JP2002174984A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002174984A
JP2002174984A JP2000372969A JP2000372969A JP2002174984A JP 2002174984 A JP2002174984 A JP 2002174984A JP 2000372969 A JP2000372969 A JP 2000372969A JP 2000372969 A JP2000372969 A JP 2000372969A JP 2002174984 A JP2002174984 A JP 2002174984A
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image forming
power
temperature
forming apparatus
control
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Yoshiteru Mori
美輝 森
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 位相制御手段の異常を検出して、表示部によ
り異常を報知するとともに、待機時における無駄な電力
消費を抑制し、画像形成動作時に商用電源に負担をかけ
ることがない画像形成装置を提供する。 【解決手段】 定着ローラ106を加熱するための加熱
手段(ヒーターランプ102)へ供給する電力を、画像
形成装置の状態に応じて位相制御する電力制御手段(制
御部112)を備える。画像形成装置の動作を制御する
制御手段により電力制御手段に対して低電力供給の指示
がなされているにもかかわらず、定着ローラ106の表
面温度の熱特性が全電力供給の場合とほぼ同一である場
合に、電力制御手段の動作異常と判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置に関
し、特に加熱手段を組み込んだ定着器を備えた画像形成
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、熱定着を行う電子写真式複写機や
プリンタ(以下、「画像形成装置」という)が一般的に
知られている。従来の画像形成装置は、熱定着を行うた
めに、定着ローラにハロゲンヒータ等の加熱手段が組み
込まれた定着器を備えている。また、従来の画像形成装
置では、定着ローラの表面温度をサーミスタ等の温度検
出素子により検出し、加熱手段に接続されたトライアッ
ク等のスイッチ素子をオン・オフ制御することにより、
定着ローラの表面温度が所定温度となるように制御して
いる。このような画像形成装置が、例えば特開昭64−
46782号公報等に開示されている。
【0003】また、従来の画像形成装置には、一般的
に、定着ローラの表面に温度ヒューズやサーモスイッチ
等が配置されており、これらがハロゲンヒータ等からな
る加熱手段に接続されている。そして、加熱制御におい
て異常が発生し、定着ローラの温度が上昇しすぎた場合
には、温度ヒューズやサーモスイッチ等により、加熱手
段への電力供給を遮断するという安全対策がとられてい
る。
【0004】また、近年では、加熱手段へ供給する電力
を位相制御することにより、電力消費を所定電力以内と
するような、いわゆる低電力モード(待機モード)への
移行機能を備えた画像形成装置が開発されている。この
ような画像形成装置には、上述したようなオン・オフ制
御のためのスイッチ素子に加えて、定着手段の加熱装置
に対する電力供給を制御するための位相制御手段が設け
られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな低電力モードへの移行機能を備えた画像形成装置で
は、位相制御手段における電力制御機能が故障すると、
常にフル点灯状態(全電力供給状態)となってしまう。
ところが、定着手段のスイッチ素子によるオン・オフ機
能が正常の場合には、定着手段の定着ローラの表面温度
がほぼ正常にコントロールされるため、温度検出器から
出力される信号も異常とはならず、画像形成装置の制御
部では位相制御手段の異常を検出することができないと
いう問題があった。
【0006】また、従来のスイッチング素子を用いた制
御では、電力制御が行われずに常にフル点灯ON/OF
Fの状態である場合に、温度制御の状態は、設定温度に
到達すればOFFとなり、設定温度以下であればONと
なる状態が繰り返される。実際には、設定温度付近でO
N/OFF動作が頻繁に行なわれるのを避けるために、
ヒステリシス(ON点とOFF点に温度差を1〜2℃設
ける)を設定する。
【0007】また、定着装置には熱容量があり、ヒータ
ーランプをOFFとしても定着温度が上昇するオーバー
シュートが生じる。したがって、レディ中の低電力モー
ド時には無駄な電力消費となってしまう。また、電力制
御が正常である場合は、供給する電力を低くすることに
よりオーバーシュートを小さくすることが可能となる。
【0008】このため、制御部では低電力モードヘの移
行を指示しているにもかかわらず、実際には低電力モー
ドに移行することができず、無駄な電力が消費されたり
商用電源へ負担をかけてしまうという問題が発生する。
また、通常の画像形成時においてもオーバーシュートが
発生し、画質に悪影響をおよぼすという問題も発生す
る。さらに、画像形成時の電力制御において、所定の定
