JP2002173576A - 熱可塑性エラストマー組成物 - Google Patents

熱可塑性エラストマー組成物

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JP2002173576A
JP2002173576A JP2000369989A JP2000369989A JP2002173576A JP 2002173576 A JP2002173576 A JP 2002173576A JP 2000369989 A JP2000369989 A JP 2000369989A JP 2000369989 A JP2000369989 A JP 2000369989A JP 2002173576 A JP2002173576 A JP 2002173576A
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copolymer
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olefin
ethylene
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Hiroshi Koyanagi
宏史 小柳
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Sumitomo Bakelite Co Ltd
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Sumitomo Bakelite Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エアバッグカバーにおいて、補強用ナイロン
系ネットを必要とせずにスプリング硬さ(硬度)40〜
98の非塗装エアバッグカバーに用いられる新規かつ安
価な熱可塑性エラストマー組成物を提供する。 【解決手段】 a成分の水添ブロック共重合体として知
られるスチレン系エラストマーのうち特に数平均分子量
が70000以上のものを主成分とし、b成分のエチレ
ン・α−オレフィン共重合体を添加アロイ化することに
よって柔軟性、成形性を改善し、材料単価の低減化を実
現し、c成分のパラフィン系オイルを添加アロイ化する
ことによって柔軟性、成形性を改善し、d成分のプロピ
レンと炭素数2〜8のα−オレフィンとの共重合体、e
成分のプロピレン系熱可塑性エラストマーを添加アロイ
化することによって高温、低温での展開性能、耐傷つき
性、成形性を改善し、材料単価の低減化を実現し、f成
分の粘度が50000cst以上のシリコーンオイルに
より耐傷つき性、べたつき性、射出成形時の離形性を改
善する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車などの安全
装置として用いられるエアバッグシステムのエアバッグ
カバーにおいて、エアバッグの展開性、展開時の耐飛散
性に優れ、塗装が必要なく、かつ安価な熱可塑性エラス
トマー組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、エアバッグカバーは中に補強用ナ
イロン系ネットを入れたウレタンが使用されており、内
部に折り畳まれて収納されたエアバッグの膨張展開によ
って、補強用ナイロン系ネットのない薄肉部で破裂する
ようになっている。しかし、このようなエアバッグカバ
ーは補強用ナイロン系ネットを使用しない場合では、破
裂時に薄肉の開裂部以外に亀裂が生じる、あるいはカバ
ーが飛散するといった問題が生じる。補強用ナイロン系
ネットを使用した場合では、エアバッグ展開時の開裂性
の問題は解決されるものの、エアバッグカバー成形時、
補強用ネットの位置合わせに時間がかかる。補強用ナイ
ロン系ネットの位置ずれによる不良率が高くなる、ある
いはウレタンRIM成形によるため生産性が低くなると
いった欠点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】また、補強用ナイロン
系ネットを入れない熱可塑性樹脂によるエアバッグカバ
ーも数多く検討されたが、これらのものでは硬度が40
〜98という自動車内装部品として人間が不愉快に感じ
ない柔らかさで、温度−40℃〜90℃において確実に
