JP2007146794A - 燃料遮断弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料遮断弁10は、フロート52の上部に上部弁体60を備えた2段の弁構造であり、シール性を高めるためのケーシング20、フロート52および上部弁体60の芯ズレの防止を簡単な構成で高い精度で行なうことができること。
【解決手段】燃料遮断弁10は、ケーシング20と、フロート機構50とを備えている。フロート機構50は、弁部53aを有するフロート52と、上部弁体60とを有する。上部弁体60は、円板状の弁本体61に通気孔62を有している。通気孔62は、弁本体61の外周部のうち係合爪61dより外周側に設けられ、弁本体61の下方からの上昇気流を該弁本体61の上方へ逃がすように形成されている。上部弁体60は、フロート52と離れるような大きな力を受けないから、フロート52に対して芯ズレを生じることもない。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃料タンクの上部に装着され、燃料タンク内と外部とを接続する接続通路を開閉することで燃料タンクと外部とを連通遮断する燃料遮断弁に関する。
従来、この種の燃料遮断弁として、特許文献1〜3などが知られている。燃料遮断弁は、燃料タンクの上部に装着されており、外部(キャニスタ)に接続される接続通路をその上部に設けたケーシングと、ケーシングの弁室内に燃料液位により浮力を増減して昇降するフロートと、フロートの上部に載置された上部弁体とを備えている。そして、燃料タンクの燃料液位の上昇によりフロートが浮力を増大して、フロートと一体に上部弁体が上昇することで接続通路を閉じて燃料の外部への流出を防止している。このような燃料遮断弁では、接続通路の通路面積が大きい場合に、フロートで接続通路を直接開閉すると、フロートが吸着して再開弁特性がよくないので、接続通路のほかに、接続通路より小さい通路面積の接続孔を有する上部弁体を設けた2段の弁構造としている。
しかし、こうした2段の弁構造を有する燃料遮断弁は、給油時の上昇気流により上部弁体がフロートより浮き上がり、上部弁体がフロートに対して芯ズレを生じて、接続孔が完全に閉じられてない状態が生じる場合がある。このような上部弁体の芯ズレは、接続孔、接続通路を通じて燃料タンク内の燃料が外部に漏れやすいという課題があった。
特開2001−82270号公報 米国特許第6,918,405号明細書 特開2002−166730号公報
本発明は、上記従来の技術の問題点を解決することを踏まえ、フロートの上部に上部弁体を備えた2段の弁構造において、シール性を高めるためのケーシング、フロートおよび上部弁体の芯ズレの防止を簡単な構成で高い精度で行なうことができ、しかも、上部弁体を簡単に構成できる燃料遮断弁を提供することを目的とする。
課題を解決するためになされた本発明は、
燃料タンクの上部に装着され、燃料タンク内と外部とを接続する接続通路を開閉することで燃料タンクと外部とを連通遮断する燃料遮断弁において、
上記燃料タンク内と上記接続通路とを連通する弁室を側壁部により形成するケーシングと、
上記弁室に収納され該弁室内の燃料液位により浮力を増減して昇降しかつ接続孔を開閉する弁部を有するフロートと、該フロートの上部に該フロートから離れて昇降可能に載置され該フロートが昇降することで上記接続通路を開閉する上部弁体と、を有するフロート機構と、
を備え、
上記ケーシングは、上記側壁部の内壁に上下方向に沿って形成され、上記上部弁体をガイドする複数のリブを備え、
上記上部弁体は、弁本体と、該弁本体に貫通形成された接続通路より通路面積が小さい接続孔と、上記弁本体の下部に突設され上記フロートに対する移動を所定距離内に規制する規制部と、上記弁本体の上下方向に貫通形成された通気孔と、を有し、
上記通気孔は、上記弁本体の外周部のうち上記規制部より外周側に設けられ、上記弁本体の下方からの上昇気流を該弁本体の上方へ逃がすように形成されていること、
を特徴とする。
本発明にかかる燃料遮断弁を用いた燃料タンクに燃料が供給されて燃料タンクの所定液位に達すると、弁室内に流入した燃料により、フロートの浮力によりフロート機構が上昇し、つまりフロートおよび上部弁体が一体に上昇する。フロート機構の上昇により、上部弁体が接続通路を閉じることで、燃料タンクを外部に対して遮断し、燃料タンクから外部へ燃料が流出するのを防止する。このとき、フロートの弁部は、接続孔を閉じている。そして、燃料の消費によりフロートの浮力が減少してフロート機構が下降すると、弁部が接続孔を開いた後に、上部弁体は、規制部によりフロートに対して移動が規制されつつフロートから下方への力を受けて下降することで接続通路を開く。この場合において、接続孔は接続通路より通路面積が小さいので、上部弁体の弁部が接続孔を最初に開いて、上部弁体に加わっている閉弁方向の圧力差を低減し、その後、上部弁体が速やかに接続通路を開くので再開弁特性が向上する。
