JP2002172059A - 電気ポット - Google Patents
電気ポットInfo
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- JP2002172059A JP2002172059A JP2000371125A JP2000371125A JP2002172059A JP 2002172059 A JP2002172059 A JP 2002172059A JP 2000371125 A JP2000371125 A JP 2000371125A JP 2000371125 A JP2000371125 A JP 2000371125A JP 2002172059 A JP2002172059 A JP 2002172059A
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- Japan
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- steam
- hot water
- cooling
- temperature
- fan
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 沸騰した蒸気が高温のまま蒸気口から噴出す
ることによる弊害並びにぬるめのお湯を加熱沸騰後に短
時間で得ることができないという問題を1つの冷却ファ
ンを用いることにより解決する電気ポットを提供するこ
と。 【解決手段】 湯沸かし用の内容器と、該内容器を加熱
する加熱手段と、前記内容器の湯を給湯通路を介して給
湯する給湯手段と、ファンを備えた電気ポットであっ
て、加熱中前記ファンによる風を蒸気口方向に流し、蒸
気と一緒に放出することを特徴とする電気ポット。
ることによる弊害並びにぬるめのお湯を加熱沸騰後に短
時間で得ることができないという問題を1つの冷却ファ
ンを用いることにより解決する電気ポットを提供するこ
と。 【解決手段】 湯沸かし用の内容器と、該内容器を加熱
する加熱手段と、前記内容器の湯を給湯通路を介して給
湯する給湯手段と、ファンを備えた電気ポットであっ
て、加熱中前記ファンによる風を蒸気口方向に流し、蒸
気と一緒に放出することを特徴とする電気ポット。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本願発明は、冷却ファンを設
けることにより、蒸気口から噴出する蒸気温度を下げる
とともに、希望の低温温度までの時間を短縮してなる電
気ポットに関するものである。
けることにより、蒸気口から噴出する蒸気温度を下げる
とともに、希望の低温温度までの時間を短縮してなる電
気ポットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電気ポットは、容器本体内に水が
蓄えられる内容器が設けられるとともに、この内容器内
の水は、その底部外面に設けられるヒータ等の加熱手段
によって加熱され、加熱沸騰されたお湯は、蓋体に設け
られる手動ポンプ、或いは前記内容器と容器本体の底部
との間に設けられる電動ポンプにより給湯通路を介して
給湯口より給湯される。このように従来の電気ポット
は、内容器内の水を加熱沸騰させる機能を備えたもので
ある。そのため電気ポットの蓋体の上部には蒸気口が設
けられ、内容器内で水が沸騰する場合に発生する蒸気を
この蒸気口より外部に放出している。この蒸気は100
度Cの高温からなるもので、蒸気口の回りに何もない場
合はともかく、電気ポットが例えば壁面近傍、或いは少
し高い位置に置かれている場合においては蒸気口から噴
出する高温の蒸気がその壁面或いは天井に当たりその壁
面或いは天井が変色或いは変質したり、また人が誤って
その蒸気に触れると火傷をする恐れがあった。
蓄えられる内容器が設けられるとともに、この内容器内
の水は、その底部外面に設けられるヒータ等の加熱手段
によって加熱され、加熱沸騰されたお湯は、蓋体に設け
られる手動ポンプ、或いは前記内容器と容器本体の底部
との間に設けられる電動ポンプにより給湯通路を介して
給湯口より給湯される。このように従来の電気ポット
は、内容器内の水を加熱沸騰させる機能を備えたもので
ある。そのため電気ポットの蓋体の上部には蒸気口が設
けられ、内容器内で水が沸騰する場合に発生する蒸気を
この蒸気口より外部に放出している。この蒸気は100
度Cの高温からなるもので、蒸気口の回りに何もない場
合はともかく、電気ポットが例えば壁面近傍、或いは少
し高い位置に置かれている場合においては蒸気口から噴
出する高温の蒸気がその壁面或いは天井に当たりその壁
面或いは天井が変色或いは変質したり、また人が誤って
その蒸気に触れると火傷をする恐れがあった。
【0003】また、従来の電気ポットは、加熱後のお湯
を何段階かの所定の温度、例えば玉露など多少ぬるめの
お湯の方がおいしいお茶を点てることができるという温
度に保温するという保温機能が付いたものがあるが、こ
の機能が付いた電気ポットにおいて給湯者がまだお湯が
できていないときにそのようなぬるめのお湯を使いたい
と思う場合には、まずポットの内容器内に水を入れそれ
を加熱沸騰させた後にその所定の温度までお湯の温度が
自然に下がるまで待たなければならず、長時間を要すこ
ともあり、給湯者にとって使いずらい面を有していた。
を何段階かの所定の温度、例えば玉露など多少ぬるめの
お湯の方がおいしいお茶を点てることができるという温
度に保温するという保温機能が付いたものがあるが、こ
の機能が付いた電気ポットにおいて給湯者がまだお湯が
できていないときにそのようなぬるめのお湯を使いたい
と思う場合には、まずポットの内容器内に水を入れそれ
を加熱沸騰させた後にその所定の温度までお湯の温度が
自然に下がるまで待たなければならず、長時間を要すこ
ともあり、給湯者にとって使いずらい面を有していた。
【0004】一方、電気ポットの分野において冷却ファ
ンを備えたものとして例えば特開平8−280536号
公報及び特開平11−94423号公報に記載される発
明が知られているが、これら発明は内容器内の水を単に
冷却するためのものにすぎなかった。
ンを備えたものとして例えば特開平8−280536号
公報及び特開平11−94423号公報に記載される発
明が知られているが、これら発明は内容器内の水を単に
