JP2865773B2 - ウェハーの切断装置 - Google Patents

ウェハーの切断装置

Info

Publication number
JP2865773B2
JP2865773B2 JP4101290A JP4101290A JP2865773B2 JP 2865773 B2 JP2865773 B2 JP 2865773B2 JP 4101290 A JP4101290 A JP 4101290A JP 4101290 A JP4101290 A JP 4101290A JP 2865773 B2 JP2865773 B2 JP 2865773B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutting
wafer
cut
grinding
block
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4101290A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03244511A (ja
Inventor
哲夫 小山
信男 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP4101290A priority Critical patent/JP2865773B2/ja
Publication of JPH03244511A publication Critical patent/JPH03244511A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2865773B2 publication Critical patent/JP2865773B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)
  • Dicing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はウェハーの切断装置にかかり、特に曲がりや
歪等の変形した切断面を、ウェハーに形成された基準パ
ターンに平行に修正加工した後、ブロック状に切断する
ことにより、基準面として使用可能な高精度面を得るの
に好適なウェハーの切断装置に関する。
〔従来の技術〕
ウェハー等の切断に用いられる切断装置は、切断ピッ
チに合わせた薄刃の外周切刃タイプの切断砥石を高速回
転させ、テーブルをワークの性質に合わせたスピードで
送り、かつ切り込みを入れて切断するものである。通
常、ウェハー上の素子パターン列に合わせて複数のブロ
ックに切断した後、上記ブロックの片面に基準面を形成
するため、専用の保持治具にブロックを取り付け、その
後傾き調整・研削工程・加工等による歪除去工程などの
後工程を経て、単品形状に加工される。
なお、本発明に関する従来技術として、株式会社東京
精密発行のカタログに記載されたスライシングマシンG
−SL−500Aが存在する。この装置は、インゴットからウ
ェハーを切断形成するものであり、インゴット端面を研
削加工して面精度を向上させてから、薄刃内周砥石によ
り切断加工するものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記した従来技術は、切断時の薄刃の切断砥石の曲が
り等による切断面精度の低下に対して、高速高精度切断
砥石の回転による切削抵抗を低減させることを主目的と
している。従って、切断時の剛性を上げること、つまり
切断面仕上げ用の砥石剛性の向上とウェハーの基準パタ
ーン精度維持の為に、面仕上げ時の被研削物保持の剛性
を向上させるという点について配慮されていない。その
ため、ウェハーに形成された素子パターンと切断面とを
平行平面状に形成するということに対して、砥石の変形
やウェハーの内部応力による変形及び加工応力変形に起
因して、切断面精度は通常数+μm/50mmブロック長さ
(数mm厚ウェハー)程度となる。従って、基準パターン
に対してミクロンオーダーという高精度切断面を得るこ
とができないという問題点があった。
本発明のウェハー切断装置は、ウェハー上の基準パタ
ーン精度を維持したまま、高剛性の砥石で切断面仕上げ
加工してからブロック状に切断することで、切断面精度
を基準パターンに対してミクロンオーダーで加工するこ
とを可能にすることを目的としており、さらにこれによ
り後工程における切断面そりや変形の修正工程が多重に
入ることを防止し、素子パターンが形成されたウェハー
から高精度の切断を行い、安価に磁気ヘッドチップを生
産することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本発明のウェハーの切断装置は、ウェハーに形成され
た基準パターンを測定する測定手段と、測定された基準
パターンに平行な切断面を有するブロック状に上記ウェ
ハーを切断するように位置調整を行う位置調整手段と、
上記ウェハーをブロック状に切り出す切断手段と、ウェ
ハーの切断面を研削加工する研削手段と、ウェハーを保
持し、かつウェハーをブロック状に切り出した後、該切
り出されたブロック片をブロック片単位で上記切断・研
削位置から退避させるように形成された治具とを備えた
ことを特徴としている。
〔作用〕
本発明によれば、保持剛性上有利やウェハーの状態で
基準パターンが測定手段によって測定され、測定された
基準パターンに平行な切断が行えるように、上記位置調
整手段によってウェハーの位置調整が行われる。ウェハ
ーが上記切断手段によって切断された後、その切断面が
上記研削手段によって研削加工される。これによって、
基準パターンに平行な切断面が形成され、さらに1基準
パターンピッチ分移動した後、上記切断手段を用いて1
つのブロックが切り出される。ブロック切り出し後にお
いては、上記保持治具がブロック単位で切断・研削位置
から退避し、次の切断と干渉することを防止する。これ
によって、切断面は砥石の摩耗、曲り変形等の影響が少
なく、応力等による変形の表れていないウェハー状態で
切断と研削を行うため、基準パターンに平行な高精度切
断面を形成することができる。
〔実施例〕
以下添付の図面を用いて、さらに詳細に本発明につい
て説明する。
第1図は本発明のウェハーの切断装置の一実施例を示
す説明図である。第1図において、ウェハー1は保持治
具2上にセットされる。保持治具2は、第2図に示すよ
うにウェハー1を切断する切断砥石4の砥石逃げ溝21を
有し、第2図に示すように、ウェハー1をブロック状に
切断した後は、切断されたブロックが次切断面への研削
加工と干渉しないように、図中Y方向に退避させる機構
を有している。第1図において、3はウェハー1上の素
子パターンを測定するための顕微鏡システムであり、素
子パターン並びに切断面を平行に研削修正するべく、ウ
ェハー1の位置決め指令値を得る目的で使用する。4
は、ウェハー切断用の薄刃切断砥石である。5は切断面
