JP2002153019A - モータ及び電動パワーステアリング装置 - Google Patents

モータ及び電動パワーステアリング装置

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JP2002153019A
JP2002153019A JP2000339680A JP2000339680A JP2002153019A JP 2002153019 A JP2002153019 A JP 2002153019A JP 2000339680 A JP2000339680 A JP 2000339680A JP 2000339680 A JP2000339680 A JP 2000339680A JP 2002153019 A JP2002153019 A JP 2002153019A
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brush
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commutator
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contact surface
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Takeshi Matsubara
健 松原
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Koyo Seiko Co Ltd
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Koyo Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 整流子に接触するブラシの揺動を、ブラシを
整流子に全面接触させることなく低減できるモータ、及
び該モータを備える電動パワーステアリング装置を提供
することを目的とする。 【解決手段】 整流子24と相対する端面に、整流子2
4に接触する接触面部4a,4aを備え、該接触面部4
a,4aの間に非接触面部4bを有するブラシ4を整流
子24に多面接触させることにより、ブラシ4と整流子
24との接触を安定させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブラシの揺動を低
減する機能を備えるモータ、及び該モータを備える電動
パワーステアリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電動パワーステアリング装置は操
舵軸を有し、該操舵軸は入力軸と出力軸とがトーション
バーを介して連結されて構成されている。操舵軸の入力
軸側に操舵輪が連結され、出力軸側に舵取機構が連結さ
れている。
【0003】電動パワーステアリング装置は、操舵輪を
一方向に回転することによって入力軸に加えられる操舵
トルクを操舵軸に取り付けられているトルクセンサが検
出し、該トルクセンサの検出結果に基づいてモータ制御
回路が操舵補助用のモータを制御し、該モータが操舵ト
ルクの作用方向に該操舵トルクの大きさに応じた回転力
を発し、該回転力が伝達機構を介して増力して出力軸に
伝達され、該出力軸から舵取機構へ操舵輪の回転方向と
同方向に、増力された回転力が伝達されるように構成さ
れている。
【0004】図10は、従来のモータの軸方向の断面図
であり、図11は該モータに用いられているブラシ部分
の拡大断面図、図12は該ブラシ部分の斜視図である。
【0005】図中20はモータハウジングである。該モ
ータハウジング20は有底筒型をなし、開口側を略円盤
形の蓋部21によって閉塞されている。
【0006】モータハウジング20内には円筒形の固定
子22が嵌合固定されており、該固定子22内に円筒形
の回転子23が回転可能に配されている。
【0007】回転子23は回転子軸23aを備え、該回
転子軸23aの軸周りに電機子巻線23bを備える。回
転子軸23aの一端部は蓋部21の中心部を貫通して伝
達機構に連結されている。
【0008】整流子24は円筒形であり、回転子軸23
aに同軸的に外嵌され、電機子巻線23bに接続されて
いる複数の整流子片24a,24a,…を絶縁体を介在
して互いに絶縁して備えている。
【0009】ブラシホルダ41は一面が開口部となって
いる箱型をなし、蓋部21のモータ内部側に固定されて
おり、開口部側の内部にカーボンを用いてなるブラシ4
