JP2002164918A - 音声パケット通信の品質評価システム - Google Patents

音声パケット通信の品質評価システム

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JP2002164918A JP2000358222A JP2000358222A JP2002164918A JP 2002164918 A JP2002164918 A JP 2002164918A JP 2000358222 A JP2000358222 A JP 2000358222A JP 2000358222 A JP2000358222 A JP 2000358222A JP 2002164918 A JP2002164918 A JP 2002164918A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 音声パケット通信の客観的な品質評価を実現
する。 【解決手段】 ネットワークを介して音声パケットを時
系列に受信するパケット受信装置を備えた音声パケット
通信の品質評価システムにおいて、前記パケット受信装
置は、前記ネットワークの状態変動に応じた不均一な時
間間隔で受信される時系列な音声パケットを、所定の時
間間隔で出力するパケット間隔調整手段と、当該パケッ
ト間隔調整手段における音声パケットの受信状況を示す
受信状況情報を出力する受信状況検出手段と、当該受信
状況情報を利用して音声パケット通信の品質を評価する
品質評価実行手段を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は音声パケット通信の
品質評価システムに関し、例えば、インターネットなど
を利用して会話音声などの音声信号情報を双方向にパケ
ット伝送する場合などに適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】現在、インターネット等のネットワーク
を利用した音声通信が盛んに行われている。これは音声
符号化情報をパケット化し、ネットワークを通じて伝送
するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ネットワー
クを介する音声通信においては、パケット欠落(パケッ
ト損失)、伝送遅延、伝送路遅延の揺らぎ(ジッタ)等
により、通信音声品質が劣化する。パケット欠落頻度、
伝送路遅延揺らぎ度合いなどは、ネットワークのトラフ
ィックにより時々刻々と変動しており、それに応じて通
信音声品質も変化している。
【0004】しかしながら現状では、通信音声品質をリ
アルタイムで客観的に測定する手法がなく、当該手法の
実現が望まれている。
【0005】また、音声をはじめ画像などのマルチメデ
ィア通信では、高い圧縮率を得ることのできる非可逆圧
縮(Lossly Compression)方式が採用されるのが普通
である。非可逆圧縮の場合、圧縮すると例えば数十分の
一から数百分の一程度の圧縮(可逆圧縮(Lossless Co
mpression)方式の場合には例えば数分の一程度)が可
能である反面、圧縮して送信したデータを受信側で解凍
した場合、情報の一部が欠落する可能性が高いので、当
該欠落が通信品質に与える影響を客観的に評価すること
も重要になる。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めに、第1の発明では、ネットワークを介して音声パケ
ットを時系列に受信するパケット受信装置を備えた音声
パケット通信の品質評価システムにおいて、前記パケッ
ト受信装置は、(1)前記ネットワークの状態変動に応
じた不均一な時間間隔で受信される時系列な音声パケッ
トを、所定の時間間隔で出力するパケット間隔調整手段
と、(2)当該パケット間隔調整手段における音声パケ
ットの受信状況を示す受信状況情報を出力する受信状況
検出手段と、(3)当該受信状況情報を利用して音声パ
ケット通信の品質を評価する品質評価実行手段を備える
ことを特徴とする。
【0007】また、第2の発明では、ネットワークに対
して音声パケットを時系列に送出するパケット送信装置
と、当該ネットワークを介して当該音声パケットを時系
列に受信するパケット受信装置とを備えた音声パケット
通信の品質評価システムにおいて、前記パケット送信装
置は、(1)同一の入力音声データをもとに、本来の通
信のために使用する実音声パケットと、品質評価のため
に使用する評価音声パケットとを生成して、当該実音声
パケットは品質を保証しない非保証態様で前記ネットワ
ーク上を伝送し、評価音声パケットは品質を保証する保
証態様で前記ネットワーク上を伝送する両音声パケット
送出手段を備え、前記パケット受信装置は、(2)前記
非保証態様でネットワークを伝送され、ネットワークの
状態変動に応じた不均一な時間間隔で受信される時系列
な実音声パケットを受信して出力すると共に、前記保証
態様でネットワークを伝送され、ネットワークの状態変
動に依存しない均一な時間間隔で受信される時系列な評
価音声パケットを受信して出力する両音声パケット受信
手段と、(3)当該両音声パケット受信手段から出力さ
れる実音声パケットと評価音声パケットとを比較して、
実音声パケットに対応する前記パケット送信装置と当該
パケット受信装置とのあいだの音声パケット通信の品質
を評価する品質評価実行手段とを備えることを特徴とす
る。
【0008】さらに、第3の発明では、ネットワークに
対して音声パケットを時系列に送出するパケット送信装
置と、当該ネットワークを介して当該音声パケットを時
系列に受信するパケット受信装置とを備えた音声パケッ
ト通信の品質評価システムにおいて、前記パケット受信
手段は、(1)前記ネットワークから時系列に受信され
る音声パケットを用いて待ち行列を形成しておき、所定
の時間間隔で音声パケットを出力することによって当該
待ち行列を処理する待ち行列処理部と、(2)前記ネッ
トワークから時系列に受信される音声パケットの遅延が
所定の遅延時間を超えて当該待ち行列が消滅することが
予測される場合に、受信される音声パケット系列の中に
所定の音声データを収容している代替音声パケットを挿
入して当該消滅を防ぐ代替音声パケット挿入部とを有す
るパケット間隔調整手段を備えると共に、(3)当該代
替音声パケット挿入部における代替音声パケットの挿入
履歴を出力するパケット挿入履歴出力部と、(4)前記
ネットワーク上における音声パケットの損失履歴を出力
するパケット損失履歴出力部とを有する受信状況検出手
段を備え、(5)さらに、前記ネットワークを介して前
記音声パケットを受信すると、当該音声パケットに関す
る受信状況情報として、前記挿入履歴および/または損
失履歴を、品質を保証する保証態様で前記ネットワーク
上を伝送して前記パケット送信装置に返送する受信状況
情報返送手段を具備し、前記パケット送信装置は、
(6)入力音声データに対応した入力音声データ対応系
列をもとに音声パケットを生成して、品質を保証しない
非保証態様で前記ネットワーク上を伝送する音声パケッ
ト送出手段と、(7)当該音声パケット送出手段から音
声パケットの供給を受けておき、当該ネットワークを介
して当該音声パケットを受信した前記パケット受信装置
から当該パケット受信装置における音声パケットの受信
状況を示す前記受信状況情報が返送されてくると、当該
受信状況情報としての挿入履歴に応じて、前記音声パケ
ット送出手段が生成した音声パケットの系列に代替音声
パケットを挿入すると共に、当該受信状況情報としての
損失履歴に応じて、当該音声パケットの系列から音声パ
ケットを除去し、前記パケット受信装置における音声パ
ケットの受信状況に対応した受信状況再現パケット系列
を生成する送信側受信状況再現手段とを備え、(8)さら
に、当該送信側受信状況再現手段で生成された受信状況
再現パケットに対応した受信状況再現パケット対応系列
と、前記入力音声データ対応系列とを比較することで、
前記パケット受信装置と当該パケット送信装置とのあい
だの音声パケット通信の品質を推定する送信側推定手段
を備えることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】(A)実施形態 以下では本発明にかかる音声パケット通信の品質評価シ
ステムをインターネット上に配置された通話品質監視シ
ステムに適用した場合を例に、実施形態について説明す
る。
【0010】当該通話品質監視システム10は、VoI
P(Voice Over IP)に対応するもので、インターネ
ットを介して双方向で会話音声がやり取りされる。
【0011】第1〜第8の実施形態に共通する特徴は、
パケット欠落頻度、伝送路遅延揺らぎ度合い等をパラメ
ータとして、復号音声品質を客観的に求める点にある。
【0012】(A−1)第1の実施形態の構成 本実施形態の通話品質監視システム10の主要な構成要
素である通話品質監視装置12を図1に示す。当該通話
品質監視装置12は、インターネットなどのネットワー
ク11を介してパケット送信装置(図示せず)に対向し
ているパケット受信装置に搭載されるものである。本実
施形態の場合、パケット送信装置側の構成は基本的にど
のようなものであってもよく、通話品質の監視はパケッ
ト受信装置側でのみ行われる。
【0013】ただし通常は、インターネットを介して双
方向通信を行う場合、あるパケット通信装置からみた送
信方向(往路)と受信方向(復路)の通信には同一のル
ートが使用され当該ルート上に存在する同一のルータが
音声パケットの転送を行うことになるので、ルータ自体
の構造にもよるが、パケットの欠落や遅延がルータ内の
スイッチの処理能力に起因して発生したもの等である場
合には当該通話品質監視装置12における通話品質評価
結果は、おおむねパケット送信装置側における通話品質
評価結果に対応したものになることが期待される。
【0014】なお、当該パケット送信装置やパケット受
信装置の具体例としては、インターネット電話などのネ
ットワーク機能を搭載しているパーソナルコンピュータ
などであってよい。
【0015】図1において、当該通話品質監視装置10
は、音声パケット調整回路101と、音声復号回路10
2と、通話品質計算回路103とを備えている。
【0016】このうち音声パケット調整回路101は、
ネットワーク11から音声パケットPIを受信して所定
