JP2002165342A - フラットケーブルの保護具 - Google Patents

フラットケーブルの保護具

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JP2002165342A
JP2002165342A JP2000356592A JP2000356592A JP2002165342A JP 2002165342 A JP2002165342 A JP 2002165342A JP 2000356592 A JP2000356592 A JP 2000356592A JP 2000356592 A JP2000356592 A JP 2000356592A JP 2002165342 A JP2002165342 A JP 2002165342A
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Ryuichi Hashimoto
隆一 橋本
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造コストを低減することができ、かつフラ
ットケーブルの車両などへの配索作業を容易に行う。 【解決手段】 フラットケーブル17の長手方向の複数
箇所をそれぞれ支持し、隣接同士を相互に重ね合わせて
前記フラットケーブル17を折り曲げ可能とする複数の
支持部材19、21と、これらの支持部材19、21の
隣接間に配置され、前記フラットケーブル17を折り曲
げるときに、前記フラットケーブル17の内側47に当
接して折り曲げを案内すると共に前記フラットケーブル
17の折り曲げ部分を保護する案内保護部23と、前記
フラットケーブル17の折り曲げ角度に応じて前記隣接
した支持部材19、21が重ね合わされた状態で、これ
らの支持部材19、21を相互に係止可能とする係止手
段25とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フラットケーブル
を車両などに配索するときにフラットケーブルの折り曲
げを容易に行うと共に、フラットケーブルの折り曲げ部
分を保護するフラットケーブルの保護具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のフラットケーブルの保護具には、
特開平7−31043号公報に示すものがあり、図6に
示すように、第1の保護板1と、この第1の保護板1に
連結された第2の保護板3と、第1の保護板1に連結さ
れた第3の保護板5とからなる。
【0003】第1の保護板1は、直角二等辺三角形に形
成され、一辺に第1のヒンジ7を介して第2の保護板3
が連結されている。第2の保護板3は、第1の保護板1
と略同一形状に形成されて第1のヒンジ7により第1の
保護板1に重ね合わせ可能になっている。
【0004】また、第1の保護板1には、第2の保護板
3が連結されている辺の隣接辺に第2のヒンジ9を介し
て第3の保護板5が連結されている。第3の保護板5
は、第1の保護板1と略同一形状に形成され、第1の保
護板1に第2の保護板3が重ね合わされた状態で、第2
のヒンジ9によりに第2の保護板3上に重ね合わせ可能
になっている。
【0005】このように形成された保護具11を用いて
図示しないフラットケーブルを折り曲げるときには、ま
ずフラットケーブルを第1の保護板1および第3の保護
板5上に第1のヒンジ7に沿って載置する。この状態で
第2の保護板3を第1の保護板1上に重ね合わせてフラ
ットケーブルを保護具11に係止する。
【0006】次に、第3の保護板5を第1の保護板1に
重ね合わされた第2の保護板3に重ね合わせる。このと
き、フラットケーブルは、第3の保護板5が第2の保護
板3上に重ね合わされる動作に応じて折り曲げられる。
また、折り曲げられているフラットケーブルは、内側が
第2の保護板3の端面13に当接してフラットケーブル
が端面13の曲率に沿って折り曲げられる。そして、折
り曲げられたフラットケーブルは、折り曲げ部分の外側
に第2のヒンジ9が配置されて、折り曲げ部分が保護さ
れている。
【0007】この場合、保護具11は、フラットケーブ
ルに対する第3の保護板5の第2の保護板3への重ね合
わせ方向によりフラットケーブルの折り曲げ角度が設定
されている。このため、フラットケーブルの折り曲げ角
度を変更するときには、第1の保護板1が直角三角形の
状態で第1のヒンジ7と第2のヒンジ9との間の角θを
変更され、フラットケーブルに対する第3の保護板5の
第2の保護板3への重ね合わせ方向が変更される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の保護具11では、フラットケーブルの折り曲げ角度
を変更する場合、第1〜第3の保護板1、3、5の角度
θを変更して新規なものが形成される。このため、車両
などにフラットケーブルを配索するときには、配索スペ
ースに応じて折り曲げ角度を調節できるように予め角度
θの異なる複数種類の保護具11を用意しておくので、
保護具11の製造コストが高くなっていた。
【0009】また、車両などにフラットケーブルを配策
するときには、車両などの配索スペースに応じたフラッ
トケーブルの折り曲げを行える保護具11を複数種類の
保護具11から適宜選択して用いられている。このた
