JP2002168334A - 車両用動力伝達装置 - Google Patents

車両用動力伝達装置

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JP2002168334A
JP2002168334A JP2001255042A JP2001255042A JP2002168334A JP 2002168334 A JP2002168334 A JP 2002168334A JP 2001255042 A JP2001255042 A JP 2001255042A JP 2001255042 A JP2001255042 A JP 2001255042A JP 2002168334 A JP2002168334 A JP 2002168334A
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clutch
speed
gear
engine
bypass
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JP2001255042A
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English (en)
Inventor
Toshio Kobayashi
利雄 小林
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Subaru Corp
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Fuji Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バイパスクラッチを有する自動変速機にお
ける変速動作を迅速に行い得るようにする。 【解決手段】 この車両用動力伝達装置は入力軸3と出
力軸4とを有し、入力軸3に設けられた複数の駆動歯車
11〜15に噛み合う被駆動歯車21〜25が出力軸4
に設けられ、これらの歯車は変速ギヤ列を構成してい
る。入力軸3にはバイパスクラッチ18が設けられ、駆
動側のバイパス歯車17と被駆動側のバイパス歯車27
を介して変速時に必要に応じて動力を伝達することがで
きる。クランク軸7と入力軸3との間には入力クラッチ
6が設けられ、この入力クラッチ6の外方には変速時に
エンジン回転数を制御するためのブレーキ機構51が設
けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はマニュアル変速機の
構成をベースとした自動変速機を有する車両用動力伝達
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】運転者の手動操作により変速操作を行う
マニュアル式変速機(MT)は、エンジンに連結され複
数の駆動歯車が装着される入力軸と、駆動歯車と対とな
った複数の被駆動歯車が装着され駆動輪に連結される出
力軸とを有しており、入力軸と出力軸との間には複数の
変速ギヤ列が設けられている。このMTにあっては、変
速時にクラッチを切断後、複数の変速ギヤ列の中から、
動力伝達を行う歯車対の切り換えをシンクロメッシュ機
構などの切り換え機構を手動により切り換え、クラッチ
を接続することで変速動作つまりシフトチェンジが行わ
れる。
【0003】このシフトチェンジとクラッチ操作を油圧
アクチュエータによって行うようにすると、マニュアル
式変速機の構成をベースとした自動変速機とすることが
できる。このタイプの自動変速機は、自動変速機構にプ
ラネタリ−ギヤなどを有する通常のトルクコンバータ式
自動変速機(AT)に比して部品点数を少なくして軽量
化を図り易く、しかも駆動系の伝達効率が高いという利
点を有している。
【0004】複数の変速ギヤ列を有するこのタイプの自
動変速機(Automated Manual Transmission。以下AMT
と略す)としては、クランク軸と入力軸との間にこれら
を接続状態と切断状態に切り換えるメインクラッチと、
変速動作時に入力軸から出力軸にトルクを伝達すること
によりトルク切れを防止するための油圧多板クラッチ式
のバイパスクラッチとを有するものが開示されている
(たとえば、特開2000−55184号公報)。
【0005】複数の変速ギヤ列を有するMTベースの自動
変速機つまりAMTにあっては、乾式クラッチタイプのメ
インクラッチの接続状態を必要に応じて係合状態を変
え、バイパスクラッチを油圧によって変速時に係合する
ことにより、変速時における出力トルクの急激な落ち込
