JP2002168418A - 炭化処理装置 - Google Patents

炭化処理装置

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JP2002168418A
JP2002168418A JP2000370890A JP2000370890A JP2002168418A JP 2002168418 A JP2002168418 A JP 2002168418A JP 2000370890 A JP2000370890 A JP 2000370890A JP 2000370890 A JP2000370890 A JP 2000370890A JP 2002168418 A JP2002168418 A JP 2002168418A
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gas
carbonization
air
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JP2000370890A
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Hideo Tomita
英夫 富田
Toshiro Ogino
俊郎 荻野
Norio Yotsuya
規夫 肆矢
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Incineration Of Waste (AREA)
  • Gasification And Melting Of Waste (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Coke Industry (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 乾留ガスの燃焼性向上を図ること。 【解決手段】 廃棄物を収容する乾留室20の外周面に
設けている電気ヒータの加熱手段21と、乾留室20か
ら突出した乾留ガス通路22を囲み送風機24を連通し
ている空気室23と、乾留ガス出口26を囲む空気噴出
口25と、乾留ガス出口26の下流側に設けた点火手段
とを備えている。乾留室20の温度上昇により乾留ガス
が乾留ガス出口26からガス排出通路28に噴出し、点
火手段27により乾留ガスが燃焼を開始する。その際、
噴出した乾留ガスは送風手段24から空気室23を介し
て空気噴出口25から噴出する同軸の空気に囲まれるの
で、乾留ガスと空気との接触面積が広くなる。この結
果、乾留ガスと空気との混合性が良い乾留予混合気が形
成できるので、乾留ガスの燃焼性能が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は主として家庭用又は
業務用の廃棄物を炭化処理する炭化処理装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種炭化処理装置としては、例
えば、特開平9−184611号公報に記載されている
ようなものがあった。図6は、前記公報に記載された従
来の炭化処理装置を示すもものである。
【0003】図6において、1は生ごみ等の廃棄物を収
容する乾留室で、ガス導入通路2に臨んでいた。3は灯
油やガスを燃料とする燃焼部からなる加熱手段で、ガス
導入通路2に接続されていた。4は乾留室1を加熱した
燃焼ガスを排出するガス排出通路で、乾留ガス燃焼室5
に連通していた。6は乾留室1からガス排出通路4へ突
出した乾留ガス通路で、乾留室1で発生した乾留ガスが
通過した。7はガス排出通路4に設けた乾留ガス通路6
の乾留ガス出口である。8は乾留ガス燃焼部であり、乾
留ガス出口7の下流に臨んでいる。9は乾留ガス燃焼室
5の内壁に開口し、空気を噴出する空気口であり、空気
通路10を介して送風手段11に連通していた。12は
排出筒であり、乾留ガス燃焼室5の出口である。
【0004】そして、加熱手段3と乾留ガス燃焼部8及
び送風手段11が運転を開始し、加熱手段3から発生し
た燃焼ガスはガス導入通路2を通過しながら乾留室1の
外側を加熱した。その後、燃焼ガスはガス排出通路4と
乾留ガス燃焼室5を経由して排出筒12から排出され
た。他方、乾留室1の内部は温度上昇し、廃棄物Aから
水蒸気、乾留ガスが順次発生して乾留ガス出口7からガ
ス排出通路4に噴出しながら、廃棄物Aが炭化処理され
た。その際に、噴出した乾留ガスは乾留ガス燃焼部8か
ら発生した燃焼ガスと混合・燃焼しながら乾留ガス燃焼
室5に流入する。更に、未燃乾留ガスは送風手段11か
