JP2002173257A - 巻取紙用タブ - Google Patents

巻取紙用タブ

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JP2002173257A
JP2002173257A JP2000375164A JP2000375164A JP2002173257A JP 2002173257 A JP2002173257 A JP 2002173257A JP 2000375164 A JP2000375164 A JP 2000375164A JP 2000375164 A JP2000375164 A JP 2000375164A JP 2002173257 A JP2002173257 A JP 2002173257A
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JP2000375164A
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Motohiro Yamato
元弘 大和
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Kaneda Kikai Seisakusho KK
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Kaneda Kikai Seisakusho KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロール状に巻かれた長尺状の保護紙の片側面
にその長手方向に並べられて着脱自在に貼着され、巻取
紙の先端部を巻取紙外表面へ止着して巻取紙の巻きほぐ
れを防止する巻取紙用タブに於いて、長尺状の保護紙に
貼着されたタブを保護紙から簡単且つ確実に剥離できる
ようにする。 【解決手段】 ロール状に巻かれた長尺状の保護紙4の
内側面若しくは外側面にその長手方向に並べられて着脱
自在に貼着される巻取紙用タブTに於いて、前記巻取紙
用タブTは、短冊状の台紙1の中間部に幅方向に沿う切
断用の切目2が形成されていると共に、切目2により区
分けされた台紙1の裏面側両端部に切目2から適宜の間
隔を空けて粘着層3が形成され、更に台紙1の保護紙4
先端寄りに位置する長辺1b部分に長辺1b全長に亘っ
て粘着層3の無い非接着域Zaが形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷用輪転機の給
紙部に搬入される商業印刷用巻取紙や新聞印刷用巻取紙
の切断加工された先端部を巻取紙外表面へ止着して巻取
紙の巻きほぐれを防止する短冊状の巻取紙用タブに係
り、特に、ロール状に巻かれた長尺状の保護紙の内側面
若しくは外側面にその長手方向に並べられて着脱自在に
貼着される巻取紙用タブの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、印刷用輪転機に於いては、給紙
部から印刷用輪転機へ繰り出されている巻取紙の残量が
少なくなったら、給紙部に予めセットされた新しい巻取
紙の先端部を繰り出されている巻取紙に接着により紙継
ぎし、新しい巻取紙を連続して印刷用輪転機へ繰り出す
ようにしている。そのため、新しい巻取紙の先端部に
は、紙継ぎを行えるように予め紙継ぎ用前処理が施され
ている。
【0003】前記紙継ぎ用前処理は、巻取紙の先端部を
直線状若しくはV字状に切断加工した後、巻取紙が巻き
ほぐれないように巻取紙の先端部をタブにより巻取紙の
外表面に止着すると共に、巻取紙の先端部表面に両面粘
着テープを貼着して紙継ぎ用粘着層を形成するようにし
たものである。この紙継ぎ用前処理に使用するタブとし
ては、例えば実開平4−117854号公報や特開平1
0−194537号公報、特許第3032759号公報
等に開示されたものが知られている。
【0004】即ち、前記各タブTは、図12(A)〜
(C)に示す如く、何れも短冊状の台紙20の中間部に
幅方向に沿う切断用の切目21を形成し、該切目21に
より区分けされた台紙20の両端部裏面側に切目21か
ら適宜の間隔を空けて粘着層22を夫々形成したもので
あり、離型処理を施した長尺状の保護紙23の片側面に
その長手方向に並べられた状態で多数貼り付けられ、そ
