JP2002169559A - 多機能操作子を有する電子音楽装置 - Google Patents

多機能操作子を有する電子音楽装置

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JP2002169559A
JP2002169559A JP2000369326A JP2000369326A JP2002169559A JP 2002169559 A JP2002169559 A JP 2002169559A JP 2000369326 A JP2000369326 A JP 2000369326A JP 2000369326 A JP2000369326 A JP 2000369326A JP 2002169559 A JP2002169559 A JP 2002169559A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数の操作子に共通にモード切替ボタンや表示
器を設けて操作子の機能を多様化し、構成を簡単にし操
作を容易にした電子音楽システムの提供。 【解決手段】この電子音楽システムでは、パラメータ設
定機能が割り当てられた操作パネル上の複数の操作子
(DL1〜DL8など)を複数モード下で操作すること
ができる。第1モード(通常モード)が指定されている
ときにこれらの操作子を操作した場合は、その操作量に
応じて、対応する音源パラメータの設定値が変更され
る。また、第2モード(ShowValue モード)指定時に操
作子を操作した場合には、対応するパラメータの設定値
を変えることなく、表示器Saに現在のパラメータ設定
値が表示される。さらに、第3モード(OriginalValue
モード)指定時に操作子を操作した場合には、対応する
パラメータの設定値を変えることなく、当該パラメータ
の初期設定値が表示器Saに表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、各種パラメータ
を設定するための操作子の機能をモード切替により多様
化することができる多機能操作子を有する電子音楽装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シンセサイザなどの電子音楽装置
においては、各種パラメータを設定する場合、各パラメ
ータを設定するための操作子毎に、現在値表示ボタンや
表示器を設けて、操作子毎に設定されるパラメータ現在
値を確認するようにしている。このため、複数の操作子
に対してそれぞれ表示ボタンや表示器を必要とし、設定
しているパラメータなどを視認するための構成が複雑に
なっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、このよう
な従来技術の欠点に鑑み、複数のパラメータ設定用操作
子に共通にモード切替操作子や表示器を設けて操作子の
機能を多様化し、構成を簡単にし而も容易に操作するこ
とができる電子音楽システムを提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明の主たる特徴に
従うと、パラメータの設定機能が割り当てられた少なく
とも1つの操作子と、第1モード及び第2モードを選択
的に指示するためのモード指示手段と、パラメータ設定
状態を表示するための表示手段と、第1モードが指示さ
れているときに操作子が操作されたことに基づいて、該
操作子に対応するパラメータの設定値を該操作子の操作
量に応じて変更すると共に、第2モードが指示されてい
るときに操作子が操作されたことに基づいて、該操作子
に対応するパラメータの設定値を変えることなく、該パ
ラメータの現在の設定値を表示手段に表示するように制
御する制御手段とを具備する多機能操作子を有する電子
音楽装置が提供される。
【0005】この発明による多機能操作子を有する電子
音楽装置においては、モード指示手段は、更に第3モー
ドをも指示することができ、制御手段は、第3モードが
指定されているときに操作子が操作されたことに基づい
て、該操作子に対応するパラメータの設定値を変えるこ
となく、該パラメータの初期設定値を表示手段に表示す
るように制御するように構成される。
【0006】〔発明の作用〕この発明の主たる特徴によ
ると、電子音楽装置の1乃至複数のパラメータ設定用操
作子(DL1〜DL8など)には、所定のパラメータを
設定する機能が割り当てられており、各操作子は複数の
モードの下で操作可能である。第1モード即ち通常のモ
ードで操作子が操作された場合は、その操作量に応じ
て、この操作子に対応するパラメータの設定値が変更さ
れる。また、第2モード(ShowValue モード)が指定さ
れているときに操作子が操作された場合には、当該操作
子に対応するパラメータの設定値を変えることなく、表
示手段(Sa)に現在の設定値が表示される(なお、括
弧書きは、後述する実施例における参照記号又は用語を
表わし、以下においても同様である。)。従って、操作
子毎のパラメータ現在値を見るためには、複数の操作子
に対して、第1及第2モードを切り換えるためモード切
替ボタンや表示器を1つずつ設けるだけでよく、所望の
設定/表示機能を簡易な構成で実現し、表示器も小型化
することができる。
【0007】この発明の電子音楽装置においては、さら
に、第3モード(OriginalValue モード)が指定されて
いるときにパラメータ設定用操作子(DL1〜DL8な
ど)が操作された場合には、この操作子に対応するパラ
メータの設定値を変えることなく、当該パラメータの初
期設定値、即ち、オリジナル設定値又はデフォルト値或
いはメモリから読み出したときの設定値が、表示手段に
表示される。従って、簡単な構成に拘わらず、さらに、
所望のパラメータの初期設定状態を的確に把握すること
ができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、この発
明の好適な実施例を詳述する。なお、以下の実施例は単
なる一例であって、この発明の精神を逸脱しない範囲で
種々の変更が可能である。例えば、以下に説明する実施
例においては、所謂「シーケンサ+シンセサイザ」機能
を有するように構成された楽音情報処理装置(電子音楽
システム)について詳述するが、この発明による電子音
楽装置は、鍵盤のような演奏操作子を有する電子楽器、
シーケンサ等の自動演奏装置や音源モジュール(トーン
ジェネレータ)などのように演奏操作子を持たない電子
楽器を含むばかりでなく、常に楽器又は楽音情報処理装
置として専用するわけではないが、必要なプログラムの
設定に応じて実質的に楽器または楽音情報処理装置とし
ても機能させることができるコンピュータのような情報
