JP2023063881A - 包装体 - Google Patents

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Abstract

Figure 2023063881000001
【課題】持ち手用の帯紙を用いても、不都合なく、持ち運び可能かつ保管可能となる包装体を提供する。
【解決手段】本発明に係る包装体1は、複数個のロール状衛生薄葉紙2または衛生薄葉紙積層体を一纏めにして包装する包装紙と、前記包装紙の外面に両端部が接合された持ち手用の帯紙15とを有し、前記帯紙15の中間部を前記包装紙の外面への前記帯紙15の両端部の接合部18間で折り畳み可能な長さとするとともに、前記帯紙15の中間部を前記包装紙の外面への前記帯紙15の両端部の接合部18間で折り畳んだ状態に仮止めする仮止め手段16を設けたことを特徴とするものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数個のロール状の衛生薄葉紙または衛生薄葉紙の積層体を一纏めにして包装紙にて包装した包装体に関する。
従来、トイレットペーパー、キッチンペーパー等の衛生薄葉紙をロール状にしたもの(以下、「ロール状衛生薄葉紙」とも言う)や、ティシュペーパー、ワイパー等の衛生薄葉紙の積層体(以下、「衛生薄葉紙積層体」とも言う)の複数個を一纏めにしてフィルムにて包装した包装体が知られている。
この種の包装体において、持ち手用の帯状フィルムの中間部が天面に接するようにして帯状フィルムの両端部が両側面に接合されており、帯状フィルムの中間部を把持して簡単に持ち運べるようになっているものが、例えば、特許文献1-3にそれぞれ記載されている。
ところで、近年、世界的にプラスチックゴミ問題が深刻化しており、地球環境の改善のため、包装の素材をプラスチックから他の素材に替えることが望まれている。そして、複数個のロール状衛生薄葉紙または衛生薄葉紙積層体を一纏めにして包装した包装体においても、包装の素材をプラスチックから紙材に替えることが、例えば、特許文献4において提案されている。
特開2005-153959号公報 特開2010-275011号公報 特開2015-101388号公報 特開2021-070501号公報
ところが、持ち手用の帯状フィルムについては、単に、帯紙に替えただけではフィルムのように伸縮しないので、包装体の持ち運び時に把持し難く、場合によっては破断する虞がある。そこで、包装体の持ち運び時に帯紙を容易に把持できるように、帯紙の中間部を帯紙の両端部の接合部間の長さよりも長くすることが考えられるが、この場合には、工場での倉庫への保管状態等において帯紙の中間部が突出して邪魔になる虞がある。
本発明は、持ち手用の帯紙を用いても、不都合なく、持ち運び可能かつ保管可能とする包装体を提供することを目的とする。
本発明による包装体は、複数個のロール状衛生薄葉紙または衛生薄葉紙積層体を一纏めにして包装する包装紙と、前記包装紙の外面に両端部が接合された持ち手用の帯紙とを有し、前記帯紙の中間部を前記包装紙の外面への前記帯紙の両端部の接合部間で折り畳み可能な長さとするとともに、前記帯紙の中間部を前記包装紙の外面への前記帯紙の両端部の接合部間で折り畳んだ状態に仮止めする仮止め手段を設けたことを特徴とするものである。
この構成により、帯紙の中間部を包装紙の外面への帯紙の両端部の接合部間で折り畳み可能な長さとするとともに、帯紙の中間部を包装紙の外面への帯紙の両端部の接合部間で折り畳んだ状態に仮止めする仮止め手段を設けたので、工場での倉庫への保管状態等において帯紙の中間部が突出して邪魔になるなどの不都合が生じにくくなる。また、帯紙の中間部の仮止め状態を解除すれば、帯紙の中間部が包装紙の外面への帯紙の両端部の接合部間の長さよりも十分に長くなり、これによって持ち運び時に帯紙の中間部を簡単に把持でき、持ち運び時に帯紙の中間部を把持し難い等の不都合が生じにくくなる。
また、本発明による包装体は、前記仮止め手段が、前記帯紙の中間部を折り畳んだ状態で互いに接合する再剥離可能な接着剤であることを特徴とするものである。