の長尺状の保護紙23がロール状に巻かれてタブロール
Rの状態で使用されている。このタブロールRは、保護
紙23を鋭角的に折り曲げることによってタブTを保護
紙23から自動的に引き剥がすことができるため、タブ
Tの自動貼付けが簡単に行えるようになる。
【0005】タブTの自動貼付けを行う装置としては、
例えば特開平10−194537号公報に開示されたタ
ブ貼着装置(図示省略)が知られている。即ち、前記タ
ブ貼着装置は、タブロールRを回転自在に保持するタブ
供給リールと、タブロールRの保護紙23を巻き取る保
護紙巻取りリールと、タブ供給リールから保護紙巻取り
リールへ巻き取られて行く保護紙23の一部分を鋭角的
に折り曲げる板状のタブ剥離具と、保護紙23から剥離
されたタブTを巻取紙の先端部表面へ押圧貼着する押圧
ローラ等から構成されており、タブロールRをタブ供給
リールに装着してタブロールRの保護紙23を保護紙巻
取りリールに巻き取らせ、その途中に於いて保護紙23
をタブ剥離具により鋭角的に折り曲げてこれに貼着され
たタブTを保護紙23から剥離突出させ、剥離直後のタ
ブTを押圧ローラにより巻取紙の先端部表面へ押圧貼着
するようにしたものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のタブTは、何れも短冊状の台紙20の裏面側にある
粘着層22が台紙20の幅方向全域に亘って形成されて
いるため、タブTを長尺状の保護紙23に貼り付けたと
きにタブTの両側縁まで保護紙23に完全に密着した状
態で貼り付けられることになる。その結果、従来のタブ
Tを用いてタブ貼着装置により巻取紙の先端部にタブT
を自動的に貼着する場合、タブロールRの保護紙23を
鋭角的に折り曲げても、タブTの側縁が保護紙23に完
全に密着した状態で貼り付けられていることとも相俟っ
て、タブTが保護紙23から剥離突出しないことがあ
り、巻取紙先端部へのタブTの貼着に失敗してしまうと
云う問題があった。
【0007】本発明は、このような問題点に鑑みて為さ
れたものであり、その目的は長尺状の保護紙に貼着され
たタブを保護紙から確実且つ良好に剥離できるように
し、巻取紙先端部へのタブの貼着を確実に行えるように
した巻取紙用タブを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本発明は、ロール状に巻かれた長尺状の保護紙の内
側面若しくは外側面にその長手方向に並べられて着脱自
在に貼着される巻取紙用タブに於いて、前記巻取紙用タ
ブは、短冊状の台紙の中間部に幅方向に沿う切断用の切
目が形成されていると共に、切目により区分けされた台
紙の裏面側両端部に切目から適宜の間隔を空けて粘着層
が形成され、更に台紙の保護紙先端寄りに位置する長辺
部分に長辺全長に亘って粘着層の無い非接着域が形成さ
れていることに特徴がある。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1及び図2は本発明の実
施の形態に係る巻取紙用タブTを示し、当該タブTは、
斜め幅方向に直線状に切断加工した巻取紙Pの先端部を
巻取紙Pの外表面へ止着するのに用いるものであり、長
尺状の保護紙4の内側面にその長手方向に並べられた状
態で着脱自在に貼着されている。
【0010】即ち、前記巻取紙用タブTは、短冊状の台
紙1の中間部に幅方向に沿う切断用の切目2が形成され
ていると共に、切目2により区分けされた台紙1の裏面
側両端部に切目2から適宜の間隔を空けて粘着層3が形
成され、更に台紙1の保護紙4先端寄りに位置する長辺
1b部分に長辺1b全長に亘って粘着層3の無い非接着
域Zaが形成されている。
【0011】具体的には、台紙1は、一組の対向する辺
を切断加工された巻取紙Pの先端Paに対して平行にな
る短辺1aとし、他の一組の対向する辺を巻取紙Pの先
端部の側縁に対して平行になる長辺1bとした細長い平
行四辺形に形成されている。又、台紙1の短辺1a間の
中間部位置には、短辺1aに平行で且つ切断加工された
巻取紙Pの先端Paに対して平行になる複数の切断用の
切目2が形成されている。この複数の切目2は、台紙1
の中間部位置に幅方向に沿って一直線上に不連続に並ん
だ状態で形成されており、台紙1の一方の長辺1b(図
