JP3141892U - カートン積層体 - Google Patents

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Abstract

【課題】包装フィルムの使用量を削減することが可能なカートン積層体を提供する。
【解決手段】衛生用紙が収納されたカートン2を複数個備え、カートン2が多段に積層されるとともに、当接するカートン2同士が、接着剤からなる接着部10Aによって相互に固着されているカートン積層体1A。
【選択図】図1A

Description

本考案は、衛生用紙が収納されたカートンを複数個備え、そのカートンが多段に積層されたカートン積層体に関するものである。
ティシュペーパー等の衛生用紙は、多数の衛生用紙が紙製のカートンの内部に収納された形で市販されることが多い。そして、これらのカートンは、図2に示すように、複数個のカートン2が多段に積層され、樹脂製の包装フィルム4によって被包されたカートン積層体100として市販されることが一般的である(特許文献1〜5参照)。このようなカートン積層体では、図示のように、上面6に、持ち運び用の把手8が付設されていることもある。
特開平8−104356号公報 特開平8−244829号公報 特開2002−347836号公報 特開2003−341724号公報 特開2004−1802号公報
しかし、これらのカートン積層体では、衛生用紙の使用時には不要となる、包装フィルムが大量に排出されるという課題があった。
本考案は、このような従来技術の課題を解決するためになされたものであって、包装フィルムの使用量を削減することが可能なカートン積層体を提供するものである。
本考案者は、前記のような従来技術の課題を解決するために鋭意検討した結果、多段に積層されるカートンを、a)直接接着剤で相互に固着するか、或いは、b)帯状の結束部材で一体的に結束することによって、上記課題が解決されることに想到し、本考案を完成させた。具体的には、本考案により、以下のカートン積層体が提供される。
[1] 衛生用紙が収納されたカートンを複数個備え、前記カートンが多段に積層されるとともに、当接するカートン同士が、接着剤からなる接着部によって相互に固着されているカートン積層体。
[2] 前記カートンは直方体状に形成され、前記接着部が前記カートン同士の当接面の四隅に形成されている前記[1]に記載のカートン積層体。
[3] 前記カートンは直方体状に形成され、前記接着部が前記カートン同士の当接面の四辺に沿って形成されている前記[1]に記載のカートン積層体。
[4] 帯状の把手を更に備え、前記把手が、接着剤からなる接着部によって、前記カートンに固着されている前記[1]〜[3]のいずれかに記載のカートン積層体。
[5] 前記接着部が再剥離性接着剤によって形成されている前記[1]〜[4]のいずれかに記載のカートン積層体。
[6] 衛生用紙が収納されたカートンを複数個備え、前記カートンが多段に積層されるとともに、積層された全てのカートンが、帯状の結束部材によって一体的に結束されているカートン積層体。
[7] 前記カートンは直方体状に形成され、前記結束部材として、前記カートンの長手方向に向かって巻回される第1結束部材と、前記カートンの短手方向に向かって巻回される第2結束部材とを備え、積層された全てのカートンが、前記第1結束部材と前記第2結束部材とによって一体的に結束されている前記[6]に記載のカートン積層体。
本考案のカートン積層体は、包装フィルムの使用量を削減することが可能である。
以下、本考案のカートン積層体を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。但し、本考案はその考案特定事項を備えるカートン積層体を広く包含するものであり、以下の実施形態に限定されるものではない。
なお、図1A,図1B、図3〜図5においては、作図の都合上、カートンの細部形状(取出口形成用切込線や妻面のフラップの合わせ目等)は捨象して作図を行った。
[1]本考案の第1の実施形態:
図1Aは、本考案のカートン積層体の一の実施形態を示す概略斜視図であり、図1Bは、図1Aに示すカートン積層体の最上段のカートンの一部を切り欠いた一部切り欠き斜視図である。
本考案の第1の実施形態は、図1A及び図1Bに示すカートン積層体1Aのように、衛生用紙が収納されたカートン2を複数個備え、カートン2が多段に積層されるとともに、当接するカートン2同士が、接着剤からなる接着部10Aによって相互に固着されているカートン積層体である。