冷却するためのものにすぎなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本願発明は、上記した
沸騰した蒸気が高温のまま蒸気口から噴出することによ
る弊害並びにぬるめのお湯を加熱沸騰後に短時間で得る
ことができないという問題を1つの冷却ファンを用いる
ことにより解決する電気ポットを提供することを目的と
するものである。
沸騰した蒸気が高温のまま蒸気口から噴出することによ
る弊害並びにぬるめのお湯を加熱沸騰後に短時間で得る
ことができないという問題を1つの冷却ファンを用いる
ことにより解決する電気ポットを提供することを目的と
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本願発明は以下の構成を採用する。
め、本願発明は以下の構成を採用する。
【0007】請求項1及び2に係る発明では、湯沸かし
用の内容器と、該内容器を加熱する加熱手段と、前記内
容器の湯を給湯通路を介して給湯する給湯手段と、ファ
ンを備えた電気ポットであって、加熱中前記ファンによ
る風を蒸気口方向に流し、蒸気と一緒に放出する、或い
は更に前記風を蒸気通路の途中で蒸気と合流し外部へ放
出する構成。
用の内容器と、該内容器を加熱する加熱手段と、前記内
容器の湯を給湯通路を介して給湯する給湯手段と、ファ
ンを備えた電気ポットであって、加熱中前記ファンによ
る風を蒸気口方向に流し、蒸気と一緒に放出する、或い
は更に前記風を蒸気通路の途中で蒸気と合流し外部へ放
出する構成。
【0008】そしてこの構成により、蒸気口から噴出す
る蒸気の温度が低減されるため、たとえその蒸気が壁面
及び天井等に当たったとしてもそれらが変色或いは変質
する恐れは少なく、またその蒸気が人に当たったとして
も火傷をする恐れはない。
る蒸気の温度が低減されるため、たとえその蒸気が壁面
及び天井等に当たったとしてもそれらが変色或いは変質
する恐れは少なく、またその蒸気が人に当たったとして
も火傷をする恐れはない。
【0009】請求項3及び4に係る発明では、請求項1
及び2の構成に加えファンは、加熱後所定温度或いは所
定時間後に達したときに駆動される構成。そしてこの構
成により、蒸気口から噴出する蒸気の温度が低減される
ため、たとえその蒸気が壁面及び天井等に当たったとし
てもそれらが変色或いは変質する恐れは少なく、またそ
の蒸気が人に当たったとしても火傷をする恐れはないと
ともに、冷却ファンの駆動を蒸気が発生する直前或いは
同時に行うことにより電気ポットの本来の加熱効果を低
減することなく、またその分消費電力を少なくする。
及び2の構成に加えファンは、加熱後所定温度或いは所
定時間後に達したときに駆動される構成。そしてこの構
成により、蒸気口から噴出する蒸気の温度が低減される
ため、たとえその蒸気が壁面及び天井等に当たったとし
てもそれらが変色或いは変質する恐れは少なく、またそ
の蒸気が人に当たったとしても火傷をする恐れはないと
ともに、冷却ファンの駆動を蒸気が発生する直前或いは
同時に行うことにより電気ポットの本来の加熱効果を低
減することなく、またその分消費電力を少なくする。
【0010】請求項5及び6に係る発明では、請求項1
ないし4の構成に加え低温保温選択時に駆動され、或い
は更にその風は、内容器外周面を介して排出される構
成。そしてこの構成により、蒸気口から噴出する蒸気の
温度が低減されるため、たとえその蒸気が壁面及び天井
等に当たったとしてもそれらが変色或いは変質する恐れ
は少なく、またその蒸気が人に当たったとしても火傷を
する恐れはないとともに、低温保温選択時に沸騰後のお
湯を短時間で選択された所定温度のお湯にすることがで
きる。
ないし4の構成に加え低温保温選択時に駆動され、或い
は更にその風は、内容器外周面を介して排出される構
成。そしてこの構成により、蒸気口から噴出する蒸気の
温度が低減されるため、たとえその蒸気が壁面及び天井
等に当たったとしてもそれらが変色或いは変質する恐れ
は少なく、またその蒸気が人に当たったとしても火傷を
する恐れはないとともに、低温保温選択時に沸騰後のお
湯を短時間で選択された所定温度のお湯にすることがで
きる。
【0011】請求項7に係る発明では、請求項1ないし
6の構成に加えファンからの風を蒸気冷却用及び内容器
冷却用に分割するものにおいて、蒸気冷却用通路面積を
内容器冷却用面積より大とした構成。そしてこの構成に
より、蒸気口から噴出する蒸気の温度が低減されるた
め、たとえその蒸気が壁面及び天井等に当たったとして
もそれらが変色或いは変質する恐れは少なく、またその
蒸気が人に当たったとしても火傷をする恐れはなく、低
温保温選択時に沸騰後のお湯を短時間で選択された所定
温度のお湯にすることができるとともに、1つの冷却フ
ァンで蒸気及び内容器内のお湯を冷却し、且つ蒸気は充
分冷却し、内容器内のお湯は冷やしすぎることがないよ
うにする。
6の構成に加えファンからの風を蒸気冷却用及び内容器
冷却用に分割するものにおいて、蒸気冷却用通路面積を
内容器冷却用面積より大とした構成。そしてこの構成に
より、蒸気口から噴出する蒸気の温度が低減されるた
め、たとえその蒸気が壁面及び天井等に当たったとして
もそれらが変色或いは変質する恐れは少なく、またその
蒸気が人に当たったとしても火傷をする恐れはなく、低
温保温選択時に沸騰後のお湯を短時間で選択された所定
温度のお湯にすることができるとともに、1つの冷却フ
ァンで蒸気及び内容器内のお湯を冷却し、且つ蒸気は充
分冷却し、内容器内のお湯は冷やしすぎることがないよ
うにする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して、本
願発明の幾つかの好適な実施の形態について詳述する。
願発明の幾つかの好適な実施の形態について詳述する。
【0013】(第1の実施の形態)図1ないし図2に本
願発明の電気ポットを示す。この電気ポットは、貯湯用
の内容器3を備えた容器本体1と、該容器本体1を開閉
する蓋体2と、前記内容器3を加熱する加熱手段である
電気ヒータ4と、前記内容器3内の湯を給湯口5より外
部へ給湯するための図示しない給湯通路と、該給湯通路
を介して湯を送り出す電動ポンプ6を備えて構成され
る。
願発明の電気ポットを示す。この電気ポットは、貯湯用
の内容器3を備えた容器本体1と、該容器本体1を開閉
