JP2002174177A - 振動型圧縮機の連結リード線組み付け体 - Google Patents

振動型圧縮機の連結リード線組み付け体

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JP2002174177A
JP2002174177A JP2000371536A JP2000371536A JP2002174177A JP 2002174177 A JP2002174177 A JP 2002174177A JP 2000371536 A JP2000371536 A JP 2000371536A JP 2000371536 A JP2000371536 A JP 2000371536A JP 2002174177 A JP2002174177 A JP 2002174177A
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lead wire
electromagnetic coil
holder
piston
wire assembly
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JP2000371536A
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Yoshiaki Fujisawa
良昭 藤澤
Junji Yoshihara
順二 吉原
Takehiro Hasegawa
雄大 長谷川
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Sawafuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Sawafuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 振動型圧縮機の外部より掛かる振動等による
リード線の周辺の他の装置部との接触を阻止し、安定し
た電気的接続を確保する。 【解決手段】 連結リード線組み付け体40は、リード
線60、グロメット44及び位置決め突起45−3を備
えるホルダー45、及びコネクターから構成され、振動
型圧縮機の帽子状蓋内の切り欠き部及びシリンダブロッ
ク内の貫通孔を経由し接続配置され、ホルダーを位置決
めし、ネジ等により帽子状蓋に固定される構造とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、振動型圧縮機、特
に密閉容器内に内蔵の有底円筒状の外部鉄心、外部鉄心
と共に磁路を構成する内部鉄心、その磁路の内部鉄心に
配設された永久磁石、及び永久磁石と外部鉄心とで形成
される環状の間隙に配置され機械的振動系に振動可能に
支持された電磁コイル、電磁コイルに連結されたピスト
ン、およびピストンを収納するシリンダ・ブロックを備
え、電磁コイルに交番電流を供給して上記電磁コイルに
連結されたピストンを振動させ、密閉容器内に低圧の冷
媒を流入し圧縮された高圧の冷媒を吐出する振動型圧縮
機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、密閉容器内に低圧の冷媒を流入し
圧縮された高圧の冷媒を吐出する振動型圧縮機は、本願
出願人の提案に係る特公昭63−8315号公報などに
よって既に知られている。
【0003】図8は従来の振動型圧縮機の断面図を示
す。図8において、符号71は電磁コイル、72はフェ
ライト磁石、73は外部鉄心、74は内部鉄心、75は
環状磁気間隙、76,77は共振バネ、78はコイル支
持体、79はピストン、80は吸気弁、81は圧縮シリ
ンダ、82は排気弁、83はシリンダ・ブロック、84
はディスタンス・ケース、85はスクリュ、86は吸入
口、86−1は内部吸入パイプ、87は吐出口、87−
1,87−2は吐出パイプ、88はリード端子、88−
1はリード線、89はハウジングをそれぞれ表してい
る。
【0004】フェライト磁石72は弧状に形成されて壺
状の外部鉄心73の内周面に沿って配置されている。そ
して、上記フェライト磁石72は厚み方向に着磁されて
