JP2002166319A - 切削工具及びその固定用スペーサ - Google Patents
切削工具及びその固定用スペーサInfo
- Publication number
- JP2002166319A JP2002166319A JP2000367673A JP2000367673A JP2002166319A JP 2002166319 A JP2002166319 A JP 2002166319A JP 2000367673 A JP2000367673 A JP 2000367673A JP 2000367673 A JP2000367673 A JP 2000367673A JP 2002166319 A JP2002166319 A JP 2002166319A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cutting tool
- spacer
- fixing
- weight
- cutting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Milling Processes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】加工装置の非生産時間を極小化するため、動バ
ランス調整は加工機設置時点のみ行うこととし、バイト
交換時には調整不要とする。 【解決手段】工作機械の回転軸に取り付けられ、フライ
カット加工を行うための切削工具1において、切削工具
本体と、切削工具本体の重心位置付近に設けられ、切削
工具の重量の調整を行うための重量調整ネジ6とを具備
する。
ランス調整は加工機設置時点のみ行うこととし、バイト
交換時には調整不要とする。 【解決手段】工作機械の回転軸に取り付けられ、フライ
カット加工を行うための切削工具1において、切削工具
本体と、切削工具本体の重心位置付近に設けられ、切削
工具の重量の調整を行うための重量調整ネジ6とを具備
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複写機、レーザービ
ームプリンタなど電子写真機の画像読み取り装置に用い
られる回転多面鏡を加工する技術に関するものである。
ームプリンタなど電子写真機の画像読み取り装置に用い
られる回転多面鏡を加工する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下に電子写真機に用いられる画像読み
とり用回転多面鏡のミラー面のフライカット切削加工法
を例に従来技術について説明する。
とり用回転多面鏡のミラー面のフライカット切削加工法
を例に従来技術について説明する。
【0003】回転多面鏡の各ミラー面は高速で回転する
静圧軸受に取り付けられたダイヤモンドバイトによるフ
ライカットにより鏡面切削される。
静圧軸受に取り付けられたダイヤモンドバイトによるフ
ライカットにより鏡面切削される。
【0004】一般的なもので平面度λ/5(λ=63
2.8nm)、表面粗さRmax0.02μm程度の鏡
面精度が必要である。
2.8nm)、表面粗さRmax0.02μm程度の鏡
面精度が必要である。
【0005】また、部品単価低減のため、バイト回転数
を上げて加工時間を短縮することが要求されてきてい
る。さらにバイト交換などの非加工時間を極小化するこ
とも要求されている。
を上げて加工時間を短縮することが要求されてきてい
る。さらにバイト交換などの非加工時間を極小化するこ
とも要求されている。
【0006】現在の標準的な量産加工条件は以下の通り
である。
である。
【0007】仕上げ加工バイト:単結晶ダイヤモンド
製、ノーズ半径10mm バイトホルダー回転数:2400rpm 加工送り速度:0.8mm/s (=0.02mm/r
ev) 標準的なワークの寸法、材質は以下の通りである。
製、ノーズ半径10mm バイトホルダー回転数:2400rpm 加工送り速度:0.8mm/s (=0.02mm/r
ev) 標準的なワークの寸法、材質は以下の通りである。