ら空気通路10を介して空気口9から噴出する空気と混
合して完全燃焼した。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の構成では、乾留ガス出口7から噴出した乾留ガスに
乾留ガス燃焼部8から発生した燃焼ガスが横から衝突す
るために、乾留ガス通路6と乾留ガス燃焼部8との組立
誤差により乾留ガスと燃焼ガスとの混合性が悪いという
課題を有していた。この結果、混合性を改善するため
に、大きな乾留ガス燃焼部8が必要であった。また、未
燃乾留ガスを燃焼させるために、乾留ガス燃焼室5(送
風手段11、空気通路10及び空気口9)が必要である
という課題を有していた。
【0006】本発明は、前記従来の課題を解決するもの
で、乾留ガスの燃焼性の向上を図った炭化処理装置を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決すめための手段】前記従来の課題を解決す
るために、本発明の炭化処理装置は乾留室から突出した
乾留ガス通路と、前記乾留ガス通路の出口の下流に設け
た点火手段と、前記乾留ガス通路の出口の周囲に設けた
空気噴出口と、前記空気噴出口に連通する送風手段を備
えたものである。
【0008】これによって、乾留ガス通路の出口から噴
出する乾留ガスは空気噴出口から噴出する空気に囲まれ
るので、乾留ガスと空気との接触面積が広く、乾留ガス
と空気との混合性が良い乾留予混合気が形成される。更
に、点火手段により乾留予混合気が燃焼を開始する。
【0009】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、廃棄物
を収容する乾留室と、前記乾留室を加熱する加熱手段
と、前記乾留室で発生する乾留ガスが通過する前記乾留
室から突出する乾留ガス通路と、前記乾留ガス通路の出
口の下流に設ける点火手段と、前記乾留ガス通路の出口
の周囲に設ける空気噴出口と、前記空気噴出口に連通す
る送風手段を備えたものである。
【0010】これによって、乾留室で発生し、乾留ガス
通路の出口から噴出する乾留ガスは空気噴出口から噴出
する空気に囲まれるので、乾留ガスと空気との接触面積
が広くなる。この結果、乾留ガスと空気との混合性が良
い乾留予混合気が形成できるので、乾留ガスの燃焼性能
が向上する。
【0011】請求項2に記載の発明は、廃棄物を収容す
る乾留室と、燃焼部からなる加熱手段と、前記加熱手段
から発生する燃焼ガスを前記乾留室の外側へ導入するガ
ス導入通路と、前記乾留室を加熱した燃焼ガスを排出す
るガス排出通路と、前記乾留室で発生した乾留ガスが通
過する前記乾留室から突出する乾留ガス通路と、前記ガ
ス排出通路に位置する前記乾留ガス通路の乾留ガス出口
と、前記乾留ガス出口の周囲に設ける空気噴出口と、前
記空気噴出口に連通する送風手段を備えている。そし
て、加熱手段から発生し、乾留室を加熱した燃焼ガスに
より乾留予混合気が燃焼を開始できる。すなわち、点火
手段が不要である。また、高温雰囲気で乾留ガスが燃焼
できるので、乾留ガスの燃焼性が向上する。
【0012】請求項3に記載の発明は、廃棄物を収容す
る乾留室と、燃焼部からなる加熱手段と、前記加熱手段
から発生する燃焼ガスを前記乾留室の外側へ導入するガ
ス導入通路と、前記乾留室を加熱した燃焼ガスを排出す
るガス排出通路と、前記乾留室で発生した乾留ガスが通
過する前記乾留室から前記ガス導入通路へ突出する乾留
ガス通路と、前記ガス導入通路に位置する前記乾留ガス
通路の乾留ガス出口と、前記乾留ガス出口の周囲に設け
た空気噴出口と、前記空気噴出口に連通する送風手段を
備えている。そして、加熱手段から発生する燃焼ガスの
存在する非常な高温雰囲気で乾留ガスが燃焼できるの
で、乾留ガスの燃焼性が非常に向上する。また、加熱手
段から発生した燃焼ガスと乾留予混合気から発生した燃
焼ガスにより効率よく乾留室を加熱でき、省エネルギー
が図れる。
【0013】請求項4に記載の発明は、特に、請求項1
に記載の炭化処理装置を加熱手段が動作中に送風手段を
運転することにより、乾留ガス出口からの噴出ガスが水
蒸気から乾留ガスへといつ切り換っても、この乾留ガス
が空気に囲まれるので、乾留ガスと空気との混合性が良
い乾留予混合気が形成でき、良い燃焼性能が開始、維持
できる。
【0014】請求項5に記載の発明は、空気噴出口から
噴出した空気が乾留ガス出口から噴出する乾留ガスに斜
めに衝突するように案内板を設けていることにより、乾
留室で発生し、乾留ガス出口から噴出する乾留ガスは空
気噴出口から噴出する空気に囲まれ、強制的に衝突す
る。この結果、乾留ガスと空気との混合性が非常に良い