処理装置をも包含する。そして、このような情報処理装
置には、例えば、パーソナルコンピュータのような汎用
型のコンピュータもしくは多機能ゲームコンピュータを
使用して必要な楽音発生及び/又は楽音情報処理プログ
ラムを実行させることにより、実質的に楽器または楽音
情報処理装置として機能することができるシステムがあ
る。
【0009】〔ハードウエア構成〕図1には、この発明
の一実施例による電子音楽システムのハードウエア構成
のブロック図が示されている。このシステムは、中央処
理装置(CPU)1、タイマ2、読出専用メモリ(RO
M)3、ランダムアクセスメモリ(RAM)4、操作子
回路5、表示回路6、音源部7、フラッシュメモリなど
の記憶装置8やMIDIインターフェイス(I/F)
9、通信インターフェース(I/F)10などを備え、
これらの装置1〜10は、バス11を介して互いに接続
されている。
【0010】システム全体を制御するCPU1は、タイ
マ2によるクロックを利用し電子音楽装置制御プログラ
ムに従って種々の制御を行い、特に、操作子イベント検
出処理やこれに基づく演奏処理などを中心的に遂行す
る。ROM3には、このシステムを制御するための電子
音楽装置制御プログラムが記憶されており、電子音楽装
置制御プログラムには、基本的な情報処理と共に、この
発明による操作子イベント検出処理プログラムや、演奏
データの編集や楽音制御などの自動演奏のための処理に
関する各種プログラムの外、これらの処理に付随する各
種テーブル及び各種データが含まれる。また、RAM4
には、これらの処理に際して必要な演奏データや、フラ
グやバッファなどのレジスタ領域データが記憶される。
【0011】操作子回路5には各種の設定や情報入力を
行うための操作子装置12が接続され、表示回路6には
表示器や各種インジケータ/ランプを備える表示装置1
3が接続され、これら操作子及び表示装置12,13の
主要部分は、破線で示すように、この電子音楽システム
の装置前面の操作パネル14上に配置することができ
る。操作パネル14上に配置操作子には、例えば、パラ
メータ設定などのための各種ボタン(なお、後述するよ
うに、操作専用ボタンスイッチは記号“B”が付され、
押圧操作毎に背後のランプが点灯・消灯される操作確認
表示付きボタンスイッチには記号“BL”が付され
る。)やダイヤル(数値設定用回転型操作子であり記号
“DL”が付される。)がある。
【0012】音源部7には、DSP等で構成される効果
回路が含まれ、スピーカを備えたサウンドシステム14
が接続されており、ROM3、RAM4や記憶装置8な
どに記憶される演奏データなどを読み出して、対応する
楽音を発音再生することができる。記憶装置8は、フラ
ッシュメモリの外に、ハードディスクドライブ(HD
D)コンパクトディスク・リード・オンリィ・メモリ
(CD−ROM)等の記憶媒体を備えており、種々の演
奏データや各種制御プログラムを記憶することができ
る。
【0013】MIDII/F10には、電子楽器などの
他のMIDI装置が接続され、演奏データをMIDI形
式で授受することができる。また、通信I/F9には、
ローカルエリアネットワーク(LAN)やインターネッ
ト、電話回線等の通信ネットワーク15が接続され、通
信ネットワーク15を介してサーバコンピュータ等から
制御プログラムや演奏データなどを記憶装置8にストア
することもできる。
【0014】図2は、この発明の一実施例による電子音
楽システムのフロント面に設けられる操作パネルの一構
成例を示す。この操作パネルの左上には表示専用領域A
Sが設けられ、表示専用領域ASは、可変文字を表示す
るための表示器Sa、及び、「ソング(SONG)」、「パ
ターン(PATTERN )」などの複数の固定表示部を選択的
に点灯又は消灯してこの電子音楽システムの動作モード
状況を表示する選択表示部Sbから成る。
【0015】表示専用領域ASの下には、ソング(SON
G)モード選択ボタンBsn、パターン(PATTERN )モ
ード選択ボタンBpt、数値表示(SHOW VALUE)モード
選択ボタンBsv、保存(STORE )ボタンBst、或る
動作状態から初期状態に抜け出るための脱出(EXIT)ボ
タンBexや、データダイヤルDLdなどの操作子が設
けられる。これらの操作ボタンは、押圧操作の度に、交
互に消勢(不動作)/付勢(動作)となる。データダイ
ヤルDLdは、選択ボタンBsn,Bptの付勢操作に
対応してソング又はパターン番号を設定するために用い
られ、この場合、選択ボタンBsn,Bptの付勢操作
に対応して選択表示部Sbの「ソング(SONG)」又は
「パターン(PATTERN )」表示部が点灯し、ダイヤルD
Ldの操作量に応じたソング又はパターン番号が表示器
Saに表示される。
【0016】さらに、その下には、押圧毎にスタート及
びストップの指令を交互に発生するプレイボタンBLs
s、下オクターブ(OCT <<)ボタンBLob、上オクタ
ーブ(OCT >>)ボタンBLof、シフト(SHIFT )ボタ
ンBLsh、スウィング(SWING )モード選択ボタンB
Lsb、キーボード(KEYBOARD)モード選択ボタンBL
k、パターン選択(PATTERN SELECT)ボタンBLp、シ
ンセトラック(SHYNTHTRACK)選択ボタンBLs、リズ
ムトラック(RHYTHM TRACK)選択ボタンBLrが配置さ
れる。シフト(SHIFT )ボタンBLshは、他のボタン
の操作と同時に操作することにより、操作された他のボ
タンの下の枠内に表示された動作モードにシフトさせる
機能などを有する。
【0017】リズムトラック選択ボタンBLrは、消勢
(不動作)状態から押圧操作されると付勢(動作)状態
に入り、操作毎に、その右側に設けられたリズムトラッ
ク表示ランプ(1〜3)の点灯を順次“1”→“2”→
“3”へと移行させ、4回の押圧操作で元の消勢状態に
戻る循環的動作を行う(具体的に説明をしない他の類似
形状のボタンも同様である。)。また、リズムトラック
選択ボタンBLr以外のボタン(記号“BL”が付され
た参照符号で表わされるボタン)は、押圧操作の度に消
勢(不動作)及び付勢(動作)を交互に繰り返すと共
に、消勢/付勢に対応して背後のランプが点灯/消灯し
て動作状態を視認することができるようになっている
(後で説明する他の記号“BL”付きボタンも、同様の
点灯/消灯動作を伴う。)。
【0018】この操作パネルの下右側には、第1グルー
プ(STEP1〜8)選択スイッチBLa及び第1〜第8ステ
ップスイッチBL1〜BL8から成る第1ボタングルー
プ、並びに、第2グループ(STEP9〜16 )選択スイッチ
BLb及び第9〜第16ステップスイッチBL9〜BL
16から成る第2ボタングループが設けられる。両グル
