JP3759897B2 - 容器収納ケースおよび該容器収納ケースを備えた飲料抽出装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、把手付きの容器を収納する容器収納ケースに関する。また、本発明は、前記容器収納ケースを備えたコーヒーや紅茶等の抽出を行う飲料抽出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
コーヒーメーカー等の飲料抽出装置には、抽出された飲料を受ける把手付きの容器が設けられている。この容器は、デカンタと呼ばれ、飲料抽出装置の保温プレートの上に載置されて保温される。しかし、デカンタの外面からの放熱により温度が低下しないように、デカンタ内の抽出飲料には保温プレートから容器底壁を介して熱が供給されるが、煮詰まり等が発生しやすく、風味が失われやすい。そこで、特開平5−70422号公報では、保温プレート上に載置したデカンタを透明な保温カバーで囲繞して放熱を防ぎ、消費電力の低減を図ったものが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような保温カバーは、デカンタを出し入れする毎に取り外さなければならないので、非常に煩雑であるという問題がある。
【0004】
本発明は前記従来の問題点に鑑みてなされたもので、把手付きの容器の出し入れが容易な容器収納ケース、および該容器収納ケースを備えた飲料抽出装置を提供することを課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本発明の容器収納ケースは、回動軸の回りに回動可能に設けられて開口部を開閉する扉を有し、把手付き容器を収納する容器収納ケースにおいて、
前記扉の回動軸の近傍に、当該扉が閉鎖されているときに容器収納ケースの内側に突出し、当該扉が開放されているときに容器収納ケースの開口部を閉じる内扉を延設し、
前記扉に前記容器の把手が外側に突出する切欠きを設けたものである。
【0006】
この容器収納ケースによれば、把手付き容器を容器収納ケースから取り出すときは、容器収納ケースの切欠きから外側に突出する把手をもってそのまま引き寄せればよい。これにより、容器の外面が扉の内面を押圧するので、容器を引寄せるにつれて、扉が開放され、容器を取り出すことができる。容器を取り出した状態では、容器収納ケースの開口部は内扉によって閉じられる。次に、把手付き容器を容器収納ケースに収納するときは、把手をもってそのまま内扉に押し付ければよい。これにより、容器を押し付けるにつれて、扉が閉鎖され、容器を容器収納ケースに収容することができる。
【0007】
前記内扉は、棒状または板状とすることができる。内扉を棒状とした場合は、構成が簡単で、重量も軽くなる。板状とした場合は、扉が開放されたときに板状の内扉で容器収納ケースの内外を遮断することができる。また、前記容器収納ケースは2枚の板を空気層を介して対向させた二重壁を有することが好ましい。このようにすることで、側壁からの放熱を抑制することができる。
【0008】
また、本発明の飲料抽出装置は、飲料抽出装置本体と、該飲料抽出装置本体から抽出される飲料の出口の下方に設けられた前記容器収納ケースとを備え、飲料抽出装置本体に送風手段を設け、前記容器収納ケースに、飲料抽出装置本体から抽出される飲料が通過して容器内に落下する開口部と、前記送風手段からの送風を前記容器収納ケース内に流入する流入口と、前記容器収納ケースから送風を流出する流出口とを形成したものである。
【0009】
この飲料抽出装置によれば、前述したように、容器の把手をもって容器を引き出すだけで容器収納ケースから取り出すことができ、容器を内扉に押し付けるだけで容器を容器収納ケースに収納することができる。また、送風手段からの送風は流入口から容器収納ケース内に流入し、容器の周囲を流動して容器内の飲料を加熱し、流出口から流出する。これにより、容器内の飲料は適度に保温または保冷される。
【0010】
前記容器収納ケースの内壁に温風を容器の外周に沿って流動させる整流板を設けることが好ましい。このようにすることで、温風の流れが円滑になり、容器を効率よく保温または保冷することができる。
【0011】
前記容器収納ケースは2枚の板を空気層を介して対向させた二重壁を有することが好ましい。このようにすることで、側壁からの放熱をさらに抑制することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に従って説明する。
【0013】
図1,図2は本発明にかかる容器収納ケース1を示す。この容器収納ケース1は、コーヒーや紅茶、水等を収容した把手2a付きの容器2を収納して、保温または保冷するものである。
【0014】
