JP2780058B2 - ケーブル延線装置 - Google Patents

ケーブル延線装置

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JP2780058B2
JP2780058B2 JP2156538A JP15653890A JP2780058B2 JP 2780058 B2 JP2780058 B2 JP 2780058B2 JP 2156538 A JP2156538 A JP 2156538A JP 15653890 A JP15653890 A JP 15653890A JP 2780058 B2 JP2780058 B2 JP 2780058B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はケーブルラック等に着脱自在に取り付けられ
る簡易なケーブル延線装置の改良に関する。
〔従来技術〕
従来、ケーブル延線作業は一般に入力により行われて
いたが、作業能率が悪く、且つ、疲労の激しいものであ
った。そこで、本出願人は先に、ケーブルラック等に着
脱自在に取り付けることのできる簡易で且つ効率のよい
ケーブル延線装置を出願した。
該装置は、ケーブルトレイに平行に往復運動する可動
部を有するアクチュエータと、前記可動部に設けられた
ケーブルの把持機構とを備えている。そして、その把持
機構はケーブルを着脱自在にできると共に、前記アクチ
ュエータの往行程又は復行程にのみケーブルを締結把持
するように形成されている。従って、アクチュエータが
往復運動する毎に、ケーブルが一方向に間欠的に移動し
て延線される。
〔発明が解決しようとする課題〕
前記ケーブル延線装置は敷設路に沿ってスムースにケ
ーブルを延線することができ、延線に伴うケーブル損傷
等のない効率のよい装置である。しかしながら、具体的
に記載された装置例は、ケーブルを間欠的に移動させる
アクチュエータとしての第1の駆動手段と、ケーブル把
持用の第2の駆動手段、及びそれら相互をタイミングよ
く制御するための制御機構を必要とするものである。
そこで、本発明は、前記出願の明細書に具体的に記載
されている装置例より、更に構造の簡単な装置を提供す
ることを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するための本発明のケーブル延線装置
は次のような構成からなる。
即ち、本発明のケーブル延線装置は、ケーブルを延線
するために往復運動する可動部を有するアクチュエータ
と、該可動部に設けられたケーブルの把持機構とを備え
ている。そして、その把持機構には、軸方向が互いに平
行な一対の回転軸が設けられ、更に該回転軸の少なくと
も一方のケーブル押さえローラ及び該押さえローラを一
方向のみに回転可能とするための一方向クラッチが設け
られている。又、これら一対の回転軸の少なくとも一方
はケーブル押さえローラ間にケーブルを着脱できるよう
に可動に形成され、そのケーブルの延線方向に前記アク
チュエータ1が移動されるとき、前記一方向クラッチ1
5,15aが働いて、前記ケーブル押さえローラ13,13aの回
転がロックされるように構成されたことを特徴とする。
〔作用〕
本発明のケーブル延線装置は、ケーブルダクトやケー
ブルトレイ等のケーブル敷設路、又はそれに近傍した架
構やフレーム等の部材に着脱自在に取り付けられる。そ
の際、その可動部の往復運動方向がケーブル敷設路と平
行になるようにアクチュエータは取り付けられる。ケー
ブル延線に際し、まず、把持機構における一対の回転軸
の間隔を拡げ、ケーブル押さえローラ間にケーブルを把
持する。次に、アクチュエータを駆動し、その可動部に
より把持機構を往復運動させる。すると、ケーブルを把
持しているケーブル押さえローラは一方向クラッチによ
り往行程又は復行程の一方の行程のときのみ回転する。
而して、ケーブルはケーブル押さえローラが回転する行
程のときは移動せず、回転が阻止されている行程のとき
にアクチュエータの可動部の運動に同期して一方向へ間
欠的に移動し延線される。
〔実 施 例〕
次に、図面により本発明の実施例を説明する。
第1図は本発明のケーブル延線装置をケーブル敷設路
に取り付けた状態の一例を示す平面図である。
ケーブル延線装置はアクチュエータ1と、その往復出
力軸である可動部2の先端部に固定された把持機構3と