エアバッグが展開し、エアバッグ展開時にエアバッグカ
バーが開裂部以外に亀裂を生じたり、破片が絶対飛散し
ないということは非常に困難であった。その中でも、一
部のポリオレフィン系熱可塑性樹脂において、成形直後
の状態では温度−40℃〜90℃において良好な展開性
能を有するものの、高温老化試験、あるいは耐候性試験
後にポリオレフィン系熱可塑性樹脂の結晶化度の変化な
どの相構造の変化に伴う物性の変化により、これらの高
温老化試験、耐候性試験後において温度−40℃〜90
℃におけるエアバッグの展開性、展開時の耐飛散性が満
足できないのが現状である。
【0004】さらに、これの現在検討されているエアー
バッグカバーは、そのほとんどが爪、衣服などによる
傷、べたつきなどの不快な触感、太陽光による変色を抑
えるために塗装がなされており、生産性・経済性などの
面から塗装の必要ないエアーバッグカバーが求められて
きた。これまで耐傷つき性の向上、あるいはべたつきの
抑制のために、高級脂肪酸、高級脂肪酸エステル、高級
脂肪酸アミドといった有機滑剤や、低粘度のシリコーン
オイルを添加し、成形品の表面滑り性を大きくすること
で改良する試みがなされている。しかしながら、これら
のものは経時あるいは熱などにより表面へ著しく移行す
るために、成形品の外観が損なわれたり、耐傷つき性が
低下してしまう問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、自動車
などの安全装置として用いられるエアバッグシステムの
エアバッグカバーにおいて、補強用ナイロン系ネットを
必要とせずJIS K6253のスプリング硬さ(硬
度)40〜98の非塗装エアバッグカバーに用いられる
新規な熱可塑性エラストマー組成物を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、種々の研
究を進めた結果、a成分の水添ブロック共重合体として
知られるスチレン系エラストマーのうち特に数平均分子
量が70000以上のものを主成分とし、b成分のエチ
レン・α−オレフィン共重合体を添加アロイ化すること
によって柔軟性、成形性を改善し、材料単価の低減化を
実現し、c成分のパラフィン系オイルを添加アロイ化す
ることによって柔軟性、成形性を改善し、d成分のプロ
ピレンと炭素数2〜8のα−オレフィンとの共重合体、
e成分のプロピレン系熱可塑性エラストマーを添加アロ
イ化することによって高温、低温での展開性能、耐傷つ
き性、成形性を改善し、材料単価の低減化を実現し、f
成分の粘度が50000cst以上のシリコーンオイル
により耐傷つき性、べたつき性、射出成形時の離形性を
改善するという配合設計思想で、−40℃〜90℃とい
う広い温度範囲で展開性、展開時の耐飛散性に優れたエ
アバッグカバーを得ることができ、かつこれらの最適な
組み合わせにより、成形直後のみならず高温老化試験、
耐候性試験後も−40℃〜90℃という広い温度範囲で
展開性、展開時の耐飛散性に優れた塗装の必要のない、
材料単価の低減化を実現したエアバッグカバーを得るこ
とを見いだし、本発明を完成するに至ったものである。
【0007】即ち本発明は、下記の請求項に記載の成分
a、b、c、d、e、fを溶融混練してペレット化し
た、エアバッグカバーに好適な高温、低温展開性能に優
れる熱可塑性エラストマー組成物を提供するものであ
る。 (a)少なくとも2個のビニル芳香族化合物を主体とす
る末端重合体ブロックAと、少なくとも1個の共役ジエ
ン化合物を主体とする中間重合体ブロックBとからなる
ブロック共重合体を水素添加して得られる水添ブロック
共重合体でスプリング硬度(JIS K6253) が99以下のも
ので、かつ数平均分子量が70000以上のもの 5〜
40重量% (b)エチレンと炭素数4〜12のα−オレフィンから
なるエチレン・α−オレフィン共重合体 0〜40重量
% (c)パラフィン系オイル 5〜30重量% (d)プロピレンと炭素数2〜8のα−オレフィンとの
共重合体 0〜80重量% (e)触媒を用いる多段重合法により製造された(イ)
プロピレンと炭素数3〜30のα−オレフィンとの共重
合体及び(ロ)エチレンとプロピレンとの共重合体から
なるプロピレン系熱可塑性エラストマー 0〜80重量
% (f)粘度(JIS Z8803、25℃)が5000
0センチストークス以上であるシリコーンオイル 0.