する蓋体2と、前記内容器3を加熱する加熱手段である
電気ヒータ4と、前記内容器3内の湯を給湯口5より外
部へ給湯するための図示しない給湯通路と、該給湯通路
を介して湯を送り出す電動ポンプ6を備えて構成され
る。
【0014】前記容器本体1は、外周面を構成する合成
樹脂製の外ケース7と、内周面を構成する前記内容器3
と、前記外ケース7と内容器3とを結合する合成樹脂製
の環状の肩部材8と、底面を横成する合成樹脂製の底板
9及び該底板9の外周上に形成される溝内に収納され、
容器本体1を回転自在にする回転体10からなる。
樹脂製の外ケース7と、内周面を構成する前記内容器3
と、前記外ケース7と内容器3とを結合する合成樹脂製
の環状の肩部材8と、底面を横成する合成樹脂製の底板
9及び該底板9の外周上に形成される溝内に収納され、
容器本体1を回転自在にする回転体10からなる。
【0015】前記内容器3の底部には、雲母板に発熱体
を保持させてなるマイカヒータ等の電気ヒータ4が取り
付けられ、その底部中央には内容器3内の湯温を検出す
る湯温検出手段としての湯温センサー11が設けられ、
加熱及び保温制御のために用いられる。符号13は内容
器3の満水位を表示する満水位センサーである。
を保持させてなるマイカヒータ等の電気ヒータ4が取り
付けられ、その底部中央には内容器3内の湯温を検出す
る湯温検出手段としての湯温センサー11が設けられ、
加熱及び保温制御のために用いられる。符号13は内容
器3の満水位を表示する満水位センサーである。
【0016】前記蓋体2は、合成樹脂製の上板14と該
上板14に対して外周縁が結合された合成樹脂製の下板
15とからなり、前記肩部材8の後部に設けられたヒン
ジ受け16に対してヒンジピン17を介して開閉自在且
つ着脱自在に支持される。また蓋体2の下板15には蒸
気排出口19が設けられ、上板14には蒸気口20が設
けられるとともに、上板14と下板15との間には、蒸
気排出通路21が形成される。符号22は前記蓋体2の
下板15の下部に固定される金属製のカバー部材で、該
カバー部材22の外周縁には、蓋体2の閉蓋時において
前記内容器3の上端開口部に圧接されるシールパッキン
23が設けられている。
上板14に対して外周縁が結合された合成樹脂製の下板
15とからなり、前記肩部材8の後部に設けられたヒン
ジ受け16に対してヒンジピン17を介して開閉自在且
つ着脱自在に支持される。また蓋体2の下板15には蒸
気排出口19が設けられ、上板14には蒸気口20が設
けられるとともに、上板14と下板15との間には、蒸
気排出通路21が形成される。符号22は前記蓋体2の
下板15の下部に固定される金属製のカバー部材で、該
カバー部材22の外周縁には、蓋体2の閉蓋時において
前記内容器3の上端開口部に圧接されるシールパッキン
23が設けられている。
【0017】前記カバー部材22の部分であって前記下
板15の蒸気排出口19の下側部分には、その外周に蒸
気が排出するための複数の開口を有する下側に張り出し
た膨出部24が形成されるとともに、この膨出部24内
には、電気ポットが転倒した場合上部に押し上げられ前
記蒸気排出口19を塞ぎ、該蒸気排出口19及び蒸気排
出通路21を介して蒸気口20からお湯が排出されない
ようにするための金属製の止水弁25が設けられる。
板15の蒸気排出口19の下側部分には、その外周に蒸
気が排出するための複数の開口を有する下側に張り出し
た膨出部24が形成されるとともに、この膨出部24内
には、電気ポットが転倒した場合上部に押し上げられ前
記蒸気排出口19を塞ぎ、該蒸気排出口19及び蒸気排
出通路21を介して蒸気口20からお湯が排出されない
ようにするための金属製の止水弁25が設けられる。
【0018】また、前記蒸気排出通路21は、前記蒸気
排出口19の直下流部に形成される水平通路部21aと
その水平通路部21aの直下流部に形成される垂直通路
部21bとから形成されるとともに、両通路部21a、
21bとの分岐部には前記水平通路部21aの底部から
垂直方向に立設される垂直壁21cが設けられ、蒸気排
出口19から水平通路部21aに導入する蒸気を垂直通
路部21b方向に指向する。なお、前記垂直壁21cの
水平通路部21aと反対側には後述の蒸気冷却用通路が
設けられており、蒸気(線の矢印)と冷却空気(黒塗り
の矢印)とが正面衝突しないようにされている。
排出口19の直下流部に形成される水平通路部21aと
その水平通路部21aの直下流部に形成される垂直通路
部21bとから形成されるとともに、両通路部21a、
21bとの分岐部には前記水平通路部21aの底部から
垂直方向に立設される垂直壁21cが設けられ、蒸気排
出口19から水平通路部21aに導入する蒸気を垂直通
路部21b方向に指向する。なお、前記垂直壁21cの
水平通路部21aと反対側には後述の蒸気冷却用通路が
設けられており、蒸気(線の矢印)と冷却空気(黒塗り
の矢印)とが正面衝突しないようにされている。
【0019】符号26は前記垂直通路部21bに設けら
れるハーブスティック或いはミントスティックからなる
芳香剤で、蒸気口20から蒸気が排出されるとき蒸気と
とものその芳香が室内に放散され室内にさわやかさを与
える。なお符号27は前記蒸気口20を配設した蓋部材
であり、前記垂直通路部21bに対し着脱自在に形成さ
れ、該蓋部材27を取り外すことにより内部に配置した
前記芳香剤26を随時交換自在にする。
れるハーブスティック或いはミントスティックからなる
芳香剤で、蒸気口20から蒸気が排出されるとき蒸気と
とものその芳香が室内に放散され室内にさわやかさを与
える。なお符号27は前記蒸気口20を配設した蓋部材
であり、前記垂直通路部21bに対し着脱自在に形成さ
れ、該蓋部材27を取り外すことにより内部に配置した
前記芳香剤26を随時交換自在にする。
【0020】ところで前記した容器本体1と蓋体2とを
着脱自在にするポットの後部に設けられ肩部材8の一部
として形成されるヒンジ受け16は、ポットの後部に張
り出すように設けられていたところ、符号28はそのヒ
ンジ受け16の下部に相当する容器本体1の側壁上部に
設けられる冷却ファン収納室で、該冷却ファン収納室2
8を図示しない係止片及び係止孔等の手段を設け無理嵌
めにより容器本体1に一体的に結合し、前記ヒンジ受け
16の外周面とほぼ同一の外周面を形成し、前記ヒンジ
受け16の出っ張りを目立たなくしている。