め、保護具11では、フラットケーブルの車両などへの
配索作業に手間がかかっていた。
【0010】そこで、本発明は、製造コストを低減する
ことができ、かつフラットケーブルの車両などへの配索
作業を容易に行えるフラットケーブルの保護具の提供を
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、フラットケーブルの長手方向の
複数箇所をそれぞれ支持し、隣接同士を相互に重ね合わ
せて前記フラットケーブルを折り曲げ可能とする複数の
支持部材と、これらの支持部材の隣接間に配置され、前
記フラットケーブルを折り曲げるときに、前記フラット
ケーブルの内側に沿って折り曲げを案内すると共に前記
フラットケーブルの折り曲げ部分を保護する案内保護部
と、前記フラットケーブルの折り曲げ角度に応じて前記
隣接した支持部材が重ね合わされた状態で、これらの支
持部材を相互に係止可能とする係止手段とを備えたこと
を特徴とする。
【0012】このように構成された請求項1記載の発明
では、フラットケーブルの長手方向の複数箇所を複数の
支持部材によりそれぞれ支持する。この状態で、フラッ
トケーブルの折り曲げ角度に応じて隣接した支持部材を
相互に重ね合わせる。このため、フラットケーブルが隣
接した支持部材間で所定の角度を有して折り曲げられ
る。このとき、フラットケーブルの折り曲げ部分の内側
に沿って案内保護部が接し、フラットケーブルの折り曲
げを案内する。
【0013】そして、フラットケーブルの折り曲げ角度
に応じて重ね合わせられた支持部材を係止手段により相
互に係止する。このため、隣接した支持部材の重ね合わ
せ状態を変更することでフラットケーブルの折り曲げ角
度を適宜調節することができる。
【0014】請求項2記載の発明は、請求項1記載のフ
ラットケーブルの保護具であって、前記係止手段が、相
互に重ね合わされる前記隣接した支持部材の一方に形成
された複数の係止突起と、他方の支持部材に形成され、
前記隣接した支持部材が相互に重ね合わされたときに前
記一方の支持部材に形成された複数の係止突起に選択的
に係合して前記フラットケーブルの折り曲げ角度に応じ
て前記隣接した支持部材を相互に係止可能とする複数の
係止溝とからなることを特徴とする。
【0015】このように構成された請求項2記載の発明
は、隣接した支持部材を相互に重ね合わせるときに、一
方の支持部材の複数の係止突起と他方の支持部材の複数
の係止溝とを選択的に係合させることで、フラットケー
ブルの折り曲げ角度に応じて隣接した支持部材を相互に
係止する。
【0016】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載のフラットケーブルの保護具であって、前記案内保
護部が、前記複数の支持部材の隣接間を相互に連結する
と共に前記フラットケーブルの長手方向に沿って配置さ
れ、前記フラットケーブルを折り曲げるときに、前記フ
ラットケーブルと共に折り曲げられて前記フラットケー
ブルの折り曲げ部分の内側に沿って接する可撓性を有し
た帯状体で形成されたことを特徴とする。
【0017】このように構成された請求項3記載の発明
は、フラットケーブルを折り曲げるときに、フラットケ
ーブルと共に折り曲げられる案内保護部がフラットケー
ブルの内側に沿って接するため、フラットケーブルの折
り曲げが案内保護部により案内されて保護される。
【0018】請求項4記載の発明は、請求項3記載のフ
ラットケーブルの保護具であって、前記案内保護部の幅
方向の寸法が前記フラットケーブルの幅方向の寸法と少
なくとも同一寸法となっていることを特徴とする。
【0019】このように構成された請求項4記載の発明
は、フラットケーブルを折り曲げるときに案内保護部が
フラットケーブルの折り曲げ部分の内側全域にわたって
接するため、フラットケーブルの折り曲げを確実に案内
して保護する。
【0020】請求項5記載の発明は、請求項1〜4のい
ずれかに記載のフラットケーブルの保護具であって、前
記支持部材が、前記フラットケーブルを間に挟んで重ね
合わされて前記フラットケーブルの両側をそれぞれ支持
する一対の支持壁部と、これらの支持壁部を相互に連結
する可撓性を有した可撓連結部と、前記一対の支持壁部
による前記フラットケーブルの支持状態を保持する保持
手段とからなることを特徴とする。
【0021】このように構成された請求項5記載の発明
は、フラットケーブルに複数の支持部材をそれぞれ支持
させるときに、一対の支持壁部によりフラットケーブル
の両側をそれぞれ支持し、この一対の支持壁部によるフ
ラットケーブルの支持状態を保持手段により保持するこ
とができる。
【0022】請求項6記載の発明は、請求項5記載のフ
ラットケーブルの保護具であって、前記保持手段が、前
記一対の支持壁部の一方に設けられた係合段部と、他方
の支持壁部に設けられ、前記一対の支持壁部が前記フラ
ットケーブルを間に挟んで重ね合わされた状態で前記係
合段部に係合する係合突起とからなることを特徴とす
る。
【0023】このように構成された請求項6記載の発明
は、フラットケーブルの両側を一対の支持壁部により支
持した状態で、一方の支持壁部に設けられた係合段部に
他方の支持壁部に設けられた係合突起が進入して係合
し、一対の支持部材によるフラットケーブルの両側の支