1〜10重量%
【0008】また、前記エチレン・α−オレフィン共重
合体のα−オレフィンが、オクテン−1であることが好
ましく、前記エチレン・α−オレフィン共重合体が、メ
タロセン系触媒を用いて製造した実質的に線上の共重合
体であることが好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に関して詳細に説明
する。本発明のa成分として用いる水添ブロック共重合
体は、少なくとも2個のビニル芳香族化合物を主体とす
る末端重合体ブロックAと、少なくとも1個の共役ジエ
ン化合物を主体とする中間重合体ブロックBとからなる
ブロック共重合体を水素添加して得られるものであり、
下記一般式で示される構造を有するビニル芳香族化合物
−共役ジエン化合物ブロック共重合体の水素添加された
ものである。 A−(B−A)n (1≦n≦5) この水添ブロック共重合体は、水添ブロック共重合体エ
ラストマー組成物を得るために硬度99以下、好適には
90以下のものを使用する必要があるので、ビニル芳香
族化合物を5〜50重量%、好ましくは10〜40重量
%含み、さらにブロック構造について言及すると、ビニ
ル芳香族化合物を主体とする末端重合体Aが、ビニル芳
香族化合物重合体ブロックまたは、ビニル芳香族化合物
を50重量%を越え好ましくは70重量%以上含有する
ビニル芳香族化合物と水素添加された共役ジエン化合物
との共重合体ブロックの構造を有しており、さらに、水
素添加された共役ジエン化合物を主体とする中間重合体
ブロックBが、水素添加された共役ジエン化合物重合体
ブロック、または水素添加された共役ジエン化合物を5
0重量%を越え好ましくは70重量%以上含有する水素
添加された共役ジエン化合物とビニル芳香族化合物との
共重合体ブロックの構造を有するものである。また、ビ
ニル芳香族化合物を主体とする重合体ブロック及び水素
添加された共役ジエン化合物を主体とする重合体ブロッ
クがそれぞれ2個以上ある場合は、各重合体ブロックは
それぞれが同一構造でもよく、異なる構造であっても良
い。
【0010】水添ブロック共重合体を構成するビニル芳
香族化合物としては、例えばスチレン、α−メチルスチ
レン、ビニルトルエン、p−第3ブチルスチレン等のう
ちから1種または2種以上が選択でき、中でもスチレン
が好ましい。また水素添加された共役ジエン化合物を構
成する水添前の共役ジエン化合物としては、例えばブタ
ジエン、イソプレン、2.3−ジメチル−1.3−ブタ
ジエン等のうちから1種または2種以上が選ばれ、中で
もブタジエン、イソプレン及びこれらの組み合わせが好
ましい。さらに水添ブロック共重合体の分子構造は、直
鎖状、分岐状、放射状或いはこれらの任意の組み合わせ
のいずれであっても良い。また、本発明で用いるa成分
の水添ブロック共重合体の数平均分子量(Mn)は70
000以上、好ましくは90000〜200000の範
囲であり、分子量分布Mw/Mnは10以下(Mw:重
量平均分子量)、好ましくは5以下、さらに好ましくは
2以下である。数平均分子量が70000未満の場合、
十分な強度を付与することができない。分子量分布が1
0をこえると強度が低下する。a成分の配合量として
は、5〜40重量%で、好ましくは10〜30重量%で
ある。a成分の配合量が5重量%未満では、低温時に十
分な強度、あるいは耐衝撃性を付与することができず、
40重量%を超える場合は、流動性が著しく低下するた
め成形直後に良好な外観の成形品を得ることができな
い。また、a成分の水添ブロック共重合体は、数平均分
子量が大きいため作業性改善のために、パラフィン系オ
イルをあらかじめ添加した品を適宜用いることができ
る。
【0011】本発明のb成分として用いるエチレン・α
−オレフィン共重合体は、エチレンと炭素数4〜12の
α−オレフィンからなる。このようなα−オレフィンと