0を収容し、奥側の内部にコイルばね42を収容してい
る。ブラシ40は、コイルばね42の弾性により、整流
子24へ向けて付勢されている。
【0010】ブラシ40は、該ブラシ40の軸方向の一
端部を斜めに切り落としてなるテーパ面を端面に備えて
おり、該テーパ面は非接触面部40bである。該非接触
面部40bを除く端面は整流子24の周面部に接触する
接触面部40aであり、該接触面部40aが整流子24
の軸方向中間の周面部に接触し、非接触面部40bが整
流子24の軸方向に向くよう、ブラシ40はブラシホル
ダ41の開口部から突出して整流子24の周面部に圧接
され、これにより、整流子片24a,24a,…がブラ
シ40に摺動する。また、接触面部40aは、整流子2
4の周面部に沿うような曲凹面である。
【0011】また、ブラシ40は、該ブラシ40の側面
部に接続されている導線43を介して図示しないモータ
制御回路に接続され、該モータ制御回路が図示しない電
源に接続されている。ブラシ40は、回転する整流子2
4の周面部に圧接されると、接触面部40aが磨耗して
該ブラシ40の全長が短くなるが、コイルばね42の弾
性により、ブラシ40は整流子24の周面部に付勢され
るため、新たな接触面部40aが整流子24の周面部に
圧接され、整流子24とブラシ40との接触が保たれ
る。
【0012】また、接触面部40aの磨耗により、前記
周面部には磨耗したブラシ40のカーボンの粉が付着
し、該カーボンの粉が抵抗体となって接触不良を起こす
が、磨耗するに従って接触面部40aは面積を増すた
め、カーボンの粉が付着していない新たな周面部と接触
し、整流子24とブラシ40との接触が保たれる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ブラシ40
は接触面部40aの一面のみで整流子24の周面部に接
触しており、該接触面部40aはブラシ40の磨耗が進
行するまでは非常に面積が小さいため、接触面部40a
を整流子24の周面部に接触させる場合、接触面部40
aを支点としてブラシ40に回転モーメントが生じ、こ
のとき、ブラシホルダ41と該ブラシホルダ41の内法
寸法より僅かに小さく形成されているブラシ40との間
に空隙が存在するため、ブラシ40の姿勢が不安定にな
り、ブラシ40が接触面部40aを支点として整流子2
4の軸方向へ揺動するという問題があった。
【0014】また、整流子24が回転するとき、ブラシ
40が接触面部40aと整流子24の周面部との摩擦力
によって回転方向に引きずられるが、ブラシホルダ41
に当接したときの跳ね返り、コイルばね42の弾力、整
流子24の逆回転等によって引き戻され、整流子24の
周方向へ揺動するという問題もあった。
【0015】揺動するブラシ40がブラシホルダ41に
当接して揺動音が発生した場合、発生した揺動音がモー
タハウジング20、パワーステアリングハウジング等に
伝播し、反響して大きな音となる問題もあった。
【0016】更に、ブラシ40の揺動によってブラシ4
0と整流子24との接触が不安定になった場合、通電電
流が変化してモータの発生トルクが変化し、変化する発
生トルクによってモータの回転が制御されるため、不要
な振動(制御振動)が発生するという問題もあった。こ
のとき、該制御振動によって制御音が発生し、発生した
制御音がモータハウジング20、パワーステアリングハ
ウジング等に伝播し、反響して大きな音となる問題もあ
った。
【0017】整流子との接触が安定するブラシとして、
一端部に接触面部のみを備えるブラシが考えられる。こ
の場合、非接触面部がないため端面部が整流子の周面部
に全面接触し、ブラシの姿勢は安定する。
【0018】しかし、該ブラシを用いた場合、端面部の
面積が従来のブラシ40の接触面部40aより大きいた
め、端面部と整流子の周面部との間に生じる摩擦力も従
来のブラシ40より大きくなる。また、前述のブラシは
磨耗した場合、磨耗したブラシのカーボンの粉が整流子
の表面に付着して抵抗体となって接触不良を起こしたと
き、ブラシと整流子とが電気的に絶縁されてモータの性
能が劣化するため実用的ではない。
【0019】本発明は斯かる問題を解決するためになさ
れたものであり、複数の接触面部を備え、2つの接触面
部の間に非接触面部を有するブラシを用いることによ
り、ブラシと整流子との接触を安定させて揺動音及び制
御音を小さくすることができるモータ、及び該モータを
備える電動パワーステアリング装置を提供することを目
的とする。
