JP2002165825A - 視覚障害者誘導・警告情報通知システム - Google Patents

視覚障害者誘導・警告情報通知システム

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JP2002165825A
JP2002165825A JP2000366091A JP2000366091A JP2002165825A JP 2002165825 A JP2002165825 A JP 2002165825A JP 2000366091 A JP2000366091 A JP 2000366091A JP 2000366091 A JP2000366091 A JP 2000366091A JP 2002165825 A JP2002165825 A JP 2002165825A
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JP2000366091A
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Koichi Sato
晃一 佐藤
Toshiyuki Horikoshi
稔之 堀越
Munetoshi Unuma
宗利 鵜沼
Shigeru Shimada
茂 嶋田
Takeshi Horie
武 堀江
Atsuya Toyama
敦也 外山
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Hitachi Cable Ltd
Hitachi Ltd
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Hitachi Cable Ltd
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 視覚障害者が安全にかつ容易に目的地へ到達
することが可能なシステムを提供する。 【解決手段】 電池不要で通信動作が可能で不揮発性メ
モリを有するICタグを内蔵した盲人用ブロック40
と、ICタグのメモリを読取るICタグ読取器30とセ
ンター装置10と通信が可能で歩行者へ情報伝達機能を
有する歩行者用情報端末20と、ICタグの布設情報に
より経路誘導情報14を生成するセンター装置10から
なるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、視覚障害者が安全
かつ容易に目的地へ到達することが可能な視覚障害者誘
導・警告情報通知システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、視覚障害者が屋外で歩行する場
合、白杖と呼ばれている白い杖を使用し、歩行先の状況
を探りながら、安全を確保しつつ歩行し、目的地へ進行
していた。場所によっては、点状あるいは線状の突起を
有する1枚当たり、一辺約300cmの方形盲人用のブ
ロックが敷設されており、視覚障害者は、この突起を歩
行中は足裏で確認し単純な情報、すなわち、「進行報
告」、「進行警告」を得ている。
【0003】また、盲人用ブロックの多くは、黄色であ
り、弱視者は、この黄色を目印とした行動をしている。
【0004】ところで、盲人用ブロックは、単に横断歩
道や階段の手前に敷設されて位置を認識するものであっ
たが、特開平4−32891号公報に示されるように、
ブロック内に電子タグを埋設し、視覚障害者が、歩行の
際に利用する白杖に、その電子タグに記憶された情報と
通信するリーダ/ライタ機器を設け、そのリーダ/ライ
タ機器で電子タグと通信し、その電子タグが内蔵された
盲人用ブロックから「ここから横断歩道である」、「こ
こから上り階段或いは下り階段がある」、「ここが施設
の出入口である」といった情報を、リーダ/ライタ機器
に接続されたイヤホーンなどで音声情報として受け取る
ことで、ブロックの機能性を高め、視覚障害者により正
確な情報を伝達できるようにすることが試みられるよう
になってきている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この盲
人用ブロックは視覚障害者に直近の情報は伝えられるも
のの視覚障害者が目的地に到達するためには未だ不十分
である。
【0006】すなわち、この盲人用ブロックは、視覚障
