JP2002166730A - 燃料遮断弁 - Google Patents

燃料遮断弁

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JP2002166730A
JP2002166730A JP2000366569A JP2000366569A JP2002166730A JP 2002166730 A JP2002166730 A JP 2002166730A JP 2000366569 A JP2000366569 A JP 2000366569A JP 2000366569 A JP2000366569 A JP 2000366569A JP 2002166730 A JP2002166730 A JP 2002166730A
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栄心 森
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智弘 杉崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃料遮断弁20は、ケース本体30が蓋体5
0に対してガタつくことがなく、安定した閉弁特性が得
られること。 【解決手段】 燃料遮断弁20は、ケース本体30と、
フロート機構40と、蓋体50とを備えている。蓋体5
0は、燃料タンクFTの上部に熱溶着可能である。蓋体
50の下端から下方に向けて係合片55が突設されてい
る。係合片55の先端の係合爪55aは、ケース本体3
0の該側壁に突設された把持部34の貫通孔34aを貫
通して係合し、これにより、ケース本体30が蓋体50
に堅固に取り付けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料タンクの上部
に装着され、燃料タンク内と外部とを接続する接続通路
を開閉することで燃料タンクと外部とを連通遮断する燃
料遮断弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の燃料遮断弁として、米国
特許5,404,907号などが知られており、図6に
示すような構成であった。図6において、燃料遮断弁1
00は、燃料タンクFTのタンク上壁FTaに装着され
るものであり、ケース本体102と、蓋体110と、フ
ロート120と、スプリング(図示省略)とを備えてい
る。ケース本体102は、上壁部103と、この上壁部
103の外周部に一体に形成された側壁部104と、側
壁部104の下端に取り付けられた底板105とを備
え、その内側スペースを弁室102Sとしている。
【0003】また、上記弁室102Sには、その上部に
弁部120aを有するフロート120が収納されてい
る。この弁部120aは、タンク外部に接続される接続
通路103dを開閉するものである。フロート120
は、底板105に載置されているスプリングで支持され
ている。
【0004】一方、蓋体110は、ケース本体102に
組み付けられる蓋本体112と、蓋通路形成部114
と、フランジ部115とを備え、これらを一体に形成し
ている。上記蓋本体112には、取付凹所114aが形
成され、この取付凹所114aにケース本体102の上
壁部103の上部突出部103bを嵌合している。ま
た、ケース本体102の上部に係合穴103aが形成さ
れ、蓋体110側の係合突起112aと係合すること
で、ケース本体102と蓋体110とが組み付けられて
いる。さらに、フランジ部115は、その接合端面11
5aで燃料タンクFTのタンク上壁FTaに熱溶着され
ている。
【0005】上記構成の燃料遮断弁100では、燃料タ
ンクFTへの給油時に、燃料タンクFT内の燃料蒸気
は、ケース本体102の底板105に形成された透孔1
05a、弁室102S、接続通路103d、蓋体110
の通路114bを通じて外部(キャニスタ)へ流出す
る。そして、燃料タンクFTへの燃料が所定液位FL1
に達すると、透孔105aを通じて、燃料が弁室102
Sに流入し、フロート120を浮上させる浮力を与え
る。フロート120の上昇によりフロート120の上部
に形成した弁部120aが接続通路103dを閉塞する
ことにより、燃料タンクFTからの燃料の流出を防止す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、燃料遮断弁1
00では、ケース本体102と蓋体110との組付が、
係合穴103aと係合突起112aとの係合だけで行な
われているのでガタつき易いという問題があった。特
に、蓋体110は、燃料タンクFTと熱溶着するために
燃料タンクFTと同じポリエチレンで形成し、ケース本
