JP2002172470A - プロジェクションナットの溶接制御方法とその装置 - Google Patents

プロジェクションナットの溶接制御方法とその装置

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JP2002172470A JP2001287854A JP2001287854A JP2002172470A JP 2002172470 A JP2002172470 A JP 2002172470A JP 2001287854 A JP2001287854 A JP 2001287854A JP 2001287854 A JP2001287854 A JP 2001287854A JP 2002172470 A JP2002172470 A JP 2002172470A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プロジェクションナットを所定位置に停止さ
せ、その後、供給ロッドのガイドロッドをプロジェクシ
ョンナットのねじ孔内へ串刺し状に貫通させてプロジェ
クションナットを電極に供給することが行われている。
このような形式のものにおいては、ガイドロッドに指を
挟まれたりしたときの安全対策が重要である。 【解決手段】 そこで、供給ロッド6のガイドロッド1
7が相対変位をするように構成している。そのために、
ロッド部16内にガイドロッド17を進退自在な状態で
挿入し、指が挟まれたときにガイドロッド17が相対的
に後退して、怪我を回避している。同時に、この相対変
位から得られる信号をトリガーにして、電極2の進出を
中止させている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、プロジェクショ
ンナットを供給する分野におけるものであり、供給ロッ
ドのガイドロッドをプロジェクションナットのねじ孔内
へ串刺し状に貫通させて、ナット供給を行うものに関し
ている。
【0002】
【従来の技術】パーツフィーダ等からのプロジェクショ
ンナットをストッパ面に当てて所定位置に停止させ、そ
の後、供給ロッドのガイドロッドをプロジェクションナ
ットのねじ孔内に串刺し状に貫通させてプロジェクショ
ンナットを目的箇所へ供給する形式のものが実用化され
ている。この目的箇所は、一般的に電極のガイドピンで
あり、ここにプロジェクションナットを供給して相手方
の鋼板部品にプロジェクション溶接をしている。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】上述のような供給ロ
ッドは、その設置位置が少しでも狂っていると、相手方
の電極ガイドピンに突き当たって、供給ロッドが曲がっ
たりするという問題がある。最も重要視されることとし
て、作業者の安全の問題がある。何等かの手違いで作業
者の手がガイドロッドと電極ガイドピンとの間に挟まれ
たときには、どんなことがあっても溶接電極が進出して
こないようにしておかねばならない。万一、溶接電極に
手を挟まれたら、大怪我をすることになる。
【0004】
【問題を解決するための手段とその作用】本発明は、以
上に述べた問題点を解決するために提供されたもので、
請求項1の発明は、所定位置に停止させたプロジェクシ
ョンナットのねじ孔に供給ロッドのガイドロッドを串刺
し状に貫通させて、このプロジェクションナットを電極
へ供給する形式のものにおいて、供給ロッドは大径のロ
ッド部と小径のガイドロッドからなり、ガイドロッドは
ロッド部に対して進退可能な状態で組合わされ、供給ロ
ッドの進出時にガイドロッドがロッド部に対して相対変
位を生じたとき、この相対変位を検出して溶接電極の作
動を中止させることを特徴とするプロジェクションナッ
トの溶接制御方法である。
【0005】供給ロッドが電極の方へ進出したとき、う
っかりして作業者の手がガイドロッドと電極(電極ガイ
ドピン)との間に挟まれたときには、ガイドロッドが相
対的にロッド部の中に進入する。したがって、手に作用
する挟み付けの力は僅かな値となり、怪我にはいたらず
に済む。同時に、上記の相対変位から得られる信号によ
って、溶接電極の作動を中止させるので、可動電極は進
出することがなく、作業者の手が可動電極と固定電極と
の間に挟み付けられるという最悪の事態が回避される。
ガイドロッドの先端部が電極ガイドピンに突き当たった
ときにも、上述の手が挟まれた場合と同じ作動によっ