容器収納ケース1は、前側に容器2の出入口となる開口部3を有する略矩形の箱で、前記容器2の後側と左右側を囲む後側壁4,左側壁5,右側壁6の3つの側壁と、前記容器2の底面を受ける底壁7と、前記容器2の上方を覆う上壁8とによって形成されている。各壁4−8は、透明な合成樹脂製の2枚の板を空気層9を介して対向させた二重壁からなり、当該空気層9により容器収納ケース1の内部と外部を断熱している。
【0015】
前記容器収納ケース1の開口部3は、図2に示すように、回動軸10の回りに回動可能に設けられた左右一対の扉11a,11bによって観音開き式に開閉可能になっている。この左右一対の扉11a,11bは、合わせ部から両側に向かって湾曲した形状になっている。また、前記左右一対の扉11a,11bの合わせ部には、前記容器2の把手2aを外側に露出させるための切欠き12が形成されている。
【0016】
前記扉11a,11bの回動軸10の近傍には、図3,図4に示すように、当該扉11a,11bが閉鎖されているときに容器収納ケース1の内側に突出して左右の側壁5,6に平行になり、当該扉11a,11bが開放されているときに容器収納ケース1の開口部3を閉じる内扉13が延設されている。
【0017】
前記構成からなる容器収納ケース1に把手2a付きの容器1を収納するために、まず最初に扉11a,11bを開いておく。このとき、容器収納ケース1の開口部3は内扉13によって閉じられる。この状態で、容器2の把手2aを持って容器2の外面を容器収納ケース1の内扉13に押し付けて内部に押し込むと、容器2を押し込むにつれて左右一対の扉11a,11bが回動して閉鎖される。容器2の把手2aは扉11a,11bの切欠き12から外側に突出した状態となる。
【0018】
次に、容器2を容器収納ケース1から取り出すには、容器収納ケース1の切欠き12から外側に突出する把手2aをもってそのまま引き寄せる。これにより、容器2の外面が扉11a,11bの内面を押圧するので、容器2を引寄せるにつれて、扉11a,11bが回動して開放され、容器2を取り出すことができる。容器2を取り出した状態では、容器収納ケース1の開口部3は内扉13によって閉じられる。したがって、この内扉13によって内部の保温または保冷状態の空気が漏出するのが抑制される。
【0019】
容器2を取り出したとき扉11a,11bは開放されたままになっているので、容器2を容器収納ケース1に収納するときは、把手2aをもってそのまま内扉13に押し付ければよい。このように、手で直接扉11a,11bを開閉する動作が不要となり、容器収納ケース1に対して片手で容器2を迅速に出し入れすることができる。
【0020】
なお、前記容器収納ケース1の実施形態は、扉11a,11bを左右一対設けて観音開き式に開閉するようにしたが、図5に示す扉11のように、片開き式に開閉するようにしてもよい。また、扉11a,11bを上下に開閉するようにしてもよいが、この場合、容器2を取り出したときに上側の扉11aが自重で閉まるのを防止するために、上側の扉11aはスプリング等で開き方向に付勢して置く必要がある。
【0021】
また、前記容器収納ケース1の実施形態は、内扉13を板状にしたが、回動軸10の近傍から当該回動軸10に直角に延びる棒状に形成してもよい。要するに、容器2の出し入れ時に容器2の外周面が当接する形状であれば如何なる形状でも可能である。内扉を棒状とした場合は、構成が簡単で、重量も軽くなる。
【0022】
図6は、本発明にかかるコーヒー抽出装置100を示す。このコーヒー抽出装置100の本体101は、該本体101の下部前面から前方に突出するベース部102と、前記本体1の上部前面から前方に突出するノーズ部103とを有している。
【0023】
本体101の上部には、上方が開口する給水タンク104が設けられ、該給水タンク104は蓋部材105によって閉鎖されている。給水タンク104の下方には、湯沸かしヒータ106を備えた湯沸かしタンク107が設置されている。前記給水タンク104の底には、給水パイプ108の上端が接続され、該給水パイプ108は前記湯沸かしタンク107の蓋板109を貫通して内部の底近傍まで挿入され、給水タンク104内の水を湯沸かしタンク107内に供給するようになっている。湯沸かしタンク107の蓋板109には、吐出パイプ110が貫通して取り付けられ、該吐出パイプ110の一端は湯沸かしタンク107内の水面に浸漬され、他端はノーズ部103に向かって延び、下方に開口して、湯沸かしタンク107内のお湯を後述するバケット111にサイホン作用によって吐出するようになっている。また、蓋板109には蒸気パイプ109aが設けられ、湯沸かし時の自然吐出を防止している。
【0024】
