JP2002166688A - コレステリック液晶性化合物を保持したカード - Google Patents
コレステリック液晶性化合物を保持したカードInfo
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Abstract
テリック液晶性化合物を保持した磁気カード、ICカー
ド、リライトカードなどのカードの提供。 【解決手段】 カード基材に設けた凹部の上面を覆って
オーバーシートを積層したカードあるいはカード基材に
貫通して設けた穴部の上面および下面を覆ってオーバー
シートを積層したカードであって、前記凹部あるいは穴
部に、コレステリック液晶性化合物を含む組成物を入れ
てなるコレステリック液晶性化合物を保持したカードに
より課題を解決できる。
Description
晶性化合物を保持した磁気カード、ICカード、リライ
トカードなどのカードに関するものである。
有価証券など(偽造防止シート)として、シート基材に
ホログラムラベルや光輝ラベルなどの偽造が困難なラベ
ルを貼付したものがある。また、プラスチックカードな
どでは、特殊形状のエンボスマークを付けたりしてい
る。これらは容易に偽造されず、特別な真贋判定装置を
必要としない点で優れているが、反面、ホログラムラベ
ルは製造方法が複雑で、高価であり、光輝ラベルも高価
であり、したがって製造コストがアップしてしまい、ま
た、エンボスマークは、それ自身を簡単に偽造できるな
どの問題があった。
ードが、すでに考案されており、例えば特開平02−2
25091号公報には蛍光塗料の発光識別標識を印刷し
た偽造防止用発光識別カードが開示されている。蛍光イ
ンキを使用する方法によれば製造コストのアップや製造
工程の煩雑さを伴わず、通常状態ではマークが隠蔽され
るために、使用者に意識させないという点で優れている
が、この種の特殊な蛍光インキは色調が淡く、判別がし
難い場合が起こる可能性があり、加えて、真贋判定にブ
ラックライト照射装置が必要である。
に確立されてから年月日が経過し、一般に認知され、公
知化されるようになると逆に偽造され易くなる可能性が
高くなるという問題がある。
コン、スキャナ、カラープリンタなどの普及により、金
券やチケット、クーポン券などが偽造される機会は増加
する一方である。そこで、本発明の目的は、従来の問題
を解決し、カラーコピー機やパソコン、スキャナ、カラ
ープリンタなどでは容易に偽造されることがなく、偽造
防止効果が高い上、見る人に美的感覚を与える磁気カー
ド、ICカード、リライトカードなどの新規なカードを
提供することである。
解決すべく鋭意研究を重ねた結果、カード基材に保持部
(凹部あるいは穴部)を設け、この保持部にコレステリ
ック液晶性化合物を主体とする組成物を入れて、コレス
テリック液晶性化合物に特有の見る角度によって異なる
美しい発色を外部から見えるようにすることにより課題
を解決できることを見出し、本発明を完成するに至っ
た。
テリック液晶性化合物を保持したカードは、カード基材
に設けた凹部の上面を覆ってオーバーシートを積層した
カードあるいはカード基材に貫通して設けた穴部の上面
および下面を覆ってオーバーシートを積層したカードで
あって、前記凹部あるいは穴部に、コレステリック液晶
性化合物を含む組成物を入れてなることを特徴とする。
晶性化合物を保持したカードは、請求項1記載のカード
において、前記組成物がコレステリック液晶性化合物を
水に溶解した溶液を主体とする組成物であることを特徴
とする。
晶性化合物を保持したカードは、請求項1記載のカード
において、前記組成物がコレステリック液晶性化合物、
水および親水性を有する光硬化性成分を主成分として含
む光硬化性混合物を主体とする組成物であることを特徴
とする。
晶性化合物を保持したカードは、請求項1から請求項3
のいずれかに記載のカードにおいて、不透明なカード基
材に設けた凹部の上面を覆って透明なオーバーシートを
積層したことを特徴とするものである。
晶性化合物を保持したカードは、請求項1から請求項3
のいずれかに記載のカードにおいて、透明なカード基材
に設けた凹部の上面を覆って透明なオーバーシートを積
層するか、あるいは不透明なオーバーシートを積層した
ことを特徴とする。
晶性化合物を保持したカードは、請求項1から請求項3
のいずれかに記載のカードにおいて、透明なカード基材
あるいは不透明なカード基材に貫通して設けた穴部の上
面および下面を覆っていずれも透明なオーバーシートを
積層するか、あるいは前記穴部の上面あるいは下面のい