この構成により、帯紙の中間部の仮止め状態を解除した後でも、再び、帯紙の中間部を折り畳み状態に仮止めすることができ、これによって家庭での収納状態等においても、帯紙の中間部が邪魔にならないようにすることができる。
さらに、本発明による包装体は、前記仮止め手段が、前記帯紙の中間部を折り畳んだ状態で前記包装紙の外面に接合する再剥離可能な接着剤であることを特徴とするものである。
この構成により、帯紙の中間部の仮止め状態を解除した後でも、再び、帯紙の中間部を折り畳み状態に仮止めすることができ、これによって家庭での収納状態等においても、帯紙の中間部が邪魔にならないようにすることができる。
本発明によれば、持ち手用の帯紙を用いた包装体を、不都合なく、持ち運び可能かつ保管可能とすることができる。
本発明の第1実施形態に係る複数個のロール状衛生薄葉紙をキャラメル包装した包装体の全体斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る包装体の天面の平面図である。 図2のIIIa-IIIa方向の模式断面図であり、(a)は仮止め手段を解除する前のもの、(b)は仮止め手段を解除した後のものである。 本発明の第1実施形態の変形例に係る、図2のIIIa-IIIa方向の模式断面図である。 本発明の第2実施形態に係る衛生薄葉紙積層体を収容したカートンの積重体をキャラメル包装した包装体の全体斜視図である。
本発明による包装体の形態について、図1-図5を参照しながら詳細に説明する。ただし、本発明は本形態の態様に限定されるものではない。
本発明に係る衛生薄葉紙は、上述したように、トイレットペーパー、キッチンペーパー、ティシュペーパー、ワイパー等を含み、本明細書および特許請求の範囲の記載において、「ロール状衛生薄葉紙」は、トイレットペーパー、キッチンペーパー等の衛生薄葉紙をロール状にしたものであり、「衛生薄葉紙積層体」は、ティシュペーパー、ワイパー等の衛生薄葉紙を折り畳んで積層したものである。以下、第1実施形態では、ロール状衛生薄葉紙を包装紙によってキャラメル包装した形態について説明し、第2実施形態では、衛生薄葉紙積層体を収容したカートンの積重体を包装紙によってキャラメル包装した形態について説明する。
また、本明細書および特許請求の範囲の記載において、「天面」および「底面」とは、複数個のロール状衛生薄葉紙または衛生薄葉紙積層体を一纏めに包装した包装体において、その外側に露出した面を指すものとして参照される。但し、これらの用語はあくまで便宜上のものであり、重力方向における絶対的な位置を規定するものではないことは勿論である。また、「上」、「下」などの用語についても同様である。
さらに、本明細書、特許請求の範囲、および図面の記載において、「高さ方向」、「幅方向」、および「長さ方向」はそれぞれ直交するものとし、「ロール並列方向」は、上記「幅方向」および「長さ方向」のどちらかに対応するものとする。
なお、図1および図5の全体斜視図については、説明の便宜のため、収容物が透視された状態を示す。
<第1実施形態>
図1は本発明の第1実施形態に係る複数個のロール状衛生薄葉紙2をキャラメル包装した包装体1の全体斜視図であり、図2は本実施形態に係る包装体1の天面の平面図であり、図3は図2のIIIa-IIIa方向の模式断面図であり、図3(a)は仮止め手段16を解除する前のもの、図3(b)は仮止め手段16を解除した後のものである。図3(b)では説明の便宜上、仮止め手段16を省略している。
本発明に係る包装体1は、複数個のロール状衛生薄葉紙(本実施形態ではトイレットロール)2をその軸方向に垂直な方向に両端面が揃うように並列した状態で、包装紙10(紙資材)で胴巻き包装してなるものである。本実施形態に係る包装体1は、図1に示すように、2列×2段4個のトイレットロール2を、包装紙10でキャラメル包装してなるものである。当該包装紙10には、少なくとも紙基材が含まれている。紙基材は繊維原料であるパルプ成分を含むスラリーを抄紙することによって得られる。パルプ成分としては、木材パルプ、非木材パルプ、古紙パルプが挙げられる。