を研削するカップ型の研削砥石である。6は切断用砥石
4及び研削用砥石5を保持する主軸である。主軸6は、
第3図に示すようにその外周に切断用砥石4を備え、そ
の端面に研削用砥石5を備えている。そして、主軸6自
体が上下動及びX方向に移動可能に形成され、ウェハー
1の切断と切断面の研削を行う。7は保持治具2を吸着
固定するXYθテーブルであり、このXYθテーブル7はブ
ロックへ切断分離する部分を基準にして吸着位置を変更
し、かつ治具全体を基準とする素子パターンが主軸6と
直交するように合わせる。すなわち、素子パターンが主
軸6と直交するように、治具全体を回転させ、割り出し
時の回転中心へのピッチ送りを行い、さらに加工時の位
置決めや加工時の送りを行う。
次に、第4図に示すフローチャートにしたがって、第
1図ないし第3図に示すウェハーの切断装置の動作につ
いて説明する。まず、ウェハー1を保持治具2上に、各
パターン列の切断代に対応した保持治具2の溝の合わせ
て、ワックス等で固定する。さらに、上記保持治具2を
XYθテーブル7に吸着固定する。保持治具2の横方向の
安定の為、治具クランプ8により固定する。顕微鏡シス
テム3によりウェハー1の素子パターンの第1列を測定
し、これを基準として、主軸6と基準素子パターンとが
直交する様にXYθテーブル7を回転させて位置調整を行
う。次に、基準素子パターンの第1列目手前及び両サイ
ドの不用部分2面(ブロック状に切断していく最後1面
を除く)を、ウェハー切断用の切断砥石4を用いて、そ
れぞれ基準素子パターン等の1列にほぼ平行及び直角に
切断し、不用部分を除去する。前記顕微鏡システム3及
びXYθテーブル7によりウェハー1の位置決めを行な
い、基準素子パターンの第1列の手前の切断面を面仕上
用研削砥石5によって切断時の曲りや歪を修正して面仕
上げを行う。次に、1素子ピッチ分だけ送り、第2列の
素子パターン列を前記同様に顕微鏡シツテム3とXYθテ
ーブル7によって、位置決めする。
ブロック状に切断した第1列を保持している部分のみ
ウェハー保持治具を分離するために、吸着を解除し、保
持治具2を横方向に固定していた治具クランプ8を解除
し、研削砥石が素子パーン第2列の切断面上研削を行な
える様に、第2図に示すように、治具ごと主軸6の研削
加工時の位置から切断されたブロックをY方向に退避さ
せる。第2列の素子パターンに対しても前記同様のサイ
クルを繰返し、更に必要な素子列まで繰返すことによ
り、基準素子パターンに平行な基準面を有するブロック
が連続して得られる。
上述の実施例によれば、ウェハーからブロックに切出
した後、ブロックの一面に基準面を形成する工程におい
て、ブロック保持の為の工程を別に必要とせず、ブロッ
クに切出す前に基準面を形成することで、ブロックに切
断する際のソリによる基準パターン自体の変形によるウ
ェハー基準パターンの信頼性低化の影響を回避できる。
この実施例によれば、切削と研削の主軸を共用してい
るが、装置スペースに余裕があれば、分離して2軸構成
としても良い。
以上の実施例は、ブロックの基準面加工について適用
されるものであったが、本発明は切出したブロックにつ
いて、形成した基準面の反対側の面についても基準パタ
ーンに合わせて、ブロック保持治具及び装置取付けまで
に含めたトータルの傾きを機上で修正する研削加工にも
適用できる。
上述の例においては、必要な切込量のうち、効率の良
い研削工程において切込量を残り数μm程度まで追込め
る為、後工程である仕上げラップ加工等の効率の低い工
程の切込量を相対的に少なくできる効果がある。
〔発明の効果〕
本発明によれば、切断による応力やウェハー内部応力
による変形等の面精度低下に基因する後工程での調整精
度低下要因に対し、ブロックに切断前のウェハー状態、
つまり保持剛性の高い状態で加工側剛性の高い工具によ
る仕上面加工を、基準パターンによる位置調整した後に
行ない、それからブロック状に切断することで、加工の
初工程において、ウェハーに形成された基準パターンに
対してミクロンオーダーの精度で平行平面にすることが
できる。したがって、後工程における対称面の仕上面加
工、溝入れや切断工程等における基準パターンに対する
平行度、真直度を著しく向上できる効果がある。
また、機上で切断と面仕上加工を行なえるため、自動
運転時間は増加するが、分離工程での段取りが不要とな
る等、段取作業を低減できる効果もある。
さらに、ウェハーの内部応力と要求面精度による制約
はあるが、基準素子パターンからの切断面精度を向上で
きるので、切断するブロックの長さを長くでき、これが
後工程の同時加工の単位にすることができる為、量産効
果も期待できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のウェハーの切断装置の一実施例を示す
説明図、第2図は第1図に示す保持治具の詳細を示す説
明図、第3図は第1図に示す切断砥石と研削砥石まわり
の詳細を示す説明図、第4図は第1図に示す実施例の動
作を説明するためのフローチャートである。 2……保持治具、3……顕微鏡システム、4……切断砥
石、5……研削砥石、6……主軸、7……XYθテーブ
ル、8……治具クランプ、9……砥石カバー、10……砥
石おさえ、11……基準パターン。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ウェハーに形成された基準パターンを測定
    する測定手段と、測定された基準パターンに平行な切断
    面を有するブロック状に上記ウェハーを切断するように
    位置調整を行う位置調整手段と、上記ウェハーをブロッ
    ク状に切り出す切断手段と、ウェハーの切断面を研削加
    工する研削手段と、ウェハーを保持し、かつウェハーを
    ブロック状に切り出した後、該切り出されたブロック片
    をブロック片単位で上記切断・研削位置から退避させる
    ように形成された治具とを備えたウェハーの切断装置。
JP4101290A 1990-02-23 1990-02-23 ウェハーの切断装置 Expired - Lifetime JP2865773B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4101290A JP2865773B2 (ja) 1990-02-23 1990-02-23 ウェハーの切断装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4101290A JP2865773B2 (ja) 1990-02-23 1990-02-23 ウェハーの切断装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03244511A JPH03244511A (ja) 1991-10-31
JP2865773B2 true JP2865773B2 (ja) 1999-03-08

