JP2002168995A - オーバーパックおよびその製造方法 - Google Patents

オーバーパックおよびその製造方法

Info

Publication number
JP2002168995A
JP2002168995A JP2000368584A JP2000368584A JP2002168995A JP 2002168995 A JP2002168995 A JP 2002168995A JP 2000368584 A JP2000368584 A JP 2000368584A JP 2000368584 A JP2000368584 A JP 2000368584A JP 2002168995 A JP2002168995 A JP 2002168995A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
overpack
opening
main body
lid
alloy
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000368584A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuto Maeda
一人 前田
Fushiki Matsuoka
不識 松岡
Koichi Kami
弘一 上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2000368584A priority Critical patent/JP2002168995A/ja
Publication of JP2002168995A publication Critical patent/JP2002168995A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Packages (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】オーバーパック本体および蓋を、強度および耐
食性に優れたTiまたはTi合金製とすることによっ
て、肉厚を低減して軽量化するとともに耐食性を高める
こと。 【解決手段】放射性廃棄物をガラス固化処理してなるガ
ラス固化体を収納したキャニスタ8を開口より収納する
ようにしたオーバーパック本体5と、オーバーパック本
体5の開口を閉塞する蓋6とを、ともにTi(チタン)
またはTi合金により製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高レベル放射性廃
棄物をガラス固化処理してなるガラス固化体を収納する
ためのオーバーパックおよびその製造方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】原子力施設において発生する放射性廃棄
物のうち、残留放射能が高い高レベル放射性廃棄物は、
ガラス結晶中に封じ込めることによりガラス固化処理し
てなるガラス固化体として、例えば、地下数百〜数千m
の地点に長期間埋設されることが計画されている。
【0003】このようなガラス固化体は、例えば図9に
示すような構成のオーバーパック4に収納されて地層処
分される。このようなオーバーパック4は、オーバーパ
ック本体5と、オーバーパック本体5の上部開口部を閉
塞する蓋6とからなり、上部開口部からガラス固化体を
収納したキャニスタ8をオーバーパック本体5内に収納
した後、この上部開口部を蓋6で閉塞する。
【0004】このオーバーパック本体5および蓋6の材
料としては、コンクリート、炭素鋼などが用いられる。
コンクリートが用いられた場合には、蓋6で上部開口部
を塞いでから更にその外周をTi(チタン)製等のライ
ニング材9によって覆うことによってキャニスタ8がオ
ーバーパック4の内部に密閉される。
【0005】一方、炭素鋼が用いられた場合には、蓋6
とオーバーパック本体5とが溶接されることによってキ
ャニスタ8がオーバーパック4の内部に密閉される。こ
の場合、更に、オーバーパック本体5および蓋6の外周
をTi(チタン)製等のライニング材9によって覆うこ
とによって、キャニスタ8をオーバーパック4の内部に
密閉する効率を高める場合もある。
【0006】このようなオーバーパック4は、専用の処
分施設に定置されるが、その場合には、オーバーパック
4の外側に、更に図示しないベントナイトで周囲を取り
巻き定置される。これは、オーバーパック4が、長期間
の処分中に、地下水等によって侵食され、腐食すること
を避ける目的で用いられているものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のオーバーパックでは、以下のような問題があ
る。
【0008】すなわち、オーバーパック4は、上述した
ように地下数百〜数千mの地点に掘られた専用の処分施
設に埋設される。このため、炭素鋼製のオーバーパック
の場合には、地圧に耐えることができるように、ある程
度の肉厚が要求される。これによって、オーバーパック
本体5として鍛造品を機械加工したものが必要となる。