しては、例えば、炭素数4〜12のα−オレフィンとし
ては、ブテン−1、ペンテン−1、ヘキセン−1、4−
メチル−ペンテン−1、ヘプテン−1、オクテン−1、
ノネン−1、デセン−1、ウンデセン−1、ドデセン−
1等が挙げられる。
【0012】更に好ましくは、前記α−オレフィンとし
てオクテン−1を用いると、機械的強度のより一層の向
上が見込まれる。
【0013】また本発明のエチレン・α−オレフィン共
重合体は、実質的に線上であり、公知のメタロセン系触
媒により製造されることができる。
【0014】また、本発明の前記実質的に線上であるエ
チレン・α−オレフィン共重合体は、チーグラー系触媒
等を用いる従来のものと比較して重合触媒が異なり、且
つ得られる重合体の性質も従来のものと比較して大きく
異なっている。メタロセン系触媒を用いた実質的に線上
であるエチレン・α−オレフィン共重合体の特徴を列挙
すると、 1.重合触媒が超高活性であるため、α−オレフィンの
重量比率を高められ、可塑剤を含まない状態でも柔軟性
に富むエラストマー状の重合体が得られる。 2.チーグラー系ポリマーと比較してコモノマーの分布
が均一である。 3.チーグラー系ポリマーと比較して分子量分布が極め
てシャープであり、低分子量成分が極めて少なく、機械
的強度及び加工性に優れ、高品質である。 4.分子量分布がシャープであるにもかかわらず、長鎖
分岐を導入した場合はASTM D1238により規定
される190℃/10kgf(約98N)におけるメル
トインデックス(I10)と、190℃/2.16kg
f(約21N)におけるメルトインデックス(I2)と
の比(I10/I2)の値が大きく、加工性に優れる。 5.耐候性に大変優れている
【0015】メタロセン系触媒とは、チタン、ジルコニ
ウム等のIV族金属のシクロペンタジエニル誘導体と助触
媒からなり、重合触媒として超高活性であるだけでな
く、従来の触媒、例えばチーグラー系触媒と比較して、
得られる重合体の分子量分布が狭く、共重合体のコモノ
マーである炭素数4〜12のα−オレフィンの分布が均
一であり、触媒種が均一であることを特徴としている。
また、チーグラー触媒によるエチレンとα−オレフィン
の共重合体であるオレフィン共重合体では、上記のメル
トインデックス比(I10/I2)と分子量分布は、ほ
ぼ直線的な比例関係を示し、メルトインデックス比の増
加とともに分子量分布も増大する傾向を示す。分子量分
布は3〜10程度である。一方、メタロセン系触媒によ
るオレフィン共重合体ではメルトインデックス比の値の
如何にかかわらず、分子量分布は3.0未満のシャープ
な値となり、低分子量成分が極めて少ない。このため、
本発明に用いられるエチレン・α−オレフィン共重合体
は機械的強度及び加工性に優れ、高品質である。
【0016】尚、上記の分子量分布の測定は、ゲルパー
ミエーションクロマトグラフィー(以下GPC)により
算出した。GPC装置及び測定方法は特に限定はない
が、本発明者は下記の装置及び測定法を用いた。 装置 Waters 150C恒温クロマトグラフィー カラム Laboratories 103,104,
105,106 溶媒 1,2,4−トリクロロベンゼン 測定温度 140℃ 標準物質 ポリスチレン
【0017】本発明の「実質的に線上である」エチレン
・α−オレフィン共重合体とは、このポリマーのバック
ボーンが炭素1000個当り0.01個の長鎖分岐から
炭素1000個当り3個の長鎖分岐で置換されているこ
とを意味しており、上記のメルトインデックス比(I1
0/I2)が5以上と大きく、良好な押出成形を与え
る。本明細書では、少なくとも約6個の炭素から成る鎖
長として長鎖分岐を定義し、13C核磁気共鳴(NM
R)分光法を用いて長鎖分岐を測定し、そしてRand
allの方法(Rev.Macromol.Chem.