【0008】外接円直径:φ40mm 厚み:4mm 面数:6 材質:鏡面加工用Al合金
【発明が解決しようとする課題】ところで、高精度な鏡
面切削加工を短時間に行う場合、バイトを高速回転させ
てフライカット切削加工を行うが、偏重心による振動を
防止するため、バイト、バイト固定用のスペーサなどを
取り付けたバイトホルダーの動バランス調整を行う。
面切削加工を短時間に行う場合、バイトを高速回転させ
てフライカット切削加工を行うが、偏重心による振動を
防止するため、バイト、バイト固定用のスペーサなどを
取り付けたバイトホルダーの動バランス調整を行う。
【0009】バイトは通常ワークを数千個加工すると摩
耗し、交換する。バイト交換に際し、新しく取り付ける
バイトを固定すべくスペーサもバイトホルダーに再取り
付けするが、必ずしも新旧のバイト重量、重心位置が一
致せず、またスペーサの取り付け位置も再現しないため
バイト交換の都度、回転体であるバイトホルダーの重心
が変化するため、動バランス調整を行っていた。
耗し、交換する。バイト交換に際し、新しく取り付ける
バイトを固定すべくスペーサもバイトホルダーに再取り
付けするが、必ずしも新旧のバイト重量、重心位置が一
致せず、またスペーサの取り付け位置も再現しないため
バイト交換の都度、回転体であるバイトホルダーの重心
が変化するため、動バランス調整を行っていた。
【0010】動バランス調整を十分行わないと回転に伴
うアンバランス振動により、加工面粗さを劣化させ、ま
た衝撃的な切削荷重がバイト刃先に作用することによる
バイト寿命低下などの問題が発生していた。
うアンバランス振動により、加工面粗さを劣化させ、ま
た衝撃的な切削荷重がバイト刃先に作用することによる
バイト寿命低下などの問題が発生していた。
【0011】電子写真機に用いられる回転多面鏡はアル
ミ合金を鏡面切削して製造され、前述したように非常に
高精度な平面度、表面粗さを要求されるため、動バラン
ス調整は振幅0.05μm以下程度に行ってきた。
ミ合金を鏡面切削して製造され、前述したように非常に
高精度な平面度、表面粗さを要求されるため、動バラン
ス調整は振幅0.05μm以下程度に行ってきた。
【0012】また調整は専用の測定装置を用い、バラン
スウェイトをバイトホルダーに取り付けて行うが、熟練
を要するので、作業者の熟練度の差により調整時間に大
きな差を生じ、加工装置の稼働状態もばらつく問題点が
あった。
スウェイトをバイトホルダーに取り付けて行うが、熟練
を要するので、作業者の熟練度の差により調整時間に大
きな差を生じ、加工装置の稼働状態もばらつく問題点が
あった。
【0013】さらにバイトを固定するためのスペーサの
前面がバイトホルダー前面に対し窪んだ位置にあると、
切削油剤や加工点で生成した切り屑がこの窪みに溜ま
り、回転体の偏荷重となって動バランス劣化を引き起こ
したり、溜まった切り屑が脱落する際に加工面に接触し
てキズ、打痕などの加工面不良を引き起こすことがあっ
た。
前面がバイトホルダー前面に対し窪んだ位置にあると、
切削油剤や加工点で生成した切り屑がこの窪みに溜ま
り、回転体の偏荷重となって動バランス劣化を引き起こ
したり、溜まった切り屑が脱落する際に加工面に接触し
てキズ、打痕などの加工面不良を引き起こすことがあっ
た。
【0014】なお、従来のバイトおよびスペーサの形状
の一例を図7及び図8に示す。
の一例を図7及び図8に示す。
【0015】本発明は上述した課題に鑑みてなされたも
のであり、加工装置の非生産時間を極小化するため、動
バランス調整は加工機設置時点のみ行うこととし、バイ
ト交換時には調整不要とすることを第1の目的とする。
のであり、加工装置の非生産時間を極小化するため、動
バランス調整は加工機設置時点のみ行うこととし、バイ
ト交換時には調整不要とすることを第1の目的とする。
【0016】さらに切削加工中の切り屑、切削油剤の付
着、脱落に伴う動バランス変化、加工面不良を防止する
ことを第2の目的とする。
着、脱落に伴う動バランス変化、加工面不良を防止する
ことを第2の目的とする。
【0017】以上により、常に動バランス振動の小さい
状態での安定加工を実現し、切り屑、油剤除去のための