て、ガイドロッドが曲がったり電極ガイドピンが損傷す
ることが防止される。
【0006】請求項2の発明は、所定位置に停止させた
プロジェクションナットのねじ孔に供給ロッドのガイド
ロッドを串刺し状に貫通させて、このプロジェクション
ナットを電極へ供給する形式のものにおいて、供給ロッ
ドは大径のロッド部と小径のガイドロッドからなり、ガ
イドロッドはロッド部に対して進退可能な状態で組合わ
され、供給ロッドの進出時にガイドロッドがロッド部に
対して相対変位を生じたとき、この相対変位を検出する
手段を設け、この手段からの信号で溶接電極の進出を中
止させるように構成したことを特徴とするプロジェクシ
ョンナットの溶接制御装置である。
【0007】作業者の手が挟まれたときの、いわゆる
「保護機能」は、上記方法の発明で説明したとおりであ
る。また、上述の相対変位が生じると、この変位を検出
する手段から信号が発せられる。この信号がトリガーに
なって可動電極の進出を中止させて、手が電極間に挟ま
れることが回避される。
【0008】請求項3の発明は、請求項2において、ガ
イドロッドの相対変位の有無を検出するセンサーが静止
部材に取付けてあることを特徴とするプロジェクション
ナットの溶接制御装置である。
【0009】ガイドロッドの先端が電極ガイドピンに突
き当たったり、作業者の手が前述のように挟まれたとき
には、ガイドロッドがロッド部に対して相対変位をす
る。この変位を静止部材に設置したセンサーで検出し
て、その信号で電極作動を中止させる。センサーが静止
部材に取付けてあるので、ガイドロッドの相対変位が確
実に検出され、信頼性の高い電極作動の制御が得られ
る。
【0010】請求項4の発明は、請求項3において、供
給ロッドのストローク状態を検出するセンサーを設置
し、このセンサーからの検出信号とガイドロッドの相対
変位無しを表す信号とによって、溶接電極の進出を行わ
せるように構成したことを特徴とするプロジェクション
ナットの溶接制御装置である。
【0011】供給ロッドの進退ストロークは、ガイドロ
ッドが電極ガイドピンや作業者の手に突き当たった場合
でも、常に所定の進出長さと後退長さである。このスト
ローク状態からえられる検出信号とガイドロッドの相対
変位無しの検出信号とが両立したときに、溶接電極の進
出がなされる。すなわち、供給ロッドの所定ストローク
サイクルに対してガイドロッドが正常位置にあることを
確認することによって、電極の作動が指令されるのであ
る。換言すると、供給ロッドのストローク信号とガイド
ロッドの正常信号がアンド条件で関係付けられ、溶接電
極の作動へ移行するのである。このようにガイドロッド
が正常であることというのは、作業者の安全やガイドロ
ッドが電極ガイドピンに突き当たっていないことが確認
されてから、溶接電極が進出することを意味しており、
安全性や装置の損傷防止の面ですぐれた装置が実現す
る。
【0012】請求項5の発明は、請求項1から請求項4
のいずれかにおいて、供給ロッドはサーボモータによっ
て駆動されることを特徴とするプロジェクションナット
の溶接制御方法とその装置である。
【0013】このようにサーボモータを使用することに
よって、エアシリンダのように長尺な部品で駆動するこ
とが回避できるので、装置全体をコンパクトにまとめる
ことが可能となる。さらに、サーボモータはエンコーダ
のような位置検出手段でその作動位置を検知できるの
で、エンコーダから読取る回転数で供給ロッドの進出位
置を正確に設定することが実現する。
【0014】本発明において、「ガイドロッドの相対変
位を検出する」という概念は、後述の実施形態からも明
らかなように、ガイドロッドに異常が発生した場合に
は、相対変位が生じたことを検出するという観点で認識
され、ガイドロッドが正常である場合には、相対変位が
生じていないことを検出するという観点で認識される。
【0015】
【発明の実施の形態】つぎに、図示の実施形態にしたが
って、本発明をくわしく説明する。図2は全体構造を示
す縦断側面図である。図1は、図2のものを左上から見
た縦断面図であり、制御回路や空気通路も合わせて図示
してある。固定電極1と可動電極2とが同軸上に配置さ
れ、固定電極1上に鋼板部品3が載置してあり、その上
に置かれたプロジェクションナット4に可動電極2が密
着して電気抵抗溶接がなされる。供給ロッドの作動ユニ
ットは符号5で全体的に示されている。作動ユニット5
