JP2000014100A - 電機子巻線の真空含浸注型装置 - Google Patents
電機子巻線の真空含浸注型装置Info
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- JP2000014100A JP2000014100A JP10173271A JP17327198A JP2000014100A JP 2000014100 A JP2000014100 A JP 2000014100A JP 10173271 A JP10173271 A JP 10173271A JP 17327198 A JP17327198 A JP 17327198A JP 2000014100 A JP2000014100 A JP 2000014100A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】含浸用樹脂の硬化前に脱泡を充分完了させるこ
とができ、しかも樹脂注入工程のリードタイムを短縮す
ることができる真空含浸注型装置を提供する。 【解決手段】含浸用樹脂１を充填した樹脂槽２と、樹脂
槽２から含浸用樹脂１を流す注入パイプ３を介して樹脂
槽２に接続されると共に、内部に電機子巻線６を保持さ
せた成形型５を装入した注型槽４と、樹脂槽２と注型槽
４との間に接続された樹脂槽２の内部を真空排気する樹
脂槽排気パイプ２２と、注型槽４の外部に設けられ、樹
脂槽排気パイプ２２により連通した注型槽４および樹脂
槽２を同時に負圧にする真空ポンプ７とを備えた電機子
巻線の真空含浸注型装置において、含浸用樹脂１は、常
温硬化樹脂を用い、樹脂槽２には、含浸用樹脂１の主剤
と硬化剤を攪拌しながら調合する調合用攪拌器２４が設
けられ、注型槽４には、注入パイプ３の経路中に空気を
遮断する空気混入防止バルブ３１が設けてある。
とができ、しかも樹脂注入工程のリードタイムを短縮す
ることができる真空含浸注型装置を提供する。 【解決手段】含浸用樹脂１を充填した樹脂槽２と、樹脂
槽２から含浸用樹脂１を流す注入パイプ３を介して樹脂
槽２に接続されると共に、内部に電機子巻線６を保持さ
せた成形型５を装入した注型槽４と、樹脂槽２と注型槽
４との間に接続された樹脂槽２の内部を真空排気する樹
脂槽排気パイプ２２と、注型槽４の外部に設けられ、樹
脂槽排気パイプ２２により連通した注型槽４および樹脂
槽２を同時に負圧にする真空ポンプ７とを備えた電機子
巻線の真空含浸注型装置において、含浸用樹脂１は、常
温硬化樹脂を用い、樹脂槽２には、含浸用樹脂１の主剤
と硬化剤を攪拌しながら調合する調合用攪拌器２４が設
けられ、注型槽４には、注入パイプ３の経路中に空気を
遮断する空気混入防止バルブ３１が設けてある。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は電気機器等の電機子
巻線の絶縁成形処理に施される電機子巻線の真空含浸注
型装置に関する。
巻線の絶縁成形処理に施される電機子巻線の真空含浸注
型装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、回転形や直動形の電動機に用いら
れる電機子巻線の絶縁成形処理において、巻線に対して
高い占積率ならびに高い仕上がり寸法精度が要求されて
いる。このような品質の高い絶縁層を得るために提案さ
れた電機子巻線の真空含浸注型法は、図３に示すような
装置で行われている。図において、１１は巻線の含浸用
樹脂として用いた熱硬化樹脂、２は熱硬化樹脂１１を充
填した樹脂槽、２１は樹脂槽２内部の真空度を保持し、
調整するための樹脂槽リークバルブ、２２は樹脂槽２内
部を真空排気する樹脂槽排気パイプ、２３は熱硬化樹脂
１１の注入量を調整する樹脂注入バルブ、３は熱硬化樹
