JP2002170731A - 円筒中空コイル用樹脂含浸成形装置 - Google Patents

円筒中空コイル用樹脂含浸成形装置

Info

Publication number
JP2002170731A
JP2002170731A JP2000364037A JP2000364037A JP2002170731A JP 2002170731 A JP2002170731 A JP 2002170731A JP 2000364037 A JP2000364037 A JP 2000364037A JP 2000364037 A JP2000364037 A JP 2000364037A JP 2002170731 A JP2002170731 A JP 2002170731A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
cylindrical hollow
hollow coil
coil
impregnation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP2000364037A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichiro Mukai
真一郎 向
Tatsuo Abe
達雄 安部
Junichi Yasukawa
順一 安川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yaskawa Electric Corp
Original Assignee
Yaskawa Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yaskawa Electric Corp filed Critical Yaskawa Electric Corp
Priority to JP2000364037A priority Critical patent/JP2002170731A/ja
Publication of JP2002170731A publication Critical patent/JP2002170731A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボイドやヒケのない高信頼性の樹脂の含浸成
形ができ、かつ成形治具分解後の手入が容易な樹脂含浸
成形装置を得る。 【解決手段】 本発明の円筒中空コイル用樹脂含浸成形
装置は、樹脂注入口43と脱気口44とを有する上部および
コイルを巻回して円筒中空コイル5を成形する下部とか
らなる成形治具4と、円筒中空コイルを内包し成形治具
に勘合する円筒状のヨーク8とからなり、樹脂注入口に
接続され円筒中空コイルの内側の下方端まで伸延したシ
リコンチューブ6と、脱気口の開口側に含浸時の余剰樹
脂を溜める押し湯カップ7とを設けた構成である。ま
た、押し湯カップの開口側に大気を負圧にする負圧手段
を設け、その手段を真空ポンプ9に接続された密閉形の
注型槽3にしてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、円筒中空コイルに
樹脂を含浸させ円筒中空コイルの成形体を製造する円筒
中空コイルの樹脂含浸装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の円筒中空コイルの樹脂含浸成形装
置として、図2に示すようなものがある。図2は従来の
樹脂含浸成形装置を示す側断面図である。図において、
1は含浸用樹脂、4は成形治具、5は円筒中空コイル、
8はヨークである。成形治具4はフランジ状の上部41
と円柱状の下部42からなっており、上部41には樹脂
注入口43と脱気口44が設けてある。円筒中空コイル
5は成形治具4にコイルを巻回して成形したものであ
る。このような構成において、成形治具4の樹脂注入口
43より含浸用樹脂1を注入し、円筒中空コイル5に含
浸させた後、樹脂を硬化させ巻線を固め、その後に成形
治具4を抜き取ることにより、円筒中空コイル5を成形
していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが従来技術で
は、樹脂を成形治具上部にある樹脂注入穴より注入し、
円筒中空コイルの上部から含浸させていくため、空気が
逃げにくい構造となっており、樹脂がコイル間に入りき
れずボイドや収縮すなわちヒケが生じ、絶縁抵抗の低下
による絶縁破壊が生じて、電気的な信頼性が失われると
いう問題があった。また、樹脂硬化後の成形治具との離
型が悪く、成形治具分解後の手入れに時間がかかる問題
もある。そこで、本発明は空気によるボイドやヒケの発
生しない高信頼性の樹脂の含浸成形ができ、かつ成形治
具分解後の手入が容易な円筒中空コイル用樹脂含浸成形
装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、本発明は樹脂注入口と脱気口とを有する上部および
コイルを巻回して円筒中空コイルを成形する下部とから
なる成形治具と、前記円筒中空コイルを内包し前記成形
治具に勘合する円筒状のヨークとを備えた円筒中空コイ
ル用樹脂含浸成形装置において、前記樹脂注入口に接続
され前記円筒中空コイルの内側の下方端まで伸延したシ
リコンチューブと、前記脱気口の開口側に含浸時の余剰
樹脂を溜める押し湯カップとを設けた構成にしている。
また、前記押し湯カップの開口側に大気を負圧にする負
圧手段を設けてもよく、この負圧手段が真空ポンプに接
続された密閉形の注型槽としてもよい。また、前記樹脂
注入口に樹脂を注入する注入パイプを接続し、その端部
を前記注型槽の外部に設けた密閉形の樹脂槽に接続して
もよい。また、前記樹脂槽を、その空間部を真空にする
ため前記注型槽の内部と接続する樹脂槽排気パイプを設
けてもよい。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて説明する。図1は本発明の円筒中空コイル用樹
脂含浸成形装置を示す側断面図である。図において、1
は巻線の含浸に用いられる含浸用樹脂、2は含浸用樹脂