また、上部弁体は、給油時に弁室内を上昇する燃料蒸気をその下面に受けても、通気孔を通じて上方に逃がす。よって、上部弁体は、フロートと離れるような大きな力を受けないから、フロートに対して芯ズレを生じることもなく、フロートと一体になるとともに、リブにより上方へガイドされつつ移動する。よって、上部弁体が傾いたり、芯ズレを生じたりして、シールが不十分な状態になることを回避でき、つまり、接続孔が上部弁体により高いシール性で閉じている状態を維持するから、接続孔を通じて燃料が外部へ漏れることもない。
さらに、従来の技術(特許文献2)に比べて、規制部は、通気孔より内径側に配置され、その間隔を小さく配置することができ、それらの寸法公差を小さくすることができることから、フロートの上部とのクリアランスの設定を摺動可能な範囲で小さくすることが可能である。よって、フロートに対する芯ズレを一層低減できる。
本発明の好適な態様として、上記規制部は、上記フロートの上部と係合することで上記フロートに対する上記弁本体の上下方向への移動を所定距離内に規制する係合爪として構成し、または上記フロートに対する上記弁本体の径方向への移動を所定距離内に規制するガイド部として構成することができる。
本発明の好適な態様において、上記弁本体は、その中心部に上記接続孔を有する円板状であり、該接続孔の下部に形成され上記弁部が離座または着座することで上記接続孔を開閉するシール部とを備え、上記弁部および上記シール部は、樹脂により形成されている構成をとることができる。弁部およびシール部を共に樹脂で形成すると、上部弁体の僅かな傾きによっても、シール不良を生じやすいが、上述したような通気孔などの構成および作用により、このような不具合を生じることもない。なお、弁部は、フロートと一体に形成するほか、ゴムなどでフロートと別体に形成したものを用いてもよい。
また、他の好適な態様として、上記リブは、上記フロートを上下方向にガイドするように上記ケーシングの下部まで延設した構成をとることができる。この構成によると、リブは、1つでフロートおよび上部弁体の両方をガイドするから、射出成形の際の型構造を簡単にできるとともに、フロート機構をガイドするための機構も簡略化できる。
さらに、別の好適な態様として、上記側壁部は、上記リブの間に上記燃料タンク内と上記弁室とを連通する連通孔を有する構成をとることができる。この構成によると、上部弁体の外周部がリブによって通気孔と隔てられているから、通気孔に引っ掛かることがなく、上部弁体は、スムーズな昇降が可能となる。
また、上記通気孔は、上記規制部の外側の壁面に隣接して形成する構成をとることができる。この構成により、規制部がその内径側の接続孔への上昇気流の流れを規制する防壁として作用するから、弁部とシール部とを引き離す力を低減する。
以上説明した本発明の構成・作用を一層明らかにするために、以下本発明の好適な実施例について説明する。
(1) 燃料遮断弁10の概略構成
本発明の一実施例にかかる燃料遮断弁は、給油時に燃料タンク内の燃料が所定液位まで上昇したときにキャニスタへの流出を規制するとともにオートストップを機能させるものである。図1は燃料遮断弁10の断面図である。燃料タンクFTは、その表面がポリエチレンを含む複合樹脂材料から形成されており、そのタンク上壁FTaに取付穴FTbが形成されている。このタンク上壁FTaには、燃料遮断弁10がその下部を取付穴FTbに突入した状態にて取り付けられている。燃料遮断弁10は、ケーシング20と、フロート機構50と、スプリング70とを主要な構成として備え、これらはポリアセタールなどの樹脂から形成されている。ケーシング20は、ケーシング本体30と、底板35と、蓋体40とを備え、ケーシング本体30と底板35とにより囲まれたスペースが弁室30Sになっており、この弁室30Sにスプリング70に支持されたフロート機構50が収納されている。
(2) 燃料遮断弁10の各部の構成
図2は燃料遮断弁10を分解した断面図である。ケーシング本体30は、天井壁部31と、円筒形状の側壁部32とにより囲まれたカップ形状であり、下部を開口30aとしている。天井壁部31の中央部には、下方に向けて突設された通路形成突部31aが形成されており、この通路形成突部31aに弁室30Sに接続する接続通路31bが貫通形成されている。接続通路31bの弁室30S側は、第1シール部31cになっている。側壁部32には、弁室30Sを燃料タンクFT内に接続するための連通孔32aが形成されている。連通孔32aは、その上端が所定液位FL1(図6参照)に一致するように配置されている。また、側壁部32には、底板35を取り付けるための係合凹所32cが形成されている。また、側壁部32の内壁には、上下方向に沿ってリブ32dが形成されている。図3は図1の3−3線に沿った断面図である。リブ32dは、フロート機構50を昇降方向にガイドするための突条であり、周方向に90゜で等間隔に4箇所形成されている。リブ32dの間に、上記連通孔32aが形成されている。