格電力を超えてしまうという問題が発生する危険性もあ
った。
【0009】本発明は、上述した問題に鑑みてなされた
ものであり、位相制御手段の異常を検出して、表示部に
より異常を報知するとともに、待機時における無駄な電
力消費を抑制し、画像形成動作時に商用電源に負担をか
けることがない画像形成装置を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る画像形成装
置は、上述した目的を達成するため、以下の特徴点を備
えている。
【0011】すなわち、本発明に係る画像形成装置は、
加熱手段を有する定着ローラの表面温度を温度検出手段
で検出し、所定温度となるように制御を行う定着器を備
えた画像形成装置において、前記加熱手段へ供給する電
力を画像形成装置の状態に応じて位相制御する電力制御
手段を備え、画像形成装置の動作を制御する制御手段に
より前記電力制御手段に対して低電力供給の指示がなさ
れているにもかかわらず、前記定着ローラの表面温度の
熱特性が全電力供給の場合とほぼ同一である場合に、前
記電力制御手段の動作異常と判断することを特徴とする
ものである。
【0012】このような構成とすることにより、電力制
御を行っている場合に熱特性を検出し、検出結果が全電
力供給(全点灯)時とほぼ同一の場合に異常と判断し
て、電力制御手段の異常を検出することができる。
【0013】ところで、特開昭64−46782号公報
等に開示されている従来の技術では、加熱手段(ヒータ
ーランプ)に供給するAC電力のAC電圧を測定し、そ
の供給電力毎に設定された熱特性の目標設定領域とは異
なる熱特性を検出した場合に、異常検出を行っている。
これに対して、本発明の画像形成装置は、位相制御によ
り電力供給を制御し、電力制御手段の異常を検出するも
のである。また、AC電圧の検出を行うのではなく(A
C電圧に関わらず)、位相制御に対する制御指示(制御
信号)と、定着ローラの表面温度における実際の熱特性
とに基づいて、電力制御手段の異常を検出している。す
なわち、本発明の画像形成装置によれば、位相制御によ
り定着ローラの温度制御を行う画像形成装置に対して、
位相制御の異常を容易に検出することが可能となる。
【0014】また、一般的な画像形成装置では、AC電
源電圧が異なると、それに応じて発熱量が異なるため、
これを一定に制御するために位相制御を実施する場合が
ある。すなわち、AC電源電圧を測定し、その電圧によ
って位相角を変更し、発熱量が一定となるような制御を
行っている。これに対して、本発明の画像形成装置で
は、上述したような処理を実施しているにもかかわら
ず、ヒーターランプによる発熱量が異なることを、温度
特性を測定することにより、制御異常として検出可能と
している。
【0015】また、本発明の画像形成装置では、前記熱
特性を前記定着ローラの温度上昇率としたり、設定され
た制御温度に達するまでの時間とすることが可能であ
る。
【0016】このような構成とすることにより、電力制
御手段の正常動作による低電力供給であるか、あるいは
電力制御手段の異常動作による全電力供給であるかを、
温度上昇率に基づいて容易に判断することができる。こ
の場合、より短い時間で電力制御手段の異常を検出する
ことが可能となる。
【0017】また、本発明の画像形成装置では、画像形
成装置に関する情報を表示するための表示部を有する操
作部を備え、前記電力制御手段の動作異常と判断した場
合に、画像形成装置の動作を禁止せずに前記電力制御手
段の動作を中止するとともに、その旨の警告を前記表示
部に表示することが可能である。
【0018】このような構成とすることにより、電力制
御手段が故障等の異常時に省エネモードヘ移行すること
ができなくなるが、画像形成動作を行うことは可能とな
る。したがって、画像形成動作を完全に禁止されること
がなく、サービスマンによる修理が行われるまでの間、
画像形成を行うことができる。
【0019】また、本発明の画像形成装置では、前記電
力制御手段の動作異常と判断した場合に、連続的な画像
形成動作を禁止して間欠的な画像形成動作を可能とし、
画像形成動作時には、前記定着器への電力供給を行わな
いような構成とすることが可能である。
【0020】このような構成とすることにより、電力制
御手段に故障等の異常が発生している場合には、間欠的
な画像形成動作、すなわち複数の画像形成動作を重複し
て(並行して)行うのではなく、各画像形成動作を個別
に行うことができる。また、画像形成動作時には定着部
への電力供給を行わず、各画像形成動作の間の画像形成
が行われていない期間に定着部への電力供給を行うこと
ができる。このため、画像形成装置の定格電力消費(国
内では1.5KW)を超えることを防止し、商用電源に
負担を与えずに、サービスマンによる修理が行われるま
での間、画像形成動作を行うことができる。また、定格
電力消費を超えることがないので、火災の発生等を未然
に防止することができる。
【0021】さらに、本発明の画像形成装置では、主電
源および待機時に必要な電力のみを供給する補助電源の
少なくとも2系統の電源を備え、前記電力制御手段に異
常が発生している場合には、画像形成動作終了直後に、
前記補助電源のみで動作させることが可能である。
【0022】画像形成装置では、画像形成動作が終了し
た場合に所定時間が経過してから待機モードに移行して
いる。これに対して、上述した構成とすることにより、
待機状態において異常を有する電力制御手段ヘの電力供