は、主として供給ロッド6と、それを案内するガイド管
7と、パーツフィーダ(図示していない)に接続されて
いるナット供給管8および磁石9からなっている。な
お、符号1aは固定電極1のガイドピンである。
【0016】プロジェクションナット4は、正方形の四
角い形をした一般的なもので、その中央部にねじ孔10
が明けられ、四隅に溶着用の突起が形成されている。こ
のような形状のナットであるから、ナット供給管8は矩
形断面としてある。ナット供給管8は、ガイド管7の下
端部に溶接してあり、供給管8とガイド管7が交差して
いる箇所に仮止室11が構成され、その下側は出口開口
12とされている。仮止室11の端部を閉塞するような
形でガイド板13がガイド管7に固定され、このガイド
板13の一部に磁石9が埋め込んである。なお、符号1
4はガイド板13を固定するための押さえ部材で、ボル
ト15でしっかりと取付けてある。ナット供給管8を通
ってきたナット4は仮止室11内で磁石9で吸引される
ことによって、一時係止がなされている。
【0017】供給ロッド6は大径のロッド部16と小径
のガイドロッド17からなり、ガイドロッド17はロッ
ド部16に対して進退可能な状態で組合わされている。
ロッド部16は中空の管状の構造であり、その中にガイ
ドロッド17が進退自在に差し込んである。ガイドロッ
ド17には少し直径を大きくした摺動部18が形成して
あり、この部分がロッド部16の内面と摺動するように
なっている。供給ロッド6はエアシリンダ19によって
進退させられるもので、そのピストンロッド20と同軸
の状態で結合してある。ピストンロッド20の端部にボ
ルト部21が形成され、それをロッド部16の端部にね
じ込み、ロックナット22で締め付けてある。なお、符
号23はピストン、24、25は空気ホースである。ま
た、エアシリンダ19とガイド管7とはねじ部26で一
体化されており、ガイド管7がブラケット27を介して
静止部材28に固定されている。
【0018】供給ロッド6はガイド管7内に摺動自在な
状態で挿入されている。ロッド部16の一部に軸方向に
伸びる長孔29が明けられ、摺動部18に固定した鉄製
の突起30が長孔29内を貫通している。突起30は、
L字型の部材をボルト31で摺動部18に固定してあ
る。ロッド部16内に挿入した圧縮コイルスプリング3
2でガイドロッド17に押出し方向の弾力が作用させて
あり、突起30が長孔29の下端に当たることによっ
て、供給ロッド6全体の長さが設定されている。
【0019】ガイド管7にも軸線方向の長孔33が明け
られ、突起30の一部がここにのぞんでいる。長孔33
の下方に近接スイッチ式のセンサー34が取付けてあ
る。このセンサー34は、供給ロッド6が所定長さの進
出ストロークをし、ガイドロッド17のロッド部16に
対する相対変位がないときに、突起30と合致するよう
な箇所に配置してある。すなわち、図5の実線図示の状
態である。センサー34は静止部材に取付けてあり、図
4のごとくガイド管7に溶接したブロック35にボルト
36で支持板37が固定され、この支持板37にセンサ
ー34が取付けてある。なお、符号38はセンサー34
からの電気信号を取り出す結線である。
【0020】上述のセンサー34は、供給ロッド6の進
出時にガイドロッド17がロッド部16に対して相対変
位を生じたときの「相対変位を検出する手段」である。
図1や図5、図6での相対変位の検出は、図6のように
突起30がセンサー34に合致していない状態を検知し
て「相対変位あり」としている。そのために、供給ロッ
ド6が所定進出ストロークをして一定時間を経過して
も、センサー34から何の信号も出てこないことをもっ
て、「相対変位あり」と認識するのであり、このような
ことを行わせる制御回路は、通常のタイマーやスイッチ
の組み合わせで簡単に実施することができる。したがっ
て、図示の実施形態では、「相対変位なし」を表す信号
は、図5のように突起30がセンサー34に合致してい
る状態をもって得ることとなる。
【0021】「相対変位を検出する手段」としては、他
に種々なものが採用できる。たとえば、相対変位によっ
て通電する構造、リミットスイッチの作動片を相対変位
で動かす構造、光電センサーで相対変位を検知する構造
などである。また、図5や図6の二点鎖線図示のよう
に、ガイドロッド17に相対変位があったときに突起3
0がセンサー34に合致するようにしてもよい。なお、
図6の指は、理解しやすくするために、大きく図示して