その結果、従来技術によるオーバーパック4は肉厚が厚
く、寸法が大きく、重量が重く、製造コストも高くなる
という問題がある。
【0009】万一の放射性物質の放散を防ぐためにも、
このようにオーバーパック4内に収納したキャニスタ8
の密封度を高める必要がある。このため、炭素鋼が用い
られたオーバーパック4は、オーバーパック本体5と蓋
6とを溶接している。コンクリート製のオーバーパック
の場合には溶接することができないので、オーバーパッ
ク4の外周を更にライニング材9で覆うことが必要とな
る。なお、炭素鋼が用いられたオーバーパックは、その
オーバーパック本体5と蓋6とを溶接してもなお、更に
密封性を高め安全性を向上させるためにライニング材9
で覆う場合もある。しかしながら、オーバーパック本体
5の外周を更にライニング材9を覆う場合には、更にオ
ーバーパック4の外周寸法を大きくし、結果として重量
も重く、製造コストも高くなる。
【0010】一方、コンクリート製のオーバーパックの
場合、圧縮強度の高いコンクリートを用いることによっ
て、炭素鋼製のオーバーパックに比べて重量が軽くなる
のみならず、製造コストも安く抑えることができる。し
かしながら、炭素鋼製のオーバーパック同様、コンクリ
ート製のオーバーパックであっても、地下水等による腐
食を避けることができないので、その外側にベントナイ
トを巻いてから処分抗へ定置する。この処分抗にオーバ
ーパック4を定置する作業は、地下数百〜数千mの深さ
に掘られた処分施設内で専用のハンドリング装置を用い
て遠隔操作によってなされる。
【0011】したがって、上述したような従来技術によ
るオーバーパック4は、図9に示すように、オーバーパ
ック本体5にハンドリング用の吊りピース10が溶接で
取り付けられている。そして、この吊りピース10にハ
ンドリング用のワイヤやチェーン等を掛けてから吊り上
げ治具によって持ち上げ、所定の貯蔵場所まで移動した
後に降ろしている。この吊りピース10は、オーバーパ
ック本体5から突起しているために、溶接部のスミ肉の
余盛りがあり、オーバーパック本体5と吊りピース10
との施工性が困難であるという問題がある。
【0012】更に、貯蔵施設においてはオーバーパック
4を多数並べて保管するので、スペースの有効利用の観
点から考えると、吊りピース10がオーバーパック本体
5の側面から突起している分だけ、余分な保管スペース
が必要となるために、貯蔵効率が低下するという問題が
ある。
【0013】更にまた、このような吊りピース10で
は、オーバーパック4を縦方向に吊り上げ、それをその
まま降ろし縦方向に配置することは可能であるが、横方
向に吊り上げることは困難である。
【0014】一方、ハンドリング装置側からみると、オ
ーバーパックの周囲にベントナイトを巻く必要がある
と、1つのオーバーパックの貯蔵作業に要する時間が余
分にかかるのみならず、専用のハンドリング装置に、ベ
ントナイトを巻くための機能も備えなくてはならないた
めに、ハンドリング装置のコスト高をももたらしてしま
うという問題がある。
【0015】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、その第1の目的は、オーバーパック本体お
よび蓋を、強度および耐食性に優れたTiまたはTi合
金製とすることによって、肉厚を低減して軽量化すると
ともに耐食性を高め、もって、鍛造作業を不要として、
製造コストを下げるとともに、その外側にベントナイト
を巻くことを不要として貯蔵コスト的にも優れたオーバ
ーパックを提供することである。
【0016】また、第2の目的は、オーバーパック本体
表面の突起物である吊りピースを無くし、その代わり
に、オーバーパック本体の外側に、吊り上げ治具を装着
することが可能な溝を設け、この溝に吊り上げ治具を装
着することによって、オーバーパックの縦吊りおよび横
吊りの両方を可能としたオーバーパックを提供すること
である。
【0017】更に、第3の目的は、蓋をオーバーパック
本体に螺設して開口部を閉塞することによって、オーバ
ーパックの気密性を高め、もって、キャニスタの収納時
における安全性を高めることが可能なオーバーパックを
提供することである。
【0018】更にまた、第4の目的は、TiまたはTi
合金からなる円筒部材と底部材とを溶接することによっ
てオーバーパック本体を製造し、もって、鍛造および焼
鈍を不要とし、製造工程の簡素化を図ることによって製
造コストを低減することが可能なオーバーパックの製造
方法を提供することである。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明では、以下のような手段を講じる。
【0020】すなわち、請求項1の発明では、放射性廃
棄物をガラス固化処理してなるガラス固化体を開口より
収納するようにしたオーバーパック本体と、オーバーパ
ック本体の開口を閉塞する蓋とを、ともにTi(チタ
ン)またはTi合金により製造する。
【0021】請求項2の発明では、放射性廃棄物をガラ
ス固化処理してなるガラス固化体を開口より収納するよ
うにしたオーバーパック本体と、オーバーパック本体の
