回路基板および多層配線基板は、金属箔からなる芯材層
の両面に、Tg:250℃以上で、かつ弾性率:1×1
9 Pa(250℃において)以上である熱硬化性樹脂
を絶縁層として積層しているため、吸湿リフロー試験を
満足することができ、信頼性が高く、熱膨張率が低い多
層配線基板を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の低熱膨張性両面回路基板の一実施の形
態を示す断面図である。
【図2】上記低熱膨張性両面回路基板の製造方法を示す
断面図である。
【図3】上記低熱膨張性両面回路基板の製造方法を示す
断面図である。
【図4】上記低熱膨張性両面回路基板の製造方法を示す
断面図である。
【図5】上記低熱膨張性両面回路基板の製造方法を示す
断面図である。
【図6】上記低熱膨張性両面回路基板の他の例の製造方
法を示す断面図である。
【図7】多層配線基板の製造方法を示す断面図である。
【図8】上記多層配線基板の製造方法を示す断面図であ
る。
【図9】本発明の多層配線基板の一実施の形態を示す断
面図である。
【図10】実施例3の説明図である。
【符号の説明】
1 芯材層 2 絶縁層
フロントページの続き (72)発明者 中村 圭 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内 (72)発明者 桶結 卓司 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内 Fターム(参考) 5E346 CC08 CC37 CC40 DD22 EE13 GG09 GG15 GG28 HH31 5F044 KK02 KK07

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属箔からなる芯材層の両面に、ガラス
    転移点:250℃以上で、かつ弾性率:1×109 Pa
    (250℃において)以上である熱硬化性樹脂が絶縁層
    として積層されていることを特徴とする低熱膨張性両面
    回路基板。
  2. 【請求項2】 上記絶縁層の両面に配線導体層が設けら
    れている請求項1記載の低熱膨張性両面回路基板。
  3. 【請求項3】 上記芯材層の所定の位置に貫通孔が穿設
    され、この貫通孔の内周面が上記絶縁層で覆われて絶縁
    され、上記貫通孔の内周面を覆う絶縁層の内周面に金属
    層が形成され、この金属層が、低熱膨張性両面回路基板
    の表裏両面の配線導体を厚み方向に電気的に接続する電
    気導通路となっている請求項1または2記載の低熱膨張
    性両面回路基板。
  4. 【請求項4】 上記金属箔がNi−Fe系合金箔である
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の低熱膨張性両面回
    路基板。
  5. 【請求項5】 上記Ni−Fe系合金箔のNi含有量が
    31〜50重量%である請求項4記載の低熱膨張性両面
    回路基板。
  6. 【請求項6】 上記芯材層に穿設された貫通孔の内周面
    を覆う絶縁層の内部全体に金属が充填されている請求項
    1〜5のいずれか一項に記載の低熱膨張性両面回路基
    板。
  7. 【請求項7】 上記絶縁層が下記の化学式(1)で表わ
    される骨格を備えたポリカルボジイミドを主成分とする
    熱硬化性樹脂である請求項1〜6のいずれか一項に記載
    の低熱膨張性両面回路基板。 【化1】
  8. 【請求項8】 上記の化学式(1)で表わされる骨格を
    備えたポリカルボジイミドを主成分とする熱硬化性樹脂
    をガラス転移点:250℃以上で、かつ弾性率:1×1
    9 Pa(250℃において)以上にするために、上記
    芯材層との積層後に200〜230℃で熱処理するよう
    にした請求項7記載の低熱膨張性両面回路基板。
  9. 【請求項9】 上記芯材層の厚みが10〜300μmの
    範囲に設定されている請求項1〜8のいずれか一項に記
    載の低熱膨張性両面回路基板。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれか一項に記載の
    複数の低熱膨張性両面回路基板がそれぞれ接着剤層を介
    して積層一体化され、上記接着剤層には、これを挟む2
    つの低熱膨張性両面回路基板の配線導体に当接する部分
    の所定位置に孔が穿設され、上記穿孔部に半田製導電体
    が設けられ、上記半田製導電体により上記2つの低熱膨
    張性両面回路基板の配線導体が電気的に接続されている
    ことを特徴とする多層配線基板。
JP2000370590A 2000-12-05 2000-12-05 低熱膨張性両面回路基板およびそれを用いた多層配線基板 Pending JP2002176260A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000370590A JP2002176260A (ja) 2000-12-05 2000-12-05 低熱膨張性両面回路基板およびそれを用いた多層配線基板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000370590A JP2002176260A (ja) 2000-12-05 2000-12-05 低熱膨張性両面回路基板およびそれを用いた多層配線基板

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002176260A true JP2002176260A (ja) 2002-06-21

Family

ID=18840459

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000370590A Pending JP2002176260A (ja) 2000-12-05 2000-12-05 低熱膨張性両面回路基板およびそれを用いた多層配線基板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002176260A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6180261B1 (en) Low thermal expansion circuit board and multilayer wiring circuit board
KR100517009B1 (ko) 다층배선기판및이의제조방법
US6909181B2 (en) Light signal processing system
KR100868848B1 (ko) 금속적층판 및 이의 제조방법
JP2000036518A (ja) ウェハスケールパッケージ構造およびこれに用いる回路基板
WO2005084093A1 (ja) 多層積層配線板
KR100432105B1 (ko) 수지 조성물, 및 이 수지 조성물을 사용한 접착 필름,금속-피복 접착 필름, 회로 기판 및 조립 구조체
JP2001028482A (ja) 多層配線基板およびその製造方法
JP2001332828A (ja) 両面回路基板およびそれを用いた多層配線基板
EP1243026A1 (en) Organic packages with solders for reliable flip chip connections
JP2008274210A (ja) 回路基板用接着フィルム、それを用いた回路基板及び半導体チップ搭載用基板並びに半導体パッケージ
JP4642479B2 (ja) Cof用積層板及びcofフィルムキャリアテープ
JP5000310B2 (ja) Cof用積層板及びcofフィルムキャリアテープ並びに電子装置
JP2002368043A (ja) 導電性ペーストとそれを用いた導電性バンプおよびその形成方法、導電性バンプの接続方法、並びに回路基板とその製造方法
JP3838250B2 (ja) 積層板及び多層プリント回路板
JPH11238954A (ja) 低熱膨張回路基板および多層配線回路基板
JP2002176260A (ja) 低熱膨張性両面回路基板およびそれを用いた多層配線基板
KR101378052B1 (ko) Cof용 적층판, cof 필름 캐리어 테이프 및 전자장치
JP5158397B2 (ja) 耐熱性接着シート、金属箔張り積層板及びエリアアレイ半導体パッケージ用配線基板
JPH11163522A (ja) 多層配線基板およびその製造方法
JPH11329542A (ja) 異方性導電接着材
CN110117418B (zh) 覆盖膜及半导体元件表面的绝缘层的制作方法
JP2004165471A (ja) アンダーフィル用接着フィルム及びこれを用いた半導体装置
JP2002076557A (ja) 回路配線基板およびそれを用いた多層回路配線基板ならびにその製造方法
JP2001212904A (ja) 接着剤付き導体−ポリイミド積層板