の時間間隔(後述する復号タイミングT)で音声復号回
路102に出力する回路で、例えば、図13に示すよう
な内部構成を備えている。
【0017】すなわち、前記パケット送信装置からネッ
トワーク11に送出された音声パケットPIは、品質保
証されていない品質非保証型のプロトコルでネットワー
ク11上を伝送(転送)されるため、音声パケット調整
回路101が受信する音声パケットPIは、時々刻々と
変動するネットワーク11のトラフィックにより不定期
的に得られ、音声パケット調整回路101はこれを定期
的に音声復号回路102へ出力するためのタイミング調
整を行う。
【0018】(A−1−1)音声パケット調整回路の内
部構成例 図13において、音声パケット調整回路101は、欠落
検出部20と、書込み部21と、FIFOメモリ(先入
れ先出しタイプのメモリ)22と、読出し部23と、読
出し処理部24と、受信状態検出部25と、減算部26
と、周期発生部27と、代替データ生成部28とを備え
ている。
【0019】このうち欠落検出部20は、ネットワーク
11を介して受信された時系列な音声パケットPIに欠
落があるかどうかを検出する部分である。
【0020】この検出にあたっては、前記パケット送信
装置がネットワーク11に送出する際に当該音声パケッ
トPIに付与した(送信順序を示す)連続番号や(送信
時刻を示す)タイムスタンプなどをもとに、ネットワー
ク11上におけるパケット欠落の有無を検査して、検出
信号E1を受信状態検出部25に供給する。
【0021】例えば、それぞれ連続番号1,2,3を付
与した音声パケットがこの順番に受信されたあと、連続
番号4を付与した音声パケットが受信されずに連続番号
5を付与した音声パケットが受信されれば、連続番号4
の音声パケットがネットワーク11上で欠落したものと
判定(欠落判定)する。
【0022】そしてこのような欠落判定が行われるたび
に前記検出信号E1が非能動状態から能動状態に切り替
わり、受信状態検出部25に欠落があったことを伝え
る。
【0023】受信された音声パケットPIのほうは、当
該欠落検査部20から、書き込み部21、FIFOメモ
リ22、読み出し部23、読み出し処理部24の順番に
受け渡されて、音声パケットPOとして前記音声復号回
路102に供給される。
【0024】欠落検査部20から音声パケットPIを受
け取る書き込み部21は、FIFOメモリ22に当該音
声パケットPIを書き込む機能のほかに、音声パケット
PIの書き込みのたびに、減算部26に供給する検出信
号E2を非能動状態から能動状態に切替える機能を備え
ている部分である。
【0025】書き込み部21から音声パケットPIの書
き込みを受けるFIFOメモリ22は、十分な容量を備
えたメモリ(RAM)である。
【0026】当該FIFOメモリ22から、音声復号回
路102の仕様が要求する所定の時間間隔(復号タイミ
ング)Tで音声パケットPIを読み出す読み出し部23
は、読み出した音声パケットPIを読み出し処理部24
に供給する機能のほかに、読み出しのたびに、前記減算
部26に供給する検出信号E3を非能動状態から能動状
態に切替える機能を備えている。
【0027】なお、当該復号タイミングTは、周期発生
部27から当該読み出し部23へ供給される信号であ
る。
【0028】当該読み出し部23はまた、FIFOメモ
リ22内に読み出すことのできる有効な音声パケットP
Iの蓄積がなくなったときには、音声パケットPIの替
わりに所定のビットパターンの無効データを生成して読
み出し処理部24に供給する。
【0029】読み出し処理部24は、読み出し部23か
ら受け取ったデータが有効な音声パケットPIである場
合には、音声復号回路102の仕様が要求する前記復号
タイミングTで音声パケットPIを音声パケットPOと
して音声復号回路102に供給するが、当該無効データ
である場合には、代替データ生成部28に供給する検出
信号E6を非能動状態から能動状態に切替えて代替デー
タ生成部28に、代替音声パケットPPを生成させ、そ
の供給を受ける。
【0030】代替音声パケットPPは、微少雑音などに
対応する所定の音声データを収容した音声パケットで、
読み出し処理部24から音声復号回路102に供給する
有効な音声パケットPIがない場合(すなわち、復号タ
イミングTがおとずれてもFIFOメモリ22内に読み
出すべき音声パケットPIがない場合)に、音声パケッ
トPIの系列に挿入する音声パケットである。代替音声
パケットを挿入することは、挿入しない場合に比べ、音
声出力において音声の途切れなどの違和感を緩和し、通
話品質を向上することに有効である。
【0031】当該代替データ生成部28から代替音声パ
ケットPPを受け取ったとき、当該読み出し処理部24
は、当該代替音声パケットPPを、音声パケットPOと
して前記復号タイミングTで音声復号回路102に供給
する。
【0032】なお、当該読み出し処理部24は、前記検
出信号E6を非能動状態から能動状態に切替えると同時
に、受信状態検出部25に供給する検出信号E4も非能
動状態から能動状態に切替えて、音声パケットPIの系
列に代替音声パケットPPを挿入したことを知らせる。
【0033】前記周期発生部27は、前記復号タイミン
グTを発生するほか、通話品質監視のための繰り返し周
期である監視周期TE(TE=T×N。ここで、Nは正
の整数)を受信状態検出部25と減算部26に供給する
部分である。
【0034】減算部26は、例えば第1、第2のカウン
タを内蔵していて、第1カウンタは検出信号E2が能動
状態に切り替わるたびにカウントアップし、第2カウン
タは検出信号E3が能動状態に切り替わるたびにカウン
トアップするようにし、監視周期TEのたびに、第1カ
ウンタのカウント値から第2カウンタのカウント値を減
算して当該減算結果を検出信号E5として出力したあと
第1、第2のカウンタのカウント値を初期値(例えば
0)にリセットする部分である。したがって、当該検出
信号E5の値は、FIFOメモリ22に蓄積されている
音声パケットPIの数(キュー長)に対応したものにな
る。
【0035】受信状態検出部25は、前記監視周期TE
ごとに、前記検出信号E1をもとに算出される音声パケ
ットPIの欠落数Dと、前記検出信号E4をもとに算出
される代替音声パケットPPの挿入数Iと、前記検出信
号E5に対応する音声パケットPIの蓄積数Bとを出力
したあと、各数D、Iは初期値(例えば0)にリセット
する(ただし蓄積数Bの値は内部に記憶して維持する)
部分である。
【0036】その性質上、監視周期TE内における欠落
数Dや挿入数Iが増加するほど通話品質が劣化すること
は明白であるが、蓄積数Iが増加したとしても音声その
ものの品質が劣化することはない。にもかかわらずここ
で蓄積数Iを採用している理由は、双方向通話において
当該蓄積数Iが増加するほど、こちらが発話した内容に
対する相手の答えが音声復号回路102側で音声出力さ
れるタイミングが不自然に遅れ、会話としての品質が低
下するためである。
【0037】なお、FIFOメモリ22内に蓄積するこ
とができる音声パケットPIのキュー(待ち行列)Q1
は、本実施形態では1つであるものとする。
【0038】以上のような構成を持つ音声パケット調整
回路101から、前記復号タイミングT秒毎に、音声パ
ケットPOの供給を受ける音声復号回路102は、音声
パケットPOが収容しているデータを復号する部分であ
る。
【0039】音声パケットPIに収容されているデータ
は、通常、パケット送信装置によって符号化(すなわち
圧縮符号化)されているので、本実施形態の通話品質監
視装置12を搭載したパケット受信装置側では、当該デ
ータを復号(すなわち解凍)する必要がある。この復号
を実行するのが、当該音声復号回路102である。
【0040】音声データは最終的にはパケット受信装置
のユーザなどの人間の聴覚を用いて感得されるものなの
で、厳密に圧縮前の状態に復元されず、データの一部が
欠落したとしても、それが許容限度内であれば問題はな
い。したがって解凍後のデータの正確さよりむしろ、高
い圧縮率によってデータのサイズを小さくし、実質的な
伝送効率を高めることを重視したほうが通信のリアルタ
イム性の向上などの点で有利である。
【0041】このような条件を考慮し、音声パケットP
Iに収容する音声データに対しては、可逆圧縮よりも高
い圧縮率を得ることのできる上述した非可逆圧縮が、パ
ケット送信装置によって施されているものとする。
【0042】音声復号回路102は連続的で自然な音声
出力Sを発生するため、前記復号タイミングTごとに、
前記音声パケット調整回路101(の読み出し処理部2
4)から、音声パケットPOの供給を受けることが必要
になる。音声復号回路102は、例えばITU−T標準
のG.729、G.723.1等が適用され、G.72
9の場合、復号タイミングTは、T=0.01秒とな
り、G.723.1の場合はT=0.03秒となる。
【0043】また、図1の通話品質計算回路103は、
前記音声パケット調整回路101(の受信状態検出部2
5)から、前記監視周期TEごとに、音声パケットPI
の欠落数Dと、代替音声パケットPPの挿入数Iと、音
声パケットPIの蓄積数Bの供給を受け、これら受信状
態情報D、I、Bをもとに所定の演算式にもとづいて演
算を実行し、通話品質指標Eを算出する部分である。
【0044】当該演算式の具体例として、本実施形態で
は、次の式(1)を用いるものとする。
【0045】 E=5−(I×α/N)−(D×β/N)−B×T×γ …(1) ただし、E<0となった場合は、E=0とする。
【0046】またα、β、γの値は、例えば以下の通り
とする。
【0047】α=10、β=10、γ=2 ただし、当該α、β、γの値はこれらに限定するもので
はない。
【0048】また、前記式(1)のかたちは、通話品質
指標Eの高い理想的な状態が5となり、もっとも劣悪な
状態が0となるようにするためのものであるので、この
ような条件が変更されれば、それにともなって変更され
るべきものである。
【0049】以下、上記のような構成を有する本実施形
態の動作について説明する。
【0050】(A−2)第1の実施形態の動作 前記監視周期TE内において、前記パケット送信装置か
ら、例えば図9(A)に示すように、P1〜P10の連
続番号を付与された音声パケットPIが、この順番でネ
ットワーク11に送出されたものとする。
【0051】理想的には音声パケットP1〜P10のす
