JP2002173170A - 結束バンド - Google Patents

結束バンド

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JP2002173170A
JP2002173170A JP2000372409A JP2000372409A JP2002173170A JP 2002173170 A JP2002173170 A JP 2002173170A JP 2000372409 A JP2000372409 A JP 2000372409A JP 2000372409 A JP2000372409 A JP 2000372409A JP 2002173170 A JP2002173170 A JP 2002173170A
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JP
Japan
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binding band
band
paper
binding
present
Prior art date
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Abandoned
Application number
JP2000372409A
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English (en)
Inventor
Hideo Kasahara
英男 笠原
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸湿することがなく、手で容易にちぎって切
断をする事が可能で取り扱い性に優れた紙製の結束バン
ドを提供する。 【解決手段】 結束バンド1は紙バンド3または紙テー
プ4からなる。結束バンド1にはポリビニルアルコール
とグリセリンが含浸されており、熱融着により結束す
る。切断する場合は、結束バンド1を手でちぎることに
よって切断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、梱包に用いる結束
用バンドに関し、特に容易に切断することができる結束
バンドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、梱包用の結束バンドにはポリプロ
ピレン等の合成樹脂製のバンド(以下、PPバンド)が
広く用いられている。PPバンドはヒートシール性があ
り、自動梱包機を用いて熱融着することが可能で、被梱
包体の結束が容易であるため結束バンドとして広く使用
されていた。
【0003】しかしながら、PPバンドは、その素材が
合成樹脂であるため、被梱包体に多く用いられているダ
ンボールなどと一緒に処分することが難しく、リサイク
ル性も悪かった。また、PPバンドはその材質が硬いの
で被梱包体に強く巻きつけた際に被梱包体に傷をつけて
しまうことが多い上、作業者が手でつかむと作業者の手
を傷つけてしまうというおそれがあるといった不都合が
あった。また、被梱包体を積み重ねて載置した場合、そ
の重みとPPバンドの圧力で被梱包体を傷つけてしまう
ことがあり、不都合が生じてしまっていた。
【0004】このため、PPバンドに代わるものとし
て、リサイクル可能な紙製の結束バンドが提案されてい
る。この紙製の結束バンドは図4に示されている。図4
において、50は現状の紙製の結束バンドを示してい
る。結束バンド50は、折りバンド51と、該折りバン
ド51を被覆した被覆紙54により構成されている。前
記折りバンド51にあっては、長尺の紙を折ったものに
接着剤52を塗工して各接触面を接着して形成してい
る。前記被覆紙54は折りバンド51に巻き付けるよう
にしてこれを被覆している。53は折りバンド51と被
覆紙54を接着する接着剤である。被覆紙54の表面に
は易離解性の熱可塑性ビニル系接着剤55が塗工されて
いる。ここで易離解性とは、紙製結束バンド50に塗工
された当該接着剤が水に容易に分散することで、水質汚
染をせず、再生紙の性能に悪影響を与えないような特性
をいう。結束バンド50は、被覆紙54に塗工された熱
可塑性ビニル系接着剤55によってヒートシールによる
接着性を有し、被梱包体に巻き付けて結束を行ってい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
結束バンド50は、長期間保存した場合に被覆紙54が
吸湿してしまうことがあった。被覆紙54が吸湿する
と、熱可塑性ビニル系接着剤55が溶けてしまい、ブロ
ッキングを起こすという事態を招くことがあった。さら
に、被覆紙54が吸湿すると、湿気により結束バンド5
0にカビが発生してしまうという不都合を招くことがあ
った。また、カビは繁殖性を有しているので、結束バン
ド50だけでなく被梱包体もカビで傷めてしまうという
不都合が生じていた。
【0006】また、結束バンド50は、長尺の紙を折り
返して折りバンド51を形成し、被覆紙54がそれを包
み込むことで強度を保持していたので、結束バンド50
