JP2002173889A - カチオン型ロジンエマルジョンサイズ剤用分散剤 - Google Patents

カチオン型ロジンエマルジョンサイズ剤用分散剤

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JP2002173889A JP2000374146A JP2000374146A JP2002173889A JP 2002173889 A JP2002173889 A JP 2002173889A JP 2000374146 A JP2000374146 A JP 2000374146A JP 2000374146 A JP2000374146 A JP 2000374146A JP 2002173889 A JP2002173889 A JP 2002173889A
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acid
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Yasuo Chiba
泰生 千葉
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Kindai Kagaku Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 広いpH領域(抄造pH4.5〜8.0)で
優れたサイズ性能を発揮するカチオン型ロジンエマルジ
ョンサイズ剤を提供する。 【解決手段】 ポリアルキレンポリアミンと多塩基酸と
の縮合物の骨格に疎水基を導入してなるポリアミド樹脂
に有機酸あるいは無機酸を反応させるか、あるいはグリ
シジルトリメチルアンモニウムクロライドを導入し、必
要に応じて有機酸あるいは無機酸と反応させた樹脂を含
む分散剤を使用してロジン、α,β不飽和多塩基酸付加
ロジンまたはこれらのエステルもしくはアミド誘導体を
分散させてなるカチオン型エマルジョンサイズ剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規なカチオン型
ロジンエマルジョンサイズ剤用分散剤に関し、特に広い
pH領域(抄造pH4.5〜8.0)で優れたサイズ性
能を発揮するカチオン型ロジンエマルジョンサイズ剤用
分散剤に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、紙の品質向上や省資源化による紙
のリサイクルの比率向上が押し進められている。また、
紙に使用する填料として従来主に使用されたタルク、カ
オリンなどが低価格填料である炭酸カルシウムに置換え
られている。この様な状況は、今後益々進むものと予想
される。そして、このような状況下においては、従来の
アニオン型ロジンエマルジョンサイズ剤では要求されて
いる程度の十分なサイズ効果が得られない。このため、
最近では中性抄造用または弱酸性抄造用などの名称で疎
水化ロジンを配合したサイズ剤が市場化されているが、
それでも所望の効果が得られない。
【0003】このように、十分なサイズ効果が得られな
いことの主たる要因としては、サイズ剤がパルプ繊維に
定着されないことが挙げられる。即ち、最近のように炭
酸カルシウム含有紙のリサイクルが多くなってくると、
従来使用されている中性抄造用あるいは弱酸性用エマル
ジョンサイズ剤ではパルプ繊維に対する定着が不充分で
サイズ効果の面で対応が難しい。
【0004】また、製紙メーカーでは炭酸カルシウム含
有紙のリサイクル比率が多くなりあるいは炭酸カルシウ
ムを填料とした場合、必要最少限のAlumを添加(A
lumの多量添加は副生される石膏の析出あるいは発泡
要因となる)しなければならない。それに伴って、サイ
ズ剤の定着pHの上昇により、サイズ剤のパルプ繊維に
対する定着性が低下する。
【0005】このような現状から、特開平4−3336
94号公報ではスチレン・アクリル系のカチオン型高分
子を用いたロジンエマルジョンサイズ剤が提案されてお
り、米国特許第5,393,338号明細書には強化ロ
ジンをポリアミド/エピクロルヒドリン/グリシジルト
リメチルアンモニウムクロライドを分散剤として分散し
てなるロジンエマルジョンサイズ剤が提案されている。
【0006】しかし、これらの提案にかかるサイズ剤で