ずれか一方は透明なオーバーシートを積層し、他方は不
透明なオーバーシートを積層したことを特徴とする。
図1は、本発明のコレステリック液晶性化合物を保持し
たカードの一実施形態を説明する説明図である。図2〜
図5は、本発明のコレステリック液晶性化合物を保持し
たカードの他の実施形態を説明する説明図である。図1
に示したように、本発明のカード1Aは、不透明なカー
ド基材2Aに設けた凹部3Aの上面を覆って透明なオー
バーシート4Aが積層されている。そして、凹部3Aに
コレステリック液晶性化合物を含む組成物として、例え
ばコレステリック液晶性化合物を水に溶解した溶液を主
体とする組成物、あるいはコレステリック液晶性化合
物、水および親水性を有する光硬化性成分を主成分とし
て含む光硬化性混合物を主体とする組成物が、密封され
た状態で入れられている。本発明のカード1Aの凹部3
Aを透明なオーバーシート4A側から見るとコレステリ
ック液晶性化合物に特有の見る角度によって異なる美し
い発色を見ることができる。発色は見る角度により変化
するので偽造困難なものである。
は、透明なカード基材2Bに設けた凹部3Bの上面を覆
って不透明なオーバーシート4Bが積層されている。そ
して凹部3Bに前記のようなコレステリック液晶性化合
物を含む組成物が、密封された状態で入れられている。
本発明のカード1Bの凹部3Bを透明なカード基材2B
側から見るとコレステリック液晶性化合物に特有の見る
角度によって異なる美しい発色を見ることができる。発
色は見る角度により変化するので偽造困難なものであ
る。
は、透明なカード基材2Cに設けた凹部3Cの上面を覆
って透明なオーバーシート4Cが積層されている。そし
て凹部3Cに前記のようなコレステリック液晶性化合物
を含む組成物が、密封された状態で入れられている。本
発明のカード1Cの凹部3Cを上方から見ても、あるい
は下方から見ても透明であり、コレステリック液晶性化
合物に特有の虹彩は見えない。しかし、本発明のカード
1Cを例えば光を遮ったり、光を反射するテーブル、
紙、シートなどの上に置いて本発明のカード1Cの凹部
3Cを見ると、コレステリック液晶性化合物に特有の見
る角度によって異なる美しい虹彩を見ることができる。
このように例えば本発明のカード1Cを光を遮ったり、
光を反射するものの上に置かないと発色が見られないの
で偽造防止効果が一層高い。
は、透明または不透明なカード基材2Dにに貫通して設
けた穴部3Dの上面および下面を覆っていずれも透明な
オーバーシート4D、4Dが積層されている。そして穴
部3Dに前記のようなコレステリック液晶性化合物を含
む組成物が、密封された状態で入れられている。本発明
のカード1Dの穴部3Dを上方から見ても、あるいは下
方から見ても透明でコレステリック液晶性化合物に特有
の虹彩は見えない。しかし、本発明のカード1Dを例え
ば光を遮ったり、光を反射するテーブル、紙、シートな
どの上に置いて本発明のカード1Dの穴部3Dを見る
と、コレステリック液晶性化合物に特有の見る角度によ
って異なる美しい虹彩を見ることができる。本発明のカ
ード1Dを例えば光を遮ったり、光を反射するものの上
に置かないと発色が見られないので偽造防止効果が一層
高い。
は、透明または不透明なカード基材2Eにに貫通して設
けた穴部3Eの上面を覆って透明なオーバーシート4E
が積層されており、そして穴部3Eの下面を覆って不透
明なオーバーシート4Eが積層されている。そして穴部
3Eに前記のようなコレステリック液晶性化合物を含む
組成物が、密封された状態で入れられている。本発明の
カード1Eの上面を覆っている透明なオーバーシート4
E側から穴部3Eを見ると、コレステリック液晶性化合
物に特有の見る角度によって異なる美しい虹彩を見るこ
とができる。本発明のカード1Eの発色は上方からの見
る角度により変化するので偽造困難なものである。
物は、コレステリック構造を有するか、温度条件などの
条件によりコレステリック構造をとる化合物、あるいは
これらの中から選択される2種以上の混合物である。
一つの面内で分子はネマチック液晶のように一定方向に
配向しているが、隣接する面内での分子配向軸がねじれ
を起こしているため、配向方向が面の垂直軸のまわりに
らせん構造をとっている。この構造をコレステリック構
造という。コレステリック液晶の薄膜は白色光のもとで
選択反射による美しい干渉色を示す。反射光の波長は、
コレステリック液晶性化合物の種類、温度、反射角、入
射角により変化する。
ては、安息香酸コレステリル、塩化コレステリル、オク