乾留予混合気が形成できるので、乾留ガスの燃焼性能が
向上する。
【0015】請求項6に記載の発明は、特に、請求項1
に記載の炭化処理装置を空気噴出口から噴出した空気が
旋回するように旋回羽を設けることにより、乾留室で発
生し、乾留ガス出口から噴出する乾留ガスは空気噴出口
から噴出し旋回羽により旋回する空気と強制的に混合す
る。これらの結果、乾留ガスと空気との混合性が非常に
良い乾留予混合気が形成でき、かつ旋回羽の下流に負圧
域が形成されるので、保炎力が強化され乾留ガスの燃焼
性能が非常に向上する。
【0016】
【実施例】以下本発明の実施例について、図面を参照し
ながら説明する。
【0017】(実施例1)図1は、本発明の実施例1に
おける炭化処理装置の断面図を示すものである。
【0018】図1において、20は生ごみ等の廃棄物を
収容する乾留室である。21は電気ヒータからなる加熱
手段で、乾留室20の外周面に設けている。22は乾留
室20から突出する乾留ガス通路である。23は乾留ガ
ス通路22を囲んだ空気室であり、送風機24を連通し
ている。25は乾留ガス出口26を囲んでいる同軸の空
気噴出口である。27は乾留ガス出口26の下流側に設
ける点火手段である。28は乾留ガス出口26の下流側
に設けるガス排出通路である。
【0019】以上のように構成された炭化処理装置につ
いて、以下その動作、作用を説明する。
【0020】まず、乾留室20のドア(図示せず)を開
けて、生ごみ等の廃棄物Bを挿入後、再びドアで密閉す
る。そして、加熱手段21が通電を開始し、乾留室20
の外側を加熱する。その後、乾留室20の内部は温度上
昇し、廃棄物Bから水蒸気、乾留ガスが順次発生し、乾
留ガス出口26からガス排出通路28に噴出する。そし
て、点火手段27により乾留ガスが燃焼を開始する。そ
の際、噴出した乾留ガスは送風手段24から空気室23
を介して空気噴出口25から噴出する同軸の空気に囲ま
れるので、乾留ガスと空気との接触面積が広くなる。こ
の結果、乾留ガスと空気との混合性が良い乾留予混合気
が形成できるので、乾留ガスの燃焼性能が向上する。
【0021】以上のように、本実施例においては、乾留
ガス出口26を囲んでいる同軸の空気噴出口25と点火
手段27を備えたことにより、乾留ガスは空気に囲まれ
るので、乾留ガスの燃焼性能が向上する。この結果、乾
留ガス燃焼部や乾留ガス燃焼室の廃止が図れる。
【0022】(実施例2)図2は、本発明の実施例2に
おける炭化処理装置の構成図を示すものである。
【0023】図2において、実施例1の構成と異なると
ころは灯油やガスを燃料とする燃焼部からなる加熱手段
29を連通するガス導入通路30に乾留室31を臨ま
せ、乾留室31を加熱した燃焼ガスを排出するガス排出
通路33を、空気室23を囲むように設け、また乾留室
31からガス排出通路33へ突出した乾留ガス通路34
を設けている点である。
【0024】以上のように構成された炭化処理装置につ
いて、以下その動作、作用を説明する。
【0025】そして、加熱手段29が運転を開始し、加
熱手段29から発生した燃焼ガスはガス導入通路30を
通過しながら乾留室31の外側を加熱する。その後、燃
焼ガスはガス排出通路33へ流入する。その後、乾留室
31の内部は温度上昇し、廃棄物Bから水蒸気や乾留ガ
スが発生し、乾留ガス通路34の乾留ガス出口26から
排気ガス排出通路33に噴出する。続いて、先の高温な
燃焼ガスにより乾留ガスが燃焼を開始する。その際、噴
出した乾留ガスは送風手段24から空気室23を介して
空気噴出口25から噴出する同軸の空気に囲まれるの
で、乾留ガスと空気との接触面積が広くなる。この結
果、乾留ガスと空気との混合性が良い乾留予混合気が形
成でき、更に先の高温な燃焼ガスにも囲まれ乾留ガスの
燃焼性能が更に向上する。
【0026】以上のように、本実施例においては、乾留
室31からガス排出通路33へ突出した乾留ガス通路3
4と、乾留ガス出口26を囲んでいる同軸の空気噴出口
25を設けているので、燃焼性が更に安定できる。
【0027】(実施例3)図3は、本発明の実施例3に
おける炭化処理装置の構成図を示すものである。
【0028】図3において、実施例2の構成と異なると
ころは乾留室35からガス導入通路36へ突出、延長し
た乾留ガス通路37を設けている点である。以上のよう
に構成された炭化処理装置について、以下その動作、作
用を説明する。
【0029】そして、加熱手段29が運転を開始し、加
熱手段29から発生した燃焼ガスはガス導入通路36を
通過しながら乾留室35の外側を加熱した。その後、燃
焼ガスはガス排出通路33から排気される。その後、乾