開口を閉塞する蓋とを備えたオーバーパックにおいて、
オーバーパック本体の外周部に、オーバーパック本体を
吊り上げる吊り具を装着するための溝を設ける。
【0022】請求項3の発明では、放射性廃棄物をガラ
ス固化処理してなるガラス固化体を開口より収納するよ
うにしたオーバーパック本体と、オーバーパック本体の
開口を閉塞する蓋とを備えたオーバーパックにおいて、
蓋をオーバーパック本体に螺設することにより開口を閉
塞する。
【0023】請求項4の発明では、放射性廃棄物をガラ
ス固化処理してなるガラス固化体を開口より収納するよ
うにしたオーバーパック本体と、オーバーパック本体の
開口を閉塞する蓋とを、ともにTi(チタン)またはT
i合金により製造し、オーバーパック本体の外周部に、
オーバーパック本体を吊り上げる吊り具を装着するため
の溝を設ける。
【0024】請求項5の発明では、放射性廃棄物をガラ
ス固化処理してなるガラス固化体を開口より収納するよ
うにしたオーバーパック本体と、オーバーパック本体の
開口を閉塞する蓋とを、ともにTi(チタン)またはT
i合金により製造し、蓋をオーバーパック本体に螺設す
ることにより開口を閉塞する。
【0025】請求項6の発明では、放射性廃棄物をガラ
ス固化処理してなるガラス固化体を開口より収納するよ
うにしたオーバーパック本体と、オーバーパック本体の
開口を閉塞する蓋とを備えたオーバーパックにおいて、
蓋をオーバーパック本体に螺設することにより開口を閉
塞し、オーバーパック本体の外周部に、オーバーパック
本体を吊り上げる吊り具を装着する。
【0026】請求項7の発明では、放射性廃棄物をガラ
ス固化処理してなるガラス固化体を開口より収納するよ
うにしたオーバーパック本体と、オーバーパック本体の
開口を閉塞する蓋とを、ともにTi(チタン)またはT
i合金により製造し、蓋をオーバーパック本体に螺設す
ることにより開口を閉塞し、オーバーパック本体の外周
部に、オーバーパック本体を吊り上げる吊り具を装着す
るための溝を設ける。
【0027】請求項8の発明では、放射性廃棄物をガラ
ス固化処理してなるガラス固化体を開口より収納するよ
うにしたオーバーパック本体と、オーバーパック本体の
開口を閉塞する蓋とを備えたオーバーパックの製造方法
であって、Ti(チタン)またはTi合金からなる円筒
部材を形成する段階と、円筒部材の一端の開口に、Ti
またはTi合金からなる底部材を溶接し、開口を底部材
で閉塞することによってオーバーパック本体を形成する
段階と、円筒部材の他端の開口近傍と、TiまたはTi
合金からなる蓋とに、オーバーパック本体と蓋とを螺設
するためのねじを螺刻する段階とからなる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の各実施の形態に
ついて図面を参照しながら説明する。
【0029】なお、以下の各実施の形態の説明に用いる
図中の符号は、図9と同一部分については同一符号を付
して示すことにする。
【0030】(第1の実施の形態)本発明の第1の実施
の形態を図1から図3を用いて説明する。
【0031】図1は第1の実施の形態に係るオーバーパ
ックの全体構成の一例を示す断面図、図2は、このオー
バーパックにガラス固化体を収納したキャニスタ8を収
納する工程を説明するための工程図である。
【0032】すなわち、本実施の形態に係るオーバーパ
ック1は、放射性廃棄物をガラス固化処理してなるガラ
ス固化体を収納したキャニスタ8を開口部7より収納す
るようにしたオーバーパック本体5と、このオーバーパ
ック本体5の開口部7を閉塞する蓋6とを、ともにTi
(チタン)またはTi合金とする。
【0033】図2に示すように、開口部7を介してキャ
ニスタ8をオーバーパック本体5内に挿入する(a1)
と、蓋6を用いて開口部7を閉塞し(a2)、更に、オ
ーバーパック本体5と蓋6との接触部18を溶接等によ
ってシールする(a3)。そして、オーバーパック1に
傷や割れ等がないかどうかを非破壊検査によって検査し
(a4)、地下に貯蔵する(a5)。
【0034】Tiは、重量あたりの強度である比強度特
性が極めて優れた金属であるので、TiまたはTiを主
成分とするTi合金によってオーバーパック本体5と蓋
6とを製造することによって、従来技術による炭素鋼や
コンクリートによって製造されたオーバーパック4と比
べて、その重量を軽くしても同等の強度を有する。これ
によって、収納するキャニスタ8のサイズが同じあって
も、炭素鋼やコンクリートによって製造されたオーバー
パック4よりも軽量化している。
【0035】このように優れた比強度特性によって、鍛
造や焼鈍を行わなくとも、炭素鋼製のオーバーパック4
と同等の強度を有するために、本実施の形態に係るオー
バーパック1は、図3に示すような製造工程で製造す
る。
【0036】先ず、TiまたはTiを主成分とするTi
合金からなる板材を準備し(b1)、これを半円状に曲
げたもの(b2)をあわせて溶接することによって円筒
部材を形成する(b3)。そして、この円筒部材に傷や
割れ等がないかどうかを非破壊検査によって検査し(b
