JP2002170184A - 警報器の機能告知システム - Google Patents
警報器の機能告知システムInfo
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Abstract
ングで行うこと等のできる、警報器の機能告知システム
を提供することを課題とする。 【解決手段】 本発明にかかる警報器の機能告知システ
ムは、警報器1の機能の状態を検出するCPU24と、
機能の状態に関する情報を記憶するRAM22とを備え
る。また、CPU24は、機能の状態を告知するための
告知タイミングが到来したことを検出し、RAM22に
よって記憶された情報に基づいて、機能の状態に関する
情報を出力する。
Description
出して警報を発する警報器に関連し、この警報器の各種
の機能に関する告知等を行うための、警報器の機能告知
システムに関する。
検出して警報を発する各種の警報器が広く利用されてい
る。このような警報器は、一般住宅等の安全性を監視す
るという極めて需要な役割を担うものであるため、その
機能に異常が生じた場合には、これを検出してユーザ等
に報知することが必要になる。このため、従来から、警
報器の電源回路、火災やガスの検出回路、警報回路等の
各部の異常を電気的に検出して、異常が検出された場合
には、直ちに、表示、警報、あるいは、制御盤や監視セ
ンター等への移報等、いずれかの形態で異常の告知を行
う機能告知システムが提案されている。
うな従来の警報器の機能告知システムにおいては、異常
が検出された場合には、単に、直ちに告知を行っていた
ので、下記のような問題が生じていた。すなわち、異常
の告知がユーザの活動時間とは無関係に行われるので、
ユーザが警報器の近傍に居ない場合にも告知が行われて
ユーザが異常に気づかない可能性があったり、ユーザが
安眠中のような場合にまで告知が行われてユーザに不快
感を与える可能性があった。
み告知を行っていたので、警報器の設置期間中におい
て、警報器が点検や交換等される迄の間には、ユーザは
警報器から何の反応も受けないことが多い。したがっ
て、警報器が正常に機能しているのか否かについて、ユ
ーザに不安感を与えることがあった。また、このよう
に、異常が検出された場合にのみ告知を行っていたの
で、異常を事前に防止することが困難であった。
で、警報器の機能に関する告知を、最適なタイミングで
行うこと等のできる、警報器の機能告知システムを提供
することを目的としている。
るため、請求項1に記載の警報器の機能告知システム
は、所定の物理量を検出して警報を発する警報器の機能
に関する告知を行うための、警報器の機能告知システム
であって、上記警報器の機能の状態を検出するための機
能検出手段と、上記機能検出手段によって検出された上
記機能の状態に関する情報を記憶する記憶手段と、上記
機能の状態を告知するための告知タイミングが到来した
ことを検出するタイミング検出手段と、上記タイミング
検出手段によって上記告知タイミングが到来したことが
検出された際、上記記憶手段によって記憶された情報に
基づいて、上記機能の状態に関する情報を出力する告知
手段とを備えることを特徴とする。
態が検出され、この機能の状態に関する情報が記憶さ
れ、告知タイミングが到来したことが検出された際、記
憶された情報に基づいて、機能の状態に関する情報が出
力される。したがって、この告知タイミングを適切に設
定等することによって、ユーザが警報器の近傍に居る場
合に告知を行うことができ、ユーザに確実に異常状態等
を報知することができる。
システムは、請求項1に記載の警報器の機能告知システ
ムにおいて、上記タイミング検出手段は、当該警報器に
て検出される上記所定の物理量に基づいて、上記告知タ
イミングが到来したことを検出することを特徴とする。
れる物理量(例えば、火災検出手段によって検出される
温度や煙濃度、あるいは、ガス検出手段によって検出さ
れる炭化水素ガス濃度やCOガス濃度)に基づいて、告
知タイミングが到来したことが検出される。したがっ
て、個別の検出機構を設けることなく、告知タイミング
の到来を判断することができるので、警報器を簡易かつ
安価に構成することができる。
システムは、請求項1または2に記載の警報器の機能告
知システムにおいて、上記機能検出手段は、上記警報器
の機能が所定の正常状態にあることを検出し、上記告知
手段は、上記記憶手段によって記憶された情報が上記正
常状態に関する情報である場合には、当該正常状態であ
る旨の所定のメッセージを告知することを特徴とする。
常状態にあることが検出され、正常状態である旨のメッ
セージが告知される。したがって、異常状態にある場合