1を充填した樹脂槽、3は注型槽、4は成形治具、5は
円筒中空コイル、6はシリコンチューブ、7は押し湯カ
ップ、8はヨーク、9は真空ポンプである。注型槽3に
は内部を真空排気する注型槽排気パイプ31が設けられ
ている。樹脂槽2には、その内部を真空排気するため、
注型槽3と連通した樹脂槽排気パイプ21および含浸用
樹脂1を成形治具4に導く注入パイプ23が接続されて
いる。注入パイプ23には、含浸用樹脂1の注入をコン
トロールする樹脂注入バルブ22が設けられている。成
形治具4は、フランジ状の上部41とコイルを巻回して
円筒中空コイル5を成形する円柱状の下部42で構成さ
れている。また、上部41には、樹脂注入口43と脱気
口44とを設けており、樹脂注入口43は、一方を、円
筒中空コイル5の内側下端まで延びたシリコンチューブ
6に接続し、他方を、樹脂槽2の注入パイプ23に接続
している。脱気口44は、その開口側に含浸時の余剰樹
脂を溜める押し湯カップ7を設けている。次に、このよ
うに構成した樹脂含浸成形装置の動作について説明す
る。いま、注型槽3と樹脂槽2の内部を真空ポンプで真
空状態にして樹脂注入バルブ22を開き、含浸用樹脂1
を注入パイプ23に流し込んで成形治具4の樹脂注入口
43に注入する。含浸用樹脂1は、樹脂注入口43に接
続したシリコンチューブ6を通過し、円筒中空コイル5
の下部から円筒中空コイル5内部の残留空気を脱気口4
4に押し出しながら含浸される。含浸が進み、押し湯カ
ップ7に含浸用樹脂1が半分以上充填した時点で樹脂注
入バルブ22を閉じて終了する。含浸用樹脂1は下部か
ら脱気口44のある上部に含浸され、スムーズに脱気さ
れるので、コイル成形後気泡が生じない。また、押し湯
カップ7に充填された含浸用樹脂1は樹脂硬化時の収縮
分を補うので、ひけを生じることはない。樹脂が硬化し
た後、大気中に取り出して成形治具4やヨーク8などを
分解して円筒中空コイル5を取り出す。この時、離型出
来ない樹脂注入口43にシリコンチュ−ブ6を使用して
いるので、成形治具4の分解後の手入れが容易になる。
【0006】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、樹
脂注入口から円筒中空コイルの内側の下方部位までシリ
コンチューブ設けて下部から樹脂を含浸し、脱気口の上
部に樹脂を溜める押し湯カップを設けているので、ボイ
ドやヒケのない高信頼性の樹脂含浸成形ができる樹脂含
浸成形装置を得られる効果がある。また、離型出来ない
樹脂注入口に離型が容易なシリコンチュ−ブを使用して
いるので、成形治具の分解後の手入れが容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例である円筒中空コイル用樹脂含
浸成形装置を示す側断面図である。
【図2】従来の樹脂含浸成形装置を示す側断面図であ
る。
【符号の説明】
1 含浸用樹脂 4 成形治具 2 樹脂槽 41 上部 21 樹脂槽排気パイプ 42 下部 22 樹脂注入バルブ 43 樹脂注
入口 23 注入パイプ 44 脱気口 3 注型槽 5 円筒中空
コイル 31 注型槽排気パイプ 6 シリコン
チューブ 4 成形治具 7 押し湯カ
ップ 41 上部 8 ヨーク 42 下部 9 真空ポン
プ 43 樹脂注入口 44 脱気口 5 円筒中空コイル 6 シリコンチューブ 7 押し湯カップ 8 ヨーク 9 真空ポンプ
フロントページの続き Fターム(参考) 4F204 AD03 AD12 AG07 AH33 AJ05 AM28 EA03 EB01 EB11 EF27 EK09 EK19 5E044 AA01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂注入口と脱気口とを有する上部およ
    びコイルを巻回して円筒中空コイルを成形する下部とか
    らなる成形治具と、前記円筒中空コイルを内包し前記成
    形治具に勘合する円筒状のヨークとを備えた円筒中空コ
    イル用樹脂含浸成形装置において、 前記樹脂注入口に接続され前記円筒中空コイルの内側の
    下方端まで伸延したシリコンチューブと、前記脱気口の
    開口側に含浸時の余剰樹脂を溜める押し湯カップとを設
    けたことを特徴とする円筒中空コイル用樹脂含浸成形装
    置。
  2. 【請求項2】 前記押し湯カップの開口側に大気を負圧
    にする負圧手段を設けたことを特徴とする請求項1記載
    の円筒中空コイル用樹脂含浸成形装置。
  3. 【請求項3】 前記負圧手段が真空ポンプに接続された
    密閉形の注型槽であることを特徴とする請求項2記載の
    円筒中空コイル用樹脂含浸成形装置。
  4. 【請求項4】 前記樹脂注入口に樹脂を注入する注入パ
    イプを接続し、その端部を前記注型槽の外部に設けた密
    閉形の樹脂槽に接続したことを特徴とする請求項3記載
    の円筒中空コイル用樹脂含浸成形装置。
  5. 【請求項5】 前記樹脂槽は、その空間部を真空にする
    ため前記注型槽の内部と接続する樹脂槽排気パイプを設
    けたことを特徴とする請求項4記載の円筒中空コイル用
    樹脂含浸成形装置。
JP2000364037A 2000-11-30 2000-11-30 円筒中空コイル用樹脂含浸成形装置 Abandoned JP2002170731A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000364037A JP2002170731A (ja) 2000-11-30 2000-11-30 円筒中空コイル用樹脂含浸成形装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000364037A JP2002170731A (ja) 2000-11-30 2000-11-30 円筒中空コイル用樹脂含浸成形装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002170731A true JP2002170731A (ja) 2002-06-14