ノーズ部103の下方には、コーヒー粉を収容するバケット111が着脱可能に取り付けられている。また、ノーズ部103の上面には、湯沸かしヒータ106をオン,オフする沸騰入/切スイッチ112aと、後述するファン127と温風ヒータ128をオン,オフする保温入/切スイッチ112bと、空焚きを示す赤色のLEDランプ113aと、湯沸かし中を示す赤色のLEDランプ113bと、適温を示す緑色のLEDランプ113cと、抽出中を示す赤色のLEDランプ113dと、保温中を示す黄色のLEDランプ113eとが設けられている。
【0025】
前記バケット111の下方でかつベース部102の上には、把手114aを有するガラス製の容器であるデカンタ114が収納される保温容器収納ケース200が設けられている。この保温容器収納ケース200の構造は、後で詳細に説明する。
【0026】
本体1の下部には、図8に示すように、仕切板125によって平面U字形に形成された循環室126が形成されている。この循環室126には、前記保温容器収納ケース200に空気を供給して循環させるファン127と、該ファン127により供給する空気を加熱する温風ヒータ128とが配設されている。温風ヒータ128は供給される空気の流れ方向に沿った複数の放熱フィン129を有している。放熱フィン129には、当該放熱フィン129に沿って流れる空気の温度を検出する温度センサ130が取り付けられている。ノーズ部103の内部には、前記湯沸かしヒータ106をオン,オフして湯沸かしタンク107内の水の湯沸かしと保温を行い、ファン127を駆動制御し、前記温度センサ130の検出温度に基づいて温風ヒータ128をオン,オフ制御する制御ユニット131が設けられている。
【0027】
保温容器収納ケース200は、外容器収納ケース201と、内容器収納ケース202と、左右一対の扉203a,203bと、トレイ204とからなる透明の合成樹脂製の容器収納ケースである。
【0028】
外容器収納ケース201は、前側に開口部205aを有する略矩形の箱で、上壁206aには前方に向かって開口するU字形の開口部207a、後壁208aには矩形の開口部209a、底壁210aには円形の開口部211aがそれぞれ形成され、底壁210aの開口部211aの縁には周4等配の切欠き212が形成されている。外容器収納ケース201の開口部205aの4つの角部には、突片213が両側壁214a,215bから延びるように形成されている。
【0029】
内容器収納ケース202は、前側に開口部205bを有する略矩形の箱で、前記外容器収納ケース201より全体形状がやや小さく形成されている。内容器収納ケース202の上壁206bには前記外容器収納ケース201の開口部205aと同一形状のU字形の開口部207b、後壁208bには前記外容器収納ケース1の開口部209aと同一形状の矩形の開口部209b、底壁210bには前記外容器収納ケース1の開口部211aより大きい円形の開口部211bがそれぞれ形成されている。内容器収納ケース202の両側壁214b,215bの前端、上壁206bの前端、上壁206bの開口部207bの周縁、底壁210bの前端、後壁208bの開口部209bの縁にはそれぞれ、外容器収納ケース1の対応する部分との間の隙間を閉じるための端板216が突設されている。内容器収納ケース202の開口部205の4つの角部には、側方に向かって開口するU字形のヒンジ受け部217が形成されている。
【0030】
左右一対の扉203a,203bは、前方に膨らんだ形状を有し、その合わせ目には矩形の切欠き218が形成されている。合わせ目の反対側の縁の上下端には回動軸219が突設されている。この上下の回動軸219を結ぶ線の近傍から後方、すなわち、前記外容器収納ケース201と内容器収納ケース202の側壁に沿って矩形の内扉220が形成されている。内扉220の内面には略三角形の整流板221が突設されている。整流板221の縁はこの保温容器収納ケース200に収容されるデカンタ114の外周面に沿うように形成されている。
【0031】
トレイ204は、図に示すように、灰皿状のもので、外周面は前記外容器収納ケース201の底壁210aの開口部211aに嵌入する径を有している。また、外周面には、前記外容器収納ケース201の底壁210aの開口部211aの切欠き212に嵌入するリブ222が突設されている。鍔部223の裏面には前記内容器収納ケース202の底壁210bの開口部211bに嵌入する段部224が形成されている。トレイ204の内部には中央に隆起部225と、内周面には1対の摘み片226が突設されている。
【0032】
外容器収納ケース201と内容器収納ケース202の上壁206a,206bの開口部207a,207bで形成される開口部207は、前記デカンタ114の上方を覆い前記バケット111から抽出される飲料を前記デカンタ114に落下させるためのものである。
【0033】
また、外容器収納ケース201と内容器収納ケース202の後側壁208a,208bの開口部209a,209bで形成される開口部209は、図3に示すように、循環室126から温風を吹き出す流入口121と、前記保温容器収納ケース200内の温風を吸い込んで循環室126に戻す流出口122とに連通している。流入口121には、水平なルーバー123が上下方向に複数段取り付けられている。流入口121と流出口122にはネット124が装着されている。
