JP2002168082A - 把持装置 - Google Patents

把持装置

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JP2002168082A
JP2002168082A JP2000364091A JP2000364091A JP2002168082A JP 2002168082 A JP2002168082 A JP 2002168082A JP 2000364091 A JP2000364091 A JP 2000364091A JP 2000364091 A JP2000364091 A JP 2000364091A JP 2002168082 A JP2002168082 A JP 2002168082A
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gripping
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 限定されたスペースの場所に多数の被把持部
材を収納できる把持装置を提供する。 【解決手段】 固定された受部(25)と、移動可能なフッ
ク(21)との間に被把持部材(6)を把持する把持装置にお
いて、直動自在な移動機構(30)と、移動機構(30)の先端
部に回動自在に取付けられた片振りフック(21)と、移動
機構(30)を前進させたときにフック(21)を被把持部材
(6)から離れる方向にフック(21)を回動させる回動部材
(26)とを有する。前記移動機構(30)は、フック(21)の移
動をガイドする溝構成のガイド部材(32)とガイド部材(3
2)の溝開口部に配置されたローラ(35)とを有するガイド
部(31)と、基端部をガイド部材(32)に回動自在に取付け
られ、先端部にフック(21)を回動自在に取付けた直動型
のアクチュエータ(36)とを備え、前記受部(25)をガイド
部材(32)の先端部に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、部材の把持装置に
関し、特にはドリルのロッド交換装置のロッド把持装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、部材の把持装置としては各種提案
されているが、例えば特開昭58−189493号公
報、および実開昭62−15431号公報に開示された
ものがある。
【0003】図5は特開昭58−189493号公報に
開示された把持装置50を用いたクローラドリルのロッ
ド交換装置1aの図面である。図5において、ロッド交
換装置1aのロッドマガジン2にはロッド4を収納する
円形のラック3aが回動自在に取付けられている。ラッ
ク3aの円周上には複数個のロッド4が隙間Eで等配さ
れている。ロッドマガジン2の先端部には把持装置50
が軸51により回動自在に取付けられている。把持装置
50の先端部には対向する一対のフック21a,21a
がそれぞれピン52,52により回動自在に取付けられ
ている。把持装置50の後端部にはグリップシリンダ5
3が固設されており、そのシリンダロッド54の先端部
にはリンク55の中央部がピン56により揺動自在に取
付けられている。リンク55の両端部と一対のフック2
1a,21aの基端部とは、ピン57,57により回動
自在に連結されている。把持装置50の先端部には凹状
の受部25が設けられている。グリップシリンダ53を
伸長するとフック21a,21aの先端部は閉じて受部
25との間にロッド4を把持し、グリップシリンダ53
を縮小するとフック21a,21aは開くようになって
いる。
【0004】次に作動について説明する。図5におい
て、先ず、実線に示す位置で、グリップシリンダ53を
伸長してフック21a,21aを閉じ、ラック3aに収
納されているロッド4を把持する。次に把持装置50を
軸51を中心に回動させてロッド4を2点鎖線に示す所
定のS位置に搬送し、定置する。次にラック3aを1ピ
ッチだけ矢印方向に回動させ、そしてグリップシリンダ
53を縮小してフック21a,21aを開く。次にS位
置にロッド4を残したまま把持装置50を回動させ、元
の実線に示す位置に戻り、次のロッド4を把持する。上
記のような動作を繰り返してロッド4をラック3aから
S位置に順次搬送する。
【0005】図6は、実開昭62−15431号公報に
開示されたクランプ装置60の正面面であり、締付前の
状態を示している。図6において、取付具61には水平
取付面62と垂直な受座25とが設けられ、前記水平取
付面62の中央部の長手方向には凹溝63が形成されて
いる。取付具61の一端部には往復シリンダ64が配置
されており、シリンダロッド65は前記凹溝63内に収
納されている。また、シリンダロッド65の先端部に
は、爪部23を有するかぎ形のフック21がピン66に