も未だに要求されている程度に十分なサイズ効果を発揮
できないのが現状である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、炭酸カルシウム含有紙、あるいは填料として炭酸カ
ルシウムを利用した場合に、必要最少限量のAlum量
で広いpH範囲(pH4.5〜8.0)で、優れたサイ
ズ性能を発揮するカチオン型ロジンエマルジョンサイズ
剤および該サイズ剤を調製するための分散剤を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、前記課題を
解消すべくサイズ剤のパルプ繊維への定着性を向上させ
ることを検討した結果、特定の分散剤を用いてなるカチ
オン型のロジンエマルジョンサイズ剤が、サイズ剤自身
が定着性を有し、前記目的を達成しうることを知見し、
本発明を完成するに至った。すなわち、分散剤としてポ
リアルキレンポリアミンと多塩基酸とのポリアミド縮合
物のみでは分散力を殆ど示さないが、この骨格に疎水性
物質を導入したところ一変して分散力が高まることを見
出した。また、当該疎水性物質導入ポリアミドにさらに
有機酸または無機酸を付加させたところさらに分散力が
高まった。別に、上記の疎水基導入ポリアミド樹脂にグ
リシジルトリメチルアンモニウムクロライドを導入する
事で一段と顕著に分散力が高まることを見出した。
【0009】したがって、本発明はポリアルキレンポリ
アミンと多塩基酸との重縮合ポリマーにC1222飽和脂
肪酸および/またはα,β不飽和多塩基酸付加ロジンを
縮合させてなるポリアミド樹脂にさらに有機酸または無
機酸を加えて四級アンモニウム塩を形成してなる樹脂を
含むことを特徴とするカチオン型ロジンエマルジョンサ
イズ剤用分散剤にある。
【0010】さらに本発明は、上記のポリアミド樹脂に
グリシジルトリメチルアンモニウムクロライドを反応さ
せて導入してなることを特徴とし、当該樹脂に必要に応
じて有機酸または無機酸を加えて四級塩を形成してなる
樹脂を含むカチオン型ロジンエマルジョンサイズ剤用分
散剤にある。
【0011】さらに、本発明は上記の分散剤でロジンま
たはα,β不飽和多塩基酸付加ロジンを分散させてなる
カチオン型ロジンエマルジョンサイズ剤にある。ここ
で、分散させるロジンまたはα,β不飽和多塩基酸付加
ロジンは、多価アルコールもしくはC1222高級アルコ
ールによりエステル化したロジン誘導体の少なくとも1
種および/またはロジンまたはα,β不飽和多塩基酸付
加ロジンをアルカノールアミンもしくはC1222高級ア
ミンによりアミド化したロジン誘導体の少なくとも一種
を使用しても良い。また、カチオン型ロジンエマルジョ
ンサイズ剤にさらに水溶性アルミニウム化合物を含有さ
せてもよい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を更に詳細に説明す
る。本発明のカチオン型ロジンエマルジョンサイズ剤用
分散剤は、ポリアルキレンポリアミンと多塩基酸との重
縮合ポリマーに飽和脂肪酸および/またはα,β不飽和
多塩基酸付加ロジンを縮合させてなるポリアミド樹脂
に、さらに有機酸または無機酸を加えて四級アンモニウ
ム塩を形成してなる樹脂を含むことを特徴とする。
【0013】本発明において使用することのできる前記
ポリアルキレンポリアミンには、ジエチレントリアミ
ン、トリエチレンテトラアミン、ジプロピレントリアミ
ン、トリプロピレンテトラアミン、テトラエチレンペン
タアミンなどがある。
【0014】本発明において用いられる前記多塩基酸と
しては、二塩基酸が好ましくは、例えば、アジピン酸、
マレイン酸、フマル酸、イタコン酸などが挙げられる。
前記重縮合ポリマーにおける前記ポリアルキレンポリア
ミンと前記多塩基酸との含有比率は選択するポリアルキ
レンポリアミンと多塩基酸との種類に依存して変動する
が、通常、モル比で2.0:1.0〜1.0:1.0の
範囲であり得る。
【0015】前記不飽和脂肪酸は、C1222飽和脂肪酸
が好ましく、例えば、ステアリン酸、パルミチン酸、ラ
ウリン酸、ベヘン酸等が挙げられる。本発明において用
いられる前記α,β不飽和多塩基酸付加ロジンとして
は、イタコン酸、マレイン酸、フマル酸等のα,β不飽
和多塩基酸を、ガムロジン、ウッドロジン、トールロジ
ン等のロジンに反応させて付加してなるもの等が挙げら
