JP2002165414A - ブラシ装置 - Google Patents

ブラシ装置

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JP2002165414A
JP2002165414A JP2000356346A JP2000356346A JP2002165414A JP 2002165414 A JP2002165414 A JP 2002165414A JP 2000356346 A JP2000356346 A JP 2000356346A JP 2000356346 A JP2000356346 A JP 2000356346A JP 2002165414 A JP2002165414 A JP 2002165414A
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brush
coil spring
holder
commutator
rear end
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JP2000356346A
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Kazuyoshi Kurahashi
一嘉 倉橋
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Asmo Co Ltd
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Asmo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ブラシの振動を防止しながら、ブラシの高寿命
化、及び低コスト化を図ることができるブラシ装置を提
供する。 【解決手段】ブラシ装置7は、先端がコンミテータに当
接されるブラシ13と、ブラシ13の側部を略覆い、該
ブラシ13を保持するブラシホルダ11と、ブラシ13
の後端側に配置され、圧縮力により該ブラシ13をコン
ミテータ側に付勢するコイルスプリング12とを備え
る。ブラシ13の一側面13eは、コイルスプリング1
2の捩り力によりブラシホルダ11の内側面15dに押
圧される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブラシをモータの
コンミテータに摺接させるブラシ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、直流モータの回転軸にはコンミテ
ータ(整流子)が設けられ、そのコンミテータには給電
用のブラシが当接されている。ブラシは、例えばモータ
ハウジング等に形成された回転軸と交差する方向に延び
るブラシホルダ内に収容され、その後端がコイルスプリ
ングの加圧力(圧縮力)にてコンミテータ側に付勢され
て保持されている。このように保持されたブラシは、コ
ンミテータの回転中においても、同コンミテータの外周
面(整流子セグメント)と摺接する。従って、直流モー
タでは、回転軸と一体回転する図示しないコイルにブラ
シ及びコンミテータを介して駆動電源を供給することが
できる。
【0003】ところで、上記のようなブラシ装置では、
ブラシがブラシホルダ内で振動してしまい、一般的にチ
ャープ音と言われる騒音が発生してしまう。そこで、ブ
ラシの後端面を傾斜したテーパ面としたものがある。こ
のブラシ装置では、ブラシをコンミテータ側に押圧する
ためのコイルスプリングの加圧力をテーパ面によりブラ
シホルダの一側面側にも働かせ、ブラシをブラシホルダ
の一内側面に押し付けることで、該ブラシのブラシホル
ダ内での振動を抑制することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ブ
ラシ装置では、ブラシの後端面がテーパ面とされるた
め、ブラシ長さ(ブラシ全体の長さ)に対してブラシ有
効長さ(コンミテータに摺接させ実際使用できる長さ)
が短くなってしまう。よって、ブラシ長さをテーパ面が
形成されていないものと同じとすると(装置の体格を同
じとすると)、ブラシ寿命が短くなるという問題があ
る。又、テーパ面を形成する箇所に無駄な材料費等が掛
かり、コストが高くなるという問題がある。
【0005】又、上記ブラシ装置では、コイルスプリン
グの加圧力の分力でブラシをブラシホルダの一内側面に
押し付けるため、ブラシが磨耗して短くなると、コイル
スプリングの加圧力と共に分力、即ちブラシをブラシホ
ルダの一内側面に押し付ける力(側圧荷重)も低下して
しまう。よって、ブラシが短くなっても側圧荷重を確保
するためには、予めコイルスプリングの初期(ブラシが
磨耗していないとき)の加圧力を大きく設定する必要が
ある。これにより、コイルスプリングが大型化し、装置
の体格を同じとすると更にブラシ有効長さを短くしてし
まう原因となり、更にブラシ寿命が短くなるという問題