ある。
【0022】供給ロッド6のストローク状態を検出する
センサーは、符号39で示されている。このセンサー3
9は、エアシリンダ19の外周部に固定した近接スイッ
チ式のものであり、ピストン23の全ストロークの中央
付近に設置してある。図示のセンサー39は、エアシリ
ンダ19に取付けてあるが、これにかえてピストンの全
ストロークの中央付近に相当する箇所のガイド管7の外
周部にセンサーを取付けて、供給ロッド6の上端部が該
センサー部を通過したときに信号を出させるようにして
もよい。
【0023】センサー34からの結線38とセンサー3
9からの結線40とが、制御装置41に接続されてい
る。さらに、エアシリンダ19を進退作動させるために
空気切替え弁48が設置され、その結線49が制御装置
41に接続してある。制御装置41においては、ガイド
ロッド17に相対変位が生じていなくて電極を進出させ
てもよいとの判定がなされると、指令結線42から空気
切替え制御弁43に作動信号がおくられて、可動電極2
が進出する。
【0024】もし、ガイドロッド17の先端が作業者の
手に突き当たった場合には、圧縮コイルスプリング32
を圧縮しながらガイドロッド17がロッド部16内に進
入する。したがって、作業者の手に過大な力は作用しな
いので、怪我にはいたらずに済む。そして、センサー3
4からは何も信号が発せられないので、制御装置41に
おいて「異常あり」と判定されて、指令結線42からは
可動電極2の進出を中止する信号が空気切替え制御弁4
3に送られて、電極に手が挟まれることは回避される。
なお、符号44は可動電極の作動エアシリンダ、45、
46はエアシリンダ44への空気給排用のホース、47
は空気供給源からのホースである。
【0025】本発明の最も重要な点は、「ガイドロッド
がロッド部に対して相対変位をしたとき、この相対変位
を検出して溶接電極の作動進出を中止させること」であ
る。このようなことを実現させるために装置各部の作動
を所定の作動シーケンスで行わせるのであるが、その作
動シーケンスには、種々なものを採用することができ
る。図示のセンサー類、空気切替え制御弁および制御装
置を用いて形成される作動シーケンスの一例は、つぎの
とおりである。
【0026】起動信号のオン・オフは、図示していない
が、足で操作するフートスイッチでおこなっている。こ
の起動信号がオフのときには、エアシリンダ19の空気
切替え制御弁48はオフになっていて、圧縮空気は空気
ホース25を経てピストン23の下側に供給され、供給
ロッド6は後退位置に維持されている。この状態のとき
には、センサー34と39はオフとされている。
【0027】起動信号がオンになると、まず、センサー
34のオフ状態を制御装置41で記憶する。それと同時
に空気切替え制御弁48がオンとされて、ピストン23
の上側に圧縮空気がおくられ、供給ロッド6が進出す
る。このときにガイドロッド17が作業者の手に突き当
たらなければ、突起30がセンサー34に合致(図5参
照)して、センサー34からのオン信号が結線38を経
て制御装置41に入力される。上記空気切替え制御弁4
8のオンおよびセンサー34のオフからオンへの変化が
制御装置41に記憶される。供給ロッド6が進出してナ
ット供給が終了したときに、図示していないがタイマー
が作動を開始し、一定時間を経過すると、空気切替え制
御弁48が切り替えられて、供給ロッド6が復帰ストロ
ークを開始する。この復帰途上でセンサー39から信号
を発し、この信号と制御弁48オン、センサー34オン
を表す両信号とが制御装置41でアンド処理をされ、そ
れによって、制御装置41から指令結線42を経て空気
切替え弁43に作動信号が送られ、可動電極2の進出が
なされる。
【0028】ピストン23の進出ストロークにおいて
も、ピストン23がセンサー39を通過するが、このと
きの信号は拾わないか、あるいはタイマーと組み合わせ
てセンサー39から信号が出ないようにしてある。以上
に説明した作動シーケンスは、ガイドロッド17が指等
に突き当たらない正常な場合である。
【0029】一方、指等が挟まれた異常な場合の作動シ
ーケンスを説明する。起動信号がオンになって前述のよ
うな手順で供給ロッド6が進出しても、ガイドピン17
の先端がロッド部16に対して相対変位をしているの
で、突起30はセンサー34に合致することがなく、し
たがって、センサー34はオフのままでここからの信号