給を、画像形成終了直後にOFFとして、電力消費をさ
らに抑えることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明に
係る画像形成装置の実施形態を説明する。なお、以下に
説明する実施形態では、代表的な画像形成装置としてデ
ジタル複合機を例にとって説明を行う。
【0024】<画像形成装置の全体構成>図1に、本発
明の実施形態に係るデジタル複合機30の概略構成を示
す。本発明の実施形態に係るデジタル複合機30は、図
1に示すように、透明ガラスからなる原稿台35を有し
ており、この原稿台35上には、自動原稿搬送装置36
が備えられている。この自動原稿搬送装置36は、原稿
セットトレイ上にセットされた複数枚の原稿を、1枚ず
つ自動的に原稿台35上へ給送する装置である。
【0025】原稿台35の下部は、スキャナ40が配設
された原稿読取りユニット31となっている。スキャナ
40は、原稿台35上に載置された原稿の画像を走査し
て読取るための装置である。このスキャナ40は、原稿
面上を露光するランプリフレクターアセンブリ41と、
原稿からの反射光像を光電変換素子であるCCD44に
導くための第1の反射ミラー42aを搭載してなる第1
の走査ユニット40aと、第1の反射ミラー42aから
の反射光像をCCD44へ導くための第2および第3の
反射ミラー42b,42cを搭載してなる第2の走査ユ
ニット40bと、原稿からの反射光像を、各反射ミラー
42a,b,cを介してCCD44上に結像させるため
の光学レンズ43とから構成されている。
【0026】また、スキャナ40は、自動原稿搬送装置
36との関連した動作により、自動原稿搬送装置36を
用いて自動搬送される原稿の画像を、所定の露光位置で
読取るようになっている。このスキャナ40により読取
られた原稿画像は、画像データとして画像データ入力部
へ送られ、画像データに対して所定の画像処理が施され
た後、画像処理部のメモリに一旦記憶され、出力指示に
応じてメモリ内の画像を読出してレーザー書込みユニッ
ト45に転送される。
【0027】レーザー書込みユニット45は、メモリか
ら読出した画像データ、または外部の装置から転送され
てきた画像データに応じてレーザー光を出射する半導体
レーザー光源と、レーザー光を等角速度で偏向するポリ
ゴンミラーと、等角速度で偏向されたレーザー光が作像
ユニット32を構成する感光体ドラム46上において等
角速度で偏向されるように補正するf−θレンズ等を有
している。
【0028】上記作像ユニット32は、感光体ドラム4
6の周囲に、感光体ドラム46を所定の電位に帯電させ
る帯電器と、感光体ドラム46上に形成された静電潜像
にトナーを供給して顕像化する現像器と、感光体ドラム
46の表面に形成されたトナー像を記録紙に転写する転
写器と、余分なトナーを回収するクリーニング器と、除
電器等を備えている。
【0029】スキャナ40により読取られた原稿画像
は、画像メモリに一旦記憶された後、画像メモリから読
出され、レーザー書込みユニット45による感光体ドラ
ム46の表面への静電潜像の形成に用いられる。形成さ
れた静電潜像は、現像器内のトナーにより顕像化されて
トナー像となる。そして、このトナー像は、転写器によ
りシート体である記録紙上に静電転写された後、定着ユ
ニット47に送られる。この定着ユニット47は、温度
検出器47aで検出された定着ローラの温度に基づい
て、記録紙上のトナーを溶融可能な温度となるように温
度制御されている。
【0030】ここで、定着ユニット(定着装置)47に
ついて、さらに詳しく説明する。定着ユニット47は、
互いに圧接するように配置された定着ローラおよび加圧
ローラと、ヒーターランプと、温度検出器47aを備え
ている。定着ローラおよび加圧ローラは、例えば、アル
ミニウム製の芯金の上にシリコーンゴム製のゴム層を有
して形成されている。また、定着ローラの芯金内部に
は、ハロゲンランプ等からなるヒーターランプが備えら
れている。定着ユニット47の温度は、定着ローラに接
触して設けられた温度検出器47aの検出温度に基づ
き、ヒーターランプに供給される電力がON/OFFさ
れることにより制御される。
【0031】ここで、ヒートアップ時には1200Wの
全電力(フル点灯電力)を供給するが、待機時には、位
相制御を行って例えば650Wの比較的低い電力がヒー
ターランプに供給され、定着ローラの温度が例えば17
0℃に保たれる。また、画像形成時には、例えば定着以
外を行う装置(モータ、クラッチ、コピーランプ等)を
駆動させる必要があり、これらに500Wを要するため
に、コピー中は位相制御により1000Wの電力がヒー
ターランプに供給されるが、画像形成時の定着ローラの
温度も待機時と同じ170℃に制御される(消費電力
は、トータル1.5KW以内に制御される)。また、省
エネモード時には、ヒーターランプの設定温度を150
℃に設定し、消費電力を低減させる。
【0032】ここで、待機時とは、コピースタート受付
可能後、遅延なくコピー動作を行うことができる状態の
ことである。省エネモードには、コピースタート受付可
能であるが受付後の動作に若干の遅延を有する低電力モ
ードと、消費電力が最低となるスリープモードとがあ
る。それぞれのモードにおける温調温度は、待機時が1
70℃であり、低電力モードが150℃であり、スリー
プモードはヒータOFFとなる。このように、定着ロー
ラは、ヒーターランプにより内側から加熱されるととも