4)、更に表面を切削加工する(b5)。
【0037】一方、オーバーパック本体5の底部材とす
るためのTiまたはTiを主成分とするTi合金からな
る円盤形状部材を別途加工しておき、この底部材を上記
b5工程で切削加工された円筒部材の一方の開口部に合
わせ(b6)、円筒部材と底部材とを溶接する(b
7)。これによってオーバーパック本体5を形成する。
そして、このオーバーパック本体5に傷や割れ等がない
かどうかを非破壊検査によって検査し(b8)、更に表
面を切削加工した(b9)後に、洗浄して(b10)現
地に出荷する(b11)。
【0038】すなわち、本実施の形態に係るオーバーパ
ック1のオーバーパック本体5は、TiまたはTi合金
からなる円筒部材に、TiまたはTi合金からなる底部
材を溶接し、下部開口部を閉塞することによって形成す
るので、従来必要としていた鍛造や焼鈍にかかる工程お
よびそのための設備を要しない。このため、製造工程お
よび製造設備の簡素化が図れるようになる。更に、上述
したようなオーバーパック1の小型化、軽量化によっ
て、製造設備自体の小型化や、荷重設計の合理化、オー
バーパック1を吊り上げるための吊り上げ装置のスペッ
クダウンも図れるようになる。
【0039】また、Tiは耐食性に極めて優れた金属で
あるので、TiまたはTiを主成分とするTi合金によ
ってオーバーパック本体5と蓋6とを製造することによ
って、従来技術による炭素鋼やコンクリートによって製
造されたオーバーパック4で必要としていたようなベン
トナイト等の止水材を、その外周に巻くことを要しな
い。これによって、オーバーパック1の構成の簡素化が
なされるようになるとともに、貯蔵施設側においても、
従来必要であったベントナイト等の腐食防止材をオーバ
ーパック1の外周に設置する工程、およびそのための設
備をも要しなくなる。
【0040】次に、以上のように構成した本実施の形態
に係るオーバーパックの作用について説明する。
【0041】すなわち、本実施の形態に係るオーバーパ
ック1は、比強度特性が極めて優れたTiまたはTi合
金を用いているために、従来技術による炭素鋼やコンク
リートによって製造されたオーバーパック4と比べて、
その重量を軽くしても同等の強度を有する。これによっ
て、炭素鋼やコンクリートによって製造されたオーバー
パック4よりも軽量化がなされる。
【0042】また、製造工程における鍛造や焼鈍が不要
となるために、製造工程が簡素化され、製造コストの低
減化が図られる。これは、オーバーパック1の製造設備
側においても、オーバーパック1の小型化、軽量化によ
って、製造設備自体を小型化したり、あるいはオーバー
パック1を吊り上げるための吊り上げクレーンのスペッ
クダウンをするなどといった設備の荷重設計の合理化の
みならず、鍛造や焼鈍のための設備も不要となる。
【0043】また、Tiは耐食性に極めて優れた金属で
あるので、本実施の形態によるオーバーパック1は、従
来技術による炭素鋼やコンクリートによって製造された
オーバーパック4で必要としていたようなベントナイト
等の止水材が不要となる。これは、単に、オーバーパッ
ク1の構成の簡素化がなされるのみならず、貯蔵施設側
においても、そのための工程、および専用の設備も不要
となる。
【0044】上述したように、本実施の形態に係るオー
バーパック1においては、上記のような作用により、従
来用いられてきた炭素鋼やコンクリートによって製造さ
れたオーバーパック4に比べて、小型にかつ軽量にする
ことが可能となる。また、ベントナイト等の止水材をそ
の外周に定置することも要しないので、構成を簡素化す
ることも可能となる。
【0045】このようなオーバーパック1を製造する製
造設備側では、鍛造や焼鈍の工程が不要となり、製造工
程が簡素化されるのみならず、それらの設備ももはや要
しないことから、その製造コストを低減することが可能
となる。オーバーパック1自体も小型化かつ軽量化され
ることから、設備装置自体の小型化や荷重設計の合理化
等もできるようになり、製造コストの低減効果は更に高
められる。
【0046】更に、オーバーパック1を処分する処分設
備側では、オーバーパック1自体の小型化によって、地
下の処分場所までにオーバーパック1を搬入するための
トンネルの径を小型化することが可能となるために、処
分設備の建設コストを低減することが可能となる。ま
た、オーバーパック1の外周にベントナイト等の止水材
を巻く必要が無くなるために、それ専用の装置も不要と
なり、コストは更に低減される。
【0047】(第2の実施の形態)本発明の第2の実施
の形態を図4から図7を用いて説明する。
【0048】図4は、第2の実施の形態に係るオーバー
パックの全体構成の一例を示す断面図である。
【0049】すなわち、本実施の形態に係るオーバーパ
ック2は、キャニスタ8を開口部7より収納するように
したオーバーパック本体5と、このオーバーパック本体
5の開口部7を閉塞する蓋6とを備え、オーバーパック
本体5の外周部の上部および下部にそれぞれ、オーバー
パック本体5を吊り上げるハンドリング治具を装着する
ためのハンドリング治具取付用溝12を設ける。開口部