【0020】また、本発明の他の目的は、接触面部の面
積が全面接触させた場合より小さいブラシを用いること
により、整流子の周面部との間に生じる摩擦力を小さく
でき、また、摩擦力によるブラシの揺動を低減できるモ
ータ、及び該モータを備える電動パワーステアリング装
置を提供することにある。
【0021】また、本発明の他の目的は、非接触面部が
V溝であるブラシを用いることにより、磨耗するに従っ
て接触面部が面積を増すため、磨耗したブラシの粉が整
流子の周面部に付着して抵抗体となった場合であっても
該抵抗体が付着していない周面部と接触することがで
き、ブラシと整流子とが電気的に絶縁されて性能が劣化
することを防止できるモータ、及び該モータを備える電
動パワーステアリング装置を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】第1発明
に係るモータは、一面に、整流子に接触する接触面部
と、前記整流子に接触しない非接触面部とを有するブラ
シを備えるモータにおいて、前記一面に複数の接触面部
を有し、2つの接触面部の間に非接触面部を有するブラ
シを備えることを特徴とする。
【0023】第2発明に係るモータは、前記非接触面部
はV溝であるブラシを備えることを特徴とする。
【0024】第3発明に係る電動パワーステアリング装
置は、請求項1又は2に記載のモータと、該モータの回
転を操舵軸へ伝達する伝達機構とを備えることを特徴と
する。
【0025】第1発明及び第3発明にあっては、ブラシ
に複数の接触面部を設け、非接触面部を2つの接触面部
の間に設けることにより、接触面部を整流子に接触させ
たとき、接触面部を支点としてブラシに回転モーメント
が生じることを防いで整流子とブラシとの接触を安定さ
せ、ブラシの揺動を低減することができるため、該揺動
によって揺動音及び制御振動が発生すること、並びに該
制御振動によって制御音が発生することを低減できる。
【0026】また、ブラシに非接触面部を設けることに
より、接触面部の面積が全面接触させた場合より小さく
なるため、整流子の周面部との間に生じる摩擦力を小さ
くでき、摩擦力によるブラシの揺動を低減できる。ま
た、揺動によって発生する異音を低減できるため、該異
音が前記パワーステアリング装置全体に伝播し、反響し
て大きな異音となることを低減できる。
【0027】第2発明及び第3発明にあっては、非接触
面部がV溝であるブラシを用いることにより、磨耗する
に従って接触面部が面積を増すため、ブラシの粉が整流
子の周面部に付着して抵抗体となった場合であっても該
抵抗体が付着していない周面部と前記接触面部とが接触
することができ、ブラシと整流子とが電気的に絶縁され
てモータの性能が劣化することを防止できる。
【0028】また、ブラシと整流子とが電気的に絶縁さ
れることを防止したモータを備えることにより、パワー
ステアリング装置の性能が劣化することを防止できる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその実施の形態を
示す図面に基づいて詳述する。 実施の形態 1.図1は、本発明の実施の形態1に係る
モータの軸方向の断面図であり、図2は該モータに用い
られているブラシ部分の拡大断面図、図3は該ブラシ部
分の斜視図である。
【0030】図中20はモータハウジングである。該モ
ータハウジング20は有底筒型をなし、開口側を略円盤
形の蓋部21によって閉塞されている。該蓋部21を介
してモータハウジング20はパワーステアリングハウジ
ング10(図4参照)に連結され、回転子軸23aの一
端部(出力側端部)は蓋部21の中心部を貫通してウォ
ーム31に連結されている。
【0031】モータハウジング20内には円筒形の固定
子22が嵌合固定されており、該固定子22内に円筒形
の回転子23が回転可能に配されている。回転子23は
回転子軸23aを備え、該回転子軸23aの軸周りに電
機子巻線23bを備える。整流子24は円筒形であり、
回転子軸23aに同軸的に外嵌され該回転子軸23aと
一体に回転し、複数の整流子片24a,24a,…を絶
縁体を介在して互いに絶縁して備えている。該整流子片
24a,24a,…は電機子巻線23bに接続されてい
る。
【0032】ブラシホルダ41は一面が開口部となって
いる箱型をなし、蓋部21のモータ2内部側に固定され
ており、開口部側の内部にカーボンを用いてなるブラシ
4を収容し、奥側の内部にコイルばね42を収容してい
る。ブラシ4は、コイルばね42の弾性により、整流子
24へ向けて付勢されている。