体102は、高いシール性を確保するために、ポリエチ
レンより燃料膨潤性の小さいポリアセタールで形成し、
両者を異なった樹脂材料で形成している。このため、ケ
ース本体102と蓋体110とが燃料タンクFT内の燃
料に浸って膨潤したときに、蓋体110とケース本体1
02との膨潤特性の違いにより、係合穴103aと係合
突起112aだけによる組付だけでは、ケース本体10
2が蓋体110に対してガタつくことがある。こうした
ガタつきは、燃料遮断弁100にとって、耐衝撃性に対
する機械的強度を低下させるとともに、燃料遮断弁10
0を開閉させる液位の変動をもたらして、安定した開閉
特性が得られない要因になる。
【0007】本発明は、上記従来の技術の問題を解決す
るものであり、燃料の膨潤によりガタつくことがなく、
安定した閉弁特性が得られる燃料遮断弁を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
記課題を解決するためになされた本発明は、燃料タンク
の上部に装着され、燃料タンク内と外部とを接続する接
続通路を開閉することで燃料タンクと外部とを連通遮断
する燃料遮断弁において、燃料タンク内に連通する弁室
を形成するケース本体と、上記弁室に収納され、上記接
続通路を開閉する弁体と、上記燃料タンクの上部に熱溶
着可能であり、上記燃料タンクの上部に熱溶着されるこ
とで上記ケース本体の少なくとも一部を燃料タンク内に
突入した状態で支持する蓋体と、上記蓋体の下端から下
方に向けて突設され、先端に係合爪を有する係合片と、
ケース本体の該側壁に突設され、係合片を貫通させた状
態で把持する貫通孔を有するとともに、上記係合爪に係
合して蓋体をケース本体に固定する把持部と、を備えた
ことを特徴とする。
【0009】本発明にかかる燃料遮断弁のケース本体
は、燃料タンク内に連通する弁室を備え、この弁室内に
収納された弁体が燃料タンクの燃料液位に応じて浮力を
増減して昇降する。これにより、弁体が接続通路を開閉
して燃料タンクから燃料が流出するのを防止する。ま
た、燃料遮断弁は、蓋体を燃料タンクの上部に熱溶着可
能である樹脂材料から形成され、熱溶着されることによ
り燃料タンクの上部に装着されている。これにより、燃
料遮断弁は、燃料タンクの上部に締結部材などを必要と
しないで、容易に取り付けることができる。
【0010】また、ケース本体は、該ケース本体の把持
部と蓋体の係合片とを介して蓋体に装着されている。す
なわち、蓋体の係合片を把持部の貫通孔に挿入すると、
把持部で押圧されて撓んで係合爪を貫通孔に貫通させ
て、把持部の下端で係合する。すなわち、係合片が貫通
孔を貫通して把持部で把持されるとともに、係合爪で把
持部に係合するから、ケース本体は、蓋体に堅固に支持
される。また、係合爪は、燃料膨潤により拡がろうとす
るが、把持部により阻止されるため、ガタつきが生じる
こともない。したがって、燃料遮断弁は、上記ガタつき
に伴う不具合、つまり、耐衝撃性に対する機械的強度の
低下や、燃料遮断弁の開閉液位の変動を生じることがな
く、安定した開閉特性を得ることができる。
【0011】また、係合片の好適な態様として、上記係
合爪が上記貫通孔を貫通するときに係合片が把持部で押
圧されて撓むように設けることができる。このように係
合片が撓むことにより、係合爪は、貫通孔を容易に貫通
することができるとともに、把持部に堅固に係合され
る。
【0012】さらに、係合片および把持部の好適な態様
として、ケース本体の周方向に等間隔に複数配置する構
成をとることができる。この構成により、ケース本体の
外周が均等な力で支持され、一層堅固に支持される。
【0013】さらに、蓋体は、上記ケース本体の上部に
嵌合し、上記係合片を有する筒状の嵌合部を備える構成
をとることができる。嵌合部は、ケース本体の上部に嵌
合支持するから、ケース本体を支持する力を、一層、高
めることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以上説明した本発明の構成・作用
を一層明らかにするために、以下本発明の好適な実施例
について説明する。
【0015】図1は本発明の一実施の形態にかかる自動
車の燃料タンクFTの上部に取り付けられる燃料遮断弁
20を示す断面図である。図1において、燃料タンクF
Tは、その表面がポリエチレンを含む複合樹脂材料から
形成されており、そのタンク上壁FTaに取付穴FTc
が形成されている。このタンク上壁FTaには、燃料遮
断弁20がその下部を取付穴FTcに突入した状態にて
取り付けられている。燃料遮断弁20は、給油時に燃料
タンクFT内の燃料が所定の液位FL1まで上昇したと
きに、外部(キャニスタ)への流出を規制するものであ
る。
