JPH02237445A - 電動機の成形方法 - Google Patents

電動機の成形方法

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JPH02237445A
JPH02237445A JP5407289A JP5407289A JPH02237445A JP H02237445 A JPH02237445 A JP H02237445A JP 5407289 A JP5407289 A JP 5407289A JP 5407289 A JP5407289 A JP 5407289A JP H02237445 A JPH02237445 A JP H02237445A
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JP
Japan
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catalyst
resin
epoxy resin
motor
molding
Prior art date
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JP5407289A
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English (en)
Inventor
Kunihito Sakai
酒井 国人
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Publication of JPH02237445A publication Critical patent/JPH02237445A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野〕 この発明は、電動機の電機子巻線等を樹脂を用いて成形
する電動機の成形方法に関するものである。
[従来の技術コ 第3図.第4図は、それぞれ例えば特開昭53−118
490号公報および特開昭53−103104号公報に
記載された従来の電動機およびその成形方法を示す断面
図である。図において、(1)は厚さ1mm前後のけい
素鋼板を複数枚積層したステータ磁気鉄心、(2)は直
径1mm前後のマグネットワイヤをi数回巻いた電機子
巻線すなわちステータコイル、(3)は端子、(4)は
成形樹脂層、(5)はロー夕、(6)はロータシャフト
、(7)はロータ支持体、(8)は上型、(9)は下型
、(lO)はステータ磁気鉄心(1)を金型(8)  
 (9)のキャビティの中間に浮かすための治具、(1
1)はブラケット、(12)は成形樹脂(4)を金型(
81   (9+内に送るランナーである. 次に成形方法について説明する.先ず、成形樹脂{4}
が硬化する温度、例えば150℃に加熱した上型(8)
および下型(9》を開いて、成形すべき部品であるステ
ータ(+)、ステータコイル(2)およびブラケット(
目)を上記金型(8)   (9)内に挿入する.次に
型締めを行ない、適当な射出成形機を用いて、樹脂(4
)をランナー(l2)から高圧例えば5 0 K g 
/ c m ”で金型(81   (9)内に注入する
.成形樹脂(4)が硬化するまでこの状態を保持した後
、型(8] . (91を開いて成形品を取り出し、ロ
ータ(5)等の必要部品を組み立てると、第3図に示す
ような樹脂(4)で成形された電動機が完成する. [発明が解決しようとする課題] 従来の電動機の成形方法は以上のようであり、例えば前
記特開昭53−118490号公報に示されているよう
に、成形樹脂(4)として例えば不飽和ポリエステル樹
脂、硬化剤、無磯質充填剤、および触媒などをあらかじ
め混合したものを用いており、粘度が高いため、樹脂(
4)の注入に高い圧力を必要とし、しかもステータコイ
ル(2)間にできる狭い隙間やステータ磁気鉄心(1)
間にできる数十ミクロンの隙間に樹脂を含浸することが
できず、いくら外側を樹脂(4)で完全にモールドして
も、上記のような隙間から簡単に水が入り、絶縁抵抗が
低下するという問題点があった。
この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、樹脂を低圧力で注入できしかも耐水性に優れ
絶縁特性に優れた電動磯を得ることを目的とする. [課題を解決するための手段] 本発明に係る電動機の成形方法は、エポキシ樹脂、硬化
剤、無磯質充填剤、および触媒を混合し、電機子巻線を
配置した加熱金型内に注入して電動機を成形するに当た