持状態を保持する。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るフラットケー
ブルの保護具の実施形態について説明する。図1は、本
発明にかかるフラットケーブルの保護具およびフラット
ケーブルを示す斜視図である。図2は、図1に示す保護
具およびフラットケーブルの断面図である。図3は、図
1に示す保護具の斜視図である。
【0025】保護具15は、合成樹脂などにより形成さ
れ、図1、図2に示すように、フラットケーブルの長手
方向の複数箇所をそれぞれ支持し、隣接同士が相互に重
ね合わせられてフラットケーブル17を折り曲げ可能と
している複数の支持部材19、21と、これらの支持部
材19、21の隣接間に配置され、フラットケーブル1
7を折り曲げるときに、フラットケーブル17の内側に
沿って折り曲げを案内すると共にフラットケーブル17
の折り曲げ部分を保護する案内保護部23と、フラット
ケーブル17の折り曲げ角度に応じて隣接した支持部材
19、21が重ね合わされた状態で、これらの支持部材
19、21を相互に係止可能とする係止手段25とから
なる。
【0026】隣接した複数の支持部材19、21は、図
1、図3に示すように、後述する案内保護部23の長手
方向の中間部を中心にして相対した位置に配置されてい
る。これらの支持部材19、21は、それぞれフラット
ケーブル17を間に挟んで重ね合わされてフラットケー
ブル17の両側を支持する一対の支持壁部27、29
と、これらの支持壁部27、29を相互に連結する可撓
性を有した可撓連結部31と、一対の支持壁部27、2
9によるフラットケーブル17の支持状態を保持する保
持手段33とを備えている。
【0027】一対の支持壁部27、29のうち、一方の
支持壁部27は、長尺板状体で形成されて外周面35と
内周面37とが長手方向に略同一の所定の曲率を有し、
外周面35に対して内周面37が長手方向に短く形成さ
れている。この支持壁部27は、フラットケーブル17
を支持部材19、21により支持するとき、一側面39
に後述する他方の支持壁部29が重ね合わされ、後述す
るようにフラットケーブル17を折り曲げるとき、他側
面41が他方の支持部材21の一方の支持壁部27の他
側面41に接合される。また、支持壁部27は、他方の
支持部材21が重ね合わされると一側面39により後述
する凹状部43の開口45を閉塞し、この開口45に面
した一側面39がフラットケーブル17の一側面47を
支持する支持面となっている。そして、支持壁部27
は、長手方向の一側から外側に延設された厚肉部49を
有している。厚肉部49は、支持壁部27に対して厚肉
状に形成されて支持壁部27の一側面39から外側に突
出した状態となっている。この厚肉部49は、支持壁部
27側に配置されている長手方向の端面に後述する係合
段部53が設けられている。このような厚肉部49を有
した一方の支持壁部27は、長手方向の他側に接続され
た後述する可撓連結部31を介して他方の支持部材21
と連結されている。
【0028】他方の支持壁部29は、一方の支持壁部2
7と略同一形状の長尺板状体で形成されている。この支
持壁部29は、一側面55を一方の支持壁部27の一側
面39に接合するように重ね合わされ、この状態で他側
面57が厚肉部49の一側面59と略面一となり、一方
の支持壁部27と共に厚肉部49と略同一の厚みを有し
た一つの板状となる。この他方の支持壁部29は、一側
面55の長手方向の中間部に凹状部43を有している。
【0029】凹状部43は、支持壁部29の一側面55
から他側面57に向かって形成されていると共に、支持
壁部29の外周面61から内周面63にかけて連通して
いる。この凹状部43は、支持壁部29の一側面55側
に開口45を有しており、開口45から内面65までの
寸法がフラットケーブル17の厚みの寸法と略同一か若
干小さい寸法に形成されている。また、凹状部43は、
一方の支持壁部27が他方の支持壁部29に重ね合わさ
れた状態で一方の支持壁部27の一側面39に対向した
内面65が、フラットケーブル17の他側面48を支持
する支持面となっている。さらに、凹状部43は、上述
したように他方の支持壁部29が一方の支持壁部27に
重ね合わされて開口43が一方の支持壁部27の一側面
39により閉塞されると、支持部材19、21に外周側
から内周側にかけて貫通した穴を形成する。このような
凹状部43を有した他方の支持壁部29は、長手方向の
一側に後述する係合突起67が設けられており、他側に
後述する可撓連結部31が接続されている。なお、上述
した支持壁部27、29は、それぞれ全体として曲率を
有した長尺板状体で形成したが、長尺状の矩形板状体で
形成することもできる。
【0030】上述した可撓連結部31は、可撓性を有し
た帯状体で形成されている。この可撓連結部31は、長
手方向の一側が一方の支持壁部27の他側の端面に一体
成形され、長手方向の他側が他方の支持壁部29の他側
の端面に一体成形されており、一方の支持壁部27と他
方の支持壁部29とを自身を支点に相互に回動自在に連
結している。また、可撓連結部31は、幅方向の寸法が
支持壁部27、29の外周面35、61と内周面37、
63との間の寸法と略同一に形成されている。
【0031】なお、可撓連結部31は、一方の支持壁部