に、温度検出器47aによって表面温度が監視されてい
る。
【0033】温度検出器47aは、例えばサーミスタ等
から構成されている。この温度検出器47aによる検出
結果は後述する制御回路に送られ、ヒーターランプへの
電力供給の制御に用いられる。
【0034】なお、定着ローラには、さらに温度ヒュー
ズやサーモスタット等が取り付けられており、定着ロー
ラが高温になり過ぎるような場合には、強制的にヒータ
ーランプへの電力の供給が遮断されるようになっている
ことが望ましい。
【0035】作像ユニット32における記録紙の排出側
には、上記定着ユニット47以外に、記録紙の裏面に再
度画像を形成するために記録紙の前後を反転させるスイ
ッチバック路56が設けられている。また、画像が形成
された記録紙に対してステープル処理等を行うことがで
きる昇降トレイを有する後処理装置34も備えられてい
る。これにより、定着ユニット47によりトナー像が定
着された記録紙は、必要に応じてスイッチバック路56
を経た後、排紙ローラ57により後処理装置34へ導か
れて所定の後処理が施され、デジタル複合機30の外部
へ排出される。
【0036】作像ユニット32の下方には、給紙部50
が配設されている。この給紙部50は、手差トレイ54
と、両面ユニット55と、複数の用紙カセット51,5
2,53を備えた多段給紙トレイ部と、用紙カセット5
1,52,53および手差トレイ54から給紙された用
紙を、搬送経路33を経て作像ユニット32における転
写器が配置された転写位置へ搬送するための搬送手段を
備えている。両面ユニット55は、記録紙を反転させる
スイッチバック路56に通じており、記録紙の両面に画
像形成を行う際に用いられる。
【0037】<温度制御回路>次に、図2および図3に
基づいて、定着ローラの温度制御回路について説明す
る。図2は、デジタル複合機30における定着ローラの
温度制御回路を示すブロック図、図3は、AC電力およ
び温度制御回路が生成する各種信号の関係を示すタイミ
ングチャートである。
【0038】定着ローラ106内には、図2に示すよう
に、ヒーターランプ(ハロゲンランプ)102が設けら
れており、このヒーターランプ102には、位相制御回
路110を介してAC入力部108が接続されている。
そして、AC入力部108に入力される商用電力が、位
相制御回路110により位相制御されてヒーターランプ
102に供給される。また、定着ローラ106には、温
度検出器47aとしてのサーミスタが取り付けられてい
る。このサーミスタ47aは、定着ローラ106の表面
温度を測温し、その結果を後述する制御回路122に送
るようになっている。
【0039】この温度制御回路には、制御部112およ
び電源部114が設けられている。制御部112には、
AC入力部108からのAC電力、およびサーミスタ4
7aからの測温結果の信号が入力されるようになってい
る。電源部114は、AC入力部108から取り込んだ
AC電力をDC電力に変換し、変換したDC電力を制御
部112や他の負荷に供給し、これらを動作させる。こ
こで、他の負荷とは、制御部112、位相制御回路11
0、および操作/表示部126を除く部分であり、モー
タや画像形成に関わるプロセス部の各部分のことをい
う。
【0040】上述した各部について、さらに詳しく説明
する。位相制御回路110は、トライアックにより、A
C入力部108に入力されるAC電力を、その周期内で
その位相角に応じてON/OFF制御(位相制御)する
ことにより、所定の電力値となるように制御してヒータ
ーランプ102に供給するための回路である。ここで、
位相角に応じたON/OFF制御は、制御部112にお
けるAC入力波形の位相検出に基づいて生成される制御
信号により行われる。
【0041】この位相制御回路110は、トライアック
によるACスイッチング用基本回路であり、絶縁のため
フォトトライアックを使用しており、制御信号にパルス
を供給することによりACスイッチがONとなる。
【0042】制御部112は、位相検知回路(ゼロクロ
ス検出回路)120、制御回路122、位相制御信号生
成回路124を備えている。位相検知回路120は、A
C入力部108に入力されるAC入力の波形(図3
(1))を取り込んでいる。そして、位相検知回路12
0は、その波形(電圧)がゼロとなるタイミング(ゼロ
クロスタイミング)を検出し、検出したタイミングでタ
イミングパルス(ゼロクロスタイミングパルス)(図3
(2))を生成する。
【0043】位相検知回路120により生成されたゼロ
クロスタイミングパルスは、制御回路122を介して位
相制御信号生成回路124に送られる。位相制御信号生
成回路124では、ゼロクロスタイミングパルスと、位
相制御パラメータとに基づいて、位相制御信号(図3
(3))を生成する。この位相制御信号は、ゼロクロス
タイミングパルスを検出してから、位相制御パラメータ
により定められる時間t off(AC入力の波形の半周期
以下の時間)、位相制御回路110におけるトライアッ
クをOFFとし、ヒーターランプ102への電力供給を
瞬間的にOFFにする。そのために、位相制御回路11
0は、例えばゼロクロスタイミング検出と同時にトライ
アックをOFFにするとともにタイマを起動し、時間t
off経過後に再びトライアックをONにして、ヒーター
ランプ102への電力供給を再開させればよい。
【0044】上述した回路構成では、供給電力や定着ロ
ーラ106の目標温度(温調温度)に応じて、時間t