のみならず、正常状態にある場合についても告知を行う
ことができ、警報器の設置や点検等が行われてから長時
間が経過しているような場合においても、警報器が正常
であることについてユーザに安心感を与えることができ
る。
システムは、請求項1〜3のいずれか一つに記載の警報
器の機能告知システムにおいて、上記機能検出手段は、
所定の異常状態に至る前の状態であって当該異常状態に
至ることが予測される所定の予備状態を検出し、上記告
知手段は、上記記憶手段によって記憶された情報が上記
予備状態に関する情報である場合には、当該予備状態で
ある旨の所定のメッセージを告知することを特徴とす
る。
とが予測される予備状態が検出され、予備状態である旨
のメッセージが告知される。したがって、異常が生じた
場合のみならず、異常が生じそうな場合にはその旨を事
前に告知することができるので、異常原因を早期に取り
除く等、異常の予防を促すことができる。
システムは、請求項1〜4のいずれか一つに記載の警報
器の機能告知システムにおいて、上記告知手段は、上記
警報器の機能の状態に関する情報を、所定の最短告知間
隔以上の間隔で告知することを特徴とする。
の間隔で告知が行われる。したがって、この最短告知間
隔を適切に設定することにより、ユーザに煩わしさを与
えない程度の間隔で告知を行うことができる。
機能告知システムの実施の形態を図面に基づいて詳細に
説明する。この実施の形態においては、本システムを、
火災およびガスを1台で検出して警報を行う、火災ガス
漏れ警報器に適用した場合について説明する。なお、こ
の実施の形態によりこの発明が限定されるものではな
い。
いて説明する。図1は警報器の全体斜視図、図2は警報
器の要部構成を示すブロック図である。図1に示すよう
に、警報器1は、略方形の筐体2に、火災検出部3、ガ
ス検出部4、スピーカ5、電源ランプ6、火災警報ラン
プ7、CO警報ランプ8、および、ガス漏れ警報ランプ
9を備えて構成されている。
ミスタ式あるいは散乱光式の火災検出手段である。ま
た、ガス検出部4は、ガス検出素子により、炭化水素ガ
スまたはCOガスを検出するガス検出手段である。ま
た、スピーカ5は、後述する音声メッセージ等を出力す
る出力手段である。また、電源ランプ6、火災警報ラン
プ7、CO警報ランプ8、および、ガス漏れ警報ランプ
9は、所定時に点灯または点滅されることにより、警報
器1の機能状態または検出状態をユーザ等に報知する報
知手段である。
源部10、火災検出回路11、ガス検出回路12、音声
警報回路13、表示灯回路14、火災移報回路15、有
電圧移報回路16、および、制御回路20を備えて構成
されている。
源に図示しないコンセントを介して接続され、当該警報
器1の各部に電力を供給する。また、火災検出回路11
は、図1の火災検出部3に接続され、火災検出部3によ
って検出された温度や煙濃度に応じた電圧の信号を出力
する。また、ガス検出回路12は、図1のガス検出部4
に接続され、ガス検出部4によって検出された炭化水素
ガスやCOガスに応じた電圧の信号を出力する。
カ5に接続され、制御回路20から出力された音声信号
に基づいて、スピーカ5から音声メッセージ等を出力さ
せる。また、表示灯回路14は、図1の電源ランプ6、
火災警報ランプ7、CO警報ランプ8、および、ガス漏
れ警報ランプ9に接続され、制御回路20から出力され
た点灯信号または点滅信号に基づいて、これら各ランプ
6〜9を点灯または点滅させる。
から出力された信号に基づいて、所定の火災監視盤等へ
の移報を行う。具体的には、火災移報回路15は、火災
が検出された場合には、図示しないリレーを短絡させる
ことにより無電圧状態を生じさせ、これによって移報を
行う。また、有電圧移報回路16は、制御回路20から
出力された信号に基づいて、所定のガス監視盤等への移
報を行う。具体的には、有電圧移報回路16は、警報器
1が故障状態であることが検出された場合には0v出力
を行い、警報器1が正常状態であることが検出された場
合には6v出力を行い、炭化水素ガスが検出された場合
には12v出力を行い、COガスが検出された場合には
18v出力を行う。
制御する制御手段である。この制御回路20は、ROM
(Read Only Memory)21、RAM(Random Access Memor
y)22、A/D(Analog Digital)コンバータ23、およ
び、CPU(Central Processing Unit)24を備えて構
成されている。
を制御するために必要になるプログラムおよびデータを
不揮発的に記憶する記憶手段である。特に、ROM21
には、警報器1の機能告知を行うための機能告知プログ