は発せられない。このように「センサー34のオフから
オンへの変化」が信号として確保できないので、供給ロ
ッド6の復帰ストローク時にセンサー39から信号が発
せられても、上述のような制御装置41におけるアンド
処理が不成立となり、最終的には、指令結線42から空
気切り替え制御弁43への起動信号は出されることがな
く、可動電極2は進出することがない。このようにし
て、作業者の手が電極で挟まれるという最悪の事態が回
避されるのである。
【0030】なお、センサー34が何等かの原因で故障
をして、常時、オン信号が出ていると、ガイドロッド1
7に指が挟まれていても、電極の進出条件が整うことと
なり、安全対策として不十分である。そこで、センサー
34にあらかじめチェック信号を送って、誤作動の有無
を事前に確認することが得策である。
【0031】図1のセンサー類の設置状態を変更して、
最終的に「電極による指はさまれ」を回避することがで
きる。たとえば、エアシリンダ19の後退位置と前進位
置にそれぞれセンサーを設置し、前進位置のオン信号と
ガイドロッド17に指が挟まれていないことを表すセン
サー34のオン信号を制御装置41で記憶させ、この記
憶状態とエアシリンダ19が復帰して得られる後退位置
の信号とが、前述のようにアンド処理がなされて、電極
の進出が指令されるのである。
【0032】もし、ガイドロッド17に指が挟まれてい
ると、センサー34からのオン信号が得られないので、
上述のようなアンド処理が成り立たず、最終的には、固
定電極2の進出が中止される。
【0033】図7、図8は、前述のエアシリンダ19に
代えてサーボモータ50を使用した場合である。ここで
は図1の場合と異なっている箇所だけを図示してある。
したがって、サーボモータ50はガイド管7に結合さ
れ、サーボモータ50の出力回転軸(図示していない)
には、回転運動を進退運動に変換する機構が結合してあ
る。このような変換機構としては、ピニオンとラックの
組合わせ、スクリューシャフトの機構などいろいろな方
式が採用できる。ここでは後者のスクリューシャフトの
場合である。
【0034】すなわち、スクリューシャフト51には螺
旋溝52が形成してあり、ここに多数の鋼球53が受け
入れられている。スクリューシャフト51が進入してい
る筒部材54の内面には、螺旋溝52に対応した螺旋溝
55(図8参照)が形成してあり、両螺旋溝52と55
の両方に鋼球53がはまりこんでいる。したがって、ス
クリューシャフト51が回転すると、筒部材54が軸方
向に進退する。なお、図示していないが筒部材54はス
クリューシャフト51と共まわりをしないように回転止
めの構造が採用されている。
【0035】筒部材54には、前述のボルト部21が形
成され、このボルト部21にロッド部16が結合されて
いる。他の構造部は図1の場合と同じなので、図7に同
じ符号を記載して詳細な説明は省略してある。また、供
給ロッドすなわちロッド部16の位置を検出する手段と
して、エンコーダ56が採用されている。これは、サー
ボモータ50の回転を受けて作動するもので、サーボモ
ータ50に結合されている。
【0036】図1の場合と同じ作動形態を採用すると、
次のとおりである。起動信号がオンになると、それと同
時にサーボモータ50が回転を開始し、筒部材54の進
出と共にロッド部16(供給ロッド6)が進出し、ガイ
ドロッド17がガイドピン1aや作業者の指に当たらな
ければ、突起30とセンサー34とが合致してそれによ
る信号が結線38から制御装置41に入力される。供給
ロッド6が正常にフルストロークをした場合のサーボモ
ータ50の回転数は、エンコーダ56であらかじめ把握
されているので、所定回転数に達したらガイドロッド1
7の先端部は所定の位置で正確に停止する。このような
所定回転数が制御装置41に入力されると、前述の突起
30とセンサー34との合致による信号がアンド条件で
処理され、制御装置41から指令結線42をへて電極2
の進出がなされる。
【0037】もし、作業者の指が挟まったときには、ガ
イドロッド17がロッド部16内に進入するので、突起
30とセンサー34とは合致することがなく、それによ
る信号は制御装置41には入力されない。したがって、
前述のアンド条件で処理されることがないので、制御装
置41からは指令結線42へは信号が発せられず、電極
2の進出はなされない、このようにして作業者の指が電
極で挟まれることが未然に防止される。