1の右側の長辺1b)に近接する切目2の一端は台紙1
の一方の長辺1bに達して開放され(又は端より数mm
手前で止められ)、台紙1の他方の長辺1b(図1の左
側の長辺1b)に近接する切目2の一端は台紙1の他方
の長辺1bから数mm離されている。従って、この台紙
1は、長手方向に引張力がかかることによって切目2部
分で切断されて長手方向に二分割されることになる。更
に、台紙1は、一方の鋭角隅部が短辺1aと垂直に切除
されていると共に、四つの各隅部が円弧状に夫々形成さ
れている。
【0012】前記台紙1の裏面側には、短辺1a間の中
間部分及び台紙1の一方の長辺1b部分(タブTを保護
紙4に貼り付けたときに保護紙4の先端寄りに位置する
長辺1b部分)を除いて接着用の粘着剤が塗布され、粘
着層3が形成されている。即ち、台紙1の裏面側両端部
には、切目2から両短辺1aに向って適宜の幅の区域を
残した状態で且つ台紙1の一方の長辺1bから他方の長
辺1bに向って適宜の幅の区域を残した状態で接着用の
粘着剤が塗布されている。従って、台紙1の裏面側に
は、中間部分に切目2を中心線として適宜の幅の粘着層
3の無い非接着域Zbが形成されると共に、一方の長辺
1b部分(タブTを保護紙4に貼り付けたときに保護紙
4の先端寄りに位置する長辺1b部分)に長辺1b全長
に亘って粘着層3の無い非接着域Zaが形成されること
になる。
【0013】そして、前記タブTは、図3に示す如く、
離型処理された長尺状の保護紙4の内側面に長手方向に
並べられた状態で着脱自在に貼り付けられており、保護
紙4をロール状に巻き取ることによってタブロールRの
状態で使用される。このとき、各タブTの保護紙4上の
配列は、タブTの剥ぎ取りに便利なように隣接するタブ
Tが適宜の間隔を空けていることが好ましく、特に、好
ましい例は、図3に示すようにタブTの非接着域Zaの
ある長辺1b部分が保護紙4の先端側を向くと共に、タ
ブTの短辺1aが保護紙4の側縁に平行になり、且つ隣
接するタブTが保護紙4の幅方向に於いて重なり部分が
ないようにされている。このような配列に於いては、保
護紙4を鋭角的に折り曲げることにより、タブTは後に
続く次のタブTと関係なく順次一枚ずつ保護紙4から確
実且つ良好に引き剥がされることになる。又、タブT
は、保護紙4から最初に引き剥がされる部分(一方の長
辺1b部分)に非接着域Zaを形成しているため、保護
紙4からの剥離が確実且つ良好に行われる。然も、タブ
Tは、細長い平行四辺形状に形成されているため、タブ
Tを保護紙4から剥離する際にタブTの鋭角隅部から順
次剥離されることになり、保護紙4からの剥離をより一
層確実且つ良好に行えることになる。更に、平行四辺形
であるタブTの一つの鋭角隅部が短辺1aと垂直になる
ように切除されているため、保護紙4上のタブTの配列
ピッチを小さくすることができ、所定長さの保護紙4に
於けるタブTの数が増加し、タブTの自動貼付け装置に
対するタブロールRの装着頻度が少なくなり、作業能率
が向上する。
【0014】尚、この実施の形態に於いては、タブTの
幅W(長辺1b間の幅)は40〜50mmに、タブTの
長さL(短辺1a間の長さ)は80〜100mmに、台
紙1の一方の長辺1b部分に形成した非接着域Zaの幅
Waは約1〜3mmに、タブTの中間部に形成した非接
着域Zbの幅Wbは10〜20mmに、隣接する切目2
間の間隔は数mmに夫々選定されている。
【0015】図4はテーブル5上に繰り出されて斜め幅
方向に直線状に切断加工された巻取紙Pの先端部表面に
タブTを突出状態で貼着するタブ貼着装置6であり、当
該タブ貼着装置6は巻取紙Pの幅方向へ移動しながら巻
取紙Pの先端部表面に適宜の間隔毎にタブTを連続的に
貼着できるように構成されている。
【0016】即ち、前記タブ貼着装置6は、図4に示す
如く、巻取紙Pの先端Paに沿って巻取紙Pの幅方向へ
往復移動自在に設けた走行体7に取り付けられており、
走行体7に固定した支持板8に昇降自在に支持され、シ
リンダ(図示省略)により昇降動する昇降板9と、昇降
板9に回転自在に支持され、上述したタブロールRを着
脱自在に保持するタブ供給リール10と、昇降板9に回
転自在に支持され、タブロールRの保護紙4を巻き取る
保護紙巻取りリール11と、昇降板9に設けられ、タブ
供給リール10から保護紙巻取りリール11へ巻き取ら