27と他方の支持壁部29とに一体成形されて可撓性を
有した帯状体で形成されているが、例えばバネなどの弾
性部材で形成することもできる。
【0032】このように形成された複数の支持部材1
9、21には、一方の支持壁部27、27と他方の支持
壁部29、29とによるフラットケーブル17の支持状
態を保持する保持手段33が設けられている。
【0033】保持手段33は、一方の支持壁部27に設
けられた係合段部53と、他方の支持壁部29に設けら
れ、一方の支持壁部27と他方の支持壁部29とを重ね
合わせた状態で係合段部53に係合する係合突起67と
からなる。
【0034】係合段部53は、凹状となっており、厚肉
部49の端面の基端側に設けられている。この係合段部
53は、一方の支持壁部27の長手方向の他側から一側
に向かって形成されると共に、厚肉部49の外周面から
内周面にかけて連通して形成されている。この係合段部
53は、上述したように一方の支持壁部27と他方の支
持壁部29とが重ね合わされた状態で係合突起67に係
合する。
【0035】係合突起67は、係合段部53と略同一か
若干小さい形状に形成されており、他方の支持壁部27
の長手方向の一側の端面に外周面61から内周面63に
沿って一体成形されている。この係合突起67は、凹状
部43の開口縁側から支持壁部29の長手方向に延設さ
れて外側に突出しており、一方の支持壁部27と他方の
支持壁部29とが重ね合わされた状態で、係合段部53
内に進入して係合し、一対の支持壁部27、29を相互
に係止する。上述した支持部材19、21は、隣接間を
案内保護部23により相互に連結されている。
【0036】案内保護部23は、可撓性を有した長尺状
の矩形帯状体で形成されている。この案内保護部23
は、長手方向の両側がそれぞれ隣接した支持部材19、
21の一方の支持壁部27、27の内周面37、37に
一体成形されており、支持部材19、21を自身を支点
に相互に回動自在に連結している。この案内保護部23
は、側面75が支持壁部27、29の一側面39、55
と面一に形成されており、フラットケーブル17を支持
部材19、21により支持した状態で、フラットケーブ
ル17の長手方向に沿って配置されると共に、側面75
がフラットケーブル17の一側面47に接する。また、
案内保護部23は、幅方向の寸法がフラットケーブル1
7の幅方向の寸法より大きく形成されている。そして、
案内保護部23は、支持部材19、21を重ね合わせる
と、自身の弾性と長手方向の寸法とにより長手方向の中
間部の側面75が所定の曲率を有して折り曲げられる。
また、案内保護部23は、支持部材19、21を相互に
重ね合わせた状態で自身の弾性により、折り曲げられた
部分の曲率を維持する。
【0037】上述したように支持部材19、21は、図
5に示すようにフラットケーブル17の折り曲げ時にフ
ラットケーブル17の折り曲げ角度に応じて重ね合わさ
れたとき、相互に係止される係止手段25を有してい
る。
【0038】係止手段25は、図1に示すように、隣接
した一方の支持部材19に形成された複数の係止突起7
7と、他方の支持部材21に形成され、隣接した支持部
材19、21が相互に重ね合わされたときに複数の係止
突起77に係合する複数の係止溝79とからなる。複数
の係止突起77は、一方の支持部材19の一方の支持壁
部27および厚肉部49の他側面41に設けられ、支持
壁部27の外周面35側に長手方向に沿って配置されて
いる。これらの係止突起77は、全体として支持壁部2
7と略同一の曲率を有した弧状となっており、隣接間が
所定のピッチを有している。なお、本実施形態の複数の
係止突起77は、全体として約120°の中心角を有し
た弧状となっており、隣接間が約5°の中心角ごとに配
置されている。
【0039】これらの係止突起77は、図2に示すよう
に、それぞれ一方の支持部材19の他側面41から突設
された棒状部81と、この棒状部81の先端に設けられ
た球状部83とを有している。棒状部81は、円柱状に
形成されて他側面41から外側に突出している。この棒
状部81は、長手方向の一側が他側面41に一体成形さ
れており、他側に球状部83が一体成形されている。
【0040】球状部83は、棒状部81の先端から膨出
して形成され、外周面に所定の曲率を有した球状体から
なる。この球状部83は、棒状部81の断面の径よりも
大きい径となっており、幅方向の最外周が棒状部81の
外周よりも外側に配置されている。
【0041】このように形成された複数の係止突起77
に係合する複数の係止溝79は、図1に示すように、他
方の支持部材21の一方の支持壁部27の他側面41に
設けられ、複数の係止突起に対応して支持壁部27の外
周面35側に長手方向に沿って配置されている。これら
の係止溝79は、全体として支持壁部27と略同一の曲
率を有した弧状となっている。これらの係止溝79は、
図2に示すように、それぞれ支持壁部27の他側面41
から一側面39側に向かって形成され、他側面41に開
口85を有している。また、複数の係止溝79は、複数
の係止突起77の形状と略同一か若干大きい形状に形成
されており、係止突起77が内部に係合した状態で係止
突起77を略完全に収容する。
【0042】このような係止手段25では、支持部材1
9、21が重ね合わされたとき、複数の係止溝79と複