Phys.、C29(2&3)、285−297頁)を
用いてそれの定量を行う。これに対し、「線上」オレフ
ィン共重合体という用語は、このオレフィンコポリマー
が長鎖分岐を含んでいないことを意味している。
【0018】また、本発明の実質的に線上であるエチレ
ン・α−オレフィン共重合体は、重合時にメタロセン系
触媒のうち適切な拘束幾何触媒(constraine
dgeometrycatalysts)を用いて製造
する。米国特許第5,026,798号の中に教示され
ているモノシクロペンタジエニル遷移金属のオレフィン
重合触媒もまた、反応条件が以下に明記するが如くであ
ることを条件として、本発明の熱可塑性エラストマー組
成物に用いるのに適切である。本発明の実質的に線上で
あるエチレン・α−オレフィン共重合体の製造で用いる
に適切な共触媒には、これらに限定するものでないが、
例えばポリマー状もしくはオリゴマー状のアルミノキサ
ン類、特にメチルアルミノキサン、並びに不活性であ
り、適合性を示し、配位しない、イオンを生じる化合物
などが含まれる。好適な共触媒は、配位しない不活性な
ホウ素化合物である。
【0019】本発明の実質的に線上であるエチレン・α
−オレフィン共重合体を製造するのに適した重合条件
は、一般に、溶液重合方法で有効な条件であるが、本発
明の出願はそれに限定するものではない。スラリーおよ
び気相重合方法もまた、適当な触媒および重合条件を用
いることを条件として有効である。本発明の実質的に線
上であるエチレン・α−オレフィン共重合体の製造で
は、多重反応槽重合法、例えば米国特許第3,914,
342号の中に開示されている重合方法なども使用可能
である。この多重反応槽の1つの中で少なくとも1種の
拘束幾何触媒を用いこれらの反応槽を直列もしくは並列
運転することができる。b成分のエチレン・α−オレフ
ィン共重合体は0〜40重量%であり、好ましくは5〜
30重量%である。b成分の配合量が40重量%を越え
た配合では、低温での耐衝撃性が著しく低下するために
−40℃でのエアバッグカバー展開時に良好な展開性能
を発揮することができない。
【0020】本発明のc成分として用いるパラフィン系
オイルは、得られる組成物の硬度を調整し、柔軟性を与
える作用を持つ必須成分である。一般にゴムの軟化、増
容、加工性向上に用いられるプロセスオイルまたはエク
ステンダーオイルとよばれる鉱物油系ゴム用軟化剤は芳
香族環、ナフテン環、パラフィン鎖の3者が組み合わさ
った混合物であり、パラフィン鎖の炭素数が全炭素数の
50%以上占めるものがパラフィン系と呼ばれ、ナフテ
ン環炭素数が30から45%のものがナフテン系、芳香
環炭素数が30%を越えるものが芳香族系とされる。本
発明の成分cとして用いられるオイルは上記区分でパラ
フィン系のものが好ましく、ナフテン系、芳香族系のも
のは分散性、溶解性の点で好ましくない。パラフィン系
ゴム用軟化剤の性状は37.8℃における動粘度はが2
0〜500cst、流動点が−10〜−15℃および引
火点が170〜300℃を示す。c成分のパラフィン系
オイルの配合量は5〜30重量%であり、好ましくは1
0〜25重量%である。c成分の配合量が5重量%未満
では、流動性が著しく低下するため成形直後に良好な外
観の成形品を得ることができず、30重量%を越えた配
合では、低温での耐衝撃性が著しく低下するために−4
0℃でのエアバッグカバー展開時に良好な展開性能を発
揮することができない。
【0021】本発明の成分dとして用いるプロピレンと
炭素数2〜8のα−オレフィンとの共重合体は、得られ
る組成物の加工性、耐熱性向上に有効であり、例えばプ
ロピレンと他の少量のα−オレフィンのランダムまたは
及びブロック共重合体、具体的にはプロピレン−エチレ
ン共重合体、プロピレン−1−ヘキセン共重合体、プロ
ピレン−4−メチル−1ペンテン共重合体、及びポリ4
−メチル−1−ペンテン、ポリブテン−1等があげら
れ、なかでもエチレン−プロピレンブロック共重合体が
好ましく、その中でもエチレン含有量が2〜30重量%
のものが好ましい。さらに高温老化試験、耐候性試験で
の物性の変化を抑えるために造核剤が添加されているこ