れて行く保護紙4の一部分を180°折り曲げて保護紙
4に貼着されたタブTをその粘着層3がテーブル5面へ
向くように保護紙4から剥離突出させる板状のタブ剥離
具12と、昇降板9に設けられ、保護紙4をタブ供給リ
ール10から保護紙巻取りリール11へ送り出す送り出
し駆動機構13と、昇降板9にアーム14を介して上下
方向へ揺動自在に設けられ、タブ剥離具12から連続的
に剥離突出されるタブTの一端部を巻取紙Pの先端部表
面へ順次押圧貼着する回転自在なタブ用押圧ローラ15
と、昇降板9に設けた複数のガイドローラ16等から構
成されている。
【0017】前記送り出し駆動機構13は、昇降板9に
設けられ、モータ13a及びベルト伝動機構13bによ
り回転駆動する駆動ローラ13cと、昇降板9にアーム
13dを介して揺動自在に支持され、保護紙4の一部分
を駆動ローラ13cの外周面とで挾持する押えローラ1
3eとから成り、保護紙4に貼着されたタブTを一枚宛
タブ剥離具12へ送り出せるように間欠的に駆動制御さ
れている。又、送り出し駆動機構13は、駆動ローラ1
3cと保護紙巻取りリール11との間にロープ伝動機構
17を介設することによって、保護紙巻取りリール11
を保護紙4を巻き取る方向へ回転させることができるよ
うになっている。
【0018】尚、タブ供給リール10に装着されたタブ
ロールRの保護紙4は、ガイドローラ16を経てタブ剥
離具12へ至り、タブ剥離具12で180度折り曲げら
れてからガイドローラ16を経て送り出し駆動機構13
の駆動ローラ13cへ至り、該駆動ローラ13cと押え
ローラ13eで挾持された後、保護紙巻取りリール11
へ巻き取られるようになっている。
【0019】而して、前記タブ貼着装置6によれば、先
ず走行体7が切断加工された巻取紙Pの先端部側端の上
方位置へ走行移動し、タブ用押圧ローラ15を巻取紙P
の先端部及びテーブル5上面に股がる状態で巻取紙Pの
先端部側端へ対向させると共に、昇降板9が下降してタ
ブ用押圧ローラ15を巻取紙Pの先端部側端へ当接させ
る。次に、前記の状態で走行体7が巻取紙Pの幅方向へ
走行移動すると共に、送り出し駆動機構13が作動して
駆動ローラ13c及び保護紙巻取りリール11を一定量
だけ回転させる。これにより、タブ供給リール10に装
着されているタブロールRの保護紙4は、ガイドローラ
16、タブ剥離具12、ガイドローラ16、駆動ローラ
13c及び押えローラ13eを経て保護紙巻取りリール
11へ一定量だけ送り出され、該保護紙巻取りリール1
1へ巻き取られて行く。保護紙巻取りリール11に巻き
取られて行く台紙1は、タブ剥離具12を通過する際に
180°折り曲げられる。その為、保護紙4に貼着され
ているタブTは、保護紙4から順次剥離されて行き、タ
ブ剥離具12の先端から突出すると共に、その粘着層3
が巻取紙Pの先端部表面へ対向する状態で保護紙4から
剥離突出される。このとき、タブTは、保護紙4から最
初に引き剥がされる部分(一方の長辺1b部分)に非接
着域Zaを形成しているため、保護紙4から極めて引き
剥がされ易くなっている。その結果、タブTの保護紙4
からの剥離が確実且つ良好に行われる。タブ剥離具12
の先端から剥離突出したタブTは、巻取紙Pの先端部上
面を切断端に沿って転動しているタブ用押圧ローラ15
と巻取紙Pの先端部との間に入り込み、該タブ用押圧ロ
ーラ15により巻取紙Pの先端部に突出状態で貼着され
ることになる。このとき、タブTは、図5及び図6に示
す如く、開放された切目2の切り口部分が巻取紙Pの先
端部の鋭角部側へ向く姿勢で、且つその短辺1a及び切
目2が巻取紙Pの先端Paに、又、その長辺1bが巻取
紙Pの先端部の側縁に夫々平行になるように、巻取紙P
の先端部表面に突出状態で貼着される。そして、巻取紙
Pの先端部に一枚目のタブTを貼着し、走行体7が所定
距離だけ走行移動したら、引き続き送り出し駆動機構1
3が作動して駆動ローラ13c及び保護紙巻取りリール
11を一定量だけ回転させ、タブロールRの保護紙4を
タブ供給リール10から保護紙巻取りリール11へ送り
出し、保護紙4に貼着されているタブTをタブ剥離具1
2の端部から剥離突出させると共に、巻取紙Pの先端部
上面を転動しているタブ用押圧ローラ15により二枚目
のタブTが巻取紙Pの先端部に突出状態で貼着されて行
く。以下同様の動作を繰り返すことによって、前記タブ