図2に示すような、従来のカートン積層体100では、包装フィルム4がカートン同士をまとめる結束部材としての役割も担っていた。そこで、本考案の第1の実施形態では、カートン積層体1Aのように、カートン2同士を接着剤からなる接着部10Aで直接固着することにより、包装フィルムを不要とした。従って、包装フィルムの使用量を削減することができることに加え、従来のマルチパック(5個パック等)と同様の形態で市販できる。また、カートン同士を接着するのみで製造できるので、複数のカートンを包装フィルムで包装する包装工程が不要で製造工程が簡素であり、製造に要する時間やコストも削減することができる。
カートンは、直方体状に形成されることが多い。従って、上段に位置するカートンの底面とその下段に位置するカートンの上面とを接着部によって固着すればよい。接着部は、接着剤をカートン表面に塗工した後、カートン同士を当接させることで形成することができる。
カートン同士が固着される限り、接着部の形成位置について特に制限はない。但し、図1A及び図1Bに示すカートン積層体1Aのように、接着部10Aがカートン2同士の当接面の四隅に形成されていることが好ましい。このような形態は、接着剤の塗工面積が小さくて済み、しかも荷重がかかり易い部分に接着剤が塗工されているので、積層体からカートンが脱離し難い。
図1Bに示すように、カートン2aとカートン2bの当接面には、その四隅に矩形状の接着部10Aが形成されている。この4箇所の接着部10Aによって、カートン2aとカートン2bとが相互に固着されている。
なお、図1A及び図1Bでは、図示を省略したが、カートン2bとカートン2cの当接面、カートン2cとカートン2dの当接面及びカートン2dとカートン2eの当接面にも、カートン2aとカートン2bの当接面と同様に、その四隅に矩形状の接着部が形成されている。そして、これらの接着部によって、カートン2a〜2eが相互に固着され、一体的なカートン積層体1Aが構成されている。
また、カートン積層体1Aは、接着部10Aが矩形状に形成されているが、接着部の形状は矩形状に限定されるものではない。例えば、コーナー形状に合わせた直角三角形状としてもよいし、円形、楕円形、矩形状以外の多角形状としてもよい。
接着部の面積は、カートンのサイズや質量、接着剤の接着強度等を考慮して適宜調整すればよい。一般的には、一つの接着部の面積を1〜4cmとすることが好ましい。1cm以上とすることで、カートン同士の固着強度を確保することができ、積層体からのカートンの脱離を発生し難くすることができる。一方、4cm以下とすることで、積層体から個別のカートンを分離する際に、その分離が容易となることに加え、カートンの破断や破損、カートン表面のデザイン部分の剥離等を発生し難くすることができる。
図3は、本考案のカートン積層体の別の実施形態を示す概略斜視図である。本考案のカートン積層体は、図3に示すカートン積層体1Bのように、接着部10Bがカートン2同士の当接面の四辺に沿って形成されていることも好ましい。このような形態は、図1A及び図1Bの形態と比較して、より強固にカートン同士を固着することができ、積層体からのカートンの脱落を防止する効果が高い。
なお、図3では、図示を省略したが、カートン2bとカートン2cの当接面、カートン2cとカートン2dの当接面及びカートン2dとカートン2eの当接面にも、カートン2aとカートン2bの当接面と同様に、その四辺に沿って接着部が形成されている。そして、これらの接着部によって、カートン2a〜2eが相互に固着され、一体的なカートン積層体1Bが構成されている。
また、カートン積層体1Bは、接着部10Bが枠状に形成されているが、接着部の形状は枠状に限定されるものではない。例えば、当接面の四辺に沿って、独立した四本の帯状の接着部を形成してもよいし、断続的に点状の接着部を形成してもよい。即ち、カートン積層体1Bは接着部10Bが連続的に形成されているが、必ずしも接着部を連続的に形成する必要はない。
接着部の面積は、カートンのサイズや質量、接着剤の接着強度等を考慮して適宜調整すればよい。例えば、当接面の四辺に沿って帯状の接着部を形成した場合には、接着部の幅を5〜10mmとすることが好ましい。5mm以上とすることで、カートン同士の固着強度を確保することができ、積層体からのカートンの脱離を発生し難くすることができる。一方、10mm以下とすることで、積層体から個別のカートンを分離する際に、その分離が容易となることに加え、カートンの破断や破損、カートン表面のデザイン部分の剥離等を発生し難くすることができる。
接着部を形成するための接着剤としては、ホットメルト接着剤等の従来公知の接着剤を用いることができる。中でも、積層体から個別のカートンを分離する際に、カートンの破断や破損、カートン表面のデザイン部分の剥離等を防止する観点から再剥離性接着剤で固着することが好ましい。「ホットメルト接着剤」としては、エチレン・酢酸ビニル共重合体系接着剤、オレフィン系接着剤、熱可塑性エラストマー系接着剤(スチレン・イソプレン・スチレン共重合体系接着剤等)等を、「再剥離性接着剤」としては、アクリル樹脂系接着剤等を挙げることができる。