べてがこの順番通りに、パケット受信装置に搭載された
通話品質監視装置12に送達されるが、実際には、ネッ
トワーク11のトラフィックに応じて発生する輻輳など
の影響で、ネットワーク11上のルータなどにおいてオ
ーバーフローが発生し、音声パケットPIが失われるこ
とがある。
【0052】音声パケットP1〜P10のうち、例えば
図9(B)に示すように、音声パケットP4、P5、P
9が欠落したものとすると、音声パケット調整回路10
1内の欠落検査部20は、音声パケットP1、P2、P
3をこの順番で検出している期間には検出信号E1を非
能動状態に維持しているが、音声パケットP4、P5を
検出せずに、音声パケットP6を検出したときには検出
信号E1を2回、非能動状態から能動状態に切替える。
そして音声パケットP6、P7、P8をこの順番で検出
している期間には当該検出信号E1は非能動状態を維持
するが、音声パケットP9を検出せずに音声パケットP
10を検出したときには、検出信号E1を非能動状態か
ら能動状態に切替える。したがって当該監視周期TE内
において、検出信号E1は合計3回、能動状態に切り替
わることになる。
【0053】また当該監視周期TE内において、欠落す
ることなく受信された音声パケットP1,P2,P3,
P6,P7,P8,P10は、この順番にしたがって当
該欠落検査部20から書き込み部21に供給され、書き
込み部21によってFIFOメモリ22に蓄積されて行
き、キューQ1を構成する。
【0054】書き込み部21が音声パケットPI(P
1、P2など)を書き込むたびに検出信号E2が能動状
態に切り替わるため、当該監視周期TE内で当該検出信
号E2は、合計7回、能動状態に切り替わることにな
る。
【0055】これに対し読み出し部23は、周期発生部
27から供給される復号タイミングTで指定される一定
の時間間隔で、FIFOメモリ22から書き込み順に音
声パケットPIを読み出し、前記キューQ1を処理して
行く。
【0056】パケット送信装置が音声データを符号化し
て音声パケットPIに収容する速度と当該パケット受信
装置(通話品質監視装置)12が音声パケットPOに収
容されている符号化音声データを復号する速度は同じに
しておくのが普通と考えられるから、ネットワーク11
上での音声パケットの欠落や遅延がないと仮定した場
合、当該監視周期TE内に10個(N=10)の音声パ
ケットPI(すなわちP1〜P10)を受信することに
なり、当該監視周期TE内に音声パケット調整回路10
1から音声復号回路102に供給される音声パケットP
Oの数も、本来、10個であるはずである。
【0057】ところが実際には、ネットワーク11上で
ジッタが発生し得るために、音声パケットP1と音声パ
ケットP10の間隔が当該監視周期TEと同じにならな
いことも多い。ネットワーク11から通話品質監視装置
12が受信する監視周期TE中の最初の音声パケットP
1と最後の音声パケットP10の間隔が当該監視周期T
Eよりも短い場合には、FIFOメモリ22に対する書
き込み速度(可変)のほうが読み出し速度(前記復号タ
イミングTに対応する一定速度)よりも速いために、キ
ューQ1は伸長するが、反対に音声パケットP1と音声
パケットP10の間隔が当該監視周期TEよりも長い場
合には、FIFOメモリ22に対する書き込み速度は読
み出し速度(前記復号タイミングTに対応する一定速
度)よりも遅くなって、キューQ1は短縮する。
【0058】ここでは簡単のために、このようなジッタ
がないものと仮定し、パケットの欠落のみが発生した結
果、前記音声パケットP4、P5、P9が欠落したもの
とする。
【0059】ジッタがなければ、キューQ1の長さは短
縮も伸長もしないから、当該監視周期TE中は当該監視
周期TEの直前のキュー長を維持することとなり、直前
のキュー長が0(当該監視周期TEにおけるキュー長の
初期値)であるとすると、当該監視周期TE中、一貫し
てキュー長は0である。キュー長が0であるということ
は、書き込まれた音声パケットがただちに読み出される
ことを意味し、ネットワーク11から通話品質監視装置
12が受信する音声パケットP1と音声パケットP10
の間隔が、前記監視周期TEに一致しているものと仮定
することに等しい。
【0060】これらの仮定の下で、前記音声パケットP
4、P5、P9の欠落のみが発生すると、最初の音声パ
ケットP1は書き込み部21によってFIFOメモリ2
2に書き込まれると直ちに読み出し部23によって読み
出され、音声パケットPOとして音声復号回路102に
供給される。
【0061】そして当該音声パケットP1の書き込み時
には、書き込み部21から出力される検出信号E2が1
回、能動状態に切り替わり、前記周期発生部27から供
給される復号タイミングTを受けて行われる読み出し時
には読み出し部23から出力される検出信号E3が1
回、能動状態に切り替わる。読み出し部23によって読
み出された音声パケットP1は、読み出し処理部24に
よって音声パケットPOとして音声復号回路102に供
給され、当該音声復号回路102において復号され、当
該音声パケットPOの復号結果に対応する音声出力Sが
行われる。
【0062】音声パケットP1につづいて受信される音
声パケットP2、P3に関しても、当該音声パケットP
1と同様な処理が行われる。
【0063】ところが本来は音声パケットP3につづい
て受信されるはずの音声パケットP4はネットワーク1
1上で欠落して受信されないから当該音声パケットP4
を処理すべきタイミングでは、書き込み部21の書き込
み動作も、読み出し部23の読み出し動作も行われな
い。
【0064】読み出し部23は、前記周期発生部27か
ら供給される復号タイミングTが供給されたとき、FI
FOメモリ22から有効な音声パケットPIの読み出し
が行えないことを検出すると、前記無効データを読み出
し処理部24に供給する。
【0065】無効データの供給を受けた読み出し処理部
24では、検出信号E6を能動状態に切替えて代替デー
タ生成部28から代替音声パケットPPの供給を受けて
当該代替音声パケットPPを、欠落した音声パケットP
4に替わる音声パケットPOとして音声復号回路102
に供給するとともに検出信号E4を能動状態に切替えて
当該代替音声パケットPPの挿入を受信状態検出部25
に知らせる。
【0066】代替音声パケットPPを受け取った音声復
号回路102では、代替音声パケットPPに収容されて
いるデータに応じて、音声出力Sとして前記微少雑音な
どを出力する。
【0067】つづく音声パケットP5もP4と同様に欠
落しているので、当該音声パケットP5に対応する復号
タイミングTでも、読み出し部23は無効データを読み
出し処理部24に供給し、前記音声パケットP4のタイ
ミングと同様な処理が行われる。
【0068】次に、有効な音声パケットP6がネットワ
ーク11から受信されると、前記欠落検査部20は当該
音声パケットP6に付与されている連続番号P6から、
連続番号P4とP5の音声パケットP4、P5が欠落し
たことを検出し、検出信号E1を2回、能動状態に切替
えて、当該欠落を受信状態検出部25に知らせる。
【0069】以降の音声パケットP7〜P10に関して
も、音声パケット調整回路101と音声復号回路102
では、同様な動作が行われ、1つの監視周期TEにおけ
る処理が実行される。
【0070】結局、ジッタがなく、当該監視周期TEに
おけるキュー長の初期値が0で、なおかつ、音声パケッ
トP4、P5、P9の欠落だけが発生するものと仮定す
ると、FIFOメモリ22からの読み出しのたびに能動
状態に切り替わる検出信号E3が当該監視周期TE内に
おいて能動状態に切り替わる回数は、10回ではなく、
7回である。
【0071】すなわち、図9(A)および(B)の例で
は、当該監視周期TE内において書き込み部21から出
力される検出信号E2が能動状態に切り替わる回数と読
み出し部23から出力される検出信号E3が能動状態に
切り替わる回数は同数の7回であり、検出信号E5によ
って指定される音声パケットPIの蓄積数(すなわちキ
ュー長)Bは0(B=0)である。
【0072】また、欠落検査部20から出力される検出
信号E1が能動状態に切り替わる回数(欠落数D)は、
欠落した音声パケットP4、P5、P9の数に対応し
て、3回(D=3)である。
【0073】さらに、読み出し処理部24から出力され
る検出信号E4が能動状態に切り替わる回数(挿入数
I)は、代替音声パケットPPの挿入数に対応して3回
(I=3)である。
【0074】したがって受信状態検出部25からは、こ
れらのD、I、Bの値(D=3、I=3、B=0)が、
通話品質計算部103に供給される。
【0075】通話品質計算部103では、前記式(1)
にこれらの値を代入するので、復号タイミングTを例え
ばITU−T標準のG.729に対応する0.01とし
た場合、通話品質指標Eは−1.02(=5−(3×1
0/10)−(3×10/10)−0×0.01×2)
となるが、E<0の場合はE=0なので、結局、通話品
質指標Eは0(E=0)となる。
【0076】図9(A)および(B)のケースは、連続
する10個の音声パケットPIのうち3つの音声パケッ
トが欠落し、ほぼ30パーセントの有効な音声データが
失われるケースに相当するので、通話品質としてはかな
り劣悪な一例を示しているということができる。
【0077】ちなみに、このケースにおいて連続する1
0個の音声パケットPIのうち欠落する音声パケットが
例えば音声パケットP4だけであると仮定すると、D=
I=1となり、通話品質指標Eは3(=5−(1×10
/10)−(1×10/10)−0×0.01×2)に
なる。
【0078】なおここでは、ネットワーク11にジッタ
がないものと仮定し、FIFOメモリ22に書き込まれ
た音声パケットPIが直ちに読み出し部23によって読
み出されるものとしたため、挿入数Iと欠落数Dは一致
しているが、一般的には、挿入数Iと欠落数Dは一致し
ない。
【0079】なぜならば、FIFOメモリ22内にある
程度の長さのキュー(例えば2以上の音声パケットPI
によって構成されるキュー)Q1が存在する場合、書き
込まれた音声パケットPIが直ちに読み出されるわけで
はなく、ネットワーク11上で音声パケットPIの欠落
が発生しても、それが代替音声パケットPPの挿入に直
結するわけではないからである。