清掃作業、バイト交換作業による非稼働時間を短縮する
ものである。
状態での安定加工を実現し、切り屑、油剤除去のための
清掃作業、バイト交換作業による非稼働時間を短縮する
ものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するために、本発明に係わる切削工具は、工
作機械の回転軸に取り付けられ、フライカット加工を行
うための切削工具において、切削工具本体と、該切削工
具本体の重心位置付近に設けられ、前記切削工具の重量
の調整を行うための重量調整手段とを具備することを特
徴としている。
目的を達成するために、本発明に係わる切削工具は、工
作機械の回転軸に取り付けられ、フライカット加工を行
うための切削工具において、切削工具本体と、該切削工
具本体の重心位置付近に設けられ、前記切削工具の重量
の調整を行うための重量調整手段とを具備することを特
徴としている。
【0019】また、この発明に係わる切削工具におい
て、前記重量調整手段は、前記切削工具本体に形成され
たネジ穴と、該ネジ穴に挿入されるネジとを備えること
を特徴としている。
て、前記重量調整手段は、前記切削工具本体に形成され
たネジ穴と、該ネジ穴に挿入されるネジとを備えること
を特徴としている。
【0020】また、この発明に係わる切削工具におい
て、前記ネジを削ることにより、前記切削工具の重量の
調整を行うことを特徴としている。
て、前記ネジを削ることにより、前記切削工具の重量の
調整を行うことを特徴としている。
【0021】また、本発明に係わる切削工具の固定用ス
ペーサは、工作機械の回転軸に切削工具を取り付ける場
合に、前記切削工具を固定するための固定ネジと前記切
削工具の間に挿入される切削工具の固定用スペーサであ
って、スペーサ本体と、該スペーサ本体の重心位置付近
に設けられ、前記切削工具の重量の調整を行うための重
量調整手段とを具備することを特徴としている。
ペーサは、工作機械の回転軸に切削工具を取り付ける場
合に、前記切削工具を固定するための固定ネジと前記切
削工具の間に挿入される切削工具の固定用スペーサであ
って、スペーサ本体と、該スペーサ本体の重心位置付近
に設けられ、前記切削工具の重量の調整を行うための重
量調整手段とを具備することを特徴としている。
【0022】また、この発明に係わる切削工具の固定用
スペーサにおいて、前記重量調整手段は、前記スペーサ
本体に形成されたネジ穴と、該ネジ穴に挿入されるネジ
とを備えることを特徴としている。
スペーサにおいて、前記重量調整手段は、前記スペーサ
本体に形成されたネジ穴と、該ネジ穴に挿入されるネジ
とを備えることを特徴としている。
【0023】また、この発明に係わる切削工具の固定用
スペーサにおいて、前記ネジを削ることにより、前記ス
ペーサの重量の調整を行うことを特徴としている。
スペーサにおいて、前記ネジを削ることにより、前記ス
ペーサの重量の調整を行うことを特徴としている。
【0024】また、この発明に係わる切削工具の固定用
スペーサにおいて、前記スペーサ本体には、前記固定ネ
ジと嵌合する寸法の凹部が形成されていることを特徴と
している。
スペーサにおいて、前記スペーサ本体には、前記固定ネ
ジと嵌合する寸法の凹部が形成されていることを特徴と
している。
【0025】また、この発明に係わる切削工具の固定用
スペーサにおいて、前記凹部は溝であることを特徴とし
ている。
スペーサにおいて、前記凹部は溝であることを特徴とし
ている。
【0026】また、この発明に係わる切削工具の固定用
スペーサにおいて、前記凹部は非貫通穴であることを特
徴としている。
スペーサにおいて、前記凹部は非貫通穴であることを特
徴としている。
【0027】また、この発明に係わる切削工具の固定用
スペーサにおいて、前記切削工具はバイトホルダを介し
て前記回転軸に固定され、前記スペーサ本体の後端部に
は、前記バイトホルダの突き当て面に当接する位置決め
面が形成されていることを特徴としている。
スペーサにおいて、前記切削工具はバイトホルダを介し
て前記回転軸に固定され、前記スペーサ本体の後端部に