れる。
【0016】前記ポリアミド樹脂における前記飽和脂肪
酸および/またはα,β不飽和多塩基酸付加ロジンの縮
合割合は、使用するポリアルキレンポリアミンの種類に
依存して異なるが、前記重縮合ポリマーの繰り返し単位
の活性アミノ基に対して3%当量〜90%当量、好まし
くは、5%当量〜70%当量、さらに好ましくは、10
%当量〜50%当量である。
【0017】前記有機酸としては、ギ酸、酢酸等が挙げ
られ、前記無機酸としては、硫酸、塩酸等が挙げられ
る。これらの有機酸は、ポリアルキレンポリアミンと多
塩基酸との重縮合ポリマーに飽和脂肪酸および/または
α,β不飽和多塩基酸付加ロジンを縮合させたポリアミ
ド樹脂中の残留する>NH基に付加して第四級アンモニ
ウム塩を形成し、分散性を一層向上させる。
【0018】前記有機酸または前記無機酸の付加割合
は、前記ポリアミド樹脂中の残留する>NH基の数に依
存して変化するが、前記重縮合ポリマーの繰り返し単位
の活性アミノ基に対して3%当量〜90%当量、好まし
くは、5%当量〜70%当量、さらに好ましくは、10
%当量〜50%当量である。
【0019】本発明の分散剤は、前記の第四級アンモニ
ウム塩を形成してなるポリアミド樹脂を固形分として2
5%〜50%、好ましくは30%〜40%含む水分散液
等の形態で用いることができ、更に本発明の所望の効果
を損なわない程度に添加剤を添加しても良い。用いるこ
とができる添加剤としては、ポリビニルアルコール、ポ
リアクリルアマイド等が挙げられる。
【0020】本発明の分散剤は、ポリアルキレンポリア
ミドと多塩基酸とを常法に従って重縮合させてポリアミ
ド骨格を形成し、更に、飽和脂肪酸および/またはα,
β不飽和多塩基酸付加ロジンを150〜230℃で2〜
4時間反応させて多塩基酸またはロジン導入ポリアミド
樹脂を形成し、これを30℃〜60℃の温水に投入して
固形分の濃度を調整して、さらに有機酸または無機酸を
加えて反応させて第四級アンモニウム塩を形成すること
により調製できる。得られる分散剤は固形分として25
%〜50%、好ましくは 30%〜40%含むように調
製するのが好ましい。
【0021】本発明の分散剤は、後述するように本発明
のカチオン型ロジンエマルジョンサイズ剤の分散剤とし
て用いることができる。そして、本発明の分散剤は、ロ
ジンまたはロジン誘導体に対して良好な分散性を有し、
所望の効果を有するサイズ剤を調製することができる。
【0022】本発明のカチオン型ロジンエマルジョンサ
イズ剤用分散剤の別の態様は、前記ポリアミド樹脂にグ
リシジルトリメチルアンモニウムクロライドを反応させ
て導入してなることを特徴とする。さらに、必要に応じ
て、グリシジルトリメチルアンモニウムクロライド導入
後、有機酸または無機酸を加えて、第四級アンモニウム
塩を形成させることができる。
【0023】前記グリシジルトリメチルアンモニウムク
ロライドの導入量は、使用するポリアルキレンポリアミ
ンの種類に依存して変動するが、前記ポリアミドの繰り
返し単位の活性アミノ基に対して、10%当量〜100
%当量、好ましくは、30%当量〜50%当量とするの
が好ましい。
【0024】これによりグリシジルトリメチルアンモニ
ウムクロライドの導入後のポリアミド樹脂の構造は、ポ
リアミド樹脂の>NH基とグリシジルトリメチルアンモ
ニウムクロライドとが反応して、当該グリシジルトリメ
チルアンモニウムクロライドが導入され、更に前記有機
酸または無機酸が加えられた場合、当該酸と主鎖の残留
する>NH基とで第四級アンモニウム塩を形成できる。
【0025】本発明の分散剤は、グリシジルトリメチル
アンモニウムクロライド導入ポリアミド樹脂を固形分と
して20%〜40%、好ましくは25%〜35%含む水
分散液等の形態で用いることができ、更に本発明の所望
の効果を損なわない程度に添加剤を添加しても良い。用
いることができる添加剤としては、ポリビニルアルコー
ル、ポリアクリルアマイド等が挙げられる。
【0026】本発明の分散剤は、前述したようにポリア
ルキレンポリアミドと多塩基酸とを常法に従って重縮合
させてポリアミド骨格を形成し、更に、飽和脂肪酸およ
び/またはα,β不飽和多塩基酸付加ロジンを150℃
〜230℃で2〜4時間反応させて飽和脂肪酸または
α,β不飽和多塩基酸付加ロジン導入ポリアミド樹脂を
形成し、これを30℃〜60℃の温水に投入して固形分