7を介してキャニスタ8をオーバーパック本体5内に収
納すると、蓋6を用いて開口部7を閉塞し、更に、オー
バーパック本体5と蓋6との接触部18を溶接等によっ
てシールする。
【0050】また、本実施の形態のオーバーパック本体
5および蓋6は、第1の実施の形態で説明したようなT
iまたはTi合金のみならず、従来から用いられている
材質である炭素鋼やコンクリートであっても良い。炭素
鋼やコンクリートを用いた場合、図5に示すように、ま
ず、オーバーパック本体5の上部側面にカギ状のインロ
ウ部13を機械加工によって削り出し、その側面に沿っ
てTi合金によるライニング材9を溶接あるいは焼きば
めによって一体化させた構成とする。更にそのライニン
グ材9の胴部側面に、オーバーパック本体5を吊り上げ
るためのハンドリング治具を装着するためのハンドリン
グ治具取付用溝12を設ける。このインロウ部13は、
吊り上げ時における垂直方向の自重を支持する。
【0051】オーバーパック本体5および蓋6の材質に
炭素鋼やコンクリートを用いた場合には、従来通り、オ
ーバーパック本体5の外周に止水材としてベントナイト
等を定置する。
【0052】上述したように構成したオーバーパック2
は、図6に示すようにして吊り上げるようにしている。
【0053】図6(a)は、オーバーパック2のハンド
リング治具取付用溝12にハンドリング治具14を固定
した状態を示す模式図である。ハンドリング治具14
は、図6(a)に示すA−A方向にしたがった矢視図で
ある図6(b)に示すように、吊りピース16を備えた
一対の半円リング17を固定ボルト15で固定してな
る。図示していないが、この半円リング17の内周側に
は、オーバーパック2の外周に沿って設けられたハンド
リング治具取付用溝12と緩く嵌合する凸部を備えてい
る。オーバーパック2を吊り上げるときには、オーバー
パック2のハンドリング治具取付用溝12に、2つの半
円リング17の内周側に備えられた凸部を緩く嵌め合わ
せ、更に固定ボルト15によってこれら2つの部材を互
いに固定することによってハンドリング治具14をオー
バーパック2に装着する。この状態で、吊りピース16
にチェーンやワイヤーロープ等を掛け、クレーンで持ち
上げることにより吊り上げが可能となる。
【0054】上述したようなハンドリング治具取付用溝
12にハンドリング治具14を取り付けることによっ
て、オーバーパック2の縦方向における吊り上げ、およ
び横方向における吊り上げのいずれも可能となる。
【0055】すなわち、図6(c)に示すように、オー
バーパック2の外周の上部および下部に設けられたハン
ドリング治具取付用溝12のいずれか片方にハンドリン
グ治具14を取り付け、吊り上げることによって、オー
バーパック2の縦方向にした状態での吊り上げを可能と
する。
【0056】一方、図6(d)に示すように、オーバー
パック2の外周の上部および下部に設けられたハンドリ
ング治具取付用溝12の両方にハンドリング治具14を
取り付け、吊り上げることによって、オーバーパック2
の横方向にした状態での吊り上げを可能とする。
【0057】次に、以上のように構成した本実施の形態
に係るオーバーパック2の作用について説明する。
【0058】本実施の形態に係るオーバーパック2は、
従来技術によるオーバーパック4に示すような、オーバ
ーパック本体5に備えられた突起物である吊りピース1
0を無くし、その代わりに外周部に設けたハンドリング
治具取付用溝12にハンドリング治具14を取り付ける
ことによって、吊り上げる。この吊り上げ作業の方法と
しては、縦吊りのみならず、横吊りも可能となる。更に
また、このようにオーバーパック本体5表面の突起物を
無くしたことによって、オーバーパック2の処分時にお
ける空間利用率が高められ、掘削費の低減が図られる。
【0059】一方、オーバーパック本体5および蓋6の
材質に炭素鋼やコンクリートを用いた場合には、従来通
り、オーバーパック本体5の外周に止水材としてベント
ナイト等を定置するが、本実施の形態のオーバーパック
2は、上述したように、オーバーパック本体5の表面の
突起物を無くしているので、これによって、この定置作
業も容易になされる。
【0060】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
るものではなく、図7に示すように、オーバーパック本
体5の上部か下部かのいずれか一方にハンドリング治具
取付用溝12を設けるような構成としても良い。図7
は、一例として、オーバーパック本体5の上部にハンド
リング治具取付用溝12を設けた構成を示している。
【0061】このような構成の場合、図4および図5に
示す構成に比べて、ハンドリング治具取付用溝12が少
ないので、加工工数が減少し、加工コストを削減するこ
とができるが、その代わりにオーバーパック2を横吊り
することはできなくなる。
【0062】上述したように、本実施の形態に係るオー
バーパック2においては、上記のような作用により、吊
り上げるための手段として、従来吊り上げのため必要と
していた吊りピース10の溶接を不要とし、その代わり