より回動自在に取付けられている。
【0006】次に、作動について説明する。図6におい
て、まず往復シリンダ64を伸長させ、フック21を自
重により下方に吊り下げた状態で水平取付面62上に被
把持部材6を乗せる。次に、往復シリンダ64を縮小す
るとフック21はピン66を中心として回動して凹溝6
3内に引き込まれ、図7に示すように被把持部材6を受
座25とフック21の爪部23との間で締付け、クラン
プする。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術の構成においては以下のような問題が発生する。
【0008】特開昭58−189493号公報に開示さ
れたものにおいては、フック21aが対向して2個設け
られており、両フック21a,21aが開いた時に干渉
を避けるための広い空スペースが必要となるため、ラッ
ク3a内に収納されるロッド4の収納位置の一箇所は必
ず空にしておかなければならないと共に、隣接するロッ
ド4間の間隔Eをフック21aが入るだけの大きな寸法
にする必要がある。このため、限られた大きさのラック
3a内に収納するロッド4の本数が少なくなり、よって
多数のロッド4を収納する必要のある場合には装置全体
が大型になるという問題がある。
【0009】実開昭62−15431号公報に開示され
たものにおいては、フック21側を下にしてクランプ装
置60を垂直にして使用する場合に、フック21は自重
で釣り下がるため位置が安定せず、本クランプ装置60
を回動させて用いる場合等に使い難いという問題があ
る。また、図8に示すように、上記クランプ装置60を
前述のようなクローラドリルのロッド交換装置に使用す
る場合を考え、往復シリンダ64の基端部の回動支点を
M、シリンダロッド65とフック21との連結点をK、
フック21の爪部23と被把持部材6との接点をNとす
る。ここで往復シリンダ64を縮小して被把持部材6に
把持力F1を加えると、その反力はM,N点に加わる。
ところが、K点はM点とN点とを結ぶ直線G−G上にな
いため、K点には力F2が発生し、K点は直線G−G上
に達するまで移動しようとする。このため、フック21
の内側が被把持部材6に当接して力F2方向に被把持部
材6を押し、被把持部材6は把持部から押し出されて脱
落する畏れがある。
【0010】本発明は、上記の問題点に着目してなされ
たものであり、限られた大きさの場所に多数の被把持部
材を収納可能で、把持作業を安定した状態で行うことが
でき、かつ把持時に被把持部材を把持部から押し出す畏
れのない把持装置を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】上記の目
的を達成するために、第1発明は、固定された受部と、
移動可能なフックとの間に被把持部材を把持する把持装
置において、直動自在な移動機構と、移動機構の先端部
に回動自在に取付けられた片振りフックと、移動機構を
前進させたときにフックを被把持部材から離れる方向に
フックを回動させる回動部材とを有する構成としてい
る。
【0012】第1発明によると、フックを移動機構によ
って後退させることによりフックは回動し、フックと受
部との間で被把持部材を把持する。本発明はフックの回
動部材を設けたため、把持装置のフックを下向き姿勢に
して作業する場合でも、フックの位置が確定していて作
業がやり易い。また、例えば、貯蔵場所に貯蔵された複
数個の被把持部材を1個ずつ把持し、把持装置を回動さ
せて所定の場所に運搬してその場に配置し、再び把持装
置を回動させて貯蔵場所に戻すという繰り返し作業を行
うような場合、以下のような効果が得られる。フックを
片振りにしたため、密集して配置されている被把持部材
を把持する場合、隣接する被把持部材相互の間隔が狭く
ても容易に把持することができる。したがって、狭い収
納場所に多数の被把持部材を収納できる。2)把持装置
を回動させる場合、フックと所定の場所に配置した被把
持部材との干渉を防止することができ、連続して円滑に
作業することができる。
【0013】第2発明は、第1発明に基づき、前記移動
機構は、フックの移動をガイドする溝構成のガイド部材
と、ガイド部材の溝開口部に配置され、フックをガイド
するローラとを有するガイド部と、基端部をガイド部材
に回動自在に取付けられ、先端部にフックの基端部を回
動自在に取付けた直動型のアクチュエータとを備え、前
記受部はガイド部材の先端部に設けられた構成としてい
る。
【0014】第2発明によると、フックのガイド部を溝
構成のガイド部材とローラとにより構成したため、フッ
クの把持姿勢と開放姿勢との間の移行を円滑に行うこと
ができる。また、受部をガイド部材の先端部に設けたた
め、把持装置の回動時の被把持部材との干渉を容易に防
止できる。これらにより、構造が簡単で、コストを安く
できる。
【0015】第3発明は、第1発明または第2発明に基