の濃度を調整した後、さらにグリシジルトリメチルアン
モニウムクロライドを加えて50℃〜70℃で3〜6時
間反応させグリシジルトリメチルアンモニウムクロライ
ドを導入することにより調製できる。さらに、必要に応
じて有機酸または無機酸を加えて第四級アンモニウム塩
を上述したようにして形成する。得られる分散剤は固形
分として25%〜50%、好ましくは30%〜40%含
むように調製するのが好ましい。
【0027】本態様の分散剤も、最初の態様の分散剤と
同様に使用することができる。また、当該態様の分散剤
は、最初の態様の分散剤よりも更に向上された分散性を
有する。
【0028】本発明のカチオン型ロジンエマルジョンサ
イズ剤は、本発明の分散剤で、ロジンまたはα,β不飽
和多塩基酸付加ロジンを分散させてなることを特徴とす
る。本発明において用いられるロジンにはガムロジン、
ウッドロジン、トールロジン等があり、α,β不飽和多
塩基酸付加ロジンは、前記重縮合ポリマーと縮合させる
のに使用したα,β不飽和多塩基酸付加ロジンと同様の
ものを使用でき、例えば、イタコン酸、マレイン酸、フ
マル酸等のα,β不飽和多塩基酸を、ガムロジン、ウッ
ドロジン、トールロジン等のロジンに反応させて付加し
てなるもの等が挙げられる。
【0029】また、本発明のサイズ剤において、前記ロ
ジンまたは前記α,β不飽和多塩基酸付加ロジンは、本
発明の分散剤を用いて水中に分散させてエマルジョンを
形成させるが、各成分の使用量は、前記ロジンまたは前
記α,β不飽和多塩基酸付加ロジン対前記分散剤(固形
物換算)の重量割合が80対20、好ましくは90対1
0であり、エマルジョンサイズ剤として固形分30%〜
50%、好ましくは35%〜45%とするのが好まし
い。
【0030】本発明の分散剤で分散させるロジンまたは
α,β不飽和多塩基酸付加ロジンの代わりに、ロジンま
たはα,β不飽和多塩基酸付加ロジンを多価アルコール
もしくはC1222高級アルコールによりエステル化した
ロジン誘導体の少なくとも一種および/またはロジンま
たはα,β不飽和多塩基酸付加ロジンをアルカノールア
ミンもしくはC1222高級アミンによりアミド化したロ
ジン誘導体の少なくとも一種を使用することもできる。
すなわち、必要ならこれらの誘導体の二種以上を混合す
ることもできる。
【0031】前記多価アルコールとしては、トリメチロ
ールプロパン、グリセリン等を使用できる。前記高級ア
ルコールとしては、ラウリルアルコール、セチルアルコ
ール、ステアリルアルコール等を使用できる。
【0032】前記アルカノールアミンとしては、ジエタ
ノールアミン、トリエタノールアミン等を使用できる。
前記高級アミンとしては、モノラウリルアミン、モノセ
チルアミン、モノステアリルアミン、ジラウリルアミ
ン、ジセチルアミン、ジステアリルアミン等を使用でき
る。
【0033】また、本発明のサイズ剤において、前記ロ
ジンエステル誘導体またはアミド誘導体は単独、あるい
は互いに混合して使用することができ、各成分の使用量
は、前記ロジンまたは前記α,β不飽和多塩基酸付加ロ
ジンの誘導体対前記分散剤(固形物換算)の重量割合が
80対20、好ましくは90対10であり、エマルジョ
ンサイズ剤として固形分30%〜50%、好ましくは3
5%〜45%とするのが好ましい。
【0034】本発明のカチオン型ロジンエマルジョンサ
イズ剤に、さらに水溶性アルミニウム化合物を含ませて
もよい。前記水溶性アルミニウム化合物としては、硫酸
アルミニウム、ポリ塩化アルミニウム等が挙げられる。
【0035】また前記水溶性アルミニウム化合物の使用
量は、前記ロジンまたはα,β不飽和多塩基酸付加ロジ
ンあるいは前記誘導体1重量部に対して、0.1〜0.
4重量部、好ましく0.15〜0.25重量部とするの
が好ましい。
【0036】また、本発明のサイズ剤は、上述の各成分
のみからなっていても良いが、更に必要に応じて脂肪酸
類、パラフィン類、石油樹脂等を添加しても良い。本発
明のサイズ剤は、上述の各成分を水中に順次投入し、更
に温水を投入して濃度調整し、攪拌する等して製造する
ことができる。
【0037】本発明のサイズ剤は、必要に応じて、最終
エマルジョンサイズ剤の安定性を高めるためにロジンの
−COOH基の解離を防止する目的で有機酸あるいは無
機酸を用いてpH3.0〜6.0、好ましくはpH4.