【0038】以上に説明した実施形態の具体構造から導
かれる作用効果は、つぎのとおりである。
【0039】中空のロッド部16内にガイドロッド17
が進退自在に挿入され、ガイドロッド17に突起30を
固定し、これを基準部材にしてセンサー34でガイドロ
ッド17の相対変位を検出する。したがって、ガイドロ
ッド17の相対変位は突起30において確実に検出でき
る。
【0040】センサー34は、静止部材であるガイド管
7に固定され、それに接近する突起30がガイドロッド
17に取付けられている。したがって、ガイド管7の内
側で相対変位をする突起30の動きを的確に把握して検
出することが可能となる。
【0041】長孔29内に突起30が入っていて、圧縮
コイルスプリング32の張力によって突起30が長孔2
9の端部に当たっている。したがって、ロッド部16と
ガイドロッド17との二重構造になった供給ロッド6
は、圧縮コイルスプリング32の弾力でその全長が設定
され、指挟みなどのトラブルがない限り、所定の供給ロ
ッド長さが常に正確に維持され、ナット供給精度を正常
に確保できる。
【0042】
【発明の効果】請求項1の発明は、所定位置に停止させ
たプロジェクションナットのねじ孔に供給ロッドのガイ
ドロッドを串刺し状に貫通させて、このプロジェクショ
ンナットを電極へ供給する形式のものにおいて、供給ロ
ッドは大径のロッド部と小径のガイドロッドからなり、
ガイドロッドはロッド部に対して進退可能な状態で組合
わされ、供給ロッドの進出時にガイドロッドがロッド部
に対して相対変位を生じたとき、この相対変位を検出し
て溶接電極の作動を中止させるプロジェクションナット
の溶接制御方法である。
【0043】供給ロッドが電極の方へ進出したとき、う
っかりして作業者の手がガイドロッドと電極(電極ガイ
ドピン)との間に挟まれたときには、ガイドロッドが相
対的にロッド部の中に進入する。したがって、手に作用
する挟み付けの力は僅かな値となり、怪我にはいたらず
に済む。同時に、上記の相対変位から得られる信号によ
って、溶接電極の作動を中止させるので、可動電極は進
出することがなく、作業者の手が可動電極と固定電極と
の間に挟み付けられるという最悪の事態が回避される。
ガイドロッドの先端部が電極ガイドピンに突き当たった
ときにも、上述の手が挟まれた場合と同じ作動によっ
て、ガイドロッドが曲がったり電極ガイドピンが損傷す
ることが防止される。
【0044】請求項2の発明は、所定位置に停止させた
プロジェクションナットのねじ孔に供給ロッドのガイド
ロッドを串刺し状に貫通させて、このプロジェクション
ナットを電極へ供給する形式のものにおいて、供給ロッ
ドは大径のロッド部と小径のガイドロッドからなり、ガ
イドロッドはロッド部に対して進退可能な状態で組合わ
され、供給ロッドの進出時にガイドロッドがロッド部に
対して相対変位を生じたとき、この相対変位を検出する
手段を設け、この手段からの信号で溶接電極の進出を中
止させるように構成したプロジェクションナットの溶接
制御装置である。
【0045】作業者の手が挟まれたときの、いわゆる
「保護機能」は、上記方法の発明で説明したとおりであ
る。また、上述の相対変位が生じると、この変位を検出
する手段から信号が発せられる。この信号がトリガーに
なって可動電極の進出を中止させて、手が電極間に挟ま
れることが回避される。
【0046】請求項3の発明は、請求項2において、ガ
イドロッドの相対変位の有無を検出するセンサーが静止
部材に取付けてあるプロジェクションナットの溶接制御
装置である。
【0047】ガイドロッドの先端が電極ガイドピンに突
き当たったり、作業者の手が前述のように挟まれたとき
には、ガイドロッドがロッド部に対して相対変位をす
る。この変位を静止部材に設置したセンサーで検出し
て、その信号で電極作動を中止させる。センサーが静止
部材に取付けてあるので、ガイドロッドの相対変位が確
実に検出され、信頼性の高い電極作動の制御が得られ
る。
【0048】請求項4の発明は、請求項3において、供
給ロッドの所定進出ストロークを検出するセンサーを設
置し、このセンサーからの検出信号とガイドロッドの相
対変位無しを表す信号とによって、溶接電極の進出を行
わせるように構成したプロジェクションナットの溶接制
御装置である。
【0049】供給ロッドの進出ストロークは、ガイドロ
ッドが電極ガイドピンや作業者の手に突き当たった場合
でも、常に所定の一定長さである。この一定長さのスト
