JP2002169872A - 折衝支援システム及び方法並びに折衝支援用プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

折衝支援システム及び方法並びに折衝支援用プログラムを記録した記録媒体

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JP2002169872A
JP2002169872A JP2000369212A JP2000369212A JP2002169872A JP 2002169872 A JP2002169872 A JP 2002169872A JP 2000369212 A JP2000369212 A JP 2000369212A JP 2000369212 A JP2000369212 A JP 2000369212A JP 2002169872 A JP2002169872 A JP 2002169872A
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Akira Umebachi
晃 梅鉢
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Asahi Bank Ltd
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Asahi Bank Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 住宅購入等の不動産関連取引において、実際
に関係する金融機関なども含めた各当事者間において、
成約までの折衝を一元化により効率化する。 【解決手段】 折衝事項入力部61は、取引に関する一
連の折衝事項の入力を各当事者から受け付け、入力され
た折衝事項は案件別に折衝事項データベース63へ格納
される。また、事項提示部62は、折衝事項データベー
ス63から読み出した折衝事項を、開示範囲データベー
ス64から読み出した開示範囲データにしたがって、そ
の取引に関係する各当事者のうち予め決められた特定の
当事者のみに提示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不動産に関連する
取引に関する折衝をコンピュータネットワークを用いて
支援する折衝支援の技術の改良に関するもので、特に、
住宅購入等の不動産関連取引において、実際に関係する
金融機関なども含めた各当事者間において、成約までの
折衝を一元化により効率化するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタルネットワークの発達に伴
い、不動産物件検索や不動産仲介事業者(以下「不動産
業者」とも呼ぶ)等の関連事業者とのやり取りをインタ
ーネット上のウェブサイトで顧客に提供する技術が普及
しつつある。特に、訪問や資料送付等の売込みを敬遠す
る顧客に対し、匿名で質問などのやり取りを可能とする
例もある。
【0003】その一例として、http://www.isize.com/h
ouse/JJ/sup_service/index.html(ダウンロード日20
00年11月30日、以下同じ)では、顧客が、不動産
に関する自分の希望条件や質問など任意の内容をコメン
トとして入稿すると、複数の不動産業者へ匿名でそのコ
メントが配信され、各不動産業者からの返信が自分の最
初に書いたコメントと関連付けて、個々の顧客用ウェブ
ページ(マイページと呼ぶ)に自動的に記載される。
【0004】このように匿名性をもって不動産分野に限
らず不明点確認等のやりとりを可能とする他のウェブサ
イトとして、http://www.askme.com/、http://www.okwe
b.ne.jp/、http://www.expertcentral.com/、http://abo
ut.com/などが知られている。
【0005】また、他の例として、http://homewith.ne
t/では、不動産の希望条件を入力して検索を実行する
と、その物件について特定して顧客のコメントを入力す
ることができる。すなわち、検索条件設定が地域と金額
だけの検索では、その検索された物件が本当に自分の希
望のものかは、より詳細に情報を得ないとわからないこ
とからこのような連動により、円滑な折衝支援を図って
いるものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来技術では、不動産取引に関係する各関係当事
者間のやり取りを漏れなく円滑に行うことは困難であっ
た。例えば、従来では、ウェブページ上に顧客のために
用意されるコメント記入欄はたんなる空欄であり、顧客
は、何について書けばよいか、どのような手順で相談す
るのかがわからないため最初のコメントが書きづらかっ
た。このため、やり取りが円滑に開始されにくく、各関
係当事者にとって取引機会の喪失が多いという問題があ
った。
【0007】また、実際の不動産取引に関係する関係当
事者は、買主と不動産仲介事業者だけではなく、実際に
は売主、銀行などローンを扱う金融機関、保険会社など
他の種類の事業者も関係当事者となる。これに対し、不
動産取引に関する上記のような従来技術においては、や
り取りの相手の業種は不動産業者に限られていた。
【0008】そして、不動産業者としては、物件の希望
はわかっても実際買うことのできる資力があるかどう
か、あるいは住宅ローンが認可されるかどうかなども知
りたいものであり、従来技術ではこのような要望を満足
することは不可能であった。
【0009】また、買主となる顧客としても、どういう
物件なのかは不動産業者へ訊ね、その物件が買えるもの
なのかどうかは銀行に打診するなど、銀行と不動産業者
へわざわざ別ルートから交渉しなくてはならず、同じよ
うな申し込み書を何度も書き直す手間もわずらわしいな
ど、煩雑であった。
【0010】また、銀行などの金融機関としても業務効
率化などのため、そのローン申し込みがひやかしでない
かどうかなどの状況を具体的に知る必要があり、また、
具体的な対象物件を特定しないと担保価値調査も困難で
あるが、従来ではこれらの情報の入手は困難であり、ロ
ーン申込に対する受諾の迅速化も困難であった。
【0011】本発明は、上記のような従来技術の問題点
を解決するために提案されたもので、その目的は、住宅
購入等の不動産関連取引において、実際に関係する金融
機関なども含めた各当事者間において、成約までの折衝
を一元化により効率化する折衝支援の技術すなわち折衝
支援システム及び方法並びに折衝支援用プログラムを記
録した記録媒体を提供するものである。また、本発明の
他の目的は、複数の折衝事項を事項間の連携に基づいた
順序で進捗させることにより、折衝の開始と進行を円滑
にし、取引機会を増大させる折衝支援の技術を提供する
ことである。
【0012】また、本発明の他の目的は、折衝事項を特
定当事者以外から秘匿することにより、プライバシーや
営業上のノウハウや秘密を保護しながら、本音に基づい
た突っ込んだ折衝を可能とする折衝支援の技術を提供す
ることである。また、本発明の他の目的は、不動産物件
や修築サービスなどの取引対象について、提供者により
登録されたなかから、需要者の指定する条件に合致する
ものを専用ウェブページや電子メール等で需要者に通知
することにより、各当事者が好ましい取引相手を見つけ
易くする折衝支援の技術を提供することである。
【0013】また、本発明の他の目的は、マンションや
戸建て等の不動産売買における成約を容易にし、不動産
資産の流動化と活用も図る折衝支援の技術を提供するこ
とである。また、本発明の他の目的は、新築やリフォー
ムなどの工事の成約を容易にし、不動産資産の活用と維
持、付加価値向上を図る折衝支援の技術を提供すること
である。また、本発明の他の目的は、住居に関連するサ
ービス、付帯設備や物品の調達に関する成約を容易に
し、需要者にとっても、安全で快適な生活を迅速に実現