第1の実施形態では、図1A及び図1Bに示すカートン積層体1Aのように、帯状の把手8Aを更に備え、把手8Aが、接着剤からなる接着部によって、カートン2に固着されていることが好ましい。このような把手を備えることによって、積層体の持ち運びが容易となる。
把手は積層体の上面側に位置するように固着すればよい。把手は、最上段のカートン2aの上面又は妻面に固着することが、持ち運びの際の安定性の面で好ましい。固着の方法は、カートン同士の固着と同様の方法を採用することができ、ホットメルト接着剤、再剥離性接着剤等を用いて接着部を形成し、その接着部によって固着すればよい。なお、図1A及び図1Bには、カートン2aの長手方向に沿って、把手8Aを付設した例を示したが、カートン2aの短手方向に沿って、把手を付設してもよい。
把手の形態については、帯状であることを除いては特に制限はない。把手の幅は、カートンのサイズや質量、把手の材質等を考慮して適宜選択すればよいが、30〜80mmであることが好ましい。把手の幅を30mm以上とすることにより、持ち運びの際に、手に食い込んだりすることがなく、比較的重い積層体であっても持ち運びが容易となり、把手の幅を80mm以下とすることにより、その素材の使用量を削減でき、低コストで製造することができる。
把手としては、強度、耐久性の面で、ポリエチレン、ポリプロピレン等の合成樹脂からなる樹脂フィルムを好適に用いることができる。中でも、ポリエチレン製の樹脂フィルムが好ましい。本考案のカートン積層体は積層体全体を包装する包装フィルムを使用していないため、把手として樹脂フィルムを用いても、製品全体の樹脂フィルムの使用量を大幅に削減することができる。フィルムの厚さは、カートンの種類や質量によっても異なるが、10〜35μmとすることが好ましい。
[2]本考案の第2の実施形態:
図4は、本考案のカートン積層体の更に別の実施形態を示す概略斜視図である。
本考案の第2の実施形態は、図4に示すカートン積層体1Cのように、衛生用紙が収納されたカートン2を複数個備え、カートン2が多段に積層されるとともに、積層された全てのカートン2が、帯状の結束部材12Aによって一体的に結束されているカートン積層体である。
本考案の第2の実施形態では、カートン積層体1Cのように、積層された全てのカートン2を結束部材12Aによって一体的に結束することにより、包装フィルムを不要とした。従って、第1の実施形態と同様に、包装フィルムの使用量を削減することができることに加え、従来のマルチパックと同様の形態で市販できる。また、カートンを多段に積層して、結束部材を巻回し、固定するのみで製造できるので、複数のカートンを包装フィルムで包装する包装工程が不要で製造工程が簡素であり、製造に要する時間やコストも削減することができる。更に、結束部材を把手として利用することもできる。
以下の説明においては、第1の実施形態と同様の構成については説明を省略し、第2の実施形態に固有の構成についてのみ説明する。
結束部材としては、市販の結束バンド、結束ベルト等を用いてもよいが、第1の実施形態の項で説明した把手と同様に、ポリエチレン、ポリプロピレン等の合成樹脂からなる樹脂フィルムを好適に用いることができる。好ましい材質、厚さ等も把手と同様である。
結束の方法としては、積層体を構成する全てのカートンを積層した状態で、長尺の結束部材を巻回し、カートンがずれないように固定すればよい。結束部材として、樹脂フィルムの帯状体を用いる場合であれば、図4に示すように、全てのカートン2a,2b,2c,2d,2eを積層した状態で、樹脂フィルムからなる結束部材12Aをカートン短手方向に向かって巻回し、結束部材12Aの一部を重畳させて、その重畳部をヒートシール、接着、超音波融着等の方法で固定し、固定部14Aを形成すればよい。図4では、結束部材12Aをカートン2の短手方向に向かって巻回するようにしてカートン2a〜2eを結束した例を示したが、結束部材をカートンの長手方向に向かって巻回するようにしてカートンを結束してもよい。
図4に示すカートン積層体1Cは、最上段のカートン2aの上面側にヒートシールにより固定部14Aを形成したが、固定部の形成位置は積層体の側面側であってもよいし、底面側であってもよい。
なお、結束の方法は、一の積層体に対応する長さに予めカットされた結束部材を巻回し、固定していく方法でもよいし、長尺の結束部材を巻回し、固定部を形成した後に、余剰部分を切断していく方法でもよい。後者の方法の方が連続的な生産に適する点で好ましい。
結束部材の幅は特に制限はないが、30〜80mmとすることが好ましい。30mm以上とすることで、カートン同士を結束する強度や結束部材自体の強度を確保することができ、結束部材の破断や積層体からのカートンの脱離を発生し難くすることができる。また、結束部材を把手として利用した際に、手に食い込み難いため、持ち易く運搬が容易となる。一方、80mm以下とすることで、結束部材の素材の使用量を削減でき、低コストで製造することができる。