本実施形態では、包装紙10は、紙基材の片面の一部に封止用のヒートシール層が積層された積層シートが用いられ、当該ヒートシール層を外面として2列×2段4個のトイレットロール2をキャラメル包装するものである。当該キャラメル包装は、公知のものが採用されうる。具体的には、例えば、先ず、平坦状に配された包装紙10の上に載置されたトイレットロール2を包装紙10にて巻き込むようにして包み込み、その巻き込み方向において包装紙10の重畳する部分をヒートシール層を介して接着(熱溶着)する。次に、トイレットロール2の端面位置を越えて余剰した部分を、トイレットロール2の端面側に、包装紙10を山折り線および谷折り線に沿って山折り状および谷折り状にそれぞれ折り曲げて折り込む。そして、包装紙10の外面が互いに重なり合う部分同士をヒートシール層を介して接着して、トイレットロール2を上下の端面側から被覆する。このようなキャラメル包装を行う装置としては,既知の装置を利用することができる。ヒートシール層を構成する材料としては、例えば、ポリオレフィン系樹脂や、その他の熱可塑性樹脂等を使用することができる。
なお、本実施形態では、包装紙10として、紙基材の片面の一部に封止用のヒートシール層が積層された積層シートを用いたが、これに限らず、紙基材の片面にその全面に亘って封止用のヒートシール層を積層した積層シートを用いるようにしてもよく、この場合にも、紙基材の片面の一部に封止用のヒートシール層が積層された積層シートを用いた場合と同様に、2列×2段4個のトイレットロール2をキャラメル包装することができる。
本実施形態に係る包装体1では、図1-図3に示すように、4つのトイレットロール2を一纏めにして包装する包装紙10と、中間部が包装体1の天面10Tに対向するように包装体1の両側面にて包装紙10の外面に両端部が接合された持ち手用の帯紙15とを有し、帯紙15の中間部を包装体1の両側面における包装紙10の外面への帯紙15の両端部の接合部18間で折り畳み可能な長さL2とするとともに、帯紙15の中間部を包装体1の両側面における包装紙10の外面への帯紙15の両端部の接合部18間で折り畳んだ状態に仮止めする仮止め手段16を設けている。
帯紙15には、少なくとも紙基材が含まれている。紙基材は繊維原料であるパルプ成分を含むスラリーを抄紙することによって得られる。パルプ成分としては、木材パルプ、非木材パルプ、古紙パルプが挙げられる。
図1-図3では、持ち手用の帯紙15の中間部を折り畳むことで形成された折り畳み部を17、帯紙15の両端部の接合部18間の長さをL1、仮止め手段16を解除した後(後述の再剥離性接着部16a、16bの接着を外した後)の帯紙15の両端部の接合部18間の長さをL2としている。また、接合部18は、帯紙15の両端部用の接合部であり、仮止め手段16の再剥離性の接着剤よりも強い接合力で接合されうるものである。本実施形態では、帯紙15として、紙基材の片面であってその両端部に接合用のヒートシール層が積層された積層シートが用いられ、当該ヒートシール層を接合部18として、帯紙15の両端部が包装体1の両側面にて包装紙10の外面に仮止め手段16の再剥離性の接着剤よりも強い接合力で接合されている。なお、帯紙15は、紙基材の両端部に接合用のヒートシール層が積層された積層シートに用いる場合に限らず、紙基材の片面にその全面に亘って接合用のヒートシール層が積層された積層シートを用いるようにしてもよい。
折り畳み部17は、折り返し部17a、17bを含んで、図3(a)の断面視において、Z字状を呈している(Z折り)。図3(a)および図3(b)が示すように、帯紙15の両端部の接合部18間の長さL2が、帯紙15の両端部の接合部18間の長さL1より十分に長いため、帯紙15がその両端部の間に在る中間部に折り畳み部17が形成できる構成になっている一方、仮止め手段16の仮止めを解除したとき、帯紙15が十分長くなり、ユーザが持ち手用の帯紙15をしっかり把持して包装体1を確実に持ち運ぶことが可能な構成になっていることが理解される。また、仮止め手段16が再剥離性の接着剤の場合は、図3(b)の状態から図3(a)の状態へ戻すことが可能となっている。