貼着装置6は、巻取紙Pの幅方向へ移動しながら巻取紙
Pの先端部にタブTを一定間隔毎に連続的に貼着して行
くことになる。
【0020】このようにして、巻取紙Pの先端部表面に
貼着された複数枚のタブTは、巻取紙Pの先端部を巻き
戻すことにより、巻取紙Pの先端Paから突出する部分
が巻取紙Pの外表面へ貼着されることになる。従って、
タブTは、巻取紙Pの先端部及び巻取紙Pの外表面に跨
った状態で貼着されることになる。これによって、巻取
紙Pの先端部は巻取紙Pの外表面へ止着され、巻取紙P
の巻きほぐれが防止される(図6参照)。尚、巻取紙P
の先端部表面には、タブTの貼着後に切断端に沿って両
面粘着テープが貼着され、巻取紙Pの先端部上面に切断
端に沿って紙継ぎ用粘着層18が形成される。これによ
って、タブTの一端部は巻取紙Pの先端部と両面粘着テ
ープとの間に挟まれた状態となる。
【0021】而して、印刷用輪転機の給紙部の紙継ぎに
於いては、先行する使用中の巻取紙Pの残量が僅かにな
ると、先端部がタブTにより仮止めされた新しい巻取紙
Pは、その外周速度が使用中の巻取紙Pの走行速度と同
速になるように加速回転されたうえ、巻取紙Pの外周面
に走行中の巻取紙Pが押圧される。そうすると、紙継ぎ
用粘着層3の表面に走行中の巻取紙Pが接着され、新し
い巻取紙Pの先端部が使用中の巻取紙Pと一緒に走行す
る。従って、巻取紙Pの先端部は、鋭角に形成されてい
る一方の側縁から鈍角に形成されている他方の側縁に向
って順次巻取紙Pの外周面から離れる。その際、タブT
は、切目2に沿って引き千切られるのであるが、切目2
が台紙1の中間部に一直線上に不連続に並んだ状態で複
数形成され、台紙1の一方の長辺1bに近接する切目2
の一端が台紙1の一方の長辺1bに達して開放されてい
るため、一端が開放されている切目2の切り口から引き
千切られることになる。その結果、タブTは、切目2に
沿って確実且つ容易に切り離され、巻取紙Pの先端部の
仮止めは円滑に解除されることになる。
【0022】図7は本発明の他の実施の形態に係るタブ
Tを示し、当該タブTは、台紙1を細長い平行四辺形状
に形成すると共に、台紙1の一組の対向する両方の鋭角
隅部を短辺1aと垂直に夫々切除したものであり、その
他の構成は上記実施の形態に係るタブTと同様に構成さ
れている。このタブTは、上記実施の形態に係るタブT
と同様の作用効果を奏することができる。然も、このタ
ブTは、両方の鋭角隅部を切除しているため、保護紙4
上のタブTの配列ピッチをより一層小さくすることがで
き、同一長さの保護紙4上のタブTの数を更に増やすこ
とができる。
【0023】図8は本発明の更に他の実施の形態に係る
タブTを示し、当該タブTは、台紙1を細長い平行四辺
形状に形成すると共に、台紙1の一組の対向する両方の
鋭角隅部を切除しないようにしたものであり、その他の
構成は上記実施の形態に係るタブTと同様に構成されて
いる。このタブTも、上記実施の形態に係るタブTと同
様の作用効果を奏することができる。
【0024】尚、上記実施の形態に於いては、タブT
(図1、図7及び図8に示すタブT)の四つの各隅部を
円弧状に形成するようにしたが、他の実施の形態に於い
ては、図9(A)〜(C)示すようにタブTの各隅部を
円弧状に形成せず、各隅部に角を残すようにしても良
い。
【0025】図10は本発明の更に他の実施の形態に係
るタブTを示し、当該タブTは、台紙1を長方形状に形
成すると共に、台紙1の長手方向の中間部に短辺1aに
平行な切目2を形成し、更に台紙1の裏面側に台紙1の
短辺1a間の中間部分及び台紙1の一方の長辺1b部分
(タブTを保護紙4に貼り付けたときに保護紙4の先端
寄りに位置する長辺1b部分)を除いて接着用の粘着層
3を形成したものである。このタブTは、巻取紙Pの軸
方向と平行に且つ直線状に切断加工した巻取紙Pの先端
部を巻取紙Pの外表面へ止着するのに用いるものであ
り、上記実施の形態に係るタブTと同様の作用効果を奏
することができる。
【0026】図11は本発明の更に他の実施の形態に係
るタブTを示し、当該タブTは、台紙1を長方形状に形
成すると共に、台紙1の長手方向の中間部に短辺1aに
対して傾斜する切目2を形成し、更に台紙1の裏面側に
台紙1の短辺1a間の中間部分及び台紙1の一方の長辺