する折衝支援の技術を提供することである。
【0014】また、本発明の他の目的は、火災保険など
を扱う損害保険会社、団体信用生命保険などを扱う生命
保険会社といった保険事業者との折衝も効率化する折衝
支援の技術を提供することである。また、本発明の他の
目的は、成約など折衝の進捗に応じ、買い物等に充当可
能なポイントを与えることにより、取引を効果的に促進
するだけでなく、顧客の確実な囲い込みも容易にする折
衝支援の技術を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1の発明は、不動産に関連する取引に関する
折衝をコンピュータネットワークを用いて支援する折衝
支援システムにおいて、少なくとも、取引対象の提供者
と、需要者と、資金の融資に係る金融事業者と、をそれ
ぞれ当事者とし、前記取引に関する一連の折衝事項の入
力を各当事者から受け付ける手段と、入力された折衝事
項をその取引に関係する各当事者へ提示する手段と、を
折衝手段として備えたことを特徴とする。
【0016】請求項10の発明は、請求項1の発明を方
法という見方から捉えたもので、不動産に関連する取引
に関する折衝をコンピュータネットワークを用いて支援
する折衝支援方法において、少なくとも、取引対象の提
供者と、需要者と、資金の融資に係る金融事業者と、を
それぞれ当事者とし、前記取引に関する一連の折衝事項
の入力を各当事者から受け付けるステップと、入力され
た折衝事項をその取引に関係する各当事者へ提示するス
テップと、を折衝ステップとして含むことを特徴とす
る。
【0017】請求項17の発明は、請求項1,10の発
明を、コンピュータのプログラムを記録した記録媒体と
いう見方から捉えたもので、コンピュータを制御するこ
とにより、不動産に関連する取引に関する折衝をコンピ
ュータネットワークを用いて支援する折衝支援用プログ
ラムを記録した記録媒体において、そのプログラムは前
記コンピュータに、少なくとも、取引対象の提供者と、
需要者と、資金の融資に係る金融事業者と、をそれぞれ
当事者とさせ、前記取引に関する一連の折衝事項の入力
を各当事者から受け付けさせ、入力された折衝事項をそ
の取引に関係する各当事者へ提示させることを特徴とす
る。
【0018】これらの態様では、住宅購入等の取引にお
いて、実際に関係する金融機関なども含めた各当事者間
において、成約までの折衝が一元化により効率化され
る。すなわち、需要者は不動産仲介事業者だけでなく売
主、金融事業者、保険会社などを相手とする情報伝達や
折衝を一括して容易に処理できる。また、不動産仲介事
業者は、買主の購入資力や融資の可否を知ることができ
業務が効率化される。また、銀行などの金融機関も、ロ
ーン申込がひやかしでないかどうかを不動産業者とのや
り取りから判断したり、具体的物件の特定によりローン
申込に対し担保価値調査による受諾を迅速化するなどの
業務効率化が可能となる。
【0019】請求項2の発明は、不動産に関連する取引
に関する折衝をコンピュータネットワークを用いて支援
する折衝支援システムにおいて、少なくとも、取引対象
の提供者と、需要者と、資金の融資に係る金融事業者
と、をそれぞれ当事者とし、前記取引対象に関連し各当
事者間で処理すべき複数の折衝事項について、折衝事項
間の連携に基づいて、該当する当事者間での伝達を行う
折衝手段を備えたことを特徴とする。
【0020】請求項11の発明は、請求項2の発明を方
法という見方から捉えたもので、不動産に関連する取引
に関する折衝をコンピュータネットワークを用いて支援
する折衝支援方法において、少なくとも、取引対象の提
供者と、需要者と、資金の融資に係る金融事業者と、を
それぞれ当事者とし、前記取引対象に関連し各当事者間
で処理すべき複数の折衝事項について、折衝事項間の連
携に基づいて、該当する当事者間での伝達を行う折衝ス
テップを含むことを特徴とする。
【0021】請求項18の発明は、請求項2,11の発
明を、コンピュータのプログラムを記録した記録媒体と
いう見方から捉えたもので、コンピュータを制御するこ
とにより、不動産に関連する取引に関する折衝をコンピ
ュータネットワークを用いて支援する折衝支援用プログ
ラムを記録した記録媒体において、そのプログラムは前
記コンピュータに、少なくとも、取引対象の提供者と、
需要者と、資金の融資に係る金融事業者と、をそれぞれ
当事者とさせ、前記取引対象に関連し各当事者間で処理
すべき複数の折衝事項について、折衝事項間の連携に基
づいて、該当する当事者間での伝達を行わせることを特
徴とする。
【0022】これらの態様では、複数の折衝事項が事項
間の連携に基づいた順序で進捗するので、進捗段階に応
じた入力欄を用意するなど、折衝の開始と進行が円滑に
なり、取引機会が増大する。
【0023】請求項3の発明は、請求項1又は2記載の
折衝支援システムにおいて、前記折衝手段は、前記折衝
事項を、予め決められた特定の当事者のみに開示するよ
うに構成されたことを特徴とする。
【0024】請求項12の発明は、請求項3の発明を方
法という見方から捉えたもので、請求項10又は11記
載の折衝支援方法において、前記折衝ステップは、前記
折衝事項を、予め決められた特定の当事者のみに開示す
ることを特徴とする。
【0025】これらの態様では、折衝事項が特定当事者
以外からは秘匿されるので、プライバシーや営業上のノ
ウハウや秘密を保護しながら、本音に基づいた突っ込ん
だ折衝が可能となり、成約率が増大する。
【0026】請求項4の発明は、請求項1から3のいず
れか1つに記載の折衝支援システムにおいて、前記取引
対象の候補を前記提供者が登録する手段と、需要者ごと
の条件に従って前記取引対象に関する情報を各需要者へ
提供する手段と、を備えたことを特徴とする。
【0027】請求項13の発明は、請求項4の発明を方
法という見方から捉えたもので、請求項10から12の
いずれか1つに記載の折衝支援方法において、前記取引
対象の候補を前記提供者が登録するステップと、需要者
ごとの条件に従って前記取引対象に関する情報を各需要
者へ提供するステップと、を含むことを特徴とする。
【0028】これらの態様では、不動産物件や修築サー
ビスなどの取引対象について、見合いのようなマッチン
グ(付け合せ)サービスが提供される。すなわち、提供
者により登録されたなかから、需要者の指定する条件に
合致するものが専用ウェブページや電子メール等で需要
者に通知されるので、各当事者が好ましい取引相手を見
つけ易くなり取引機会が増大する。
【0029】請求項5の発明は、請求項1から4のいず
れか1つに記載の折衝支援システムにおいて、前記各当
事者は、不動産物件の売主と、不動産仲介事業者と、買
主と、購入代金の融資に係る金融機関と、を含むことを
特徴とする。
【0030】請求項14の発明は、請求項5の発明を方
法という見方から捉えたもので、請求項10から13の
いずれか1つに記載の折衝支援方法において、前記各当
事者は、不動産物件の売主と、不動産仲介事業者と、買
主と、購入代金の融資に係る金融機関と、を含むことを
特徴とする。
【0031】これらの態様では、マンションや戸建て等
の不動産売買における成約が容易になり、不動産資産の
流動化と活用も図られる。
【0032】請求項6の発明は、請求項1から5のいず
れか1つに記載の折衝支援システムにおいて、前記各当
事者は、不動産に関する工事業者と、工事発注者と、工
事代金の融資に係る金融機関と、を含むことを特徴とす
る。
【0033】請求項15の発明は、請求項6の発明を方
法という見方から捉えたもので、請求項10から14の
いずれか1つに記載の折衝支援方法において、前記各当
事者は、不動産に関する工事業者と、工事発注者と、工
事代金の融資に係る金融機関と、を含むことを特徴とす
る。
【0034】これらの態様では、新築やリフォームなど
の工事の成約が容易になり、不動産資産の活用と維持、
付加価値向上が図られる。なお、工事には、新築やリフ
ォームの他、増改築、補修、メンテナンス工事などあら
ゆる態様の工事が含まれる。