【0080】(A−3)第1の実施形態の効果 本実施形態によれば、ネットワークトラフィックにより
時々刻々と変動する通話音声品質が、受信音声パケット
の到着情報(受信状態情報)からリアルタイムで客観的
に観測可能となる。
【0081】ここで、客観的であるとは、誰がいつ観測
しても、同じ受信状態では同じ通話品質指標(E)が得
られ、再現性があることを意味する。
【0082】(B)第2の実施形態 以下では、本実施形態が第1の実施形態と相違する点に
ついてのみ説明する。
【0083】第1の実施形態では、前記式(1)に示す
ように、通話品質指標Eと各受信状態情報D、I、Bと
の関係が線形的に決定されたが、このような線形的な関
係は、人間の聴覚で感得される通話品質とずれる可能性
があるものと考えられる。
【0084】求める通話品質指標Eは、客観的で再現性
が高いものであることが要求されると同時に、現実に人
間の聴覚で感得される品質とのあいだに大きなずれがな
いことも要求される。
【0085】前記式(1)のような演算式を用いて、こ
のような要求をすべて満足することは必ずしも容易では
ない。
【0086】(B−1)第2の実施形態の構成および動
作 本実施形態の通話品質監視システム30の構成を図2に
示す。
【0087】図2において、図1と同一の符号を付した
各構成部分11,101,102および各信号PI、P
O、S、D、I、Bの機能は、図1と同一である。
【0088】したがって本実施形態が第1の実施形態と
相違する点は、通話品質計算回路203に関連する部分
にかぎられる。
【0089】本実施形態の通話品質計算回路203で
は、音声パケット調整回路101より得られるI、B、
Dから、以下のように通話品質指標Eを得る。
【0090】E=TABLE[I][B][D] ここで、TABLE[][][]には、予めI、B、D
の組み合わせに対応する通話品質指標Eの値として、0
から5の数値を設定しておく。
【0091】これにより、I、B、Dのあらゆる組合せ
に対応して、非線形的に通話品質指標Eの値を設定して
おくことが容易になる。
【0092】(B−2)第2の実施形態の効果 本実施形態によれば、第1の実施形態の効果と同等な効
果を得ることができる。
【0093】加えて本実施形態では、テーブル設定時に
非線形的な設定を行って自由に聴感的劣化度合いを加味
することが出来るので、より人間の感覚に近い尺度で通
話品質指標を得ることが容易である。
【0094】したがって、本実施形態で得られる通話品
質指標(E)は、現実に人間の聴覚で感得される通話品
質とのあいだに大きなずれがないように設定することが
でき、ユーザの理解を得やすいものとなることが期待さ
れる。
【0095】(C)第3の実施形態 以下では、本実施形態が第1の実施形態と相違する点に
ついてのみ説明する。
【0096】第1の実施形態では、主としてパケット受
信装置側に特徴を有するもので、パケット送信装置側の
構成は基本的にどのような構成であってもよかったが、
本実施形態では、パケット送信装置側の構成も重要な一
要素となる。
【0097】(C−1)第3の実施形態の構成および動
作 本実施形態の通話品質監視システム35の構成を図3に
示す。
【0098】図2において、当該通話品質監視システム
35は、パケット送信装置36と、ネットワーク37
と、パケット受信装置(通話品質監視装置)38とを備
えている。
【0099】このうちパケット送信装置36に搭載され
ている音声符号化回路305は、同一の入力音声データ
SIを用いて符号化(圧縮符号化)を行い、2系列の音
声パケットPIとPRを出力する部分である。
【0100】音声パケットPIは図1の音声パケットP
Iと同様に、品質非保証型のプロトコルにしたがってネ
ットワーク37上を伝送されてパケット受信装置38に
受信されるが、音声パケットPRのほうは品質保証型の
プロトコル(例えばTCP/IP)にしたがってネット
ワーク37上を伝送されてパケット受信装置38に受信
される。
【0101】このためネットワーク37は、前記ネット
ワーク11と同様なインターネットなどのネットワーク
であってもよいが、少なくとも音声パケットPRを品質
保証して伝送することのできるルータなどを装備し、前
記品質保証型のプロトコルが実行可能な物理的、論理的
な構造を内蔵していることが前提となる。
【0102】品質保証型のプロトコルで伝送される以
上、音声パケットPRのほうは、ネットワーク37上で
欠落することがないだけでなく、実質的に遅延もジッタ
も発生せず、ほぼ理想的な状態でパケット受信装置38
に受信されることになる。
【0103】なお、現実的には、コスト的な観点なども
考慮すると、欠落や遅延やジッタがまったく発生しない
ネットワークを実現し運用することは困難な面があるの
で、音声パケットPIに比べて、パケット欠落数(パケ
ット損失率)や遅延やジッタの程度が十分に低ければよ
いものと考えられる。
【0104】前記音声パケットPIとPRの相違は実質
的にその伝送が品質保証されているか否かだけである。
【0105】したがってパケット送信装置36からは、
同じ符号化音声データを収容した音声パケットPIとP
Rが、ネットワーク37に送出されることになる。
【0106】音声符号化回路305が音声パケットPI
を出力する周期は、前記復号タイミングTと同じである
ため、前記監視周期TE内にはN個の音声パケットPI
が出力されることになる。
【0107】これに対し音声パケットPRのほうは、あ
る一定周期である基準周期TS(TS=T×M。ここで
Mは正の整数)秒毎に、L個分(L≦M)出力する。
【0108】ここで、M=6、L=3と置いた例を、図
4に示す。
【0109】一方、パケット受信装置に搭載されている
通話品質監視装置38は、図3に示すように、音声パケ
ット調整回路301と、音声復号回路102と、音声パ
ケット蓄積回路306と、リファレンス音声復号回路3
04と、通話品質計算回路303とを備えている。
【0110】このうち音声パケット調整回路301は基
本的に、前記音声パケット調整回路101と同じ機能を
装備しているが、本実施形態では前記受信状態情報D、
I、Bを出力する必要がないので、図13に示す欠落検
査部20と、受信状態検出部25と、減算部26とは装
備していない。また、書き込み部21と読み出し部23
の機能のうち、検出信号E2、E3を出力する機能も不
要である。
【0111】ただし本実施形態でも、代替音声パケット
PPの挿入は行うほうが通話品質の観点で好ましいた
め、読み出し部22が無効データを出力する機能などは
搭載しているものとする。
【0112】なお、図1と同一の符号を付した音声復号
回路102の機能は、第1の実施形態とまったく同じで
ある。
【0113】また、品質保証型のプロトコルでネットワ
ーク37を伝送された音声パケットPRを受信する音声
パケット蓄積回路306は、ネットワーク37より得ら
れる音声パケットPRをL個分蓄積し、蓄積が完了する
と周期T秒毎に音声パケットPTとして、リファレンス
音声復号回路304へ出力する。
【0114】したがって音声パケット蓄積回路306の
内部構成は、前記音声パケット調整回路301とほぼ同
様であってよいが、音声パケットPRの系列に対しては
代替音声パケットPPの挿入は不要であり、代替データ
生成部28などは省略可能である。
【0115】リファレンス音声復号回路304の機能
は、前記音声復号回路102とまったく同じであるが、
音声復号回路102から出力される音声出力Sと区別す
るため、リファレンス音声復号回路304から出力され
る音声出力をSRとする。
【0116】すなわち、リファレンス音声復号回路30
4は、音声パケットPTからリファレンス復号音声信号
SRを生成し出力する。
【0117】音声出力Sとリファレンス復号音声信号S
Rを受け取る通話品質計算回路303は、SRを参照用
音声信号、Sを被評価用音声信号とし、例えばITU−
T標準のP.861に従って音声品質指標Eを計算し、
TS秒毎に出力する。
【0118】ITU−T標準のP.861は人間の主観
尺度を精度良く近似する客観評価法であり、参照用音声
信号SRと被評価用音声信号Sとを比較し、これらの違
いに応じた客観的な通話品質指標Eを求めることができ
る。
【0119】本実施形態では、通話品質を監視するため
の音声パケットPRを通信コストの高いことが予測され
る品質保証型のプロトコルを用いて伝送するため、例え
ば、通常の運用状態では音声パケットPRの伝送は行わ
ず、メンテナンス時などにおいて一時的に、音声パケッ
トPRの伝送を行うようにしてもよい。
【0120】もちろん、必要ならば、常時、当該音声パ
ケットPRの伝送を行うようにしてもよい。
【0121】本実施形態では、通話品質評価の基準とな
る音声パケットPRを、音声パケットPIと同時に実際
にネットワーク37上を伝送させるため、第1の実施形
態で行ったようにパケット送信装置36側で音声パケッ
トPIに連続番号を付与したり、音声パケット調整回路
101内で受信状態情報(D、I、B)を検出すること
等が不要となり、通話品質監視装置38を小規模化する
こと等が可能であるとともに、得られる通話品質指標の
信頼性が向上する可能性がある。
【0122】(C−2)第3の実施形態の効果 本実施形態によれば、第1の実施形態の効果と同等な効
果を得ることができる。
【0123】加えて、本実施形態では、通話品質監視装
置を小規模化し、得られる通話品質指標の信頼性が向上
することが期待できる。
【0124】また、本実施形態では、ITU−T標準の
P.861を用いることにより、高い再現性を保ちなが
ら、人間の主観的な尺度で通話品質指標を得ることが可
能となる。
【0125】(D)第4の実施形態 以下では、本実施形態が第3の実施形態と相違する点に
ついてのみ説明する。
【0126】本実施形態では、パケット送信装置で行わ
れた圧縮符号化およびそれに対応してパケット受信装置
で行われる復号にともなう通話品質の劣化をも評価する
ことを特徴とする。
【0127】(D−1)第4の実施形態の構成および動
作 本実施形態の通話品質監視システム40の構成を図5に
示す。
【0128】図5において、当該通話品質監視システム
40は、パケット送信装置41と、ネットワーク37
と、パケット受信装置(通話品質監視装置)42とを備
えている。
【0129】図5中で図3と同じ符号を付与した構成部
分37、102,301、303および信号SI、P