は、前記バイトホルダの突き当て面に当接する位置決め
面が形成されていることを特徴としている。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
ついて、添付図面を参照して説明する。
ついて、添付図面を参照して説明する。
【0029】(第1の実施形態)図1は本発明の第1の
実施形態に係わるフライカット方式のバイト取り付けホ
ルダーの全体図である。バイト1はバイトホルダー3に
設けられたタップ穴に挿入されたバイト固定用セットビ
ス5を締め付けることによりバイト固定用スペーサ2を
介して固定されている。バイトホルダー3は工具回転軸
4に芯出しして取り付けられている。バイト交換する際
にはバイト固定用スペーサ2によるバイト1への締め付
けを解除して、必ず古いバイトを取り外した後、新しい
バイトを取り付ける。このときの手順を以下詳細に説明
する。
実施形態に係わるフライカット方式のバイト取り付けホ
ルダーの全体図である。バイト1はバイトホルダー3に
設けられたタップ穴に挿入されたバイト固定用セットビ
ス5を締め付けることによりバイト固定用スペーサ2を
介して固定されている。バイトホルダー3は工具回転軸
4に芯出しして取り付けられている。バイト交換する際
にはバイト固定用スペーサ2によるバイト1への締め付
けを解除して、必ず古いバイトを取り外した後、新しい
バイトを取り付ける。このときの手順を以下詳細に説明
する。
【0030】まず、工具回転軸を停止させて、バイト固
定用セットビス5を緩めてバイトホルダー3から古いバ
イト1及びスペーサ2を取り外す。次にあらかじめ古い
バイトと重量が一致するよう調整しておいた新しいバイ
ト1’およびバイト固定用スペーサ2をバイトホルダー
3にセットビス5を締め付けることにより仮固定する。
バイト1は図2に示すように主要部分の寸法を公差管理
して製作されているが、重量は±0.05g程度のばら
つきを持っており高速回転時の動バランス管理上十分で
はない。
定用セットビス5を緩めてバイトホルダー3から古いバ
イト1及びスペーサ2を取り外す。次にあらかじめ古い
バイトと重量が一致するよう調整しておいた新しいバイ
ト1’およびバイト固定用スペーサ2をバイトホルダー
3にセットビス5を締め付けることにより仮固定する。
バイト1は図2に示すように主要部分の寸法を公差管理
して製作されているが、重量は±0.05g程度のばら
つきを持っており高速回転時の動バランス管理上十分で
はない。
【0031】新しいバイト1’を古いバイト1と同一重
量にする方法は、図2に示すとおり、バイトの重心位置
付近にタップ穴を設け、このタップ穴に重量調整用セッ
トビス6を挿入してこのセットビスを微少量削り、バイ
ト1’及び重量調整用セットビス6の合計重量を電子天
秤で測定して調整することとした。この方法によりバイ
ト全体の重量を重心位置が変化することなく微調整でき
るようにした。本実施形態ではM3深さ6mmのタップ
穴を2カ所設け、挿入する重量調整用セットビス6の重
量調整によりスペーサ重量を0.001g以下のばらつ
きに調整、管理することが出来る。
量にする方法は、図2に示すとおり、バイトの重心位置
付近にタップ穴を設け、このタップ穴に重量調整用セッ
トビス6を挿入してこのセットビスを微少量削り、バイ
ト1’及び重量調整用セットビス6の合計重量を電子天
秤で測定して調整することとした。この方法によりバイ
ト全体の重量を重心位置が変化することなく微調整でき
るようにした。本実施形態ではM3深さ6mmのタップ
穴を2カ所設け、挿入する重量調整用セットビス6の重
量調整によりスペーサ重量を0.001g以下のばらつ
きに調整、管理することが出来る。
【0032】(第2の実施形態)バイト交換作業のさら
なる平易化をはかり、かつ切削加工中の動バランス変
動、劣化を防止するために、バイト固定用スペーサ重量
を重心位置を変化することなく一定に保ち、またバイト
ホルダーへの取り付け位置が一定になるようにしたのが
本実施形態の特徴である。
なる平易化をはかり、かつ切削加工中の動バランス変
動、劣化を防止するために、バイト固定用スペーサ重量