ープの第1〜第8ステップスイッチBL1〜BL8及び
第9〜第16ステップスイッチBL9〜BL16は、破
線で示すように、それぞれ、互いに対応する位置に配置
される。これらのステップスイッチは、イベント編集モ
ードで各ステップデータSDをミュートするのに用いら
れる。また、第1ボタングループの第2、第3及び第5
〜第7ステップスイッチBL2,BL3,BL5〜BL
7(黒鍵)並びに第2ボタングループの各ステップスイ
ッチBL9〜BL16(白鍵)は、キーボード(KEYBOA
RD)モード選択ボタンBLkの操作によるキーボードモ
ードにおいて、音名を入力するためのキーボードとして
用いることができる。
【0019】これら第1及び第2グループスイッチの上
部には、音色(ボイス:VOICE)設定操作領域AV
が設けられる。この音色設定操作領域は、ダイヤル(つ
まみ)型操作子の形態で、ポルタメント(PORTAMENTO)
設定ダイヤルDL1、ミキシング比率(VCO1/2)設定ダ
イヤルDL2、FMデプス(FM DEPTH)設定ダイヤルD
L3、同期ピッチ(SYNC PITCH)設定ダイヤルDL4及
びノイズレベル(NOISE LEVEL )設定ダイヤルDL5を
備える第1音色パラメータ設定領域V1と、カットオフ
周波数(CUT OFF )設定ダイヤルDL6、レゾナンス
(RESONANCE)設定ダイヤルDL7及びFEGデプス(F
EG DEPTH)設定ダイヤルDL8を備える第2音色パラメ
ータ設定領域V2とから成る。
【0020】また、第1音色パラメータ設定領域V1に
は、さらに、第1音色パラメータ設定ダイヤルDL1〜
DL5の外に、キー割当て(KEY ASG )設定ボタンBk
a、VCO1波形〔(VCO1)WAVE〕設定ボタンBw1、
同期モード〔(SYNC)MODE〕設定ボタンBsm、VCO
2波形〔(VCO2)WAVE〕設定ボタンBw2が備えられ
る。そして、これらのパラメータ設定ダイヤルDL1〜
DL8は、破線で示されるように,第1ボタングループ
の第1〜第8ステップスイッチBL1〜BL8及び第2
ボタングループの第9〜第16ステップスイッチBL9
〜BL16に対応する位置に配置される。
【0021】なお、この操作パネルには、上述した操作
子の他に、効果パラメータの設定(EFF/MXR )、FEG
(周波数エンベロープ発生器)又はAEG(振幅エンベ
ロープ発生器)に対するEGパラメータの設定(EG)な
ど、その他の音源パラメータを設定するための操作子
や、全体音量の設定用操作子(VOLUME)等が設けられ
る。
【0022】ここで、数値表示(SHOW VALUE)モード選
択ボタンBsv、シフト(SHIFT )ボタンBLsh、音
色パラメータ設用ダイヤルDL1〜DL8等の特徴的な
機能について、簡単に説明しておく。まず、数値表示モ
ード選択ボタンBsvは、「ShowValueモード
スイツチ」又は「OriginalValueモードス
イッチ」として機能する。
【0023】すなわち、数値表示モード選択ボタンBs
vを単独で操作すると「ShowValueモード」と
呼ばれる現在値表示モードになり、このモードでは、音
源パラメータなどのパラメータを設定するための操作子
を操作しても、各操作子にアサインされたパラメータ値
は変化せず、現在の値が表示されるのみであり、例え
ば、音色(ボイス)などの音源パラメータなどについて
現在の設定値を確認するのに利用することができる。
【0024】また、数値表示モード選択ボタンBsvを
シフト(SHIFT )ボタンBLshと共に操作すると「O
riginalValueモード」と呼ばれるオリジナ
ル値表示モードになり、このモードでは、パターンデー
タとしてシンセトラック(メロディデータトラック)に
対応して記憶されている音色パラメータ等を呼び出した
ときのパラメータ値(変更前のオリジナル値)が表示さ
れる。
【0025】音色設定操作領域AVの最下に横一列に並
んだ8つのダイヤル操作子DL1〜DL8は、通常モー
ドでは、図示されたパラメータ(ダイヤルの下側)の編
集(エディット)に用いられるが、後述するように、ス
テップエディット時に上述のパラメータとは異なるパラ
メータを編集するのに用いられる。つまり、ステップエ
ディット時には、8つのつまみDL1〜DL8をループ
シーケンスの8ステップに対応させて、ピッチ又は楽器
(INST)、ゲートタイム或いはベロシティといった
各ステップのパラメータ値を、自由に変更することがで
きるようにしている。
【0026】また、ステップエディットの際には、シフ
ト(SHIFT )ボタンBLshを押しながら1つのステッ
プのダイヤル操作子を操作すると、第1〜第16ステッ
プST1〜ST16全部を対象にして、当該ステップ以
降の全ステップ(当該ステップから第16ステップST
16まで)の当該パラメータ値を一括して変更すること
ができる。
【0027】〔データ構成〕図3は、この発明の一実施
例における演奏データの一構成例を概略的に示す。演奏
データは、図3(a)に示されるように、複数のソング
データSDから成り、例えば、ROM3、RAM4又は
記憶装置8の「ソング記憶エリア」に格納され、必要に
応じてRAM4上に呼び出すことができ、図示の例で
は、各ソングデータSD1,SD2,…が、「ソング
1」、「ソング2」、…というように、ソング番号で表
わされている。
【0028】各ソングデータSDは、所定の時間区分
(例えば、小節。「パターン時間」という。)を単位と
する複数個の演奏情報を時系列的に配列して成るシーケ
ンスデータであり、各演奏情報は、パターン時間(小
節)ごとに設定可能なパターン番号、ピッチ差(Pit
chOffset)、テンポ(Tempo)、ビート
(Beat)などから成る。1つのソングデータSD
は、パターン時間(小節)ごとにパターン番号を時系列
的に順次設定することによって、対応する複数のパター
ンデータPDをパターン時間(小節)ごとに指定するこ
とができる。図3(b)には、ソングデータSD1につ
いて、小節ごとのパターン番号が、「パターン25」、
「パターン17」、「パターン33」、「パターン
9」、…「パターン122」で例示される。
【0029】パターンデータPDは、パターン時間(小
節)ごとの楽曲演奏情報であり、例えば、ROM3、R
AM4又は記憶装置8の「パターン記憶エリア」にプリ
セットデータ或いはユーザデータとして格納される。例
えば、ROM3には、予め用意された256個のプリセ
ット・パターンデータPDpを記録しておき、また、記
憶装置8には、ユーザの手により作成される128個の
ユーザ・パターンデータPDuを格納することができ
る。
【0030】従って、用意された多数のパターンデータ
PDの中から所望のパターンデータを選択したり、新た