がある。又、コイルスプリングのコストが高くなるとい
う問題がある。
【0006】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであって、その目的は、ブラシの振動を防止
しながら、ブラシの高寿命化、及び低コスト化を図るこ
とができるブラシ装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、先端がコンミテータに当接されるブラシと、前記ブ
ラシの側部を略覆い、該ブラシを保持するブラシホルダ
と、前記ブラシの後端側に配置され、圧縮力により該ブ
ラシをコンミテータ側に付勢するコイルスプリングとを
備えたブラシ装置において、前記ブラシを、前記コイル
スプリングの捩り力によりブラシホルダの内側面に押圧
した。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のブラシ装置において、前記ブラシの後端部には、前記
コイルスプリングの先端部と捩り方向に係合可能な係合
凸部が形成され、該係合凸部に該コイルスプリングの先
端部を係合させて捩り力を伝達した。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載のブラシ装置において、前記コイルスプリングの
後端部には、該コイルスプリングの外周より外側に突出
する突出部が形成され、該突出部を前記ブラシホルダに
係合させて該コイルスプリングの後端部の回転を抑止し
た。
【0010】(作用)請求項1に記載の発明によれば、
ブラシはコイルスプリングの捩り力によりブラシホルダ
の内側面に押圧されるため、ブラシが磨耗により短くな
った場合も含め、ブラシホルダ内での振動が抑制され
る。しかも、従来技術のようにブラシの後端面をテーパ
面としなくてよいため、従来技術に比べてブラシ長さ
(ブラシ全体の長さ)に対するブラシ有効長さ(コンミ
テータに摺接させ実際使用できる長さ)を長くすること
ができる。
【0011】請求項2に記載の発明によれば、ブラシの
後端部には、コイルスプリングの先端部と捩り方向に係
合可能な係合凸部が形成され、該係合凸部に該コイルス
プリングの先端部が係合されて捩り力が伝達される。よ
って、コイルスプリングの捩り力を簡単な構成で伝達す
ることができる。
【0012】請求項3に記載の発明によれば、コイルス
プリングの後端部には、該コイルスプリングの外周より
外側に突出する突出部が形成され、該突出部がブラシホ
ルダに係合されて該コイルスプリングの後端部の回転が
抑止される。よって、コイルスプリングの後端部の回転
を簡単な構成で抑止することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明をモータに具体化し
た一実施の形態を図1〜図5に従って説明する。
【0014】図2に示すように、モータのハウジング1
には、アーマチャ2及びコンミテータ3を装着した回転
軸4が軸受5を介して回転可能に支持されている。又、
ハウジング1のアーマチャ2と対向した位置には、複数
のマグネット6が固着されている。さらに、ハウジング
1のコンミテータ3と隣接した位置には、一対(図中、
1つのみ図示する)のブラシ装置7が配設されている。
【0015】ブラシ装置7は、図1に示すように、ブラ
シホルダ11と、コイルスプリング12と、ブラシ13
とを備えている。ブラシホルダ11は、ホルダプレート
14と、ホルダ本体15と、ホルダカバー16とを備え
ている。
【0016】ホルダプレート14は、絶縁性の樹脂材料
よりなり、その平面が回転軸4と直交するようにハウジ
ング1に固定されている。ホルダ本体15は、金属材料
よりなり図4及び図5に示すように、断面略コ字形状に
形成され、その開口部がホルダプレート14の平面上に
塞がれるように、ホルダプレート14に固定されてい
る。尚、本実施の形態のホルダ本体15は、図5に示す
ように、断面略コ字形状の開口端部に固定用突出部15
aが形成され、該突出部15aがホルダプレート14に
形成された固定用孔14aに嵌挿されて内側に折り曲げ
られることによりホルダプレート14に固定されてい
る。又、このときホルダ本体15は、コンミテータ3の
径方向に延びるように配設される。又、本実施の形態で
は、ホルダ本体15の3つの内側面と、該ホルダ本体1
5に覆われたホルダプレート14の上面が、ブラシホル
ダ11の内側面を構成している。
【0017】ホルダ本体15の一側壁(図1、図4及び
図5において右側の側壁)15bには、図4に示すよう
に、コンミテータ3の径方向に延びるスリット15cが
形成されている。
【0018】ホルダカバー16は、樹脂材料よりなり、
ホルダ本体15の後端開口部(反コンミテータ3側開口
部)を塞ぐように、ホルダ本体15に固定されている。
コイルスプリング12は、その外径がブラシホルダ11
の4つの内側面にて構成される四角形の一辺と略同じに
形成されている。
【0019】コイルスプリング12の先端部(コンミテ