を重心位置を変化することなく一定に保ち、またバイト
ホルダーへの取り付け位置が一定になるようにしたのが
本実施形態の特徴である。
【0033】スペーサ2には図3に示すようにバイト固
定用セットビス5と接触する部分にセットビス5の外径
が嵌合する幅の溝20が設けられており、バイト1の突
き出し方向の位置が一定になるようにしている。しかも
バイトホルダー3にバイト1、スペーサ2を固定した場
合、スペーサ2の前端面がバイトホルダー3の前面と同
一平面になるよう溝20の位置が設定されている。実験
したスペーサ2においてはバイト固定用セットビス5が
M4の時、溝幅4.01mm、深さ1mmとした。バイ
トホルダー3の前面とスペーサ2の前端面は±0.1以
下の誤差でほぼ同一平面に取り付けられた。バイトホル
ダー3にバイト1、バイト固定用スペーサ2を取り付け
た様子を図5に示す。
定用セットビス5と接触する部分にセットビス5の外径
が嵌合する幅の溝20が設けられており、バイト1の突
き出し方向の位置が一定になるようにしている。しかも
バイトホルダー3にバイト1、スペーサ2を固定した場
合、スペーサ2の前端面がバイトホルダー3の前面と同
一平面になるよう溝20の位置が設定されている。実験
したスペーサ2においてはバイト固定用セットビス5が
M4の時、溝幅4.01mm、深さ1mmとした。バイ
トホルダー3の前面とスペーサ2の前端面は±0.1以
下の誤差でほぼ同一平面に取り付けられた。バイトホル
ダー3にバイト1、バイト固定用スペーサ2を取り付け
た様子を図5に示す。
【0034】また、スペーサ2はバイト固定用セットビ
ス5の締め付けを繰り返すことにより接触部分にセット
ビス5の接触痕が付き摩耗するため、交換用の予備品を
用意することもある。スペーサ2は図3に示すような外
形形状であり、各部に寸法公差が規定されており、重
量、重心位置などのばらつきは0.02g程度、0.1
mm程度であるが、特に重量ばらつきについては高速回
転時の動バランス管理上十分ではない。
ス5の締め付けを繰り返すことにより接触部分にセット
ビス5の接触痕が付き摩耗するため、交換用の予備品を
用意することもある。スペーサ2は図3に示すような外
形形状であり、各部に寸法公差が規定されており、重
量、重心位置などのばらつきは0.02g程度、0.1
mm程度であるが、特に重量ばらつきについては高速回
転時の動バランス管理上十分ではない。
【0035】そこで図3に示すように、タップ穴22を
重心位置付近に設け、このタップ穴22に重量調整用セ
ットビス7を挿入してこのセットビス7を微少量削るこ
とによりバイト全体の重量を重心位置が変化することな
く微調整できるようにした。本実施形態ではM2のタッ
プ穴を2カ所貫通させて設け、挿入するセットビス7の
重量調整によりスペーサ重量を0.001g以下のばら
つきに管理することが出来る。
重心位置付近に設け、このタップ穴22に重量調整用セ
ットビス7を挿入してこのセットビス7を微少量削るこ
とによりバイト全体の重量を重心位置が変化することな
く微調整できるようにした。本実施形態ではM2のタッ
プ穴を2カ所貫通させて設け、挿入するセットビス7の
重量調整によりスペーサ重量を0.001g以下のばら
つきに管理することが出来る。
【0036】スペーサ2の取り付け位置を一定にする溝
20とスペーサ重量を管理することによりバイト交換時
の動バランス調整作業をすることなく加工作業を再開で
きるようになった。
20とスペーサ重量を管理することによりバイト交換時
の動バランス調整作業をすることなく加工作業を再開で
きるようになった。
【0037】なお、スペーサ2に位置決め用の溝20を
設けるかわりに、スペーサ2の後端面に位置決め面を形
成するとともに、バイトホルダー3側にこの位置決め面
を突き当てるための突き当て面を形成し、これらの突き
当てにより位置決めを行い、スペーサ2の前端面をバイ
トホルダー3の前面に一致させるようにしてもよい。
設けるかわりに、スペーサ2の後端面に位置決め面を形
成するとともに、バイトホルダー3側にこの位置決め面
を突き当てるための突き当て面を形成し、これらの突き