5〜6.0に調整することが望ましい。
【0038】本発明のサイズ剤は、上述のように構成さ
れており、炭酸カルシウムを含有する場合でも、優れた
サイズ性能を発揮するものである。
【0039】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳細に説明
するが、本発明はこれらに制限されるものではない。
尚、以下の説明中、%は特に説明しない限り重量%を示
す。 <ロジンの変性> (1)α,β不飽和多塩基酸付加ロジン(変性ロジン
A)の調製 1リットル容量の四ツ口フラスコに温度計、コンデンサ
ーおよび攪拌機をセットし、ガムロジン736gを仕込
み加熱溶融させた後、系内の温度が150℃に達した点
で、無水マレイン酸65gを投入し、さらに徐々に昇温
させて190℃〜200℃で3時間反応を行い、変性ロ
ジンAを得た。
【0040】得られた変性ロジンの酸価(AV)=24
0、軟化点104℃であった。 (2)α,β不飽和多塩基酸付加ロジンエステル誘導体
(変性ロジンB)の調製 1リットル容量の四ツ口フラスコに温度計、コンデンサ
ーおよび攪拌機をセットし、ガムロジン510gを仕込
み加熱溶融させた後、系内の温度が150℃に達した点
で、無水マレイン酸90gを投入し、さらに徐々に昇温
させて190℃〜200℃で3時間反応を行った。その
後、ステアリルアルコール234gを徐々に添加し、1
90℃〜200℃で更に30分間反応を行いエステル化
ロジンである変性ロジンBを得た。
【0041】得られた変性ロジンBのAV=167、軟
化点97℃であった。 (3)α,β不飽和多塩基酸付加ロジンアミド誘導体
(変性ロジンC)の調製 1リットル容量の四ツ口フラスコに温度計、冷却脱水装
置および攪拌機をセットし、ガムロジン700gを仕込
み加熱溶融させた後、系内の温度が150℃に達した点
で、フマル酸69.2gを投入し、さらに徐々に昇温さ
せて190℃〜200℃で3時間反応を行った。その
後、35gのトリエタノールアミンを徐々に添加し脱水
しながら2時間アミド化反応を行い、変性ロジンCを得
た。
【0042】得られた変性ロジンCのAV=195、軟
化点105℃であった。 (4)ロジンエステル誘導体(変性ロジンD)の調製 1リットル容量の四ツ口フラスコに温度計、冷却減圧脱
水装置および攪拌機をセットし、ガムロジン700gを
仕込み、加熱溶融させた後、系内の温度が150℃に達
した点で、グリセリン63gを投入し脱水しながら27
0℃〜280℃で4時間エステル化反応を行い、変性ロ
ジンDを得た。
【0043】得られた変性ロジンDのAV=25、OH
価=10、軟化点85℃であった。 (5)α,β不飽和多塩基酸付加ロジンアミド誘導体
(変性ロジンE)の調製 1リットル容量の四ツ口フラスコに温度計、冷却脱水装
置および攪拌機をセットし、ガムロジン425gを仕込
み、加熱溶融させた後、系内の温度が150℃に達した
点で、無水マレイン酸75gを投入し、さらに徐々に昇
温させて190℃〜200℃で3時間反応を行った。反
応終了後、系内の温度150〜160℃とした後、モノ
ステアリルアミン195gを徐々に添加し、脱水しなが
ら系内の温度を200℃〜210℃として2時間反応を
行い、変性ロジンEを得た。
【0044】得られた変性ロジンEの物性はAV=10
5、軟化点98℃であった。 <分散剤の調製> (1)分散剤Aの調製 1リットル容量の四ツ口フラスコに温度計、冷却脱水装
置および攪拌機をセットした後、ジエチレントリアミン
296.1gを仕込み、攪拌下アジピン酸365gを投
入した。系内を窒素雰囲気とした後、徐々に昇温させ脱
水しながら210℃〜220℃で3時間反応を行った。
【0045】続いてステアリン酸142gを徐々に添加
し、同温度で2時間脱水反応を行い、ステアリン酸導入
ポリアミドを得た。得られたステアリン酸導入ポリアミ
ドのAV=2.5であった。反応終了後、得られた反応
溶液を40℃の温水に投入分散して、固形分30%に濃
度調節した。
【0046】次いで、2リットル容量の四ツ口フラスコ
に得られた30%ポリアミド樹脂903.3gと水19
5.4gとを仕込み、恒温槽で系内の温度を60℃に調
整し30%硫酸87gを加えて反応させ、濃度調整を行
い、固形分25%の分散剤を得た。得られた分散剤のp
Hは4.5だった。 (2)分散剤Bの調製 1リットル容量の四ツ口フラスコに温度計、冷却脱水装
置および攪拌機をセットした後、トリエチレンテトラア
ミン262.8gを仕込み、続いてアジピン酸219g
を投入した。系内の温度を、窒素雰囲気下で徐々に昇温
させ脱水しながら200℃〜210℃で3時間反応を行
った。続いて、濃度15%のマレイン化ロジン196.