みを抑制し、シフトショックを緩和することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】バイパスクラッチを有
するAMTは、変速時にバイパスクラッチを係合させる
ことから、出力トルクの急激な落ち込みを抑制すること
ができるという利点を有しているが、さらに、変速時に
バイパスクラッチを介して動力切換を行う時間を極力短
くすることが好ましい。特に、エンジンが高速回転中に
アップシフト動作が行われる時には、切り換え機構によ
って動力伝達を行うギヤ列の切り換えを円滑に行うた
め、駆動歯車と被駆動歯車とを同期させて、入力軸つま
りエンジン側の回転をできるだけ速く、しかも精度良く
低下させる必要がある。このような場合には、変速動作
を迅速に行うため、入力軸の回転を迅速に目標の同期回
転速度まで精度良く低下させる必要があり、バイパスク
ラッチと電子制御式スロットルによるエンジン制御で
は、エンジン回転を短時間で引き下げるには限界が生じ
る問題がある。
【0007】一方、特開平4-203669号公報に示されるよ
うにアップシフト変速時にエンジンの過回転を抑制して
同期操作をするために入力軸にブレーキを設け、ダウン
シフト時には同期クラッチを操作するようにした技術が
開示されている。
【0008】しかしながら、アップシフト時にはエンジ
ンの回転を入力軸に伝達するためのクラッチ締結を変速
時に解放した状態で、選択した変速段のエンジン回転に
なるようにブレーキを作動させ、また、ダウンシフト時
には同期クラッチを作動させて同期するようにしてい
る。したがって、エンジンが高回転で回転している時の
アップシフト変速時には、エンジン回転を短時間で低下
させながら変速時のトルクの落ち込みを抑制することが
できず、不都合が生じる。つまり、第1速から第2速、
第2速から第3速などの駆動力変化の大きな変速時に
は、エンジンとトランスミッション間のクラッチ締結を
解放するので、トルクの伝達が切れて変速ショックが生
じ、円滑な変速を行うことができないという不都合が生
じる。
【0009】本発明の目的は、バイパスクラッチを有す
る自動変速機における変速動作を迅速に行い得るように
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の車両動力伝達装
置は、複数の駆動歯車が設けられた入力軸から、前記駆
動歯車に噛み合う複数の被駆動歯車が設けられた出力軸
に対して変速時に動力を伝達するバイパスクラッチと、
エンジンのクランク軸に連結され、変速時に選択的に動
力の伝達と遮断を行う入力クラッチとを備え、変速時に
該バイパスクラッチの接断制御と電子制御スロットルに
よるエンジン制御とを行うことで円滑な変速を可能とす
る車両用動力伝達装置であって、前記クランク軸に連結
され、前記電子制御スロットルによるエンジン制御と連
動して変速時に前記クランク軸系の回転を低下させるブ
レーキ機構を有することを特徴とする。
【0011】本発明の車両用動力伝達装置は、複数の駆
動歯車が設けられた入力軸から、前記駆動歯車に噛み合
う複数の被駆動歯車が設けられた出力軸に対して変速時
に動力を伝達するバイパスクラッチと、エンジンのクラ
ンク軸に連結され、変速時に選択的に動力の伝達と遮断
を行う入力クラッチとを備え、変速時に該バイパスクラ
ッチの接断制御と電子制御スロットルによるエンジン制
御とを行うことで円滑な変速を可能とする車両用動力伝
達装置であって、前記入力クラッチの外側且つ同一軸線
上に設けられ、前記電子制御スロットルによるエンジン
制御と連動して変速時に前記クランク軸系の回転を低下
させるブレーキ機構を有することを特徴とする。
【0012】本発明の車両用動力伝達装置は、前記ブレ
ーキ機構は前記入力クラッチの外周と一体回転可能に設
けられたブレーキドライブ部材と、トランスミッション
ケースに設けられたブレーキドリブン部材とを狭持して
制動する摩擦係合要素とを有する。
【0013】本発明にあっては、変速時に必要に応じて
バイパスクラッチを介して入力軸から出力軸に動力伝達
されるとともにブレーキ機構によってエンジンの回転が
円滑に精度良く制動されるので、変速を迅速に行うこと
ができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0015】図1は本発明の一実施の形態である車両用
動力伝達装置を示すスケルトン図であり、図2は図1の
要部を拡大して示す断面図である。
【0016】図1に示すエンジン1には、エンジントル
クやエンジン回転数を調整する電子制御スロットル2が
設けられており、通常は図示しないアクセルペダルの踏
込み量に応じた電子制御装置からの出力信号により電子
制御スロットル2を開閉してエンジン制御を行う。ま