I、PO、Sの機能は、図3と同じである。
【0130】図5に示すように本実施形態のパケット送
信装置41は、音声符号化回路405と、リファレンス
音声送信回路407とを備えている。
【0131】このうち音声符号化回路405は、基本的
に第3の実施形態の音声符号化回路305と同じ機能を
備えているが、入力音声データSIを符号化(圧縮符号
化)して出力するのは、音声パケットPIだけであり、
前記音声パケットPRの出力は行わない。
【0132】また、当該パケット送信装置41内のリフ
ァレンス音声送信回路407は、当該入力音声データS
Iを符号化(圧縮符号化)することなく音声パケットS
Tに収容してネットワーク37に出力する部分である。
【0133】ただし、ネットワーク37上を伝送される
とき、音声パケットPIは品質非保証型のプロトコルに
したがって伝送され、音声パケットSTは品質保証型の
プロトコルにしたがって伝送される。
【0134】一方、ネットワーク37を介してこれらの
音声パケットPI、STを受信するパケット受信装置4
2は、音声パケット調整回路301と、音声復号回路1
02と、音声蓄積回路406と、通話品質計算回路30
3とを備えている。
【0135】このうち第3の実施形態と相違する音声蓄
積回路406は、基本的には第3の実施形態の音声蓄積
回路306に対応した動作を行うが、ネットワーク37
を介して受信した音声パケットSTをL×T秒分蓄積
し、蓄積が完了するとリファレンス音声信号SR1とし
て出力する部分である。リファレンス音声信号SR1
は、符号化および復号を経ることなく得られる音声信号
である点で、前記リファレンス(復号)音声信号SRと
相違する。
【0136】音声パケットSTには圧縮符号化していな
い音声データSIが収容されているため、圧縮符号化し
た音声データSIを収容している音声パケットPIが1
つ受信される期間内に、例えばR個(このRは、音声符
号化回路405で実行される圧縮符号化の圧縮率に依存
する値で、一例として数十個程度であってよい)の音声
パケットSTが受信される。
【0137】したがって音声蓄積回路406に蓄積する
L×T秒分の音声パケットSTの数は、R×L個とな
る。
【0138】本実施形態では、通話品質計算回路303
に入力される音声信号Sは、パケット送信装置41にお
いて圧縮符号化され、パケット受信装置42において復
号(解凍)されることによって得られた音声信号である
のに対し、リファレンス音声信号SRのほうは、パケッ
ト送信装置41では圧縮符号化されず、パケット受信装
置42では復号されていない。
【0139】これは、第3の実施形態の通話品質計算回
路303に入力される2つの音声信号SおよびSRが、
ともに圧縮符号化と復号を施されて得られたものである
ことと相違する。
【0140】したがって、本実施形態では、上述した非
可逆圧縮(圧縮符号化)とそれに対応する解凍(復号)
による情報の欠落が、通話音声品質に与える影響をも加
味して通話品質指標Eを得ることが可能である。
【0141】(D−2)第4の実施形態の効果 本実施形態によれば、第3の実施形態の効果と同等な効
果が得られる。
【0142】加えて、本実施形態によれば、音声符復号
による品質劣化(音声データの符号化とそれに対応する
復号による品質劣化)も含んだ通話音声品質が観測可能
となる。
【0143】(E)第5の実施形態 以下では、本実施形態が第1、第4の実施形態と相違す
る点についてのみ説明する。
【0144】本実施形態は主としてパケット受信装置側
の処理によって通話品質評価を実行する点では第1の実
施形態に類似しているが、音声符復号による品質劣化も
含んだ通話品質評価を実行する点では第4の実施形態と
類似している。
【0145】(E−1)第5の実施形態の構成および動
作 本実施形態の通話品質監視システム45の構成を図6に
示す。
【0146】図6において、当該通話品質監視システム
45は、ネットワーク11と、パケット受信装置(通話
品質監視装置)46とを備えている。
【0147】図6中で図3または図5と同じ符号を付与
した構成部分11、102,303および信号PI、P
O、S、SR1の機能は、図3または図5と同じであ
る。
【0148】図6に示すように本実施形態のパケット受
信装置46は、音声パケット調整回路501と、音声復
号回路102と、リファレンス音声発生回路503と、
リファレンス音声符号化回路504と、ネットワーク模
擬回路505と、リファレンス音声復号回路506と、
通話品質計算回路303とを備えている。
【0149】このうち音声パケット調整回路501は基
本的には第1の実施形態の音声パケット調整回路101
と同じ機能を備えているが、受信状態情報として挿入数
Iの替わりに代替パターン情報DTを出力し、欠落数D
の替わりに欠落パターン情報ITを出力する部分であ
る。
【0150】当該音声パケット調整回路501の内部構
成例を図14に示す。
【0151】(E−1−1)音声パケット調整回路の内
部構成 図14において、音声パケット調整回路501は、欠落
検査部20と、書き込み部47と、読み出し部48と、
読み出し処理部24と、受信状態検出部49とを備えて
いる。
【0152】図14中で図13と同じ符号を付与した各
構成部分20,22,24,28および各信号等E1、
E4、E6、PP、T、Q1の機能は、図13と同一で
ある。
【0153】図14に示す書き込み部47は基本的に前
記書き込み部21と同じ機能を備えているが、検出信号
E2を出力する機能を備えていない点だけが相違する。
【0154】また、読み出し部48は基本的に前記読み
出し部23と同じ機能を備えているが、検出信号E3を
出力する機能を備えていない点だけが相違する。
【0155】さらに周期発生部50も基本的に前記周期
発生部27と同じ機能を備えているが、第1の実施形態
で式(1)に代入する各数値D、I、Bを確定するため
に必要であった監視周期TEは、本実施形態の少なくと
も音声パケット調整回路501内では不要である(ただ
し、例えば通話品質計算回路303などは監視周期TE
単位で動作して、時々刻々と変動する通信音声品質に対
応した通話品質指標Eをリアルタイムで出力するように
してよい)ので、当該周期発生部50が発生する周期
は、復号タイミングTだけである。
【0156】ただし復号タイミングTをN個まとめた周
期としての監視周期TEの概念は、本実施形態にも適用
することはでき、第1の実施形態等との比較にも便利で
あるので、本実施形態の説明にも使用する。
【0157】図14の受信状態検出部49は、前記検出
信号E1とE4の供給を受ける部分で、例えば、図7に
示すような代替パターン情報ITと、図8に示すような
欠落パターン情報DTとを出力する。
【0158】図7において、0は代替音声パケットPP
を挿入していないことを示し、1は挿入したことを示
す。
【0159】したがって受信状態検出部49は、読み出
し処理部24から供給を受ける検出信号E4が非能動状
態のときは0を出力し、能動状態に切り替わるたびに1
を出力することになる。
【0160】このような代替パターン情報ITの生成
は、代替音声パケットPPの挿入との時間のずれがほと
んどなく、ほぼリアルタイムで実行することが可能であ
る。
【0161】また、図8において、0は音声パケットP
Iの欠落を検出していないことを示し、1は検出したこ
とを示す。
【0162】したがって受信状態検出部49は、欠落検
査部20から供給を受ける検出信号E1が非能動状態の
ときは0を出力し、能動状態に切り替わるたびに1を出
力することになる。
【0163】欠落検査部20がどのような手段で音声パ
ケットPIの欠落を検出するかにもよるが、上述したよ
うにパケット送信装置側で付与された連続番号をもとに
検出する場合には、例えば図9(A)、(B)に示すよ
うに音声パケットP4、P5の欠落を検出できるのは早
くても音声パケットP6が受信されたときであるので、
この程度の検出タイミングの遅れは許容できるように受
信状態検出部49を構成しておく必要がある。ただしこ
のような検出タイミングの遅れは、通常、数パケット程
度におさまると考えられるので、図7〜9に示した監視
周期TEほど長時間の遅れを見込んでおく必要はない。
【0164】代替パターン情報ITと欠落パターン情報
DTは時間的なずれが発生しないように同期して出力す
る必要があるので、受信状態検出部49は、同期発生部
50から供給を受ける復号タイミングTを利用し、検出
タイミングが遅れる可能性のある欠落パターン情報DT
に合わせて、DTとITを出力するようにするとよい。
【0165】一方、前記リファレンス音声発生回路50
3は、所定の音声データSR1を発生する回路である。
当該音声データSR1は直接、通話品質計算回路303
に供給されるほか、リファレンス音声符号化回路504
にも供給される。
【0166】リファレンス音声符号化回路504は、図
示しないパケット送信装置で行われる符号化(圧縮符号
化)と同じ符号化方式で当該音声データSR1に対して
符号化を施して音声パケットPBに収容し、当該音声パ
ケットPBをネットワーク模擬回路505に出力する回
路である。
【0167】ネットワーク模擬回路505は、欠落パタ
ーン情報DTと挿入パターン情報ITを利用して、ネッ
トワーク11で音声パケットPIを伝送する際に発生し
たパケット欠落とパケット遅延と同等な状態を仮想的に
作り出す回路である。
【0168】したがって、欠落も遅延もない理想的な状
態の音声パケットPBの系列は、ネットワーク模擬回路
505の処理を受けることによって、音声パケットPI
の系列がネットワーク11上を伝送されるときに受けた
ものと同等な欠落や遅延を受け、音声パケットPAの系
列として出力される。
【0169】音声パケットPBの系列が例えば図9
(A)に示すように音声パケットP1〜P10から構成
されるものであり、欠落パターン情報DTが図9(B)
に示す通りである場合、図9(B)の1に対応する時間
位置の音声パケットP4、P5、P9が、当該ネットワ
ーク模擬回路505によって除去されるから、音声パケ
ットP1、P2、P3、P4、P5、P6、P7、P
8、P9、P10から構成された監視周期TE内の音声
パケットPBの系列は、図9(C)に示すように音声パ
ケットP1、P2、P3、P6、P7、P8、P10、
P11、P12、P13から構成される系列に変換され
る。
【0170】このときもしも当該監視周期TE内の代替