って、少なくとも上記エポキシ樹脂と触媒とは別々の容
器に分離貯蔵し、成形直前に混合しながら注入するもの
である.また、本発明の別の発明に係る電!#機の成形
方法は、不飽和ポリエステル樹脂、硬化剤、無機質充填
剤、および触媒を混合し、電機子巻線を配置した加熱金
型内に注入して電動機を成形するに当たって、少なくと
も上記不飽和ポリエステル樹脂と触媒とは別々の容器に
分離貯蔵し、成形直前に混合しながら注入するものであ
る. [作用] この発明におけるエポキシ樹脂(または不飽和ポリエス
テル樹脂)と触媒とは、別々の容器に分離貯蔵され,成
形直前に混合されるので5貯蔵中に反応して粘度が高く
なるのを防止できる.[実施例] 以下、この発明の一実施例を図について説明する。第1
図はこの発明の一実施例による電動機の成形方法を説明
するための断面図、第2図は第1図の方法によって得ら
れた電動機を示す断面図である.図において、(13)
は積層鋼板+11の間にできた僅かな隙間にある空気を
排出するために金型(8)   (91内を真空に保持
するパッキンである.また、金型(8)   (9)は
それぞれ油圧プレス(図示せず)に取り付けられるとと
もに、必要に応じて加熱できるようになっている。
次に、成形方法について説明する.先ず、上型(8)と
下型(9)をあらかじめ150℃前後に加熱し、型(8
)   (9)を開いて下型(9)に取り付けた治具(
lO)に巻線(2)を施した磁気鉄心(1)を挿入して
型締めを行なう.次に、型(81   (9)内を真空
にし、エポキシ樹脂(または不飽和ポリエステル樹脂)
、硬化剤、無機質充填剤等を混合した主削と触媒とを混
ぜながら、lO気圧程度の圧力でランナー(12)から
型(g)   (9)内に注入する.成形樹脂(4)が
硬化する間(例えば5分間)この圧力で加圧すると、金
型(81   (9)の熱を受けてさらに粘度が下がっ
た成形樹脂(4)は積層したコア(1)の僅かな隙間に
も徐々に浸透し、やがて硬化する.型(81 . (9
)を開いて成形物を取り出すと、第2図に示すように、
巻線(2)の外周に成形樹脂(4)が付看したモールド
モータができあがる.なお、この発明で用いられるエポ
キシ樹脂としては、例えばエビコート828(商品名、
油化シエル社製)などのビスフェノールA型エポキシ樹
脂や、例えばエビコート807 (商品名、油化シェル
社製)などのビスフェノールF型エポキシ樹脂や、例え
ばDEN438 (商品名、ダウケミカル社製)などの
ノボラック型エポキシ樹脂や、例えばチッソノックス2
2l(商品名、チッソ社製)などのミクロ型エポキシ樹
脂や、例えばTGfC(商品名、長瀬チバ社製)などの
多官能エポキシ樹脂など、固体状、液体状に関係なく何
れのエポキシ樹脂でも用いることができる. また、硬化剤としては,その性質が50℃以下で液状で
ある酸無水物硬化剤であれば特に限定されることなく何
れの硬化剤も適用できるが、その代表的組成を挙げるな
ら、例えばTHPA (商品名、日立化成社製)などの
テトラハイド口無水フタル酸や5例えばHHPA (商
品名、新日本理化社製)などのヘキサハイド口無水フタ
ル酸や、例えばMe−HHPA(商品名、日立化成社製
)などのメチルーヘキサハイドロ無水フタル酸や、例え
ばMNA (商品名、日本化薬社製)などの無水メチル
ハイミック酸などがある. さらに、成形材料の硬化物性向上に必要なその他の成分
例えば無機質充填剤についても特に限定されるものでは
なく、例えば、シリカ、タルク、クレー、炭酸カルシウ
ム、砂、ガラス繊維、ガラスビーズ、アルミナ、マイカ
などが挙げられる.また、エポキシ樹脂とこれらの充填
剤との接着力向上に用いるシランカップリング剤や、耐
クラック性向上のためのシリコン樹脂や、百色剤等の少
1添加物については、特に限定されることなく用いるこ
とができる.要は、これら成形材料として必要な成分を
混合した組成物の粘度が、室温で液状を示すことが特徴
である.なお、ここで言う液状とは、60℃の温度で少
なくとも5日間以上流動変形を維持できるものと定義す
る.また、触媒としては例えば三級アミンやイミダゾー
ルなど液状あるいは他の液体と混合することにより液状
になるものであれば限定することなく便用できる. 上記実施例では、エポキシ樹脂としてエビコート807
を100重量部、硬化剤としてTHPAを100重量部
、無機質充填剤としてシリカ3Hを600重量部、他の
添加物としてシランカップリング剤A−86を1重量部
とシリコン樹脂SH5500を0.7重量部、触媒とし
てペンジルージメチルーアミンを7.7重量部用いた.