いる。従って、外部鉄心73と共に磁気路を形成する内
部鉄心74に、上記フェライト磁石72の内周面に対向
するよう形成されている磁極74−1と上記フェライト
磁石72との対向する空間に磁気空間、すなわち環状磁
気間隙75が形成されている。
【0005】当該環状磁気間隙75には、相対する一対
の共振バネ76,77にコイル支持体78を介して振動
可能に支持された電磁コイル71が配置されている。さ
らに、ピストン79は上記コイル支持体78を介して実
質的に上記電磁コイル71と一体に構成されており、当
該電磁コイル71によって駆動される。また、上記ピス
トン79に嵌合する圧縮シリンダ81を備えているシリ
ンダ・ブロック83は、ディスタンス・ケース84を介
してシリンダ固定用のスクリュ85によって外部鉄心7
3に固定されている。
【0006】この様に構成された振動型圧縮機におい
て、上記電磁コイル71に供給される交番電流は、外部
電源(図示しない)からリード端子88に入力され、リ
ード線88−1及び共振バネ76を介して上記電磁コイ
ル71に流れ、更に共振バネ77及びシリンダブロック
83を経由してハウジング89に接地される。交番電流
が供給されると、当該電磁コイル71は供給される交番
電流の周波数に対応して振動し上記ピストン79が駆動
される。当該ピストン79の往復運動によって、吸入口
86から流入する冷媒、例えばフレオン・ガスはハウジ
ング89内を図示矢印(点線)方向に誘導され、更に内
部吸入パイプ86−1内を通過して図示矢印(点線)に
示す如く圧縮シリンダ81内に導入される。
【0007】そして、上記ピストン79によって圧縮さ
れた高圧の冷媒は図示矢印(実線)方向に吐出され、吐
出パイプ87−1,87−2、吐出口87を介して例え
ば、冷却システムの凝縮器に噴出される。なお、上記圧
縮シリンダ81における冷媒の吸気・排気は、吸気弁8
0と排気弁82とが、上記ピストン79の往復運動に対
応して交互に開閉することによって行われることは言う
までもない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の振動型圧縮機に
用いられているリード線88−1は、圧縮機に外部より
掛かる振動等に対してもリード端子88及び共振バネ7
1間の安定した電気的な接続を確保するため、充分な長
さ的余裕を持って配置されている。即ち、圧縮機に外部
より掛かる振動等により、リード線88−1に引っ張り
応力が掛かることがないように配置されている。
【0009】さて、最近振動型圧縮機を備える冷蔵庫等
の使用環境が広範囲になってきており、使用環境によっ
ては従来想定していた条件を遙かに越える環境が存在す
ることが判明してきた。その中に、圧縮機に外部より掛
かる振動等が従来に比して極めて高い環境が存在し、こ
のような環境においては、リード線88−1が周辺の他
の装置部と接触する可能性が想定される。本願発明は、
このような環境においても安定した電気的接続を確保す
る構成を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を解決するた
めに、本発明の振動型圧縮機は、密閉容器2の内部に圧
縮機本体3が収納され、当該圧縮機本体3は、円筒状の
ヨーク7−1及び当該円筒状のヨーク7−1の一端を閉
塞すると共に内部に同軸状に突出した円柱状のコアポー
ル7−2から形成された磁路部材7、当該磁路部材間の
磁気路に固定配置された円筒状の永久磁石12、当該磁
路部材間の空隙内に機械的振動系に振動可能に支持され
配置される電磁コイル14、支持部材15を介して電磁
コイル14に電気的機械的に連結する二個の共振バネ1
8、19、一方の共振バネ19をシリンダブロック8か
ら電気的に絶縁し機械的に固定支持すると共に共振バネ
19への電気的接続手段である接続プレート43及び電
磁コイル連結端子41を備える絶縁支持部42、給電端
子32及び電磁コイル連結端子41間を接続する連結リ
ード線組み付け体40、電磁コイル14に連結されたピ
ストン16、及び上記円筒状のヨーク7−1の他端を閉
塞すると共に上記ピストン16を収納するシリンダ部と
が形成されたシリンダブロック8を備え、給電端子32
及び連結リード線組み付け体40経由で上記電磁コイル