ロークからえられる検出信号とガイドロッドの相対変位
無しの検出信号とが両立したときに、溶接電極の進出が
なされる。すなわち、供給ロッドの所定ストロークに対
してガイドロッドが正常位置にあることを確認すること
によって、電極の作動が指令されるのである。換言する
と、供給ロッドのストローク信号とガイドロッドの正常
信号がアンド条件で関係付けられ、溶接電極の作動へ移
行するのである。このようにガイドロッドが正常である
ことというのは、作業者の安全やガイドロッドが電極ガ
イドピンに突き当たっていないことが確認されてから、
溶接電極が進出することを意味しており、安全性や装置
の損傷防止の面ですぐれた装置が実現する。
【0050】請求項5の発明は、サーボモータを使用す
るものであるから、エアシリンダよりもスペースが少な
くて装置がコンパクトにまとまる。サーボモータにエン
コーダを組合わせれば、サーボモータによる供給ロッド
に進退位置の制御が正確におこなえて、信頼性の高い溶
接制御や装置か確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す縦断面図である。
【図2】装置全体を示す簡略的な縦断側面図である。
【図3】図1の(3)−(3)断面図である。
【図4】図1の(4)−(4)断面図である。
【図5】正常なストローク状態を示す簡略的な縦断側面
図である。
【図6】異常なストローク状態を示す簡略的な縦断側面
図である。
【図7】サーボモータを使用した場合の部分的な縦断面
図である。
【図8】ボールスクリューシャフトの部分構造を示す縦
断側面図である。
【符号の説明】
4 プロジェクションナット 10 ねじ孔 6 供給ロッド 17 ガイドロッド 1 電極 16 ロッド部 2 可動電極 34、30 相対変位を検出する手段 34 センサー 7 静止部材 39 センサー 50 サーボモータ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定位置に停止させたプロジェクション
    ナットのねじ孔に供給ロッドのガイドロッドを串刺し状
    に貫通させて、このプロジェクションナットを電極へ供
    給する形式のものにおいて、供給ロッドは大径のロッド
    部と小径のガイドロッドからなり、ガイドロッドはロッ
    ド部に対して進退可能な状態で組合わされ、供給ロッド
    の進出時にガイドロッドがロッド部に対して相対変位を
    生じたとき、この相対変位を検出して溶接電極の作動を
    中止させることを特徴とするプロジェクションナットの
    溶接制御方法。
  2. 【請求項2】 所定位置に停止させたプロジェクション
    ナットのねじ孔に供給ロッドのガイドロッドを串刺し状
    に貫通させて、このプロジェクションナットを電極へ供
    給する形式のものにおいて、供給ロッドは大径のロッド
    部と小径のガイドロッドからなり、ガイドロッドはロッ
    ド部に対して進退可能な状態で組合わされ、供給ロッド
    の進出時にガイドロッドがロッド部に対して相対変位を
    生じたとき、この相対変位を検出する手段を設け、この
    手段からの信号で溶接電極の進出を中止させるように構
    成したことを特徴とするプロジェクションナットの溶接
    制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、ガイドロッドの相対
    変位の有無を検出するセンサーが静止部材に取付けてあ
    ることを特徴とするプロジェクションナットの溶接制御
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、供給ロッドのストロ
    ーク状態を検出するセンサーを設置し、このセンサーか
    らの検出信号とガイドロッドの相対変位無しを表す信号
    とによって、溶接電極の進出を行わせるように構成した
    ことを特徴とするプロジェクションナットの溶接制御装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4のいずれかにおい
    て、供給ロッドはサーボモータによって駆動されること
    を特徴とするプロジェクションナットの溶接制御方法と
    その装置。
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