害者が進行中に目的地に到達するための情報が皆無であ
り、進行中にどのような状況で、どのような危険がある
のか不明である。さらに、自分の位置する場所がどこな
のか不明である。
【0007】視覚障害者の安全かつ容易な誘導システム
を実現するためには、移動する歩行者へ瞬時に高精度な
位置情報と周囲の状況を伝えることができる盲人用ブロ
ックが必要となる。
【0008】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、視覚障害者が安全にかつ容易に目的地へ到達するこ
とが可能なシステムを提供するすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、電池不要で通信動作が可能で不
揮発性メモリを有するICタグを内蔵した盲人用ブロッ
クと、ICタグのメモリを読取る機能とセンター装置と
通信が可能で歩行者へ情報伝達機能を有する歩行者用情
報端末と、ICタグの布設情報により経路誘導情報を生
成するセンター装置からなる視覚障害者誘導・警告情報
通知システムである。
【0010】請求項2の発明は、ICタグを盲人用ブロ
ックの下に敷設した請求項1記載の視覚障害者誘導・警
告情報通知システムである。
【0011】請求項3の発明は、ICタグを通信キャリ
ア周波数1MHz以下とした請求項1記載の視覚障害者
誘導・警告情報通知システムである。
【0012】請求項4の発明は、ICタグのメモリ情報
を読取る機能と、センター装置と通信が可能で歩行者へ
情報伝達機能を個別の歩行者用情報端末とした請求項1
記載の視覚障害者誘導・警告情報通知システムである。
【0013】請求項5の発明は、ICタグのメモリ情報
として、歩行者への通知情報をコード化し、歩行者用情
報端末でコード変換テーブル処理を行い、歩行者へ情報
伝達機能を行う請求項1記載の歩行者誘導ブロック情報
入力装置視覚障害者誘導・警告情報通知システムであ
る。
【0014】請求項6の発明は、ICタグ敷設情報よ
り、経路誘導情報をICタグのタグIDナンバーにより
生成する請求項1記載の視覚障害者誘導・警告情報通知
システムである。
【0015】請求項7の発明は、ICタグの布設情報に
より経路誘導情報をICタグのタグIDナンバーにより
生成する請求項1記載の視覚障害者誘導・警告情報通知
システムである。
【0016】請求項8の発明は、歩行者の移動経路が正
しいか否かを判断する処理として、経路ICタグのタグ
IDナンバーが一部読み飛んだ場合でも正しいと判定
し、経路から離れたタグIDナンバーの場合には、再度
経路誘導情報を生成する請求項1記載の視覚障害者誘導
・警告情報通知システムである。
【0017】請求項9の発明は、ICタグのメモリに測
位情報を入力し、この測位情報を読取る請求項1記載の
視覚障害者誘導・警告情報通知システムである。
【0018】このように、本発明は、歩道上等に布設す
るインフラとして、盲人用フロックにICタグを内蔵さ
せることで、現状の盲人ブロックの機能や布設工法をそ
のまま利用できるとともに、電池不要なICタグを使用
することで、低コストでメンテナンスフリーとできる。
【0019】ICタグは、不揮発性メモリを内蔵し、タ
グIDと歩行者への警告情報(コードとして情報を記録
しても良い)等を固定情報として直接記録保持でき、イ
ンフラ管理者が情報を書き換えることが可能なものを使
用する。ICタグに警告情報が記録できるため、センタ
ー装置を介さなくても直接的に歩行者は、情報を与える
ことができる。
【0020】センター装置からの情報は、基本的に経路
情報、すなわち、経路上のタグID情報を歩行者情報端
末に配信する。その他、当該タグID付近の可変する注
意情報も付加することで、歩行者用情報端末単独でも当
該タグID付近での可変注意情報を歩行者へ提供でき
る。
【0021】歩行者用情報端末に情報センターとの通信
機能、ICタグ情報の処理機能及び歩行者への情報アナ
ウンス機能を持たせることで、歩行者用情報端末が、例
えば消耗品である白杖や靴に設置した時でも、歩行者用
端末にはIDタグとの通信機能以外の複雑な処理機能を
無くしているため低コスト化が図れ、さらに、機能更新
が歩行者用情報端末のみで図れるという拡張性が得られ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適実施の形態を
添付図面に基づいて詳述する。