1gを徐々に添加し同温度で2時間反応を行い、ロジン
導入ポリアミド樹脂を得た。得られた樹脂のAV=1
7.2であった。次いで、得られた樹脂反応液を40℃
の温水に投入し、更に40%硫酸490gを加えて反応
させ、固形分40%の分散剤を得た。得られた分散剤の
pHは5.0だった。 (3)分散剤Cの調製 1リットル容量の四ツ口フラスコに温度計、冷却脱水装
置および攪拌機をセットした後、ジエチレントリアミン
296.1gを仕込み、攪拌下アジピン酸365gを投
入した。系内を窒素雰囲気とした後、徐々に昇温させて
脱水しながら210℃〜220℃で3時間反応を行っ
た。
【0047】続いてステアリン酸142gを徐々に添加
し、同温度で2時間脱水反応を行い、ステアリン酸導入
ポリアミドを得た。得られたステアリン酸導入ポリアミ
ドのAV=2.5であった。反応終了後、得られた反応
溶液を40℃の温水に投入分散して、固形分30%に濃
度調節した。
【0048】次いで、2リットル容量の四ツ口フラスコ
に得られた30%ポリアミド樹脂903.3gと水19
5.4gとを仕込み、恒温槽で系内の温度を60℃に調
整し、242g(濃度75%)のグリシジルトリメチル
アンモニウムクロライドを徐々に添加し同温度で4時間
反応を行った。さらに30%硫酸87gを加えて反応さ
せ、濃度調整を行い、固形分30%の分散剤を得た。得
られた分散剤のpHは4.5だった。 (4)分散剤D(アニオン型水溶性高分子分散剤)の調
製 1リットル容量の四ツ口セパラブルフラスコに攪拌機、
温度計及び滴下装置をセットした後、水415gと25
%solidアルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム4
0g仕込み系内の温度を70℃に調整した。次いで、重
合触媒である過硫酸アンモニウム0.5gを添加しスチ
レン94g、n−ブチルメタクリレート10g、メタク
リル酸70gおよびn−ドデシルメルカブタン2gの混
合液およびアクリルアマイド35gを2時間にわたって
滴下し80℃で3時間反応を行った。続いて、25%ア
ンモニア水56g、水78gを加えて固形分25%、p
H9.0、粘度120mPasのアニオン型分散剤を得
た。 <ロジンエマルジョンサイズ剤の調製> (1)サイズ剤Aの調製 1リットル容量のオートクレーブに変性ロジンA 28
8gを仕込み、加熱溶融させた後、系内の温度を130
℃に調整した。次いで、分散剤C 61.3gを徐々に
添加した後、80℃の温水330gを徐々に添加し、そ
の後直ちに40℃まで冷却し、固形分45%、pH4.