脂１１を巻線へ導く注入パイプ、４は注型槽、４１は注
型槽４内部の真空度を保持し、調整するための注型槽リ
−クバルブ、４２は注型槽４内部を真空排気する注型槽
排気パイプ、５は電器子巻線を納めた成形型、６は含浸
処理の対象となる電機子巻線、７は真空ポンプ、８は真
空バルブである。このような装置による真空含浸注型方
法において、成形型５の内部および樹脂槽２の内部をい
ずれも同時に真空ポンプ７により真空状態にし、熱硬化
樹脂１１を成形型５に保持された電機子巻線６に注入す
ると、熱硬化樹脂１１が充填された樹脂槽２は真空引き
されるため、成形型５の内部に注入される熱硬化樹脂１
１に含まれるガスは脱泡口５１より脱泡される。
れる電機子巻線の絶縁成形処理において、巻線に対して
高い占積率ならびに高い仕上がり寸法精度が要求されて
いる。このような品質の高い絶縁層を得るために提案さ
れた電機子巻線の真空含浸注型法は、図３に示すような
装置で行われている。図において、１１は巻線の含浸用
樹脂として用いた熱硬化樹脂、２は熱硬化樹脂１１を充
填した樹脂槽、２１は樹脂槽２内部の真空度を保持し、
調整するための樹脂槽リークバルブ、２２は樹脂槽２内
部を真空排気する樹脂槽排気パイプ、２３は熱硬化樹脂
１１の注入量を調整する樹脂注入バルブ、３は熱硬化樹
脂１１を巻線へ導く注入パイプ、４は注型槽、４１は注
型槽４内部の真空度を保持し、調整するための注型槽リ
−クバルブ、４２は注型槽４内部を真空排気する注型槽
排気パイプ、５は電器子巻線を納めた成形型、６は含浸
処理の対象となる電機子巻線、７は真空ポンプ、８は真
空バルブである。このような装置による真空含浸注型方
法において、成形型５の内部および樹脂槽２の内部をい
ずれも同時に真空ポンプ７により真空状態にし、熱硬化
樹脂１１を成形型５に保持された電機子巻線６に注入す
ると、熱硬化樹脂１１が充填された樹脂槽２は真空引き
されるため、成形型５の内部に注入される熱硬化樹脂１
１に含まれるガスは脱泡口５１より脱泡される。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来技術で
は、含浸用樹脂として真空含浸作業中に硬化しない熱硬
化樹脂を使用しているため、成形型の内部に熱硬化樹脂
が完全に注入された後、熱硬化樹脂が完全に硬化するま
での時間が長くかかっていた。したがって、注型から最
終成型品が完成するまでの、トータルで見た製造に要す
る時間が長くなるという問題がある。このような問題か
ら、樹脂の硬化に要する時間を抑えるために、熱硬化樹
脂の代わりに常温硬化樹脂を用いる方法がある。常温硬
化樹脂を用いることで、樹脂注入後の硬化時間の短縮の
問題は解決されるが、真空脱泡中に樹脂が硬化してしま
って充分に脱泡できず、その結果樹脂の注入工程に支障
をきたし、製品の歩留まりが悪くなるというおそれがあ
る。そこで、本発明は含浸用樹脂の硬化前に脱泡を充分
完了させることができると共に、樹脂の注入工程のリー
ドタイムを短縮することができる、電機子巻線の真空含
浸注型装置を提供することを目的とする。
は、含浸用樹脂として真空含浸作業中に硬化しない熱硬
化樹脂を使用しているため、成形型の内部に熱硬化樹脂
が完全に注入された後、熱硬化樹脂が完全に硬化するま
での時間が長くかかっていた。したがって、注型から最
終成型品が完成するまでの、トータルで見た製造に要す
る時間が長くなるという問題がある。このような問題か
ら、樹脂の硬化に要する時間を抑えるために、熱硬化樹
脂の代わりに常温硬化樹脂を用いる方法がある。常温硬
化樹脂を用いることで、樹脂注入後の硬化時間の短縮の
問題は解決されるが、真空脱泡中に樹脂が硬化してしま
って充分に脱泡できず、その結果樹脂の注入工程に支障
をきたし、製品の歩留まりが悪くなるというおそれがあ
る。そこで、本発明は含浸用樹脂の硬化前に脱泡を充分