【0033】ブラシ4は、端面の中央部に非接触面部4
bを備えており、該非接触面部4bはV溝である。非接
触面部4bを除く前記端面は整流子24の周面部に接触
する接触面部4a,4aであり、非接触面部4bが整流
子24の周方向に位置し、接触面部4a,4aが整流子
24の周面部に接触するよう、ブラシ4はブラシホルダ
41の開口部から突出して整流子24の周面部に圧接さ
れ、これにより、整流子片24a,24a,…がブラシ
4に摺動する。
【0034】また、接触面部4a,4aは、整流子24
の周面部に沿うような曲凹面である。また、前記ブラシ
4は、該ブラシ4の側面部に接続されている導線43を
介して図示しないモータ制御回路に接続され、該モータ
制御回路が図示しない電源に接続されている。
【0035】ブラシ4は、回転する前記整流子24の周
面部に圧接されると、接触面部4a,4aが磨耗してブ
ラシ4の全長が短くなるが、コイルばね42の弾性によ
り、ブラシ4は整流子24の周面部に付勢されるため、
新たな接触面部4a,4aが整流子24の周面部に圧接
され、整流子24とブラシ4との接触が保たれる。
【0036】図4は、本発明の実施の形態1に係る電動
パワーステアリング装置の縦断面図であり、図5は、該
電動パワーステアリング装置に用いられている伝達機構
及びモータ部分の構成を示す、操舵軸に垂直な断面図で
ある。
【0037】図中1は操舵軸であり、該操舵軸1は、入
力軸12と出力軸14とがトーションバー13を介して
連結されて構成される。操舵軸1の入力軸12側に操舵
輪11が連結され、出力軸14側に図示しない舵取機構
が連結されている。また、操舵軸1にはトルクセンサ1
5が取り付けられており、該トルクセンサ15の検出結
果に基づいて図示しないモータ制御回路が操舵補助用の
モータ2の回転力を制御する。
【0038】モータ2は、操舵軸1、トルクセンサ1
5、及びウォーム31とウォームホイール32とを備え
る伝達機構3を収容するパワーステアリングハウジング
10に取り付けられ、モータ2の出力軸である回転子軸
23aの一端の端部は、出力軸14の軸心と直交するよ
うに配置されるウォーム31の一端の軸部に連結されて
いる。ウォーム31の歯部の中央に、出力軸14の中間
に嵌合固定されているウォームホイール32の歯部が噛
合している。
【0039】以上詳述した電動パワーステアリング装置
は、操舵輪11が一方向に回転することによって該操舵
輪11に操舵トルクが加えられたとき、トルクセンサ1
5が入力軸12及び出力軸14の回転方向への相対変位
量により操舵トルクを検出し、トルクセンサ15の検出
結果に基づいてモータ2が操舵トルクの作用方向に該操
舵トルクの大きさに応じた回転力を発し、モータ2の回
転力がウォーム31へ伝達されてウォーム31が回転
し、ウォーム31の回転に伴ってウォームホイール32
が回転することにより、回転力が増力して出力軸14に
伝達され、出力軸14から舵取機構へ操舵輪11の回転
方向と同方向に、増力された回転力が伝達されるように
構成されている。
【0040】このとき、2つの接触面部4a,4aがブ
ラシ4の端面の整流子24の軸方向の端部に夫々備えら
れており、接触面部4a,4aが整流子24の周面部に
接触することにより、ブラシ4に回転モーメントが生じ
ることが防止されるため、整流子24とブラシ4との接
触が安定し、ブラシ4の揺動を低減することができる。
【0041】また、非接触面部4bを設け、整流子24
との接触面積(接触面部4a,4aの総面積)が全面接
触させた場合より小さいブラシ4を用いることにより、
整流子24の周面部との間に生じる摩擦力を小さくでき
るため、摩擦力によるブラシ4の揺動を低減することが
できる。
【0042】このようにブラシ4の揺動が低減されるこ
とにより、該揺動によって揺動音が発生すること、及び
整流子24とブラシ4との接触が不安定となり制御振動
が発生すること、並びに該制御振動によって制御音が発
生することを低減できる。
【0043】また、ブラシ4は、非接触面部4bがV溝
であることにより、磨耗するに従って接触面部4a,4
aが面積を増すため、磨耗した該ブラシ4の粉が整流子
24の周面部に付着して抵抗体となった場合であっても
該抵抗体が付着していない周面部と接触することがで
き、ブラシ4と整流子24とが電気的に絶縁されてモー
タ2の性能が劣化することを防止できる。
【0044】図6は、本発明の実施の形態1に係るモー
タ及び従来のモータの電流の変動を示すグラフである。
図中(a)は本発明の実施の形態1に係るモータの電流