づき、前記受部との間で被把持部材を把持する前記フッ
クの爪部は、被把持部材に係合する凹部を有する構成と
している。
【0016】第3発明によると、フックの爪部に凹部を
設けたため、被把持部材を把持したときに、その位置が
確定され、安定して把持できる。特にころがって外れや
すい円形断面の被把持部材に対しては外れ防止効果が大
である。
【0017】第4発明は、第2発明に基づき、前記アク
チュエータの先端部とフックとを連結する回動支点は、
アクチュエータの基端部の回動支点と、フックの爪部と
被把持部材との接触部の着力点とを結ぶ直線上に位置し
ている構成としている。
【0018】第4発明によると、アクチュエータ基端部
の回動支点と、アクチュエータの先端部とフックとの回
動支点と、フックの爪部の着力点とを同一線上に位置さ
せたため、アクチュエータとフックとの回動支点の位置
が安定し、被把持部材を安定して把持することができ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る把持装置の
実施形態について図面を参照して詳述する。
【0020】第1図は本発明に係る把持装置20の側面
図であり、第2図は第1図のX矢視図である。図1、図
2において、把持装置20は、移動機構30と、フック
21と、受部25と、回動部材26とにより構成されて
いる。移動機構30は、フック21をガイドするガイド
部31と、フック21をガイド部31に沿って移動させ
る直動型のアクチュエータ36とからなっている。アク
チュエータ36は、例えば油圧シリンダ、エアシリン
ダ、又は例えばモータとボールスクリュウとを組合せた
もの等の直動自在な駆動装置で構成される。ガイド部3
1は、溝形状に構成されたガイド部材32と、この溝の
開口部に第1ピン34により回転自在に取付けられたロ
ーラ35とを有している。尚ガイド部材32は、本実施
形態においては、左右一対のプレート32a,32a
と、このプレート32a,32aの長手方向の先端部寄
りで、かつ両プレート32a,32aの一端部間に取付
けられたガイドプレート33とを有していて、両プレー
ト32a,32aとガイドプレート33とで溝形状をな
しているが、一体で構成してもよい。前記ローラ35
は、ガイドプレート33に対向するプレート32a,3
2aの他端側に取付けられている。ガイド部材32の基
端部には、駆動体12が長手方向両側の調整ネジ13,
13を介して長手方向に移動可能に連結されている。ガ
イド部材32の基端部および駆動体12は支持軸11に
よりそれぞれ回動自在に、詳細は後述するロッドマガジ
ンの先端部に設けた第1ブラケット10に取付けられて
いる。
【0021】また、アクチュエータ36の基端部は第2
ピン37によりガイド部材32の後端部に揺動自在に取
付けられ、アクチュエータ36の伸縮するロッドの先端
部にはフック21の基端部が第3ピン22により回動自
在に取付けられている。第3ピン22の両端部に挿入さ
れ固定された一対のカラー27,27は、ガイド部材3
2の先端部側面(本実施形態ではプレート32a,32
a)に設けられた長手方向のガイド孔38,38にそれ
ぞれ係合している。フック21の基端部は前記ガイド部
31のガイドプレート33とローラ35との間に挿入さ
れている。フック21の先端部には爪部23が設けられ
ており、この爪部23には例えば円形の被把持部材6に
係合する凹部24が設けられている。また、ガイド部材
32の先端部には受部25が設けられている。
【0022】フック21の先端部と前記駆動体12と
は、アクチュエータ36の伸長時にフック21をローラ
35側に向けて第3ピン22回りに回動させる回動部材
26により連結されている。本実施形態では、この回動
部材26はフック21を受部25側からローラ35側に
離す方向に所定の付勢力で付勢しており、例えばコイル
バネ又はゴムで構成される。
【0023】図1において、アクチュエータ36を縮小
した実線に示す状態では、アクチュエータ36の基端部
を支持する第2ピン37の中心(回動支点)と、アクチ
ュエータ36の先端部及びフック21の基端部を連結す
る第3ピン22の中心(回動支点)と、フック21の爪
部23に設けられた凹部24の中心部(つまり爪部23
と被把持部材6との接触部の着力点)とは、同一直線A
−A上に位置している。このため、爪部23の凹部24
に作用する被把持部材6の把持時の反力は上記直線A−
A上にあるので、フック21の基端部の第3ピン22に
作用する力も直線A−A方向となる。従って、被把持部
材6を押し出す畏れは無く、安定した状態で把持でき
る。
【0024】次に把持作動について説明する。図1にお
いて、受部25とフック21の爪部23との間に被把持
部材6を位置させ、アクチュエータ36を縮小してフッ
ク21をガイドプレート33とローラ35とでガイドし
て後退させると、爪部23は受部25との間に被把持部