に、ハンドリング治具取付用溝12を設けることによっ
て、製造を容易に行うことが可能となる。そして、その
吊り上げ方法においても、吊りピース10を無くしたこ
とによって、縦吊りのみならず、横吊りもでき、吊り上
げ方法の柔軟性を高めることが可能となる。
【0063】更に、吊りピース10を無くしたことによ
って、オーバーパック2の貯蔵時における空間利用率も
高められ、掘削費の低減を図ることも可能となる。
【0064】本実施の形態に係るオーバーパック2は、
その材質として、Ti、Ti合金のみならず、炭素鋼、
コンクリートによっても実現可能であるが、特にTi、
Ti合金を使った場合には、上述したような作用効果に
加えて、更に第1の実施の形態で説明した作用効果をも
奏することができる。
【0065】(第3の実施の形態)本発明の第3の実施
の形態を図8を用いて説明する。
【0066】図8は、第3の実施の形態に係るオーバー
パックの全体構成の一例を示す断面図である。
【0067】すなわち、本実施の形態に係るオーバーパ
ック3は、図8(a)に示すように、第2の実施の形態
に係るオーバーパック2において、蓋6の外周側とオー
バーパック本体5の開口部7の内周側とに、それぞれネ
ジ19、20を設けた構成としている。そして、開口部
7を介してキャニスタ8をオーバーパック本体5内に収
納すると、蓋6に設けられたネジ19をオーバーパック
本体5の内周側に設けられたネジ20に螺入する。これ
によって、図8(b)に示すように、蓋6によって開口
部7を閉塞する。更に、必要に応じてオーバーパック本
体5と蓋6との接触部18を溶接等によってシールす
る。
【0068】以上のように構成した本実施の形態に係る
オーバーパック3は、上述したように、蓋6とオーバー
パック本体5とを螺設(ネジ固定)することによって、
オーバーパック3の気密性を高めることができる。これ
によって、第2の実施の形態で奏された効果に加えて、
キャニスタ8の収納時における安全性を高めるという効
果を得ることも可能となる。
【0069】以上、本発明の好適な実施の形態につい
て、添付図面を参照しながら説明したが、本発明はかか
る構成に限定されない。特許請求の範囲の発明された技
術的思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更
例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及
び修正例についても本発明の技術的範囲に属するものと
了解される。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
まず、オーバーパック本体および蓋を、強度および耐食
性に優れたTiまたはTi合金製とすることによって、
肉厚を低減して軽量化するとともに耐食性を高めること
ができる。これによって、鍛造作業を不要として、製造
コストを下げるとともに、その外側にベントナイトを巻
くことを不要として貯蔵コスト的にも優れたオーバーパ
ックを実現することができる。
【0071】また、オーバーパック本体表面の突起物で
ある吊りピースを無くし、その代わりに、オーバーパッ
ク本体の外側に、吊り上げ治具を装着することが可能な
溝を設け、この溝に吊り上げ治具を装着することによっ
て、縦吊りのみならず、横吊りや、回転移動など様々な
移動方法を可能としたオーバーパックを実現することが
できる。なお、突起物である吊りピースを不要とするこ
とによって、製造コストを下げるとともに、貯蔵密度を
高めることも可能となる。
【0072】更に、蓋をオーバーパック本体に螺設して
開口部を閉塞することによって、オーバーパックの気密
性を高めることができる。これによって、ガラス固化体
の収納時における安全性を高めることが可能なオーバー
パックを実現することができる。
【0073】更にまた、TiまたはTi合金からなる円
筒部材と底部材とを溶接することによってオーバーパッ
ク本体を製造し、もって、鍛造および焼鈍を不要とし、
製造工程の簡素化を図ることによって製造コストを低減
することが可能なオーバーパックの製造方法を実現する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係るオーバーパックの全体
構成の一例を示す断面図
【図2】オーバーパックにキャニスタを収納する工程を
説明するための工程図
【図3】第1の実施の形態に係るオーバーパックの製造
工程の一例を示す工程図
【図4】第2の実施の形態に係るオーバーパックの全体
構成の一例を示す断面図(オーバーパック本体および蓋
をTiまたはTi合金とした場合)
【図5】第2の実施の形態に係るオーバーパックの全体
構成の一例を示す断面図(TiまたはTi合金によるラ
イニングを施した場合)
【図6】ハンドリング治具の構成図およびオーバーパッ
クの吊り上げ方法を説明するための概念図
【図7】第2の実施の形態に係るオーバーパックの全体
構成の一例を示す断面図(オーバーパック本体の上部の
みにハンドリング治具取付用溝を設けた場合)
【図8】第3の実施の形態に係るオーバーパックの全体
構成の一例を示す断面図