図5は、本考案のカートン積層体の更にまた別の実施形態を示す概略斜視図である。本考案のカートン積層体は、図5に示すカートン積層体1Dのように、結束部材12として、カートン2の長手方向に向かって巻回される第1結束部材12Bと、カートン2の短手方向に向かって巻回される第2結束部材12Cとを備え、積層された全てのカートン2a,2b,2c,2d,2eが、第1結束部材12Bと第2結束部材12Cとによって一体的に結束されていることが好ましい。
このような形態は、カートンの縦横二方向から十字状にカートンが結束されるため、図4に示す形態と比較して、より確実にカートン同士を結束することができ、積層体からのカートンの脱落をより更に効果的に防止することができる。
前記の形態では、結束の確実性を高めるため、図5に示すように、カートン2の中央を第1結束部材12B、第2結束部材12Cが通過するように、結束することが好ましい。図5の形態では、第1結束部材12B、第2結束部材12Cとも、最上段のカートン2aの上面側にヒートシールにより固定部14B,14Cを形成したが、固定部の形成位置は積層体の側面側であってもよいし、底面側であってもよい。
[3]カートン:
図6は、本考案のカートン積層体に用いられるカートンの一の実施形態を示す概略斜視図である。衛生用紙を収納するカートンは、図6に示すカートン2のように、上面6、底面16、一対の側面18、及び一対の妻面20を有する形状に折り曲げられ、これらの面によって区画された、衛生用紙を収納し得る内部空間が形成された箱体として形成されることが多い。
カートンは、直方体状、立方体状等の六面体状に形成することが好ましく、直方体状の箱体として形成することがより好ましい。この箱体の内部空間に、多数の衛生用紙からなる衛生用紙束(例えば、2プライ200組等)が収納される。
そして、このカートン2の上面6には、衛生用紙の取出口の外周形状と一致するように取出口形成用切込線22が形成される。使用者は、この切込線を破断することによって取出口を形成することができ、その取出口から衛生用紙を取り出すことが可能となる。
カートン本体を構成する材質について特に制限はない。但し、箱体を折り曲げ形成する都合上、厚紙等の紙材料を構成材料とすることが好ましい。一般に、これらの紙材料としては、例えば、木材パルプ、古紙等を原料として製造されたものを好適に用いることができる。
カートンは、複数個が積層されてカートン積層体を構成する。特にその数は限定されないが、5個のカートンを1組として構成することが多い(5個入りマルチパック)。
以下、本考案のカートン積層体について、図面を参照しながら更に具体的に説明する。但し、本考案のカートン積層体は、その考案特定事項を備えたカートン積層体を全て包含するものであり、以下の実施例に限定されるものではない。
なお、以下の実施例では全て、図6に示すカートン2を用いて、カートン積層体を構成した。このカートン2は、縦115mm×横240mm×高さ50mmの直方体状であり、上面6には、ミシン目からなり、略矩形状の取出口を形成し得る取出口形成用切込線22が形成されている。箱体の内部空間には、2プライ200組の衛生用紙からなる衛生用紙束が収納されている。
(実施例1)
実施例1のカートン積層体を図1A及び図1Bに示す。図1A及び図1Bに示すカートン積層体1Aは、衛生用紙が収納されたカートン2を5個備え、カートン2が5段に積層されるとともに、当接するカートン2同士が、接着剤からなる接着部10Aによって相互に固着されているものである。
最上段のカートン2aの底面と、二段目のカートン2bの上面とは、その四隅に接着部10Aが形成され、相互に固着されている。この接着部は、縦1cm×横1cmの矩形状であり、各々が1cmの面積を有し、再剥離性のアクリル樹脂系接着剤を塗工することにより形成したものである。図面では、最上段のカートン2aの底面と、二段目のカートン2bの上面との間にのみ接着部10Aが図示されているが、カートン2bとカートン2c、カートン2cとカートン2d、カートン2dとカートン2eの間にも図示されない同様の接着部が形成されている。
カートン積層体1Aは、5段に積層されたカートン2のうち、最上段のカートン2aに、接着剤によって帯状の把手8が固着されている。この把手8は、幅60mm×長さ360mm×厚さ0.02mmのポリエチレン製樹脂フィルムであり、カートン2aの妻面において再剥離性のアクリル樹脂系接着剤からなる接着部により固着されている。
(実施例2)
実施例2のカートン積層体を図3に示す。図3に示すカートン積層体1Bは、図1A及び図1Bに示したカートン積層体1Aと同様の構成において、カートン同士を固着する接着部の形態を変更した例である。