【0035】請求項7の発明は、請求項1から6のいず
れか1つに記載の折衝支援システムにおいて、前記提供
者は、不動産に関連するサービス、付帯設備又は物品の
うち少なくともいずれかを提供する提供者を含むことを
特徴とする。
【0036】請求項16の発明は、請求項7の発明を方
法という見方から捉えたもので、請求項10から15の
いずれか1つに記載の折衝支援方法において、前記提供
者は、不動産に関連するサービス、付帯設備又は物品の
うち少なくともいずれかを提供する提供者を含むことを
特徴とする。
【0037】これらの態様では、住居に関連するサービ
ス、付帯設備や物品の調達に関する成約が容易になり、
需要者にとっても、安全で快適な生活が迅速に実現され
る。なお、サービスには、ホームセキュリティ、引越、
行政等の各種手続の他、ハウスクリーニング、害虫駆除
などあらゆるサービスが含まれる。また、付帯設備には
インテリア(内装)、エクステリア(外構)などあらゆ
る付帯設備が含まれる。また、物品には家具、家電製
品、自動車の他、美術品などあらゆる物品が含まれる。
【0038】請求項8の発明は、請求項1から7のいず
れか1つに記載の折衝支援システムにおいて、前記各当
事者は、保険事業者を含むことを特徴とする。
【0039】この態様では、火災保険などを扱う損害保
険会社、団体信用生命保険などを扱う生命保険会社とい
った保険事業者との折衝も効率化されるので、各当事者
が安心して取引に望めるだけでなくローン応諾等の諸手
続も円滑化される。
【0040】請求項9の発明は、請求項1から8のいず
れか1つに記載の折衝支援システムにおいて、経済的価
値を備えた所定のポイントを、前記折衝の進捗状況に応
じて前記需要者へ与える手段を備えたことを特徴とす
る。
【0041】この態様では、成約など折衝の進捗に応
じ、買い物等に充当可能なポイントを与えることによ
り、取引が効果的に促進されるだけでなく、顧客の確実
な囲い込みも容易になる。
【0042】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態(以下
実施形態と呼ぶ)について、図を参照しながら具体的に
説明する。まず、本実施形態は、インターネット経由
で、不動産自体や住宅関連商品など不動産に関連する取
引に関する情報を、需要者(以下「顧客」や「ユーザ
ー」とも呼ぶ)を含む当事者に提供する折衝支援システ
ム(以下「本システム」と呼ぶ)である。また、本シス
テムは、顧客にマッチングする複数の住宅関連商品情報
を推奨するものでもあり、マッチング情報推奨システム
とも呼ぶ。また、本実施形態は、本システム上で実行さ
れる折衝支援方法に関するもので、折衝支援用プログラ
ムを記録した記録媒体として把握することもできる。
【0043】そして、本システムは、顧客と、仲介業者
及び住宅関連商品販売業者の互いに対して、以下の利点
を共有しながら、不動産物件、ローン、生損保、及び住
宅関連商品と、顧客と、をマッチング(お見合い)させ
る仕組みであり、本システムの運営者は、そのマッチン
グの際、顧客紹介料、物件(商品)紹介料を得る。
【0044】すなわち、顧客は、自分の趣味や事情に応
じたぴったりな物件、ローン、生損保や商品の推薦を受
け、また、これら物件に対しその後の成約までの交渉の
場が提供されるので交渉がスムーズになる。また、仲介
業者、銀行、生損保、物件販売者、及び住宅関連商品の
提供者は、顧客の希望にぴったりでかつローンが確実に
通る顧客が紹介されるため、成約率が高くなり販促費や
販促工数の低減が図れる。
【0045】〔1.構成〕 〔1−1.全体構成〕まず、本システム1は、図1の機
能ブロック図に示すように、表示部2、データ送受信部
3、データ入力部4、メール処理部5、掲示板処理部
6、FAX処理部7、顧客属性収集部100、複数住宅
関連商品選択部200、複数住宅関連商品推奨部30
0、複数住宅関連商品申込部400、不動産物件検索部
500及びデータベース8を備えている。
【0046】このうち表示部2は、CRTなどの表示装
置であり、本システム1の管理者がシステム管理などの
作業に用いる。また、データ送受信部3は、アクセスサ
ーバやルータなどのハードウェアと、TCP/IPプロ
トコル処理プログラムなどのソフトウェアにより、イン
ターネット接続処理を実現する手段である。また、デー
タ入力部4は、キーボード、マウス及びマイク等の入力
装置であり、本システム1の管理者がシステム管理など
の作業に用いる。また、メール処理部5は、掲示板処理
部6、顧客属性収集部100、複数住宅関連商品選択部
200、複数住宅関連商品推奨部300、複数住宅関連
商品申込部400等と連動して、自動的にメールの送受
信処理を行なう手段であり、例えば電子メール転送プロ
トコルSMTPなどを用いて実現される。
【0047】また、掲示板処理部6は、後述する構成を
備えることによって、本システムの利用者を識別して、
所定の掲示板の表示と入稿を制御し、各種住宅関連商品
の見積りや、見学日時場所、値段交渉、契約日時場所の
交渉等を行なう手段である。また、FAX処理部7は、
相手とのFAXデータを送受信したり、FAXデータの
自動処理を行なう手段であり、例えばFAXイメージ格
納用記憶領域やPBXを介した公衆接続回線を制御する
機能などを含む。また、データベース8は、顧客の属性
情報、住宅関連商品情報、不動産物件情報、パートナー
サイト情報、ポイント情報等を格納するデータベースで
ある。
【0048】また、顧客属性収集部100は、顧客の属
性情報を管理する手段であり、顧客の識別情報を管理す
るID情報部110、顧客の住宅関連商品に対する希望
情報を管理する希望情報部120、顧客のライフスタイ
ル情報を管理するライフスタイル情報部130、アンケ
ートの実施とその回答に応じた属性情報の更新を行なう
属性更新部101を備えている。
【0049】また、複数住宅関連商品選択部200は、
複数の住宅関連商品情報を選択する手段であり、金融商
品を選択する金融商品選択部210、その他の商品を選
択するその他商品選択部220、購入する商品総額から
の生活水準を判定する生活水準判定部230を備えてい
る。また、複数住宅関連商品推奨部300は、複数住宅
関連商品選択部200において選択された複数の住宅関
連商品を顧客に推奨する手段である。
【0050】また、複数住宅関連商品申込部400は、
複数住宅関連商品推奨部300で推奨された住宅関連商
品の中から、顧客が選択した複数の住宅関連商品を、そ
れぞれの提供者に同時に申し込む手段である。但し、こ
こでいう申し込みは、住宅関連商品が金融商品の場合に
は、例えば、ローン契約、生命保険契約、損害保険契約
するための審査の申込みとなる。
【0051】また、不動産物件検索500は、複数住宅
関連商品申込部400において申し込む顧客の属性と申
し込む住宅関連商品の総額に基づいて、不動産検索を行
なう手段である。なお、この不動産検索の際には、掲示
板処理部6において値段交渉した結果も反映される。
【0052】また、パートナーサイトは、各種住宅関連
商品を提供する者のサーバにおいて運営されるサイトで
あり、それぞれのサーバは、インターネットを介して本
システムに接続されている。これらのパートナーサイト
には、例えば、不動産業者サイト群20、ハウジングメ
ーカーサイト群30、生損保サイト群40、住宅関連企
業サイト群50、銀行サイト群60、ITサイト群70
などが含まれている。
【0053】このうち不動産業者サイト群20は、不動
産物件に関する情報の提供や、見学のナビゲート、価格
交渉の仲介、契約のフォローや立会いを行なう種々のサ
イトである。また、ハウジングメーカサイト群30は、
プレハブ、2×4、木造軸組み、鉄筋コンクリートビル
等の建設を行なう種々の企業のサイトであり、建築の見
積りや価格の交渉、契約の申込みとその返答の取り次ぎ
を行なうものである。
【0054】また、生損保サイト群40は、生命保険、
損害保険の申込みを受けて審査しその結果を返す種々の