材6を把持する。このとき爪部23の凹部24が被把持
部材6の外側面に係合するため、円形の部材でも安定し
て把持できる。アクチュエータ36を伸長すると、フッ
ク21はガイドプレート33とローラ35とにガイドさ
れて前進し、把持した被把持部材6を開放する。この後
フック21は、所定の位置から回動部材26の付勢力に
よりガイドプレート33とローラ35とに沿って第3ピ
ン22を中心として回動を開始し、アクチュエータ36
の最大伸長位置で図中の2点鎖線に示す位置に至る。こ
の位置において、支持軸11の中心からフック21の先
端部までの距離Cが、支持軸11の中心から受部25の
先端部までの距離Bよりも小さくなるように、ローラ3
5の位置やアクチュエータ36の最大伸長位置、及び爪
部23の形状、寸法等を設定している。したがってこの
フック21の開放状態で把持装置20を支持軸11の回
りに回動させても、フック21は被把持部材6と干渉す
ることはない。
【0025】以下に、本発明の把持装置20をドリルの
ロッド交換装置に適用した場合の構成について説明す
る。図3は本発明の把持装置20を用いたロッド交換装
置1の図面である。ロッドマガジン2の先端部に固設さ
れた第1ブラケット10には、駆動体12と把持装置2
0の基端部とが支持軸11により回動自在に取付けられ
ている。駆動体12の上下端部と把持装置20とは前述
のように調整ネジ13,13を介して把持装置20の長
手方向(実線で図示した位置の上下方向)に移動自在に
連結されており、ロッドマガジン2に固設された第2ブ
ラケット14と把持装置20とは駆動シリンダ15によ
り連結されている。駆動シリンダ15を伸縮すると、把
持装置20は支持軸11を中心として回動する。ロッド
マガジン2には円形のラック3が回動自在に設けられて
おり、ラック3の外周上には複数個のロッド4が間隔D
で等配されている。ラック3に収納されるロッド4のう
ち、最初に取り出すロッド4に隣接する1個のみが把持
装置20のフック21との干渉を避けるために空になっ
ている。本把持装置ではフック21を片振りにしたた
め、ロッド4の間隔Dを図5に示す従来のものの間隔E
より小さくでき、限られたラック3内に多数のロッド4
を収納することができる。
【0026】次にロッド交換作動について説明する。 1)まず図4の2点鎖線で示すように、駆動体12の調
整ネジ13,13を調整してロッド4の位置と、把持装
置20との位置を微調整し、受部25が把持対象のロッ
ド4aよりも上方に所定隙間αを有して、かつ隣接のロ
ッド4bの側方Tに当る位置にセットし、フック21で
把持した時ロッド4aがラック3より浮き上がるように
する。 2)次に図3の実線で示すように、アクチュエータ36
を縮小してロッド4を把持する。 3)次に図3の2点鎖線で示すように、駆動シリンダ1
5を伸長して把持装置20を支持軸11を中心として回
動させ、ロッド4を2点鎖線のS位置に位置させる。
尚、S位置については、図示しない調整ボルトにより駆
動シリンダ15の伸び側ストロークエンドを規制するこ
とにより調整する。 4)次に図4に示すように、アクチュエータ36を伸長
してフック21を実線の位置まで回動させて開放し、ロ
ッド4をS位置に定置させる。 5)次に、ラック3を1ピッチだけ図4の矢印方向に回
動させる。 6)次に駆動シリンダ15を縮小して把持装置20を図
4の2点鎖線の位置(上記1)の工程で調整した位置)
まで回動させる。 以上の動作を繰り返して順次ロッド4を所定のS位置に
搬送し、ロッド交換を行う。
【0027】本発明よると、以下の効果を奏する。 (1)1つのフック21による片振りの把持装置とした
ため、開閉時のフック21の可動エリアが小さくてす
み、フック21との干渉防止に必要な被把持部材6周囲
の空スペースを小さくできる。従って、マガジン等に密
集して配置されている被把持部材6を把持する場合、隣
接する被把持部材間の間隔が狭くても容易に把持できる
ので、限られた狭い収納場所に多数の被把持部材6を収
納してマガジン等を小型化できる。
【0028】(2)フック21を開放方向に回動させて
支持する回動部材を設けたため、把持装置20のフック
21を例えば下向き姿勢にして作業する場合でもフック
21の位置が確定していて把持作業がやり易く、安定し
た把持作業ができる。また、前記回動部材としてコイル
バネやゴム等の弾性体を用いることにより、簡単な構成
で、低コストで構成できる。 (3)マガジン等の被把持部材収納場所に対して把持装
置20を回動自在に設けると共に、開放状態のフック2
1先端部と該把持装置20の回動中心との距離を把持装
置先端部の被把持部材6の受部25先端部と把持装置2
0の回動中心との距離よりも小さく設定しているので、
把持装置20を回動させる場合に、フック21と所定の
把持場所又は搬送場所に配置した被把持部材6との干渉
を防止できる。これにより、回動(搬送)及び把持の動