タン酸コレステリル、ノナン酸コレステリルクロルギ酸
コレステリル、炭酸オレイルコレステリル、酢酸コレス
テリル、エレオステアリン酸コレステリルなどの他、液
晶オリゴマー、液晶ポリマーなどを例示することができ
る。また、コレステリック液晶性化合物としてヒドロキ
シプロピルセルロース(HPC)、ヒドロキシエチルセ
ルロース、ヒドロキシブチルセルロースなどのヒドロキ
シアルキルセルロースや、これらのアシル誘導体なども
例示することができる。
物を含む組成物はコレステリック液晶性化合物に特有の
虹彩が見られるような組成物であればよく、特に限定さ
れるものではない。中でも、コレステリック液晶性化合
物を水に溶解した溶液を主体とする組成物は、コレステ
リック液晶性化合物に特有の見る角度によって異なる美
しい虹彩を見ることができるので、好ましく使用でき
る。
カード基材やオーバーシートとして普通の紙などの水を
吸収したり浸透する性質を有するものを用いると、組成
物中の水分がカード基材やオーバーシートに吸収された
り浸透して、組成物中の水分量が徐々に減少する。コレ
ステリック液晶性化合物の発色と色相は水分量に依存す
るため、時間経過とともにコレステリック液晶性化合物
に特有の虹彩が消失する問題がある。
リック液晶性化合物を含む組成物として、コレステリッ
ク液晶性化合物、水および親水性を有する光硬化性成分
を主成分として含む光硬化性混合物を主体とする組成物
を用いることが好ましい。
液晶性化合物、水および親水性を有する光硬化性成分を
主成分として含む光硬化性混合物を主体とする組成物を
入れて、UV照射して硬化すると、光硬化性成分がUV
照射して硬化したマトリックス中に、水に溶解したコレ
ステリック液晶性化合物が分散している相構造(モルホ
ロジー)となるので、水に溶解したコレステリック液晶
性化合物中の水分がマトリックス中に閉じ込められ、水
分がカード基材やオーバーシートに吸収したり浸透する
ことがなくなり、水分量が変化して時間経過とともに虹
彩が消失することがなくなる。その結果、コレステリッ
ク液晶性化合物はコレステリック液晶特有の美しい色の
輝きを安定して示し、見る人に美的感覚を与えることが
でき、かつ偽造効果を奏するものである。
分とは、常温の水によく溶解し放置しても分離したり沈
殿を生じたりない光硬化性成分であって、公知の親水性
を有するアクリル系光重合性モノマーやアクリル系光重
合性モノマー以外の光重合性モノマーおよび/または親
水性を有するこれらのオリゴマーから任意に選んで用い
ることができる。
体的には、例えばエチレングリコール単位を分子内にも
つポリエチレングリコール(nは3以上であり、およそ
14以下)ジアクリレート、トリメチロールプロパンE
O変性(nは3以上であり、およそ14以下)トリアク
リレート、フェノールEO変性(nは3以上であり、お
よそ14以下)変性アクリレートや、水酸基を分子内に
もつ2−ヒドロキシエチルアクリレート(HEA)、2
−ヒドロキシプロピルアクリレート、4−ヒドロキシブ
チルアクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレ
ート、フタル酸モノヒドロキシエチルアクリレートなど
を挙げることができる。
クリル系光硬化性成分の場合、ポリエチレングリコール
単位は、nは3以上であり、nが3未満であると親水性
が劣るので好ましくない。nの上限は特に限定されない
が、入手可能な市販品の場合はおよそ14以下である。
性モノマーとしては、具体的には、例えばN−ビニル−
2−ピロリドン、N−ビニル−ホルムアミド、N−ビニ
ル−アセトアミド、アクリロイルモルホリンなどを挙げ
ることができる。これらの光重合性モノマーは単独で用
いてもよいし2種以上組み合わせて用いてもよい。
のもので良く、例えば、1−ヒドロキシ−シクロヘキシ
ル−フェニル−ケトン、2−ヒドロキシ−2−メチル−
1−フェニル−プロパン−1−オン、1−[4−(2−
ヒドロキシエトキシ)−フェニル]−2−ヒドロキシ−
メチル−1−プロパン−1−オン、2−メチル−1−
[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルフォリノプ
ロパン−1−オン、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ
−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタノン−1−
ビス(2,6−ジメトキシベンゾイル)−2,4,4−