サイトである。また、住宅関連企業サイト群50は、建
物部品、家具、インテリア、引越し、室内清掃、ガーデ
ニング、自動車、リフォーム、ホームセキュリティ、家
電、電気ガス水道工事、外構庭工事、住宅性能評価に関
する種々の企業のサイトであり、これらの購入申込みの
受付を行なう。
【0055】より具体的には、建物部品のサイトには、
例えば、システムバス、システムキッチン、フローリン
グ、上がり框、欄間、瓦、サイディング、へーベル、飾
り手すり、壁面ボード等の部材販売企業のサイトが含ま
れる。また、ガーデニングのサイトには、例えば、植
木、庭石、外構、門扉、フェンス、レンガ等の施工販売
企業のサイトが含まれる。
【0056】また、リフォームのサイトには、例えば、
キッチン、バス、間取り替え、壁紙張り替え、畳、フロ
ーリング張替え、ふすま張り替え、外壁塗り、瓦取替え
の施工販売企業のサイトが含まれる。また、住宅性能評
価のサイトには、例えば、住宅の耐震性、対火性等を評
価してレーティングするサイトが含まれる。この住宅性
能評価が良い場合には、住宅ローンの利息が低減され
る。
【0057】また、銀行サイト60は、住宅ローンの相
談、申込みを受け審査してその結果を返す種々の銀行の
サイトである。また、ITサイト70は、レストラン、
医者、学校などの評価情報とかの地域情報サイトからそ
の情報を得る種々のサイトであり、役所への引越しの届
け出、地域の洪水などの災害情報の取得などを行なうも
のである。さらに、本システム1及び各種パートナーサ
イトは、インターネットを介して、一般ユーザが利用す
る顧客端末群80に接続されている。
【0058】〔1−2.掲示板処理部6の構成〕上記の
各構成部分のうち、掲示板処理部6は、少なくとも、取
引対象の提供者と、需要者と、資金の融資に係る金融事
業者と、をそれぞれ当事者とし、前記取引対象に関連し
各当事者間で処理すべき複数の折衝事項について、折衝
事項間の連携に基づいて、該当する当事者間での伝達を
行う折衝手段である。
【0059】ここで、提供者は具体的には、不動産物件
の売主と、不動産仲介事業者と、不動産に関する工事業
者と、不動産に関連するサービス、付帯設備又は物品の
うち少なくともいずれかを提供する提供者である。ま
た、このうち工事業者は、さらに具体的には、住宅の建
築を請け負うハウジングメーカと、住宅のリフォームを
請け負う工務店である。
【0060】また、住宅購入の場合、需要者は買主であ
り、金融事業者は購入代金の融資に係る金融機関であ
る。また、住宅の建築やリフォームの場合、需要者は工
事発注者であり、金融事業者は工事代金の融資に係る金
融機関である。また、各当事者には、保険事業者も含ま
れる。
【0061】そして、掲示板処理部6は、図2の機能ブ
ロック図に示す次の各部分を備えている。すなわち、ま
ず、折衝事項入力部61は、前記取引に関する一連の折
衝事項の入力を各当事者から受け付ける手段である。ま
た、折衝事項提示部62は、入力された折衝事項をその
取引に関係する各当事者へ提示する手段であり、各折衝
事項を、予め決められた特定の当事者のみに開示するよ
うに構成されている。
【0062】また、折衝事項データベース63は、当事
者から文字列などのデータとして入力された折衝事項を
案件別に格納するデータベースであり、開示範囲データ
ベース64は、どの折衝事項をどの特定の当事者又はど
の範囲の当事者に開示するかのデータ(開示範囲データ
と呼ぶ)を格納するデータベースである。
【0063】また、登録部65は、取引対象の候補を提
供者が登録する手段である。また、提供部66は、登録
された取引対象に関する情報を需要者ごとの条件に従っ
て各需要者へ提供する手段である。また、ポイント処理
部67は、経済的価値を備えた所定のポイントを、折衝
の進捗状況に応じて需要者へ与える手段である。
【0064】すなわち、掲示板処理部6は、売主、不動
産業者、買主、金融機関、ハウジングメーカ、建築主、
工務店、リフォーム主、住宅関連業者がそれぞれ、自分
と関連のある者同士が不動産売買、或いは住宅購入の成
約に向けて必要な交渉をシステム1のもつ各種マッチン
グ機能を用いながら行なうものである。
【0065】そして、この掲示板処理部6により提供さ
れる電子掲示板の最大の特徴は、その成約に関連のある
全てのプレーヤーが書き込んだ内容を互いに確認できる
という点であり、例えば、買主の希望する不動産取引
は、不動産仲介業者としては、ローンがおりない無理な
契約であるかどうかを金融機関とその買主との交渉状況
を見て判断することができる。
【0066】〔2.作用〕以上のように構成された本実
施形態は次のように作用する。
【0067】〔2−1.作用の概略〕概略的には、本実
施形態では、図1に示した各部分が図2に例示するよう
に処理を繰り返すことにより、不動産に関連する取引に
関する情報を、需要者を含む各当事者へ提供する。
【0068】特に、本実施形態では、掲示板処理部6の
作用により、住宅購入等の取引において、実際に関係す
る金融機関なども含めた各当事者間において、成約まで
の折衝が一元化により効率化される。具体的には、折衝
事項入力部61は、取引に関する一連の折衝事項の入力
を各当事者から受け付け、入力された折衝事項は案件別
に折衝事項データベース63へ格納される。
【0069】また、事項提示部62は、折衝事項データ
ベース63から読み出した折衝事項を、開示範囲データ
ベース64から読み出した開示範囲データにしたがっ
て、その取引に関係する各当事者のうち予め決められた
特定の当事者のみに提示する。
【0070】また、提供者は、取引対象の候補を登録部
65から登録することができ、提供部66は、登録され
た取引対象に関する情報を、検索条件など需要者ごとの
条件に従って各需要者へ提供する。また、ポイント処理
部67は、経済的価値を備えた所定のポイントを、成約
など折衝の進捗状況に応じて需要者へ与える。
【0071】なお、本実施形態における以上のような折
衝及び情報の登録と提供は、本システム1において掲示
板処理部6だけでなく上に説明したような他の部分との
協働作用により実現され、また、ウェブサイト上の電子
掲示板において、より具体的に細分化された各種の登録
や通知の機能、各当事者専用のウェブページ(マイペー
ジや「〇〇交渉サイト」などと表す)によって実現され
る。
【0072】このため、住宅の購入(図4)、建築(図
5)、リフォーム(図6)及び住宅に関連する各種サー
ビスや商品の購入(図7)を例にとり、本実施形態の作
用を以下により具体的に説明する。
【0073】〔2−2.住宅物件購入の場合〕住宅物件
購入の場合、図4の処理フロー図に示すように、まず、
物件売却依頼(ステップ601)として、売主がシステ
ム1へ次に例示するような所定のデータを入稿する。 売主のID(住所、氏名、年齢、職業、性別、勤務先) 物件情報(所在地、沿線、最寄駅、徒歩バス分、価格、
土地面積他私道、建物面積と土地面積、間取り、構造、
築年数、車庫、引渡し時期、取引形態、問合せ先、接面
道路幅と道路側の向き、間口、権利形態、私道、用途地
域、建蔽率と容積率等)
【0074】すると、これらのデータはデータベース8
へ物件情報として記録されて、所定のルールで選択され
た会員の不動産仲介業者がみることができる掲示板のマ
イページへ、上記のデータと、更に、査定依頼の文言と
下記の内容が自動的に記載されて表示される。ここで、
売主からは、よろしくの挨拶文などのフリーコメントを
記載することができる。
【0075】物件査定依頼が届いたことが電子メールで
通知されると、その不動産仲介業者は、必要に応じて物
件査定する(ステップ602)。また、物件登録機能6
04により、不動産仲介業者が例えば1クリックなど所
定の操作を行うと、物件登録機能604により、自分の
システム1のデータベース8へ物件情報として物件登録
される。その際、当該選択された不動産仲介業者とその
物件は紐付け(対応付け)される。
【0076】また、一方サイトを訪れた買主は、掲示板