た、電子制御スロットル2は、必要に応じてアクセルペ
ダルの踏込み量に関係なく、検出された運転状態により
予め設定されたマップなどに基づき開閉してエンジン制
御を行うことが可能である。
【0017】そして、エンジン1により発生した動力を
駆動輪に伝達する車両用動力伝達装置は、車両に縦置き
に配置される4輪駆動用の動力伝達装置であって、エン
ジン1に連結される入力軸3と、これに平行となり駆動
輪に連結される出力軸4とを有し、これらは車両の進行
方向を向いてトランスミッションケース5内に組み込ま
れている。入力軸3は湿式の入力クラッチ6によりクラ
ンク軸7に必要に応じて係合度合いを変えて連結される
状態と連結が遮断される状態とに制御できるようになっ
ている。
【0018】入力軸3には、第1速と第2速の駆動歯車
11、12が固定され、第3速から第5速までの駆動歯
車13〜15が回転自在に取り付けられている。出力軸
4には、第1速と第2速の被駆動歯車21、22が回転
自在に取り付けられ、第3速から第5速までの被駆動歯
車23〜25が固定されている。それぞれの駆動歯車1
1〜15は対応する被駆動歯車21〜25に噛み合って
変速ギヤ列となっており、動力を伝達することになる変
速ギヤ列を切り換えることによって変速動作が行われ
る。入力軸3にはさらに後退用の駆動歯車16が固定さ
れている。
【0019】出力軸4には第1速の被駆動歯車21と第
2速の被駆動歯車22との間に第1のシンクロメッシュ
機構31が設けられている。入力軸3には第3速の駆動
歯車13と第4速の駆動歯車14との間に第2のシンク
ロメッシュ機構32が設けられ、第5速の駆動歯車15
に隣接させて第3のシンクロメッシュ機構33が設けら
れている。
【0020】シンクロメッシュ機構31は出力軸4に固
定されたシンクロハブ31aとこれに常時噛み合うシン
クロスリーブ31bとを有し、このシンクロスリーブ3
1bを第1速の被駆動歯車21に一体形成されたスプラ
イン21aに噛み合わせると、変速比は第1速に設定さ
れ、逆に第2速の被駆動歯車22に一体形成されたスプ
ライン22aに噛み合わせると第2速に設定される。
【0021】他のシンクロメッシュ機構32、33は、
入力軸1に固定されたシンクロハブ32a、33aと、
これらにそれぞれ常時噛み合うシンクロスリーブ32
b、33bとを有し、これらをそれぞれ対応するスプラ
イン13a、14aおよび15aのいずれかに噛み合わ
せることにより、変速比は第3速から第5速に設定され
る。
【0022】第1のシンクロメッシュ機構31のシンク
ロスリーブ31bには後退用の被駆動歯車26が取り付
けられ、入力軸3と出力軸5に平行となったアイドラ軸
(図示省略)には、後退用の駆動歯車16と被駆動歯車
26とに噛み合う位置と噛み合いを離脱する位置とに移
動自在にアイドラ歯車(図示省略)が軸方向に摺動自在
に装着されている。したがって、シンクロスリーブ31
bが中立位置のもとで、アイドラ歯車を摺動させると、
アイドラ歯車は後退用の駆動歯車16と被駆動歯車26
とに噛み合い、入力軸3の回転は出力軸4に逆方向にな
って伝達される。
【0023】出力軸4は中空軸となっており、内部には
前輪出力軸34が組み込まれ、出力軸4と前輪出力軸3
4はセンタディファレンシャル装置35により連結さ
れ、前輪出力軸34はフロントディファレンシャル装置
36を介して前輪用のドライブシャフト(図示省略)に
連結されている。また、センタディファレンシャル装置
35は駆動歯車37と被駆動歯車38とを介して後輪出
力軸39に連結されており、後輪出力軸39は図示しな
いリヤディファレンシャル装置を介して後輪用のドライ
ブシャフト(図示省略)に連結されている。
【0024】入力軸3には駆動側のバイパス歯車17が
回転自在に取り付けられ、出力軸4には被駆動側のバイ
パス歯車27が固定され、これらの歯車17、27は所
定のギヤ比を保ちながら常時噛み合っている。入力軸3
にはバイパスクラッチ18が設けられており、バイパス
クラッチ18は入力軸3に固定されたクラッチハブ20
と、バイパス歯車17に固定されたクラッチドラム19
とを有している。クラッチドラム19とクラッチハブ2
0とにそれぞれ交互に設けられた複数の駆動及び被駆動
用のクラッチディスクを押圧させることにより、入力軸
3の動力はバイパスクラッチ18を介して出力軸4に伝
達される。バイパスクラッチ18は油圧によって駆動及
び非駆動用のクラッチディスクを押圧させて動力を伝達
させる状態とクラッチディスクを解放させて動力の伝達
を遮断させる状態とに作動することになる。
【0025】図2に示すように、クランク軸7には駆動
プレート41が動力伝達可能に固定され、この駆動プレ
ート41に衝撃吸収用のばね部材42を介して取り付け