【0016】燃料遮断弁20は、ケース本体30と、底
支持板35と、フロート機構40と、スプリング48
と、蓋体50とを主要な構成として備えている。ケース
本体30、底支持板35及びフロート41は、耐燃料油
性に優れた合成樹脂ポリアセタールから形成されてい
る。蓋体50は、耐燃料油性に優れるとともに、燃料タ
ンクFTに対して熱溶着可能なポリエチレンから形成さ
れている。これらの樹脂材料は耐燃料膨潤性を共に備え
ているが、ケース本体30やフロート41を構成するポ
リアセタールの方が、弁のシール特性を高めるために燃
料タンクFTや蓋体50のポリエチレンより優れた燃料
膨潤性を有している。
【0017】図2は燃料遮断弁20を分解した断面図で
ある。上記ケース本体30は、天井壁部32と、この天
井壁部32から下方へ円筒状に延設された側壁部33と
を備え、天井壁部32と側壁部33とに囲まれたカップ
状の弁室30Sを形成し、その下部を下開口30aとし
ている。天井壁部32の中央部には、円筒状の上部突出
部32aが形成されている。この上部突出部32a内に
は、接続通路32bが貫通しており、その接続通路32
bの弁室30S側が環状のシート部32cになってい
る。また、上部突出部32aの外周側壁には、Oリング
36を支持するための環状段部32dが形成されてい
る。
【0018】側壁部33には、連通孔33aが周方向に
等間隔で4カ所形成されて、燃料タンクFT内と弁室3
0Sとを連通させている。また、側壁部33の下部に
は、係合穴33bが形成されている。この係合穴33b
は、後述するように底支持板35を取り付けるためのも
のである。
【0019】上記底支持板35は、ケース本体30の下
開口30aを閉じる部材であり、その外周部に形成され
た係合部35aが上記係合穴33bに係合することによ
り、ケース本体30の下開口30aを閉じるように装着
される。この底支持板35の中央部には、弁室30Sと
燃料タンクFT内とを連通する連通孔35bが形成され
ている。したがって、連通孔35bを通じて、燃料タン
クFT内が弁室30Sに連通している。底支持板35に
は、支持脚35cが放射状に配置されており、この支持
脚35cの上部に環状のスプリング支持部35dが形成
されている。このスプリング支持部35dは、フロート
41の内側下面との間でスプリング48を支持してい
る。
【0020】フロート機構40は、フロート41と、フ
ロート41の上部の再開弁45と、再開弁45の上部に
装着されたシート部材47とを備えている。フロート4
1は、上壁部42と、その上壁部42の外周から下方に
形成された筒状の側壁部43とを備えた容器形状に構成
されており、その内側スペースが浮力を生じるための浮
力室41Sになっている。また、フロート41の外周部
にガイド突条41aが形成されている。上壁部42に
は、座部42aが形成され、さらに座部42aの中央に
弁部42bが突設されている。
【0021】再開弁45は、フロート41の上部に昇降
可能に支持されており、円板45aの中央に、弁部42
bで開閉される連通孔45bが形成されている。また、
円板45aの外周には、放射状に8枚のフィン45cが
形成されている。フィン45cは、座部42aの外周と
側壁部33の内壁との間で支持されることで再開弁45
を傾かせないで昇降するように支持している。再開弁4
5の上部には、ゴム製のシート部材47が装着され、こ
のシート部材47がシート部32cに着離する。
【0022】一方、蓋体50は、蓋本体51と、蓋本体
51の中央から上部へ逆L字形に突出した管体部52
と、蓋本体51の外周に形成されたフランジ部53と、
蓋本体51の下部に突設された嵌合部54とを備え、こ
れらを一体に形成している。また、管体部52には、蓋
側通路52aが形成されており、この蓋側通路52aの
一端は、ケース本体30の接続通路32bに接続され、
他端はキャニスタ側に接続される。さらに、フランジ部
53の下端部には、燃料タンクFTのタンク上壁FTa
に溶着される環状溶着部53aが形成されている。
【0023】また、ケース本体30は、蓋体50に取り
付けるための手段として、次の構成(1)(2)(3)
がとられている。
【0024】(1) 上記蓋本体51の下部中央には、
ケース本体30の上部突出部32aを嵌合するための蓋
嵌合部51aが形成されている。
【0025】(2) 図3は燃料遮断弁20の上部を示
す側面図である。図3に示すように、蓋体50の下部に
は、ケース本体30の上部を嵌合するように筒状に嵌合
部54が形成され、この嵌合部54に切欠54aが周方
向に4カ所(図では2カ所)形成されている。一方、ケ
ース本体30の側壁部33には、切欠54aに係合する
係合突起33dが周方向に4カ所突設されている。