トリメチル−ペンチルフォスフィンオキサイド−ビス
(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルフォ
スフィンオキサイドなどが挙げられる。これらの光重合
開始剤は、それぞれ単独で用いてもよいし、2種以上を
組み合わせて用いてもよい。その含有量は、通常アクリ
ル系光硬化性成分100質量部当り、5〜15質量部の
範囲で選ばれるのが好ましい。
化合物、水および親水性を有する光硬化性成分を主成分
として含む光硬化性混合物の配合割合は特に限定される
ものではない。しかし、コレステリック液晶性化合物1
00質量部、水55〜75質量部、好ましくは60〜7
0質量部、特に好ましくは65質量部前後、親水性を有
する光硬化性成分を主成分として含む光硬化性混合物3
〜50質量部、好ましくは5〜40質量部、特に好まし
くは5〜30質量部、を含む組成物を用いることが望ま
しい。水が55質量部未満あるいは75質量部を超える
と発色しなくなる。光硬化性混合物が3質量部未満では
光硬化性が低下して紫外線を照射しても硬化しない恐れ
があり、50質量部を超えると発色しなくなる恐れがあ
る。
料、分散剤、安定剤、増粘剤、粘着剤、接着剤その他添
加剤を本発明の主旨を逸脱しない範囲において配合する
ことができる。
紙、アート紙、コート紙、ミラーコート紙、コンデンサ
ー紙、パラフィン紙、その他の紙の他に、合成紙、ある
いはポリエチレン、透明性を有するポリエチレンテレフ
タレート、ポリプロピレン、塩化ビニルなどのシート、
銅、アルミニウムなどの金属あるいはこれらを組み合わ
せた複合体などを用いることができる。これらのカード
基材の表面をマット処理、コロナ処理などの表面処理を
施してもよい。
されず、上質紙、アート紙、コート紙、ミラーコート
紙、コンデンサー紙、パラフィン紙、その他の紙の他
に、合成紙、あるいはポリエチレン、透明性を有するポ
リエチレンテレフタレート、透明塩化ビニル樹脂、ポリ
プロピレンなどの樹脂のシートを挙げることができる。
これらは接着剤や粘着剤などを介してカード基材に積層
してもよく、また接着剤や粘着剤などを用いずにカード
基材に直接積層してもよく、また、これらの溶液や分散
液などを公知の方法により塗工、コーテイングするなど
して積層することもできる。
に限定されない。しかし、約200μm程度あるいはそ
れ以上が好ましく、これより薄くなると発色が弱くな
り、特に約100μm程度あるいはそれ以下であると発
色しなくなる。
るが、本発明はこれら実施例に何ら制約されるものでは
ない。 (実施例1)ヒドロキシプロピルセルロース(HPC)
〈銘柄:ヒドロキシプロピルセルロースSL(日本曹達
社製)〉(コレステリック液晶性化合物)(粉体)10
0gを水65gに溶解した組成物を調製した。一方、厚
さ0.5mmの塩ビ製カード基材に直径0.1mmの穴
を開け、下面に厚さ0.1mmのPETフィルムを積層
した。前記組成物を塩ビ製カード基材の穴部に充填した
後、上面に厚さ0.1mmのPETフィルムを積層して
穴部を密封して、図4に示した構成の本発明のカードを
作った。
ても、あるいは下方から見ても透明でコレステリック液
晶性化合物に特有の虹彩は見えない。しかし、本発明の
カードを光を反射するテーブル上に置いて本発明のシー
トの穴部を見ると、コレステリック液晶性化合物に特有
の見る角度によって異なる美しい虹彩を見ることができ
た。本発明のシートは偽造防止効果が高いものである。
合物のヒドロキシプロピルセルロース(HPC)の代わ
りに、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシブチル
セルロースなどのヒドロキシアルキルセルロースや、こ
れらのアシル誘導体も使用できる。
液晶性化合物を保持したカードは、カラーコピー機やパ
ソコン、スキャナ、カラープリンタなどでは容易に偽造
されることがなく、偽造防止効果が高い上、見る人に美
的感覚を与えるので、磁気カード、ICカード、リライ
トカードなどに適用可能であるという顕著な効果を奏す
る。
1記載のカードにおいて、前記組成物がコレステリック
液晶性化合物を水に溶解した溶液を主体とする組成物で
あるので、請求項1記載のカードと同じ作用効果を奏す
る上、構成が簡単で安価であるという顕著な効果を奏す
る。
1記載のカードにおいて、前記組成物がコレステリック
液晶性化合物、水および親水性を有する光硬化性成分を
主成分として含む光硬化性混合物を主体とする組成物で
あるので、請求項1記載のカードと同じ作用効果を奏す