処理部6の提供部66により実現される物件検索機能6
06により、物件情報収集(ステップ607)として、
検索条件(地域、広さ、間取り、価格など)を入力する
ことでデータベース8より物件情報を検索する。
【0077】そこでもし買主は、気に入った物件が見つ
からなくても、掲示板における「お見合いサイト申し込
み」処理(ステップ610)として、自分の希望物件情
報、例えば、所在地、沿線、最寄駅、徒歩バス分、価
格、土地面積他私道、建物面積と土地面積、間取り、構
造、築年数、車庫、引渡し時期、取引形態、問合せ先、
接面道路幅と道路側の向き、間口、権利形態、私道、用
途地域、建ぺい率と容積率等などを登録しておくことが
できる。
【0078】このように登録された希望物件情報は、シ
ステム1のデータベース8に顧客データベースの物件ニ
ーズ情報として記憶される。さらに、この「お見合いサ
イト申込み」処理(ステップ610)に続いて、システ
ム1及び掲示板において、金融相談機能612を用い
て、金融機関サイトから提供されている利率情報、生損
保の利率情報、及び、掲示板処理部6により実現される
ローンシミュレーション機能613、保険シミュレーシ
ョン機能614を使用しながら、購入可能額が検証され
て提示される(ステップ611)。そして、その購入可
能額はシステム1のデータベース8へ個人の属性情報と
して記録される。
【0079】これらの物件ニーズ情報と個人の属性情報
が揃ったところで、システム1のお見合い情報通知機能
609により、物件ニーズ情報と、個人属性情報とがデ
ータベース8より読み出されて、全ての不動産仲介業者
のマイページへお見合い情報連絡(ステップ608)と
して匿名可で表示される。
【0080】この場合、マイページでは、地域毎にこの
ような物件情報の希望であるお見合い情報がリスト表示
されている。そのお見合い情報とは、物件情報すなわち
所在地、沿線、最寄駅、徒歩バス分、価格、土地面積他
私道、建物面積と土地面積、間取り、構造、築年数、車
庫、引渡し時期、取引形態、問合せ先、接面道路幅と道
路側の向き、間口、権利形態、私道、用途地域、建ぺい
率と容積率等などであり、リスト表示されるのは、その
一部である。リストは、希望価格の高い順に掲載され
る。
【0081】不動産仲介業者は、システム1の掲示板処
理部6により実現される物件抽出機能による検索を使っ
て買主の希望物件情報に近いものを探す。この処理を物
件抽出と呼ぶ(ステップ615)。この場合、物件登録
機能604で既に登録してあった売り物件情報、もしく
は新たに登録した売り物件情報からシステム1が売り物
件を抽出し、その物件を登録する(ステップ616)。
【0082】ステップ616による物件登録は、システ
ム1の「お見合い物件」登録機能617を用いたもので
あり、この登録がされると、買主のマイページである個
人会員専用物件交渉サイト618へ表示されるととも
に、新着物件連絡機能による新着物件連絡(ステップ6
19)が行われ、買主は電子メールにより、また買主の
希望によってはiモードなどのインターネット接続機能
付携帯電話によって、即座に自分にあった売り物件が出
たことがわかる。そして、新着物件確認(ステップ62
0)も掲示板のマイページで可能である。
【0083】新着物件確認(ステップ620)で新着物
件を確認した買主は、その物件を気に入れば、現地案内
依頼(ステップ623)を個人会員専用物件交渉サイト
622へ出すことにより、現地案内連絡(ステップ62
1)を不動産業者へ送ることができる。それと同時に、
ローンの仮審査依頼(ステップ624)を金融機関の住
宅ローンセンタ宛に発信すると、この情報は個人会員専
用ローン交渉サイト625に出力され、金融機関の掲示
板で626ローン仮審査連絡(ステップ626)がなさ
れる。審査にあたり、買主のID情報(住所、氏名、年
齢、年収、職業、勤続年数等)、希望物件情報が自動的
に添付される。そして、これらの情報は、その売り物件
の担当不動産仲介業者から参照できる。
【0084】次にローン仮審査連絡を受けその仮審査結
果報告が出ると(ステップ632)この仮審査結果報告
は個人会員専用ローン交渉サイト631を通して、ロー
ン仮審査結果として連絡される(ステップ630)。こ
れら仮審査結果は、不動産仲介業者から参照できるの
で、どの程度の物件が購入できる買主なのかがわかり、
その後今回成約まで至らなくても他の更によりよい物件
をその買主に提案することもできる。
【0085】更に、買主は希望があればその売り物件に
ついて住宅性能評価申込(ステップ633)をすること
ができる。その申込みに基づいて個人会員専用ローン交
渉サイト631を介して金融機関と提携した性能評価会
社へ性能評価依頼連絡(ステップ635)が発行され、
住宅検査了解の返答とともに売主のところへ出向き、現
地調査で住宅検査(ステップ6371)及び建物性能評
価受検(ステップ6372)がなされる。その後、住宅
検査が終了すると保証書発行(ステップ652)と、瑕
疵保証(ステップ653)がなされる。
【0086】一方、買主からの物件詳細情報希望、物件
見学の日時場所の希望、値段等の購入条件などのニーズ
が個人会員専用物件交渉サイト628を介して提示され
(ステップ629)、日程調整、物件紹介、値段の交渉
結果などが記載されて返答されると(ステップ62
7)、これらの内容は金融機関からも参照され、その後
のローン審査等の準備を円滑に開始できる。
【0087】このようにして現地案内が完了し、買主が
買う意思をかためてローン正式申込み(ステップ64
0)を行うと、個人会員専用ローン交渉サイト650を
介して、正式なローン審査が実行され(ステップ65
1)ローン実行がなされる旨が報告される(ステップ6
54)。なお、この際、性能評価の点数によってはロー
ンの利子が軽減されることもある。また、火災保険や生
命保険についてもそのローン実行に伴い同時に実行がな
される旨が報告される(ステップ655)。また同時
に、借入手続きとしてローン借入保険付き保証(信用保
証)の申込み依頼が買主に対してなされ、それを受けて
買主が申し込む(ステップ656)。
【0088】更に、売主側の売買契約(ステップ637
3)と、買主側の売買契約(ステップ639)がなさ
れ、成約が登録される(ステップ657)。また、本発
明を電子認証技術に基づく電子契約書に適用することも
可能である。なお、成約登録に基づき(ステップ65
7,659)個人会員専用物件交渉サイト658を介し
てデータベース8へ成約金額に比例したポイントが付与
され、家具や家電、インテリアの割引に利用可能とな
る。
【0089】〔2−3.住宅建築の場合〕住宅建築の場
合、上記の住宅物件購入の場合(図4)に準じるが、図
5に示すように次の点が異なる。すなわち、建築主(建
築希望のある人)は、掲示板において住宅設備情報収集
(ステップ704)として、その建築主の希望する構造
(木造軸組み工法、2×4工法、プレハブ軽量鉄骨、プ
レハブ木質系など)、価格、間取り、広さ、玄関向き、
構造、LDの広さ、車庫付き、和室、各寝室の広さ、納
戸、トイレの数、多世帯住宅等の希望情報をアンケート
によって入力する。このように入力され取得された希望
条件はそのまま住宅検索機能703によって利用され、
住宅情報がデータベース8から検索される。
【0090】一方、ハウジングメーカは、住宅登録機能
702による住宅・設備登録(ステップ701)におい
て、本システムの会員に加盟したときや、新製品を開発
したときなどに所定のフォーマットで自社商品の特徴や
諸元を登録している。また、建築主がマッチングすなわ
ち「お見合い」の申込(ステップ707)を行うと、こ
れに基づき、マッチング用のお見合い情報として、建築
主のニーズや検証(ステップ708)された建築資金額
などの条件が「お見合い情報」として通知機能609に
よりハウジングメーカへ連絡される(ステップ70
5)。
【0091】これを受けてハウジングメーカは、その顧
客にあった仕様・見積710をマッチング候補である