られた連動プレート43は、トランスミッションケース
5に取り付けられた支持壁44に回転自在に装着された
回転軸45に動力伝達可能にスプライン結合されてい
る。
【0026】入力クラッチ6は湿式クラッチとなってお
り、回転軸45に固定されたクラッチドラム46と、入
力軸3にスプライン結合されるクラッチハブ47とを有
し、クラッチドラム46に動力伝達可能に装着されたク
ラッチドライブディスク46aとクラッチハブ47に装
着されたクラッチドリブンディスク47aとを係合させ
ることによりクランク軸7と入力軸3は直結状態とな
り、係合を解除するとクランク軸7と入力軸3は遮断さ
れた状態となる。また、この入力クラッチ6の結合状態
は、油圧制御で結合状態を変えてスリップ制御も可能に
している。
【0027】図2に示すように、クラッチドラム46内
にはクラッチピストン48が装着され、油室48aに油
圧を供給するとクラッチドライブディスク46aとクラ
ッチドリブンディスク47aは係合状態となり油圧の供
給を停止すると、ばね部材49のばね力によって係合が
解放される。
【0028】支持壁44にはオイルポンプ50が装着さ
れ、このオイルポンプ50のロータは回転軸45に連結
され、クランク軸7によりオイルポンプ50は直結回転
で駆動される。オイルポンプ50から吐出する作動油
は、図示しない油圧制御バルブ内で適宜、調圧されて入
力クラッチ6および前述した油圧アクチュエータなどの
油圧作動機器に供給されるとともに各潤滑部に供給され
る。エンジン1により駆動されるオイルポンプ50を設
けるか、あるいはこれに代えて電動式モータにより駆動
されるオイルポンプを設けるようにしても良い。
【0029】クランク軸7に固定された駆動プレート4
1の外周周辺部にはブレーキ機構51が設けられてお
り、このブレーキ機構51は駆動プレート41の延長部
材に固定されたロータつまりブレーキディスク52と、
このブレーキディスク52を両側から挟んでブレーキデ
ィスク52の回転を制動するキャリパ53とを有してい
る。ブレーキディスク52は入力クラッチ6の外方に位
置し、ブレーキディスク52を制御させるブレーキ要素
としてのキャリパ53はトランスミッションケース5に
取り付けられている。
【0030】図2に示すように、キャリパ53はトラン
スミッションケース5に取り付けられるキャリパ本体5
4を有し、このキャリパ本体54には相互に対向して2
つの油圧シリンダ55a、55bが設けられている。そ
れぞれの油圧シリンダ55a、55bには油圧ピストン
56a,56bが装着され、それぞれの油圧ピストン5
6a,56bにはブレーキパッド57a,57bがブレ
ーキディスク52を挟むようにして取り付けられてい
る。
【0031】したがって、それぞれの油圧シリンダ55
a,55b内に運転状態などに応じて作動油を供給する
と、ブレーキディスク52はブレーキパッド57a,5
7bに押圧されてクランク軸7の回転を低下するよう制
御されることになり、変速時にブレーキ機構51を作動
させるとともに、バイパスクラッチ18を係合させるこ
とによる変速中のトルク切れを防止することに加えて、
電子制御スロットル2によるエンジン回転数を所定の回
転数まで低下させるエンジン制御と連動させながらブレ
ーキ機構51を作動させると、入力軸3つまりクランク
軸7の回転が所定の値まで短時間で低下することにな
り、変速動作を円滑且つ迅速に行うことができる。しか
も、ブレーキ機構51は駆動プレート41の外周周辺部
でクランク軸7に制動力を加えるので、クランク軸7の
中心から半径方向に離れた位置で制動力を加えることに
なり、ブレーキパッド57a、57bに大きな押し付け
力を加えることなく、大きな制動トルクを得ることがで
きる。
【0032】図3は上述した車両用動力伝達装置の変速
制御回路を示すブロック図である。変速コントローラ6
0には、クランク軸7の回転数を検出するエンジン回転
数センサ61、スロットルバルブの開度を検出するスロ
ットル開度センサ62、車両の走行速度を検出する車速
センサ63、運転者の操作により選択されたドライブレ
ンジやニュートラルレンジなどのレンジを検出するイン
ヒビタースイッチ64およびブレーキペダルの踏込みを
検出し、急ブレーキ操作などがなされたことを検出する
ブレーキセンサ65から検出信号が入力されるようにな
っている。
【0033】前述した入力クラッチ6、バイパスクラッ
チ18およびブレーキ機構51を作動するための油圧
は、バルブ制御ユニット66に設けられた電磁弁によっ
て調圧されるようになっている。このバルブ制御ユニッ
ト66は変速コントローラ60からの信号によって制御
される。シンクロスリーブ31b,32bおよび33b