を有しており、把持機構3は延線すべきケーブル4を把
持している。
アクチュエータ1の軸方向両端部には夫々フランジ5
が取り付けられ、該フランジ5にガイド棒6が貫通して
固定されている。このガイド棒6は把持機構3をスライ
ド自在に貫通し、少なくとも該把持機構3が前記可動部
2の往復運動によって移動する範囲まで延長され、把持
機構3が移動時において横揺れすることを防止してい
る。
次に、アクチュエータ1はケーブルトレイ7に着脱自
在に取り付けられる。即ち、第2図に示すようにアクチ
ュエータ1の一対のフランジ5の夫々に取り付けアング
ル8が溶接等により固定され、この取り付けアングル8
を介してケーブルトレイ7にボルト9及びナット10によ
り取り付けられる。アクチュエータ1としては空圧又は
油圧シリンダや往復運動する電動型アクチュエータ等を
使用できる。空圧又は油圧シリンダを使用する場合は空
圧バルブ又は油圧バルブを制御回路で周期的に切り換え
ることにより、それらシリンダーを往復運動させること
ができる。電動型アクチュエータを使用する場合は可逆
モータの電源を制御回路で同様に周期的に切り換えるこ
とにより、その回転を周期的に反転させて往復運動出力
を得る。これらの部品及び制御回路はこの分野で周知の
技術であるので、その詳細な説明は省略する。
第3図は第1図における把持機構3の拡大断面図であ
る。指示部材11,11aに夫々軸方向が互いに平行な回転軸
12,12aが図示されている。この回転軸12,12aには夫々つ
づみ形のケーブル押さえローラ13,13aが固定されている
と共に、その一端部は軸受け14,14aにより支持部材12,1
2aに軸支され、他端部はラチェット機構のような一方向
クラッチ15,15a及びトルクリミッタ16,16aを夫々介して
支持部材11,11aに回転不能に支持されている。なお、こ
のトルクリミッタ16,16aはケーブルに過大な張力が加わ
ったとき、ケーブル押さえローラ13,13aを空転させ、ケ
ーブルを保護する目的のために必要に応じ設けられるも
のである。
次に、回転軸12は支持部材11に設けられた一対の把持
力調整手段17により対向する回転軸12aの方向に所定圧
で押圧されている。これら把持力調整手段17は圧縮バネ
18及び調整ネジ19からなり、調整ネジ19をネジ込むこと
によりケーブルに対する把持力を増大させることができ
る。
支持部材11には2つの貫通孔が設けられており、一方
の貫通孔に前記アクチュエータ1の可動部2が固定さ
れ、他方の貫通孔にガイド棒6がスライド自在に貫通さ
れている。又、支持部材11の一端部には軸20が固定さ
れ、該軸20に支持部材11が矢印のように旋回自在に軸支
されて、それが可動自在に形成されている。
支持部材11aの一端部は上記のように軸20によって軸
支されているが、他端部は回動自在の掛留めにより支持
部材に係止される。
次に、第1図ないし第3図に示したケーブル延線装置
を用いてケーブルを延線する方法を説明する。
先ず、把持機構3における掛留め部材21を回動し、ボ
ルト22から外し、次いで支持部材11aを第2図矢印のよ
うに軸20を中心として点線位置まで旋回する。次に、ケ
ーブル4を把持機構3内に移動し、一方のケーブル押さ
えローラ13に接触させて、支持部材11aを実線の位置に
戻し、掛留め部材21をボルト22に掛留めると第2図に示
す状態となり、ケーブル4は一対のケーブル押さえロー
ラ13,13a間に把持される。
なお、ケーブル4の端部を把持する場合は上記のよう
な手順で行ってもよいが、より簡便には第2図の実線の
状態のまま一対のケーブル押さえローラ13,13a間にケー
ブル4の端部を押し込んでもよい。押し込みの際、一方
のケーブル押さえローラ13がケーブル4によって側面方
向の力を受けると、その回転軸12は把持力調整手段17の
圧縮スプリング18に抗して移動する。而して、一対のケ
ーブル押さえローラ13,13a間の間隔はケーブル4によっ
て押し拡げられて、ケーブル4はスムースに把持され
る。この把持力調整手段17は、ケーブル4を把持して延
線する際、スリップを防止するための把持力を一対のケ
ーブル押さえローラ13,13a間に与える本来の機能の他
に、上記のような一方の回転軸12を可動する機能を有し
ている。従って、第3図に示した把持機構3は、一対の
ケーブル押さえローラ13,13aのいずれも可動になされて