ラムと、火災発生を判断するための電圧の閾値と、炭化
水素ガス漏れやCOガス発生を判断するための電圧の閾
値と、各回路の機能が異常状態であるか否かを判断する
ための電圧の閾値と、各回路の機能が将来的に異常にな
り得る状態であるか否かを判断するための電圧の異常変
動パターンとが記憶されている。また、ROM21に
は、警報器1の機能についての告知を行うための、音声
メッセージの音声データが記憶されている。この音声デ
ータは、後述する異常項目毎に記憶されている。
御するために必要になるプログラムおよびデータを揮発
的に記憶する記憶手段である。特に、RAM22は、C
PU24によって検出された当該警報器1の各部の機能
の状態に関する情報(判断結果情報)を記憶する記憶手
段である。また、A/Dコンバータ23は、制御回路2
0以外の各回路のアナログ信号と、CPU24のデジタ
ル信号との間のA/D変換を行う。
されたプログラムをRAM22にロードして実行等する
制御手段である。特に、CPU24は、当該警報器1の
各部と協働して、警報器1の機能の状態を検出するため
の機能検出手段と、この機能の状態を告知するための告
知タイミングが到来したことを検出するタイミング検出
手段と、告知タイミングが到来したことが検出された
際、RAM22によって記憶された判断結果情報に基づ
いて、機能の状態に関する情報を出力する告知手段を構
成する。なお、これら各部において行われる具体的な処
理の内容については、後述する。
た警報器1の機能告知システムに関する処理の内容につ
いて説明する。図3は、この処理のフローチャートであ
る。この図3に示すように、電源部10、火災検出回路
11、ガス検出回路12、音声警報回路13、および、
表示灯回路14のそれぞれのアナログ出力が、A/Dコ
ンバータ23を介してデジタル出力に変換され、このデ
ジタル出力がCPU24によって読み取られる。そし
て、CPU24は、これら電源部10、火災検出回路1
1、ガス検出回路12、音声警報回路13、および、表
示灯回路14の出力の電圧を、ROM21に予め記憶さ
れた電圧の閾値と比較することによって、各部に異常が
あるか否かを判断する(ステップS−1)。
じて、以下の処理を行う。まず、CPU24は、この判
断結果を示す判断結果情報をRAM22に記憶する(ス
テップS−2)。ここで、判断結果情報とは、例えば、
異常の有無、異常があった場合の異常項目(異常が検出
された回路の名称等)、電圧値、および、判断時刻、を
相互に関連付けて構成される。また、CPU24は、い
ずれの回路についても異常が検出されなかった場合に
は、表示灯回路14に点灯信号を出力し、図1の電源ラ
ンプ6を点灯させる(ステップS−3、S−4)。一
方、CPU24は、いずれか1以上の回路について異常
が検出された場合には、表示灯回路14に点滅信号を出
力し、図1の電源ランプ6を点滅させる(ステップS−
3、S−5)。
路について異常が検出された場合には、火災移報回路1
5に異常信号を出力することによって、火災監視盤等へ
の移報を行うと共に、有電圧移報回路16に異常信号を
出力することによって、0v出力によるガス監視盤等へ
の移報を行う(ステップS−6)。
れが検出された場合には、これらの移報を優先させる。
すなわち、CPU24は、火災検出回路11から出力さ
れる信号の電圧を、ROM21に記憶された電圧の閾値
と比較することによって、火災発生を監視している。ま
た、CPU24は、ガス検出回路12から出力される信
号の電圧を、ROM21に記憶された電圧の閾値と比較
することによって、炭化水素ガス漏れやCOガス発生を
監視している。そして、火災発生、炭化水素ガス漏れ、
あるいは、COガス発生があったと判断した場合には、
その内容に応じて、火災移報回路15に火災信号を出力
することによって火災監視盤等への移報を行うと共に、
有電圧移報回路16にCO検出信号または信号を出力す
ることによって、12v出力または18v出力による移
報を行う。これによって、最も緊急度の高い火災発生、
ガス漏れ、あるいは、COガス検出時に、迅速な移報を
行うことができる。
状態を告知するための告知タイミングが到来したか否か
を監視する(ステップS−7)。この告知タイミングが
到来したか否かの判断の具体的内容については後述す
る。そして、この告知タイミングが到来した場合には、
警報器1の状態を告知するための制御を行う。具体的に
は、RAM22に記憶されている判断結果情報を呼び出
し(ステップS−8)、この判断結果情報に応じた音声
メッセージの音声データをROM21から呼び出して音
声警報回路13に出力する。これにより、音声メッセー