数の係止突起77とが係合して支持部材19、21を相
互に係止する。また、係合手段25は、複数の係止溝7
9と複数の係止突起77とを選択的に係合させることで
支持部材19、21の係止位置を調節することができ
る。換言すると、係合手段25は、複数の係止溝79と
複数の係止突起77との係合個数を選択的に増減するこ
とで、支持部材19、21が相互に係止された状態の一
方の支持壁部27、27の他側面41、41が相互に接
合する面積を調節可能としている。
【0043】このように形成された保護具15を用いて
フラットケーブル17を折り曲げるときには、まず、図
1に示すように、フラットケーブル17の複数箇所を支
持部材19、21によりそれぞれ支持させる。その後、
図5に示すように、相互に連結されている隣接した支持
部材19、21を重ね合わせて係止する。
【0044】フラットケーブル17に支持部材19、2
1を支持させるときには、まず、図示しないが、支持部
材19、21をそれぞれ一方の支持壁部27、27と他
方の支持壁部29、29とを重ね合わせていない展開状
態としておく。この状態でフラットケーブル17の一側
面47に支持部材19、21の一方の支持壁部27、2
7の一側面39、39および案内保護部23の側面75
を沿わせて保護具15を配置する。このとき、案内保護
部23は、支持部材19、21の間で側面75がフラッ
トケーブル17の一側面47の全域にわたって沿ってい
る。そして、支持部材19、21の一方の支持壁部2
7、27をそれぞれ他方の支持壁部29、29を重ね合
わせる。
【0045】一方の支持壁部27、27に他方の支持壁
部29、29を重ね合わせるときには、支持壁部27、
27に対して支持壁部29、29を可撓連結部31、3
1の弾性に抗して回動させて支持部材29、29の一側
面55、55を支持壁部27、27の一側面39、39
に接合させる。
【0046】一方の支持壁部27、27の一側面39、
39と他方の支持壁部29、29の一側面55、55と
をそれぞれ相互に接合させると、図1に示すように、凹
状部43、43の開口45、45が一方の支持壁部2
7、27の一側面39、39により閉塞されて凹状部4
3、43により支持部材19、21の内部にそれぞれ貫
通した穴を形成する。このとき、支持部材19、21
は、図2に示すように、凹状部43、43内にフラット
ケーブル17の長手方向の一部をそれぞれ収容してお
り、フラットケーブル17が内部を挿通したフラットケ
ーブル17の支持状態となっている。
【0047】この支持部材19、21のフラットケーブ
ル17の支持状態では、一方の支持壁部27、27の一
側面39、39がフラットケーブル17の一側面47に
当接し、凹状部43、43の内面65、65がフラット
ケーブル17の他側面48に当接している。このため、
支持部材19、21は、それぞれフラットケーブル17
の長手方向の一部を一対の支持壁部27、29により挟
持した状態となっており、一方の支持壁部27の一側面
39によりフラットケーブル17の一側面47を支持
し、他方の支持壁部29の凹状部43の内面65により
フラットケーブル17の他側面48を支持している。こ
のとき、支持部材19、21は、一方の支持壁部27の
一側面39と他方の支持壁部29の内面65との間の寸
法がそれぞれフラットケーブル17の一側面47と他側
面48との間の寸法と略同一か若干小さい寸法となって
いるため、フラットケーブル17の一側面47と他側面
48とを支持壁部27の一側面39と支持壁部29の内
面65とで確実に支持している。
【0048】また、支持部材19、21によるフラット
ケーブル17の支持状態では、支持部材19、21の間
で案内保護部23の側面75がフラットケーブル17の
一側面47の全域に渡って接している。
【0049】さらに、支持部材19、21によるフラッ
トケーブル17の支持状態では、図1に示すように、支
持部材19、21のそれぞれが、他方の支持壁部29の
係合突起67が一方の支持壁部27の係合段部53内に
進入して係合し、一対の支持壁部27、29を相互に係
止した状態となっている。このため、支持部材19、2
1によるフラットケーブル17の長手方向の一部の支持
状態が保持されている。
【0050】このように支持部材19、21がそれぞれ
フラットケーブル17の複数箇所を支持した状態で、連
結された隣接した支持部材19、21を相互に重ね合わ
せてフラットケーブル17を折り曲げる。支持部材1
9、21を重ね合わせるときには、図1、図2に示すよ
うに、一方の支持部材19を矢印A方向に回動させて一
方の支持部材19の一方の支持壁部27の他側面41を
他方の支持部材21の一方の支持壁部27の他側面41
を相互に接合させる。
【0051】一方の支持部材19を矢印A方向に回動さ
せると、図示しないが、案内保護部23は、長手方向の
中間部を支点に撓んで折り曲げられ、この中間部の折り
曲げ部分の側面75が自身の弾性により自身の長さに応
じた所定の曲率を形成する。このとき、フラットケーブ
ル17は、支持壁部19、21間で案内保護部23と共
に折り曲げられており、折り曲げ部分の内側となる一側
面47の全域が案内保護部23の側面75に接してい
る。このため、フラットケーブル17は、案内保護部2
3の折り曲げ部分に沿って折り曲げられて折り曲げが案