【0034】
外容器収納ケース201、内容器収納ケース202、左右一対の扉203a,203bおよびトレイ204からなる保温容器収納ケース200を組み立てるには、まず、左右一対の扉203a,203bの回動軸219を内容器収納ケース202のヒンジ受け部217に係合し、この状態で内容器収納ケース202を外容器収納ケース201に挿入する。このときに内容器収納ケース202のヒンジ受け部217の開口を外容器収納ケース201の突片213が覆うので、回動軸219はヒンジ受け部217と突片213に囲まれて、外れることがない。また、内容器収納ケース202が外容器収納ケース201の中に挿入されることで、外容器収納ケース201と内容器収納ケース202の間に空気層227が形成されるようになっている。次に、トレイ204を保温容器収納ケース200の内側に入れ、外容器収納ケース201の底壁210aの開口部211aに嵌入して回動する。これにより、トレイ204のリブ222が外容器収納ケース201の底壁210aの開口部211aの縁に係合して抜け止めされるとともに、内容器収納ケース202が外容器収納ケース201から外れるのが防止される。
【0035】
このように組み立てた保温容器収納ケース200は、本体101のベース部102に載置して、その底壁より突出するトレイ204の底をベース部102の凹部102aに嵌入することで、位置決めされ固定される。なお、このトレイ204は逆向きに回動させることで簡単に取り外すことができ、デカンタ114やバケット111から落ちて溜まった残液を廃棄したり、清掃することができる。
【0036】
次に、前記構成からなるコーヒー抽出装置100の動作について説明する。
【0037】
まず、バケット111にコーヒー粉を所用量入れてノーズ部103の下方に装着するとともに、保温容器収納ケース200の左右一対の扉203a,203bを開いてデカンタ14を保温容器収納ケース200内に収納する。このとき、デカンタ114の把手114aは左右一対の扉203a,203bの開口部205から外側に出しておく。そして、給水タンク104に水を入れ、給水パイプ108を介して湯沸かしタンク107を満杯にした後、沸騰入/切スイッチ112aをオンすると、湯沸かしヒータ106がオンして湯沸かしタンク107内の水が所定温度に加熱される。同時に、保温入/切スイッチ112bをオンするとファン127が駆動され、温風ヒータ128がオンする。これにより、循環室126に空気の流れが生じ、該空気は温風ヒータ128の放熱フィン129によって加熱され、温風となって流入口117aから保温容器収納ケース200に吹き出され、デカンタ114を暖める。
【0038】
次に、再度給水タンク104に水を入れると、湯沸かしタンク107内のお湯が水と置換され、サイホン作用により吐出パイプ110を介してバケット111内のコーヒー粉に注がれる。この結果、バケット111からコーヒー液が抽出され、デカンタ114内に貯溜される。流入口121より保温容器収納ケース200内に吹出される温風は、温風ヒータ128の放熱フィン129に取り付けられた温度センサ130の検出温度に基づいて温風ヒータ128をオン,オフすることにより、本実施形態では約80度に維持される。保温容器収納ケース200内に入った温風は、図3に示すように、保温容器収納ケース200の内面とデカンタ114の間の隙間を通り、デカンタ114の外周面に沿って整流板221により均一に流れ、流出口122から循環室126に入って、ファン127に戻り、循環する。この温風によりデカンタ114が加熱され、内部に貯溜されたコーヒー液が適切に保温される。
【0039】
給水タンク104から湯沸かしタンク107に水が流下し始めると湯沸かしタンク107に設けた図示しない温度センサの検出温度が低下するので、この時点で抽出中を示すLEDランプ113dを点灯し、全てのお湯が水と置換したと予想される所定時間が経過した後、湯沸かしヒータ106をオンする。このようにすることで、お湯が全て注出したことを検出するセンサを別途設ける必要がなくなる。
【0040】
デカンタ114を保温容器収納ケース200から取り出すには、保温容器収納ケース200の外側に突出している把手114aを持って手前側に引き出せばよい。これにより、左右一対の扉203a,203bがデカンタ114に押されて開かれるので、デカンタ114を保温容器収納ケース200の外側に出すことができる。また、デカンタ114を保温容器収納ケース200に収容するには、開いた扉203a,203bの間からデカンタ114を内扉220に押し付けるようにして保温容器収納ケース200内に挿入する。このように、デカンタ114を持ったまま保温容器収納ケース200に簡単に出し入れすることができる。