【0023】図1に示すように、システムは、主にセン
ター装置10、歩行者用情報端末20、ICタグ読取器
30、ICタグ内蔵ブロック40より構成される。
【0024】センター装置10は、地図情報11と道路
情報12およびICタグ布設情報13を有し、これらの
情報11,12,13より経路誘導情報14を生成する
機能を有すると共に道路情報12より障害情報検知手段
15にて障害情報16をも生成する機能を有する。
【0025】センター装置10は、複数の装置から構成
しても良い。
【0026】歩行者用情報端末20は、送受信部21と
アンテナ22を備え、中継装置36,ネットワーク38
を介してセンター装置10と通信できるようになってお
り、データの授受が可能な送受信部21とICタグ読取
器30と通信するための通信機能部23とデータ処理部
24及び歩行者へ情報を伝える情報通報部25と歩行者
が適宜入力する操作部26を有する。
【0027】センター装置10との通信には、通信部2
7で、無線通信により郊外でも可能な機能あるいは自宅
でパソコン18と接続して通信できる機能等により実現
する。
【0028】情報通報部23から歩行者へ情報を伝達す
る手法としては、音声、骨伝送スビーカ、振動等の種々
のものがある。
【0029】ICタグ読取器30は、歩行者用情報端末
20との通信機能部32とICタグとの通信機能部33
及びデータ処理部31を有する。
【0030】ICタグ内蔵ブロック40とICタグ読取
器30は、アンテナコイル34等により非接触通信が可
能である。
【0031】ICタグ内蔵ブロック40は、物品管理用
で利用されるICタグを内蔵した盲人用ブロックであ
り、データ処理部41と不揮発性メモリ42を有し、I
Cタグ読取器30のアンテナコイル34で発生した磁界
から電力の供給を受け、ICタグ読取器30の送信指示
に従い、メモリ42の記録データを伝送する。
【0032】ここで、ICタグは、ブロックの下に敷く
構造でも良い。
【0033】ICタグと読取器30の通信に使用するキ
ャリア周波数は、雨水等の影響を受けにくい低周波1M
Hz以下が望ましい。
【0034】以下、システム動作及び装置の機能につい
て述べる。
【0035】図2は、歩行者へ経略誘導サービスを実施
する場合のセンター装置10、歩行者用情報端末20、
ICタグ読取器30、ICタグ内蔵ブロック40の通信
様相を示す。
【0036】以下、通信内容の流れを述べる。
【0037】(1)の如く、センター装置に対して歩行
者用情報端末20より経路誘導要求を送信する。
【0038】この要求を受け、(2)の如く、センター
装置10は、生成した経路誘導情報を歩行者用情報端末
20に送付する。
【0039】(3)の如く、歩行者の目的地変更等によ
り、歩行者用情報端末10から経路誘導情報更新要求が
センター装置10にあった場合は、(4)の如く最新の
経路誘導情報を再度センター装置10から歩行者用情報
端末20へ送付する。
【0040】ここで、歩行者用情報端末20より経路誘
導情報更新の要求がない場合でも、(2)で提供した経
路に支障が生じた場合、センター装置10が自発的或は
利用者の意思により歩行者用情報端末20に最新経路誘
導情報を送付しても良い。
【0041】この場合、センタ装置10には、障害検知
手段とこれを用い検知された障害情報が時々刻々更新さ
れている。ここで、障害情報とは、経路上に置かれた障
害物や工事情報、路面の凍結情報などである。これらの
情報を検知する障害情報検知手段としては、TVカメラ
(自動認識や人手による判断)や路面温度センサなどの
センサ装置の他、道路管理者などが行うパトロール時に
報告された障害情報や工事情報なども障害情報検知手段
として利用する。センター装置10では、経路探索計算
時に、上記障害情報を参照して、探索経路を計算する。
【0042】(5)(7)の如く、ICタグ読取器30
は、歩行者移動時にICタグ内蔵ブロック40に情報要
求を行い、(6)(8)の如くICタグ内蔵ブロック4
0からICタグ読取器30に情報返送がなされ、更にそ
のICタグの情報を歩行者用情報端末20に送信する。
【0043】ICタグの情報が経路誘導上にあるICタ
グの情報をまったく異なる場合は、先の(3)の如く、
情報更新の要求を実施する。
【0044】図3は、経路誘導の基本処理フローを示
す。
【0045】経路誘導が開始50され、センター装置か