作を連続して円滑に行うことができるので、作業能率の
高い把持装置が得られる。
【0029】(4)直動するアクチュエータ36により
移動されるフック21をガイドするガイド部31を、溝
構成のガイド部材32と、このガイド部材32の溝開口
部に設けたローラ35とにより構成したため、直動に伴
なうフック21の把持姿勢と開放姿勢との間の移行を円
滑に行うことができる。フック21は回動部材26によ
り回動して前記ローラ35に当接しながら開放姿勢とな
るので、確実に円滑に開放できる。また、受部25をガ
イド部材32の先端部に設けたため、把持装置20の回
動時の被把持部材6との干渉を容易に防止できる。以上
により、構造を簡単化でき、コストを安くできる。
【0030】(5)フック21の爪部23に凹部24を
設け、この凹部を被把持部材に係合させて把持するよう
にしたため、被把持部材を把持したときの位置が確定さ
れ、位置を安定させて把持できる。特に、ロッド4等の
ようにころがって外れ易い円形断面の被把持部材6に対
しては外れを確実に防止できる。 (6)フック21を直動するアクチュエータ36の基端
部の回動中心(第2ピン37)と、アクチュエータ36
の先端部とフック21との連結点(第3ピン22)と、
フック21の爪部23の着力点(被把持部材6への把持
力作用点)とを同一直線上に位置させたため、アクチュ
エータ36とフック21との連結点(第3ピン22)に
作用する力が同一直線上にあり、第3ピン22の位置が
安定する。したがって、フック21を開放させるような
力が作用しないので、被把持部材6を安定して把持でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の把持装置の側面図である。
【図2】図1のX矢視図である。
【図3】本発明の把持装置をロッド交換装置に用いた場
合の構成図である。
【図4】本発明の把持装置をロッド交換機に用いた場合
の作動説明図である。
【図5】従来の第1例の把持装置の構成図である。
【図6】従来の第2例の把持装置の構成図である。
【図7】従来の第2例の把持装置の作動説明図である。
【図8】従来の把持装置の問題点の説明図である。
【符号の説明】
1…ロッド交換装置、3…ラック、4…ロッド、6…被
把持部材、11…支持軸、12…駆動体、15…駆動シ
リンダ、20…把持装置、21…フック、22…第3ピ
ン、23…爪部、24…凹部、25…受部、26…回動
部材、30…移動機構、31…ガイド部、32…ガイド
部材、32a…プレート、33…ガイドプレート、34
…第1ピン、35…ローラ、36…アクチュエータ、3
7…第2ピン。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定された受部(25)と、移動可能なフッ
    ク(21)との間に被把持部材(6)を把持する把持装置にお
    いて、 直動自在な移動機構(30)と、移動機構(30)の先端部に回
    動自在に取付けられた片振りフック(21)と、移動機構(3
    0)を前進させたときにフック(21)を被把持部材(6)から
    離れる方向にフック(21)を回動させる回動部材(26)とを
    有することを特徴とする把持装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の把持装置において、 前記移動機構(30)は、フック(21)の移動をガイドする溝
    構成のガイド部材(32)と、ガイド部材(32)の溝開口部に
    配置され、フック(21)をガイドするローラ(35)とを有す
    るガイド部(31)と、基端部をガイド部材(32)に回動自在
    に取付けられ、先端部にフック(21)の基端部を回動自在
    に取付けた直動型のアクチュエータ(36)とを備え、前記
    受部(25)はガイド部材(32)の先端部に設けられたことを
    特徴とする把持装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の把持装置におい
    て、 前記受部(25)との間で被把持部材(6)を把持する前記フ
    ック(21)の爪部(23)は、被把持部材(6)に係合する凹部
    (24)を有することを特徴とする把持装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の把持装置において、 前記アクチュエータ(36)の先端部とフック(21)とを連結
    する回動支点(22)は、アクチュエータ(36)の基端部の回
    動支点(37)と、フック(21)の爪部(23)と被把持部材(6)
    との接触部の着力点とを結ぶ直線(AA)上に位置している
    ことを特徴とする把持装置。
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