ジがスピーカ5から出力される(ステップS−9)。
である。例えば、判断結果情報が、異常がない旨を示し
ている場合には、「警報器1は正常に作動していま
す。」のような音声メッセージを出力することができ
る。このように、警報器1が正常な場合にも告知を行う
ことにより、警報器1の正常性についてユーザに安心感
を与えることができる。また、例えば、判断結果情報
が、異常がある旨を示している場合には、この判断結果
情報に含まれる異常項目に対応する音声データをROM
21から呼び出して、「火災警報が故障しました。○×
保守会社にご連絡ください。」のような音声メッセージ
を出力することができる。このように、警報器1が異常
な場合に告知を行うことにより、警報器1の異常状態を
ユーザに報知することができる。これにて、機能告知シ
ステムに関する一連の処理が終了する。
る処理)ここで、上述のように音声メッセージの出力
は、あまり頻繁に行うと却ってユーザに不快感を与える
おそれ等がある。そこで、図3のフローチャートでは省
略しているが、本実施の形態においては、音声メッセー
ジの出力間隔を制御している。すなわち、CPU24
は、音声メッセージを出力する毎に、その日時を公知の
方法で取得して、RAM22に記憶する。
出力する前に、RAM22に記憶されている日時を呼び
出し、この日時をその時点の日時と比較することによっ
て、最後に音声メッセージを出力してからその時点まで
の経過間隔を算定する。そして、CPU24は、この経
過間隔が所定の最短告知間隔(例えば、1日〜1週間)
以上になるまで、音声メッセージの停止する。あるい
は、CPUの内部タイマ等の計時手段を用いて最短告知
間隔の経過を監視し、この最短告知間隔が経過する迄
は、音声メッセージを出力しないようにしてもよい。
の説明では、各回路からの出力が閾値を超えている場合
には、各回路に異常があったものと判断して、音声メッ
セージを出力している。しかしながら、出力が閾値を超
えていなくても、出力の変動が異常である場合には、近
い将来に異常が発生する可能性が高い。このため、本実
施の形態においては、上記のように異常告知を行う前の
事前告知(プリアラーム)を行う。
力を所定間隔でRAM22に記憶する。そして、この出
力の変動パターンを、ROM21に記憶された異常変動
パターンと比較し、両者が一致する場合には、各回路か
らの出力が閾値を超えていない場合であっても、異常変
動パターンに合致した旨の判断結果情報をRAM22に
記憶する。そして、上述のように告知タイミングが到来
したと判断された場合には、プリアラーム用の音声メッ
セージの音声データをROM21から呼び出して、この
音声データを音声警報回路13に出力する。これによ
り、音声メッセージがスピーカ5から出力される。
である。例えば、「温度が上がっています。火元を確認
してください。」のような音声メッセージを出力するこ
とができる。このように、プリアラームを行うことによ
り、異常が生じる前に、ユーザに報知することができ
る。
断に関する処理)次に、告知タイミングが到来したか否
かを判断するための具体的処理について説明する。この
判断を行うためには、いくつかの処理パターンが考えら
れるため、以下、各処理パターンについて順次説明す
る。
断に関する処理−処理パターン1)まず、処理パターン
1について説明する。この処理パターン1は、温度に基
づいて、告知タイミングが到来したか否かを判断する処
理である。具体的には、CPU24は、当該警報器1の
周囲の温度を所定間隔で監視する。この温度は、新規に
設けた温度センサから取得してもよいが、火災検出部3
がサーミスタ式である場合には、火災検出回路11から
の信号の電圧に基づいて取得することができる。次い
で、CPU24は、上記温度の上昇率を、ROM21に
記憶されている所定の閾値と比較する。そして、この温
度の上昇率が、閾値を超えた場合には、ユーザが暖房を
開始したり、ユーザが厨房で調理を始めた可能性が高
く、ユーザが警報器1の近傍に居る可能性が高いものと
判断して、告知タイミングが到来したものと判断するこ
とができる。
イミングを判断する場合には、季節や冷暖房の有無によ
る温度変化パターンの違いを考慮することが好ましい。
具体的には、冬季であって暖房が使用される場合には、
1日の最低温度と最高温度との差が大きいため、上述の
ように温度の上昇率に基づく判断を比較的高精度で行う
ことができる。一方、夏季であって暖房が使用されない
場合には、1日の最低温度と最高温度との差が小さいた
め、温度の上昇率に基づく判断で高精度で行うことが困
難になる場合も考えられる。
し、この時期に応じて、告知タイミングの判断方法を変
