JPH06170628A - R溝加工用内刃カッタの調整方法 - Google Patents

R溝加工用内刃カッタの調整方法

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JPH06170628A
JPH06170628A JP32787692A JP32787692A JPH06170628A JP H06170628 A JPH06170628 A JP H06170628A JP 32787692 A JP32787692 A JP 32787692A JP 32787692 A JP32787692 A JP 32787692A JP H06170628 A JPH06170628 A JP H06170628A
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JP
Japan
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inner blade
cutter
blade cutter
groove
tip
Prior art date
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Pending
Application number
JP32787692A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirohito Yoshimura
博仁 吉村
Kazuhiro Takasaki
多弘 高崎
Akira Ikoma
晃 生駒
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Publication date
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Publication of JPH06170628A publication Critical patent/JPH06170628A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23CMILLING
    • B23C2200/00Details of milling cutting inserts
    • B23C2200/36Other features of the milling insert not covered by B23C2200/04 - B23C2200/32
    • B23C2200/367Mounted tangentially, i.e. where the rake face is not the face with largest area

Landscapes

  • Milling Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 真円度の高いR溝加工を可能にする。 【構成】 カッタ本体1aの内周面に複数のチップ2を
取付けた内刃カッタ1をクランクシャフトミラーのスピ
ンドル3に取付けてクランクシャフトのピン両端のR溝
を旋削加工するに当って、上記内刃カッタ1のチップ2
の径方向の振れを測定し、もっとも没入したチップ2の
突出量を、対角位置近傍にあるもっとも突出したチップ
2の突出量とほぼ同量となるように調整したもので、チ
ップ2に振れがあっても真円度の高いR溝の加工ができ
るようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は真円度の高い加工を可
能にしたクランクシャフトミラーにおけるR溝加工用内
刃カッタの調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来エンジンなどに使用するクランクシ
ャフトは、内刃フライスカッタによりピン及びジャーナ
ルをフライス加工する方法が一般に採用されているが、
ピン両端のR溝は従来では旋盤を使用して別工程で旋削
加工している。しかしクランクシャフトaのピンbは図
1に示すようにクランクシャフトaの中心cに対して偏
心した位置にあり、このピンbのR溝dを旋削する場合
には、ピンbの中心が回転中心eと一致するようクラン
クシャフトaの両端を偏心させてチャックfでクランプ
する必要がある。このため、クランクシャフトaを加工
する場合、ピンbの位置(クランクシャフトaの中心c
からピンbの中心までの距離及び回転方向の位相)に応
じてクランクシャフトaのセットを変えた旋盤を予め用
意しなければならず、例えばV型6気筒エンジンに使用
するクランクシャフトaの場合ピンの位置が6種類があ
るため、これらを加工するのに6台の旋盤を必要とする
など、設備費が嵩む不具合がある。
【0003】かかる不具合を改善するため内刃フライス
カッタによりR溝dをフライス加工する方法が提案され
ている。この方法によれば、図2の(イ)に示すように
ピンb両端のR溝dを同時に切削するチップgを有する
内刃カッタhを図2の(ロ)に示すように回転させるこ
とにより、クランクシャフトaの異なるピンbのR溝1
台の機械で加工することができ、設備費の低減などの図
れるようになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし内刃カッタをス
ピンドルに固定する際には、図3の(イ)に示すような
十字方向にキーiを有するホルダjを介して図3の
(ロ)に示すようにスピンドルkに取り付ける構造であ