Family

ID=18835050

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000364037A Abandoned JP2002170731A (ja) 2000-11-30 2000-11-30 円筒中空コイル用樹脂含浸成形装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002170731A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103144232A (zh) * 2013-03-06 2013-06-12 林小平 环氧树脂压力凝胶成型机
CN108597832A (zh) * 2018-04-04 2018-09-28 吴江市华安电器有限公司 一种灌封线圈
WO2021230323A1 (ja) * 2020-05-15 2021-11-18 デンカ株式会社 複合体及び複合体の製造方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103144232A (zh) * 2013-03-06 2013-06-12 林小平 环氧树脂压力凝胶成型机
CN108597832A (zh) * 2018-04-04 2018-09-28 吴江市华安电器有限公司 一种灌封线圈
WO2021230323A1 (ja) * 2020-05-15 2021-11-18 デンカ株式会社 複合体及び複合体の製造方法
JPWO2021230323A1 (ja) * 2020-05-15 2021-11-18
CN115551819A (zh) * 2020-05-15 2022-12-30 电化株式会社 复合体及复合体的制造方法
EP4147845A4 (en) * 2020-05-15 2023-11-08 Denka Company Limited COMPOSITE AND COMPOSITE PRODUCTION PROCESS
JP7458479B2 (ja) 2020-05-15 2024-03-29 デンカ株式会社 複合体及び複合体の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4352397B2 (ja) 減圧鋳型造型の注湯方法
US6840749B2 (en) Device for impregnating an insulation of a winding bar of an electrical machine
JP2002170731A (ja) 円筒中空コイル用樹脂含浸成形装置
RU2650465C1 (ru) Способ литья под низким давлением и устройство литья под низким давлением
JP2003170479A (ja) 金型のガス抜き方法と装置、及び射出成形機
JP2002286050A (ja) 電磁コイル装置及びその製造方法
JP4342720B2 (ja) モールドコイルの製造方法および成形型
JP6117427B2 (ja) てこ制御式ベント機能を持つ回転子鋳造装置及び回転子鋳造方法
JP3376821B2 (ja) 樹脂碍子の製造方法およびその装置
JP4636226B2 (ja) 電機子巻線の真空含浸注型装置、および電機子巻線の製造方法
JPS60244506A (ja) 注型装置
JP2889708B2 (ja) 樹脂注型装置
CN105328920A (zh) 绝缘拉杆的浸渍成型装置及方法
JPH0677208U (ja) 硬化性樹脂含浸装置
JPH11291270A (ja) 樹脂モールド形電気機器の成型用金型
FR2499433A1 (fr) Procede de fabrication d'un noyau de moule
JPH048150A (ja) 鋳込回転子の製造方法
CN113012926B (zh) 包封式绝缘绕组残余气体排除方法
JPH1016006A (ja) 射出成形方法及び射出成形装置
JP2002370241A (ja) 真空注型用樹脂注入装置および注入方法
CN116175896A (zh) 一种用于制造注塑件的冲压注塑模具
JP2023152411A (ja) 樹脂成形方法及び樹脂成形装置
JP2001512890A (ja) 通気弁
JP2010052271A (ja) 繊維強化樹脂成形体の製造装置及び製造方法
JP2000014100A (ja) 電機子巻線の真空含浸注型装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050920

A762 Written abandonment of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762

Effective date: 20060517