14に交番電流を供給することにより上記電磁コイル1
4に連結されたピストン16を振動させ、圧縮された高
圧の冷媒を排出する構造の振動型圧縮機1において、上
記連結リード線組み付け体40は、グロメット44及び
ホルダー45を装着し、帽子状蓋21の切り欠き部21
−2及びシリンダブロック8内の貫通孔8−1を貫通し
配置され、ホルダー45により帽子状蓋21に固定され
ることを特徴とする。
【0011】更に、上記連結リード線組み付け体40
は、ホルダー45の貫通孔45−1によりグロメット4
4の段部44−1を押圧することを特徴とし、
【0012】更にまた、上記ホルダー45は、位置決め
突起部45−3を備え、この位置決め突起部45−3に
より帽子状蓋21の所定位置に装着されることを特徴と
している。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る振動型圧縮機
の一実施例断面図を示している。図1において、振動型
圧縮機1は、円筒2−1及び当該円筒2−1の両開口端
を閉塞する蓋2−2,2−3により構成される円筒状の
密閉容器2内に圧縮機本体3がバネ4,5などにより弾
性的に支持されて構成されている。
【0014】圧縮機本体3のケーシング6は、磁路部材
7即ち、外部鉄心たる円筒状のヨーク7−1、ヨーク7
−1の一端、即ち上端を閉塞すると共に内部に同軸状の
円柱体が突出したフランジ付の内部鉄心たるコアポール
7−2の集合体、及び上記磁路部材7の他端、即ち下端
にシリンダブロック8を固定して構成されている。
【0015】上記コアポール7−2の上部は、上記ヨー
ク7−1の内周面に対して垂直に交差する段差部7−3
と、当該ヨーク7−1の内周面に嵌合する嵌合部7−4
とが形成されている。そして図1に示されている様に、
上記嵌合部7−4を上記ヨーク7−1の内周面に嵌合せ
しめるようにして、上記コアポール7−2とヨーク7−
1とをねじ止めや溶接で固定することによって、上記磁
路部材7が構成される。
【0016】また、上記シリンダブロック8は、基本的
に厚肉の円盤状に形成されており、磁路部材7の下端に
嵌合されている。そして、上記磁路部材7の下端、即ち
ヨーク7−1の先端部分にカシメ部7−5が形成されて
おり、当該カシメ部7−5でヨーク7−1の内径部に嵌
め込まれたシリンダブロック8の下端面の全周または複
数箇所がカシメられ、シリンダブロック8が磁路部材7
の下端に固定される構造が用いられている。
【0017】コアポール7−2の一端は段付小径部とな
って磁石装着溝11が形成されており、この環状側部外
面、即ち磁石装着溝11の外周面に沿って永久磁石12
が固着されている。当該円筒状の永久磁石12と上記円
筒状のヨーク7−1との間には、環状磁気間隙13が形
成されている。上記永久磁石12にはネオジム磁石若し
くは希土類磁石が用いられており、その磁気特性と振動
型圧縮機1の外径寸法を小さくするために弧状に形成さ
れ、厚み方向即ち放射方向(半径方向)に着磁される。
【0018】当該ネオジム磁石若しくは希土類磁石は高
性能磁石であり、高残留磁束密度Brであるため、電磁
コイル14が配置される場所での空隙、即ち環状磁気間
隙13の高効率化が図られ、振動型圧縮機1の高効率が
得られる。
【0019】上記環状磁気間隙13には、電磁コイル1
4がケーシング6の軸線方向、即ち上下方向に往復自在
に配置されている。この電磁コイル14は支持部材15
に巻回されており、当該支持部材15はケーシング6の
軸線と同心の円筒状ピストン16に固着されている。
【0020】従って、電磁コイル14とピストン16と
は実質的に一体化されている。このピストン16は、ケ
ーシング6内に突入するようにして、シリンダブロック
8に一体的に設けられたシリンダ部17に摺合されてい
る。コアポール7−2と支持部材15との間には共振バ
ネ18が介装され、支持部材15とシリンダブロック8
との間は共振バネ19が介装されている。従って、二個
の共振バネ18、19は、支持部材15を介して電磁コ
イル14に電気的機械的に連結する。共振バネ19への
電気的接続手段である接続プレート43及び電磁コイル
連結端子41を備える絶縁支持部42は、一方の共振バ