着脱自在にするポットの後部に設けられ肩部材8の一部
として形成されるヒンジ受け16は、ポットの後部に張
り出すように設けられていたところ、符号28はそのヒ
ンジ受け16の下部に相当する容器本体1の側壁上部に
設けられる冷却ファン収納室で、該冷却ファン収納室2
8を図示しない係止片及び係止孔等の手段を設け無理嵌
めにより容器本体1に一体的に結合し、前記ヒンジ受け
16の外周面とほぼ同一の外周面を形成し、前記ヒンジ
受け16の出っ張りを目立たなくしている。
【0021】前記冷却ファン収納室28内には、プロペ
ラ式、軸流式或いは遠心式とそのタイプはいずれのもの
でも良いが、電動式の冷却ファン29が冷却ファン収納
室28と一体的に組み立てられており、その取り付けを
簡素化している。この冷却ファン収納室28には図2に
も示すようにその外周面底部側に空気取入口30が設け
られるとともに、その内部上方には前記肩部材8とで上
部空間32が形成され、更にその上部空間32には後述
の蒸気冷却用通路に連通する蒸気冷却用空気連絡口33
が形成され、またこの冷却ファン収納室28空気取入口
30の下部後部には内容器冷却用連絡口31が開口され
る。なお、前記蒸気冷却用空気連絡口33の開口面積は
前記内容器冷却用連絡口31のものより大きくされ、冷
却ファン29から送出される冷却空気はその多くを蒸気
冷却用空気連絡口33から送り出す。
ラ式、軸流式或いは遠心式とそのタイプはいずれのもの
でも良いが、電動式の冷却ファン29が冷却ファン収納
室28と一体的に組み立てられており、その取り付けを
簡素化している。この冷却ファン収納室28には図2に
も示すようにその外周面底部側に空気取入口30が設け
られるとともに、その内部上方には前記肩部材8とで上
部空間32が形成され、更にその上部空間32には後述
の蒸気冷却用通路に連通する蒸気冷却用空気連絡口33
が形成され、またこの冷却ファン収納室28空気取入口
30の下部後部には内容器冷却用連絡口31が開口され
る。なお、前記蒸気冷却用空気連絡口33の開口面積は
前記内容器冷却用連絡口31のものより大きくされ、冷
却ファン29から送出される冷却空気はその多くを蒸気
冷却用空気連絡口33から送り出す。
【0022】また前記蓋体2の上板14と下板15との
間には、前記蒸気排出通路21の水平通路部21aと前
記垂直壁21cを介して対向するやはり水平な蒸気冷却
用通路35が形成されるとともに、この蒸気冷却用通路
35の前記冷却ファン29側には閉蓋時前記上部空間3
2に設けられる蒸気冷却用空気連絡口33に対向する蓋
体側連絡口34が形成され、更に前記蒸気冷却用通路3
5には図1に示す右から左への流れである冷却空気の流
れに対しては開放し、左から右への蒸気の流れに対して
は閉鎖する薄板開閉弁36が設けられている。
間には、前記蒸気排出通路21の水平通路部21aと前
記垂直壁21cを介して対向するやはり水平な蒸気冷却
用通路35が形成されるとともに、この蒸気冷却用通路
35の前記冷却ファン29側には閉蓋時前記上部空間3
2に設けられる蒸気冷却用空気連絡口33に対向する蓋
体側連絡口34が形成され、更に前記蒸気冷却用通路3
5には図1に示す右から左への流れである冷却空気の流
れに対しては開放し、左から右への蒸気の流れに対して
は閉鎖する薄板開閉弁36が設けられている。
【0023】そして作用について説明すると、冷却ファ
ン29が駆動されると空気取入口30から取り入れられ
る空気は、冷却ファン収納室28の後部に導入され、フ
ァン29の前面に押し出されるとともに、上下に分流さ
れ、その多くは上部空間32に形成される蒸気冷却用空
気連絡口33より蓋体側連絡口34を介して前記蒸気冷
却用通路35に送られる。該蒸気冷却用通路35に送出
された冷却空気はこの蒸気冷却用通路35に設けられた
前記薄板開閉弁36を押し開き前記垂直壁21cに衝突
する。その後向きを上方に変え、前記蒸気排出通路21
の水平通路部21aから排出される蒸気と前記垂直通路
部21bで混合され、蒸気の温度を低減し、その温度が
低下した蒸気は芳香剤26から放出される芳香とともに
前記蒸気口20より大気に排出される。
ン29が駆動されると空気取入口30から取り入れられ
る空気は、冷却ファン収納室28の後部に導入され、フ
ァン29の前面に押し出されるとともに、上下に分流さ
れ、その多くは上部空間32に形成される蒸気冷却用空
気連絡口33より蓋体側連絡口34を介して前記蒸気冷
却用通路35に送られる。該蒸気冷却用通路35に送出
された冷却空気はこの蒸気冷却用通路35に設けられた
前記薄板開閉弁36を押し開き前記垂直壁21cに衝突
する。その後向きを上方に変え、前記蒸気排出通路21
の水平通路部21aから排出される蒸気と前記垂直通路
部21bで混合され、蒸気の温度を低減し、その温度が
低下した蒸気は芳香剤26から放出される芳香とともに
前記蒸気口20より大気に排出される。
【0024】そして前記冷却ファン収納室28で分流さ
れた冷却空気の一部は、冷却ファン収納室28の下部に
設けられ前記蒸気冷却用空気連絡口33よりその開口面
積が小さい前記内容器冷却用連絡口31を介して内容器
3と外ケース7との空間内に流れ、内容器3内のお湯を
冷却し冷却後の空気は外ケース7の底部に設けられる空
気排出口37より大気に排出される。
れた冷却空気の一部は、冷却ファン収納室28の下部に
設けられ前記蒸気冷却用空気連絡口33よりその開口面
積が小さい前記内容器冷却用連絡口31を介して内容器
3と外ケース7との空間内に流れ、内容器3内のお湯を
冷却し冷却後の空気は外ケース7の底部に設けられる空
気排出口37より大気に排出される。
【0025】なお、冷却ファンは内容器3内の水の加熱
時ならびに低音保温時に駆動されるが、加熱時において
なるべく蒸気が発生する直前或いは同時であっても良く
むしろそのような時に駆動したほうが省エネにもなり好
ましいため、加熱後所定温度に達した時、或いは所定時
間経過した後とはそのような時期が好ましいがそれ以外
の時期であってもよいことは勿論である。また前記蒸気
冷却用空気連絡口33及び内容器冷却用連絡口31にそ
れぞれ電磁弁等の切り替え弁を設け、両通路をたとえば
加熱時には内容器冷却用連絡口31を閉鎖し、蒸気冷却
用空気連絡口33のみを開放することにより効率的に蒸
気を冷却し、一方低音保温時には蒸気冷却用空気連絡口