にパターンデータを作成して(ユーザパターンデータP
Duとして記憶装置8の「パターン記憶エリア」に登録
可能)、そのパターン番号を順次設定することによっ
て、ソングデータSDを作成することができる。この
際、簡単な方法として、複数のパターンデータをリンク
するリンク・チェーンでソングデータSDを構成するこ
とができる。そして、作成されたソングデータSDで順
次指示されるパターン番号によって、対応するパターン
データPDをRAM4上に読み出すことができる。
【0031】各パターンデータPDは、トラック別にみ
ると、複数トラック分のデータMD,RD1〜RD3か
ら成り、この例では、図3(c)に示されるように、
「シンセトラック」と呼ばれるメロディ用シーケンスト
ラックで処理されるメロディデータMDと、「第1リズ
ムトラック」〜「第3リズムトラック」と名付けられた
3つのリズム用シーケンストラックで処理されるリズム
データRD1〜RD3から成る。
【0032】メロディデータ(シンセトラック)MD
は、一般音階楽器用シーケンストラックのデータであ
り、1つの音色(ボイス)に対応している。音色(ボイ
ス)などの音源パラメータは、音色(ボイス)エディッ
トのためのボタンBka〜Bw2やダイヤルDL1〜D
L8などによってエディットすることができる。リズム
データ(リズムトラック)RD1〜RD3は、リズム楽
器用シーケンストラックのデータであり、後述するよう
に、16の時間単位(「ステップ」という。)から成る
各イベント毎に音色を設定することができる〔なお、こ
の例では、音色エディットはできない。〕。
【0033】また、各パターンデータPDは、時系列的
には、各トラックデータMT,RT1〜RT3について
所定の時間区分〔例えば、16分音符長(16分の1
拍)。「ステップ時間」という。)を単位(1ステッ
プ)としてイベントを表わす複数のステップデータST
で構成される。このようにパターンデータPDをステッ
プ別にみると、例えば、パターン時間として小節を用い
る場合、図3(d)に示されるように、1つのパターン
データPDは、標準的には、例えば、1小節が16分割
され、夫々が「16分の1」拍に対応する16個のステ
ップデータST1〜ST16から成る。しかしながら、
このステップ数は、ビート(Beat)パラメータの選
択により変更可能である。
【0034】図4は、この発明の一実施例においてステ
ップデータに割り当てられるイベント情報の構成例を示
す。ステップデータSDのうちメロディデータ(シンセ
トラック)MDのステップデータST1〜ST16に割
り当てられるイベント情報は、ノート番号により楽音の
ピッチを指定するピッチ情報NN(p)、ゲートタイム
情報GT及びベロシティ情報VLから成り、リズムデー
タ(リズムトラック)RD1〜RD3のステップデータ
ST1〜ST16に割り当てられるイベント情報は、ノ
ート番号により楽音を鳴らす楽器(INST)を指定す
る楽器情報NN(i)、ゲートタイム情報GT及びベロ
シティ情報VLから成る。
【0035】図5は、この発明の一実施例における全体
的なデータ構成を示す。この電子音楽システムを制御す
るための電子音楽装置制御プログラムCPや、プリセッ
ト・ソングデータSDp、プリセット・パターンデータ
PDp、プリセット・ボイスデータVDpなどのよう
に、予め用意されるデータは、「ROMデータ」として
ROM3内に記録されており、各種レジスタ領域情報R
Gや、ユーザ・ソングデータSDu、ユーザ・パターン
データPDu、ユーザ・ボイスデータVDuなどのよう
な一時的乃至成果データは、「RAMデータ」としてR
AM4又は記憶装置8に記憶される。
【0036】〔各種パラメータ設定手順の概要〕図6
は、代表的なモードに対応する操作子の機能を表形式で
表わしたものである。操作パネル14上のソング(SON
G)モード選択ボタンBsnを操作すると、表示領域A
S内の選択表示部Sb内のソング(SONG)ランプが点灯
して、動作モードを「ソング」モードとし、データダイ
ヤルDLdの操作により所定のソングデータを選択する
ことができる。この「ソング」モードで、シフトボタン
(SHIFT )BLsh及び下又は上オクターブボタン(OC
T <<又はOCT >>)BLob,BLofを同時に押すこと
により、当該ソングデータSDのポジションをパターン
時間(小節)単位で移動することができる。
【0037】また、シフトボタンBLsh及びソングモ
ード選択ボタンBsnを同時に押すと、「ソング編集
(エディット)」(PlaySongEdit)モードに入り、音色
(ボイス)パラメータ設定操作領域AVの各操作子や他
の領域の操作子を用いて音色パラメータやその他のパラ
メータを設定することができる。この「ソング編集」モ
ードにおいてシフトボタンBLsh及び下又は上オクタ
ーブボタンBLob,BLofを同時に押すことによ
り、表示領域AS内の可変表示器Saにパターン番号が
表示されるので、データダイヤルDLdの回転によりパ
ターン番号を適宜設定することができる。また、パター
ン(PATTERN )モード選択ボタンBptの操作によりパ
ターンモード(表示部Sbは「パターン(PATTERN )」
モードを選択表示)となり、このモードでも、データダ
イヤルDLdの回転によりパターン番号を適宜設定する
ことができる。
【0038】次に、各パターンデータPDのパラメータ
設定について説明する。シフトボタンBLsh及びスウ
ィング/ビートモード選択ボタンBLsbの操作により
セットされるビートモード(表示部Sbは「ビート(BE
AT)」モードを表示)においては、第8、第12又は第
16ステップボタンBL8,BL12,BL16を操作
することによって、“8”、“12”又は“16”ビー
トを選択することができる。“8”、“12”又は“1
6”ビートにおいては、第1〜第8、第1〜第12又は
第1〜第16ステップボタンBL1〜BL8,BL1〜
BL12,BLB1〜L16が有効になり、これらのス
テップボタンに対応するパターンデータPDのパラメー
タ設定が可能になる。
【0039】シンセトラック(SYNTH TRACK )選択ボタ
ンBLsを操作することによって、各パターンデータP
Dのうちメロディデータ(シンセトラック)MDを選択
することができる。また、リズムトラック選択ボタンB
Lsを順次操作することによって、順次、リズムデータ
(リズムトラック)RD1〜RD3を選択することがで
き、リズムトラック(RHYTHM TRACK)選択ボタンBLs
に隣接する“1”〜“3”ランプの点灯により、各リズ
ムデータRD1〜RD3が選択されたことを確認するこ
とができる。
【0040】シフトボタンBLsh及びシンセ又はリズ
ムトラック選択ボタンBLs,BLrを同時に押すこと