らの情報取得51後、ICタグの情報を取得52する。
次にstep1で、ICタグの情報は正しい経路を示し
ているかどうかを判断し、経路誘導軌道上のICタグの
情報である場合(はい)、step2で、目的地かどう
かを判断し、目的地に到達していない場合(いいえ)
は、目的地に到着するまで、経路に間違いのないこと等
のアナウンス4を行う。
【0046】また、step1で、経路誘導軌道上のI
Cタグの情報でない場合(いいえ)は、歩行者へ経路修
正のアナウンス54を行い、次に、step3で、目的
地変更要求あるかどうかを判断し、目的地の変更要求が
ない場合(いいえ)は、次のICタグから情報を収得5
2するよう、また、経路から離れすぎ、目的地変更要求
を行った場合(はい)、センター装置から情報収得51
すべく、問い合わせ等を行う。
【0047】このようにして、step2で、目的地に
到達するまで、経路に間違いがないかどうかを常時に判
断し、目的地に到達するまで経路に間違いがないことを
アナウンス54しながら経路誘導を行い、目的地に到達
したならば(はい)誘導を終了55する。
【0048】図4は、ICタグメモリ42に記憶する情
報の内容の一実施例を示す。
【0049】図4に示すように、ICタグメモリ42に
は、主にタグIDナンバー60、位置情報61、警告情
報62、ブロック配置情報63、サービス情報64が記
録されている。
【0050】ここで、情報量の多い警告情報62、ブロ
ック配置情報63、サービス情報64については、コー
ド化して記録することが望ましい。コード化することに
より、多種多様な内容への対応、拡張性、読取時間の短
縮化のメリットが得られる。
【0051】タグIDナンバー60は、ICタグのIC
チップ固有のIDナンバーあるいは、新規に記録させた
IDナンバーであり、絶対の識別番号である。
【0052】位置情報61は、ブロック布設箇所の緯度
経度情報61Aである。
【0053】警告情報62は、歩行者へ緊急に伝える必
要のある状況内容であり、警告コード62Aとして、
(1)段差あり、(2)交差点前、(3)昇り階段前、
(4)下り階段前、(5)踏切前、(6)この先工事
中、といった状況内容がコード化して格納している。
【0054】ブロック配置情報62は、歩行者の移動を
補佐するための情報が入力されておち、その配置コード
62Aとして、(1)ブロック端部、(2)X個ブロッ
ク先にサービス情報有り、といった情報がコード化され
て格納され、ブロック配置情報62を利用することで、
歩行者のブロックからの軌道ズレの警告が可能となる。
【0055】サービス情報64は、設備情報であり、サ
ービスコード64として、(1)男子トイレ前、(2)
女子トイレ前、といった設備情報がコード化されて格納
される。
【0056】ICタグ読取器30で取得したICタグの
情報は、歩行者用情報端末20でコード変換表28よ
り、歩行者ヘアナウンスする内容に変換され、情報通知
部を介して歩行者Pへ伝えることができる。
【0057】歩行者用情報端末20のコード変換表28
を更新することで、コード内容の変更や種類の増加がI
Cタグのメモリを変えることなく、容易に実現できる。
【0058】図5は、歩行者へ可変情報やICタグ内蔵
ブロックの布設できない箇所すなわち、ICタグ内蔵ブ
ロックの付近やICタグ内蔵ブロックの敷設されていな
いスポット的な区間箇所に対する情報を提供するしくみ
を示す。
【0059】図5に示すように、センター装置10によ
り、生成した経路誘導情報14は、誘導経路のタグID
の他に、経路上での注意情報(踏切有り、混雑等)、地
図情報、ICタグ設置位置などICタグ内蔵ブロックの
布設できない箇所に対する注意情報や混雑等変化する情
報14Aを有する。
【0060】センター装置10で生成した経路誘導情報
14は、歩行者用情報端末20のデータ処理部24内の
メモリ24aに記録される。
【0061】歩行者用情報端末20は、ICタグ読取器
30から受信したICタグ情報をメモリ24aに記録す
る。
【0062】歩行者用情報端末20は、経路誘導情報1
4の注意情報とタグIDナンバーをデータ比較処理部2
4bで、比較処理し、注意情報を与えるべきタグIDナ
ンバーを読込んだ時、情報通信部25を介して歩行者P
へ注意情報をアナウンスする。
【0063】図6は、歩行者用情報端末20で実施する
歩行者への情報アナウンスの処理フローの一実施例を示