内される。この結果、フラットケーブル17は、案内保
護部23の折り曲げ部分の側面75の曲率と略同一の曲
率を有して折り曲げられる。
【0052】そして、一方の支持部材19がさらに回動
されると、一方の支持部材19の支持壁部27の他側面
41が他方の支持部材21の一方の支持壁部27の他側
面41に接合されて支持壁部19、21が相互に重ね合
わされる。このとき、支持部材19、21は、他側面4
1、41が相互に接合する面積を調節されて重ね合わせ
状態が調節され、フラットケーブル17を所定の折り曲
げ角度とする。このため、例えばフラットケーブルを車
両などに配索する場合には、フラットケーブル17を車
両などの配索スペースに応じた折り曲げ角度とすること
ができる。
【0053】この状態でフラットケーブル17は、図5
に示すように、支持部材19、21間で所定の折り曲げ
角度で完全に折り曲げられた状態となっている。そし
て、フラットケーブル17は、案内保護部23の折り曲
げ部分の側面75に折り曲げ部分の一側面47が沿って
接しており、折り曲げ部分の曲率を案内保護部23の弾
性により維持されている。
【0054】このように一方の支持部材19と他方の支
持部材21とが重ね合わされたときには、一方の支持部
材19と他方の支持部材21とが係止手段33により相
互に係止されている。一方の支持部材19と他方の支持
部材21とを係止手段33により相互に係止するときに
は、支持部材19、21を相互に重ね合わせると共に、
支持部材19の複数の係止突起77と支持部材21の複
数の係止溝79とを選択的に係合させる。
【0055】このとき、まず、図4に示すように、他方
の支持部材21に対して回動している一方の支持部材1
9の複数の係止突起77と支持部材21の複数の係止溝
79とをフラットケーブル17の折り曲げ角度に応じた
個数だけ対向させる。この状態で一方の支持部材19を
さらに回動させると、一方の支持部材19の複数の係止
突起77が他方の支持部材21の対向した複数の係止溝
79の開口縁にそれぞれ当接する。このとき、複数の係
止突起77は、球状部81の外周面が対向した複数の係
止溝79の開口縁をそれぞれ押圧し、球状部81の外周
面が自身の曲率によりそれぞれ係止溝79の開口縁に摺
動して圧縮される。このため、複数の係止突起77は、
係止溝79内に案内されて内部に圧入される。なお、各
球状部81は、圧縮された状態で塑性変形を起こさない
ように剛性が設定されている。
【0056】そして、支持部材19、21が重ね合わさ
れると、複数の係止突起77が対向した複数の係止溝7
9内に略完全に収容されて係合する。このため、フラッ
トケーブル17の折り曲げ角度に応じて支持部材19、
21の他側面41、41が相互に接合する面積を調節さ
れた状態となると共に、支持部材19、21が相互に係
止された状態となる。この結果、図5に示すように、所
定の折り曲げ角度を有して折り曲げられたフラットケー
ブル17は、折り曲げ状態が保持される。
【0057】また、支持部材19、21が相互に係止さ
れた状態では、球状部81が自身の復元力により圧入さ
れる前の状態に略復元する。このため、係止突起77が
係止溝79の内部に確実に係合して係止突起77の係止
溝79からの抜けが防止されている。
【0058】上記本実施形態のフラットケーブル17の
保護具15では、フラットケーブル17の長手方向の複
数箇所をそれぞれ支持した支持部材19、21の重ね合
わせ時に、一方の支持部材19の複数の係止突起77と
他方の支持部材21の複数の係止溝79とを選択的に係
合させることで、係止突起77と係止溝79との係合個
数を増減させてフラットケーブル17の折り曲げ角度を
調節することができる。このため、保護具15では、フ
ラットケーブル17の折り曲げ角度を複数パターン形成
することができるので、フラットケーブル17を配索ス
ペースに容易に対応することができる。この結果、保護
具15では、汎用化することができ、製造コストを低減
することができる。
【0059】また、保護具15では、例えばフラットケ
ーブル17を車両に組み付ける場合、フラットケーブル
17の折り曲げ角度を複数パターン形成できるため、車
両の配索スペースに対応してフラットケーブル17を折
り曲げることができる。したがって、保護具15では、
フラットケーブル17を車両などの配索スペースに容易
に対応させることができ、従来のようにフラットケーブ
ル17の配索スペースに応じた保護具15を複数種類の
保護具から適宜選択して用いることがなく、フラットケ
ーブル17の車両などへの配索作業を容易に行うことが
できる。
【0060】さらに、本実施形態の保護具15では、フ
ラットケーブル17を折り曲げた状態でフラットケーブ
ル17の折り曲げ部分の曲率を案内保護部23の弾性に
より維持している。このため、フラットケーブル17に
外力が加わった場合には、案内保護部23の弾性により
フラットケーブル17の折り曲げ部分がつぶされること
がなく、フラットケーブル17の折り曲げ部分を確実に
保護することができる。
【0061】また、保護具15では、フラットケーブル
17を折り曲げるときに、案内保護部23の曲率に沿っ
てフラットケーブル17が折り曲げられ、このフラット
ケーブル17の折り曲げが案内される。このため、フラ
ットケーブル17の折り曲げ時の損傷を防止することが