33を閉鎖し、内容器冷却用連絡口31のみを開放する
ことにより効率的に内容器3内のお湯を冷却することも
でき、このようにすることにより冷却ファンの容量をよ
り小さくすることができる。
時ならびに低音保温時に駆動されるが、加熱時において
なるべく蒸気が発生する直前或いは同時であっても良く
むしろそのような時に駆動したほうが省エネにもなり好
ましいため、加熱後所定温度に達した時、或いは所定時
間経過した後とはそのような時期が好ましいがそれ以外
の時期であってもよいことは勿論である。また前記蒸気
冷却用空気連絡口33及び内容器冷却用連絡口31にそ
れぞれ電磁弁等の切り替え弁を設け、両通路をたとえば
加熱時には内容器冷却用連絡口31を閉鎖し、蒸気冷却
用空気連絡口33のみを開放することにより効率的に蒸
気を冷却し、一方低音保温時には蒸気冷却用空気連絡口
33を閉鎖し、内容器冷却用連絡口31のみを開放する
ことにより効率的に内容器3内のお湯を冷却することも
でき、このようにすることにより冷却ファンの容量をよ
り小さくすることができる。
【0026】(第2の実施の形態)図3に本願発明の第
2の実施の形態についての電気ポットを示す。この第2
の実施の形態のものは第1の実施の形態のものに比べ、
冷却ファンを内容器3と底板9との間に形成される空間
に配置したものでその他の構成は、第1の実施の形態に
おけるのと同様なので説明を省略する。
2の実施の形態についての電気ポットを示す。この第2
の実施の形態のものは第1の実施の形態のものに比べ、
冷却ファンを内容器3と底板9との間に形成される空間
に配置したものでその他の構成は、第1の実施の形態に
おけるのと同様なので説明を省略する。
【0027】即ち、容器本体1と蓋体2とを着脱自在に
するポットの後部に設けられる肩部材8の一部として形
成されるヒンジ受け16の下部部分に空気通路用の膨出
状の空間部38を形成し、この空間部38の下部を内容
器3と外ケース7との間の空間に連通するとともに、そ
の上部に第1の実施の形態と同様な蒸気冷却用空気連絡
口33を設けてなり、該空間部38の外周面は前記ヒン
ジ受け16の外周面とほぼ同一の外周面を形成し、前記
ヒンジ受け16の出っ張りを目立たなくしているが、か
ならずしもそうでなくても良く要は冷却用空気が滑らか
に蒸気冷却用通路35に流れればどのような形状であっ
てもよい。
するポットの後部に設けられる肩部材8の一部として形
成されるヒンジ受け16の下部部分に空気通路用の膨出
状の空間部38を形成し、この空間部38の下部を内容
器3と外ケース7との間の空間に連通するとともに、そ
の上部に第1の実施の形態と同様な蒸気冷却用空気連絡
口33を設けてなり、該空間部38の外周面は前記ヒン
ジ受け16の外周面とほぼ同一の外周面を形成し、前記
ヒンジ受け16の出っ張りを目立たなくしているが、か
ならずしもそうでなくても良く要は冷却用空気が滑らか
に蒸気冷却用通路35に流れればどのような形状であっ
てもよい。
【0028】そして内容器3と底板9との間の空間には
第1の実施の形態で説明したものと同様な電動式の冷却
ファン29が配設され、外ケース7の底部に設ける空気
取入口39より空気を導入し、冷却ファン29で空気を
押し出すとともにその空気を内容器3と外ケース7との
間に形成される空間を介して内容器3内のお湯を冷却し
ながら前記空間部38に送出する。
第1の実施の形態で説明したものと同様な電動式の冷却
ファン29が配設され、外ケース7の底部に設ける空気
取入口39より空気を導入し、冷却ファン29で空気を
押し出すとともにその空気を内容器3と外ケース7との
間に形成される空間を介して内容器3内のお湯を冷却し
ながら前記空間部38に送出する。
【0029】作用について説明すると、冷却ファン29
が駆動されると外ケース7の底部に設けられる空気取入
口39から取り入れられる空気は、冷却ファン29によ
って冷却ファン29の上方側に押し出され、押し出され
た空気は内容器3と外ケース7とに間に形成される空間
を介して内容器3内のお湯を冷却しながら前記空間部3
8に送し出され、その後前記空間部38の上部に形成さ
れる蒸気冷却用空気連絡口33より蓋体側連絡口34を
介して蒸気冷却用通路35に送られる。該蒸気冷却用通
路35に送出された冷却空気はこの蒸気冷却用通路35
に設けられた薄板開閉弁36を押し開き垂直壁21cに
衝突する。その後向きを上方に変え、蒸気排出通路21
の水平通路部21aから排出される蒸気と前記垂直通路
部21bで混合され、蒸気の温度を低減し、その温度が
低下した蒸気は芳香剤26から放出される芳香とともに
蒸気口20より大気に排出される。
が駆動されると外ケース7の底部に設けられる空気取入
口39から取り入れられる空気は、冷却ファン29によ
って冷却ファン29の上方側に押し出され、押し出され
た空気は内容器3と外ケース7とに間に形成される空間
を介して内容器3内のお湯を冷却しながら前記空間部3
8に送し出され、その後前記空間部38の上部に形成さ
れる蒸気冷却用空気連絡口33より蓋体側連絡口34を
介して蒸気冷却用通路35に送られる。該蒸気冷却用通
路35に送出された冷却空気はこの蒸気冷却用通路35
に設けられた薄板開閉弁36を押し開き垂直壁21cに
衝突する。その後向きを上方に変え、蒸気排出通路21
の水平通路部21aから排出される蒸気と前記垂直通路
部21bで混合され、蒸気の温度を低減し、その温度が
低下した蒸気は芳香剤26から放出される芳香とともに
蒸気口20より大気に排出される。
【0030】なお、この場合においても冷却ファンは内
容器3内の水の加熱時ならびに低音保温時に駆動される
が、加熱時においてなるべく蒸気が発生する直前或いは
同時であっても良くむしろそのような時に駆動したほう
が省エネにもなり好ましいため、加熱後所定温度に達し
た時、或いは所定時間経過した後とはそのような時期が
好ましいがそれ以外の時期であってもよいことは勿論で
ある。
容器3内の水の加熱時ならびに低音保温時に駆動される
が、加熱時においてなるべく蒸気が発生する直前或いは
同時であっても良くむしろそのような時に駆動したほう
が省エネにもなり好ましいため、加熱後所定温度に達し
た時、或いは所定時間経過した後とはそのような時期が
好ましいがそれ以外の時期であってもよいことは勿論で
ある。
【0031】次に、冷却ファンの駆動制御についてフロ
ーチャートを用いて説明する。図4は加熱後、所定温度