最上段のカートン2aの底面と、二段目のカートン2bの上面との当接面には、その四辺に沿って接着部10Bが形成され、相互に固着されている。この接着部10Bは、外径95mm×220mm、内径85mm×210mmの枠状であり、接着部の幅は5mmである。
(実施例3)
実施例3のカートン積層体を図4に示す。図4に示すカートン積層体1Cは、衛生用紙が収納されたカートンを5個備え、カートン2が5段に積層されるとともに、積層された全てのカートン2a,2b,2c,2d,2eが、帯状の結束部材12Aによって一体的に結束されているものである。
結束部材12Aは、ポリエチレン製樹脂フィルムからなる、幅60mm×長さ750mm×厚さ0.02mmの帯状体である。結束部材12Aは、カートン2aの上面において重畳させ、その重畳部においてヒートシールにより固定部14Aを形成し、固定してある。
(実施例4)
実施例4のカートン積層体を図5に示す。図5に示すカートン積層体1Dは、図4に示したカートン積層体1Cと同様の構成において、カートン同士を結束する形態を変更した例である。
図5に示すカートン積層体1Dは、結束部材12として、カートン2の長手方向に向かって巻回される第1結束部材12Bと、カートン2の短手方向に向かって巻回される第2結束部材12Cとを備え、積層された全てのカートン2a,2b,2c,2d,2eが、第1結束部材12Bと第2結束部材12Cとによって一体的に結束されているものである。
カートン積層体1Dは、カートン2の中央を第1結束部材12B、第2結束部材12Cが通過するように結束されており、第1結束部材12B、第2結束部材12Cとも、最上段のカートン2aの上面側にヒートシールにより固定部14B,14Cを形成している。
第1結束部材は、ポリエチレン製樹脂フィルムからなる、幅60mm×長さ1010mm×厚さ0.02mmの帯状体であり、第2結束部材は、同じくポリエチレン製樹脂フィルムからなる、幅60mm×長さ750mm×厚さ0.02mmの帯状体である。
本考案のカートン積層体は、例えば、カートン入り衛生用紙(ティシュペーパー等)等の使い捨て紙製品を複数個1組として市販する際に好適に用いることができる。
本考案のカートン積層体の一の実施形態を示す概略斜視図である。 図1Aに示すカートン積層体の最上段のカートンの一部を切り欠いた一部切り欠き斜視図である。 従来のカートンの包装体の一の実施形態を示す概略斜視図である。 本考案のカートン積層体の別の実施形態を示す概略斜視図である。 本考案のカートン積層体の更に別の実施形態を示す概略斜視図である。 本考案のカートン積層体の更にまた別の実施形態を示す概略斜視図である。 本考案のカートン積層体に用いられるカートンの一の実施形態を示す概略斜視図である。
符号の説明
1A,1B,1C,1D,100:カートン積層体、2,2a,2b,2c,2d,2e:カートン、4:包装フィルム、6:上面、8,8A:把手、10A,10B:接着部、12,12A:結束部材、12B:第1結束部材、12C:第2結束部材、14A,14B,14C:固定部、16:底面、18:側面、20:妻面、22:取出口形成用切込線。

Claims (7)

  1. 衛生用紙が収納されたカートンを複数個備え、
    前記カートンが多段に積層されるとともに、
    当接するカートン同士が、接着剤からなる接着部によって相互に固着されているカートン積層体。
  2. 前記カートンは直方体状に形成され、
    前記接着部が前記カートン同士の当接面の四隅に形成されている請求項1に記載のカートン積層体。
  3. 前記カートンは直方体状に形成され、
    前記接着部が前記カートン同士の当接面の四辺に沿って形成されている請求項1に記載のカートン積層体。
  4. 帯状の把手を更に備え、
    前記把手が、接着剤からなる接着部によって、前記カートンに固着されている請求項1〜3のいずれかに記載のカートン積層体。
  5. 前記接着部が再剥離性接着剤によって形成されている請求項1〜4のいずれかに記載のカートン積層体。
  6. 衛生用紙が収納されたカートンを複数個備え、
    前記カートンが多段に積層されるとともに、
    積層された全てのカートンが、帯状の結束部材によって一体的に結束されているカートン積層体。
  7. 前記カートンは直方体状に形成され、
    前記結束部材として、前記カートンの長手方向に向かって巻回される第1結束部材と、前記カートンの短手方向に向かって巻回される第2結束部材とを備え、
    積層された全てのカートンが、前記第1結束部材と前記第2結束部材とによって一体的に結束されている請求項6に記載のカートン積層体。
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