パターン情報ITがすべて0であれば、この音声パケッ
トP1、P2、P3、P6、P7、P8、P10、P1
1、P12、P13から構成される系列が、音声パケッ
トPAの系列としてネットワーク模擬回路505から出
力されることになる。
【0171】しかし代替パターン情報ITが図9(D)
に示す通りである場合には、音声パケットP1〜P10
の系列上の図9(D)の1に対応する時間位置には、代
替音声パケットPPが挿入されるから、図9(C)の系
列は、図9(E)に示すように、音声パケットP1、
×、P2、P3、×、×、P6、P7、P8、P10に
変換され、当該系列が音声パケットPAの系列としてリ
ファレンス音声復号回路506に供給されることにな
る。
【0172】ここで、記号「×」は、挿入された代替音
声パケットPPを示している。
【0173】リファレンス音声復号回路506は、リフ
ァレンス音声符号化回路504で行われる符号化に対応
する復号を施す回路であって、処理対象が音声パケット
POではなく音声パケットPAである点を除き、前記音
声復号回路102と同じ動作を行う回路である。
【0174】当該リファレンス音声復号回路506から
出力された復号音声信号ST1は通話品質計算回路30
3に供給され、当該通話品質計算回路303は復号音声
信号ST1と音声信号SR1を比較して、前記ITU−
T標準のP.861にしたがって通話品質指標Eを求め
て出力する。このとき音声信号SR1は参照用音声信号
として機能し、復号音声信号ST1は被評価用音声信号
として機能する。
【0175】これにより本実施形態では、音声符復号に
よる品質劣化も加味した通話品質指標Eを求めることが
できる。
【0176】(E−2)第5の実施形態の効果 本実施形態によれば、第1の実施形態の効果および第4
の実施形態の効果と同等な効果を得ることができる。
【0177】加えて、本実施形態では、パケット送信装
置に手を加えること無く、パケット受信装置の機能のみ
によって、これらの効果を得ることが可能である。
【0178】(F)第6の実施形態 以下では、本実施形態が第5の実施形態と相違する点に
ついてのみ説明する。
【0179】本実施形態が第5の実施形態と相違するの
は、音声符復号による品質劣化を加味しない音声品質評
価を実行する点にかぎられる。
【0180】(F−1)第6の実施形態の構成および動
作 本実施形態の通話品質監視システム60の構成を図10
に示す。
【0181】図10において、当該通話品質監視システ
ム60は、ネットワーク11と、パケット受信装置(通
話品質監視装置)61とを備えている。
【0182】図10中で図6と同じ符号を付与した構成
部分11、102,303、501,503,504,
505,506および信号PI、PO、S、SR1、P
B、PA、ST1の機能は、図6と同じである。
【0183】したがって本実施形態が第5の実施形態と
相違するのは、ノーマル音声復号回路607に関連する
部分にかぎられる。
【0184】ただしノーマル音声復号回路607自体の
機能は、音声復号回路102やリファレンス音声復号回
路506と同じである。
【0185】前記リファレンス音声符号化回路504で
圧縮符号化された音声データを収容している音声パケッ
トPBの供給を受ける当該ノーマル音声復号回路607
は、当該圧縮符号化された音声データを復号(解凍)し
て復号音声信号SLを生成し出力する部分である。
【0186】この復号音声信号SLは、参照用音声信号
として前記通話品質計算回路303に供給される。
【0187】したがって本実施形態では参照用音声信号
も、被評価用音声信号ST1と同様に音声符復号による
品質劣化を受けており、通話品質計算回路303で当該
参照用音声信号と被評価用音声信号を比較して得られる
通話品質指標Eには、音声符復号による品質劣化の影響
は含まれていない。
【0188】(F−2)第6の実施形態の効果 本実施形態によれば、第3の実施形態の効果と同等な効
果を得ることができる。
【0189】ただし本実施形態では、当該効果を、主と
してパケット受信装置側の機能のみによって実現するこ
とが可能である。
【0190】(G)第7の実施形態 以下では、本実施形態が第3、第4、第5の実施形態と
相違する点についてのみ説明する。
【0191】本実施形態は、品質非保証型のプロトコル
と品質保証型のプロトコルを実行し得るネットワーク3
7を用いる点では第3の実施形態と類似しており、ネッ
トワーク模擬回路505を利用する点で第5の実施形態
と類似している。
【0192】ただし、主としてパケット送信装置側の機
能に基づいて通話音声品質評価を実行する点は、これま
での第1〜第6の実施形態にはみられない特徴である。
【0193】(G−1)第7の実施形態の構成および動
作 本実施形態の通話品質監視システム65の構成を図11
に示す。
【0194】図11において、当該通話品質監視システ
ム65は、ネットワーク37と、パケット送信装置(通
話品質監視装置)66と、パケット受信装置67とを備
えている。
【0195】このうちパケット送信装置66は、音声符
号化回路405と、ネットワーク模擬回路505と、ロ
ーカル音声復号回路706と、通話品質計算回路303
を備えている。
【0196】また、パケット受信装置67は、音声パケ
ット調整回路501と、音声復号回路102を備えてい
る。
【0197】図11中で図3、図5、図6と同じ符号を
付与した構成部分37、102,303、405、50
1,505および信号SI、PI、PO、S、PA、S
T1、DT、ITの機能は、図3、図6と同じである。
【0198】ただし本実施形態では、通話品質計算回路
303およびネットワーク模擬回路505は、パケット
受信装置67ではなくパケット送信装置66側に搭載さ
れている。
【0199】また、音声パケット調整回路501は欠落
パターン情報DTと挿入パターン情報ITを出力する点
では第5の実施形態と同じであるが、当該DTとITは
ネットワーク37上を伝送され、パケット送信装置66
内のネットワーク模擬回路505に受信される必要があ
るので、パケットに収容して伝送されることになり、音
声パケット調整回路501はDT、ITをパケットに収
容してネットワーク37に送出し、パケット送信装置6
6へ返す機能を備えることを要する。
【0200】一方、ネットワーク模擬回路505のほう
でも、当該パケットを受信してDT、ITを取り出す機
能を備える必要がある。
【0201】また、ネットワーク37は品質非保証型の
プロトコルと品質保証型のプロトコルを実行可能なネッ
トワークである点で第3の実施形態のネットワーク37
と同じであるが、当該品質保証型のプロトコルによって
伝送されるのは、前記DT、ITを収容しているパケッ
トである。
【0202】本実施形態において、パケット送信装置6
6に搭載されたネットワーク模擬回路505は、圧縮符
号化した音声データを収容している音声パケットPIの
系列に対し、欠落パターン情報DTや挿入パターン情報
ITに応じた操作(例えば図9(A)〜(E)に示すよ
うな操作)を行って音声パケットPAの系列を生成し、
出力する。
【0203】当該音声パケットPAを受け取るローカル
音声復号回路706は、音声符号化回路405で実行さ
れる圧縮符号化に対応した復号(解凍)を行い、復号音
声信号ST1を出力する回路で、その機能自体は、パケ
ット受信装置67に搭載されている前記音声復号回路1
02とまったく同じである。
【0204】したがって本実施形態の通話品質計算回路
303は、前記音声データSIを参照用音声信号とし、
当該復号音声信号ST1を被評価用音声信号として、通
話品質評価を実行し、通話品質指標Eを求める。
【0205】また、上述したように、インターネットを
介して双方向通信を行う場合、往路と復路の通信には同
一のルートが使用され当該ルート上に存在する同一のル
ータが音声パケットの転送を行うことになるので、パケ
ットの欠落や遅延がルータ内のスイッチの処理能力に起
因して発生したもの等である場合にはパケット受信装置
側における通話品質評価結果(通話品質指標E)は、お
おむねパケット送信装置側における通話品質評価結果に
対応したものになることが期待されるが、厳密には、往
路と復路では、同一ルータ内の異なるポートが使用され
るので、パケット欠落や遅延がポートの処理能力に起因
して発生したもの等である場合には、往路と復路で通話
品質評価結果が異なる値になることも多い。
【0206】このような場合、音声パケットPIを送信
したパケット送信装置側では当該音声パケットをネット
ワークを介して受信するパケット受信装置における通話
品質指標を知ることができなかったが、本実施形態では
それが可能になる。
【0207】(G−2)第7の実施形態の効果 本実施形態によれば、第4、第5の実施形態の効果とほ
ぼ同等な効果をパケット送信装置(66)側で得ること
ができる。
【0208】したがって、音声パケットの送信方向と受
信方向の通話品質劣化度合いが異なる場合でも、一方の
パケット通信装置側で対向する他方のパケット通信装置
側における通話品質劣化度合いを検出することが可能に
なる。
【0209】また、本実施形態と第1〜第6の実施形態
のいずれかを併用することにより、対向する一方のパケ
ット通信装置において、自身が音声パケットを受信する
受信方向の通話品質指標だけでなく、自身が音声パケッ
トを送信する送信方向の通話品質指標を得ることも可能
になる。
【0210】(H)第8の実施形態 以下では、本実施形態が第7の実施形態と相違する点に
ついてのみ説明する。
【0211】本実施形態が第7の実施形態と相違する点
は、音声符復号による品質劣化を含まない通話品質指標
を得る点だけである。
【0212】(H−1)第8の実施形態の構成および動
作 本実施形態の通話品質監視システム70の構成を図12
に示す。
【0213】図12において、当該通話品質監視システ
ム70は、ネットワーク37と、パケット送信装置(通
話品質監視装置)71と、パケット受信装置67とを備
えている。
【0214】このうちパケット送信装置71は、音声符
号化回路405と、ネットワーク模擬回路505と、ロ
ーカル音声復号回路706と、ローカルリファレンス音
声復号回路807と、通話品質計算回路303を備えて
いる。
【0215】また、パケット受信装置67は、音声パケ
ット調整回路501と、音声復号回路102を備えてい