の軸方向の噛合い移動は、複数の油圧アクチュエータ6
7によって行われ、油圧アクチュエータ67には、バル
ブ制御ユニット66に設けられた電磁弁により調圧され
る油圧が供給されるようになっている。
【0034】変速コントローラ60に設けられたメモリ
には、車速とスロットル開度などをパラメータとする変
速テーブルが格納されており、エンジン回転数、アクセ
ル開度、車速、入力軸の回転数および変速段位置などの
信号によって走行状態を検出して走行状況に応じて変速
操作が自動的に行われる。
【0035】エンジン駆動状態のもとで室内に設けられ
たセレクトレバーによりニュートラルレンジが選択され
たときには、入力クラッチ6は解放された状態に設定さ
れる。
【0036】セレクトレバーにより前進走行レンジが選
択されると、セレクトレバーは、図示しないトランスミ
ッションに設けられた油圧制御機構のマニュアル弁に連
結されているため、入力クラッチ6へ油圧を供給するよ
う構成され、入力クラッチ6は油圧によって接続状態と
なる。この時、入力クラッチ6の作動優先順序は、まず
油圧アクチュエータ67によってシンクロスリーブ31
bがスプライン21aに噛み合って第1速の変速ギヤ列
が動力伝達状態となることを達成させてから次に入力ク
ラッチ6を係合するように油圧を作動させる。これによ
り、エンジンの動力は入力クラッチ6を介して入力軸3
に伝達され、車両は走行することになる。
【0037】アクセル開度が増すにつれて、電子制御ス
ロットル2が開動作し、車速の上昇に伴い、アップシフ
ト変速動作が行われ、車速の低下やアクセルペダルを深
く踏み込んだキックダウン操作時に伴ってダウンシフト
変速動作が行われることになり、シフトチェンジは変速
制御部に予めプログラムされた変速パターンに従って自
動的に行われる。
【0038】アップシフトが行われるときには、入力ク
ラッチ6を運転状態に応じて締結状態を可変にトルク伝
達制御できる状態に維持したままでバイパスクラッチ1
8の係合を開始して、このバイパスクラッチ18の伝達
トルク容量を徐々に増加するように制御する。したがっ
て、たとえば、第1速から第2速に変速する際には、入
力クラッチ6を締結したままでバイパスクラッチ18の
伝達トルク容量を徐々に増加させながら、同時に電子制
御スロットル2によりエンジン回転数を第2速のギヤ比
に応じた所定の回転数まで低下させて同期させ、シンク
ロスリーブ31bを第2速の被駆動歯車22のスプライ
ン22aに噛み合わせる。このときには、動力はバイパ
スクラッチ18の係合により駆動側と被駆動側のバイパ
ス歯車17、27を介して入力軸3から出力軸4に動力
が伝達され、エンジンからの動力は遮断されることはな
いので変速時のトルクの落ち込みをなくすことができ
る。
【0039】バイパスクラッチ18を介して動力の伝達
を行うと、入力軸3から出力軸4にトルクの落ち込みを
防止しながら同期できることになるが、アップシフト変
速時に必要に応じてブレーキ機構51を作動させてクラ
ンク軸7を制動すると、入力軸3の回転数を電子制御ス
ロットル2によるエンジン制御と連動させながら短時間
に精度良く所定の回転数まで迅速に低下させることがで
き、低速段から高速段への変速のために双方の歯車機構
を迅速に同期させることができる。一方、ダウンシフト
の場合でも、電子制御スロットルによるエンジン制御と
連動させながらエンジン回転を引き上げることができ、
円滑且つ迅速な回転同期ができる。
【0040】入力クラッチ6は、前述のように車両の発
進時に締結状態となるとともに車両の走行時には締結状
態となるが、変速操作がなされたダウンシフト時に入力
クラッチ6が締結された状態となっていると、引きずり
トルクによりエンジン回転数が低下したままとなる。そ
こで、ダウンシフト時には入力クラッチ6を半クラッチ
のスリップ制御状態とすることにより、ダウンシフト時
にエンジン回転数を上昇させることが可能となる。
【0041】たとえば、第4速や第5速の高速段のもと
で低速ないし中速で車両が走行している時には、エンジ
ン回転数が低いため、エンジントルク変動の影響によっ
て乗り心地が悪化する。そこで、このような走行状態の
もとでは、入力クラッチ6をトルク伝達可能な最低限の
トルク容量状態で結合させると、入力クラッチ6をダン
パとして機能させることができ、エンジントルク変動が
駆動系に伝達されることが防止される。これにより、乗
り心地の悪化が防止されて乗り心地を向上させることが
できる。
【0042】図4は第1速から第2速へのアップシフト
時におけるエンジン回転数Neと出力軸4のトルクT0
の変化を示すタイムチャートである。
【0043】図4において、シフト位置はシンクロスリ
ーブ31bの噛み合い位置を示し、シンクロスリーブ3