完了させることができると共に、樹脂の注入工程のリー
ドタイムを短縮することができる、電機子巻線の真空含
浸注型装置を提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項１記載の本発明は巻線が巻回された電動機の
電機子巻線の含浸に用いられる含浸用樹脂と、前記含浸
用樹脂を充填した樹脂槽と、前記樹脂槽から前記含浸用
樹脂を流す注入パイプを介して前記樹脂槽に接続される
と共に、内部に前記電機子巻線を保持させた成形型を装
入した注型槽と、前記樹脂槽と前記注型槽との間に接続
されると共に、前記樹脂槽の内部を真空排気する樹脂槽
排気パイプと、前記注型槽の外部に設けられ、前記樹脂
槽排気パイプにより連通した前記注型槽および前記樹脂
槽を同時に負圧にする真空ポンプとを備え、前記注型槽
および前記樹脂槽の内部を脱泡した後、前記含浸用樹脂
を前記成形型に注入して前記電機子巻線を含浸する電機
子巻線の真空含浸注型装置において、前記含浸用樹脂
は、常温硬化樹脂を用いたものであり、前記樹脂槽に
は、前記含浸用樹脂の主剤と硬化剤を攪拌しながら調合
する調合用攪拌器が設けられ、前記注型槽には、前記含
浸用樹脂が注入される注入パイプの経路中に空気を遮断
する空気混入防止バルブが設けられたものである。ま
た、請求項２記載の本発明は、請求項１記載の電機子巻
線の真空含浸注型装置において、前記空気混入防止バル
ブは、前記記含浸用樹脂の比重より小さく、前記含浸用
樹脂の流動する重力方向に可動する球で構成されてい
る。上記手段により、樹脂槽内で常温硬化樹脂を調合す
るので空気のまきこみが最少となり、含浸用樹脂の硬化
前に充分脱泡できる。また、注型槽内に設けた空気混入
防止バルブにより、樹脂注入完了時には注入口をふさぐ
ため、空気の混入はなくなる。
に、請求項１記載の本発明は巻線が巻回された電動機の
電機子巻線の含浸に用いられる含浸用樹脂と、前記含浸
用樹脂を充填した樹脂槽と、前記樹脂槽から前記含浸用
樹脂を流す注入パイプを介して前記樹脂槽に接続される
と共に、内部に前記電機子巻線を保持させた成形型を装
入した注型槽と、前記樹脂槽と前記注型槽との間に接続
されると共に、前記樹脂槽の内部を真空排気する樹脂槽
排気パイプと、前記注型槽の外部に設けられ、前記樹脂
槽排気パイプにより連通した前記注型槽および前記樹脂
槽を同時に負圧にする真空ポンプとを備え、前記注型槽
および前記樹脂槽の内部を脱泡した後、前記含浸用樹脂
を前記成形型に注入して前記電機子巻線を含浸する電機
子巻線の真空含浸注型装置において、前記含浸用樹脂
は、常温硬化樹脂を用いたものであり、前記樹脂槽に
は、前記含浸用樹脂の主剤と硬化剤を攪拌しながら調合
する調合用攪拌器が設けられ、前記注型槽には、前記含
浸用樹脂が注入される注入パイプの経路中に空気を遮断
する空気混入防止バルブが設けられたものである。ま
た、請求項２記載の本発明は、請求項１記載の電機子巻
線の真空含浸注型装置において、前記空気混入防止バル
ブは、前記記含浸用樹脂の比重より小さく、前記含浸用
樹脂の流動する重力方向に可動する球で構成されてい
る。上記手段により、樹脂槽内で常温硬化樹脂を調合す
るので空気のまきこみが最少となり、含浸用樹脂の硬化
前に充分脱泡できる。また、注型槽内に設けた空気混入
防止バルブにより、樹脂注入完了時には注入口をふさぐ
ため、空気の混入はなくなる。
【０００５】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図に基づ
いて説明する。図１は本発明の実施例を示す真空含浸注
型装置を示す構成図である。図において、従来と同じ構
成要素については同じ符号を付してその説明を省略し、
異なる点のみを説明する。本発明が従来と異なる構成は