この構成により、帯紙15の中間部を包装体1の両側面における包装紙10の外面への帯紙15の両端部の接合部18間で折り畳み可能な長さとするとともに、帯紙15の中間部を包装体1の両側面における包装紙10の外面への帯紙15の両端部の接合部18間で折り畳んだ状態に仮止めする仮止め手段16を設けたので、工場での倉庫への保管状態等において帯紙15の中間部が突出して邪魔になるなどの不都合が生じにくくなる。また、帯紙15の中間部の仮止め状態を解除すれば、帯紙15の中間部が包装体1の両側面における包装紙10の外面への帯紙15の両端部の接合部18間の長さよりも十分に長くなり、これによって持ち運び時に帯紙15の中間部を簡単に把持でき、持ち運び時に帯紙15の中間部を把持し難い等の不都合が生じにくくなる。
本発明の効果を奏する上で好ましくは、長さL1に対する長さL2の割合は、1.05以上1.30以下である。
本実施形態に係る包装体1では、図1-図3に示すように、仮止め手段16は、帯紙15の中間部を折り畳んだ状態で互いに接合する再剥離可能な接着剤である。再剥離可能な接着剤は、従来公知の再剥離性接着剤の中からその接着力等を考慮して適宜選択することができる。例えば、固形分濃度35~45%の酢酸ビニル樹脂接着剤の他、エマルションタイプのアクリル樹脂系粘着剤等を挙げることができる。仮止め手段16は、図3(a)に示すように、第1再剥離性接着部16aとして、第1折り返し部17aと帯紙15の外面との間に設けられる。
この構成により、帯紙15の中間部の仮止め状態を解除した後でも、再び、帯紙15の中間部を折り畳み状態に仮止めすることができ、これによって家庭での収納状態等においても、帯紙15の中間部が邪魔にならないようにすることができる。
加えて、本実施形態に係る包装体1では、図1-図3に示すように、仮止め手段16は、帯紙15の中間部を折り畳んだ状態で包装体1の天面10Tにおける包装紙10の外面に接合する再剥離可能な接着剤である。仮止め手段16は、図3(a)に示すように、第2再剥離性接着部16bとして、第2折り返し部17bと包装体1の天面10Tにおける包装紙10の外面との間に設けられる。
この構成により、持ち手用の帯紙15の中間部の仮止め状態を解除した後でも、再び、当該帯紙15の中間部を折り畳み状態に仮止めすることができ、これによって家庭での収納状態等においても、当該帯紙15の中間部が邪魔にならないようにすることができる。
なお、本実施形態では、仮止め手段16として、第1再剥離性接着部16aおよび第2再剥離性接着部16bを設けたが、帯紙15の中間部を包装紙10の外面への帯紙15の両端部の接合部間で折り畳んだ状態に仮止めできる構成であれば良く、第1再剥離性接着部16aまたは第2再剥離性接着部16bのいずれか一方を省略するようにしてもよい。
本発明では、好ましくは、包装紙10の坪量が30g/m2~65g/m2である。この構成により、包装紙10が破れ難く、かつ良好な耐水性が得られ、しかも包装紙10の底面10Bや天面10Tのシール強度を向上することができる。すなわち、包装紙10の坪量が30g/m2未満であると、包装紙10が破れ易く、かつ良好な耐水性が得られなくなる。また、包装紙10の坪量が65g/m2を超えると、包装体1の底面10Bや天面10Tのシール時に包装紙10のヒートシール層の加熱温度が低下し、良好なシール強度が得られなくなる(シール強度が低下する)。
従来、複数個のロール状衛生薄葉紙または衛生薄葉紙積層体を一纏めにしてフィルムにて包装した包装体が知られており、この種の包装体において、持ち手用の帯状フィルムの中間部が天面に接するようにして帯状フィルムの両端部が両側面に接合され、帯状フィルムの中間部を把持して簡単に持ち運べるようになっているものが、例えば、特許文献1-3にそれぞれ記載されている。
ところで、近年、世界的にプラスチックゴミ問題が深刻化しており、地球環境の改善のため、包装の素材をプラスチックから他の素材に替えることが望まれており、複数個のロール状衛生薄葉紙または衛生薄葉紙積層体を一纏めにして包装した包装体においても、包装の素材をプラスチックから紙材に替えることが、例えば、特許文献4において提案されている。