1bは第1速の被駆動歯車21にスプライン21aを介
して噛み合う第1速の位置から中立位置を経て第2速の
被駆動歯車22にスプライン22aを介して噛み合う第
2速の位置に移動する。
【0044】変速動作が行われる際には、駆動歯車11
と被駆動歯車21の第1速の変速ギヤ列を介して動力伝
達が行われている状態から、まず、バイパスクラッチ1
8の油圧室に制御油圧を供給すると第1速の変速ギヤ列
とバイパス歯車17、27のギヤ列との2系統を介して
動力の伝達を行う1相の状態に変化する。
【0045】ここで、第1速の被駆動歯車21とバイパ
ス歯車27は同一出力軸上に固定されているが、各々に
所定のギヤ比が設けられており、第1速の駆動歯車11
の回転に対してバイパス歯車17の回転は変速比の関係
から駆動歯車11よりも速く回転するので、バイパスク
ラッチ18を係合すると係合状態に応じたトルクがバイ
パス歯車17,27より伝達される。
【0046】次いで、シンクロスリーブ31bはシンク
ロハブ31aのみに噛み合った中立位置、つまり2相状
態となり、この状態のもとではバイパス歯車17、27
のギヤ列を介して入力軸から出力軸4に対して動力伝達
されるとともに、電子制御スロットル2を閉動作するよ
う制御してエンジン回転数つまり入力軸3の回転を低下
させて同期させる。
【0047】エンジンの回転数が第2速相当の回転数に
まで低下した時点で、シンクロスリーブ31bを、シン
クロハブ31aのみに噛み合った状態からシンクロハブ
31aとスプライン22aとに噛み合う状態に移動させ
ると、第2速の変速ギヤ列とバイパス歯車17、27の
ギヤ列との2系統を介して動力の伝達が行われる3相状
態となる。シンクロスリーブ31bがスプライン22a
と噛み合ったときには、ブレーキ機構51の制動トルク
が解除されて、3相状態ではブレーキ機構51による制
動力はクランク軸7には加えられない。
【0048】この3相状態のもとでバイパスクラッチ1
8に供給された油圧をドレンしてバイパスクラッチ18
を解放すると、第2速へのアップシフトが完了する。こ
れにより、入力軸3から出力軸4に対しては第2速の変
速ギヤ列を介して動力伝達されることになる。
【0049】このように、アップシフト時にはバイパス
クラッチ制御とエンジン制御とを同時に行い、エンジン
回転数が第2速相当の回転数にまで低下した時点で、シ
ンクロスリーブ31bがスプライン22aと噛み合うこ
とになるのでギヤ鳴きが発生することなく、円滑に変速
操作が行われる。しかも、シンクロスリーブ31bが中
立位置になるときには、バイパスクラッチ18を介して
動力伝達を行うようにしたので、特に駆動力変化の大き
な第1速から第2速、第2速から第3速などのアップシ
フト時に問題となる駆動力の落ち込みつまりトルク切れ
の発生を低減することができる。
【0050】図4において、二点鎖線はブレーキ機構5
1を作動させない場合におけるエンジン回転数の変化を
示し、実線はブレーキ機構51を作動させたときの変化
を示す。これらの比較から分かるように、ブレーキ機構
51を作動させると、バイパスクラッチ18のみによっ
て入力軸3から出力軸4に動力を伝達させる時間、つま
り2相状態の時間を確実にしかも精度良く短縮させるこ
とができるので、変速時間を短縮させることが可能とな
る。
【0051】図4は第1速から第2速へのアップシフト
時のエンジン回転数とトルクの変化を示すが、第2速か
ら第3速などの他の変速段へのアップシフト動作も同様
に行うことができ、ブレーキ機構51を作動させること
によって、アップシフト変速時の変速動作を迅速に行う
ことができる。ただし、バイパスクラッチ18のバイパ
ス歯車17、27のギヤ比を第4速相当に選択すると第
4速から第5速へのアップシフトなどの高速段における
アップシフト動作を行う際には、バイパスクラッチ18
を使わず、この時は、駆動力の落ち込みの影響が少ない
ので、バイパスクラッチ18を解放した状態で変速動作
を行うようにしても良い。
【0052】一方、ダウンシフト時には出力トルクの落
ち込みは走行性能上あまり問題とならないので、入力ク
ラッチ6により入力軸への動力伝達を遮断させるように
しても良い。また、ダウンシフト時にもアップシフト時
と同様にバイパスクラッチ18を係合状態とし、同時に
エンジン制御とブレーキ機構51の制動制御を行って変
速ギヤ列とバイパス歯車のギヤ列との2系統での動力伝
達とバイパスクラッチ18のみの動力伝達とに切り換え
制御しながらダウンシフト時の同期を円滑且つ迅速に行
うようにしても良い。
【0053】図5は本発明の他の実施の形態である車両
用動力伝達装置を示すスケルトン図であり、図5におい
ては図5に示された部材と共通する部材には同一の符号