offを調節することにより、所望の電力(図3(4):
斜線部に相当する電力がカットされる)をヒーターラン
プ102に供給することが可能になる。
【0045】制御回路122には、サーミスタ47aに
よる定着ローラ106の表面温度の測定結果が入力され
る。制御回路122は、この測定結果に基づいて電力供
給制御信号を生成する。この電力供給制御信号は、上記
位相制御信号による位相制御を許可するか、あるいはヒ
ーターランプ102への電力供給を完全にOFFにする
かを決定するための信号である。そして、定着ローラ1
06の温度が所定値より高くなった場合には、制御回路
122が電力供給制御信号によりヒーターランプ102
への電力の供給を完全にOFFにする。これにより、定
着ローラ106の温度が上昇し過ぎるという不都合を防
止することができる。
【0046】また、制御回路122は、サーミスタ47
aの測定結果に基づいて、位相制御が正常に行われてい
るか否かを判断する機能も有している。この判断に関し
ては後述する。さらに、制御回路122は、操作/表示
部126に接続されており、位相制御が正常に行われて
いないと判断された場合に、その旨を操作/表示部12
6により報知できるようになっている。
【0047】電源部114は、DC電源回路128によ
り構成されている。DC電源回路128は、AC入力部
108に入力されるAC電力を取り込んでDC電力に変
換し、変換されたDC電力は、制御部112等に供給さ
れる。
【0048】このDC電源回路128は、メイン電源1
28aおよびサブ電源128bを備えている。メイン電
源128aは、画像形成時などデジタル複合機30が通
常の動作状態にある場合において、DC電力を必要とす
る各部(上記「他の負荷」を含む)への電力供給を行う
ものである。このメイン電源128aは、省電力モード
時にはOFFとなる。また、サブ電源128bは、省電
力モード時などデジタル複合機30が待機状態にある場
合に、制御部112など必要最小限の部分(特に、定着
ローラ106の温度制御回路)にのみDC電力を供給す
るものである。
【0049】この電源部114により、メイン電源12
8aがOFFとなる省電力モード時においても、定着ロ
ーラ106の温度制御(ヒーターランプ102への供給
電力制御)のみを行い、省電力化を図ることができる。
また、省電力モード時には、上述した位相制御により定
着ローラ106の目標温度を下げることにより、さらに
省電力化が可能になる。
【0050】<温度制御におけるトラブル検出>次に、
図4および図5に基づいて、上記温度制御回路による温
度制御においてトラブルが発生した際のトラブル検出方
法について説明する。図4は、AC入力波形および制御
部112からの制御信号を示すタイミングチャート、図
5は、図4に示す制御による定着ローラ106の温度変
化(サーミスタ47aによる測温結果)を示すグラフで
ある。なお、ここでは、定着ローラ106の温度制御に
関して説明するが、これに限らず、温度制御を必要とす
るシステムであり、かつ、位相制御を行うシステムであ
ればこの方法を適用することができる。
【0051】図4および図5において、はフル点灯状
態(全電力供給状態)を、およびは電力の一部をカ
ットした状態を示している。の状態では、AC入力部
108からのAC電力がそのままヒーターランプ102
に供給される。また、AC入力部108からのAC電力
のうち、では、縦線を付した部分に相当する電力がカ
ットされ、では、縦線を付した部分および横線を付し
た部分に相当する電力がカットされる。つまり、(の
電力値)>(の電力値)の関係が成り立つ。
【0052】上記各位相制御を行った場合に、定着ロー
ラ106の温度変化はそれぞれ異なった特性を示す。こ
こで、時間t0において定着ローラ106が温度T0であ
り、フル点灯時、位相制御時(電力大)、位相制
御時(電力小)それぞれでヒーターランプ102に電力
供給を行った場合の温度上昇率ΔT1,ΔT2,ΔT3
は、 となる。
【0053】この時、図5に示すように、温度上昇率Δ
T1,ΔT2,ΔT3は、供給される電力に対して ΔT1>ΔT2>ΔT3 なる関係が成立する。
【0054】<温度上昇率によるトラブル検出>上述し
た関係は、位相制御信号生成回路124や位相制御回路
110が正常に機能している場合については成り立つ。
ところが、位相制御信号生成回路124や位相制御回路
110が故障し、位相制御が正常に行われずに常時フル
点灯状態となってしまった場合には、 ΔT1≧ΔT2 となってしまう。したがって、温度上昇率を監視し、上
記位相制御パラメータ(時間toff)との関係が適切で
あるか否かを判断することにより、位相制御異常のトラ
ブルを検出することができる。なお、この判断は制御回
路122等で行えばよい。
【0055】従来の画像形成装置では、目標温度に対す
る測定温度の関係に基づく制御のみが行われており、目
標温度に対してその高低に基づいてトラブルを検出して
いた。これに対して、本実施形態に係るデジタル複合機
30では、位相制御を導入することに伴い、上記温度上
昇率を測定することにより位相制御に対するトラブルを
検出することができる。
【0056】これにより、位相制御が正常に行われず、
予期しない電力がヒーターランプ102に供給された場
合であっても、ヒーターランプ102の制御を含めた装
置全体における消費電力の増大を防止することができ
る。また、位相制御が行われず、ヒーターランプ102