いることになる。
上記のようにケーブル4が把持機構3により保持され
た後、次いでアクチュエータ1を駆動させその可動部2
に往復運動をさせると、第1図に示すように把持機構3
は矢印の如く往復移動する。その際、ケーブル押さえロ
ーラ13,13aは夫々一方向クラッチ15,15aの作用により、
いずれか一方向のみ回転する。そのため、ケーブル4は
ケーブル押さえローラ13,13aが回転を阻止されている行
程のときのは、それらの間に把持されて間欠的に移動す
る。第1図の矢印のいずれの方向にケーブル4を移動さ
せるかは、一方向クラッチ15,15aのラッチ方向の選定に
より適宜決めることができる。
次に、ケーブル4を所定距離延線したことを確認した
後、アクチュエータ1を停止し、把持機構3の支持部材
11aを再び第3図の点線のように旋回することにより、
ケーブル4をその自重で下方に落下して把持機構3から
脱着する。続いて、新たなケーブルを把持し上記の行程
を繰り返せばよい。
これまでの説明は一台のケーブル延線装置によりケー
ブルを延線する場合について述べたのであるが、長距離
に渡ってケーブル延線を実施するには、ケーブルラック
の適宜間隔毎に本装置を設け、各装置にケーブル4を把
持させ、同期して移動させる必要がある。その場合に
は、各装置のアクチュエータを同期駆動すればよい。
〔発明の効果〕
本発明のケーブル延線装置は以上のような構成からな
り、次のような効果を有する。
(1) 単一の駆動手段でケーブルの把持と移動を行う
ので、構造が簡単であり、且つ軽量化できる。
(2) 複数の駆動手段を設ける装置のような駆動タイ
ミングの考慮が不要となる。
(3) 装置可動部が往復運動する際、ケーブルの把持
−解放動作が最適タイミングで自動的に行われるので、
ケーブル移動が極めてスムースで、且つケーブル損傷の
虞れもない。更に移動と把持−解放が時間遅れなく行わ
れるので、ケーブル延線を迅速に行える。
(4) 把持機構にケーブルの把持力調整手段を設ける
場合には、把持力を任意に設定することができ、ケーブ
ルの寸法、長さ等の負荷に応じて最適な把持力を与える
ことが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のケーブル延線装置をケーブル敷設路に
取り付けた状態の一例を示す平面図、第2図は第1図に
おけるアクチュエータのケーブル敷設路への取り付け状
態を示す部分拡大図、第3図は第1図における把持機構
の拡大断面図。 1……アクチュエータ、2……可動部 3……把持機構、4……ケーブル 5……フランジ、6……ガイド棒 7……ケーブルトレイ、8……取り付けアングル 9……ボルト、10……ナット 11,11a……支持部材、12,12a……回転軸 13,13a……ケーブル押さえローラ 14,14a……軸受け、15,15a……一方向クラッチ 16,16a……トルクリミッタ 17……把持力調整手段、18……圧力スプリング 19……調整ネジ、20……軸 21……掛け留め部材、22……ボルト

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーブル敷設路又はそれに近接した部材に
    着脱自在に取り付けてケーブルを敷設路に平行に延線す
    るケーブル延線装置において、往復運動する可動部2を
    有するアクチュエータ1と、該可動部2に設けられたケ
    ーブルの把持機構3とを備え、前記把持機構3は軸方向
    が互いに平行な一対の回転軸12,12aと、該回転軸12,12a
    の夫々に設けられたケーブル押さえローラ13,13a及び該
    ケーブル押さえローラ13,13aを一方向のみに回転させる
    一方向クラッチ15,15aを少なくとも一方に有し、前記一
    対の回転軸12,12aの少なくとも一方は前記ケーブル押さ
    えローラ13,13a間にケーブルを着脱できるように可動に
    形成され、そのケーブルの延線方向に前記アクチュエー
    タ1が移動されるとき、前記一方向クラッチ15,15aが働
    いて、前記ケーブル押さえローラ13,13aの回転がロック
    されるように構成されたことを特徴とするケーブル延線
    装置。
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