【0041】
なお、前記実施形態のコーヒー抽出装置100において、デカンタ114の有無を検出するスイッチまたは、保温容器収納ケース200の扉203a,203bの開放を検出するマイクロスイッチや光スイッチ等のセンサを設けて、デカンタ114が保温容器収納ケース200から取り出されると、これをセンサが検出してファン127を停止するようにしてもよい。これにより、温風が保温容器収納ケース200から漏出するのが防止される。
【0042】
排水は、湯沸かしタンク107の底に図示しないチューブを接続して該チューブを本体101のベース部102の底まで導き、ここに弁を設けて、該弁を開くことで、湯沸かしタンク107内の不要なお湯を排出するようにしている。
【0043】
さらに、本発明は、前記実施形態のコーヒー抽出装置100のようにコーヒーを保温するものに限らず、水やジュース等の冷水を注出して保冷する装置にも適用することができる。
【0044】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明にかかる容器収納ケースによれば、容器の把手をもって容器を引き出すだけで容器収納ケースから取り出すことができ、容器を内扉に押し付けるだけで容器を容器収納ケースに収納することができ、出し入れが容易になる。
【0045】
また、本発明にかかる飲料抽出装置によれば、飲料を抽出した容器の出し入れが容易になるだけでなく、送風手段からの温風または冷風が容器の回りを流動することにより、容器内の飲料を均一に加熱して適度に保温または保冷することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる容器収納ケースの実施形態を示す断面図。
【図2】 図1の容器収納ケースの正面図。
【図3】 図1の容器収納ケースの扉を閉じた状態を示す水平断面図。
【図4】 図1の容器収納ケースの扉を開いた状態を示す水平断面図。
【図5】 本発明にかかる容器収納ケースの他の実施形態を示す断面図。
【図6】 本発明にかかるコーヒー抽出装置の断面図。
【図7】 図6のコーヒー抽出装置の正面図。
【図8】 図6のコーヒー抽出装置のVIII−VIII線水平断面図。
【図9】 図6のコーヒー抽出装置におけるデカンタの保温状況を示す断面図。
【図10】 図6のコーヒー抽出装置の保温容器収納ケースの分解斜視図。
【図11】 図10の保温容器収納ケースのヒンジ部の拡大斜視図。
【図12】 図10の保温容器収納ケースの固定構造を示す拡大断面図。
【図13】 図6のコーヒー抽出装置の保温容器収納ケースの扉を閉じた状態を示す水平断面図。
【図14】 図6のコーヒー抽出装置の保温容器収納ケースの扉を開いた状態を示す水平断面図。
【符号の説明】
1 容器収納ケース
2 容器
2a 把手
3 開口部
10 回動軸
11a,11b 扉
12 切欠き
13 内扉
100 コーヒー抽出装置
101 本体
127 ファン(送風手段)
200 保温容器収納ケース(容器収納ケース)
203a,203b 扉
207 開口部
209 開口部(流入口,流出口)
218 切欠き
219 回動軸
220 内扉
221 整流板
Claims (7)
- 回動軸の回りに回動可能に設けられて開口部を開閉する扉を有し、把手付き容器を収納する容器収納ケースにおいて、
前記扉の回動軸の近傍に、当該扉が閉鎖されているときに容器収納ケースの内側に突出し、当該扉が開放されているときに容器収納ケースの開口部を閉じる内扉を延設し、
前記扉に前記容器の把手が外側に突出する切欠きを設けたことを特徴とする容器収納ケース。 - 前記内扉が棒状であることを特徴とする請求項1に記載の容器収納ケース。
- 前記内扉が板状であることを特徴とする請求項1に記載の容器収納ケース。
- 前記容器収納ケースは2枚の板を空気層を介して対向させた二重壁を有することを特徴とする請求項1に記載の飲料抽出装置。
- 飲料抽出装置本体と、
該飲料抽出装置本体から抽出される飲料の出口の下方に設けられた前記請求項1乃至4のいずれかに記載の容器収納ケースとを備え、
飲料抽出装置本体に送風手段を設け、
前記容器収納ケースに、飲料抽出装置本体から抽出される飲料が通過して容器内に落下する開口部と、前記送風手段からの送風を前記容器収納ケース内に流入する流入口と、前記容器収納ケースから送風を流出する流出口とを形成したことを特徴とする飲料抽出装置。 - 前記容器収納ケースの内壁に送風を容器の外周に沿って流動させる整流板を設けたことを特徴とする請求項5に記載の飲料抽出装置。
- 前記容器収納ケースは2枚の板を空気層を介して対向させた二重壁を有することを特徴とする請求項5に記載の飲料抽出装置。
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