ータ3側端部)には、図4に示すように、該コイルスプ
リング12の軸中心側に折り曲げられ、更にその先端部
が内側に折り曲げられてなる伝達部12aが形成されて
いる。この伝達部12aは、捩り力が加えられていない
状態で、図4の二点鎖線で示すように、中心より右側に
位置する。
【0020】コイルスプリング12の後端部(反コンミ
テータ3側端部)には、図5に示すように、該コイルス
プリング12の外周より外側に突出する突出部12bが
形成されている。突出部12bは、ブラシホルダ11の
内側面と線接触するように、コイルスプリング12の接
線方向に延びて形成されている。詳しくは、コイルスプ
リング12の後端部には、ホルダプレート14の上方か
らコイルスプリング12の軸中心を通ってホルダプレー
ト14上面まで延びる直線部12cが形成され、その先
端からホルダプレート14の上面と線接触するように、
直角方向(図5中、右方向)に延びる突出部12bが形
成されている。
【0021】即ち、コイルスプリング12は、図1及び
図5に示すように、突出部12bがブラシホルダ11の
内側面であるホルダプレート14の上面と線接触するよ
うに、且つ突出部12bがホルダカバー16と接触する
ようにブラシホルダ11内に収容されている。
【0022】ブラシ13は、ブラシホルダ11の4つの
内側面にて構成される四角形より若干小さい略四角柱に
形成されている。ブラシ13の先端部(コンミテータ3
側端部)には、コンミテータ3の外周に沿った弧状の当
接部13aが形成されている。ブラシ13の後端部(反
コンミテータ3側端部)には、コイルスプリング12の
伝達部12aと係合可能な係合凸部13bが形成されて
いる。本実施の形態の係合凸部13bは、コンミテータ
3の回転軸線方向を上下方向として左右対称に設けられ
ている。又、係合凸部13bの突出量は、前記コイルス
プリング12の線材の径と略同じに設定されている。
又、係合凸部13bの内側面13cは、上下方向に延び
る平面状に形成されている。又、係合凸部13bの外側
面13dは、コイルスプリング12の内周に略沿った弧
状に形成されている。又、ブラシ13の一側(図1及び
図4において右側)には、ピッグテール17が埋没結線
されている。
【0023】そして、ブラシ13は、図1及び図4に示
すように、ピッグテール17がスリット15cを介して
外部に突出するように、且つ、当接部13aがコンミテ
ータ3の外周面(整流子セグメント)と当接するよう
に、且つ係合凸部13b(図4中、右側の係合凸部13
b)の内側面13cがコイルスプリング12の伝達部1
2aと係合するようにブラシホルダ11内に略収容され
ている。
【0024】ここで、コイルスプリング12の伝達部1
2aは、捩り力が加えられていない状態で、図4の二点
鎖線で示すように、中心より右側に位置するため、図4
に実線で示すように、コイルスプリング12に捩り力が
加えられて(コイルスプリング12が捩られて)、該コ
イルスプリング12及びブラシ13が組み付けられてい
る。よって、ブラシ13の一側面(図1及び図4におい
て右側面)13eは、コイルスプリング12の捩り力に
より、ブラシホルダ11の一内側面であって、ホルダ本
体15の一内側面(図1、図4及び図5において右側の
内側面)15dに押圧される。尚、コイルスプリング1
2は、コンミテータ3の径方向にも圧縮力が加えられて
(圧縮されて)配設され、その圧縮力によりブラシ13
をコンミテータ3側に付勢する。
【0025】このように構成されたモータ(ブラシ装
置)では、ブラシ13の当接部13aがコンミテータ3
の回転中においても、同コンミテータ3の外周面(整流
子セグメント)と摺接する。よって、外部電源から図示
しない外部端子、ピッグテール17、ブラシ13、コン
ミテータ3を介してアーマチャ2に駆動電源が供給され
る。
【0026】次に、上記実施の形態の特徴的な効果を以
下に記載する。 (1)ブラシ13は、コイルスプリング12の捩り力に
よりブラシホルダ11の一内側面15dに押圧されるた
め、ブラシホルダ11内での振動が抑制される。よっ
て、本実施の形態のモータ(ブラシ装置7)では、ブラ
シ13の振動に基づく騒音(チャープ音)が抑制され
る。しかも、従来技術のようにブラシの後端面をテーパ
面としなくてよいため、従来技術に比べてブラシ長さ
(ブラシ全体の長さ)に対するブラシ有効長さ(コンミ
テータに摺接させ実際使用できる長さ)を長くすること
ができる。よって、装置の体格を同じとすると、従来技
術(ブラシの後端面がテーパ面のもの)に比べてブラシ
寿命が長くなる。又、従来技術(ブラシの後端面がテー
パ面のもの)のようにテーパ面を形成する箇所に無駄な
材料費が掛からないため、そのコストが安くなる。逆
に、ブラシ寿命(ブラシ有効長さ)を同じとすると、従
来技術(ブラシの後端面がテーパ面のもの)に比べて装
置の体格が小さくなる。
【0027】(2)ブラシ13は、コイルスプリング1
2の捩り力によりブラシホルダ11の一内側面15dに