に達した時にファンが駆動する形態を示す。
ーチャートを用いて説明する。図4は加熱後、所定温度
に達した時にファンが駆動する形態を示す。
【0032】電気ポットに通電されると、ステップS1
において湯沸しヒータである電気ヒータ4がONされ、
内容器3内に入れられた水の加熱が開始される。加熱が
開始されるとステップS2においてその加熱中湯温セン
サ11で水温が測定される。ステップS3においてその
時の湯温が設定水温、この場合にはお湯が沸騰し蒸気が
発生する直前の温度或いは蒸気が発生する温度(通常の
場合100度C)と比較判定され、その時の湯温が設定
水温以下である否定判定の場合は、ステップS1に戻り
ヒータON状態での加熱が続いて行われる。ステップS
3で肯定判定されたお湯が沸騰し蒸気が発生する直前の
温度等になった場合には、ステップS4に進み冷却ファ
ン29を駆動し、更にステップS5において湯沸かしヒ
ータ4を切る。湯沸しヒータ4を切ると同時にステップ
S6において時間をカウントする。そしてステップS7
において設定時間、即ち加熱沸騰により発生する蒸気を
冷却する結果温度が下がり、蒸気が発生しなくなるまで
の時間との比較判定が行われ、否定判定の場合はステッ
プS6に戻り更に時間がカウントされる。その後ステッ
プS7において肯定判定されるとステップS8に進み冷
却ファン29が停止される。上記したステップS1ない
しステップS8までがお湯が沸騰し、その結果発生する
蒸気を冷却するフローである。
において湯沸しヒータである電気ヒータ4がONされ、
内容器3内に入れられた水の加熱が開始される。加熱が
開始されるとステップS2においてその加熱中湯温セン
サ11で水温が測定される。ステップS3においてその
時の湯温が設定水温、この場合にはお湯が沸騰し蒸気が
発生する直前の温度或いは蒸気が発生する温度(通常の
場合100度C)と比較判定され、その時の湯温が設定
水温以下である否定判定の場合は、ステップS1に戻り
ヒータON状態での加熱が続いて行われる。ステップS
3で肯定判定されたお湯が沸騰し蒸気が発生する直前の
温度等になった場合には、ステップS4に進み冷却ファ
ン29を駆動し、更にステップS5において湯沸かしヒ
ータ4を切る。湯沸しヒータ4を切ると同時にステップ
S6において時間をカウントする。そしてステップS7
において設定時間、即ち加熱沸騰により発生する蒸気を
冷却する結果温度が下がり、蒸気が発生しなくなるまで
の時間との比較判定が行われ、否定判定の場合はステッ
プS6に戻り更に時間がカウントされる。その後ステッ
プS7において肯定判定されるとステップS8に進み冷
却ファン29が停止される。上記したステップS1ない
しステップS8までがお湯が沸騰し、その結果発生する
蒸気を冷却するフローである。
【0033】次いで電気ポットが有する保温機能が使わ
れ、内容器3内のお湯の温度より低いお湯を必要とする
場合のフローをステップS9からステップS14に示
す。即ち、ステップS9において給湯者が保温機能を選
択したか否かが判定され、否定判定の場合にはこのフロ
ーを終了し、肯定判定の場合はステップS10に進む。
ステップS10においてその時のお湯が給湯者が選択し
た温度以上か否かについての比較判定が行われ、否定判
定の場合はこのフローを終了し、肯定判定の場合、即ち
内容器3内のお湯の温度が給湯者の選択した温度より高
い場合にはステップS11に進み、冷却ファン29を駆
動する。その後湯温センサ11による湯温がステップS
12により測定される。そしてステップS13において
その時の湯温が給湯者が選択した温度になったか否かの
設定水温の比較検討が行われ、その結果否定判定の場合
はステップS11に戻り冷却ファン29の駆動が連続し
て行われ、肯定判定の場合にはステップS14に進んで
冷却ファン29を切りこのフローを終了する。
れ、内容器3内のお湯の温度より低いお湯を必要とする
場合のフローをステップS9からステップS14に示
す。即ち、ステップS9において給湯者が保温機能を選
択したか否かが判定され、否定判定の場合にはこのフロ
ーを終了し、肯定判定の場合はステップS10に進む。
ステップS10においてその時のお湯が給湯者が選択し
た温度以上か否かについての比較判定が行われ、否定判
定の場合はこのフローを終了し、肯定判定の場合、即ち
内容器3内のお湯の温度が給湯者の選択した温度より高
い場合にはステップS11に進み、冷却ファン29を駆
動する。その後湯温センサ11による湯温がステップS
12により測定される。そしてステップS13において
その時の湯温が給湯者が選択した温度になったか否かの
設定水温の比較検討が行われ、その結果否定判定の場合
はステップS11に戻り冷却ファン29の駆動が連続し
て行われ、肯定判定の場合にはステップS14に進んで
冷却ファン29を切りこのフローを終了する。
【0034】続いて、図5における加熱後の所定時間後
にファンを駆動する形態でのフローを示す。即ち、電気
ポットに通電されると、ステップS1において湯沸しヒ
ータである電気ヒータ4がONされ、内容器3内に入れ
られた水の加熱が開始される。加熱が開始されるとステ
ップS2において時間がカウントされる。この形態の場
合には、給湯者がお湯を沸かす場合所定の量の水、たと
えば満水等の量によって予め水が沸騰する時間を図示し
ないマイコンに記憶させておく。そしてステップS3に
おいてその時の水の量に対応する設定時間、この場合に
はお湯が沸騰し蒸気が発生する直前に至る時間或いは蒸
気が発生するに至る時間と比較判定され、その時の時間
が設定時間に到達していない否定判定の場合は、ステッ
プS1に戻りヒータON状態での加熱が続いて行われ
る。ステップS3で肯定判定されたお湯が沸騰し蒸気が
発生する直前に至る時間等になった場合には、ステップ
S4に進み冷却ファン29を駆動し、更にステップS5
において湯沸かしヒータ4を切る。湯沸しヒータ4を切
ると同時にステップS6において時間をカウントする。
そしてステップS7において設定時間、即ち加熱沸騰に
より発生する蒸気を冷却する結果温度が下がり、蒸気が
発生しなくなるまでの時間との比較判定が行われ、否定
判定の場合はステップS6に戻り更に時間がカウントさ
れる。その後ステップS7において肯定判定されるとス
テップS8に進み冷却ファン29が停止される。上記し
たステップS1ないしステップS8までがお湯が沸騰