Family

ID=12596483

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4101290A Expired - Lifetime JP2865773B2 (ja) 1990-02-23 1990-02-23 ウェハーの切断装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2865773B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107214862A (zh) * 2017-04-28 2017-09-29 唐山晶玉科技有限公司 一种等腰梯形料片切割工装及工件定位方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107214862A (zh) * 2017-04-28 2017-09-29 唐山晶玉科技有限公司 一种等腰梯形料片切割工装及工件定位方法
CN107214862B (zh) * 2017-04-28 2019-01-01 唐山晶玉科技股份有限公司 一种等腰梯形料片切割工装及工件定位方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03244511A (ja) 1991-10-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5700179A (en) Method of manufacturing semiconductor wafers and process of and apparatus for grinding used for the same method of manufacture
US5185965A (en) Method and apparatus for grinding notches of semiconductor wafer
JP7080552B2 (ja) 切削ブレードのドレッシング方法
JP2010017769A (ja) 薄板形状ワーク加工方法
JP2010029947A (ja) 複合エンドミル及び複合エンドミルを用いた加工方法
JP2865773B2 (ja) ウェハーの切断装置
JPH01153259A (ja) 少なくとも1つの平らな表面を備えた円形物の製造方法及びその装置
JP3848779B2 (ja) 内面研削装置
JPH0212729B2 (ja)
JP2908915B2 (ja) ウェハの切断方法および装置
JP4144834B2 (ja) 半導体ウェーハのノッチ研削装置
JP2002052447A (ja) 半導体ウェーハのノッチ研削装置及びノッチ溝の面取り方法
JP2005028556A (ja) 自由曲面加工方法
JPH07124813A (ja) フレネル形状の形成方法
JP2001162426A (ja) 曲面切削装置及び曲面切削方法
JPH1190799A (ja) クランクピン加工用工作機械およびクランクピンの加工方法
JP2000052144A (ja) カービックカップリングの製作方法及び装置
JPH0938852A (ja) ウエハの裏面研削方法
JPH02303050A (ja) 半導体ウエーハの切断方法
JP3107329B2 (ja) タイバーパンチ加工方法
JP3373486B2 (ja) 半導体ウェーハのノッチ研削装置
JPH1055986A (ja) 溝入れ加工方法及び加工装置
JPH0493108A (ja) ポリゴンミラーの製造装置
JPS61197102A (ja) 微細溝を有する物体の製造方法
JP2537573B2 (ja) 半導体ウエハ―製造方法