当てにより位置決めを行い、スペーサ2の前端面をバイ
トホルダー3の前面に一致させるようにしてもよい。
【0038】(第3の実施形態)第2の実施形態におい
て、バイト固定用スペーサ2の位置決め用の溝を留まり
穴24としたもので、溝の場合よりさらにスペーサの位
置決め再現性が向上する。図4に第3の実施形態による
スペーサを示す。
て、バイト固定用スペーサ2の位置決め用の溝を留まり
穴24としたもので、溝の場合よりさらにスペーサの位
置決め再現性が向上する。図4に第3の実施形態による
スペーサを示す。
【0039】(第4の実施形態)切削加工のさらなる能
率向上を図るために、第1及び第2の実施形態で説明し
たバイト及びスペーサの重量調整方法、位置決め方法
を、さらにバイトホルダーに粗加工、仕上げ加工用計2
本のバイトを設ける場合に適用したのが本実施形態であ
る。
率向上を図るために、第1及び第2の実施形態で説明し
たバイト及びスペーサの重量調整方法、位置決め方法
を、さらにバイトホルダーに粗加工、仕上げ加工用計2
本のバイトを設ける場合に適用したのが本実施形態であ
る。
【0040】図6はその構成図を示す。粗、仕上げ用一
対のバイト1r、1f、スペーサ2r、2fを一つのバ
イトホルダ3に取り付けた場合、バイト交換時に一対の
重量、重心位置を交換前と同じ状態に再現する必要性は
交換前後の重量差だけでなく粗及び仕上げバイトの相互
重量差の影響も大きいため、一本の場合に比べて高い。
対のバイト1r、1f、スペーサ2r、2fを一つのバ
イトホルダ3に取り付けた場合、バイト交換時に一対の
重量、重心位置を交換前と同じ状態に再現する必要性は
交換前後の重量差だけでなく粗及び仕上げバイトの相互
重量差の影響も大きいため、一本の場合に比べて高い。
【0041】第1及び2の実施形態で説明した方法を第
4の実施形態で行えば、新旧のバイトの重量と同時に
粗、仕上げのバイト重量を同一に調整することが容易で
ある。
4の実施形態で行えば、新旧のバイトの重量と同時に
粗、仕上げのバイト重量を同一に調整することが容易で
ある。
【0042】以上説明したように、上記の実施形態によ
れば、電子写真機用回転多面鏡などの精密鏡面切削に用
いられるダイヤモンドバイトの交換、調整作業を熟練を
要さずに行うことが可能になった。
れば、電子写真機用回転多面鏡などの精密鏡面切削に用
いられるダイヤモンドバイトの交換、調整作業を熟練を
要さずに行うことが可能になった。
【0043】試作したバイト、バイト固定用スペーサに
よれば従来熟練作業者によっても1時間程度要していた
動バランス調整作業を含むバイト交換及び調整作業を交
換作業のみとすることができ、わずか15分で行うこと
が出来た。
よれば従来熟練作業者によっても1時間程度要していた
動バランス調整作業を含むバイト交換及び調整作業を交
換作業のみとすることができ、わずか15分で行うこと
が出来た。
【0044】またスペーサの前面がバイトホルダ前面と
同一平面上に位置決めされ、隙間などがなくなったので
切り屑、切削油剤などの付着を防止することができ、動
バランス変化による仕上げ面粗さの劣化、切り屑が仕上
げ面に接触することによるキズ、打痕も大幅に低減する
ことが出来た。
同一平面上に位置決めされ、隙間などがなくなったので
切り屑、切削油剤などの付着を防止することができ、動
バランス変化による仕上げ面粗さの劣化、切り屑が仕上
げ面に接触することによるキズ、打痕も大幅に低減する
ことが出来た。
【0045】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、切
削加工における生産稼働率の大幅アップ、作業の平易化
を実現することが可能となった。
削加工における生産稼働率の大幅アップ、作業の平易化
を実現することが可能となった。
【図1】本発明の第1乃至第3の実施形態に用いられる
バイトホルダー全体を示す図である。
バイトホルダー全体を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施形態のバイトを示す図であ
る。
る。
【図3】本発明の第2の実施形態のバイト固定用スペー