とが好ましい。このプロピレンと炭素数2〜8のα−オ
レフィンとの共重合体のメルトフローレート(ASTM-D-1
238L条件、230℃)は0.1〜60g/10min特に
0.5〜50g/10minの範囲のものが好適に使用
できる。メルトフローレートが0.1g/10min未
満では、成形時の流動性が悪化し、60g/10min
より大きいと耐熱性が低下するので好ましくない。d成
分の配合量としては、0〜80重量%であり、好ましく
は30〜80重量%である。d成分の配合量が80重量
%を越えると、低温での耐衝撃性が著しく低下するため
に−40℃でのエアバッグカバー展開時に良好な展開性
能を発揮することができない。
【0022】本発明で成分eとして用いるプロピレン系
熱可塑性エラストマーは、得られる組成物の加工性、耐
熱性向上、−40℃でのエアバッグ展開性、耐傷つき性
を改善し、低グロスと材料単価の低減化に有効であり、
製法については触媒を用いた多段重合法(特開平1−2
97408号公報等)が用いられる。このプロピレン系
エラストマーのメルトフローレート(ASTM−D−1
238L条件、230℃)は0.5〜40g/10mi
nが好ましく、さらには1〜30g/10minの範囲
のものがより好ましい。メルトフローレートが0.5g
/min未満では成形時の流動性が悪化し、40g/m
inを越えると耐熱性が低下するので好ましくない。e
成分の配合量としては、0〜80重量%であり、好まし
くは30〜50重量%である。e成分の配合量が80重
量%を超えると、低温での耐衝撃性が著しく低下するた
めに−40℃でのエアバッグカバー展開時に良好な展開
性能を発揮することができない。
【0023】本発明のf成分で用いるシリコーンオイル
は、耐傷つき性を付与し、エラストマー特有のべたつき
を防ぎ、射出成形時の離型性を改善する成分である。こ
のシリコーンオイルの分子構造におけるシロキサン主鎖
の結合する置換基の種類については特に限定するもので
はないが、その中でもジメチルシリコーンオイル、メチ
ルフェニルシリコーンオイル、あるいはアルキル変性シ
リコーンオイルが好適に用いられる。このf成分である
シリコーンオイルの粘度は50000cst以上、好ま
しくは100000以上である。シリコーンオイルの粘
度が50000cst未満では初期の耐傷つき性、べた
つきが改良されるものの経時、あるいは熱による成形品
表面への移行が著しくなり好ましくない。f成分の配合
量としては0.1〜10重量%、好ましくは0.1〜3
重量%である。0.1重量%未満では耐摩耗性、べたつ
きを十分に改良することができず、10重量%を越える
と成形外観が得られず、コストアップを招く。また、こ
のシリコーンオイルの使用にあたっては、シリコーンオ
イルの分散性向上、作業性改善のために、あらかじめ熱
可塑性樹脂に練り込んだものを使用することはなんら差
し支えない。
【0024】上記の(a)〜(f)成分のほかに、本発
明の組成物はさらに必要に応じて、無機充填剤、ポリス
チレン樹脂のような安価な樹脂を配合することも可能で
ある。これらは、増量剤として製品コストの低下をはか
ることの利益があるばかりでなく、品質改良(無機充填
剤:耐熱保形、難燃性付与等、ポリスチレン樹脂:加工
性向上等)に積極的効果を付与する利点もある。無機充
填剤としては、例えば炭酸カルシウム、カーボンブラッ
ク、タルク、水酸化マグネシウム、マイカ、硫酸バリウ
ム、天然ケイ酸、合成けい酸(ホワイトカーボン)、酸
化チタン等があり、カーボンブラックとしてはチャンネ
ルブラック、ファーネスブラック等が使用できる。これ
らの無機充填剤のうちタルク、炭酸カルシウムは経済的
にも有利で好ましいものである。また、この目的で使用
できるポリスチレン樹脂は、ラジカル重合法、イオン性
重合法で得られるものが好適に使用でき、その数平均分
子量は5000〜500000、好ましくは10000
〜200000の範囲から選択でき、分子量分布Mw/
Mnは5以下のものが好ましい。さらに必要に応じて造
核剤、外滑剤、内滑剤、紫外線吸収剤、ヒンダードアミ
ン系光安定剤、ヒンダードフェノール系酸化防止剤、着
色剤等を添加しても良い。