「お見合い物件」として登録機能617により登録する
と、登録された仕様・見積りは個人会員専用建築交渉サ
イト711において建築主により確認される(ステップ
712)。この場合、汎用間取りの多いメーカーの場合
は、個人の希望に合わせてその汎用間取りの近いものを
変更したものに基づいて見積もるような場合が多くな
る。
【0092】建築主が仕様・見積を確認した結果(ステ
ップ712)、もし気に入れば、設計(ステップ71
3)、ローン仮審査依頼(ステップ714)以降の処理
へ進む。なお、次の表にしたがい、この住宅建築の場合
(図5)における各符号の要素はそれぞれ、住宅物件購
入の場合(図4)において対応する各符号の要素に準じ
る。
【0093】
【表1】 要素 図5 図4 −−−−−−−−−−−−−− −−− −−− ローン仮審査依頼 714 624 個人会員専用ローン交渉サイト 715 625 個人会員専用ローン交渉サイト 724 631 ローン仮審査連絡 716 626 仮審査結果報告 725 632 ローン仮審査結果連絡 723 630
【0094】また、設計(ステップ713)では、顧客
が、個人会員専用建築交渉サイト717を介した住宅設
計ソフト提供718に基づき、間取り図をマイページ上
で作成する。そのマイページ上の間取り図を見てメーカ
では、再仕様再見積(ステップ720)を行い、これを
建築主が確認する(ステップ722)。ここで、値段面
や仕様面で更に追加等があれば個人会員専用建築交渉サ
イト721で交渉することにより決定する。
【0095】その後、建築主とメーカー双方の合意が成
立したところで請負契約(ステップ727,726)
し、その後、成約登録(ステップ729,730)や、
個人会員専用建築交渉サイト728においていつから建
築を始めるかなどの交渉を行う。また、最終決定後、建
築主にポイントが付与されポイントはデータベース8に
記録され、あとで家具家電やインテリア等の購入に充当
することができる。
【0096】また、成約の際、建築主は住宅性能評価申
込みを行ない(ステップ731)、個人会員専用ローン
交渉サイト732を介して性能評価会社が地盤・住宅検
査(ステップ734)などを行い、また、保証書発行
(ステップ736)、瑕疵保証(ステップ737)を行
い、その結果は、ローンの審査(ステップ7391)及
び実行(ステップ7392)によりローン利率に反映さ
れる。また、その際、火災保険、生命保険を同時につけ
るようにしてもよい(ステップ738)。
【0097】また、次の表にしたがい、この住宅建築の
場合(図5)における各符号の要素はそれぞれ、住宅物
件購入の場合(図4)において対応する各符号の要素に
準じる。
【0098】
【表2】 要素 図5 図4 −−−−−−−−−−−−−− −−− −−− ローン正式申込 741 640 ローン借入保険付保 743 656
【0099】その後、建物完成(ステップ744)の報
告を受けて建物引渡し(ステップ42)の日時場所を双
方で決め、名義の変更、登記、金銭の授受がなされる。
【0100】〔2−4.リフォームの場合〕図6は、リ
フォームの場合の処理フロー図である。まず、次の表に
したがい、このリフォームの場合(図6)における各符
号の要素はそれぞれ、上に述べた住宅建築の場合(図
5)において対応する各符号の要素に準じる。
【0101】
【表3】 要素 図6 図5 −−−−−−−−−−−−−− −−− −−− リフォーム情報登録 800 701 リフォーム情報登録機能 801 702 リフォーム情報検索機能 802 703 リフォーム情報収集 803 704
【0102】また、次の表にしたがい、このリフォーム
の場合(図6)における各符号の要素はそれぞれ、住宅
物件購入の場合(図5)において対応する各符号の要素
に準じる。
【0103】
【表4】 要素 図6 図5 −−−−−−−−−−−−−− −−− −−− 住宅性能評価申込 804 633 個人会員専用ローン交渉サイト 805 634 性能評価依頼連絡 806 635 住宅検査 807 6371
【0104】そして、リフォームの場合、住宅検査(ス
テップ807)、建物評価受検(ステップ8081)及
びリフォーム主によるリフォーム個所通知(ステップ8
082)、マッチング申込すなわちお見合いサイト申込
(ステップ809)が行われると、その内容はデータベ
ース8へ記録される。また、これら住宅検査(ステップ
807)及び建物評価受検(ステップ8081及び84
3)に基づいて保証書発行(ステップ844)及び瑕疵
保証(ステップ845)が行われる。
【0105】同時に、リフォーム主が、ローン仮審査依
頼(ステップ810)を個人会員専用ローン交渉サイト
811を介して申し込んだ場合は、ローン仮審査連絡
(ステップ812)及び仮審査結果報告(ステップ81
3)では、住宅物件購入の場合における図4のローン仮
審査連絡(ステップ626)及び仮審査結果報告(ステ
ップ632)と同様に仮審査結果報告が行われる。これ
によりリフォーム主はどの程度融資を受けられるかがわ
かり、その結果は建築資金検証のうえ(ステップ81
4)のうえデータベース8へ登録される。
【0106】また、その後の処理手順に関して、次の表
にしたがい、このリフォームの場合(図6)における各
符号の要素はそれぞれ、住宅建築の場合(図5)におい
て対応する各符号の要素に準じる。
【0107】
【表5】 要素 図6 図5 −−−−−−−−−−−−−− −−− −−− 「お見合い情報」通知機能 815 609 「お見合い情報」連絡 816 705 仕様・見積 817 710 「お見合い物件」登録機能 818 617 個人会員専用リフォーム交渉サイト 819 711 仕様・見積確認 820 712 設計 821 713 個人会員専用リフォーム交渉サイト 822 717 住宅設計ソフト提供 718 718 再仕様再見積 830 720 個人会員専用リフォーム交渉サイト 831 721 再仕様・再見積確認 832 722 請負契約 834 726 成約登録 835 729 個人会員専用リフォーム交渉サイト 836 728 成約登録確認 837 730 リフォーム終了 838 744
【0108】すなわち、お見合いから仕様と見積り、再
仕様と再見積り、請負契約を経て成約して完成に至る。
尚、成約登録(ステップ835)と同時に、ローン正式
申込み(ステップ840)及びローン審査(ステップ8
42)を行い、ローン実行(ステップ847)及び火災
保険生命保険の処理(ステップ848)も実行する。な
お、ローン実行の際のローン借入保険付保(ステップ8
46)は図4のローン借入保険付保(ステップ656)
に準じる。
【0109】〔2−5.住宅関連商品サービス提供の場
合〕次に、住宅関連の商品やサービスを提供する場合に
おける処理フロー図を図7に示す。例えば、ホームセキ
ュリティー分野においては、もう既に住宅を買って何回
かのボーナスを経験している人や、ホームセキュリティ
ーに興味のある人を対象とし、業者からの広告依頼(ス
テップ901)に基づき、個人会員専用交渉サイト90
2を介し、ホームセキュリティ−案内903を出す。
【0110】そこでユーザーが気に入れば申込みを受け
付け(ステップ904)、個人会員専用交渉サイト90
5を介し、業者へ申込み連絡を行い(ステップ90
6)、そのユーザーにはポイントを付与しポイントの情
報はデータベース8に蓄積される。
【0111】また、インテリア、エクステリア分野にお
いては、アパートへの引越し、住宅購入の決まった人な
どに対してはインテリアの、また、住宅購入を終え生活
が安定した人などを対象としてエクステリアの案内を行
う。そして、これらに限らず、その他インテリア、エク
ステリアに興味のある人を対象とし、広告依頼(ステッ
プ907)に基づいて、個人会員専用交渉サイト908
を介してユーザーへインテリアエクステリア案内909
を提供する。
【0112】その際、双方当事者すなわち事業者と対象
顧客は、価格面や仕様面の質問や交渉を個人会員専用交