ネ19をシリンダブロック8から電気的に絶縁すると共
に、シリンダブロック8へ機械的に固定支持する。従っ
て、ピストン16は上下一対の共振バネ18,19によ
って支持されることになる。更に、ピストン16の下端
には吸入弁20が装備されている。
【0021】シリンダブロック8の下部には、図示省略
したスクリュによって帽子状蓋21が固着されている。
この帽子状蓋21とシリンダブロック8との間には、シ
リンダ部17内でピストン16の下方に位置するシリン
ダ室22の更に下方に吐出弁室23が設けられると共
に、シリンダブロック8に設けられた穴を帽子状蓋21
で塞ぐことにより高圧室24及び低圧室(図示しない)
が形成されている。
【0022】帽子状蓋21には、吐出弁室23と高圧室
24との間を連通する連通路26が穿設されている。ま
た、上記高圧室24に連通する吐出管27が設けられ、
当該吐出管27は蓋2−3を貫通して外部に引き出さ
れ、例えば図示省略した冷蔵庫のコンデンサに接続され
る。つまり、圧縮機本体3で圧縮された高圧冷媒が当該
コンデンサに吐出される。当該圧縮された高圧冷媒はコ
ンデンサその他の機器を経て低圧冷媒となる。この低圧
冷媒は、上記蓋2−3を貫通して設けられている吸入管
(図示しない)、帽子状蓋21を貫通して低圧室に連通
するチューブ(図示しない)、及び低圧室とケーシング
6の内部とを連通するチューブ(図示しない)を介して
ケーシング6、即ち圧縮機本体3の内部に導入される。
【0023】吐出弁室23には、シリンダ室22の下端
においてシリンダブロック8に設けられた弁座29に着
座し得る吐出弁30と、吐出弁30を弁座29に着座す
る方向に付勢する抑圧バネ31とが収納されている。
【0024】蓋2−3には、上記電磁コイル14に供給
される交番電流をケーシング6内に導入する給電端子3
2が取り付けられる。給電端子32のケーシング6内側
には、連結リード線組み付け体40がコネクタ等の方法
により接続配置される。連結リード線組み付け体40
は、グロメット44及びホルダー45を一体に装着し、
帽子状蓋21内の切り欠き部21−2及びシリンダブロ
ック8内の貫通孔8−1を貫通し、絶縁支持部42に固
定装着される電磁コイル連結端子41にコネクタ等の方
法により接続配置される。絶縁支持部42は、内部に電
磁コイル連結端子41と電気的に接続する接続プレート
43を備え、シリンダブロック8に固着され、共振バネ
19をシリンダブロック8から電気的に絶縁し且つ機械
的に固定支持すると共に、接続プレート43を介して交
番電流を共振バネ19に通電する。
【0025】従って、給電端子32からケーシング6内
に導入された交番電流は、連結リード線組み付け体4
0、絶縁支持部42に固定装着される電磁コイル連結端
子41及び電磁コイル連結端子41に接続する接続プレ
ート43を介して、共振バネ19へ流れる。その後交番
電流は、支持部材15に一体に形成される電流回路を介
して電磁コイル14に流れ、更に、支持部材15に一体
に形成される他の電流回路を介して共振バネ18へ流
れ、その後、コアポール7−2及び圧縮機本体3を経由
し密閉容器2に接地される。
【0026】更に、コアポール7−2及び帽子状蓋21
には、突起部7−6及び21−1に対応する位置に、例
えばゴム等の弾性体によってリング状に形成された緩衝
部材33及び34が設けられている。従って圧縮機本体
3の非所望な揺動を当該緩衝部材33,34によって最
小限度の範囲に抑制できるようになっている。
【0027】いま、電磁コイル14に交番電流が流れる
と、当該交番電流の極性に応じて、ピストン16が上記
電磁コイル14と共に上下に振動し、ピストン16の上
下振動は一対の共振バネ18,19によって増幅され
る。増幅された当該ピストン16の上下振動により、吸
入弁20及び吐出弁30がポンプ作用を行い、当該ポン
プ作用により密閉容器2内に導入された冷媒などの流体
は、吸入管,チューブ、低圧室、チューブを介してケー
シング6の内部に流入し、ピストン16、吸入弁20、
シリンダ室22及び吐出弁30を経て吐出弁室23に流
入し、更に連通路26、高圧室24及び吐出管27を介
して冷蔵庫のコンデンサなどに吐出される。