が付されている。
【0054】この動力伝達装置にあっては、ブレーキ機
構51は入力クラッチ6の構成部材であるクラッチドラ
ム46の外側に設けられており、トランスミッションケ
ース5に形成されたスプライン穴71には複数のスプラ
イン溝が円周上に形成されている。スプライン穴71に
はブレーキ用のロータとして複数のドリブンディスク7
1aの外周スプラインが嵌合され、ドリブンディスク7
1aに接触するドライブディスク46bがブレーキ用の
ロータとしてクラッチドラム46の外側に形成されたス
プライン歯に動力伝達可能に装着されている。これによ
り、油圧によってそれぞれ交互に配置される複数のドリ
ブンディスク71aとドライブディスク46bの係合力
を調整することによりブレーキ機構51の制動トルクは
調整される。図4に示すように、入力クラッチ6のクラ
ッチドラム46の外周部材をブレーキ機構51の構成部
品としても利用することにより、ブレーキ機構51を入
力クラッチ6と同一軸線上に一体に形成することがで
き、周辺装置の軸方向寸法の小型化と汎用性を高めるこ
とができる。
【0055】本発明は前記実施の形態に限定されるもの
ではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能で
あることは言うまでもない。
【0056】たとえば、バイパスクラッチ18は入力軸
3に設けられているが、スペース的な都合や回転イナー
シャを考慮して出力軸4に設けるようにしても良く、ま
た、軸方向の寸法を短縮するために入力軸3と出力軸4
とは別にこれらに平行に設けられた他の中間軸を設ける
ようにしても良い。また、バイパス歯車17、27は第
3速相当のギヤ比に設定されているが、第4速あるいは
第5速相当のギヤ比としても良い。
【0057】変速ギヤ列の切り換え機構としては、シン
クロメッシュ機構31〜33が使用されているが、これ
に限られることなく、ドッグクラッチ切り換えなどを用
いるようにしても良い。
【0058】図示する実施の形態の場合には変速段数が
前進5段となっているが、変速段については任意の段数
とすることができ、副変速機を有する動力伝達装置にも
本発明を適用することができる。
【0059】図示する動力伝達装置は4輪駆動車用であ
るが、FF車やFR車にも本発明を適用することができ
る。また、図示する動力伝達装置は変速機が縦置き式と
なっているが、入力軸と出力軸が車幅方向を向いた横置
き式に対しても本発明を適用することができる。
【0060】
【発明の効果】本発明によれば、変速時には必要に応じ
てバイパスクラッチを介してエンジントルクを入力軸か
ら出力軸に直接、伝達を行うとともに、エンジン制御と
連動してブレーキ機構を作動してエンジン回転数を円滑
且つ精度良く低下させるので、より速くエンジン回転数
と出力軸回転数を同期させて変速動作を行うことがで
き、変速時間を短縮させることができる。バイパスクラ
ッチとブレーキ機構との併用により、エンジンの回転数
制御を小型の装置によって達成することができる。
【0061】ブレーキ機構を入力クラッチの外側のフラ
イホイールダンパー部材に設けることにより、ブレーキ
機構を軸方向に大型化することなく、コンパクトな構成
で所要の制動トルクを得ることができる。
【0062】ブレーキ機構を入力クラッチの外側に入力
クラッチの外周部材を利用して設けることにより、装置
の軸方向寸法を短縮でき、周辺装置の小型化を達成する
ことができ、汎用性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である車両用動力伝達装
置を示すスケルトン図を示す。
【図2】図1の要部を拡大して示す断面図である。
【図3】車両用動力伝達装置の制御回路を示すブロック
図である。
【図4】第1速から第2速へのアップシフト時における
エンジン回転数と出力軸のトルク変化とを示すタイムチ
ャートである。
【図5】本発明の他の実施の形態である車両用動力伝達
装置を示すスケルトン図である。
【符号の説明】