っても、或いは図3の(ハ)に示す様にカッタをインロ
ーmによって位置決めする方法であっても、カッタはス
ピンドルの中心に対し、偏芯するため、各チップgには
径方向の振れが発生しやすい。このようなカッタの偏芯
によるチップの振れは、図4に示すように、g1 とg4
のような対向チップに於いて、もっとも突出した値とと
最も没入した値をとるようになり、かつそれ以外のチッ
プは突出から没入へ除々に推移するようになる。従って
チップg1 の径方向の振れが対向チップg4 に向って徐
々に大きくなるような内刃カッタhがスピンドルkに取
付けられた状態でR溝dを加工した場合、図5に示すよ
うにR溝加工面に大きな凸部△x1 が発生して、R溝の
真円度が悪くなるなど精度の高い加工ができない不具合
がある。なお図5中2点鎖線はチップgの振れがない状
態での加工面を示す。この発明は上記不具合を改善する
ためになされたもので、真円度の高いR溝加工を可能に
するR溝加工用内刃カッタの調整方法を提供することを
目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するために、カッタ本体の内周面に複数のチップを取
付けた内刃カッタをスピンドルに取付けてクランクシャ
フトのピン両端のR溝をフライス加工するに当って、上
記内刃カッタのチップの径方向の振れを測定し、もっと
も没入したチップの突出量を、対角位置近傍にあるもっ
とも突出したチップの突出量とほぼ同量となるように調
整するようにしたものである。
【0006】
【作 用】上記構成により、内刃カッタによりフライ
ス加工されたR溝外周の凸部が小さくできるため、R溝
外径の真円度を大幅に向上させることができる。
【0007】
【実 施 例】この発明の一実施例を図6以下に示す図
面を参照して詳述する。クランクシャフトのR溝をフラ
イス加工するに当って、まず内刃カッタ1をスピンドル
3へホルダ4を介して取付けるが、はじめてスピンドル
3へ取付ける場合、内刃カッタ1がどの方向へどの程度
偏心するかは不明であり、これが加工されたR溝の真円
度を悪くする原因となっている。そこでまず内刃カッタ
1をホルダ4より外した状態でカッタ本体1aの内周部
に取付けられた複数のチップ2の振れが0.01mm程
度となるように振れ測定治具(図示せず)を使用して調
整し、次に調整を終了した内刃カッタ1をホルダ4を介
してスピンドル3に取付ける。
【0008】内刃カッタ1をスピンドル3へ取付けた
ら、図6の(イ)及び(ロ)に示すようにスピンドル3
を回転させて、固定部5に固定したダイヤルゲージ6に
よりチップ2の振れを測定する。そして図7に示すよう
に対角位置にあってもっとも突出したチップ27 と、も
っとも没入したチップ23 を求め、もっとも没入したチ
ップ23 を対角位置にあるもっとも突出したチップ27
の突出量と一致するように調整する。チップ23 の突出
量を調整する方法としては、例えば図8の(イ)及び
(ロ)に示すような調整機構8を使用する。すなわちチ
ップ2をカッタ本体1aに取付けているねじ8aを緩め
た状態で所望とする幅Wに設定したスペーサ8bにより
チップ2の突出量を調整し、チップ2及びスペーサ8b
を固定するねじ8a,8cを締付ければよい。また上記
調整機構8は全チップ2に対して設ける必要はなく、一
部のチップ2に設ければよい。これはもっとも突出した
チップ27 に対して全く正確に対角位置にあるチップ2
3 に於いて、突出量を合わせることをしなくても、その
近傍のチップに於いて、突出量を合わせることにより、
ほぼ同等の効果を得ることができるからである。
【0009】以上のようにしてチップ2の調整が終了し
たら、加工すべきクランクシャフトをセットして、R溝
の加工を開始するもので、もっとも没入しているチップ
3を対角位置近傍にあるもっとも突出したチップ27
の突出量と同量突出させるだけで、加工されたR溝外周
の凸部は図9に示すように△x2となり、従来の△x1
に比べて小さくできるため、真円度の精度が大幅に向上
する。なお、図10及び図11にチップ2の振れと加工
面の形状の関係を示す。図10は図12に示すように配
置されたチップ21 〜26 の振れが下記表−1のケース
1の場合、図11は同ケース2の場合で、内刃カッタ1
の内径がφ190、ワーク10の外径がφ40、そして
1刃当りの送りが0.5mm/刃のときの形状を示した
もので、これら図からもこの発明の調整方法による効果
は明らかである。また、もっとも突出したチップ27
全く正確に対角の位置にあるチップ23でなくても、そ
の近傍にあるチップに於いて、同量突出させる調整を行
なってもほぼ同等の効果を得ることができる。
【0010】
【表1】
【0011】さらにはじめて内刃カッタ1をスピンドル
3へ取付けることにより、内刃カッタ1がどの方向へど
の程度偏心するかが既知となることから、以後はプリセ
ットゲージを使用して、必要なチップ2を予め必要量突
出するように調整するだけで、スピンドル3へ取付けた
後の調整は不要となる。ただし、内刃カッタ1を取付け
た際、いつも同じ方向へ同程度偏心するようにするた
め、次の点は注意が必要である。 (1)ホルダ4の十字方向に設けられたキー4aに対し
て、いつも内刃カッタ1の同じ位置のキー溝1bがキー
4aに嵌合するように取付ける。 (2)機械停止時のスピンドル3の停止位置は一定して
いないことから、スピンドル3を手などで回転させて、
スピンドル3の位置をいつもほぼ同じ位置にした状態で
内刃カッタ1を取付ける。 さらに上記実施例ではもっとも没入したチップ2を対角