の制御がフル点灯状態に対するON/OFF制御(フル
点灯ON/OFF制御)として行われた場合であって
も、温調温度のオーバーシュートを防止することができ
る。特に、消費電力が装置の定格電力を超えることがな
いようにするために、に対する制御は重要である。
【0057】また、温度上昇率に基づいてトラブルの検
出を行うことにより、環境温度に左右され難くなり、安
定したトラブルの検出が可能となる。さらに、予め定め
た一定時間単位における温度上昇を監視することにより
トラブルの検出が可能であるため、迅速にトラブルの検
出を行うことができる。したがって、ヒーターランプ1
02の温度制御をより安全に行うことが可能となる。
【0058】以上説明したように、本実施形態に係るデ
ジタル複合機30における温度制御のトラブル検出で
は、ヒーターランプ102に対して、位相制御(電力制
御)により電力を供給している場合(低電力供給時)
と、フル点灯状態で電力を供給している場合とのサーミ
スタ47aの温度上昇率を比較し、低電力供給時である
にもかかわらず急激に温度が上昇した場合に、これを位
相制御の異常として検知する。これにより、位相制御機
構の故障により常時フル点灯状態となり、許容電力より
も多くの電力が消費されることを回避することができ
る。なお、この回避方法については後述する。
【0059】<所定温度到達時間によるトラブル検出>
上述したように、温度上昇率をその都度計算するのでは
なく、ヒーターランプ102の点灯時から目標温度に到
達するまでの時間を計測することによっても、トラブル
を検出することが可能である。
【0060】図5に示すように、フル点灯時、位相
制御時(電力大)、位相制御時(電力小)のそれぞれ
において、その温度上昇率はある程度規定されるため、
ヒーターランプ102の点灯開始時の温度を測定してお
けば、その目標温度に到達するまでの時間を予測するこ
とができる。
【0061】通常、複写機等における定着ローラ106
の場合、電源投入後からヒートアップを最大電力で行
う。すなわち、定着ローラ106は、定着可能温度に達
するまでフル点灯状態で加熱される。このとき、位相制
御が正常に動作せず、供給電力が予想より低くなると、
温調温度到達までの予想時間が大きく遅れることにな
る。これにより、位相制御の異常(この場合は、フル点
灯状態とならないという異常)を、画像形成を行う前に
検出することが可能になる。
【0062】また、一旦定着可能温度まで到達し、レデ
ィ中または画像形成中(コピー中)である場合には、位
相制御を行うことにより定着ローラ106の温調が制御
される。このとき、位相制御に異常があり、フル点灯O
N/OFF制御が行われた場合には、予想より短い点灯
時間で目標温度に達することになる。そこで、この場合
も、目標温度への到達時間により、位相制御の異常(こ
の場合は、常にフル点灯状態となってしまうという異
常)を検知することができる。このように、位相制御の
異常を検知することにより、許容電力よりも多く電力が
消費されることを回避することができる。この回避方法
については後述する。
【0063】なお、上記した画像形成中に位相制御が正
常に行われないと、正常に位相制御が行われた場合と比
較して、温調制御においてオーバーシュート等の不具合
を生じやすくなる。そして、画像形成中にオーバーシュ
ートが発生すると、形成する画像の定着品位に影響を及
ぼす可能性もある。また、画像形成中には、装置内の他
の制御機器等にも電力が供給されているため、ヒーター
ランプ102に電力が過多に供給されると、場合によっ
ては装置全体の定格消費電力を超えてしまうといった問
題も起こり得る。これに対して、本実施形態に係るデジ
タル複合機30では、位相制御の異常を検知することに
より、その異常に対応した制御(後述する)に切り換え
ることができ、電力消費や画像形成における不具合を回
避することができる。
【0064】上述したように、本実施形態に係るデジタ
ル複合機30では、温度上昇率に基づく制御方法以外
に、ヒーターランプ102が点灯している際のサーミス
タ47aの測定温度から、目標温度到達までの時間を予
測しておき、実際に要した時間がその時間よりも大幅に
ずれた場合に、温度制御における異常を検知することが
できる。
【0065】<位相制御異常時の制御>上記した位相制
御の異常状態における温度制御に関して、図6に基づい
て説明する。図6は、位相制御異常時におけるヒーター
ランプ102への電力供給のための制御信号および電力
波形を示すタイミングチャートである。
【0066】上述したトラブル検出方法により位相制御
の異常が検知された場合には、位相制御を中止し、操作
/表示部126などによりその旨の表示や警告を行う。
このとき、装置を完全に停止させてしまうのではなく、
位相制御による電力供給の制御を放棄し、以下に説明す
る制御により画像形成を可能とする。このとき、低電力
モード等への移行はできなくなるが、画像形成自体は可
能とする。
【0067】位相制御の異常によって、図4に示すよう
な位相制御ができなくなった場合でも、フル点灯ON/
OFF制御は可能な場合がある。例えば、位相制御信号
生成回路124が故障し、位相制御信号を生成すること
はできなくなったが、制御回路122は正常であり、フ
ル点灯ON/OFF制御は可能であるといった事態が考
えられる。
【0068】また、位相制御信号生成回路124あるい
は位相制御回路110のどちらかが故障し、全点灯状態
となった場合でも、AC入力電源供給と別に設けたパワ