によりメロディデータ(シンセトラック)MD又はリズ
ムデータ(リズムトラック)RD1〜RD3をミュート
(MUTE)することができる。この場合、各ステップのミ
ュートは、シンセ又はリズムトラックが選択されている
状態で、各ステップボタン(BL1〜BL16)を押し
て当該ステップボタンのランプを消すことにより、対応
するステップをミュートすることができる。なお、楽器
(INST)情報NN(i)は、ミュートされているス
テップに関しても全て設定されており、当該ステップの
ミュートが解除されたとき、発音に使用される。
【0041】 〔1〕各ステップのイベントパラメータの設定 前述したように、各ステップには1つのイベントが対応
付けられており、「イベント編集(エディット)」(Ev
entEdit 又はPatternEventEdit)モードにおいて、音色
(ボイス)設定操作領域AVの最下段に配列された8つ
のダイヤルDL1〜DL8により、各ステップイベント
における各パラメータを設定することができる。この設
定に当っては、シフト(SHIFT )ボタンBLsh及び第
1グループ(STEP1〜8)又は第2グループ(STEP9〜16
)選択スイッチBLa,BLbの同時操作により、イ
ベントパラメータの種類を3段階で循環的に指示する機
能が用いられる。つまり、シフトボタンBLshと共
に、第1グループ又は第2グループ選択スイッチBL
a,BLbを同時に押すたびに、第1〜第8又は第9〜
第16ステップの各イベントについて、パラメータ種類
が順番に選択され、選択された種類のパラメータを設定
することができる。
【0042】例えば、シンセトラック選択ボタンBLs
の操作により、既に指定されているパターンデータPD
に対してメロディデータ(シンセトラック)MDを選択
し、さらに、シフトボタンBLsh及び第1グループ
(STEP1〜8)選択スイッチBLaを同時操作すると、第
1グループの第1〜第8ステップボタンBL1〜BL8
が付勢(点灯)され、当該メロディデータ(シンセトラ
ック)MDの第1〜第8ステップデータST1〜ST8
に対する「イベント編集(エディット)」モードとな
る。このモードでは、両ボタンBLsh,BLaの同時
操作によって、設定しようとするパラメータの種類を3
段階で順次指示させ、この種類に対応するイベント情報
(パラメータ)を設定していくことができる。
【0043】より具体的に言うと、メロディデータ(シ
ンセトラック)MD及び第1グループ選択スイッチBL
aの操作により、メロディデータ(シンセトラック)M
Dの「イベントエディット」対象として第1グループの
ステップを選択した当初は、このイベント編集モードの
第1段階であり、第1〜第8ステップボタンBL1〜B
L8に対応する(音色設定)ダイヤルDL1〜DL16
を操作することにより、それぞれ、第1〜第8ステップ
ST1〜ST8のイベントパラメータのうち、ノート番
号で表わされるピッチNN(p)を設定して楽音ピッチ
を指定することができる(表示部Sbは「ピッチ(PITC
H )」設定モードを表示)。
【0044】次に、シフトボタンBLsh及び第1グル
ープ選択スイッチBLaを再び同時に操作すると、ダイ
ヤル(DL1〜DL16)操作によりゲートタイムGT
の設定が可能な第2段階になり(表示部Sbは「ゲート
タイム(GATE TIME )」設定モードを表示)、更にシフ
トボタンBLsh及び第1グループ選択スイッチBLa
を同時操作することにより、ベロシティVLの設定が可
能な第3段階になる(表示部Sbは「ベロシティ(VELO
CITY)」設定モードを表示)。さらに、シフトボタンB
Lsh及び第1グループ選択スイッチBLaを操作する
と、再びピッチNN(p)の設定が可能になる。これら
の3段階により、第1グループの各ステップの3つのパ
ラメータを設定することができる。
【0045】また、シフトボタンBLsh及び第2グル
ープ(STEP9〜16 )選択スイッチBLbの同時操作によ
り、第2グループの第9〜第16ステップボタンBL9
〜BL16が付勢され、第1グループと同様の操作によ
り、第2グループの第9〜第16ステップデータについ
て、第1〜第3段階で各イベントパラメータの設定が可
能になる。このようにして、メロディデータ(シンセト
ラック)MDの第1〜第16ステップデータのイベント
パラメータを設定することができる。
【0046】リズムデータ(リズムトラック)RD1〜
RD3の各ステップのイベントパラメータの設定につい
ても、同様に行うことができる。すなわち、パターンデ
ータPDに対してリズムデータ(リズムトラック)RD
1〜RD3を選択し(ボタンBLrの順次操作)、さら
に、シフトボタンBLsh及び第1又は第2グループ選
択スイッチBLa,BLbの操作により第1又は第2グ
ループのステップボタンBL1〜BL8,BL9〜BL
16が付勢される毎に、リズムデータの「イベントエデ
ィット」モードの第1〜第3段階が得られ、各ステップ
データに対応するダイヤルDL1〜DL8によって、各
段階で指示されるパラメータ種類毎に、の当該リズムデ
ータ(リズムトラック)RD1〜RD3の各ステップの
イベント情報の設定が可能となる。
【0047】ただし、モード設定当初の第1段階は、イ
ベント情報のうちノート番号で表わされる楽器(INS
T)情報NN(i)を設定してリズム音楽器を指定する
ことができる状態(表示部Sbは「楽器設定(INST SE
T)」モードを表示)であり、以下の第2及び第3段階
は、メロディデータ(シンセトラック)MDの場合と同
様に、シフトボタンBLshの操作により、ゲートタイ
ムGT及びベロシティVLの設定モード(表示部Sbは
順次「ゲートタイム(GATE TIME)」及び「ベロシティ
(VELOCITY )」設定モードを表示)となる。
【0048】このように、「イベント編集」モードで
は、第1〜第8又は第9〜第16ステップの各イベント
に対応する音色パラメータ設定領域AV最下段の8つの
ダイヤルDL1〜DL8を回すと、パターンデータPD
のうち選択された種類のパラメータが設定変更される。
なお、イベントをキーオフ(KEY−OFF)するに
は、ゲートタイム情報GTを“0”(ゼロ)に設定す
る。この場合、ミュートを解除しても音は出ない設定と
なる。
【0049】「イベント編集」モードにおいてシフト
(SHIFT )ボタンBLsh及び上オクターブ(OCT <<)
又は下オクターブ(OCT >>)ボタンBLob,BLof
を押してステップを移動させることにより、対応するス
テップにおける各イベントパラメータの現在の設定値が
表示器Sa上に表示される。
【0050】また、「イベント編集」モードにおいて、
シフトボタンBLshを押しながらダイヤルDL1〜D