【0026】(3) 図4は嵌合部54の側端部を示す
断面図である。図4において、側壁部33の外壁には、
蓋体50に係合されるための把持部34(図5の斜視図
参照)が形成されている。把持部34は、ケース本体3
0の外周に等間隔で4カ所突設されており、それぞれに
貫通孔34aを備えている。一方、嵌合部54の下部に
は、脚形状の係合片55が周方向に等間隔に4カ所に突
設されている。係合片55の先端には、係合爪55aが
形成されている。係合爪55aは、ケース本体30に対
して間隙Lpが形成されている。この間隙Lpは、係合
爪55aが上記貫通孔34aを貫通するときに把持部3
4で押圧されて係合片55が撓み易いように作用する。
【0027】次に、燃料遮断弁20を燃料タンクFTの
タンク上壁FTaに装着する作業について説明する。図
2において、ケース本体30の弁室30S内に、フロー
ト41及びスプリング48を収納し、さらに、スプリン
グ48の下端を底支持板35のスプリング支持部35d
に位置合わせするとともに、底支持板35の係合部35
aを側壁部33の係合穴33bに係合させて、底支持板
35をケース本体30に取り付ける。さらに、Oリング
36を上部突出部32aに挿入して環状段部32d上に
保持し、この状態にて、嵌合部54をケース本体30の
上部に嵌合するとともに、上部突出部32aを蓋嵌合部
51aに嵌合する。
【0028】このとき、蓋体50の切欠54aにケース
本体30の係合突起33dが係合する。さらに、嵌合部
54の先端の係合爪55aがケース本体30の把持部3
4に係合する。すなわち、係合爪55aは、貫通孔34
aを通るときに間隙Lp側へ撓んで把持部34の下端に
係合する。これにより、蓋体50とケース本体30とが
一体化する。
【0029】続いて、蓋体50の環状溶着部53aの下
端部を熱板(図示省略)により溶融するとともに、燃料
タンクFTの取付穴FTcの周囲に沿って熱板(図示省
略)により溶融して溶着部FTdとする。取付穴FTc
に、ケース本体30を下部から挿入して、環状溶着部5
3aを溶着部FTdに押しつける。これにより、環状溶
着部53aと溶着部FTdとが同じ樹脂材料で形成され
ているので、冷却固化すると両者が互いに溶着する。こ
のように、蓋体50がタンク上壁FTaに溶着される
と、燃料タンクFT内は、外部に対して高いシール性を
確保される。
【0030】次に、燃料遮断弁20の動作について説明
する。給油により燃料タンクFT内に燃料が供給される
と、燃料タンクFT内の燃料液位の上昇につれて燃料タ
ンクFT内の上部に溜まっていた燃料蒸気は、通路を通
じてキャニスタ側へ逃がされる。そして、燃料タンクF
T内の燃料液位が所定の液位FL1に達すると、燃料
は、底支持板35の連通孔35bを通じて弁室30Sに
流入する。これにより、フロート41に浮力が生じて上
昇し、フロート41と再開弁45とが一体になって上昇
して、シート部材47がシート部32cに着座して接続
通路32bを閉塞して燃料がキャニスタ側へ流出するの
を防止する。したがって、燃料タンクFTへの給油の際
等に、燃料タンクFTから燃料蒸気を逃がすとともに燃
料が燃料タンクFT外へ流出するのを防止することがで
きる。
【0031】一方、燃料タンクFT内の燃料が消費され
て、燃料液面が低下すると、フロート41は、その浮力
を減少して下降して、連通孔45bを開ける。このと
き、フロート41の弁部42bは、円錐形状でその受圧
面積が狭いから、連通孔45bの周辺に密着する力が弱
く、フロート41の下降を妨げる力とならない。よっ
て、フロート41は、速やかに下降して連通孔45bを
開く。連通孔45bの連通により再開弁45の下方の圧
力は、接続通路32bを通じて、該接続通路32bの付
近と同じ圧力になる。このように圧力差が小さくなるこ
とにより、再開弁45がシート部32cに密着する力が
弱くなるのでスムーズに下降する。このように、再開弁
45がフロート41の開弁をスムーズに行なわせる再開
弁特性の向上を促進するように機能する。
【0032】上記燃料遮断弁20の構成において、ケー
ス本体30は、蓋体50に、上下2カ所で支持されてい
る。すなわち、図3に示すように嵌合部54の切欠54
aがケース本体30の係合突起33dに係合するととも
に、図4に示すように、係合片55が把持部34に把持
されている。このように、蓋体50とケース本体30と
が上下2カ所で係合しているから、ケース本体30は、
蓋体50に堅固に支持される。したがって、燃料遮断弁
20は、上記ガタつきに伴う不具合、つまり、耐衝撃性
に対する機械的強度の低下や、燃料遮断弁20の開閉液
位の変動を生じることがなく、安定した開閉特性を得る
ことができる。
【0033】また、係合片55は、上記係合爪55aが