位置近傍にあるもっとも突出したチップ2の突出量と一
致するように調整したが、チップ数が多い場合は、例え
ば3枚置きにもっとも突出したチップの突出量を合わせ
るというように同様な調整をすればよく、全チップに対
して調整する必要はない。
【0012】
【発明の効果】この発明は以上詳述したように、内刃カ
ッタによりクランクシャフトのR溝をフライス加工する
に当って、内刃カッタのもっとも没入したチップの突出
量を、対角位置にあるもっとも突出したチップの突出量
と一致するように調整するといったように、全てのチッ
プではなく、極一部のチップに於いて調整を行なうよう
にしたもので、カッタ本体に取付けられた複数のチップ
に径方向の振れがあっても真円度の高いR溝の加工が可
能になる。また全てのチップの振れを調整する必要がな
いので、調整作業が短時間で能率よく行えると共に、は
じめて内刃カッタを取付けた際に内刃カッタがどの方向
へどの程度偏心するかをデータとして保存することによ
り、以後取付け後の調整が不要となるため、機械の稼働
率を向上させることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(イ)従来のクランクシャフトのR溝加工方法
を示す説明図である。 (ロ)図1の(イ)のP円内の拡大図である。
【図2】(イ)従来のクランクシャフトのR溝加工方法
を示す説明図である。 (ロ)同加工過程を示す説明図である。
【図3】(イ)従来のR溝加工用内刃カッタを取付ける
ホルダの正面図である。 (ロ)従来の内刃カッタをスピンドルに取付けた状態の
断面図である。 (ハ)従来の内刃カッタをスピンドルに取付けた状態の
断面図である。
【図4】従来の内刃カッタのチップの振れを示す説明図
である。
【図5】従来の内刃カッタのチップの振れによる加工精
度を示す説明図である。
【図6】(イ)この発明の一実施例になるR溝加工用内
刃カッタの正面図である。 (ロ)同断面図である。
【図7】この発明の一実施例になる内刃カッタのチップ
の振れを示す説明図である。
【図8】(イ)この発明の一実施例になる内刃カッタの
調整機構を示す正面図である。 (ロ)同断面図である。
【図9】この発明の一実施例になる内刃カッタのチップ
の振れによる加工精度を示す説明図である。
【図10】従来の内刃カッタにより加工されたワークの
加工面の形状を示す説明図である。
【図11】この発明の一実施例になる内刃カッタにより
加工されたワークの加工面の形状を示す説明図である。
【図12】この発明の一実施例になる内刃カッタのチッ
プの配置を示す説明図である。
【符号の説明】
1…内刃カッタ、1a…カッタ本体、2…チップ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カッタ本体1aの内周面に複数のチップ
    2を取付けた内刃カッタ1をクランクシャフトミラーの
    スピンドル3に取付けてクランクシャフトのピン両端の
    R溝を旋削加工するに当って、上記内刃カッタ1のチッ
    プ2の径方向の振れを測定し、もっとも没入したチップ
    2の突出量を、対角位置近傍にあるもっとも突出したチ
    ップ2の突出量とほぼ同量となるように調整することを
    特徴とするクランクシャフトミラーにおけるR溝加工用
    内刃カッタの調整方法。
JP32787692A 1992-12-08 1992-12-08 R溝加工用内刃カッタの調整方法 Pending JPH06170628A (ja)

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JP32787692A JPH06170628A (ja) 1992-12-08 1992-12-08 R溝加工用内刃カッタの調整方法

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JP32787692A JPH06170628A (ja) 1992-12-08 1992-12-08 R溝加工用内刃カッタの調整方法

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JPH06170628A true JPH06170628A (ja) 1994-06-21

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ID=18203971

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JP32787692A Pending JPH06170628A (ja) 1992-12-08 1992-12-08 R溝加工用内刃カッタの調整方法

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JP (1) JPH06170628A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11311950B2 (en) * 2016-12-14 2022-04-26 Sandvik Intellectual Property Ab Internal milling cutter

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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