以下のとおりである。すなわち、１は含浸用樹脂として
用いた常温硬化樹脂、２４は樹脂槽２に設けた調合用攪
拌器、２４ａは調合用攪拌器２４のモータ、２４ｂはモ
ータ２４ａのシャフト、２４ｃはモータのシャフト２４
ｂの先端に取り付けたプロペラである。また、２５は樹
脂槽２の下部に設けた開閉バルブで、通常該開閉バルブ
２５のレバーが水平の場合は閉じており、常温硬化樹脂
１を注入パイプ３に送り込む際には開閉バルブ２５のレ
バーを注入パイプ３側へ９０°回転させる。さらに、３
１は樹脂槽２と注型槽４とを接続する注入パイプ３中に
設けた空気混入防止バルブで、内部に常温硬化樹脂１よ
り比重の軽い材質でできた球３１ａを装入している。次
に、動作について説明する。上記に述べた構成におい
て、まず、成形型５の内部および樹脂槽２の内部をいず
れも同時に真空ポンプ７により真空引きし、各槽内部の
空気を排気させる。次に樹脂槽２下部に設けた開閉バル
ブ２５を閉じて常温硬化樹脂１が注入パイプ３側に流れ
ないようにした状態で、常温硬化樹脂１の主剤と硬化剤
を適切な比率で樹脂槽２内に充填する。続いて、樹脂槽
２内の常温硬化樹脂１を調合用攪拌器２４のプロペラ２
４ｃで攪拌させると、空気を混入することなく常温硬化
樹脂１の主剤と硬化剤がうまく調合される。調合が終わ
れば、開閉バルブ２５を開き、続いて樹脂槽リークバル
ブ２１を開いた状態で、開閉バルブ２５と樹脂槽リーク
バルブ２１間の圧力差を利用して、空気混入防止バルブ
３１側へ向かって樹脂が流れだす。次に、調合された常
温硬化樹脂１が空気混入防止バルブ３１を通過する際、
常温硬化樹脂１より比重の軽い球３１ａは図２（ａ）に
示すように該樹脂１に押しあげられるため、該樹脂は成
形型５側へ流れ出る。また、注入完了直前には、図２
（ｂ）に示すように空気混入防止バルブ３は自重により
下がり、樹脂の注入口をふさぐことになる。これによ
り、該樹脂に含まれる空気を充分脱泡し、脱泡後注型槽
の中に置いた注型に空気をまきこむことなく充分注入す
ることができる。したがって、樹脂槽内で常温硬化樹脂
を調合するので空気のまきこみが最少となるので、含浸
用樹脂の硬化前に脱泡を充分完了させることができる。
また、注型槽内に設けた空気混入防止バルブにより、樹
脂注入完了時には注入口をふさぐため、空気の混入を防
止することができ、その結果、注型槽内と大気の圧力差
を利用して、粘度の高い樹脂も短時間で注入できるとと
もに、樹脂の注入工程のリードタイムを短縮することが
できる、
いて説明する。図１は本発明の実施例を示す真空含浸注
型装置を示す構成図である。図において、従来と同じ構
成要素については同じ符号を付してその説明を省略し、
異なる点のみを説明する。本発明が従来と異なる構成は
以下のとおりである。すなわち、１は含浸用樹脂として
用いた常温硬化樹脂、２４は樹脂槽２に設けた調合用攪
拌器、２４ａは調合用攪拌器２４のモータ、２４ｂはモ
ータ２４ａのシャフト、２４ｃはモータのシャフト２４
ｂの先端に取り付けたプロペラである。また、２５は樹
脂槽２の下部に設けた開閉バルブで、通常該開閉バルブ
２５のレバーが水平の場合は閉じており、常温硬化樹脂
１を注入パイプ３に送り込む際には開閉バルブ２５のレ
バーを注入パイプ３側へ９０°回転させる。さらに、３
１は樹脂槽２と注型槽４とを接続する注入パイプ３中に
設けた空気混入防止バルブで、内部に常温硬化樹脂１よ
り比重の軽い材質でできた球３１ａを装入している。次
に、動作について説明する。上記に述べた構成におい
て、まず、成形型５の内部および樹脂槽２の内部をいず
れも同時に真空ポンプ７により真空引きし、各槽内部の
空気を排気させる。次に樹脂槽２下部に設けた開閉バル
ブ２５を閉じて常温硬化樹脂１が注入パイプ３側に流れ
ないようにした状態で、常温硬化樹脂１の主剤と硬化剤