渉サイト908で行なうことができる。そこでユーザー
が気に入れば申込を受け付け(ステップ910)、個人
会員専用交渉サイト911を介し、業者へ申込連絡を行
う(ステップ912)。そのユーザーにはポイントを付
与し、ポイントの情報はデータベース8に蓄積される。
【0113】また、家具、家電、自動車分野において
は、アパートへの引越し、住宅購入の決まったユーザな
どへ、広告依頼(ステップ913)に基づき個人会員専
用交渉サイト914を介し、家具、家電、車の案内91
5を提供する。
【0114】その際、双方当事者すなわち事業者と対象
顧客は、価格面や仕様面の質問や交渉を個人会員専用交
渉サイト914で行うことができる。そこでユーザーが
気に入れば申込を受け付け(ステップ916)、個人会
員専用交渉サイト917を介し、業者へ申込連絡を行う
(ステップ918)。そのユーザーにはポイントが付与
され、ポイントの情報はデータベース8に蓄積される。
【0115】更に、ユーザーからこれら家具、家電、自
動車の消費性ローン正式申込みを受け付け(ステップ9
20)、個人会員専用ローン交渉サイト922を介し、
金融機関でローン審査を行う(ステップ923)。そこ
で審査OKとなれば、ユーザーはローン実行を受け(ス
テップ924)、ローン借入が行われる(ステップ92
1)。
【0116】また、引越しの分野においては、アパート
契約、住宅購入の決まった人を対象とし、広告依頼(ス
テップ925)に基づき、個人会員専用交渉サイト92
6を介してユーザーへ引越案内・見積927を提供す
る。その際、双方当事者すなわち事業者と対象顧客は、
価格面や仕様面の質問や交渉を個人会員専用交渉サイト
926で行なうことができる。そこでユーザーが気に入
れば申込を受け付け(ステップ928)、個人会員専用
交渉サイト929を介し、業者へ申込連絡を行う(ステ
ップ930)。そのユーザーにはポイントが付与され、
ポイントの情報はデータベース8に蓄積される。
【0117】また、行政手続き等、引越に伴う各種手続
きについても、ユーザーからの申込(ステップ933)
に基づき、個人会員専用交渉サイト931を介し、住民
票移転などの行政手続き等に関する申込連絡を行う(ス
テップ932)。
【0118】〔2−6.その他〕なお、各図4〜7中に
おいて、「ログ収集」(符号609,622,658等
の近傍など)とあるが、これは交渉経緯などコメントの
ログの収集を自動的に行なう処理を意味する。その際、
数多くの交渉がありながら成約にいたっていない顧客を
自動的にピックアップしてシステム管理者に知らせるよ
うにし、管理者がそのログを見て、独特の要求があり、
なかなか成約しない顧客に対して専門家を割り当てて特
別なコンサルテイングをするようにすることが望まし
い。
【0119】〔3.効果〕以上説明したように、本実施
形態では、掲示板処理部6の作用により、住宅購入等の
取引において、実際に関係する金融機関なども含めた各
当事者間において、成約までの折衝が一元化により効率
化される。すなわち、需要者は不動産仲介事業者だけで
なく売主、金融事業者、保険会社などを相手とする情報
伝達や折衝を一括して容易に処理できる。また、不動産
仲介事業者は、買主の購入資力や融資の可否を知ること
ができ業務が効率化される。また、銀行などの金融機関
も、ローン申込がひやかしでないかどうかを不動産業者
とのやり取りから判断したり、具体的物件の特定により
ローン申込に対し担保価値調査による受諾を迅速化する
などの業務効率化が可能となる。
【0120】特に、本実施形態では、複数の折衝事項が
事項間の連携に基づいた順序で進捗するので、進捗段階
に応じた入力欄を用意するなど、折衝の開始と進行が円
滑になり、取引機会が増大する。
【0121】また、本実施形態では、折衝事項提示部6
2及び開示範囲データベース64などの作用により、折
衝事項が特定当事者以外からは秘匿されるので、プライ
バシーや営業上のノウハウや秘密を保護しながら、本音
に基づいた突っ込んだ折衝が可能となり、成約率が増大
する。
【0122】また、本実施形態では、登録部65や提供
部66などの作用により、不動産物件や修築サービスな
どの取引対象について、見合いのようなマッチングサー
ビスが提供される。すなわち、提供者により登録された
なかから、需要者の指定する条件に合致するものが専用
ウェブページや電子メール等で需要者に通知されるの
で、各当事者が好ましい取引相手を見つけ易くなり取引
機会が増大する。
【0123】また、本実施形態では、マンションや戸建
て等の不動産売買における成約が容易になり、不動産資
産の流動化と活用も図られる。
【0124】また、本実施形態では、新築やリフォーム
などの工事の成約が容易になり、不動産資産の活用と維
持、付加価値向上が図られる。なお、工事には、新築や
リフォームの他、増改築、補修、メンテナンス工事など
あらゆる態様の工事が含まれる。
【0125】また、本実施形態では、住居に関連するサ
ービス、付帯設備や物品の調達に関する成約が容易にな
り、需要者にとっても、安全で快適な生活が迅速に実現
される。なお、サービスには、ホームセキュリティ、引
越、行政等の各種手続の他、ハウスクリーニング、害虫
駆除などあらゆるサービスが含まれる。また、付帯設備
にはインテリア(内装)、エクステリア(外構)などあ
らゆる付帯設備が含まれる。また、物品には家具、家電
製品、自動車の他、美術品などあらゆる物品が含まれ
る。
【0126】また、本実施形態では、火災保険などを扱
う損害保険会社、団体信用生命保険などを扱う生命保険
会社といった保険事業者との折衝も効率化されるので、
各当事者が安心して取引に望めるだけでなくローン応諾
等の諸手続も円滑化される。
【0127】また、本実施形態では、ポイント処理部6
7などの作用により、成約など折衝の進捗に応じ、買い
物等に充当可能なポイントを与えることにより、取引が
効果的に促進されるだけでなく、顧客の確実な囲い込み
も容易になる。
【0128】〔4.他の実施の形態〕なお、本発明は上
記実施形態に限定されるものではなく、次に例示するよ
うな他の実施形態も含むものである。例えば、不動産に
関連する取引に関する情報は、上記実施形態に示したも
のには限定されず、自由に定めることができる。また、
コンピュータネットワークはインターネットには限定さ
れず、公衆電話回線やISDN回線を通じたパケット通
信ネットワーク、携帯電話ネットワーク、BSデジタル
放送ネットワーク、ATM、フレームリレー(FR)
網、セルリレー網などを含むどのような種類のコンピュ
ータネットワークを用いることも可能である。
【0129】また、提供者や金融事業者については上記
実施形態に示したものには限定せず、住宅に関する各種
検査会社、信用保証を行う信販会社などを含めてもよ
い。また、折衝事項は文字列には限定されず、物件の画
像ファイルなど他の形式の情報を含めてもよい。また、
折衝事項の提示はウェブサイト経由には限定されず電子
メールや各種インスタントメッセージサービス経由でも
よい。
【0130】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
住宅購入等の不動産関連取引において、実際に関係する
金融機関なども含めた各当事者間において、成約までの
折衝を一元化により効率化する折衝支援の技術すなわち
折衝支援システム及び方法並びに折衝支援用プログラム
を記録した記録媒体が提供されるので、不動産関連取引
の増大が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の構成を示す機能ブロック
図。
【図2】本発明の実施形態における掲示板処理部の具体
的構成を示す機能ブロック図。
【図3】本発明の実施形態における概略的処理手順を示
すフローチャート。
【図4】本発明の実施形態において、物件購入に関する
処理の流れを示す処理フロー図。
【図5】本発明の実施形態において、建築に関する処理
の流れを示す処理フロー図。
【図6】本発明の実施形態において、リフォームに関す