全体が厚みのある構造になってしまっていた。このた
め、結束バンド50を手でちぎることは困難となり、結
束バンド50の切断の際にはカッターやナイフなどの工
具を用いて切断を行わなければならなかった。しかしな
がら、結束バンド50を切断する際にカッターやナイフ
などの工具を用いて作業を行うと、切断作業時に被梱包
体を工具で傷つけてしまうことがあった。また、カッタ
ーやナイフを使用すると、作業者が誤って自分の手など
を傷つけてしまうという不都合が生じていた。さらに、
作業者が作業をする際には工具を持ち歩いて、結束バン
ド50を切断したい場合は作業者がその都度工具を取り
出して切断をしなければならず、作業効率の悪化を招い
てしまっていた。
【0007】以上から、本発明の目的は、吸湿を起こす
ことがなく、手でちぎって切断することが可能で、取り
扱い性に優れた紙製の結束バンドを提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の結束バンドは、電線の結束等に使
用する紙製の結束バンドにおいて、紙製の結束バンドに
ポリビニルアルコールとグリセリンが含浸されているこ
とを特徴としている。このように構成することにより、
紙製の結束バンドにポリビニルアルコールとグリセリン
とが含浸しているので、ポリビニルアルコールとグリセ
リンが水分をはじき、紙製の結束バンドの吸湿を防止す
る。そしてポリビニルアルコールは熱可塑性を有するの
で、ヒートシール性を有する。
【0009】請求項2に記載の結束バンドは、請求項1
に記載の紙製の結束バンドにおいて、前記紙製の結束バ
ンドの厚みが0.05〜1.0mmであることを特徴と
している。このように構成することにより、紙製結束バ
ンドの厚さが薄いので、結束バンドを手でちぎって切断
することができるので、作業性が向上する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る結束バンドに
ついて図面を用いて説明する。本実施例においては特に
被梱包体が束巻き電線である場合について説明する。図
1には、本発明に係る結束バンドの実施の形態の一例を
示す斜視図を示すものである。図2は本発明に係る結束
バンドとなる紙バンドの形状を、図3は本発明に係る結
束バンドとなる紙テープの形状をそれぞれ示すものであ
る。
【0011】図1は、束巻き電線の結束に本発明に係る
結束バンドを使用した例を示しており、1は本発明の結
束バンド、2は束巻き電線である。結束バンド1は束巻
き電線2を対向する二箇所において結束している。前記
結束バンド1は、紙バンド3または紙テープ4からな
る。ここで紙バンド3は、図2に示す如く数本の紙紐を
合わせた構造のものであり、紙テープ4は図3に示す如
く、テープ状の紙である。
【0012】これらの紙バンド3または紙テープ4を束
巻き電線2の結束バンド1に以下に述べるようにして加
工する。結束バンド1は紙バンド3または紙テープ4の
いずれから構成されてもよく、また紙バンド3または紙
テープ4は再生紙からなるものでもよい。
【0013】前記結束バンド1は適度な大きさの紙バン
ド3または紙テープ4に接着剤と添加剤を含浸させるこ
とによって形成されている。本実施の形態において、接
着剤には一般に紙などの接着剤として使用されるポリビ
ニルアルコール(PVA)を使用する。PVAは熱可塑
性を有する酢酸ビニル系接着剤である。添加剤にはグリ
セリンを使用している。このPVAとグリセリンを結束
バンド1に含浸させることによって、結束バンド1のヒ
ートシールを可能にする。また、結束バンド1にPVA
などの接着剤に加えて添加剤としてグリセリンも含浸さ
せることによって結束バンド1が吸湿しづらくなり、P
VAが溶けてブロッキングを起こすということをなくす
ことができる。また、吸湿しづらくなることによって、
結束バンド1にカビが発生することがなくなる。また、
PVA及びグリセリンを含浸させることによって、結束
バンド1の全面に接着性を持たせることができ、結束バ
ンド1を安定して接着させることができる。
【0014】なお、本実施の形態における紙バンド3及
び紙テープ4は、そのどちらを使用して結束バンド1を
形成しても同様の効果を得ることができる。
【0015】上記のように形成されている結束バンド1
は次のような形状となっている。結束バンド1は一枚の
長尺の紙状であって、その長さは被梱包体である束巻き
電線2に帯状に巻きつける際に適当な長さを有してい
る。即ち、図1における束巻き電線2を結束する結束バ
ンド1は束巻き電線2の中空部を通って電線束に巻きつ
けることができる長さを有している。また、この結束バ
ンド1は結束バンド1が重なっている接着部を必要とす
ることから、結束バンド1の長さをその分長く設けるこ
とが望ましい。
【0016】また、図1において、結束バンド1の幅
は、被梱包体である束巻き電線2を結束しても束巻き電
線1が切断してしまうことのない強度を保つことのでき
る幅を有している。また、その幅は、作業者が結束バン
ド1の結束や切断が容易にできる程度の大きさとなって
いることが望ましい。図1における本実施の形態では結