8の何れかを動かすと、当該ダイヤルに対応するステッ
プ以降の全てのステップのパラメータを同じ数値に設定
変更する処理が実行される。この場合、第1〜第8ステ
ップST1〜ST8が選択されていても、第9〜第16
ステップST9〜ST16も設定変更の対象になる。こ
の処理は、例えば、所定ステップ以降の全てのイベント
のゲートタイムGTやベロシティVLを同じ数値にした
り、楽器〔楽器(INST)情報NN(i)〕を「スネ
アドラム」にする場合などに便利である。
【0051】〔2〕各イベントの音色パラメータの編集
(エディット) 上述の「イベント編集」モード以外においては、音色
(ボタン)パラメータ設定領域AV最下段の8つのダイ
ヤルDL1〜DL8は音色(ボイス)エディットのため
に使用され、それ以外のダイヤルやボタンも、その他の
音源パラメータの設定のために、何時でも有効に操作す
ることができる。また、ソングデータSDの再生時〔こ
の場合、ソング(SONG)モード選択ボタンBsnを操作
した後、プレイボタンBLssをスタート(点灯)指令
操作することにより、「プレイ」(Play)モードとされ
る。〕にも、操作パネル14上の各種ダイヤルを操作し
て各種パラメータをリアルタイムに変更することができ
る。
【0052】従って、シンセトラック(SYNTH TRACK )
選択ボタンBLsの操作によりメロディデータ(シンセ
トラック)MDを選択して「音色パラメータ編集(ボイ
スエディット)」(PatternVoiceEdit)モードとし、ボ
タンBka〜Bw2やダイヤルDL1〜DL8を操作す
ることにより、メロディデータ(シンセトラック)MD
の音色(ボイス)パラメータをエディットすることがで
きる。なお、設定される音色(ボイス)パラメータは数
多くあるが、図2の音色パラメータ設定領域AVに示す
ように、よく使うものパラメータをダイヤルDL1〜D
L8の操作により設定することができるように構成して
いる。
【0053】図7は、この電子音楽システムの音源部で
実現されるアナログシミュレーション音源の概略的な構
成を示す。この電子音楽システムにおいては、図7に示
されるような周知のアナログ音源の機能がディジタル的
な処理により音源部7でシミュレートされる。このシミ
ュレーション音源各部の音源パラメータは、操作パネル
14上に設けられたパラメータ設定用ダイヤル及びボタ
ンを用いて設定することができる。
【0054】「音色パラメータ編集(ボイスエディッ
ト)」モードにおいて、数値表示(SHOW VALUE)モード
選択ボタンBsvを押すと、「現在値表示」(ShowValu
e 又はShowCurrentValue)モードになり、その後にダイ
ヤルDL1〜DL8やボタンBka〜Bw2などを操作
すると、音色(ボイス)パラメータなどの音源パラメー
タについて、操作に応じた現在の設定値が表示器Saに
表示され、音源パラメータの現在値を確認することがで
きる。この場合、対応する音源パラメータの設定値は変
更されない。脱出(EXIT)ボタンBexを押すことによ
り、この「現在値表示」モードから抜け出ることができ
る。
【0055】「音色パラメータ編集」モードにおいて、
シフト(SHIFT )ボタンBLsh及び数値表示(SHOW V
ALUE)モード選択ボタンBsvを押すと、「オリジナル
値表示」(OriginalValue 又はShowOriginalValue )モ
ードになり、その後にダイヤルDL1〜DL8やボタン
Bka〜Bw2などの操作子を操作すると、操作された
操作子に対応する音色(ボイス)などの音源パラメータ
のオリジナル値(ソングデータSD又はパターンデータ
PDを読み出したときの元々の値)が表示器Saに表示
され、音源パラメータのオリジナル値を確認することが
でき、この場合も、当該音源パラメータの設定値は変更
されない。脱出(EXIT)ボタンBexを押すことによ
り、この「オリジナル値表示」モードから抜け出ること
ができる。
【0056】〔3〕編集(エディット)モード変更時の
ダイヤル設定態様 各ステップの「イベント編集(イベントエディット)」
(PatternEventEdit)モードから「音色パラメータ編集
(ボイスエディット)」(PatternVoiceEdit)モードへ
というように、編集モード変更を行った後に、ダイヤル
を操作して当該ダイヤルに割当られたパラメータの設定
値を変更する際の動作について説明を補足する。例え
ば、「音色パラメータ編集」モードにおいて、ミキシン
グ比率(VOL1/2)ダイヤルDL2〔設定範囲は“0”
(最小値)〜“100”(最大値)とする。〕の設定値
を“10”に変更した後、ステップの「イベント編集モ
ード」に入り当該ダイヤルDL2の設定値を“60”に
操作し、その後、再び「音色パラメータ編集」モードに
戻ったとき、ダイヤルDL2の設定値は、ダイヤルDL
2に触らなければ、元の設定値“10”のままとなる。
しかしながら、少しでもダイヤルDL2に触ると、ダイ
ヤルDL2の回動した位置の値が設定値になる。例え
ば、値“60”の位置から値“70”の位置に動かす
と、ダイヤルDL2の設定値は、元の値“10”の位置
から回動後の値“70”に変更される。
【0057】〔メイン処理〕図8は、この発明の一実施
例による電子音楽システムで実行される電子音楽制御の
ための処理全体を表わすメイン処理のフローチャートで
ある。ステップS1でシステムの初期化を行い、ステッ
プS2では、操作パネル14上の数値表示(SHOW VALU
E)モード選択ボタンBsvの操作に基づく「数値表示
イベント」(ShowValue イベント)を検出する「Sho
wValueイベント検出」処理を行う。次のステップ
S3では、脱出(EXIT)ボタンBexの操作に基づく
「脱出イベント」(Exitイベント)を検出する「Exi
tイベント検出」処理を行う。
【0058】続いて、ステップS4では、操作パネル1
4の音色設定操作領域AV上におけるダイヤルDL1〜
DL8やボタンBka〜Bw2などの各種音源パラメー
タ設定用操作子(以下、単に「ダイヤル又はボタン」と
いう。)の操作に基づく「ダイヤル・ボタンイベント」
を検出する「ダイヤル・ボタンイベント検出」処理を行
う。次に、ステップS5においては、選択された演奏デ
ータに基づいて、音源部7及びサウンドシステム15を
介して所望の楽音を放音する自動演奏処理を行う。そし
て、ステップS6でその他処理(システムの所望の動作
に必要なその他の処理)を行い、メイン処理の終了指示
があるまでステップS2〜S6の処理が繰り返し実行さ
れる。
【0059】〔ShowValueイベント検出処理〕
図9は、メイン処理のステップS2におけるShowV
alueイベント検出処理ルーチンの一例が示されてい