1b部分(タブTを保護紙4に貼り付けたときに保護紙
4の先端寄りに位置する長辺1b部分)を除いて接着用
の粘着層3を形成したものである。このタブTは、斜め
幅方向に直線状に切断加工した巻取紙Pの先端部を巻取
紙Pの外表面へ止着するのに用いるものであり、上記実
施の形態に係るタブTと同様の作用効果を奏することが
できる。
【0027】尚、上記各実施の形態に於いては、台紙1
の長手方向の中間部に複数の切目2を一直線上に不連続
に形成するようにしたが、他の実施の形態に於いては、
台紙1の長手方向の中間部に切目2を一つだけ形成する
ようにしても良く、或いは台紙1の長手方向の中間部に
切目2を二列の状態で形成するようにしても良い。
【0028】又、上記各実施の形態に於いては、多数枚
のタブTをロール状に巻かれる長尺状の保護紙4の内側
面にその長手方向に並べた状態で貼着するようにした
が、他の実施の形態に於いては、多数枚のタブTをロー
ル状に巻かれる長尺状の保護紙4の外側面にその長手方
向に並べた状態で貼着するようにしても良い。
【0029】
【発明の効果】上述の通り、本発明の巻取紙用タブは、
長尺状の保護紙から最初に引き剥がされる部分、即ち、
短冊状の台紙の一方の長辺部分に長辺全長に亘って粘着
層の無い非接着域を形成しているため、保護紙から極め
て剥がされ易くなっている。その結果、長尺状の保護紙
を鋭角的に折り曲げて保護紙に貼着されているタブを剥
離する際に、タブは保護紙から確実且つ良好に剥離され
ることになり、巻取紙先端部への貼着に失敗すると云う
ことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る巻取紙用タブを示
し、巻取紙用タブを表面側から見た正面図である。
【図2】同じく巻取紙用タブを裏面側から見た背面図で
ある。
【図3】長尺状の保護紙にタブを貼着して成るタブロー
ルの斜視図である。
【図4】タブ貼着装置の正面図である。
【図5】巻取紙の先端部にタブを貼着した状態の部分平
面図である。
【図6】巻取紙の先端部を複数枚のタブにより巻取紙の
外表面へ止着した状態の巻取紙の斜視図である。
【図7】本発明の他の実施の形態に係る巻取紙用タブの
正面図である。
【図8】本発明の更に他の実施の形態に係る巻取紙用タ
ブの正面図である。
【図9】本発明の更に他の実施の形態に係る巻取紙用タ
ブの正面図である。
【図10】本発明の更に他の実施の形態に係る巻取紙用
タブの正面図である。
【図11】本発明の更に他の実施の形態に係る巻取紙用
タブの正面図である。
【図12】長尺状の保護紙に従来のタブを貼着して成る
タブロールの斜視図である。
【符号の説明】 1は台紙、1aは台紙の短辺、1bは台紙の長辺、2は
切目、3は粘着層、4は保護紙、Tはタブ、Zaは非接
着域、Pは巻取紙、Paは巻取紙の先端。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロール状に巻かれた長尺状の保護紙
    (4)の内側面若しくは外側面にその長手方向に並べら
    れて着脱自在に貼着される巻取紙用タブ(T)に於い
    て、前記巻取紙用タブ(T)は、短冊状の台紙(1)の
    中間部に幅方向に沿う切断用の切目(2)が形成されて
    いると共に、切目(2)により区分けされた台紙(1)
    の裏面側両端部に切目(2)から適宜の間隔を空けて粘
    着層(3)が形成され、更に台紙(1)の保護紙(4)
    先端寄りに位置する長辺(1b)部分に長辺(1b)全
    長に亘って粘着層(3)の無い非接着域(Za)が形成
    されていることを特徴とする巻取紙用タブ。
JP2000375164A 2000-12-08 2000-12-08 巻取紙用タブ Pending JP2002173257A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5564729B1 (ja) * 2013-03-21 2014-08-06 株式会社新盛インダストリーズ 表巻きロール紙および表巻きロール紙の端止め方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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