【図9】従来技術のオーバーパックの全体構成の一例を
示す断面図
【符号の説明】
1・・・オーバーパック(第1の実施の形態) 2・・・オーバーパック(第2の実施の形態) 3・・・オーバーパック(第3の実施の形態) 4・・・オーバーパック(従来技術) 5・・・オーバーパック本体 6・・・蓋 7・・・開口部 8・・・キャニスタ 9・・・ライニング材 10・・・吊りピース(トラニオン構造) 12・・・ハンドリング治具取付用溝 13・・・インロウ部 14・・・ハンドリング治具 15・・・固定ボルト 16・・・吊りピース 17・・・半円リング 18・・・接触部 19・・・ネジ(蓋側) 20・・・ネジ(オーバーパック本体側)
フロントページの続き (72)発明者 上 弘一 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1 号 三菱重工業株式会社神戸造船所内 Fターム(参考) 3E067 AA11 AB99 BA01A BB11A BC03A BC07A CA30 EA17 EA32 EE15 FA01 FC01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放射性廃棄物をガラス固化処理してなる
    ガラス固化体を開口より収納するようにしたオーバーパ
    ック本体と、前記オーバーパック本体の開口を閉塞する
    蓋とを、ともにTi(チタン)またはTi合金により製
    造したことを特徴とするオーバーパック。
  2. 【請求項2】 放射性廃棄物をガラス固化処理してなる
    ガラス固化体を開口より収納するようにしたオーバーパ
    ック本体と、前記オーバーパック本体の開口を閉塞する
    蓋とを備えたオーバーパックにおいて、 前記オーバーパック本体の外周部に、前記オーバーパッ
    ク本体を吊り上げる吊り具を装着するための溝を設けた
    ことを特徴とするオーバーパック。
  3. 【請求項3】 放射性廃棄物をガラス固化処理してなる
    ガラス固化体を開口より収納するようにしたオーバーパ
    ック本体と、前記オーバーパック本体の開口を閉塞する
    蓋とを備えたオーバーパックにおいて、 前記蓋を前記オーバーパック本体に螺設することにより
    前記開口を閉塞するようにしたことを特徴とするオーバ
    ーパック。
  4. 【請求項4】 放射性廃棄物をガラス固化処理してなる
    ガラス固化体を開口より収納するようにしたオーバーパ
    ック本体と、前記オーバーパック本体の開口を閉塞する
    蓋とを、ともにTi(チタン)またはTi合金により製
    造し、前記オーバーパック本体の外周部に、前記オーバ
    ーパック本体を吊り上げる吊り具を装着するための溝を
    設けたことを特徴とするオーバーパック。
  5. 【請求項5】 放射性廃棄物をガラス固化処理してなる
    ガラス固化体を開口より収納するようにしたオーバーパ
    ック本体と、前記オーバーパック本体の開口を閉塞する
    蓋とを、ともにTi(チタン)またはTi合金により製
    造し、前記蓋を前記オーバーパック本体に螺設すること
    により前記開口を閉塞するようにしたことを特徴とする
    オーバーパック。
  6. 【請求項6】 放射性廃棄物をガラス固化処理してなる
    ガラス固化体を開口より収納するようにしたオーバーパ
    ック本体と、前記オーバーパック本体の開口を閉塞する
    蓋とを備えたオーバーパックにおいて、 前記蓋を前記オーバーパック本体に螺設することにより
    前記開口を閉塞し、前記オーバーパック本体の外周部
    に、前記オーバーパック本体を吊り上げる吊り具を装着
    するための溝を設けたことを特徴とするオーバーパッ
    ク。
  7. 【請求項7】 放射性廃棄物をガラス固化処理してなる
    ガラス固化体を開口より収納するようにしたオーバーパ
    ック本体と、前記オーバーパック本体の開口を閉塞する
    蓋とを、ともにTi(チタン)またはTi合金により製
    造し、前記蓋を前記オーバーパック本体に螺設すること
    により前記開口を閉塞し、前記オーバーパック本体の外
    周部に、前記オーバーパック本体を吊り上げる吊り具を
    装着するための溝を設けたことを特徴とするオーバーパ
    ック。
  8. 【請求項8】 放射性廃棄物をガラス固化処理してなる
    ガラス固化体を開口より収納するようにしたオーバーパ
    ック本体と、前記オーバーパック本体の開口を閉塞する
    蓋とを備えたオーバーパックの製造方法であって、 Ti(チタン)またはTi合金からなる円筒部材を形成
    する段階と、 前記円筒部材の一端の開口に、TiまたはTi合金から
    なる底部材を溶接し、前記開口を前記底部材で閉塞する
    ことによって前記オーバーパック本体を形成する段階
    と、 前記円筒部材の他端の開口近傍と、TiまたはTi合金
    からなる前記蓋とに、前記オーバーパック本体と前記蓋
    とを螺設するためのねじを螺刻する段階とからなること