えることもできる。具体的には、1日の最低温度が低い
(例えば、15℃以下)であれば冬季であって暖房が使
用される時期であると判断し、1日の最低温度が高い
(例えば、18〜20℃以上)であれば夏季であって暖
房が使用されない時期であると判断する。そして、夏季
であって暖房が使用されない時期の場合、CPU24
は、上記温度を長期に取得することによって、1日の最
低温度を判断する。そして、最低温度が取得された時間
(例えば、4:00頃)から所定時間(例えば、4時
間)が経過した時点で、ユーザが起床していて当該警報
器1の近傍に居る可能性が高いと判断して、告知タイミ
ングが到来したものと判断してもよい。
ない日もあるため、複数の日の温度を取得すると共に、
これら温度に基づいて最低温度の算定や見直しを学習的
に行うことにより、上記判断精度を向上させることが好
ましい。また、必ずしも1つの判断のみでなく、複数の
判断を組み合わせて最終的な判断を行うことも可能であ
る。例えば、温度の上昇率が閾値を超えた場合であり、
かつ、最低温度が取得された時間から所定時間が経過し
た時点で、告知タイミングが到来したものと判断しても
よい。
断に関する処理−処理パターン2)次に、処理パターン
2について説明する。この処理パターン2は、煙濃度に
基づいて、告知タイミングが到来したか否かを判断する
処理である。具体的には、CPU24は、当該警報器1
の周囲の煙濃度を所定間隔で監視する。この温度は、新
規に設けた煙センサから取得してもよいが、火災検出部
3が散乱光式である場合には、火災検出回路11からの
信号の電圧に基づいて取得することができる。次いで、
CPU24は、上記煙濃度の上昇率を、ROM21に記
憶されている所定の閾値と比較する。そして、この煙濃
度の上昇率が、閾値を超えた場合には、ユーザが厨房で
調理を始めた可能性が高く、ユーザが警報器1の近傍に
居る可能性が高いものと判断して、告知タイミングが到
来したものと判断することができる。
断に関する処理−処理パターン3)次に、処理パターン
3について説明する。この処理パターン3は、ガス濃度
に基づいて、告知タイミングが到来したか否かを判断す
る処理である。具体的には、CPU24は、当該警報器
1の周囲の炭化水素ガス濃度やCOガス濃度を所定間隔
で監視する。この温度は、新規に設けたガスセンサから
取得してもよいが、ガス検出回路12からの信号の電圧
に基づいて取得することができる。
濃度やCOガス濃度の上昇率を、ROM21に記憶され
ている所定の閾値と比較する。ここで、炭化水素ガス濃
度が閾値を超えた場合には、ユーザが厨房でガスを使用
している可能性が高く、あるいは、COガス濃度の上昇
率が閾値を超えた場合には、ユーザが厨房で使用したア
ルコールがCOガスとして検出された可能性が高い。し
たがって、これらの場合には、ユーザが厨房で調理を始
めた可能性等が高く、ユーザが警報器1の近傍に居る可
能性が高いものと判断して、告知タイミングが到来した
ものと判断することができる。
断に関する処理−処理パターン4)次に、処理パターン
4について説明する。この処理パターン4は、光、赤外
線、あるいは、音に基づいて、告知タイミングが到来し
たか否かを判断する処理である。まず、光に基づいて判
断を行う場合について説明すると、警報器1に受光素子
等を設け、この受光素子の受光量を、ROM21に記憶
された所定の閾値と比較することによって、警報器1の
周囲が、昼間状態、夜間における点灯状態、夜間におけ
る消灯状態のいずれであるのかを判断する。そして、昼
間状態や夜間における点灯状態にはユーザが警報器1の
近傍に居る可能性が高いため、告知タイミングが到来し
たものと判断することができる。
ついて説明すると、警報器1に赤外線センサ(人感セン
サ)を設け、この赤外線センサによって人等の存在が検
出された場合には、告知タイミングが到来したものと判
断することができる。
て説明すると、警報器1に音センサを設け、この音セン
サによる検出音量をROM21に記憶された所定の閾値
と比較して、検出音量が閾値を超えている場合には、ユ
ーザが警報器1の近傍に居る可能性が高いため、告知タ
イミングが到来したものと判断することができる。
上の匂いが検出された場合、振動センサによって所定量
以上の振動が検出された場合、あるいは、圧力センサに
よって所定量以上の圧力が検出された場合等に、告知タ
イミングが到来したものと判断することができる。
〜4による判断を、相互に組み合わせて最終的な判断を
行うこともできる。例えば、パターン1のように温度に
基づいて告知タイミングが到来したものと判断され、か
つ、パターン3のようにガス濃度に基づいて告知タイミ