し、その結果発生する蒸気を冷却するフローである。
にファンを駆動する形態でのフローを示す。即ち、電気
ポットに通電されると、ステップS1において湯沸しヒ
ータである電気ヒータ4がONされ、内容器3内に入れ
られた水の加熱が開始される。加熱が開始されるとステ
ップS2において時間がカウントされる。この形態の場
合には、給湯者がお湯を沸かす場合所定の量の水、たと
えば満水等の量によって予め水が沸騰する時間を図示し
ないマイコンに記憶させておく。そしてステップS3に
おいてその時の水の量に対応する設定時間、この場合に
はお湯が沸騰し蒸気が発生する直前に至る時間或いは蒸
気が発生するに至る時間と比較判定され、その時の時間
が設定時間に到達していない否定判定の場合は、ステッ
プS1に戻りヒータON状態での加熱が続いて行われ
る。ステップS3で肯定判定されたお湯が沸騰し蒸気が
発生する直前に至る時間等になった場合には、ステップ
S4に進み冷却ファン29を駆動し、更にステップS5
において湯沸かしヒータ4を切る。湯沸しヒータ4を切
ると同時にステップS6において時間をカウントする。
そしてステップS7において設定時間、即ち加熱沸騰に
より発生する蒸気を冷却する結果温度が下がり、蒸気が
発生しなくなるまでの時間との比較判定が行われ、否定
判定の場合はステップS6に戻り更に時間がカウントさ
れる。その後ステップS7において肯定判定されるとス
テップS8に進み冷却ファン29が停止される。上記し
たステップS1ないしステップS8までがお湯が沸騰
し、その結果発生する蒸気を冷却するフローである。
【0035】次いで電気ポットが有する保温機能が使わ
れ、内容器3内のお湯の温度より低いお湯を必要とする
場合のフローをステップS9からステップS14に示
す。即ち、ステップS9において給湯者が保温機能を選
択したか否かが判定され、否定判定の場合にはこのフロ
ーを終了し、肯定判定の場合はステップS10に進む。
ステップS10においてその時のお湯が給湯者が選択し
た温度以上か否かについての比較判定が行われ、否定判
定の場合はこのフローを終了し、肯定判定の場合、即ち
内容器3内のお湯の温度が給湯者の選択した温度より高
い場合にはステップS11に進み、冷却ファン29を駆
動する。その後湯温センサ11による湯温がステップS
12により測定される。そしてステップS13において
その時の湯温が給湯者が選択した温度になったか否かの
設定水温の比較検討が行われ、その結果否定判定の場合
はステップS11に戻り冷却ファン29の駆動が連続し
て行われ、肯定判定の場合にはステップS14に進んで
冷却ファン29を切りこのフローを終了する。
れ、内容器3内のお湯の温度より低いお湯を必要とする
場合のフローをステップS9からステップS14に示
す。即ち、ステップS9において給湯者が保温機能を選
択したか否かが判定され、否定判定の場合にはこのフロ
ーを終了し、肯定判定の場合はステップS10に進む。
ステップS10においてその時のお湯が給湯者が選択し
た温度以上か否かについての比較判定が行われ、否定判
定の場合はこのフローを終了し、肯定判定の場合、即ち
内容器3内のお湯の温度が給湯者の選択した温度より高
い場合にはステップS11に進み、冷却ファン29を駆
動する。その後湯温センサ11による湯温がステップS
12により測定される。そしてステップS13において
その時の湯温が給湯者が選択した温度になったか否かの
設定水温の比較検討が行われ、その結果否定判定の場合
はステップS11に戻り冷却ファン29の駆動が連続し
て行われ、肯定判定の場合にはステップS14に進んで
冷却ファン29を切りこのフローを終了する。
【0036】本願発明は、上記各実施の態様の構成に限
定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲に
おいて適宜設計変更可能であることは勿論である。
定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲に
おいて適宜設計変更可能であることは勿論である。
【0037】
【発明の効果】請求項1及び2に係る発明では、湯沸か
し用の内容器と、該内容器を加熱する加熱手段と、前記
内容器の湯を給湯通路を介して給湯する給湯手段と、フ
ァンを備えた電気ポットであって、加熱中前記ファンに
よる風を蒸気口方向に流し、蒸気と一緒に放出する、或
いは更に前記風を蒸気通路の途中で蒸気と合流し外部へ
放出することにより、蒸気口から噴出する蒸気の温度が
低減されるため、たとえその蒸気が壁面及び天井等に当
たったとしてもそれらの変色或いは変質を低減すること
ができ、またその蒸気がたとえ人に当たったとしても蒸
気の温度が低いため火傷をする恐れはないので沸騰中で
あってもポットを持ち運びすることもできる。
し用の内容器と、該内容器を加熱する加熱手段と、前記
内容器の湯を給湯通路を介して給湯する給湯手段と、フ
ァンを備えた電気ポットであって、加熱中前記ファンに
よる風を蒸気口方向に流し、蒸気と一緒に放出する、或
いは更に前記風を蒸気通路の途中で蒸気と合流し外部へ
放出することにより、蒸気口から噴出する蒸気の温度が
低減されるため、たとえその蒸気が壁面及び天井等に当
たったとしてもそれらの変色或いは変質を低減すること
ができ、またその蒸気がたとえ人に当たったとしても蒸
気の温度が低いため火傷をする恐れはないので沸騰中で
あってもポットを持ち運びすることもできる。
【0038】請求項3及び4に係る発明では、ファンを
加熱後所定温度或いは所定時間後に達したときに駆動す
ることにより、請求項1ないし2に係る発明の効果に加
え、冷却ファンの駆動を蒸気が発生する直前に行うこと
により沸騰前のポットを不要に冷却することによる電気
ポット本来の加熱効果を低減することがないため、その
分消費電力を少なくすることができる。
加熱後所定温度或いは所定時間後に達したときに駆動す
ることにより、請求項1ないし2に係る発明の効果に加
え、冷却ファンの駆動を蒸気が発生する直前に行うこと
により沸騰前のポットを不要に冷却することによる電気
ポット本来の加熱効果を低減することがないため、その
分消費電力を少なくすることができる。
【0039】請求項5及び6に係る発明では、低温保温
選択時に駆動され、或いは更にその風を内容器外周面を
介して排出することにより、請求項1ないし4に係る発