る。この処理ルーチンの最初のステップA1では、操作
パネル14上の数値表示(SHOW VALUE)モード選択ボタ
ンBsvのみが押圧操作されたか否かを判定し、ボタン
Bsvのみが操作されたときはステップA2に進み、そ
うでないときはステップA3に進む。
【0060】ステップA2においては、ShowVal
ueフラグSVを“1”とし、システムを現在値表示
(ShowValue )モードに投入し、また、システムの動作
モードがオリジナル値表示(OriginalValue )モードで
あった場合は、さらに、OriginalValueフ
ラグOVを“0”とした上、このShowValueイ
ベント検出処理を終了してメイン処理(図8)のステッ
プS3にリターンする。
【0061】ステップA3では、数値表示モード選択
(SHOW VALUE)ボタンBsvとシフト(SHIFT )ボタン
BLshが同時に操作されたか否かを判定し、両ボタン
Bsv,BLshが同時に操作されたときはステップA
4に進み、そうでないときは、メイン処理のステップS
3にリターンする。
【0062】ステップA4においては、Origina
lValueフラグOVを“1”とし、動作モードをオ
リジナル値表示(OriginalValue )モードに投入し、ま
た、システムの動作モードが現在値表示(ShowValue )
モードであった場合は、さらに、ShowValueフ
ラグSVを“0”とした上、メイン処理のステップS3
にリターンする。
【0063】〔Exitイベント検出処理〕図10は、
メイン処理のステップS3におけるExitイベント検
出処理ルーチンの一例が示されている。この処理ルーチ
ンの最初のステップB1では、操作パネル14上の脱出
(EXIT)ボタンBexが押圧操作されたか否かを判定
し、ボタンBexが操作されたときはステップB2に進
み、そうでないときは、直ちに、このExitイベント
検出処理を終了してメイン処理(図8)のステップS4
にリターンする。
【0064】ステップB2では、ShowValueフ
ラグSVが“1”であるか否か、即ち、システムが現在
値表示(ShowValue )モードであるか否かを判別し、現
在値表示モードのときはステップB3に進み、そうでな
いときはステップB4に進む。ステップB3において
は、ShowValueフラグSVを“0”として現在
値表示(ShowValue )モードを解除した上、メイン処理
のステップS4にリターンする。
【0065】ステップB4では、OriginalVa
lueフラグOVが“1”であるか否か、即ち、システ
ムがオリジナル値表示(OriginalValue )モードである
か否かを判別し、オリジナル値表示モードのときはステ
ップB5に進み、そうでないときはステップB6に進
む。ステップB5においては、OriginalVal
ueフラグOVを“0”としてオリジナル値表示(Orig
inalValue )モードを解除した上、メイン処理のステッ
プS4にリターンする。また、ステップB6において
は、システムが現在値表示モード及びオリジナル値表示
モード以外のその他のモードである場合に、当該モード
を解除した上、メイン処理のステップS4にリターンす
る。
【0066】〔ダイヤル・ボタンイベント検出処理〕こ
の発明の一実施例による電子音楽システムでは、操作パ
ネル上に設けられた複数のパラメータ設定用操作子は、
パラメータ設定機能が割り当てられ複数モード下で操作
され、ダイヤル・ボタンイベント検出処理ルーチンによ
って、パラメータ設定用操作子の操作に基づくシステム
の動作を指定モードに応じて制御することができる。す
なわち、第1モード(通常モード)が指定されていると
きにこれらの操作子を操作した場合は、その操作量に応
じて、対応する音源パラメータの設定値が変更される。
また、第2モード(ShowValue モード)指定時に操作子
を操作した場合には、対応するパラメータの設定値を変
えることなく、表示器Saに現在のパラメータ設定値が
表示される。さらに、第3モード(OriginalValue モー
ド)指定時に操作子を操作した場合には、対応するパラ
メータの設定値を変えることなく、当該パラメータの初
期設定値が表示器Saに表示される。
【0067】図11は、メイン処理のステップS4にお
けるダイヤル・ボタンイベント検出処理ルーチンの一例
が示されている。この処理ルーチンの最初のステップC
1では、操作パネル14のダイヤル又はボタン(即ち、
音色設定操作領域AV上におけるボタンBka〜Bw2
やダイヤルDL1〜DL8などの各種音源パラメータ設
定用操作子)が操作されたか否かを判定し、ダイヤル又
はボタンが操作されたときはステップC2に進み、そう
でないときは、直ちに、このダイヤル・ボタンイベント
検出処理を終了して、メイン処理(図8)のステップS
5にリターンする。
【0068】ステップC2では、ShowValueフ
ラグSVが“1”である〔システムが現在値表示(Show
Value )モードである〕か否かを判別し、フラグSV=
“1”(現在値表示モード)のときはステップC3に進
み、そうでないときはステップC4に進む。ステップC
3においては、現在選択されているパターンデータPD
のうちメロディデータ(シンセトラック)MDについ
て、ダイヤル又はボタンに対応する音色(ボイス)等の
パラメータの現在の設定値を表示した上、メイン処理の
ステップS5にリターンする。
【0069】ステップC4では、OriginalVa
lueフラグOVが“1”である〔システムがオリジナ
ル値表示(OriginalValue )モードである〕か否かを判
別し、フラグOV=“1”(オリジナル値表示モード)
のときはステップC5に進み、そうでないときはステッ
プC6に進む。ステップC5においては、現在選択され
ているパターンデータPDのうちメロディデータ(シン
セトラック)MDについて、ダイヤル又はボタンに対応
する音色(ボイス)等のパラメータのオリジナル設定値
を表示した上、メイン処理のステップS5にリターンす
る。
【0070】また、ステップC6においては、現在選択
されているパターンデータPDのうちメロディデータ
(シンセトラック)MDについて、ダイヤル又はボタン
に対応する音色(ボイス)等のパラメータを、当該ダイ
ヤル又はボタンの操作量に応じて変更した上、メイン処
理のステップS5にリターンする。
【0071】〔自動演奏処理〕図12は、メイン処理の
ステップS5における自動演奏処理ルーチンの一例が示
されている。この処理ルーチンの最初のステップD1で
は、操作パネル14のプレイボタンBLssが操作され
たか否かを判定し、プレイボタンBLssが操作された
ときはステップD2に進み、そうでないときは、直ち