ングが到来したものと判断された場合に、最終的に、告
知タイミングが到来したものと判断することができる。
て説明したが、本発明は、上述した実施の形態以外に
も、上記特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内
において種々の異なる実施の形態にて実施されてよいも
のである。例えば、上記の実施の形態においては、機能
告知に関する機構を警報器に設けた例を示したが、この
機能の一部または全部を、警報器の外部に設けることも
できる。例えば、複数の警報器を集中監視盤に電気的に
接続し、各警報器からの判断結果情報を集中監視盤に出
力して、この集中監視盤において告知タイミングを判断
して告知を行ってもよい。
が異常状態や正常状態にある場合の告知を音声メッセー
ジによって行うものとしたが、この告知の具体的な形態
は任意であり、例えば、単なるブザー音やランプ表示に
よって告知を行うこともできる。また、このような告知
機能は、警報器に設けたデイップスイッチ等の切替手段
によってON/OFF切替できるようにしてもよい。
ば、警報器の機能の状態が検出され、この状態に関する
情報が記憶され、告知タイミングが到来したことが検出
された際、機能の状態に関する情報が出力されるので、
ユーザが警報器の近傍に居る場合に告知を行うことがで
き、ユーザに確実に異常状態等を報知することができ
る。
れる物理量に基づいて、告知タイミングが到来したこと
が検出されるので、個別の検出機構を設けることなく告
知タイミングの到来を判断することができ、警報器を簡
易かつ安価に構成することができる。
常状態にあることが検出され、正常状態である旨のメッ
セージが告知されるので、正常状態にある場合について
も告知を行うことができ、警報器の設置や点検等が行わ
れてから長時間が経過しているような場合においても、
警報器が正常であることについてユーザに安心感を与え
ることができる。
とが予測される予備状態が検出され、予備状態である旨
のメッセージが告知されるので、異常が生じそうな場合
にはその旨を事前に告知することができ、異常原因を早
期に取り除く等、異常の予防を促すことができる。
の間隔で告知が行われるので、最短告知間隔を適切に設
定することにより、ユーザに煩わしさを与えない程度の
間隔で告知を行うことができる。
図である。
トである。
Claims (5)
- 【請求項1】 所定の物理量を検出して警報を発する警
報器の機能に関する告知を行うための、警報器の機能告
知システムであって、 上記警報器の機能の状態を検出するための機能検出手段
と、 上記機能検出手段によって検出された上記機能の状態に
関する情報を記憶する記憶手段と、 上記機能の状態を告知するための告知タイミングが到来
したことを検出するタイミング検出手段と、 上記タイミング検出手段によって上記告知タイミングが
到来したことが検出された際、上記記憶手段によって記
憶された情報に基づいて、上記機能の状態に関する情報
を出力する告知手段と、 を備えることを特徴とする警報器の機能告知システム。 - 【請求項2】 上記タイミング検出手段は、当該警報器
にて検出される上記所定の物理量に基づいて、上記告知
タイミングが到来したことを検出すること、 を特徴とする請求項1に記載の警報器の機能告知システ
ム。 - 【請求項3】 上記機能検出手段は、上記警報器の機能
が所定の正常状態にあることを検出し、 上記告知手段は、上記記憶手段によって記憶された情報
が上記正常状態に関する情報である場合には、当該正常
状態である旨の所定のメッセージを告知すること、 を特徴とする請求項1または2に記載の警報器の機能告
知システム。 - 【請求項4】 上記機能検出手段は、所定の異常状態に
至る前の状態であって当該異常状態に至ることが予測さ
れる所定の予備状態を検出し、 上記告知手段は、上記記憶手段によって記憶された情報
が上記予備状態に関する情報である場合には、当該予備
状態である旨の所定のメッセージを告知すること、 を特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の警報
器の機能告知システム。 - 【請求項5】 上記告知手段は、上記警報器の機能の状
態に関する情報を、所定の最短告知間隔以上の間隔で告
知すること、 を特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の警報
器の機能告知システム。
Priority Applications (1)
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