ところが、持ち手用の帯状フィルムについては、単に、帯紙に替えただけではフィルムのように伸縮しないので、包装体の持ち運び時に把持し難く、場合によっては破断する虞がある。そこで、包装体の持ち運び時に帯紙を容易に把持できるように、帯紙の中間部を帯紙の両端部の接合部間の長さよりも長くすることが考えられるが、この場合には、工場での倉庫への保管状態等において帯紙の中間部が突出して邪魔になる虞がある。
本実施形態によれば、持ち手用の帯紙15の中間部を包装体1の両側面における包装紙10の外面への帯紙15の両端部の接合部18間で折り畳み可能な長さL2とするとともに、帯紙15の中間部を包装体1の両側面における包装紙10の外面への帯紙15の両端部の接合部18間で折り畳んだ状態に仮止めする仮止め手段16を設けたので、工場での倉庫への保管状態等において帯紙15の中間部が突出して邪魔になるなどの不都合が生じにくくなる。また、帯紙15の中間部の仮止め状態を解除すれば、帯紙15の中間部が包装体1の両側面における包装紙10の外面への帯紙15の両端部の接合部18間の長さよりも十分に長くなり、これによって持ち運び時に帯紙15の中間部を簡単に把持でき、持ち運び時に帯紙15の中間部を把持し難い等の不都合が生じにくくなる。
本実施形態では、上述したように、持ち手用の帯紙15の折り畳み部17は、包装体1を正面視してZ字状を呈しているが、本発明ではこの限りではない。
図4は本実施形態の変形例に係る、図2のIIIa-IIIa方向の模式断面図である。本実施形態に係る包装体1を構成する各要素のうち、同様の機能を有するものについては、第1実施形態と同一の符号を付してその説明を省略する。
本変形例では、図4に示すように、折り畳み部17’は、第3から第6折り返し部17c、17d、17e、17fを含むことで、図4の断面視においてΩ字状を呈している(Ω折り)。本変形例では、仮止め手段16は、図4に示すように、第3再剥離性接着部16cとして第3折り返し部17cと帯紙15の外面との間に設けられ、第4再剥離性接着部16dとして第4折り返し部17dと包装体1の天面10Tにおける包装紙10の外面との間に設けられ、第5再剥離性接着部16eとして第5折り返し部17eと帯紙15の外面との間に設けられ、第6再剥離性接着部16fとして第6折り返し部17fと包装体1の天面10Tにおける包装紙10の外面との間に設けられる。
なお、本変形例では、第1実施形態と同様に、第3再剥離性接着部16cまたは第4再剥離性接着部dのいずれか一方を省略するようにしてもよく、第5再剥離性接着部16eまたは第6再剥離性接着部16fのいずれか一方を省略するようにしてもよい。
本変形例によれば、第1実施形態と同様に、工場での倉庫への保管状態等において帯紙15の中間部が突出して邪魔になるなどの不都合が生じにくくなり、また、持ち運び時に仮止め手段16を解除すれば(第3から第6再剥離性接着部16c-16fの接着を外せば)帯紙15の中間部を簡単に把持でき、持ち運び時に帯紙15の中間部を把持し難い等の不都合が生じにくくなる。
<第2実施形態>
本発明の第2実施形態では、上述したように、第1実施形態と異なり、衛生薄葉紙積層体を収容したカートン3の積重体を、包装紙10によって包装し、第1実施形態と同様に、Z字状を呈する折り畳む折り畳み部17と仮止め手段16とを有する持ち手用の帯紙15を、カートン3の積重体の包装体1’の天面側に設けている。
図5は本実施形態に係る衛生薄葉紙積層体を収容したカートン3の積重体をキャラメル包装した包装体の全体斜視図である。本実施形態に係る包装体を構成する各要素のうち、同様の機能を有するものについては、第1実施形態と同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施形態によれば、第1実施形態と同様に、工場での倉庫への保管状態等において帯紙15の中間部が突出して邪魔になるなどの不都合が生じにくくなり、また、持ち運び時に仮止め手段16を解除すれば帯紙15の中間部を簡単に把持でき、持ち運び時に帯紙15の中間部を把持し難い等の不都合が生じにくくなる。
本実施形態では、衛生薄葉紙積層体をカートンに収容する態様について説明したが、本発明では、衛生薄葉紙積層体を紙パッケージに収容する態様も許容されうる。