に、この自動演奏処理を終了してメイン処理(図8)の
ステップS6にリターンする。ステップD2では、シス
テムの現在の動作モードが自動演奏モードではないか否
かを判断し、自動演奏モードでないときは(YES)ス
テップD3に進み、そうでないときは(自動演奏モード
である=NO)、ステップD4に進み自動演奏を停止さ
せた上、メイン処理のステップS6にリターンする。
【0072】ステップD3では、さらに、システムの現
在の動作モードがソングモードであるか否か判定し、ソ
ングモードのときはステップD5に進み、そうでないと
きはステップD6に進む。ステップD5においては、選
択されているソング番号の演奏データSDを順番に読み
出して音源部7に送り、楽音信号を発生させサウンドシ
ステム15を介して楽音を放音させる処理を行う。ま
た、当該演奏データSDがなくなれば自動演奏を停止す
る処理を行う。そして、このような処理を行った後、メ
イン処理のステップS6にリターンする。
【0073】ステップD6では、さらに、システムの現
在の動作モードがパターンモードであるか否か判定し、
パターンモードのときはステップD7に進み、そうでな
いときは、このダイヤル・ボタンイベント検出処理を終
了し、メイン処理のステップS6にリターンする。ステ
ップD7においては、選択されているパターン番号の演
奏データPDを順番に繰り返し読み出して音源部7に送
り、楽音信号を発生させサウンドシステム15を介して
楽音を放音させる処理を行った後、メイン処理のステッ
プS6にリターンする。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、電子音楽装置の1乃至複数のパラメータ設定用操作
子に、所定のパラメータを設定する機能を割り当てて、
各パラメータ設定用操作子を複数のモード下で操作可能
とする。通常モード(第1モード)が指定されていると
きに操作子が操作された場合は、その操作量に応じて、
この操作子に対応するパラメータの設定値を変更する。
また、ShowValue モード(第2モード)が指定されてい
るときに操作子が操作された場合には、当該操作子に対
応するパラメータの設定値を変えることなく、表示手段
に現在の設定値を表示する。従って、複数の操作子に対
して、第1及第2モードを切り換えるためモード切替ボ
タンや表示器を1つずつ設けるだけで、操作子毎のパラ
メータ現在値を見ることができるので、所望の設定/表
示機能を簡単な構成で実現し、また、表示器も小型化す
ることができる。
【0075】この発明によれば、さらに、OriginalValu
e モード(第3モード)が指定されているときに操作子
が操作された場合には、この操作子に対応するパラメー
タの設定値を変えることなく、当該パラメータの初期設
定値(オリジナル設定値又はデフォルト値或いはメモリ
から読み出したときの設定値)が、表示手段に表示され
るように構成しているので、簡単な構成に拘わらず、さ
らに、設定乃至確認すべき所望のパラメータについて、
初期設定状態を的確に把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の一実施例による電子音楽シ
ステムのハードウエア構成を示すブロック図である。
【図2】図2は、この発明の一実施例による電子音楽シ
ステムの操作パネルの一構成例である。
【図3】図3は、この発明の一実施例におけるソング及
びパターンデータの一構成例である。
【図4】図4は、この発明の一実施例におけるイベント
のデータ構成例である。
【図5】図5は、この発明の一実施例における全体的な
データ構成例である。
【図6】図6は、この発明の一実施例における代表的な
モードに対応する操作子の機能を説明するための図であ
る。
【図7】図7は、この発明の一実施例による電子音楽シ
ステムにおいて実現されるアナログシミュレーション音
源の概略的な構成例を示す。
【図8】図8は、この発明の一実施例による電子音楽シ
ステムにおいて実行されるメイン処理のフローチャート
である。
【図9】図9は、この発明の一実施例による電子音楽シ
ステムにおいて実行されるShowValueイベント
検出処理のフローチャートである。
【図10】図10は、この発明の一実施例による電子音
楽システムにおいて実行されるExitイベント検出処
理のフローチャートである。
【図11】図11は、この発明の一実施例による電子音
楽システムにおいて実行されるダイヤル・ボタンイベン
ト検出処理のフローチャートである。
【図12】図12は、この発明の一実施例による電子音
楽システムにおいて実行される自動演奏処理のフローチ
ャートである。
【符号の説明】
AS 可変表示器Sa及び選択表示部Sbを備える表示
専用領域、 Bsv 数値表示モード選択ボタン、 BLsh シフトボタン、 BLs シンセトラック選択ボタン、 BLr リズムトラック選択ボタン、 AV 音色パラメータ設定領域、 V1,V2 第1及び第2音色パラメータ設定領域、 DL1〜DL8 音色パラメータ設定ダイヤル、 Bka,Bw1,Bsm,Bw2 音色パラメータ設定
ボタン、 BL1〜BL16 第1〜第16ステップボタン。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パラメータの設定機能が割り当てられた少
    なくとも1つの操作子と、 第1モード及び第2モードを選択的に指示するためのモ
    ード指示手段と、 パラメータ設定状態を表示するための表示手段と、 第1モードが指示されているときに上記操作子が操作さ
    れたことに基づいて、該操作子に対応するパラメータの
    設定値を該操作子の操作量に応じて変更すると共に、第
    2モードが指示されているときに上記操作子が操作され
    たことに基づいて、該操作子に対応するパラメータの設
    定値を変えることなく、該パラメータの現在の設定値を
    上記表示手段に表示するように制御する制御手段とを具
    備することを特徴とする多機能操作子を有する電子音楽
    装置。
  2. 【請求項2】上記モード指示手段は、更に第3モードを
    も指示することができ、 上記制御手段は、第3モードが指定されているときに上
    記操作子が操作されたことに基づいて、該操作子に対応
    するパラメータの設定値を変えることなく、該パラメー
    タの初期設定値を上記表示手段に表示するように制御す
    ることを特徴とする請求項1に記載の多機能操作子を有
    する電子音楽装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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