の変動、(b)は従来のモータの電流の変動を示し、横
軸は時間(ms)、縦軸は電流の変動量(A/di
v.)である。
【0045】図6の結果から、本発明の実施の形態1に
係るモータの電流の変動は従来のモータの電流の変動に
比べて大きく低減されていることが判る。また、電流の
変動量の減少に伴い制御音も小さくなるため、本発明の
実施の形態1に係るモータが発生させる制御音は従来の
モータが発生させる制御音に比べて小さくなることも判
る。
【0046】なお、上述の実施の形態では非接触面部が
V溝であるブラシを用いたが、非接触面部の斜面が例え
ば凹状の曲面であるV字状の溝であるブラシを用いても
良い。
【0047】実施の形態 2.図7は、本発明の実施の
形態2に係るモータ2の軸方向の断面図であり、図8は
該モータ2に用いられているブラシ部分の拡大断面図、
図9は該ブラシ部分の斜視図である。
【0048】ブラシ5は、端面に3つの非接触面部5
b,5b,5bを並列に備えており、各非接触面部5b
はV溝である。該非接触面部5b,5b,5bを除く前
記端面は整流子24の周面部に接触する4つの接触面部
5a,5a,…であって、該接触面部5a,5a,…の
間に非接触面部5b,5b,5bは存在する。
【0049】ブラシ5を用いた場合、4つの接触面部5
a,5a,…が整流子24の周面部に接触することによ
り、該接触面部5a,5a,…を支点としてブラシ5に
回転モーメントが生じることが防止されるため、該整流
子24とブラシ5との接触がブラシ4を用いた場合より
も更に安定し、ブラシ5の揺動をブラシ4を用いた場合
よりも更に低減することができる。
【0050】以上説明した実施の形態1又は2の電動パ
ワーステアリング装置の伝達機構に用いる歯車は、ウォ
ーム及びウォームホイールのみならず、ハイポイドピニ
オン及びハイポイドホイールであっても良い。また、本
発明のモータは、電動パワーステアリング装置以外の電
動式装置に備えても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るモータの軸方向の
断面図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係るモータに用いられ
ているブラシ部分の拡大断面図である。
【図3】本発明の実施の形態1に係るモータに用いられ
ているブラシ部分の斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態1に係る電動パワーステア
リング装置の縦断面図である。
【図5】本発明の実施の形態1に係る電動パワーステア
リング装置に用いられている伝達機構及びモータ部分の
構成を示す、操舵軸に垂直な断面図である。
【図6】本発明の実施の形態1に係るモータ及び従来の
モータの電流の変動を示すグラフである。
【図7】本発明の実施の形態2に係るモータの軸方向の
断面図である。
【図8】本発明の実施の形態2に係るモータに用いられ
ているブラシ部分の拡大断面図である。
【図9】本発明の実施の形態2に係るモータに用いられ
ているブラシ部分の斜視図である。
【図10】従来のモータの軸方向の断面図である。
【図11】従来のモータに用いられているブラシ部分の
拡大断面図である。
【図12】従来のモータに用いられているブラシ部分の
斜視図である。
【符号の説明】
1 操舵軸 2 モータ 23 回転子 23a 回転子軸 24 整流子 24a 整流子片 3 伝達機構 4 ブラシ 4a 接触面部 4b 非接触面部 41 ブラシホルダ 42 コイルばね 5 ブラシ 5a 接触面部 5b 非接触面部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一面に、整流子に接触する接触面部と、
    前記整流子に接触しない非接触面部とを有するブラシを
    備えるモータにおいて、 前記一面に複数の接触面部を有し、2つの接触面部の間
    に非接触面部を有するブラシを備えることを特徴とする
    モータ。
  2. 【請求項2】 前記非接触面部はV溝であるブラシを備
    えることを特徴とする請求項1に記載のモータ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のモータと、該モ
    ータの回転を操舵軸へ伝達する伝達機構とを備えること
    を特徴とする電動パワーステアリング装置。
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