留室35の内部は温度上昇し、廃棄物Bから水蒸気や乾
留ガスが発生し、乾留ガス通路37の乾留ガス出口26
から排気ガス導入通路36に噴出する。続いて、加熱手
段29から発生した燃焼ガスにより乾留ガスが燃焼を開
始する。その際、噴出した乾留ガスは送風手段24から
空気室23を介して空気噴出口25から噴出する同軸の
空気に囲まれるので、乾留ガスと空気との接触面積が広
くなる。この結果、乾留ガスと空気との混合性が良い乾
留予混合気が形成でき、かつ非常に高温な燃焼ガスと衝
突し乾留ガスの燃焼性能が非常に向上する。また乾留ガ
スから発生した燃焼熱も乾留室35を加熱するので、省
エネルギーが図れる。
【0030】以上のように、本実施例においては、乾留
室35からガス導入通路36へ突出、延長した乾留ガス
通路37を設けているので、燃焼性が非常に安定でき、
更に省エネルギーが図れる。
【0031】(実施例4)図3は、本発明の実施例4に
おける炭化処理装置の構成図を示すものである。
【0032】図3において、実施例3の構成と異なると
ころは加熱手段29が動作中に送風手段24を運転する
という点である。
【0033】以上のように構成された炭化処理装置につ
いて、以下その動作、作用を説明する。
【0034】そして、加熱手段29と送風手段24が同
時に運転を開始し、加熱手段29から発生する燃焼ガス
はガス導入通路36を通過しながら乾留室35の外側を
加熱する。その際に、先の燃焼ガスによる乾留ガス通路
37や空気室23への加熱を、送風手段24から送風さ
れる空気に冷却されるので、乾留ガス通路37や空気室
23の過熱を防止できる。また、乾留室35が温度上昇
するにしたがって、最初に廃棄物Bから水蒸気、次に乾
留ガスが発生し、乾留ガス出口26から排気ガス導入通
路36に噴出する。乾留ガス出口26から噴出するガス
が水蒸気から乾留ガスへいつ切り換っても、この乾留ガ
スが空気に囲まれるので、乾留ガスと空気との混合性が
良い乾留予混合気が形成でき、良い燃焼性能が開始、維
持できる。
【0035】以上のように、本実施例においては、加熱
手段29が動作中に送風手段24を運転することによ
り、送風手段24の冷却さようにる乾留ガス通路37や
空気室23の過熱を防止でき、かつ乾留ガス出口26か
ら噴出するガスが水蒸気から乾留ガスへいつ切り換って
も、この乾留ガスが空気に囲まれるので、良い燃焼性能
が開始、維持できる。
【0036】(実施例5)図4は、本発明の実施例5に
おける炭化処理装置の構成図を示すものである。
【0037】図4において、実施例3の構成と異なると
ころは空気噴出口38から噴出する空気が乾留ガス通路
39の乾留ガス出口40から噴出する乾留ガスに斜めに
衝突するように案内板41を設けている点である。以上
のように構成された炭化処理装置について、以下その動
作、作用を説明する。
【0038】そして、乾留室35で発生する乾留ガス
は、乾留ガス出口40から噴出する。他方、空気噴出口
38から噴出する空気は案内板41により先の乾留ガス
に向って流れる。この結果、乾留ガスは空気に囲まれ、
強制的に衝突するので、乾留ガスと空気との混合性が良
い乾留予混合気が形成でき、燃焼性能が更に向上する。
【0039】以上のように、本実施例においては空気が
乾留ガスに斜めに衝突するように案内板41を設けてい
ることにより、乾留ガスと空気との混合性が良い乾留予
混合気が形成でき、燃焼性能が更に向上する。
【0040】(実施例6)図5は、本発明の実施例6に
おける炭化処理装置の断面図を示すものである。
【0041】図5において、実施例3の構成と異なると
ころは空気噴出口42から噴出した空気が旋回するよう
に旋回羽43を設けている点である。
【0042】以上のように構成された炭化処理装置につ
いて、以下その動作、作用を説明する。
【0043】そして、乾留室35で発生する乾留ガス
は、乾留ガス出口26から噴出する。他方、空気噴出口
42から噴出する空気は旋回羽43により旋回しながら
流れる。その際に、乾留ガスは旋回する空気に囲まれ、
強制的に衝突する。更に、旋回羽43の下流に負圧域が
形成されるので、乾留ガス出口26から噴出する乾留ガ
スは半径方向に拡散する。これらの結果、乾留ガスと空
気との混合性が非常に良い乾留予混合気が形成でき、か
つ旋回羽43の下流に負圧域が形成されるので、保炎力
が強化され乾留ガスの燃焼性能が非常に向上する。
【0044】以上のように、本実施例においては空気噴
出口42から噴出した空気が旋回するように旋回羽43
を設けていることにより、旋回羽43の下流に負圧域が
形成されるので、保炎力が強化され乾留ガスの燃焼性能
が非常に向上する。
【0045】