5、粘度65mPasのカチオン型ロジンエマルジョン
サイズ剤を得た。得られたサイズ剤は良好な分散性を有
していた。 (2)サイズ剤Bの調製 1リットル容量のオートクレーブに変性ロジンC 28
8gを仕込み、加熱溶融させた後、系内の温度を140
℃に調整した。次いで、分散剤B 62.6gに氷酢酸
10gを加えた混合物を60℃に温調して徐々に添加し
た。添加終了後70℃の温水442gを徐々に添加し、
固形分40%、pH4.5、粘度60mPasのカチオ
ン型ロジンエマルジョンサイズ剤Bを得た。得られたサ
イズ剤は良好な分散性を有していた。 (3)サイズ剤Cの調製 1リットル容量のコンデンサー付乳化釜に変性ロジンA
191.6gと52℃(125°F)(融点)パラフ
ィン10gと変性ロジンD 86.4gとを仕込み、加
熱混合した。次いで、系内の温度を120℃とし、分散
剤C 106gを徐々に添加した。続いて80℃の温水
406gを添加し、固形分40%、pH4.8、粘度4
0mPasのカチオン型ロジンエマルジョンサイズ剤C
を得た。得られたサイズ剤は良好な分散性を有してい
た。 (4)サイズ剤Dの調製 変性ロジンとして、変性ロジンBを用いた以外は、
(1)サイズ剤Aの調製と同様にして固形分40%、p
H4.6、粘度70mPasのカチオン型ロジンエマル
ジョンサイズ剤Dを得た。得られたサイズ剤は良好な分
散性を有していた。 (5)サイズ剤Eの調製 変性ロジンとして、変性ロジンEを用いた以外は、
(1)サイズ剤Aの調製と同様にして固形分45%、p
H4.8、粘度90mPasのカチオン型ロジンエマル
ジョンサイズ剤Eを得た。得られたサイズ剤は良好な分
散性を有していた。 (6)サイズ剤Fの調製 攪拌機付1リットル容器にサイズ剤Aを743.7g仕
込み、攪拌下50%Alum155gに水226g加え
た混合液を添加混合して、Alum混合カチオン型ロジ
ンエマルジョンサイズ剤を得た。
【0049】得られたAlum混合カチオン型ロジンエ
マルジョンサイズ剤の固形分は35%、粘度30mPa
s、pH3.5だった。 (7)サイズ剤Gの調製 1リットル容量のオートクレーブに変性ロジンA 28
8gを仕込み加熱溶融し、系内の温度130℃に調整し
た。
【0050】次いで、分散剤A 62.6gに氷酢酸1
0gを加え、60℃に調温した混合物を徐々に添加し
た。添加終了後、70℃の温水422gを徐々に添加
し、固形分40%、pH4.9、粘度45mPasのカ
チオン型エマルジョンサイズ剤を得た。 (8)比較サイズ剤A(アニオン型ロジンエマルジョン
サイズ剤)の調製 1リットル容量のオートクレーブに、変性ロジンA 2
01.6gおよび変性ロジンD 86.4gを仕込み、
加熱混融させた後、系内の温度を140℃に調整した。
次いで、予め60℃に温調した分散剤D(アニオン型水
溶性高分子分散剤)(固形分25%)144gを徐々に
添加した後、60℃の温水332gを徐々に添加し、ア
ニオン型ロジンエマルジョンサイズ剤を得た。
【0051】得られたアニオン型ロジンエマルジョンサ
イズ剤は固形分45%、pH5.8、粘度45mPas
であった。 (9)比較サイズ剤Bの調製 1リットル容量のオートクレーブに変性ロジンA 28
8gを仕込み加熱溶融し、系内の温度130℃に調整し
た。
【0052】次いで、分散剤Aからステアリン酸成分を
縮合させなかったもの(固形分30%)61.3gに3
0%硫酸10gを徐々に添加した後、80℃の温水32
0gを徐々に添加して分散させたが、変性ロジンAを分
散できず、エマルジョンサイズ剤を形成できなかった。 <サイズ性能試験>得られた各サイズ剤について、下記の
(1)〜(3)の各条件でサイズ性能試験を行った。そ
れらの結果を以下に示す。評価は、それぞれ、下記の材
料にAlumおよびサイズ剤を添加して、下記の抄紙工
程に準じて抄紙を行い抄紙した紙を用いて、下記のサイ
ズ剤測定方法によりサイズ度を測定することにより行っ
た。
【0053】条件(1) 原料:新聞DIP(pH=7.79) 叩解度: CSF=230ml 坪量:95g/m2 Alum添加量:1.0%solid(pH=5.3
1) サイズ剤添加量:0.3%、0.5%(solid) 乾燥条件:105℃−2分間(ロータリードライヤー使
用) 抄紙工程:離解−5分−Alum−1分−サイズ−1分