図2に戻り、底板35は、ケーシング本体30の開口30aを閉じる部材であり、その外周部に形成された係合爪35aが係合凹所32cに係合することにより、ケーシング本体30の開口30aを閉じるように装着されている。この底板35には、底連通孔35bが形成され、さらにスプリング70の下端を支持するためのスプリング支持部35cが形成されている。
蓋体40は、蓋本体41と、蓋本体41の中央から側方へ突出した管体部42と、蓋本体41の外周に形成されたフランジ43および支持部44とを備え、これらを一体に形成している。管体部42内には、管通路42aが形成されており、この管通路42aの一端は、接続通路31bを通じてケーシング本体30の弁室30Sに接続され、他端はキャニスタ(図示省略)側に接続される。上記支持部44は、蓋本体41の下部に突設され、ケーシング本体30の上部を嵌合する筒体である。この支持部44には、係合穴44aが形成されている。この係合穴44aは、ケーシング本体30の側壁部32に形成された係合爪(図示省略)に係合することで、蓋体40は、ケーシング本体30を保持している。また、フランジ43の下端部には、燃料タンクFTのタンク上壁FTaに溶着される溶着部43aが形成されている。
図4はフロート機構50を分解して示す斜視図である。図2および図4において、フロート機構50は、フロート52と、フロート52の上部に配置された上部弁体60とを備えている。フロート52は、下方に開放した浮力室54(図2)を有するカップ形状である。浮力室54は、有底孔である。また、フロート52の上部には、ほぼ円錐形状の弁部53aが突設され、弁部53aの下方には、上部弁体60を抜止めするための鍔状の係合部53bが形成されている。
上部弁体60は、再開弁特性を改善するための弁であり、フロート52の上部に昇降可能に支持されており、弁本体61と、弁本体61に装着されたシール部材65とを備えている。
弁本体61は、円板形状であり、その外周部がケーシング本体30のリブ32d(図3参照)にガイドされるように形成されている。弁本体61は、その中央上部に突設された弁取付部61aを備え、この弁取付部61aの中央部を貫通した接続孔61bが形成されている。接続孔61bの下部は、第2シール部61cになっており、弁部53aが着座および離座することで接続孔61bが開閉される。
図5は上部弁体60の底面図である。図4および図5において、弁本体61の下部には、フロート52の係合部53bに係合する係合爪61d(規制部)が突設されるとともに、係合爪61dの間に係合部53bの外周部にガイドされるガイド部61e(規制部)が突設されている。係合爪61dおよびガイド部61eは、90゜毎に2箇所それぞれ配置されている。また、係合爪61dおよびガイド部61eの径方向外方、つまり弁本体61の外周縁と係合爪61dとの間には、通気孔62が貫通形成されている。通気孔62は、周方向に沿ったほぼ三日月形状の孔であり、上部弁体60が受けた上昇気流を通すための通気路である。
シール部材65は、ゴム製の円板状の弁体であり、その中央部に装着孔65aを有し、装着孔65aを上記弁取付部61aに圧入することにより弁本体61に装着されている。シール部材65の上面は、第1シール部31cに着離するシート面65bになっている。
(3) 燃料遮断弁10の動作
次に、燃料遮断弁10の動作について説明する。給油により燃料タンクFT内に燃料が供給されると、図1に示すように、燃料タンクFT内の燃料液位の上昇につれて燃料タンクFT内の上部に溜まっていた燃料蒸気は、底板35の底連通孔35b、側壁部32の連通孔32aを通じて弁室30S内に入り、弁室30Sから、接続通路31b、管通路42aを通じて、キャニスタ側へ逃がされる。このとき、上部弁体60は、通気孔62が形成されているので、この通気孔62を通じて燃料蒸気が上方へ流れ、上部弁体60に上方へ移動させるような大きな力とならない。よって、上部弁体60は、フロート52の上部から浮上することなく、フロート52の上に載置された状態を維持する。