サを示す図である。
サを示す図である。
【図4】本発明の第3の実施形態のバイト固定用スペー
サを示す図である。
サを示す図である。
【図5】本発明の第1乃至第3の実施形態を実施したバ
イトホルダーの部分断面図である。
イトホルダーの部分断面図である。
【図6】粗加工用、仕上げ加工用の2本のバイトを取り
付けたバイトホルダーを示す図である。
付けたバイトホルダーを示す図である。
【図7】従来のバイトの形状の一例を示す図である。
【図8】従来のバイト固定用スペーサの形状の一例を示
す図である。
す図である。
1 バイト 1r 粗加工用バイト 1f 仕上げ加工用バイト 2 バイト固定用スペーサ 3 バイトホルダー 4 工具回転軸 5 バイト固定用セットビス 6,7 重量調整用セットビス
Claims (10)
- 【請求項1】 工作機械の回転軸に取り付けられ、フラ
イカット加工を行うための切削工具において、 切削工具本体と、 該切削工具本体の重心位置付近に設けられ、前記切削工
具の重量の調整を行うための重量調整手段とを具備する
ことを特徴とする切削工具。 - 【請求項2】 前記重量調整手段は、前記切削工具本体
に形成されたネジ穴と、該ネジ穴に挿入されるネジとを
備えることを特徴とする請求項1に記載の切削工具。 - 【請求項3】 前記ネジを削ることにより、前記切削工
具の重量の調整を行うことを特徴とする請求項2に記載
の切削工具。 - 【請求項4】 工作機械の回転軸に切削工具を取り付け
る場合に、前記切削工具を固定するための固定ネジと前
記切削工具の間に挿入される切削工具の固定用スペーサ
であって、 スペーサ本体と、 該スペーサ本体の重心位置付近に設けられ、前記切削工
具の重量の調整を行うための重量調整手段とを具備する
ことを特徴とする切削工具の固定用スペーサ。 - 【請求項5】 前記重量調整手段は、前記スペーサ本体
に形成されたネジ穴と、該ネジ穴に挿入されるネジとを
備えることを特徴とする請求項4に記載の切削工具の固
定用スペーサ。 - 【請求項6】 前記ネジを削ることにより、前記スペー
サの重量の調整を行うことを特徴とする請求項5に記載
の切削工具の固定用スペーサ。 - 【請求項7】 前記スペーサ本体には、前記固定ネジと
嵌合する寸法の凹部が形成されていることを特徴とする
請求項4に記載の切削工具の固定用スペーサ。 - 【請求項8】 前記凹部は溝であることを特徴とする請
求項7に記載の切削工具の固定用スペーサ。 - 【請求項9】 前記凹部は非貫通穴であることを特徴と
する請求項7に記載の切削工具の固定用スペーサ。 - 【請求項10】 前記切削工具はバイトホルダを介して
前記回転軸に固定され、前記スペーサ本体の後端部に
は、前記バイトホルダの突き当て面に当接する位置決め
面が形成されていることを特徴とする請求項4に記載の
切削工具の固定用スペーサ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000367673A JP2002166319A (ja) | 2000-12-01 | 2000-12-01 | 切削工具及びその固定用スペーサ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000367673A JP2002166319A (ja) | 2000-12-01 | 2000-12-01 | 切削工具及びその固定用スペーサ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002166319A true JP2002166319A (ja) | 2002-06-11 |
Family
ID=18838059
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000367673A Withdrawn JP2002166319A (ja) | 2000-12-01 | 2000-12-01 | 切削工具及びその固定用スペーサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002166319A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100465609C (zh) * | 2006-12-30 | 2009-03-04 | 北京航空航天大学 | 数控机床加工动力学特性测试分析系统 |