上記貫通孔34aを貫通するときに把持部34で押圧さ
れて間隙Lp側へ撓むように形成されているので、係合
爪55aは、貫通孔34aを容易に貫通することがで
き、作業性に優れている。
【0034】さらに、蓋体50の嵌合部54が上記ケー
ス本体30の上部に嵌合するから、ケース本体30は、
一層、蓋体50に確実に支持される。
【0035】なお、この発明は上記実施例に限られるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の
態様において実施することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態にかかる自動車の燃料タ
ンクFTの上部に取り付けられる燃料遮断弁20を示す
断面図である。
【図2】燃料遮断弁20を分解した断面図である。
【図3】燃料遮断弁20の上部を示す側面図である。
【図4】嵌合部54の側端部を示す断面図である。
【図5】係合片55を把持部34で固定する前の状態を
説明する説明図である。
【図6】従来の燃料遮断弁100を示す断面図である。
【符号の説明】
20…燃料遮断弁 30…ケース本体 30S…弁室 30a…下開口 32…天井壁部 32a…上部突出部 32b…接続通路 32c…シート部 32d…環状段部 33…側壁部 33a…連通孔 33b…係合穴 33d…係合突起 34…把持部 34a…貫通孔 35…底支持板 35a…係合部 35b…連通孔 35c…支持脚 35d…スプリング支持部 40…フロート機構 41…フロート 41S…浮力室 41a…ガイド突条 42…上壁部 42a…座部 42b…弁部 43…側壁部 45…再開弁 45a…円板 45b…連通孔 45c…フィン 47…シート部材 48…スプリング 50…蓋体 51…蓋本体 51a…蓋嵌合部 52…管体部 52a…蓋側通路 53…フランジ部 53a…環状溶着部 54…嵌合部 54a…切欠 55…係合片 55a…係合爪 FL1…液位 FT…燃料タンク FTa…タンク上壁 FTc…取付穴 FTd…溶着部 Lp…間隙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D038 CA15 CB01 CC00 3G044 BA39 DA03 EA05 FA23 GA03 GA08 GA23 GA28 GA30 3H051 AA01 BB02 CC14 DD07 FF15 3H055 AA02 AA22 BC01 BC09 CC04 CC08 CC21 GG27 JJ03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料タンクの上部に装着され、燃料タン
    ク内と外部とを接続する接続通路を開閉することで燃料
    タンクと外部とを連通遮断する燃料遮断弁において、 燃料タンク内に連通する弁室を形成するケース本体と、 上記弁室に収納され、上記接続通路を開閉する弁体と、 上記燃料タンクの上部に熱溶着可能であり、上記燃料タ
    ンクの上部に熱溶着されることで上記ケース本体の少な
    くとも一部を燃料タンク内に突入した状態で支持する蓋
    体と、 上記蓋体の下端から下方に向けて突設され、先端に係合
    爪を有する係合片と、 ケース本体の該側壁に突設され、係合片を貫通させた状
    態で把持する貫通孔を有するとともに、上記係合爪に係
    合して蓋体をケース本体に固定する把持部と、 を備えたことを特徴とする燃料遮断弁。
  2. 【請求項2】 請求項1の燃料遮断弁において、 上記係合片は、上記係合爪が上記貫通孔を貫通するとき
    に把持部で押圧されて撓むように設けられている燃料遮
    断弁。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2の燃料遮断弁に
    おいて、 上記係合片および把持部は、ケース本体の周方向に等間
    隔に複数配置されている燃料遮断弁。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかの燃
    料遮断弁において、 上記蓋体は、上記ケース本体の上部に嵌合し、上記係合
    片を有する筒状の嵌合部を備えた燃料遮断弁。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれかの燃
    料遮断弁において、 上記ケース本体と蓋体とは、上記係合片および把持部の
    上方にて、係合突起と、該係合突起に係合する切欠きと
    により係合支持されている燃料遮断弁。
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