できる。
【0062】また、保護具15では、フラットケーブル
17を折り曲げるときに案内保護部23が折り曲げ部分
の全域にわたって接するため、フラットケーブル17の
折り曲げを確実に案内することができ、折り曲げ時のフ
ラットケーブル17の損傷をより確実に防止することが
できる。
【0063】以上、フラットケーブル17に保護具15
を一つ用いた場合を説明したが、フラットケーブル17
の配索スペースに応じてフラットケーブル17に複数の
保護具15を用いることもできる。
【0064】本実施形態の保護具15では、一方の支持
壁部27、27と他方の支持壁部29、29とによりフ
ラットケーブル17の両側面47、48をそれぞれ支持
しているため、フラットケーブル17に支持部材19、
21を確実に支持させることができる。このため、フラ
ットケーブル17に支持部材19、21を折り曲げると
きに、支持部材19、21がフラットケーブル17の長
手方向にずれるなどすることがない。この結果、フラッ
トケーブル17の折り曲げ角度の精度を向上させること
ができる。
【0065】また、フラットケーブル17を支持部材1
9、21によりそれぞれ支持させるときには、一方の支
持壁部27、27に他方の支持壁部29、29を重ね合
わせる作業と同時に、支持壁部27、27の係合段部5
3、53に支持壁部29、29の係合突起67、67を
進入させて係合させることができる。
【0066】このため、フラットケーブル17を支持さ
せる作業の作業性を向上させることができ、フラットケ
ーブル17の折り曲げ作業の作業性をより向上させるこ
とができる。
【0067】なお、上記実施形態では、支持部材19、
21を可撓連結部31で連結された一対の支持壁部1
9、21で形成したが、支持部材を例えば断面コ字状に
連結した支持壁部により形成することもできる。この場
合、支持部材は、支持壁部間の寸法がフラットケーブル
17の厚みよりも小さい寸法に形成されて、フラットケ
ーブル17を支持するときに支持壁部間にフラットケー
ブル17を圧入される。
【0068】また、案内保護部23は、支持部材19、
21を連結する帯状体で形成したが、先端に曲面を有し
た棒状態でもよい。この場合、案内保護部は、支持部材
19、21のいずれか一方に連結されて、支持部材1
9、21の重ね合わせ時に先端の曲面がフラットケーブ
ル17の折り曲げを案内する。
【0069】なお、上記実施形態の保護具15では、複
数の係止突起77および複数の係止溝79がそれぞれ一
方の支持壁部27、27の他側面41、41に所定の曲
率を有した弧状に配設されていたが、支持壁部27、2
7の他側面41、41の全域に例えばドット状などに配
設することもできる。
【0070】さらに、保護具15では、係止手段25を
一方の支持壁部27に設けられた係止突起77と他方の
支持壁部21に設けられた係止溝79とで形成したが、
例えばU字状のピンにより形成することもできる。この
場合、支持部材19、21をフラットケーブル17の折
り曲げ角度に応じて重ね合わせた状態でピンにより挟持
して支持部材19、21を相互に係止した状態とする。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
は、フラットケーブルの長手方向の複数箇所をそれぞれ
支持した複数の支持部材をフラットケーブルの折り曲げ
角度に応じて隣接した支持部材を相互に重ね合わせ、こ
れらの重ね合わされた支持部材を係止手段により相互に
係止することができる。このため、フラットケーブルを
配索スペースに容易に対応させることができ、保護具を
汎用化することができ、保護具の製造コストを低減する
ことができる。
【0072】また、請求項1記載の発明では、フラット
ケーブルの折り曲げ角度を配索スペースに対応して設定
することができるため、フラットケーブルの配索スペー
スへの配索作業を容易に行うことができる。
【0073】請求項2記載の発明は、隣接した支持部材
を相互に重ね合わせるときに、一方の支持部材の複数の
係止突起と他方の支持部材の複数の係止溝とを選択的に
係合させることでフラットケーブルの折り曲げ角度を調
節することができるため、フラットケーブルを配索スペ
ースに、より容易に対応させることができる。このた
め、フラットケーブルの配索スペースへの配索作業をよ
り容易に行うことができる。
【0074】請求項3記載の発明は、フラットケーブル
を折り曲げるときに、フラットケーブルと共に折り曲げ
られた案内保護部がフラットケーブルの内側に沿って接
するため、このフラットケーブルの折り曲げが案内保護
部により案内される。このため、フラットケーブルの折
り曲げ時の損傷を防止することができる。
【0075】請求項4記載の発明は、フラットケーブル
を折り曲げるときに案内保護部がフラットケーブルの折
り曲げ部分の内側全域にわたって接するため、フラット
ケーブルの折り曲げを確実に案内することができ、折り
曲げ時のフラットケーブルの損傷をより確実に防止する
ことができる。
【0076】請求項5記載の発明は、フラットケーブル
に複数の支持部材をそれぞれ支持させるときに、一対の
支持壁部によりフラットケーブルの両側をそれぞれ支持
し、この一対の支持壁部によるフラットケーブルの支持
状態を保持手段により保持することができる。