−希釈−1分−抄紙 サイジング温度:40℃ サイズ度測定方法:JISP8122(ステキヒト法) 試験結果 0.3% 0.5% サイズ剤A 12.5 33.9 サイズ剤B 14.3 42.5 サイズ剤C 15.9 46.9 サイズ剤D 12.5 40.1 サイズ剤E 14.3 43.7 サイズ剤F 14.2 43.7 サイズ剤G 11.0 34.2 比較サイズ剤A 2.6 21.3 比較サイズ剤B − − 条件(2) 原料:段ボール故紙(pH=6.9) 叩解度: CSF=420ml 坪量:80g/m2 Alum添加量:0.5%(pH:6.2)、1.0%
(pH:5.8)、1.5%(pH:5.4)(sol
id) サイズ剤添加量:0.3%(solid) 乾燥条件:105℃−2分間(ロータリードライヤー使
用) 抄紙工程:離解−5分−Alum−1分−サイズ−1分
−希釈−1分−抄紙 サイジング温度:40℃ サイズ度測定方法:JISP8122(ステキヒト法) 試験結果 Alum量 0.5% 1.0% 1.5% pH 6.2 5.8 5.4 サイズ剤A 11.6 18.2 29.9 サイズ剤B 14.2 20.7 33.1 サイズ剤C 13.9 19.1 31.6 サイズ剤D 13.4 19.7 30.6 サイズ剤E 14.1 20.3 31.9 サイズ剤F 16.7 22.6 35.1 サイズ剤G 12.0 17.8 27.8 比較サイズ剤A 2.5 7.9 12.9 比較サイズ剤B − − − 条件(3) 原料:L/N(7/3)BKP 叩解度: CSF=440ml 坪量:67g/m2 Alum添加量:1.0% (pH=7.5) カチオン澱粉添加量:0.5% サイズ剤添加量:0.3%、0.5%(solid) 填料添加量:15%(タルク/軽炭=1/1) 乾燥工程:90℃−2分間(ロータリードライヤー使
用) 抄紙工程:離解−5分−Alum−1分−カチオン澱粉
−1分−サイズ−1分−希釈−1分−抄紙 サイジング温度:40℃ サイズ度測定方法:JISP8122(ステキヒト法) 試験結果 0.3% 0.5% サイズ剤A 8.3 17.8 サイズ剤B 10.7 21.4 サイズ剤C 12.6 29.6 サイズ剤D 11.9 23.7 サイズ剤E 12.5 27.8 サイズ剤F 9.2 19.1 サイズ剤G 8.5 16.4 比較サイズ剤A 3.1 9.7 比較サイズ剤B − −
【0054】
【発明の効果】本発明の目的は、カチオン型ロジンエマ
ルジョンサイズ剤は、炭酸カルシウム含有紙、あるいは
填料として炭酸カルシウムを利用した場合に、更に必要
最少限量のAlを添加し広いpH範囲(pH4.5〜8.
0)としても、優れたサイズ性能を発揮するものであ
る。
【0055】また、本発明の分散剤は、前記カチオン型
ロジンエマルジョンサイズ剤を安定に得ることができる
ものである。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリアルキレンポリアミンと多塩基酸と
    の重縮合ポリマーにC1222飽和脂肪酸および/または
    α,β不飽和多塩基酸付加ロジンを縮合させてなるポリ
    アミド樹脂にさらに有機酸または無機酸を加えて四級ア
    ンモニウム塩を形成してなる樹脂を含むことを特徴とす
    るカチオン型ロジンエマルジョンサイズ剤用分散剤。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のポリアミド樹脂にグリ
    シジルトリメチルアンモニウムクロライドを反応させて
    導入してなることを特徴とし、当該樹脂に必要に応じて
    有機酸または無機酸を加えて四級塩を形成してなる樹脂
    を含むカチオン型ロジンエマルジョンサイズ剤用分散
    剤。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の分散剤でロジ
    ンまたはα,β不飽和多塩基酸付加ロジンを分散させて
    なるカチオン型ロジンエマルジョンサイズ剤。
  4. 【請求項4】 請求項1または2に記載の分散剤で、ロ
    ジンまたはα,β不飽和多塩基酸付加ロジンを多価アル
    コールもしくはC1222高級アルコールによりエステル
    化したロジン誘導体の少なくとも一種および/またはロ
    ジンまたはα,β不飽和多塩基酸付加ロジンをアルカノ
    ールアミンもしくはC1222高級アミンによりアミド化
    したロジン誘導体の少なくとも一種を分散させてなるカ
    チオン型ロジンエマルジョンサイズ剤。
  5. 【請求項5】 さらに水溶性アルミニウム化合物を含む
    請求項3または4に記載のカチオン型ロジンエマルジョ
    ンサイズ剤。
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