る処理の流れを示す処理フロー図。
【図7】本発明の実施形態において、住宅に関連する他
の商品及びサービスに関する処理の流れを示す処理フロ
ー図。
【符号の説明】
2…表示部 3…データ送受信部 4…データ入力部 5…メール処理部 6…掲示板処理部 7…FAX処理部 8…データベース 20…不動産業者サイト群 30…ハウジングメーカサイト群 40…生損保サイト群 50…住宅関連企業サイト群 60…銀行サイト群 61…折衝事項入力部 62…折衝事項提示部 63…折衝事項データベース 64…開示範囲データベース 65…登録部 66…提供部 67…ポイント処理部 70…ITサイト群 80…顧客端末群 100…顧客属性収集部 101…属性更新部 110…ID情報部 130…ライフスタイル情報部 120…希望情報部 200…複数住宅関連商品選択部 210…金融商品選択部 220…その他商品選択部 230…生活水準判定部 300…複数住宅関連商品推奨部 400…複数住宅関連商品申込部 500…不動産物件検索部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 318 G06F 17/60 318G 330 330 332 332

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不動産に関連する取引に関する折衝をコ
    ンピュータネットワークを用いて支援する折衝支援シス
    テムにおいて、 少なくとも、取引対象の提供者と、需要者と、資金の融
    資に係る金融事業者と、をそれぞれ当事者とし、 前記取引に関する一連の折衝事項の入力を各当事者から
    受け付ける手段と、 入力された折衝事項をその取引に関係する各当事者へ提
    示する手段と、 を折衝手段として備えたことを特徴とする折衝支援シス
    テム。
  2. 【請求項2】 不動産に関連する取引に関する折衝をコ
    ンピュータネットワークを用いて支援する折衝支援シス
    テムにおいて、 少なくとも、取引対象の提供者と、需要者と、資金の融
    資に係る金融事業者と、をそれぞれ当事者とし、 前記取引対象に関連し各当事者間で処理すべき複数の折
    衝事項について、折衝事項間の連携に基づいて、該当す
    る当事者間での伝達を行う折衝手段を備えたことを特徴
    とする折衝支援システム。
  3. 【請求項3】 前記折衝手段は、前記折衝事項を、予め
    決められた特定の当事者のみに開示するように構成され
    たことを特徴とする請求項1又は2記載の折衝支援シス
    テム。
  4. 【請求項4】 前記取引対象の候補を前記提供者が登録
    する手段と、 需要者ごとの条件に従って前記取引対象に関する情報を
    各需要者へ提供する手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1から3のいずれか1
    つに記載の折衝支援システム。
  5. 【請求項5】 前記各当事者は、不動産物件の売主と、
    不動産仲介事業者と、買主と、購入代金の融資に係る金
    融機関と、を含むことを特徴とする請求項1から4のい
    ずれか1つに記載の折衝支援システム。
  6. 【請求項6】 前記各当事者は、不動産に関する工事業
    者と、工事発注者と、工事代金の融資に係る金融機関
    と、を含むことを特徴とする請求項1から5のいずれか
    1つに記載の折衝支援システム。
  7. 【請求項7】 前記提供者は、不動産に関連するサービ
    ス、付帯設備又は物品のうち少なくともいずれかを提供
    する提供者を含むことを特徴とする請求項1から6のい
    ずれか1つに記載の折衝支援システム。
  8. 【請求項8】 前記各当事者は、保険事業者を含むこと
    を特徴とする請求項1から7のいずれか1つに記載の折
    衝支援システム。
  9. 【請求項9】 経済的価値を備えた所定のポイントを、
    前記折衝の進捗状況に応じて前記需要者へ与える手段を
    備えたことを特徴とする請求項1から8のいずれか1つ
    に記載の折衝支援システム。
  10. 【請求項10】 不動産に関連する取引に関する折衝を
    コンピュータネットワークを用いて支援する折衝支援方
    法において、 少なくとも、取引対象の提供者と、需要者と、資金の融
    資に係る金融事業者と、をそれぞれ当事者とし、 前記取引に関する一連の折衝事項の入力を各当事者から
    受け付けるステップと、 入力された折衝事項をその取引に関係する各当事者へ提
    示するステップと、 を折衝ステップとして含むことを特徴とする折衝支援方
    法。
  11. 【請求項11】 不動産に関連する取引に関する折衝を
    コンピュータネットワークを用いて支援する折衝支援方
    法において、 少なくとも、取引対象の提供者と、需要者と、資金の融
    資に係る金融事業者と、をそれぞれ当事者とし、 前記取引対象に関連し各当事者間で処理すべき複数の折
    衝事項について、折衝事項間の連携に基づいて、該当す
    る当事者間での伝達を行う折衝ステップを含むことを特
    徴とする折衝支援方法。
  12. 【請求項12】 前記折衝ステップは、前記折衝事項
    を、予め決められた特定の当事者のみに開示することを
    特徴とする請求項10又は11記載の折衝支援方法。
  13. 【請求項13】 前記取引対象の候補を前記提供者が登
    録するステップと、 需要者ごとの条件に従って前記取引対象に関する情報を
    各需要者へ提供するステップと、 を含むことを特徴とする請求項10から12のいずれか
    1つに記載の折衝支援方法。
  14. 【請求項14】 前記各当事者は、不動産物件の売主
    と、不動産仲介事業者と、買主と、購入代金の融資に係
    る金融機関と、を含むことを特徴とする請求項10から
    13のいずれか1つに記載の折衝支援方法。
  15. 【請求項15】 前記各当事者は、不動産に関する工事
    業者と、工事発注者と、工事代金の融資に係る金融機関
    と、を含むことを特徴とする請求項10から14のいず
    れか1つに記載の折衝支援方法。
  16. 【請求項16】 前記提供者は、不動産に関連するサー
    ビス、付帯設備又は物品のうち少なくともいずれかを提
    供する提供者を含むことを特徴とする請求項10から1
    5のいずれか1つに記載の折衝支援方法。
  17. 【請求項17】 コンピュータを制御することにより、
    不動産に関連する取引に関する折衝をコンピュータネッ
    トワークを用いて支援する折衝支援用プログラムを記録
    した記録媒体において、 そのプログラムは前記コンピュータに、 少なくとも、取引対象の提供者と、需要者と、資金の融
    資に係る金融事業者と、をそれぞれ当事者とさせ、 前記取引に関する一連の折衝事項の入力を各当事者から
    受け付けさせ、 入力された折衝事項をその取引に関係する各当事者へ提
    示させることを特徴とする折衝支援用プログラムを記録
    した記録媒体。
  18. 【請求項18】 コンピュータを制御することにより、
    不動産に関連する取引に関する折衝をコンピュータネッ
    トワークを用いて支援する折衝支援用プログラムを記録
    した記録媒体において、 そのプログラムは前記コンピュータに、 少なくとも、取引対象の提供者と、需要者と、資金の融
    資に係る金融事業者と、をそれぞれ当事者とさせ、 前記取引対象に関連し各当事者間で処理すべき複数の折
    衝事項について、折衝事項間の連携に基づいて、該当す
    る当事者間での伝達を行わせることを特徴とする折衝支
    援用プログラムを記録した記録媒体。
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