る。
【0216】図12中で図11と同じ符号を付与した構
成部分37、67、102,303、405、501,
505、706および信号SI、PI、PO、S、P
A、ST1、DT、ITの機能は、図11と同じであ
る。
【0217】したがって本実施形態が第7の実施形態と
相違するのは、ローカルリファレンス音声復号回路80
7に関連する部分にかぎられる。
【0218】当該ローカルリファレンス音声復号回路8
07は、前記音声符号化回路405が出力した音声パケ
ットPIが収容している圧縮符号化された音声データに
対して復号を施してリファレンス復号音声信号SRを生
成し、出力する回路で、その機能はローカル音声復号回
路706と同じである。
【0219】このため、当該リファレンス復号音声信号
SRは、図3においてリファレンス音声復号回路304
が出力したリファレンス音声信号SRと同じ信号であっ
てよい。
【0220】当該ローカルリファレンス音声復号回路8
07からリファレンス音声信号SRを受け取り、ローカ
ル音声復号回路706から前記復号音声信号ST1を受
け取る本実施形態の通話品質計算回路303は、当該リ
ファレンス復号音声信号SIを参照用音声信号とし、復
号音声信号ST1を被評価用音声信号として、通話品質
評価を実行する。したがって当該通話品質計算回路30
3から出力される通話品質指標Eは、音声符復号による
品質劣化を加味しない値をとることになる。
【0221】(G−2)第8の実施形態の効果 本実施形態によれば、第7の実施形態の効果とほぼ同等
な効果が得られるが、求める通話品質指標(E)には音
声符復号による品質劣化を含まないため、ネットワーク
上で発生するパケット欠落や遅延のみの影響に対応して
本来、パケット受信装置側でのみ観測される品質劣化
が、パケット送信装置側においても観測可能となる。
【0222】(I)他の実施形態 なお、以上の説明では第1〜第8の実施形態は相互に独
立した通話品質監視システムであるものとしたが、あら
ゆる組合せで、各実施形態の機能を1つの通話品質監視
システムのなかにまとめることも可能である。
【0223】例えば、第5の実施形態と第6の実施形態
を組み合わせて1つの通話品質監視システムを構築した
場合には、当該通話品質監視システムの第1の動作モー
ドでは前記音声データSR1を参照用音声信号として通
話品質計算回路303に供給するようにし、第2の動作
モードでは復号音声信号SLを参照用音声信号として当
該通話品質計算回路303に供給するようにすれば、第
1の動作モードでは音声符復号による品質劣化を加味し
た通話品質評価を行うことができ、第2の動作モードで
は、音声符復号による品質劣化を加味しない通話品質評
価を行うこが可能になる。
【0224】なお、第1〜第8の実施形態において、F
IFOメモリ22内に蓄積することができる音声パケッ
トPIのキュー(待ち行列)は、上述したように1つに
かぎらず複数としてもかまわない。
【0225】2つのキューQ1、Q2(例えば、Q1が
音声パケットで、Q2が画像パケット)をFIFOメモ
リ22内に同時に蓄積することができるものとした場
合、欠落検査部20、書き込み部21、読み出し部2
3、読み出し処理部24、受信状態検出部25、減算部
26などは、各キューQ1、Q2を識別して各キューご
とに機能することになる。
【0226】また、第1〜第8の実施形態では、圧縮、
解凍によって情報の欠落が発生し得る非可逆圧縮を前提
に説明したが、圧縮、解凍によって情報の欠落が発生し
ない可逆圧縮を利用するようにしてもかまわない。ただ
し可逆圧縮を用いる場合には、音声符復号による品質劣
化自体がないのであるから、求める通話品質指標に当該
品質劣化を含むか否かを区別する必要がなくなる。
【0227】なお、第2の実施形態で用いたテーブルの
機能は、どのようなプログラミング言語を用いて記述し
てもよく、論理回路を利用してハードウエア的に実現す
ることも可能である。
【0228】また、第1〜第8の実施形態では、音声パ
ケット(PIなど)には会話音声に対応するデータを収
容するものとしたが、本発明は、音楽などの音声に対応
するデータを収容した音声パケットを一方向に通信する
場合にも適用することができる。
【0229】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、音声パケット通信に関する客観的な品質評価を実行
することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係る通話品質監視システムの
主要部の構成を示す概略図である。
【図2】第2の実施形態に係る通話品質監視システムの
主要部の構成を示す概略図である。
【図3】第3の実施形態に係る通話品質監視システムの
主要部の構成を示す概略図である。
【図4】第3の実施形態の動作説明図である。
【図5】第4の実施形態に係る通話品質監視システムの
主要部の構成を示す概略図である。
【図6】第5の実施形態に係る通話品質監視システムの
主要部の構成を示す概略図である。
【図7】実施形態の動作説明図である。
【図8】実施形態の動作説明図である。
【図9】実施形態の動作説明図である。
【図10】第6の実施形態に係る通話品質監視システム
の主要部の構成を示す概略図である。
【図11】第7の実施形態に係る通話品質監視システム
の主要部の構成を示す概略図である。
【図12】第8の実施形態に係る通話品質監視システム
の主要部の構成を示す概略図である。
【図13】実施形態で使用する音声パケット調整回路の
構成例である。
【図14】実施形態で使用する音声パケット調整回路の
構成例である。
【符号の説明】
10,30,35,40,45,60,65,70…通
話品質監視システム、11,37…ネットワーク、1
2,32,38,42,46、61,67…パケット受
信装置、20…欠落検査部、21…書き込み部、22…
FIFOメモリ、23…読み出し部、24…読み出し処
理部、25,49…受信状態検出部、26…減算部、2
7、50…周期発生部、28…代替データ生成部、3
6,41,66,71…パケット送信装置、101、3
01,501…音声パケット調整回路、102…音声復
号回路、103,203,303…通話品質計算回路、
305…音声符号化回路、505…ネットワーク模擬回
路、PI、PB、PR…音声パケット、D…欠落数、I
…挿入数、B…蓄積数、DT…欠落パターン情報、IT
…挿入パターン情報、E1〜E6…検出信号、E…通話
品質指標。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 順以 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 (72)発明者 秋江 一良 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 Fターム(参考) 5K030 HA08 HB01 JA05 JA10 KA03 KA19 LE16 LE17 MA13 MB06 MB13 MB15

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを介して音声パケットを時
    系列に受信するパケット受信装置を備えた音声パケット
    通信の品質評価システムにおいて、 前記パケット受信装置は、 前記ネットワークの状態変動に応じた不均一な時間間隔
    で受信される時系列な音声パケットを、所定の時間間隔
    で出力するパケット間隔調整手段と、 当該パケット間隔調整手段における音声パケットの受信
    状況を示す受信状況情報を出力する受信状況検出手段
    と、 当該受信状況情報を利用して音声パケット通信の品質を
    評価する品質評価実行手段を備えることを特徴とする音
    声パケット通信の品質評価システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した音声パケット通信の
    品質評価システムにおいて、 前記パケット間隔調整手段は、 前記ネットワークから時系列に受信される音声パケット
    を用いて待ち行列を形成しておき、所定の時間間隔で音
    声パケットを出力することによって当該待ち行列を処理
    する待ち行列処理部と、 前記ネットワークから時系列に受信される音声パケット
    の遅延が所定の遅延時間を超えて当該待ち行列が消滅す
    ることが予測される場合に、受信される音声パケット系
    列の中に所定の音声データを収容している代替音声パケ
    ットを挿入して当該消滅を防ぐ代替音声パケット挿入部
    とを備え、 前記受信状況検出手段は、 当該代替音声パケット挿入部における代替音声パケット
    の挿入数を、前記受信状況情報として所定の評価周期ご
    とに出力するパケット挿入数出力部と、 前記ネットワーク上で失われた音声パケットの数を示す
    損失数を、前記受信状況情報として所定の評価周期ごと
    に出力するパケット損失数出力部と、 前記待ち行列の長さに対応する蓄積されている音声パケ
    ットの数を示す蓄積数を、前記受信状況情報として所定
    の評価周期ごとに出力するパケット蓄積数出力部とを備
    え、 前記品質評価実行手段は、 当該挿入数、損失数、および蓄積数を所定の数式に代入
    し、当該数式の値を算出することによって、音声パケッ
    ト通信の品質を評価する数式演算部を備えることを特徴
    とする音声パケット通信の品質評価システム。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載した音声パケット通信の
    品質評価システムにおいて、 前記パケット間隔調整手段は、 前記ネットワークから時系列に受信される音声パケット
    を用いて待ち行列を形成しておき、所定の時間間隔で音
    声パケットを出力することによって当該待ち行列を処理
    する待ち行列処理部と、 前記ネットワークから時系列に受信される音声パケット
    の遅延が所定の遅延時間を超えて当該待ち行列が消滅す
    ることが予測される場合に、受信される音声パケット系
    列の中に所定の音声データを収容している代替音声パケ
    ットを挿入して当該消滅を防ぐ代替音声パケット挿入部
    とを備え、 前記受信状況検出手段は、 当該代替音声パケット挿入部における代替音声パケット