る上、カード基材やオーバーシートが水分を吸収したり
浸透するものであっても時間経過により水分が減少する
ことがなく、コレステリック液晶性化合物に特有の見る
角度によって異なる美しい虹彩を見ることができ、偽造
防止効果が高いという顕著な効果を奏する。
1から請求項3のいずれかに記載のカードにおいて、不
透明なカード基材に設けた凹部の上面を覆って透明なオ
ーバーシートを積層したので、請求項1記載のカードと
同じ作用効果を奏する上、カードの凹部を透明なオーバ
ーシート側から見るとコレステリック液晶性化合物に特
有の見る角度によって異なる美しい発色を見ることがで
きるという顕著な効果を奏する。
1から請求項3のいずれかに記載のカードにおいて、透
明なカード基材に設けた凹部の上面を覆って透明なオー
バーシートを積層するか、あるいは不透明なオーバーシ
ートを積層したので、請求項1記載のカードと同じ作用
効果を奏する上、不透明なオーバーシートを積層した場
合は、透明なカード基材側から見るとコレステリック液
晶性化合物に特有の見る角度によって異なる美しい発色
を見ることができ、そして透明なオーバーシートを積層
した場合は、本発明のカードの凹部を上方から見ても、
あるいは下方から見ても透明であり、コレステリック液
晶性化合物に特有の虹彩は見えないが、本発明のカード
を例えば光を反射するテーブルなどの上に置いて見る
と、コレステリック液晶性化合物に特有の見る角度によ
って異なる美しい虹彩を見ることができるので偽造防止
効果が一層高いという顕著な効果を奏する。
1から請求項3のいずれかに記載のカードにおいて、透
明なカード基材あるいは不透明なカード基材に貫通して
設けた穴部の上面および下面を覆っていずれも透明なオ
ーバーシートを積層するか、あるいは前記穴部の上面あ
るいは下面のいずれか一方は透明なオーバーシートを積
層し、他方は不透明なオーバーシートを積層したので、
請求項1記載のカードと同じ作用効果を奏する上、いず
れも透明なオーバーシートを積層した場合は、本発明の
カードの穴部を上方から見ても、あるいは下方から見て
も透明でコレステリック液晶性化合物に特有の虹彩は見
えないが、本発明のカードを例えば光を遮るシートなど
の上に置くとコレステリック液晶性化合物に特有の見る
角度によって異なる美しい虹彩を見ることができ、偽造
防止効果が一層高いという顕著な効果を奏し、いずれか
一方は透明なオーバーシートを積層し、他方は不透明な
オーバーシートを積層した場合は、透明なオーバーシー
ト側から見るとコレステリック液晶性化合物に特有の見
る角度によって異なる美しい発色を見ることができると
いう顕著な効果を奏する。
説明図である。
る説明図である。
る説明図である。
る説明図である。
る説明図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 カード基材に設けた凹部の上面を覆って
オーバーシートを積層したカードあるいはカード基材に
貫通して設けた穴部の上面および下面を覆ってオーバー
シートを積層したカードであって、 前記凹部あるいは穴部に、コレステリック液晶性化合物
を含む組成物を入れてなることを特徴とするコレステリ
ック液晶性化合物を保持したカード。 - 【請求項2】 前記組成物がコレステリック液晶性化合
物を水に溶解した溶液を主体とする組成物であることを
特徴とする請求項1記載のカード。 - 【請求項3】 前記組成物がコレステリック液晶性化合
物、水および親水性を有する光硬化性成分を主成分とし
て含む光硬化性混合物を主体とする組成物であることを
特徴とする請求項1記載のカード。 - 【請求項4】 不透明なカード基材に設けた凹部の上面
を覆って透明なオーバーシートを積層したことを特徴と
する請求項1から請求項3のいずれかに記載のカード。 - 【請求項5】 透明なカード基材に設けた凹部の上面を
覆って透明なオーバーシートを積層するか、あるいは不
透明なオーバーシートを積層したことを特徴とする請求
項1から請求項3のいずれかに記載のカード。 - 【請求項6】 透明なカード基材あるいは不透明なカー
ド基材に貫通して設けた穴部の上面および下面を覆って
いずれも透明なオーバーシートを積層するか、あるいは
前記穴部の上面あるいは下面のいずれか一方は透明なオ
ーバーシートを積層し、他方は不透明なオーバーシート
を積層したことを特徴とする請求項1から請求項3のい
ずれかに記載のカード。
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