【0025】本発明の組成物を製造する方法としては、
通常の樹脂組成物、ゴム組成物の製造に用いられる一般
的な方法を採用できる。基本的には機械的溶融混練方法
であり、これらには単軸押出機、二軸押出機、バンバリ
ーミキサー、各種ニーダー、ブラベンダー、ロール等が
用いられる。この際、各成分の添加順序には制限がな
く、例えば、全成分をヘンシェルミキサー、ブレンダー
等の混合機で予備混合し上記の混練機で溶融混練した
り、任意の成分を予備混合しマスターバッチ的に溶融混
練し、さらに残りの成分を添加し溶融混練する等の添加
方法を採用できる。また、この際溶融混練する温度は1
70℃〜300℃の中から好適に選ぶことができる。こ
こで得た水添ブロック共重合体組成物はさらにエアバッ
グカバーの金型を備えた射出成形機に供給し短時間で射
出成形しエアバッグカバーを得ることができる。また、
射出成形品の不要なバリ、ランナー部、およびスプール
部は本発明の組成物が熱可塑性であるため、リサイクル
成形が可能であり、再度エアバッグカバーの素材として
利用出来る長所を持つ。
【0026】
【実施例】以下、本発明を実施例によって更に詳細に説
明するが、本発明は、これら実施例に限定されるもので
はない。以下に示す実施例及び比較例において配合した
各成分は以下の通りである。 <成分a>旭化成製タフテックH1272:ポリスチレ
ン−水素添加されたポリイソプレン−ポリスチレンの構
造を有し、結合スチレン量35重量%、数平均分子量が
約120000(パラフィンオイル(出光興産製ダイア
ナプロセスオイルPW−380[パラフィン系プロセス
オイル、動粘度:381.6cst(40℃)、30.1
(100℃)、平均分子量746、環分析値:CA=0
%、CN=27%、CP=73%])35%重量%油添
品) <成分b>エチレン・α−オレフィン共重合体:エチレ
ンとオクテン−1との共重合体(EORと称する)メタ
ロセン系触媒を用いた方法により製造した共重合体のエ
チレン/オクテン−1の組成比;75/25(重量
比)、密度;0.87g/cm、MFR;0.5g/
10min(190℃×2.16kg) <成分c>出光興産製ダイアナプロセスオイルPW−3
80:パラフィン系プロセスオイル、動粘度:381.
6cst(40℃)、30.1(100℃)、平均分子
量746、環分析値:CA=0%、CN=27%、CP=
73% <成分d>トクヤマ製MS650:エチレン−プロピレ
ンブロック共重合体:メルトフローレート10g/10
min(JIS K7210) <成分e>モンテルエスディーケーサンライズ製キャタ
ロイKS−084P:多段重合法により製造された
(イ)プロピレンと炭素数3〜30のα−オレフィンと
の共重合体及び(ロ)エチレンとプロピレンとの共重合
体からなるプロピレン系熱可塑性エラストマー:メルト
フローレート30g/10min(ASTM−D−12
38) <成分f>東レ・ダウコーニングシリコーン製シリコ−
ンコンセントレートBY27−001:ストレートシリ
コ−ンオイル:PP=50:50、粘度100000c
st以上(25℃)、メルトフローレート16.4(2
30℃、2.16kg)
【0027】実施例1〜5及び比較例1〜7は表に示し
た配合割合のものを十分ドライブレンドした後、二軸混
練機を用いて樹脂温170〜230℃になるような条件
で溶融混練し押し出しペレタイズ化した。このペレット
を使用して以下の評価を行った。 (1)硬度(JIS K6253):このペレットよりプ
レスシートを作成し測定した。 (2)外観:このペレットより射出成形機で、エアバッグ
カバーの開裂部の厚み0.5mm、エアバッグバーの開
裂部以外の厚み2〜5mmのエアバッグカバーの成形品
を作製し、目視にてフローマーク、艶等の外観を成形直
後、及び温度110℃、400時間の高温老化試験後で
観察し、良好なものを○、不良なものを×とした。 (3)耐熱保形性:このエアバッグカバー成形品を温度1
10℃の環境で耐熱保形性試験を行った。24時間後保
形性が良好でへたり等を生じていないものを○、へたり
等を生じたものを×とした。
【0028】(4)展開試験:(4)-1.常態:このエアバッ