ーリレー(PR)により制御することも可能である。こ
のような場合、従来の画像形成装置では、位相制御異常
として装置を停止させていた。したがって、故障箇所を
修理しない限り装置を動作させることができず、装置の
稼働率の低下を招来していた。
【0069】これに対して、本実施形態に係るデジタル
複合機30では、図4に示すような位相制御による電力
制御は断念するが、フル点灯ON/OFF制御により電
力制御を行いつつ、画像形成動作を続行可能とする。こ
の場合、図6に示すように、制御回路122からの制御
信号により、ヒーターランプ102に供給する電力を所
定時間(所定周期)ONとし、所定時間(所定周期)O
FFとするような動作を繰り返すことにより、定着ロー
ラ106の温度制御を行う。ここで、上記所定時間(所
定周期)は、サーミスタ47aの測定結果に基づいて制
御回路122が適宜変更すればよい。
【0070】ここで、位相制御が正常な場合の画像形成
動作と、位相制御異常の場合の画像形成動作とを、図7
に基づいて説明する。図7は、画像形成動作を示す概念
図である。位相制御が正常な場合の画像形成動作(図7
(1))では、ヒーターランプ102への電力供給は、
常時位相制御によって制御されている。したがって、ヒ
ーターランプ102で消費される電力が大きくなり過ぎ
ることがない。このため、連続して画像形成を行う場合
などでも、各画像形成動作(シングルコピー/プリント
動作)を、時間的に重複して行うことができる。
【0071】一方、位相制御異常の場合の画像形成動作
(図7(2))では、ヒーターランプ102への電力供
給が、上述したようにフル点灯ON/OFF制御により
制御されることになる。この場合、ヒーターランプ10
2への電力供給がフル点灯ON状態となり、かつ、複数
の画像形成動作が重複して行われるといった事態に陥る
可能性がある。このような事態では、装置の消費電力が
装置の定格電力を超える危険性がある。
【0072】また、画像形成動作中にヒーターランプ1
02への電力供給が、OFF状態からフル点灯ON状態
へ切り換わった場合などでは、他の制御系にノイズを発
生させるなどの影響を及ぼすことも考えられる。このよ
うな事態を回避するために、フル点灯ON/OFF制御
が行われている場合には、画像形成動作をある程度制限
することが望ましい。そこで、フル点灯ON/OFF制
御が行われている場合には、図7(1)に示すように、
複数の画像形成動作を重複して行うのではなく、各画像
形成動作を単独で行う動作を繰り返すことにより、上記
問題の発生を抑えながら、画像形成動作を可能とする。
【0073】また、位相制御異常時には、完全な低電力
モードに移行することはできないが、位相制御異常が発
生した場合に、画像形成時以外の期間においてメイン電
源128aを切り、サブ電源128bのみを駆動させて
省電力化を図ることができる。これにより、待機状態に
おいて必要最小限の電力のみを供給し、その他の無駄な
電力を省くことができる。
【0074】以上説明したように、位相制御異常が検知
された場合には、ヒーターランプ102への電力供給を
フル点灯ON/OFF制御とするとともに、メイン電源
128aをOFFにし、さらに複数の画像形成動作が重
複して行われないように画像形成動作を切り換える。ま
た、画像形成動作と、ヒーターランプ102に対するフ
ル点灯ONでの電力供給とを同時に行わないように制御
する。これにより、装置の定格電力を超える電力が消費
されることを回避するとともに、商用電源に対して過剰
な負荷をかけることを抑制することができる。
【0075】上述した実施形態では、デジタル複合機3
0を例にとって説明を行ったが、本発明は、他の熱定着
を行う電子写真式複写機やプリンタ等の画像形成装置に
も適用することができる。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像形成
装置によれば、電力制御を行っているときに、熱特性を
検出し、検出結果が全電力供給時とほぼ同一の場合に異
常と判断することで、電力制御手段の異常を検知するこ
とができる。
【0077】また、検出すべき熱特性を定着ローラの温
度上昇率としたり、設定された制御温度に達するまでの
時間とすることにより、電力制御手段の正常動作による
低電力供給か、あるいは電力制御手段の異常動作による
全電力供給かを、温度上昇率により容易に判断すること
ができる。
【0078】また、電力制御手段の動作異常と判断した
場合に、画像形成装置の動作を禁止せずに電力制御手段
の動作を中止するとともに、その旨の警告を操作部に備
えられた表示部に表示することにより、省エネモードヘ
移行することはできないものの、画像形成動作を行うこ
とは可能となる。したがって、画像形成を行うことが全
くできなくなるといった事態を回避することができる。
【0079】また、電力制御手段の動作異常と判断した
場合には、連続的な画像形成動作を禁止して間欠的な画
像形成動作を可能としつつ、画像形成動作時の定着部へ
の電力供給を行わないようにすることにより、商用電源
に負担を与えずに、サービスマンによる修理が行われる
までの間、画像形成を行うことができる。
【0080】また、電力制御手段に異常が発生している
場合には、画像形成動作終了直後に、待機時に必要な電
力のみを供給する補助電源のみで動作するモードに移行
することにより、電力消費をさらに抑えることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るデジタル複合機の概