す。
【0064】図6に示すように、歩行者用情報端末20
は、情報アナウンスの処理を開始70し、センター装置
からの情報を収得71し、その情報より、誘導経路タグ
IDと注意情報を記録72した状態で、ICタグ読取器
からの情報を取得73する。
【0065】次にstep11で、ICタグからの情報
に歩行者へ伝えるべき情報があるかどうかを判定する。
通常、ICタグの情報は警告情報等があるため(は
い)、経路に関わらず、歩行者への情報アナウンス74
を行った後、step12で、タグIDは正しい経路上
のものかどうかの経路確認を実施し、誤りがある場合
(いいえ)は、その旨、歩行者へ修正のアナウンス75
をする。
【0066】経路が正しい場合(はい)、step13
で、センター装置10から得ている注意情報があるかど
うかを判断し、ある場合(はい)は、先ずこの注意情報
をアナウンス76し、次に正しい経路であることをアナ
ウンス77する。またstep13で、センター装置1
0から得ている注意情報がない場合(いいえ)には、直
ちに、正しい経路であることをアナウンス77する。
【0067】ここで、正しい経路とは、タグIDを一部
読み飛ばしても良く、タグIDが先に進んでいれば良い
と判定することが望ましい。
【0068】また、step12で、タグIDが正しい
経路上のものと違い、その旨、歩行者へ修正のアナウン
ス75した後、step14で、センター装置への情報
再送要求あるかどうかを判断し、ない場合には(いい
え)、再度ICタグ読取器からの情報を取得73し、あ
る場合(はい)には、再度、センター装置からの情報を
収得71を行う。
【0069】なお、上記実施の形態では、誘導経路をセ
ンター装置により計算しているが、歩行者用端末装置2
0により計算してもよい。この場合、タグIDとその座
標値及び接続情報等をセンター装置10より、無線或は
有線通信、記録媒体等を経由して歩行者用端末装置20
に読み込み、経路計算手法により求めることにより実現
できる。
【0070】他の実施の形態として、盲人用ブロック以
外、例えば通常のタイルへICタグを導入しても良い。
特に、建屋内での案内サービスで有効である。
【0071】車椅子に歩行者用情報端末20とICタグ
読取器30を設置し、ICタグメモリの内容コード読取
変換コード表を変えることで、足が不自由な方への情報
提供サービスも実施できる。
【0072】歩行者用情報端末20とICタグ読取器3
0を一体化した装置としても良い。以上、本発明の実施
の形態を説明したが、本発明は、この他に、ICタグの
位置情報を利用した計測業務システムが可能である。ま
た、ICタグの位置情報を利用した、一般健常者対象に
地図情報の配信システムや周囲店舗情報システムを提供
しても良く、GPS計測不動作領域であるテナントビル
内やビル街で有効に利用できる。
【0073】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、以下の顕
著な効果を発揮する。
【0074】(1)盲人用ブロックにICタグを内蔵さ
せることで、現状の盲人ブロックの機能や布設工法をそ
のまま利用でき、さらにICタグの情報を利用できるた
め、従来以上の安全性を確保しつつ歩行者への多種の情
報提供が可能とできる。
【0075】(2)盲人用ブロックに内蔵するICタグ
は、電池不要なものを使用するため、インフラの維持が
低コストでフリーとできる。
【0076】(3)ICタグに警告情報や設備情報が記
録できるため、センター装置を介さなくても直接的に歩
行者へ情報を与えることができる。
【0077】(4)センター装置から経路情報、すなわ
ち、経路上のタグID情報を歩行者情報端末に配信し、
これを現地のICタグ情報と直接照合できるため、確実
な経路誘導システムを実現できる(5)センター装置か
らの情報に、経路上の夕グIDに対応した注意情報も付
加することで、歩行者情報端末単独でも当該タグID付
近での可変注意情報を歩行者へ提供できる。
【0078】(6)ICタグ情報をコード化し、歩行者
用情報端末でコード変換表より、歩行者ヘアナウンスす
る内容に変換するため、歩行者用情報端末のコード変換
表を更新することで、コード内容の変更や種類の増加が
ICタグのメモリを変えることなく、容易に実現でき
る。このため、歩行者用情報端末のコード変換表のみ分
別すれば、視覚障害者以外の歩行者でも利用できるとと