グカバー成形品を環境温度90℃、23℃及び−40℃
でエアバッグ展開試験を行った。エアバッグカバーの開
裂部より良好に展開したものを○、エアバッグカバーの
開裂部以外に亀裂を生じたり、カバーが飛散したもの、
エアバッグが良好に展開しなかったものを×とした。 (4)-2.高温老化試験後:このエアバッグカバー成形品を
温度110℃の環境で高温老化試験を行った。400時
間の高温老化試験後、環境温度90℃、23℃及び−4
0℃でエアバッグ展開試験を行った。エアバッグカバー
の開裂部より良好に展開したものを○、エアバッグカバ
ーの開裂部以外に亀裂を生じたり、カバーが飛散したも
の、エアバッグが良好に展開しなかったものを×とし
た。 (5)耐傷つき性試験:このエアバッグカバー成形品の上
面を垂直荷重が100gf、成形品表面との接触面積が
約1平方センチメートルになるカナキン3号布により、
往復距離100ミリメートルを毎秒100ミリメートル
で10回往復させた。試験後の成形品表面を目視により
観察し、傷がほとんど目立たないものを○、不良を×と
した。
【0029】結果を実施例1〜5および比較例1〜7に
示した。尚、表中の成分aの数値は成分a中の油展オイ
ル成分を除いた重量%である。成分aを使用している場
合、表中の成分cの数値は成分a中の油展オイル成分の
重量%を成分cの重量%に加えた部数である。この結果
から、本発明で得られた組成物を成形したエアバッグカ
バーは、硬度40〜98であり、しかも−40〜90℃
のエアバッグ展開性に優れていることがわかる。
【0030】
【表1】 1) 重量%
【0031】
【発明の効果】本発明の組成物により成形したエアバッ
グカバーは−40〜90℃におけるエアバッグ展開時に
開裂以外に亀裂が生じたりカバーが飛散することなしに
良好なエアバッグの展開が得られる。また、耐高温老化
性、耐候性等の長期信頼性にも優れている。しかも従来
のウレタンと補強用ナイロン系ネットに比べて良好な成
形加工性があり、良好な生産性があり、色合わせが簡単
であり、かつ材料単価が安価である等利用価値は非常に
大きい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 91/00 C08L 91/00

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記(a)〜(f)からなる熱可塑性エ
    ラストマー組成物。 (a)少なくとも2個のビニル芳香族化合物を主体とす
    る末端重合体ブロックAと、少なくとも1個の共役ジエ
    ン化合物を主体とする中間重合体ブロックBとからなる
    ブロック共重合体を水素添加して得られる水添ブロック
    共重合体でスプリング硬度(JIS K6253) が99以下のも
    ので、かつ数平均分子量が70000以上のもの 5〜
    40重量% (b)エチレンと炭素数4〜12のα−オレフィンから
    なるエチレン・α−オレフィン共重合体 0〜40重量
    % (c)パラフィン系オイル 5〜30重量% (d)プロピレンと炭素数2〜8のα−オレフィンとの
    共重合体 0〜80重量% (e)触媒を用いる多段重合法により製造された(イ)
    プロピレンと炭素数3〜30のα−オレフィンとの共重
    合体及び(ロ)エチレンとプロピレンとの共重合体から
    なるプロピレン系熱可塑性エラストマー 0〜80重量
    % (f)粘度(JIS Z8803、25℃)が5000
    0センチストークス以上であるシリコーンオイル 0.
    1〜10重量%
  2. 【請求項2】 前記エチレン・α−オレフィン共重合体
    のα−オレフィンが、オクテン−1である請求項1記載
    の熱可塑性エラストマー組成物。
  3. 【請求項3】 前記エチレン・α−オレフィン共重合体
    が、メタロセン系触媒を用いて製造した実質的に線上の
    共重合体である請求項1又は2記載の熱可塑性エラスト
    マー組成物。
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