を適切な比率で樹脂槽２内に充填する。続いて、樹脂槽
２内の常温硬化樹脂１を調合用攪拌器２４のプロペラ２
４ｃで攪拌させると、空気を混入することなく常温硬化
樹脂１の主剤と硬化剤がうまく調合される。調合が終わ
れば、開閉バルブ２５を開き、続いて樹脂槽リークバル
ブ２１を開いた状態で、開閉バルブ２５と樹脂槽リーク
バルブ２１間の圧力差を利用して、空気混入防止バルブ
３１側へ向かって樹脂が流れだす。次に、調合された常
温硬化樹脂１が空気混入防止バルブ３１を通過する際、
常温硬化樹脂１より比重の軽い球３１ａは図２（ａ）に
示すように該樹脂１に押しあげられるため、該樹脂は成
形型５側へ流れ出る。また、注入完了直前には、図２
（ｂ）に示すように空気混入防止バルブ３は自重により
下がり、樹脂の注入口をふさぐことになる。これによ
り、該樹脂に含まれる空気を充分脱泡し、脱泡後注型槽
の中に置いた注型に空気をまきこむことなく充分注入す
ることができる。したがって、樹脂槽内で常温硬化樹脂
を調合するので空気のまきこみが最少となるので、含浸
用樹脂の硬化前に脱泡を充分完了させることができる。
また、注型槽内に設けた空気混入防止バルブにより、樹
脂注入完了時には注入口をふさぐため、空気の混入を防
止することができ、その結果、注型槽内と大気の圧力差
を利用して、粘度の高い樹脂も短時間で注入できるとと
もに、樹脂の注入工程のリードタイムを短縮することが
できる、
【０００６】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、電機
子巻線の真空含浸注型装置において、含浸用樹脂として
常温硬化樹脂を用い、注型槽への樹脂注入前に、樹脂槽
内で常温硬化樹脂の主剤と硬化剤を攪拌しながら調合す
るため、含浸用樹脂の硬化前に空気の巻込みがなく脱泡
を充分完了させることができる。また、注型槽内に設け
た空気混入防止バルブにより、樹脂注入完了時には注入
口をふさぐため、空気の混入を防止することができる。
これにより、樹脂の注入工程のリードタイムを大きく短
縮することができる。
子巻線の真空含浸注型装置において、含浸用樹脂として
常温硬化樹脂を用い、注型槽への樹脂注入前に、樹脂槽
内で常温硬化樹脂の主剤と硬化剤を攪拌しながら調合す
るため、含浸用樹脂の硬化前に空気の巻込みがなく脱泡
を充分完了させることができる。また、注型槽内に設け
た空気混入防止バルブにより、樹脂注入完了時には注入
口をふさぐため、空気の混入を防止することができる。
これにより、樹脂の注入工程のリードタイムを大きく短
縮することができる。
【図１】本発明の実施例を示す真空含浸注型装置の構成
図である。
図である。
【図２】本発明の実施例を示す空気混入防止バルブの動
作を説明する図である。
作を説明する図である。
【図３】従来例を示す構成図である。
１ 含浸用樹脂（常温硬化樹脂） １１含浸用樹脂（熱硬化樹脂） ２ 樹脂槽 ２１樹脂槽リ−クバルブ ２２樹脂槽排気パイプ ２３樹脂注入バルブ ２４調合用攪拌器 ２４ａ モータ ２４ｂ シャフト ２４ｃ プロペラ ２５ 開閉バルブ ３ 注入パイプ ３１空気混入防止バルブ ３１ａ球 ４注型槽 ４２注型槽排気パイプ ５成形型 ５１ 脱泡口 ６電機子巻線 ７真空ポンプ
Claims (2)
- 【請求項１】巻線が巻回された電動機の電機子巻線の含
浸に用いられる含浸用樹脂と、前記含浸用樹脂を充填し
た樹脂槽と、前記樹脂槽から前記含浸用樹脂を流す注入
パイプを介して前記樹脂槽に接続されると共に、内部に
前記電機子巻線を保持させた成形型を装入した注型槽
と、前記樹脂槽と前記注型槽との間に接続されると共
に、前記樹脂槽の内部を真空排気する樹脂槽排気パイプ
と、前記注型槽の外部に設けられ、前記樹脂槽排気パイ
プにより連通した前記注型槽および前記樹脂槽を同時に