次に、上記のようにして成形したモールドモー夕と従来
の不飽和ポリエステルで成形したものとの耐湿性につい
て次のように比較した.上記天施例により得られたモー
ルドモータと従来のモールドモータをそれぞれ10個ず
つ水中に浸漬し、全体を3To r rの真空に1分間
保持した後大気開放を行ない、5分後に取り出してコア
(1)と巻線(2)間の絶縁抵抗を測定した.その結果
を表1に示す.この表からも明らかなように、この発明
の表1 一実施例による方法により得られたモールドモー夕は、
テスト後10台共10’Ω以上の抵抗値を維持している
が、従来のモールドモータは何れも10’Ω以下に低下
した. なお、上記実施例ではエポキシ樹脂の場合について説明
したが、これに限るものではなく、例えば不飽和ポリエ
ステル樹脂であっても−L記実施例と同様の効果を奏す
る.不飽和ポリエステル樹脂として例えばスチレン変形
型の7056A (商品名、日立化成社製)をlOOI
量部、無機質充填剤としてシリカ3HをL80重世部お
よび3mmのガラスチョップをlojlifi部、硬化
剤および触媒として過酸化ベンゾイルを6.9重世部用
い、不飽和ポリエステル樹脂と無機質充填剤とを混合し
たものと、過酸化ベンゾイルとを定世混合装置により混
合しながら、あらかじめlOO″C Wf後に加熱し巻
線を施した磁気鉄心を配置した金型にlO K g /
 c m ”程度の圧力で注入する.成形樹脂が硬化す
る間(例えば1分間)この圧力で加圧した後、型を開い
て成形物を取り出す。このようにして成形されたモール
ドモータと従来のものとを用い、上記実施例と同様に耐
湿テストを行なった結果を表2に示す.この表2とエポ
キシ樹脂な用表2 いた表1とを比較すると、不飽和ポリエステル樹脂を用
いた場合は若干ながら耐湿性の低下が見られるものの、
従来のものに比へればはるかに耐湿性に優れていること
が分かる. なお、この例で用いた過酸化ベンゾイルのように、硬化
剤と触媒とを一種類の材料で兼ねることがある. [発明の効果コ 以上のように、この発明によれば、エポキシ樹脂、硬化
剤、無機質充填剤、および触媒を混合し、電機子巻線を
配置した加熱金型内に注入して電#1機を成形するに当
たって、少なくとも上記エポキシ樹脂と触媒とは別々の
容器に分離貯蔵し、成形直前に混合しながら注入するの
で5貯蔵中に反応して粘度が高くなるのを防止でき、樹
脂を低圧力で注入できしかも耐水性に優れ絶縁特性に優
れた電動機が得られる効果がある。
また、本発明の別の発明によれば、不飽和ポリエステル
樹脂、硬化剤、無機質充填剤、および触媒を混合し、電
機子巻線を配置した加熱金型内に注入して電動機を成形
するに当たって、少なくとも上記不飽和ポリエステル樹
脂と触媒とは別々の容器に分離貯蔵し、成形直前に混合
しながら注入するので、上記発明と同様の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による電動機の成形方法を
説明するための断面図、第2図は第1図の方法によって
得られた電動機を示す断面図、第3図、第4図はそれぞ
れ従来の電動機およびその成形方法を示す断面図である
. 図において、(1)はステータ磁気鉄心、(2)はステ
ータコイル、(4)は成形樹脂層、(5)はロー夕、(
8)は上型、(9)は下型、(!2)はランナーである
. なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す. 第1図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)エポキシ樹脂、硬化剤、無機質充填剤、および触
    媒を混合し、電機子巻線を配置した加熱金型内に注入し
    て電動機を成形するに当たって、少なくとも上記エポキ
    シ樹脂と触媒とは別々の容器に分離貯蔵し、成形直前に
    混合しながら注入する電動機の成形方法。
  2. (2)不飽和ポリエステル樹脂、硬化剤、無機質充填剤
    、および触媒を混合し、電機子巻線を配置した加熱金型
    内に注入して電動機を成形するに当たって、少なくとも
    上記不飽和ポリエステル樹脂と触媒とは別々の容器に分
    離貯蔵し、成形直前に混合しながら注入する電動機の成
    形方法。
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