そして、図6に示すように、燃料タンクFT内の燃料液位が所定液位FL1に達すると、燃料は連通孔32aを塞ぐことにより、燃料タンクFT内のタンク内圧が上昇する。このタンク内圧の上昇をセンサが感知することで、給油ガンの給油を停止するオートストップを働かせる。この状態では、タンク内圧と弁室30S内の圧力との差圧が大きくなり、燃料液位が弁室30S内を上昇する。弁室30S内の燃料液位が高さh0に達すると、フロート52の浮力およびスプリング70の荷重による上方への力と、フロート52および上部弁体60の自重による下方への力との釣り合いによって、前者が後者を上回ったときにフロート52と上部弁体60とが一体になってリブ32dにガイドされつつ上昇して、シール部材65のシート面65bが第1シール部31cに着座して接続通路31bを閉じる。これにより、燃料タンクFTへの給油の際等に、燃料タンクFTから燃料蒸気を逃がすとともに燃料が燃料タンクFT外へ流出するのを防止することができる。
一方、燃料タンクFTの燃料液位が低下して弁室30S内の燃料が底連通孔35bなどから排出されると、図7に示すように、フロート52は、その浮力を減少して下方への力を受けて、弁部53aが第2シール部61cから離れて、接続孔61bを開く。接続孔61bの連通により上部弁体60の下方の圧力は、接続通路31bの付近とほぼ同じ圧力になることで上部弁体60の閉弁する力が小さくなり、係合部53bが係合爪61dに係合することで、上部弁体60を引き下げ、シール部材65が第1シール部31cから離れて、接続通路31bが開かれる。このように、接続孔61bの通路面積を接続通路31bの通路面積より小さく設定することで、上部弁体60は、小さな力で開弁する。このように、上部弁体60による2段の弁構造により、再開弁特性の向上を促進するように機能する。
(4) 実施例の作用・効果
上記実施例の構成により、以下の作用・効果を奏する。
(4)−1 上部弁体60は、給油時に弁室30S内を上昇する燃料蒸気をその下面に受けても、通気孔62を通じて上方に逃がす。よって、上部弁体60は、フロート52と離れるような大きな力を受けないから、フロート52に対して芯ズレを生じることもなく、フロート52と一体になるとともに、リブ32dにより上方へガイドされつつ移動する。よって、上述した通気孔62がない場合には、図8に示すように上部弁体60が傾いたり、芯ズレを生じたりして、シールが不十分な状態になることを回避でき、つまり、図6に示すように接続孔61bが上部弁体60により高いシール性で閉じている状態を維持するから、接続孔61bを通じて燃料が外部へ漏れることもない。
(4)−2 さらに、従来の技術(特許文献2)に比べて、規制部としての係合爪61dおよびガイド部61eは、通気孔62より内径側に配置され、その間隔を小さく配置し、それらの寸法公差を小さくすることができることから、フロート52の上部とのクリアランスの設定を摺動可能な範囲で小さくすることが可能である。よって、フロートに対する芯ズレを一層低減できる。
(4)−3 上記通気孔62は、ガイド部61eの外側の壁面に隣接して形成しているから、ガイド部61eが内径側の接続孔61bへの上昇気流の流れを規制する防壁として作用する。よって、弁部53aと第2シール部61cとを引き離す力を低減する。
(4)−4 フロート52の弁部53aおよび弁本体61の第2シール部61cは、共に樹脂で形成すると、上部弁体60の僅かな傾きによっても、シール不良を生じやすいが、上述したような通気孔などの構成および作用により、このような不具合を生じることもない。
(4)−5 ケーシング本体30の内壁に設けたリブ32dは、1つでフロート52および上部弁体60の両方をガイドするから、射出成形の際の型構造を簡単にできるとともに、フロート機構50をガイドするための機構も簡略化できる。
なお、この発明は上記実施例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
上記実施例において、通気孔62は、ガイド部61eの外側に隣接して配置したが、これに限らず、係合爪61dの外側に隣接して配置してよく、また、ガイド部61eまたは係合爪61dの外側に隣接した配置に限らず、その外周に沿って配置してもよい。
図9は他の実施例にかかるフロート機構50Bを示す断面図である。図9において、上部弁体60Bは、弁本体61Bの装着孔61Baに装着されたシール部材65Bを備えている。シール部材65Bは、その上部に設けたシール面65Baと、その下部に設けた第2シール部65Bbと、これらを連結する連結筒部65Bcとを備え、シール面65Baが第1シール部(図1参照)に着離し、第2シール部65Bbがフロート52Bの上部の平面からなる弁部53Baに着離する構成である。
本発明の一実施例にかかる燃料遮断弁を示す断面図である。 燃料遮断弁を分解した断面図である。 図1の3−3線に沿った断面図である。 フロート機構を分解して示す斜視図である。 上部弁体の底面図である。 燃料遮断弁の動作を説明する説明図である。 図6に続く動作を説明する説明図である。 燃料遮断弁の作用を説明する説明図である。 他の実施例にかかるフロート機構を示す断面図である。