押圧されるため、ブラシ13の長さに関わらず(磨耗し
て短くなっても)、側圧荷重が常に略一定となる。よっ
て、従来技術(コイルスプリングの加圧力(圧縮力)の
分力でブラシをブラシホルダの一内側面に押圧するも
の)のように、側圧荷重を確保するために、予めコイル
スプリングの初期(ブラシが磨耗していないとき)の加
圧力を大きく設定しておく必要がない。これにより、コ
イルスプリングを小型化することができ、装置の体格を
同じとすると、ブラシ有効長さを更に長くすることがで
き、ブラシ寿命が長くなる。
【0028】(3)ブラシ13の後端部に、コイルスプ
リング12の伝達部12aと係合可能な係合凸部13b
を形成し、該係合凸部13bの内側面13cにコイルス
プリング12の伝達部12aを係合させて捩り力を伝達
するようにしたため、捩り力を簡単な構成で伝達するこ
とができる。
【0029】(4)ブラシ13の係合凸部13bをコン
ミテータ3の回転軸線方向を上下方向として左右対称に
設けたため、同一のブラシ13で、本実施の形態とは逆
回転のコンミテータ3に使用が可能となる。よって、部
品の共通化を図ることができ、ひいてはその製造コスト
を低減することができる。
【0030】(5)ブラシ13の係合凸部13bの突出
量を前記コイルスプリング12の線材の径と略同じに設
定したため、ブラシ長さ(ブラシ全体の長さ)を僅かに
長くするのみでブラシ13にコイルスプリング12の捩
り力を伝達することができる。
【0031】(6)コイルスプリング12の後端部に、
該コイルスプリング12の外周より外側に突出する突出
部12bを形成し、該突出部12bをブラシホルダ11
に係合させて該コイルスプリング12の後端部の回転を
抑止するようにしたため、コイルスプリング12の後端
部の回転を簡単な構成で抑止することができる。
【0032】(7)コイルスプリング12の突出部12
bを、ブラシホルダ11の内側面と線接触するように、
コイルスプリング12の接線方向に延ばして形成したた
め、ブラシホルダ11に特別な係合部を必要とせず、簡
単な構成で、コイルスプリング12の後端部の回転を抑
止することができる。
【0033】上記実施の形態は、以下のように変更して
実施してもよい。 ・上記実施の形態では、ブラシ13の後端部に係合凸部
13bを形成し、該係合凸部13bにコイルスプリング
12の伝達部12aを係合させて捩り力を伝達するよう
にしたが、ブラシにコイルスプリングの捩り力を伝達で
きれば他の構成に変更してもよく、例えば、ブラシの後
端部とコイルスプリングの先端部を接着して捩り力を伝
達するようにしてもよい。このようにしても、上記実施
の形態の効果(1)、(2)、(6)、(7)と同様の
効果を得ることができる。
【0034】・上記実施の形態では、係合凸部13bを
コンミテータ3の回転軸線方向を上下方向として左右対
称に設けたが、左右対称に設けなくてもよく、例えば、
図4中の右側の係合凸部13bのみを設けた構成として
もよい。このようにしても、上記実施の形態の効果
(1)〜(3)、(5)〜(7)と同様の効果を得るこ
とができる。
【0035】・上記実施の形態では、係合凸部13bの
突出量をコイルスプリング12の線材の径と略同じに設
定したが、コイルスプリング12の伝達部12aが係合
可能であれば、係合凸部13bの突出量を適宜変更して
もよい。このようにしても、上記実施の形態の効果
(1)〜(4)、(6)、(7)と同様の効果を得るこ
とができる。
【0036】・上記実施の形態では、コイルスプリング
12の後端部に突出部12bを形成し、該突出部12b
をブラシホルダ11に係合させて該コイルスプリング1
2の後端部の回転を抑止するようにしたが、コイルスプ
リングの後端部の回転を抑止できれば他の構成に変更し
てもよく、例えば、コイルスプリングの後端部とブラシ
ホルダ11を接着して回転を抑止するようにしてもよ
い。このようにしても、上記実施の形態の効果(1)〜
(5)と同様の効果を得ることができる。
【0037】・上記実施の形態では、コイルスプリング
12の突出部12bをブラシホルダ11の内側面と線接
触するように、コイルスプリング12の接線方向に延ば
して形成したが、突出部を接線方向に延設しなくてもよ
く、例えば、突出部をコイルスプリングの径方向に延設
するとともに、ブラシホルダ11に係合部を形成し、該
突出部と該係合部を係合させてコイルスプリングの後端
部の回転を抑止するようにしてもよい。このようにして
も、上記実施の形態の効果(1)〜(6)と同様の効果
を得ることができる。
【0038】・上記実施の形態では、ブラシホルダ11
を、ホルダプレート14と、ホルダ本体15と、ホルダ
カバー16とにより構成したが、ブラシ13の側部を略
覆い、該ブラシ13を保持するものであれば他の構成に
変更してもよく、例えば、樹脂材料にて一体成形された
ブラシホルダに変更してもよい。このようにしても、上
記実施の形態の効果と同様の効果を得ることができる。