明の効果に加え、低温保温選択時に沸騰後のお湯を短時
間で選択された所定温度のお湯にすることができ、利便
性を大いに高めることができる。
選択時に駆動され、或いは更にその風を内容器外周面を
介して排出することにより、請求項1ないし4に係る発
明の効果に加え、低温保温選択時に沸騰後のお湯を短時
間で選択された所定温度のお湯にすることができ、利便
性を大いに高めることができる。
【0040】請求項7に係る発明では、ファンからの風
を蒸気冷却用及び内容器冷却用に分割するものにおい
て、蒸気冷却用通路面積を内容器冷却用面積より大きく
することにより、請求項1ないし6に係る発明の効果に
加え、、特別な切替弁を用いることなく1つの冷却ファ
ンで蒸気及び内容器内のお湯を冷却することができると
ともに、蒸気は充分冷却し内容器内のお湯は冷やしすぎ
ることがないようにすることができる。
を蒸気冷却用及び内容器冷却用に分割するものにおい
て、蒸気冷却用通路面積を内容器冷却用面積より大きく
することにより、請求項1ないし6に係る発明の効果に
加え、、特別な切替弁を用いることなく1つの冷却ファ
ンで蒸気及び内容器内のお湯を冷却することができると
ともに、蒸気は充分冷却し内容器内のお湯は冷やしすぎ
ることがないようにすることができる。
【図1】本願発明の電気ポットの全体断面図。
【図2】図1のA−A断面図。
【図3】本願発明の他の実施の形態の断面図。
【図4】本願発明の冷却ファン駆動制御の内容を示すフ
ローチャート。
ローチャート。
【図5】本願発明の冷却ファン駆動制御の内容を示す他
の実施の形態のフローチャート。
の実施の形態のフローチャート。
1…容器本体 2…蓋体 3…内容器 4…電気ヒータ 5…給湯通路 6…電動ポンプ 9…底板 10…回転体 11…湯温センサー 17…ヒンジピン 19…蒸気排出口 20…蒸気口 21a…水平通路部 21b…垂直通路部 2
1c…垂直壁 21…蒸気排出通路 22…カバー部材 2
4…膨出部 25…止水弁 26…芳香剤 28…冷却
ファン収納室 29…冷却ファン 30…空気取入口 31…内容
器冷却用連絡口 32…上部空間 33…蒸気冷却用空気連絡口 3
4…蓋体側連絡口 35…蒸気冷却用通路 36…薄板開閉弁 37…
空気排出口 38…空間部
1c…垂直壁 21…蒸気排出通路 22…カバー部材 2
4…膨出部 25…止水弁 26…芳香剤 28…冷却
ファン収納室 29…冷却ファン 30…空気取入口 31…内容
器冷却用連絡口 32…上部空間 33…蒸気冷却用空気連絡口 3
4…蓋体側連絡口 35…蒸気冷却用通路 36…薄板開閉弁 37…
空気排出口 38…空間部
Claims (7)
- 【請求項1】 湯沸かし用の内容器と、該内容器を加熱
する加熱手段と、前記内容器の湯を給湯通路を介して給
湯する給湯手段と、ファンを備えた電気ポットであっ
て、加熱中前記ファンによる風を蒸気口方向に流し、蒸
気と一緒に放出することを特徴とする電気ポット。 - 【請求項2】 前記風は、蒸気通路の途中で蒸気と合流
し外部へ放出されることを特徴とする請求項1記載の電
気ポット。 - 【請求項3】 前記ファンは、加熱後所定温度に達した
ときに駆動されることを特徴とする請求項1ないし2記
載の電気ポット。 - 【請求項4】 前記ファンは、加熱後の所定時間後に駆
動されることを特徴とする請求項1ないし2記載の電気
ポット。 - 【請求項5】 前記ファンは、低温保温選択時に駆動さ
れることを特徴とする請求項1ないし4記載の電気ポッ
ト。 - 【請求項6】 前記風は、内容器外周面を介して排出さ
れることを特徴とする請求項1ないし5記載の電気ポッ
ト。 - 【請求項7】 前記ファンからの風を蒸気冷却用及び内
容器冷却用に分割するものにおいて、蒸気冷却用通路面
積を内容器冷却用面積より大としたことを特徴とする請
求項1ないし6記載の電気ポット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000371125A JP2002172059A (ja) | 2000-12-06 | 2000-12-06 | 電気ポット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000371125A JP2002172059A (ja) | 2000-12-06 | 2000-12-06 | 電気ポット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002172059A true JP2002172059A (ja) | 2002-06-18 |
Family
ID=18840901
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000371125A Pending JP2002172059A (ja) | 2000-12-06 | 2000-12-06 | 電気ポット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002172059A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104688048A (zh) * | 2013-12-05 | 2015-06-10 | 佛山市顺德区美的饮水机制造有限公司 | 水量控制系统和具有其的饮水设备 |
WO2015085652A1 (zh) * | 2013-12-11 | 2015-06-18 | 何杰恩 | 一种可定量定温出水的饮水机及饮水机输出水的控制方法 |
-
2000
- 2000-12-06 JP JP2000371125A patent/JP2002172059A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104688048A (zh) * | 2013-12-05 | 2015-06-10 | 佛山市顺德区美的饮水机制造有限公司 | 水量控制系统和具有其的饮水设备 |
WO2015085652A1 (zh) * | 2013-12-11 | 2015-06-18 | 何杰恩 | 一种可定量定温出水的饮水机及饮水机输出水的控制方法 |
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