【0028】図2は第1図のA方向矢視図であり、また
図3は第2図のB方向矢視図であり、共に連結リード線
組み付け体40の装着状態を示す図である。
【0029】図2、図3を参照して、コネクタ等の方法
により一端部を給電端子32に接続配置される連結リー
ド線組み付け体40は、ケーシング6内に周回配置され
る吐出管27の周回する内部に配置され、帽子状蓋21
内に挿入される。帽子状蓋21内への挿入部分は、リー
ド線60が貫通するグロメット44の貫通部44−1の
外周部をホルダー45の貫通孔45−1により押圧固定
し、ホルダー45のネジ止め孔45−2を貫通するネジ
50により、帽子状蓋21にネジ止め固定することによ
り固定される。このとき、ホルダー45は、位置決め突
起45−3が帽子状蓋21の所定位置に噛み合うことに
より帽子状蓋21の所定位置に固定される。図7は、図
3において連結リード線組み付け体40を取り外した状
態を示す。図3において一部点線で示される帽子状蓋2
1の切り欠き部21−2が実線で示され、連結リード線
組み付け体40が配置される空間部が明瞭に示されてい
る。切り欠き部21−2は、下端部及び両袖部をほぼ円
形とする逆富士山状形状である。その下端部内には、シ
リンダブロック8内の貫通孔8−1及び絶縁支持部42
に固定装着される電磁コイル連結端子41が見られる。
連結リード線組み付け体40は、ネジ部51にホルダー
45をネジ50によりネジ止めすることにより、帽子状
蓋21に固定される。図3と併せて参照して、ホルダー
45の切り欠き部45−3が噛み合わされる帽子状蓋2
1の所定位置は、逆富士山状形状の図面に向かい左側袖
部のほぼ円形部の始点近傍、即ちネジ孔51の近傍の切
り欠き部21−2であることが明瞭となる。
【0030】図4は、連結リード線組み付け体40を示
す。リード線60は、グロメット44のリード線孔44
−2に挿入され、更にグロメット44の段部44−1
は、ホルダ45の貫通孔45−1に挿入され、その後リ
ード線60の両端には、コネクター46及び47がカシ
メにより装着固定される。しかる後、ホルダー45は、
ネジ止め孔45−2を帽子状蓋21にネジ止めされる
(図3参照)。
【0031】図5は、グロメット44を示す断面図であ
る。グロメット44は、電気絶縁性材である樹脂等(例
えばフェノール、ベーク、エポシキ等)から一体に成形
される。リード線60が挿入されるリード線孔44−2
は、図面に向かい右側より大径のテーパ部、中径の円筒
部、及び小径の円筒部から構成される。リード線60
は、図面向かって右側より挿入されることにより、前述
の大径のテーパ部、中径の円筒部、及び小径の円筒部へ
と挿入され、容易に挿入が達成される。段部44−1
は、ホルダー45の貫通孔45−1に挿入される。更
に、グロメット44の段部44−1の終端部44−3は
R形状に形成され、ホルダー45の貫通孔45−1への
挿入が容易に行われる形状となっている。
【0032】図6は、ホルダー45を示す。ホルダー4
5は、鉄、アルミ等の金属プレート、或いは樹脂材から
プレス等により一体に形成され、貫通孔45−1、ネジ
止め孔45−2を備えるプレート部、及びプレート部の
一側部に一体に形成され、プレート部に対してほぼ垂直
に突起する位置決め突起45−3を備える。位置決め突
起45−3は、矩形、その他の形状に形成される。
【0033】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明によれば、連
結リード線組み付け体40は、グロメット及び位置決め
突起を備えるホルダーを備えることにより、連結リード
線組み付け体40を振動圧縮機に固定する際、リード線
の中間部を帽子状蓋の所定位置に正確に容易に固定する
ことが出来、またリード線の長さを最適な最小値にする
ことが可能となる。また、振動圧縮機の使用時には、振
動圧縮機に掛かる従来想定条件を遙かに越える振動に対
して、リード線部が異常に振れることなく(異常振動す
ることなく)、リード線の断線を防止できる。
【0034】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る振動型圧縮機の一実施例断面図で
ある。