【0077】このため、フラットケーブルの複数箇所に
支持部材をそれぞれ確実に支持させることができ、フラ
ットケーブルの折り曲げ角度の精度を向上させることが
できる。
【0078】請求項6記載の発明は、フラットケーブル
の両側を一対の支持壁部により支持した状態で、一方の
支持壁部に設けられた係合段部が他方の支持壁部に設け
られた係合突起が進入して係合し、一対の支持部材によ
るフラットケーブルの両側の支持状態を保持する。
【0079】このため、一対の支持部材を重ね合わせる
作業と同時に、係合突起と係合段部との係合作業を行う
ことができ、フラットケーブルの折り曲げ作業の作業性
を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明にかかるフラットケーブルの保
護具およびフラットケーブルを示す斜視図である。
【図2】図2は、図1に示す保護具およびフラットケー
ブルの断面図である。
【図3】図3は、図1に示す保護具の斜視図である。
【図4】図4は、図1に示す保護具のフラットケーブル
を折り曲げている状態での平面図である。
【図5】図5は、図1に示す保護具によりフラットケー
ブルを折り曲げた状態を示す斜視図である。
【図6】図6は、従来の保護具の展開状態を示す斜視図
である。
【符号の説明】
15 保護具 17 フラットケーブル 19 一方の支持壁部 21 他方の支持部材 23 案内保護部 25 係止手段 27 一方の支持壁部 29 他方の支持壁部 31 可撓連結部 33 保持手段 47 一側面(内側) 53 係合段部 67 係合突起 77 係止突起 79 係止溝

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フラットケーブルの長手方向の複数箇所
    をそれぞれ支持し、隣接同士を相互に重ね合わせて前記
    フラットケーブルを折り曲げ可能とする複数の支持部材
    と、これらの支持部材の隣接間に配置され、前記フラッ
    トケーブルを折り曲げるときに、前記フラットケーブル
    の内側に沿って折り曲げを案内すると共に前記フラット
    ケーブルの折り曲げ部分を保護する案内保護部と、前記
    フラットケーブルの折り曲げ角度に応じて前記隣接した
    支持部材が重ね合わされた状態で、これらの支持部材を
    相互に係止可能とする係止手段とを備えたことを特徴と
    するフラットケーブルの保護具。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のフラットケーブルの保護
    具であって、 前記係止手段が、相互に重ね合わされる前記隣接した支
    持部材の一方に形成された複数の係止突起と、他方の支
    持部材に形成され、前記隣接した支持部材が相互に重ね
    合わされたときに前記一方の支持部材に形成された複数
    の係止突起に選択的に係合して前記フラットケーブルの
    折り曲げ角度に応じて前記隣接した支持部材を相互に係
    止可能とする複数の係止溝とからなることを特徴とする
    フラットケーブルの保護具。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のフラットケーブ
    ルの保護具であって、 前記案内保護部が、前記複数の支持部材の隣接間を相互
    に連結すると共に前記フラットケーブルの長手方向に沿
    って配置され、前記フラットケーブルを折り曲げるとき
    に、前記フラットケーブルと共に折り曲げられて前記フ
    ラットケーブルの折り曲げ部分の内側に沿って接する可
    撓性を有した帯状体で形成されたことを特徴とするフラ
    ットケーブルの保護具。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のフラットケーブルの保護
    具であって、 前記案内保護部部の幅方向の寸法が前記フラットケーブ
    ルの幅方向の寸法と少なくとも同一寸法となっているこ
    とを特徴とするフラットケーブルの保護具。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載のフラッ
    トケーブルの保護具であって、 前記支持部材が、前記フラットケーブルを間に挟んで重
    ね合わされて前記フラットケーブルの両側をそれぞれ支
    持する一対の支持壁部と、これらの支持壁部を相互に連
    結する可撓性を有した可撓連結部と、前記一対の支持壁
    部による前記フラットケーブルの支持状態を保持する保
    持手段とからなることを特徴とするフラットケーブルの
    保護具。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のフラットケーブルの保護
    具であって、 前記保持手段が、前記一対の支持壁部の一方に設けられ
    た係合段部と、他方の支持壁部に設けられ、前記一対の
    支持壁部が前記フラットケーブルを間に挟んで重ね合わ
    された状態で前記係合段部に係合する係合突起とからな
    ることを特徴とするフラットケーブルの保護具。
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