    を特徴とするオーバーパックの製造方法。
JP2000368584A 2000-12-04 2000-12-04 オーバーパックおよびその製造方法 Withdrawn JP2002168995A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000368584A JP2002168995A (ja) 2000-12-04 2000-12-04 オーバーパックおよびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000368584A JP2002168995A (ja) 2000-12-04 2000-12-04 オーバーパックおよびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002168995A true JP2002168995A (ja) 2002-06-14

Family

ID=18838788

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000368584A Withdrawn JP2002168995A (ja) 2000-12-04 2000-12-04 オーバーパックおよびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002168995A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009506959A (ja) * 2005-09-07 2009-02-19 エイド,ハルヴァー 容器ならびにそのような容器を製造するための方法および装置
JP2014122854A (ja) * 2012-12-21 2014-07-03 Ihi Corp 放射性廃棄物処分容器、その製造方法及びその容器を用いた放射性廃棄物の封入方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009506959A (ja) * 2005-09-07 2009-02-19 エイド,ハルヴァー 容器ならびにそのような容器を製造するための方法および装置
JP2014122854A (ja) * 2012-12-21 2014-07-03 Ihi Corp 放射性廃棄物処分容器、その製造方法及びその容器を用いた放射性廃棄物の封入方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5615794A (en) Assembly for sealing a lid to a mating container body
JPS6125120B2 (ja)
JP4954520B2 (ja) 放射性廃棄物の収納方法
JP2002168995A (ja) オーバーパックおよびその製造方法
KR20030011776A (ko) 방사성 물질을 운반 또는 보관하는 이중 용기 컨테이너
JP4880271B2 (ja) 放射性廃棄物の処分方法、及び、放射性廃棄物の埋設処分用容器構造
CN110090998A (zh) 一种放射性厂房烟囱内部废弃金属管道切割装置
JPS62285100A (ja) 原子炉の解体工法
JP2016114486A (ja) 燃料デブリの回収方法及び回収装置
JP5546138B2 (ja) 廃棄物容器および廃棄物収納方法
JPH11287893A (ja) 輸送・貯蔵兼用キャスクの蓋部構造
JP3502100B2 (ja) 非円形断面鍛造鋼ボディを備える核燃料集合体用容器
JP2008224460A (ja) キャニスタ収納容器
JP4080651B2 (ja) 原子炉建屋構造
JPH1020086A (ja) 放射性廃棄物処分用容器
CN215669688U (zh) 一种核废料贮存井盖板及贮存井
Wunderlich et al. Deep Borehole Disposal Canister
KR102319122B1 (ko) 원자력발전소의 고준위 핵폐기물 저장용기 및 그의 가공방법
Moore Facilitation of decommissioning light water reactors
JP2004125762A (ja) 放射性物質格納容器およびその製造方法、並びに補助遮蔽体
JP2006064625A (ja) 放射性廃棄物の処分容器及びその製造方法
이민수 et al. Design, manufacturing, and performance estimation of a disposal canister for the ceramic waste from pyroprocessing
JP2005207751A (ja) キャニスタ
JP2001264492A (ja) オーバーパック及びその溶接方法
JPH10319193A (ja) 地層処分用放射性廃棄物の収納方法およびその収納体

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080205