【図2】図1のA方向矢視図であり、本発明に係るリー
ド線組み付け体部の詳細を示す図である。
【図3】図2のB方向矢視図であり、図2と共に、本発
明に係るリード線組み付け体部の詳細を示す図である。
【図4】本発明に係るリード線組み付け体を示す、部分
断面図である。
【図5】本発明に係るグロメットを示す断面図である。
【図6】本発明に係るホルダーを示す正面図及び二側面
図である。
【図7】図3において、リード線組み付け体を省略した
図であり、リード線組み付け体を装着固定する部位の帽
子状蓋の形状を詳細に示す。
【図8】従来の振動型圧縮機の断面図である。
【符号の説明】
1 振動型圧縮機 2 密閉容器 3 圧縮機本体 7 磁路部材 7−1 ヨーク 7−2 コアポール 8 シリンダブロック 12 永久磁石 13 環状磁気間隙 14 電磁コイル 16 ピストン 18、19 共振バネ 21 帽子状蓋 24 高圧室 27 吐出管 32 給電端子 40 連結リード線組み付け体 41 電磁コイル連結端子 42 絶縁支持部 43 接続プレート 44 グロメット 45 ホルダー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉容器2の内部に圧縮機本体3が収納
    され、当該圧縮機本体3は、円筒状のヨーク7−1及び
    当該円筒状のヨーク7−1の一端を閉塞すると共に内部
    に同軸状に突出した円柱状のコアポール7−2から形成
    された磁路部材7、当該磁路部材間の磁気路に固定配置
    された円筒状の永久磁石12、当該磁路部材間の空隙内
    に機械的振動系に振動可能に支持され配置される電磁コ
    イル14、支持部材15を介して電磁コイル14に電気
    的機械的に連結する二個の共振バネ18、19、一方の
    共振バネ19をシリンダブロック8から電気的に絶縁し
    機械的に固定支持すると共に共振バネ19への電気的接
    続手段である接続プレート43及び電磁コイル連結端子
    41を備える絶縁支持部42、給電端子32及び電磁コ
    イル連結端子41間を接続する連結リード線組み付け体
    40、電磁コイル14に連結されたピストン16、及び
    上記円筒状のヨーク7−1の他端を閉塞すると共に上記
    ピストン16を収納するシリンダ部とが形成されたシリ
    ンダブロック8を備え、給電端子32及び連結リード線
    組み付け体40経由で上記電磁コイル14に交番電流を
    供給することにより上記電磁コイル14に連結されたピ
    ストン16を振動させ、圧縮された高圧の冷媒を排出す
    る構造の振動型圧縮機1において、 上記連結リード線組み付け体40は、グロメット44及
    びホルダー45を装着し、帽子状蓋21の切り欠き部2
    1−2及びシリンダブロック8内の貫通孔8−1を貫通
    し配置され、ホルダー45により帽子状蓋21に固定さ
    れることを特徴とする振動型圧縮機1の連結リード線組
    み付け体40。
  2. 【請求項2】上記連結リード線組み付け体40は、ホル
    ダー45の貫通孔45−1によりグロメット44の段部
    44−1を押圧固定することを特徴とする請求項1記載
    の振動型圧縮機1の連結リード線組み付け体40。
  3. 【請求項3】 上記ホルダー45は、位置決め突起部4
    5−3を備え、この位置決め突起部45−3により帽子
    状蓋21の所定位置に装着されることを特徴とする請求
    項1または2記載の振動型圧縮機1の連結リード線組み
    付け体40。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010526241A (ja) * 2007-05-07 2010-07-29 ワールプール・エシ・ア 冷凍圧縮機の電動機の通電ケーブルのための取付け装置
JP2011200044A (ja) * 2010-03-19 2011-10-06 Sawafuji Electric Co Ltd 振動型圧縮機の電源装置

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