<その他>
本発明は、上述した各実施形態や、随所に述べた変形例に限られることなく、本発明の技術的思想から逸脱しない範囲で、適宜の変更や変形が可能である。
例えば、上記各実施形態は、キャラメル包装に関するものであるが、本発明ではこの限りではなく、ガゼット包装、ピロー包装等、種々の包装形式(具体的な包装については特許文献4を参照)に適用可能である。
加えて、上記第1実施形態では、包装体1は、2列4つのロール状衛生薄葉紙を包装するものであるが、本発明ではこの限りでなく、複数個のロール状衛生薄葉紙を包装するものであればよい。
また、上記各実施形態では、持ち手用の帯紙15の両端部は包装体1の両側面にて包装紙10の外面に接着されているが、包装体1の天面にて包装紙10の外面に接着されてもよい。
また、上記各実施形態やその変形例では、帯紙15として、紙基材の片面の両端部にヒートシール層が積層された積層シートを用い、ヒートシール層を接合部18として帯紙15の両端部を包装体1の両側面にて包装紙10の外面に接合したが、接合部18が仮止め手段16よりも強い接合力で帯紙15の両端部を包装体1の両側面にて包装紙10の外面に接合する構成であればよく、強粘着性の接着剤を用いて、帯紙15の両端部を包装体1の両側面にて包装紙10の外面に接着するようにしてもよい。
さらに、上記各実施形態やその変形例では、仮止め手段16は、再剥離性の接着剤であるが、本発明ではこれに限られず、例えば、再剥離性を有しない弱粘着性の接着剤であってもよく、また、接着剤に限らず、紙製のシール等であってもよい。また、仮止め手段16が設けられる場所は、帯紙15の中間部を折り畳んだ状態に仮止めできればよく、帯紙15の中間部を上記に述べた包装体1の天面側で折り畳んだ状態に仮止めする場合に限られず、帯紙15の中間部を包装体1の側面側(または周面側)で折り畳んだ状態に仮止めするようにしてもよい。
上記各実施形態やその変形例では、持ち手用の帯紙15は、ユーザが把持したときに包装体1の天面10Tが鉛直方向上側に来るように構成されているが、本発明ではこれに限られず、持ち手用の帯紙15を包装体1の側面に設けて、ユーザが把持したときに包装体1の側面(周面10P)が鉛直方向上側に来るように構成されてもよい。
また、仮止め手段16および帯紙両端部用接合部18は、図3(a)、図3(b)、および図4に示すような大きさや形に限定されず、本発明の効果を奏する限りにおいて、様々な大きさ、形状、数が採用可能である。
1、1’ 包装体
2 ロール状衛生薄葉紙
3 衛生薄葉紙カートン
10 包装紙
10T 天面
10B 底面
15 (持ち手用の)帯紙
16 仮止め手段
16a 第1再剥離性接着部
16b 第2再剥離性接着部
16c 第3再剥離性接着部
16d 第4再剥離性接着部
16e 第5再剥離性接着部
16f 第6再剥離性接着部
17、17’ 折り畳み部
17a 第1折り返し部
17b 第2折り返し部
17c 第3折り返し部
17d 第4折り返し部
17e 第5折り返し部
17f 第6折り返し部
18 (帯紙両端部用)接合部

Claims (3)

  1. 複数個のロール状衛生薄葉紙または衛生薄葉紙積層体を一纏めにして包装する包装紙と、前記包装紙の外面に両端部が接合された持ち手用の帯紙とを有し、前記帯紙の中間部を前記包装紙の外面への前記帯紙の両端部の接合部間で折り畳み可能な長さとするとともに、前記帯紙の中間部を前記包装紙の外面への前記帯紙の両端部の接合部間で折り畳んだ状態に仮止めする仮止め手段を設けたことを特徴とする包装体。
  2. 前記仮止め手段は、前記帯紙の中間部を折り畳んだ状態で互いに接合する再剥離可能な接着剤であることを特徴とする請求項1に記載の包装体。
  3. 前記仮止め手段は、前記帯紙の中間部を折り畳んだ状態で前記包装紙の外面に接合する再剥離可能な接着剤であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の包装体。
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