略構成図である。
【図2】デジタル複合機における定着ローラの温度制御
回路を示すブロック図である。
【図3】AC電力および温度制御回路が生成する各種信
号の関係を示すタイミングチャートである。
【図4】AC入力波形および制御部からの制御信号を示
すタイミングチャートである。
【図5】図4に示す制御による定着ローラの温度変化を
示すグラフである。
【図6】位相制御異常時におけるヒーターランプへの電
力供給のための制御信号および電力波形を示すタイミン
グチャートである。
【図7】画像形成動作を示す概念図である。
【符号の説明】
30 デジタル複合機 31 原稿読取りユニット 32 作像ユニット 33 搬送経路 34 後処理装置 35 原稿台 36 自動原稿搬送装置 40 スキャナ 40a 第1の走査ユニット 40b 第2の走査ユニット 41 ランプリフレクターアセンブリ 42a 第1の反射ミラー 42b 第2の反射ミラー 42c 第3の反射ミラー 43 光学レンズ 44 CCD 45 レーザー書込みユニット 46 感光体ドラム 47 定着ユニット 47a 温度検出器(サーミスタ) 50 給紙部 51,52,53 用紙カセット 54 手差トレイ 55 両面ユニット 56 スイッチバック路 57 排紙ローラ 102 ヒーターランプ 106 定着ローラ 108 AC入力部 110 位相制御回路 112 制御部 114 電源部 120 位相検知回路 122 制御回路 124 位相制御信号生成回路 126 操作/表示部 128 DC電源回路 128a メイン電源 128b サブ電源
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05B 3/00 335 H05B 3/00 335 Fターム(参考) 2H027 DA12 DA38 DE07 EA12 EA16 EF08 EF09 EK13 GB07 ZA01 2H033 AA00 AA32 BB01 CA02 CA27 CA28 CA30 CA34 CA46 CA57 3K058 AA22 AA97 BA18 CA05 CA16 CA23 CA31 CB06 CB13 CD01 DA02 GA06

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱手段を有する定着ローラの表面温度
    を温度検出手段で検出し、所定温度となるように制御を
    行う定着器を備えた画像形成装置において、 前記加熱手段へ供給する電力を画像形成装置の状態に応
    じて位相制御する電力制御手段を備え、 画像形成装置の動作を制御する制御手段により前記電力
    制御手段に対して低電力供給の指示がなされているにも
    かかわらず、前記定着ローラの表面温度の熱特性が全電
    力供給の場合とほぼ同一である場合に、前記電力制御手
    段の動作異常と判断することを特徴とする画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】 前記熱特性は、前記定着ローラの温度上
    昇率であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 前記熱特性は、設定された制御温度に達
    するまでの時間であることを特徴とする請求項1記載の
    画像形成装置。
  4. 【請求項4】 画像形成装置に関する情報を表示するた
    めの表示部を有する操作部を備え、 前記電力制御手段の動作異常と判断した場合に、画像形
    成装置の動作を禁止せずに前記電力制御手段の動作を中
    止するとともに、その旨の警告を前記表示部に表示する
    ことを特徴とする請求項1〜3のうちのいずれか1項記
    載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記電力制御手段の動作異常と判断した
    場合には、連続的な画像形成動作を禁止して間欠的な画
    像形成動作を可能とし、 画像形成動作時には、前記定着器への電力供給を行わな
    いことを特徴とする請求項1〜4のうちのいずれか1項
    記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 主電源および待機時に必要な電力のみを
    供給する補助電源の少なくとも2系統の電源を備え、 前記電力制御手段に異常が発生している場合には、画像
    形成動作終了直後に、前記補助電源のみで動作すること
    を特徴とする請求項1〜5のうちのいずれか1項記載の
    画像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015173001A (ja) * 2014-03-11 2015-10-01 ブラザー工業株式会社 加熱装置および画像形成装置
US11852997B2 (en) 2022-01-06 2023-12-26 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Temperature control device and image forming apparatus including the temperature control device

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