【発明の効果】以上のように、請求項1〜6に記載の発
明によれば、乾留ガスの燃焼性能が向上するので、乾留
ガス燃焼部や乾留ガス燃焼室の廃止を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における炭化処理装置の構成
【図2】本発明の実施例2における炭化処理装置の構成
【図3】本発明の実施例3、4における炭化処理装置の
構成図
【図4】本発明の実施例5における炭化処理装置の部分
断面図
【図5】本発明の実施例6における炭化処理装置の部分
断面図
【図6】従来の炭化処理装置の構成図
【符号の説明】
20、31、35 乾留室 21、29 加熱手段 22、34、37、39 乾留ガス通路 24 送風手段 25、38、42 空気噴出口 26、40 乾留ガス出口 27 点火手段 28、33 排気ガス排出通路監査 30、36 排気ガス導入通路 33 第二濃空気連通口 39 点火手段 41 案内板 43 旋回羽
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F23G 5/027 ZAB F23G 5/027 ZABZ 5/16 ZAB 5/16 ZABE (72)発明者 肆矢 規夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3K061 AA18 AA19 AB02 AC01 CA01 CA11 FA21 FA24 FA28 3K062 AA18 AA19 AB02 AC01 EA01 EA11 EB46 3K078 BA03 CA02 CA11 CA18 CA27 4D004 AA01 AA03 CA26 CA27 CB04 CB32 CB34 CC02 4H012 HA02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 廃棄物を収容する乾留室と、前記乾留室
    を加熱する加熱手段と、前記乾留室で発生する乾留ガス
    が通過する前記乾留室から突出する乾留ガス通路と、前
    記乾留ガス通路の出口の下流に設ける点火手段と、前記
    乾留ガス通路の出口の周囲に設ける空気噴出口と、前記
    空気噴出口に連通する送風手段とを備えた炭化処理装
    置。
  2. 【請求項2】 廃棄物を収容する乾留室と、燃焼部から
    なる加熱手段と、前記加熱手段から発生する燃焼ガスを
    前記乾留室の外側へ導入するガス導入通路と、前記乾留
    室を加熱した燃焼ガスを排出するガス排出通路と、前記
    乾留室で発生した乾留ガスが通過する前記乾留室から突
    出する乾留ガス通路と、前記ガス排出通路に位置する前
    記乾留ガス通路の乾留ガス出口と、前記乾留ガス出口の
    周囲に設ける空気噴出口と、前記空気噴出口に連通する
    送風手段とを備えた炭化処理装置。
  3. 【請求項3】 廃棄物を収容する乾留室と、燃焼部から
    なる加熱手段と、前記加熱手段から発生する燃焼ガスを
    前記乾留室の外側へ導入するガス導入通路と、前記乾留
    室を加熱した燃焼ガスを排出するガス排出通路と、前記
    乾留室で発生した乾留ガスが通過する前記乾留室から前
    記ガス導入通路へ突出する乾留ガス通路と、前記ガス導
    入通路に位置する前記乾留ガス通路の乾留ガス出口と、
    前記乾留ガス出口の周囲に設けた空気噴出口と、前記空
    気噴出口に連通する送風手段とを備えた炭化処理装置。
  4. 【請求項4】 加熱手段が動作中に送風手段を運転する
    請求項1、2又は3記載の炭化処理装置。
  5. 【請求項5】 空気噴出口から噴出した空気が乾留ガス
    出口から噴出する乾留ガスに斜めに衝突するように案内
    板を設けた請求項1、2又は3記載の炭化処理装置。
  6. 【請求項6】 空気噴出口から噴出した空気が旋回する
    ように旋回羽を設ける請求項1、2又は3記載の炭化処
    理装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007170748A (ja) * 2005-12-22 2007-07-05 Uchimuragumi:Kk 廃棄物の焼却装置
JP2013146716A (ja) * 2012-01-23 2013-08-01 Joyo Kasei Kk 金属回収装置
CN107906534A (zh) * 2017-10-27 2018-04-13 王志斌 垃圾焚烧炉

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