| CN102059584A (zh) * | 2010-11-16 | 2011-05-18 | 中国人民解放军国防科学技术大学 | 五轴联动加工中心的可靠性试验方法 |
| WO2024198256A1 (zh) * | 2023-03-24 | 2024-10-03 | 上海拓璞数控科技股份有限公司 | 用于拱形环状薄壁工件加工的镜像铣削装置及加工方法 |
-
2000
- 2000-12-01 JP JP2000367673A patent/JP2002166319A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100465609C (zh) * | 2006-12-30 | 2009-03-04 | 北京航空航天大学 | 数控机床加工动力学特性测试分析系统 |
| CN102059584A (zh) * | 2010-11-16 | 2011-05-18 | 中国人民解放军国防科学技术大学 | 五轴联动加工中心的可靠性试验方法 |
| WO2024198256A1 (zh) * | 2023-03-24 | 2024-10-03 | 上海拓璞数控科技股份有限公司 | 用于拱形环状薄壁工件加工的镜像铣削装置及加工方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP4999560B2 (ja) | 研削盤における砥石軸装置 | |
| JP3368289B2 (ja) | 円筒部材保持具と該円筒部材保持具を備えた加工装置及び加工方法 | |
| JP3209818B2 (ja) | ダイシング装置の切削刃取付構造 | |
| JP2002166319A (ja) | 切削工具及びその固定用スペーサ | |
| JP3088537B2 (ja) | 高硬度材の孔の仕上げ加工方法及び加工装置 | |
| KR102390169B1 (ko) | 순차적인 절삭팁을 가진 쐐기 형태의 블레이드가 부착된 밀링커터 | |
| JP2006150535A (ja) | 切削工具 | |
| JP5346651B2 (ja) | 内径研削工具の組立て方法 | |
| JP5399651B2 (ja) | 丸駒チップを用いる切削加工方法 | |
| JP5893960B2 (ja) | 刃先交換式内径加工用切削工具 | |
| JP5750741B2 (ja) | 刃先交換式ラジアスエンドミル | |
| JP2001322012A (ja) | 切削工具の取り付けホルダー及び切削工具の位置調整装置 | |
| JP2632498B2 (ja) | 砥石保持構造 | |
| JP2913929B2 (ja) | 円筒体表面加工用振動吸収装置 | |
| JP2002370113A (ja) | ドリル | |
| JP3072366B2 (ja) | 多刃研削工具の製造方法 | |
| JP2000079546A (ja) | 光学素子部材芯取砥石および芯取方法 | |
| JP2000153553A (ja) | 型付ロール | |
| JP2003205414A (ja) | センタ穴を有する被覆部材およびその被覆方法 | |
| JPH06170628A (ja) | R溝加工用内刃カッタの調整方法 | |
| JP3346591B2 (ja) | 研削研磨砥石のツルーイング方法 | |
| JPS624565A (ja) | 切削工具研削用ワークレストの製造方法 | |
| JPH07214423A (ja) | ギアホーニング装置 | |
| JPH10263928A (ja) | リーマ | |
| JPH0234747B2 (ja) |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20080205 |