束バンド1を束巻き電線2の対向する二箇所において設
けているが、結束バンド1の数は必要に応じて増減させ
ることが可能である。結束バンド1の数を増減させる
際、結束バンド1の強度を保持するために必要に応じて
結束バンド1の幅を変化させることができる。例えば、
一本の結束バンド1で束巻き電線2を結束する場合は、
一本の太めの結束バンド1を使用して強度保持をし、複
数本の結束バンド1で束巻き電線2を結束する場合は、
複数本の細い結束バンドを使用して強度保持をすること
が可能である。また、図1における結束バンド1の結束
位置は自由で、必要に応じてその位置を変化させること
もできる。
【0017】本発明の結束バンド1は一枚の長尺の紙か
ら形成されているため、結束バンド1は非常に薄く構成
されている。結束バンド1を特に束巻き電線2の結束に
使用する場合の結束バンド1の厚みは0.05〜1.0
mmの範囲が好ましい。また、その厚さの結束バンド1
が保持できる強度は20N〜80Nである。結束バンド
1の厚さは下限値0.05mmまで薄くすることができ
るが、その際、結束バンド1の強度は20N以上あるこ
とが理想的である。この範囲の厚さと強度で作られた結
束バンド1は、結束を作業者が手でちぎることで容易に
切断することができる。また、結束バンド1の厚さを薄
くしても、結束バンド1の強度を保持することで、束巻
き電線2の電線束の力により結束バンド1が破断してし
まうことはなく、前記強度の範囲内であれば、結束バン
ド1は束巻き電線2を安定して保持することができる。
【0018】このような構成の結束バンド1を形成する
と、結束バンド1を切断する際は、カッターなどの工具
を使用せずに結束バンド1を手でちぎって切断すること
ができる。
【0019】また、本発明の結束バンド1は、従来のP
Pバンドのように熱融着をすることができる。熱融着に
は従来のPPバンドを熱融着するために使用していた自
動梱包機を使用することができる。この自動梱包機によ
る結束バンド1の融着温度は通常300〜500℃の範
囲であるが、結束バンド1の幅や厚み、接着剤の種類に
よって変化する。
【0020】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0021】請求項1に記載の発明によれば、紙製結束
バンドにポリビニルアルコールとグリセリンとを含浸さ
せたことによって、結束バンドが吸湿することがなく、
結束バンド全面に接着性を持たせて、結束バンドの良好
な接着状態を得ることができる。また、吸湿を防ぐこと
により、ブロッキングの発生を防ぐことができると共
に、結束バンドにカビが発生するのを防ぐことができ
る。
【0022】請求項2に記載の発明によれば、結束バン
ドを薄くすることができるので、結束バンドを作業者が
手でちぎって容易に切断することが可能となる。これに
より作業効率の向上を図ることができると共に、工具で
被梱包体や作業者に傷をつけてしまうという不都合をな
くすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る結束バンドの一実施の形態を示す
斜視図である。
【図2】本発明に係る結束バンドを構成する紙バンドを
示す概念図である。
【図3】本発明に係る結束バンドを構成する紙テープを
示す概念図である。
【図4】従来の結束バンドを示す一部分解斜視図であ
る。
【符号の説明】
1………………………結束バンド 2………………………束巻き電線 3………………………紙バンド 4………………………紙テープ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電線の結束等に使用する紙製の結束バン
    ドにおいて、紙製の結束バンドにポリビニルアルコール
    とグリセリンが含浸されていることを特徴とする紙製の
    結束バンド。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の紙製の結束バンドにお
    いて、紙製の結束バンドの厚みが0.05〜1.0mm
    であることを特徴とする紙製の結束バンド。
JP2000372409A 2000-12-07 2000-12-07 結束バンド Abandoned JP2002173170A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010064763A (ja) * 2008-09-09 2010-03-25 Pilot Corporation 熱転写印字可能なヒートシール性帯封紙
JP2018043793A (ja) * 2016-09-16 2018-03-22 矢崎エナジーシステム株式会社 結束バンドおよび結束バンドの製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010064763A (ja) * 2008-09-09 2010-03-25 Pilot Corporation 熱転写印字可能なヒートシール性帯封紙
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