1 エンジン 2 電子制御スロットル 3 入力軸 4 出力軸 7 クランク軸 11〜15 駆動歯車 16 後退用の駆動歯車 17 駆動側のバイパス歯車 18 バイパスクラッチ 21〜25 被駆動歯車 26 後退用の被駆動歯車 27 被駆動側のバイパス歯車 31〜33 シンクロメッシュ機構 46 クラッチドラム 47 クラッチハブ 51 ブレーキ機構 52 ブレーキディスク(ロータ) 53 キャリパ(ブレーキ要素)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 9/02 F02D 9/02 K 3J552 29/00 29/00 H 41/04 310 41/04 310G F16H 61/08 F16H 61/08 // F16H 59:10 59:10 59:24 59:24 59:42 59:42 59:74 59:74 63:20 63:20 Fターム(参考) 3D039 AA02 AB01 AC01 AC37 AD23 3D041 AA09 AA11 AA53 AB01 AC01 AC15 AC18 AD02 AD04 AD10 AD18 AD31 AD41 AD51 AE03 AE04 AE30 3G065 CA00 DA04 DA15 EA13 FA03 GA10 GA11 GA29 GA31 GA41 HA06 HA21 HA22 JA04 JA09 JA11 KA02 3G093 AA01 AA05 BA03 BA28 CB08 DA01 DB05 DB11 EA09 EB03 EC01 3G301 JA11 KB10 LA01 LC01 PA11Z PE01Z PF01Z PF05Z 3J552 MA04 MA05 MA13 MA15 NA01 NB04 PA02 PA20 RA02 SA03 SB40 UA09 VA62Z VB01Z VC01W VC03W

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の駆動歯車が設けられた入力軸か
    ら、前記駆動歯車に噛み合う複数の被駆動歯車が設けら
    れた出力軸に対して変速時に動力を伝達するバイパスク
    ラッチと、エンジンのクランク軸に連結され、変速時に
    選択的に動力の伝達と遮断を行う入力クラッチとを備
    え、変速時に該バイパスクラッチの接断制御と電子制御
    スロットルによるエンジン制御とを行うことで円滑な変
    速を可能とする車両用動力伝達装置であって、 前記クランク軸に連結され、前記電子制御スロットルに
    よるエンジン制御と連動して変速時に前記クランク軸系
    の回転を低下させるブレーキ機構を有することを特徴と
    する車両用動力伝達装置。
  2. 【請求項2】 複数の駆動歯車が設けられた入力軸か
    ら、前記駆動歯車に噛み合う複数の被駆動歯車が設けら
    れた出力軸に対して変速時に動力を伝達するバイパスク
    ラッチと、エンジンのクランク軸に連結され、変速時に
    選択的に動力の伝達と遮断を行う入力クラッチとを備
    え、変速時に該バイパスクラッチの接断制御と電子制御
    スロットルによるエンジン制御とを行うことで円滑な変
    速を可能とする車両用動力伝達装置であって、 前記入力クラッチの外側且つ同一軸線上に設けられ、前
    記電子制御スロットルによるエンジン制御と連動して変
    速時に前記クランク軸系の回転を低下させるブレーキ機
    構を有することを特徴とする車両用動力伝達装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の車両用動力伝達装置にお
    いて、前記ブレーキ機構は前記入力クラッチの外周と一
    体回転可能に設けられたブレーキドライブ部材と、トラ
    ンスミッションケースに設けられたブレーキドリブン部
    材とを狭持して制動する摩擦係合要素とを有することを
    特徴とする車両用動力伝達装置。
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EP01121743A EP1190887A3 (en) 2000-09-20 2001-09-18 Vehicle transmission system with shaft brake
US09/955,207 US6544142B2 (en) 2000-09-20 2001-09-19 Transmission system for vehicle

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009030401A2 (de) * 2007-08-31 2009-03-12 Daimler Ag Antriebsstrang

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009030401A2 (de) * 2007-08-31 2009-03-12 Daimler Ag Antriebsstrang
WO2009030401A3 (de) * 2007-08-31 2010-03-18 Daimler Ag Antriebsstrang

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