もに、特定建屋内での個別の情報サービスも容易に実現
することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示すシステム構成図で
ある。
【図2】本発明において、歩行者へ経路誘導サービスを
実施する場合の各装置の通信様相を示す図である。
【図3】本発明において、経路誘導の基本処理フローを
示す図である。
【図4】本発明において、ICタグ情報の内容の一例を
示す図である。
【図5】本発明において、可変情報やICタグ内蔵ブロ
ックの敷設できない箇所での情報提供のしくみを示す図
である。
【図6】本発明において、歩行者情報用端末の情報アナ
ウンスの処理フローを示す図である。
【符号の説明】
10 センター装置 14 経路誘導情報 20 歩行者用情報端末 30 ICタグ読取器 40 盲人用ブロック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀越 稔之 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社総合技術研究所内 (72)発明者 鵜沼 宗利 茨城県日立市大みか町7丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 嶋田 茂 東京都国分寺市東恋ヶ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 堀江 武 東京都千代田区神田駿河台4丁目6番地 株式会社日立製作所内 (72)発明者 外山 敦也 東京都千代田区神田駿河台4丁目6番地 株式会社日立製作所内 Fターム(参考) 2D064 AA01 AA17 AA22 BA01 EA12 EA13 EA14 EA25 FA01 FA04 5H180 AA23 BB04 BB10 CC04

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電池不要で通信動作が可能で不揮発性メ
    モリを有するICタグを内蔵した盲人用ブロックと、I
    Cタグのメモリを読取る機能とセンター装置と通信が可
    能で歩行者へ情報伝達機能を有する歩行者用情報端末
    と、ICタグの布設情報により経路誘導情報を生成する
    センター装置からなることを特徴とする視覚障害者誘導
    ・警告情報通知システム。
  2. 【請求項2】 ICタグを盲人用ブロックの下に敷設し
    た請求項1記載の視覚障害者誘導・警告情報通知システ
    ム。
  3. 【請求項3】 ICタグを通信キャリア周波数1MHz
    以下とした請求項1記載の視覚障害者誘導・警告情報通
    知システム。
  4. 【請求項4】 ICタグのメモリ情報を読取る機能と、
    センター装置と通信が可能で歩行者へ情報伝達機能を個
    別の歩行者用情報端末とした請求項1記載の視覚障害者
    誘導・警告情報通知システム。
  5. 【請求項5】 ICタグのメモリ情報として、歩行者へ
    の通知情報をコード化し、歩行者用情報端末でコード変
    換テーブル処理を行い、歩行者へ情報伝達機能を行う請
    求項1記載の歩行者誘導ブロック情報入力装置視覚障害
    者誘導・警告情報通知システム。
  6. 【請求項6】 ICタグ敷設情報より、経路誘導情報を
    ICタグのタグIDナンバーにより生成する請求項1記
    載の視覚障害者誘導・警告情報通知システム。
  7. 【請求項7】 ICタグの布設情報により経路誘導情報
    をICタグのタグIDナンバーにより生成する請求項1
    記載の視覚障害者誘導・警告情報通知システム。
  8. 【請求項8】 歩行者の移動経路が正しいか否かを判断
    する処理として、経路ICタグのタグIDナンバーが一
    部読み飛んだ場合でも正しいと判定し、経路から離れた
    タグIDナンバーの場合には、再度経路誘導情報を生成
    する請求項1記載の視覚障害者誘導・警告情報通知シス
    テム。
  9. 【請求項9】 ICタグのメモリに測位情報を入力し、
    この測位情報を読取る請求項1記載の視覚障害者誘導・
    警告情報通知システム。
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