符号の説明
10...燃料遮断弁
20...ケーシング
30...ケーシング本体
30S...弁室
30a...開口
31...天井壁部
31a...通路形成突部
31b...接続通路
31c...第1シール部
32...側壁部
32a...連通孔
32c...係合凹所
32d...リブ
35...底板
35a...係合爪
35b...底連通孔
35c...スプリング支持部
40...蓋体
41...蓋本体
42...管体部
42a...管通路
43...フランジ
43a...溶着部
44...支持部
44a...係合穴
50...フロート機構
52...フロート
53a...弁部
53b...係合部
54...浮力室
60...上部弁体
61...弁本体
61a...弁取付部
61b...接続孔
61c...第2シール部
61d...係合爪
61e...ガイド部
62...通気孔
65...シール部材
65a...装着孔
65b...シート面
70...スプリング
FT...燃料タンク
FTa...タンク上壁
FTb...取付穴

Claims (7)

  1. 燃料タンク(FT)の上部に装着され、燃料タンク(FT)内と外部とを接続する接続通路(31b)を開閉することで燃料タンク(FT)と外部とを連通遮断する燃料遮断弁において、
    上記燃料タンク(FT)内と上記接続通路(31b)とを連通する弁室(30S)を側壁部(32)により形成するケーシング(20)と、
    上記弁室(30S)に収納され該弁室(30S)内の燃料液位により浮力を増減して昇降しかつ接続孔(61b)を開閉する弁部を有するフロート(52)と、該フロート(52)の上部に該フロート(52)から離れて昇降可能に載置され該フロート(52)が昇降することで上記接続通路(31b)を開閉する上部弁体(60)と、を有するフロート機構(50)と、
    を備え、
    上記ケーシング(20)は、上記側壁部(32)の内壁に上下方向に沿って形成され、上記上部弁体(60)をガイドする複数のリブ(32d)を備え、
    上記上部弁体(60)は、弁本体(61)と、該弁本体(61)に貫通形成された接続通路(31b)より通路面積が小さい接続孔(61b)と、上記弁本体(61)の下部に突設され上記フロート(52)に対する移動を規制する規制部と、上記弁本体(61)の上下方向に貫通形成された通気孔(62)と、を有し、
    上記通気孔(62)は、上記弁本体(61)の外周部のうち上記規制部より外周側に設けられ、上記弁本体(61)の下方からの上昇気流を該弁本体(61)の上方へ逃がすように形成されていること、
    を特徴とする燃料遮断弁。
  2. 請求項1に記載の燃料遮断弁において、
    上記規制部は、上記フロート(52)の上部と係合することで上記フロート(52)に対する上記弁本体(61)の上下方向への移動を所定距離内に規制する係合爪(61d)である燃料遮断弁。
  3. 請求項1に記載の燃料遮断弁において、
    上記規制部は、上記フロート(52)に対する上記弁本体(61)の径方向への移動を所定距離内に規制するガイド部(61e)である燃料遮断弁。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の燃料遮断弁において、
    上記弁本体(61)は、その中心部に上記接続孔(61b)を有する円板状であり、該接続孔(61b)の下部に形成され上記弁部が離座または着座することで上記接続孔(61b)を開閉するシール部(61c)とを備え、
    上記弁部および上記シール部(61c)は、樹脂により形成されている燃料遮断弁。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の燃料遮断弁において、
    上記リブ(32d)は、上記フロート(52)を上下方向にガイドするように上記ケーシング(20)の下部まで延設されている燃料遮断弁。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の燃料遮断弁において、
    上記側壁部(32)は、上記リブ(32d)の間に上記燃料タンク(FT)内と上記弁室(30S)とを連通する連通孔(32a)を有する燃料遮断弁。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の燃料遮断弁において、
    上記通気孔(62)は、上記規制部の外側の壁面に隣接して形成されている燃料遮断弁。
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