負圧にする真空ポンプとを備え、 前記注型槽および前記樹脂槽の内部を脱泡した後、前記
含浸用樹脂を前記成形型に注入して前記電機子巻線を含
浸する電機子巻線の真空含浸注型装置において、 前記含浸用樹脂は、常温硬化樹脂を用いたものであり、 前記樹脂槽には、前記含浸用樹脂の主剤と硬化剤を攪拌
しながら調合する調合用攪拌器が設けられ、 前記注型槽には、前記含浸用樹脂が注入される注入パイ
プの経路中に空気を遮断する空気混入防止バルブが設け
られたことを特徴とする電機子巻線の真空含浸注型装
置。 - 【請求項２】前記空気混入防止バルブは、前記含浸用樹
脂の比重より小さく、前記含浸用樹脂の流動する重力方
向に可動する球で構成されている請求項１記載の電機子
巻線の真空含浸注型装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10173271A JP2000014100A (ja) | 1998-06-19 | 1998-06-19 | 電機子巻線の真空含浸注型装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10173271A JP2000014100A (ja) | 1998-06-19 | 1998-06-19 | 電機子巻線の真空含浸注型装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000014100A true JP2000014100A (ja) | 2000-01-14 |
Family
ID=15957365
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10173271A Pending JP2000014100A (ja) | 1998-06-19 | 1998-06-19 | 電機子巻線の真空含浸注型装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000014100A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005204413A (ja) * | 2004-01-15 | 2005-07-28 | Yaskawa Electric Corp | 電機子巻線の真空含浸注型装置 |
| CN104128135A (zh) * | 2014-08-07 | 2014-11-05 | 广西众昌树脂有限公司 | 预反应器 |
| CN111953158A (zh) * | 2020-08-07 | 2020-11-17 | 浙江德易精密机械有限公司 | 一种用于电动机生产的电机线圈浸漆装置 |
-
1998
- 1998-06-19 JP JP10173271A patent/JP2000014100A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005204413A (ja) * | 2004-01-15 | 2005-07-28 | Yaskawa Electric Corp | 電機子巻線の真空含浸注型装置 |
| JP4636226B2 (ja) * | 2004-01-15 | 2011-02-23 | 株式会社安川電機 | 電機子巻線の真空含浸注型装置、および電機子巻線の製造方法 |
| CN104128135A (zh) * | 2014-08-07 | 2014-11-05 | 广西众昌树脂有限公司 | 预反应器 |
| CN111953158A (zh) * | 2020-08-07 | 2020-11-17 | 浙江德易精密机械有限公司 | 一种用于电动机生产的电机线圈浸漆装置 |
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