【0039】上記実施の形態から把握できる請求項以外
の技術思想について、以下にその効果とともに記載す
る。 (イ)請求項2に記載のブラシ装置において、前記係合
凸部は、前記コンミテータの回転軸線方向を上下方向と
して左右対称に設けられ、いずれか一方の前記係合凸部
に前記コイルスプリングの先端部を係合させて捩り力を
伝達したことを特徴とするブラシ装置。このようにする
と、同一のブラシで、正回転及び逆回転の両方のコンミ
テータに使用が可能となる。
【0040】(ロ)請求項2又は上記(イ)に記載のブ
ラシ装置において、前記係合凸部(13b)の突出量
は、前記コイルスプリング(12)の線材の径と略同じ
としたことを特徴とするブラシ装置。このようにする
と、ブラシ長さ(ブラシ全体の長さ)が僅かに長くなる
のみでブラシにコイルスプリングの捩り力を伝達するこ
とができる。
【0041】(ハ)請求項3に記載のブラシ装置におい
て、前記ブラシホルダ(11)の内側面は四角形に形成
され、前記突出部(12b)は、前記ブラシホルダ(1
1)の少なくとも一つの内側面と線接触するように、前
記コイルスプリング(12)の接線方向に延びたことを
特徴とするブラシ装置。このようにすると、ブラシホル
ダに特別な係合部を必要とせず、簡単な構成で、コイル
スプリングの後端部の回転を抑止することができる。
【0042】(ニ)請求項1乃至3、及び上記(イ)〜
(ハ)のいずれかに記載のブラシ装置(7)を備えた直
流モータ。このようにすると、モータの騒音を防止しな
がら、高寿命化、及び低コスト化を図ることができる。
【0043】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
ブラシの振動を防止しながら、ブラシの高寿命化、及び
低コスト化を図ることができるブラシ装置を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態のブラシ装置を示す一部断面図。
【図2】本実施の形態のモータを示す一部断面図。
【図3】(a)本実施の形態のブラシの平面図。(b)
同じく、ブラシの背面図。
【図4】図1のA−A断面図。
【図5】本実施の形態のブラシ装置を説明するための説
明図。
【符号の説明】
3…コンミテータ、11…ブラシホルダ、12…コイル
スプリング、13…ブラシ、12b…突出部、13b…
係合凸部、15d…内側面。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端がコンミテータ(3)に当接される
    ブラシ(13)と、 前記ブラシ(13)の側部を略覆い、該ブラシ(13)
    を保持するブラシホルダ(11)と、 前記ブラシ(13)の後端側に配置され、圧縮力により
    該ブラシ(13)をコンミテータ(3)側に付勢するコ
    イルスプリング(12)とを備えたブラシ装置におい
    て、 前記ブラシ(13)を、前記コイルスプリング(12)
    の捩り力によりブラシホルダ(11)の内側面(15
    d)に押圧したことを特徴とするブラシ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のブラシ装置において、 前記ブラシ(13)の後端部には、前記コイルスプリン
    グ(12)の先端部と捩り方向に係合可能な係合凸部
    (13b)が形成され、該係合凸部(13b)に該コイ
    ルスプリング(12)の先端部を係合させて捩り力を伝
    達したことを特徴とするブラシ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のブラシ装置にお
    いて、 前記コイルスプリング(12)の後端部には、該コイル
    スプリング(12)の外周より外側に突出する突出部
    (12b)が形成され、該突出部(12b)を前記ブラ
    シホルダ(11)に係合させて該コイルスプリング(1
    2)の後端部の回転を抑止したことを特徴とするブラシ
    装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011054723A1 (de) * 2009-11-05 2011-05-12 Robert Bosch Gmbh Bürstenanordnung für einen kommutator einer elektrischen maschine

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WO2011054723A1 (de) * 2009-11-05 2011-05-12 Robert Bosch Gmbh Bürstenanordnung für einen kommutator einer elektrischen maschine

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