    の挿入数を、前記受信状況情報として所定の評価周期ご
    とに出力するパケット挿入数出力部と、 前記ネットワーク上で失われた音声パケットの数を示す
    損失数を、前記受信状況情報として所定の評価周期ごと
    に出力するパケット損失数出力部と、 前記待ち行列の長さに対応する蓄積されている音声パケ
    ットの数を示す蓄積数を、前記受信状況情報として所定
    の評価周期ごとに出力するパケット蓄積数出力部とを備
    え、 前記品質評価実行手段は、 当該挿入数、損失数、および蓄積数をそれぞれキーとす
    る表構造を格納しておき、与えられた挿入数キー、損失
    数キー、および蓄積数キーに応じて、音声パケット通信
    の品質を評価する評価値を決定する表構造操作部を備え
    ることを特徴とする音声パケット通信の品質評価システ
    ム。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載した音声パケット通信の
    品質評価システムにおいて、 前記パケット間隔調整手段は、 前記ネットワークから時系列に受信される音声パケット
    を用いて待ち行列を形成しておき、所定の時間間隔で音
    声パケットを出力することによって当該待ち行列を処理
    する待ち行列処理部と、 前記ネットワークから時系列に受信される音声パケット
    の遅延が所定の遅延時間を超えて当該待ち行列が消滅す
    ることが予測される場合に、受信される音声パケット系
    列の中に所定の音声データを収容している代替音声パケ
    ットを挿入して当該消滅を防ぐ代替音声パケット挿入部
    とを備え、 前記受信状況検出手段は、 当該代替音声パケット挿入部における代替音声パケット
    の挿入履歴を、前記受信状況情報として出力するパケッ
    ト挿入履歴出力部と、 前記ネットワーク上における音声パケットの損失履歴
    を、前記受信状況情報として出力するパケット損失履歴
    出力部とを備え、 前記パケット受信装置に搭載され、時系列な参照用音声
    パケットから構成された参照用音声パケット系列を出力
    する参照用音声パケット出力手段と、 前記パケット受信装置に搭載され、当該参照用音声パケ
    ット出力手段から、参照用音声パケット系列の供給を受
    けると共に、前記挿入履歴と損失履歴の供給を受け、当
    該挿入履歴に応じて参照用音声パケット系列に代替音声
    パケットを挿入すると共に、当該損失履歴に応じて参照
    用音声パケット系列から参照用音声パケットを除去し、
    当該パケット間隔調整手段における音声パケットの受信
    状況に対応した受信状況再現パケット系列を生成する受
    信側受信状況再現手段とを備え、 前記品質評価実行手段は、 前記参照用音声パケット系列と当該受信状況再現パケッ
    ト系列とを比較することで、音声パケット通信の品質を
    推定する受信側推定部を備えることを特徴とする音声パ
    ケット通信の品質評価システム。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載した音声パケット通信の
    品質評価システムにおいて、 前記参照用音声パケットは、符号化していない音声デー
    タを収容している音声パケットであることを特徴とする
    音声パケット通信の品質評価システム。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載した音声パケット通信の
    品質評価システムにおいて、 前記参照用音声パケットは、前記音声パケットを符号化
    する際に用いる符号化と同じ符号化方式で符号化した上
    で、当該音声パケットを復号する際に用いる復号方式と
    同じ復号方式で復号したものであることを特徴とする音
    声パケットの品質評価システム。
  7. 【請求項7】 ネットワークに対して音声パケットを時
    系列に送出するパケット送信装置と、当該ネットワーク
    を介して当該音声パケットを時系列に受信するパケット
    受信装置とを備えた音声パケット通信の品質評価システ
    ムにおいて、 前記パケット送信装置は、 同一の入力音声データをもとに、本来の通信のために使
    用する実音声パケットと、品質評価のために使用する評
    価音声パケットとを生成して、当該実音声パケットは品
    質を保証しない非保証態様で前記ネットワーク上を伝送
    し、評価音声パケットは品質を保証する保証態様で前記
    ネットワーク上を伝送する両音声パケット送出手段を備
    え、 前記パケット受信装置は、 前記非保証態様でネットワークを伝送され、ネットワー
    クの状態変動に応じた不均一な時間間隔で受信される時
    系列な実音声パケットを受信して出力すると共に、前記
    保証態様でネットワークを伝送され、ネットワークの状
    態変動に依存しない均一な時間間隔で受信される時系列
    な評価音声パケットを受信して出力する両音声パケット
    受信手段と、 当該両音声パケット受信手段から出力される実音声パケ
    ットと評価音声パケットとを比較して、実音声パケット
    に対応する前記パケット送信装置と当該パケット受信装
    置とのあいだの音声パケット通信の品質を評価する品質
    評価実行手段とを備えることを特徴とする音声パケット
    通信の品質評価システム。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載した音声パケット通信の
    品質評価システムにおいて、 前記パケット送信装置に設けられた両音声パケット送出
    手段は、 実音声パケットに収容する前記入力音声データに符号化
    を施す実符号化部を備え、 前記パケット受信装置に設けられた両音声パケット受信
    手段は、 実音声パケットに収容されている前記入力音声データを
    復号する実復号部を備えることを特徴とする音声パケッ
    ト通信の品質評価システム。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載した音声パケット通信の
    品質評価システムにおいて、 前記パケット送信装置に設けられた両音声パケット送出
    手段は、前記実符号化部に加えて、 前記評価音声パケットに収容する前記入力音声データに
    対し、前記実音声パケットに収容する入力音声データに
    対して実符号化部が施す符号化と同じ符号化方式で符号
    化を施す評価符号化部を備え、 前記パケット受信装置に設けられた両音声パケット受信
    手段は、前記実復号部に加えて、 前記評価音声パケットに収容されている前記入力音声デ
    ータに対し、前記実音声パケットに収容されている入力
    音声データに対して実復号部が施す復号と同じ復号方式
    で復号を施す評価復号部を備えることを特徴とする音声
    パケット通信の品質評価システム。
  10. 【請求項10】 ネットワークに対して音声パケットを
    時系列に送出するパケット送信装置と、当該ネットワー
    クを介して当該音声パケットを時系列に受信するパケッ
    ト受信装置とを備えた音声パケット通信の品質評価シス
    テムにおいて、 前記パケット受信手段は、 前記ネットワークから時系列に受信される音声パケット
    を用いて待ち行列を形成しておき、所定の時間間隔で音
    声パケットを出力することによって当該待ち行列を処理
    する待ち行列処理部と、 前記ネットワークから時系列に受信される音声パケット
    の遅延が所定の遅延時間を超えて当該待ち行列が消滅す
    ることが予測される場合に、受信される音声パケット系
    列の中に所定の音声データを収容している代替音声パケ
    ットを挿入して当該消滅を防ぐ代替音声パケット挿入部
    とを有するパケット間隔調整手段を備えると共に、 当該代替音声パケット挿入部における代替音声パケット
    の挿入履歴を出力するパケット挿入履歴出力部と、 前記ネットワーク上における音声パケットの損失履歴を
    出力するパケット損失履歴出力部とを有する受信状況検
    出手段を備え、 さらに、前記ネットワークを介して前記音声パケットを
    受信すると、当該音声パケットに関する受信状況情報と
    して、前記挿入履歴および/または損失履歴を、品質を
    保証する保証態様で前記ネットワーク上を伝送して前記
    パケット送信装置に返送する受信状況情報返送手段を具
    備し、 前記パケット送信装置は、 入力音声データに対応した入力音声データ対応系列をも
    とに音声パケットを生成して、品質を保証しない非保証
    態様で前記ネットワーク上を伝送する音声パケット送出
    手段と、 当該音声パケット送出手段から音声パケットの供給を受
    けておき、当該ネットワークを介して当該音声パケット
    を受信した前記パケット受信装置から当該パケット受信
    装置における音声パケットの受信状況を示す前記受信状
    況情報が返送されてくると、当該受信状況情報としての
    挿入履歴に応じて、前記音声パケット送出手段が生成し
    た音声パケットの系列に代替音声パケットを挿入すると
    共に、当該受信状況情報としての損失履歴に応じて、当
    該音声パケットの系列から音声パケットを除去し、前記
    パケット受信装置における音声パケットの受信状況に対
    応した受信状況再現パケット系列を生成する送信側受信
    状況再現手段とを備え、 さらに、当該送信側受信状況再現手段で生成された受信
    状況再現パケットに対応した受信状況再現パケット対応
    系列と、前記入力音声データ対応系列とを比較すること
    で、前記パケット受信装置と当該パケット送信装置との
    あいだの音声パケット通信の品質を推定する送信側推定
    手段を備えることを特徴とする音声パケット通信の品質
    評価システム。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載した音声パケット通
    信の品質評価システムにおいて、 前記入力音声データ対応系列は、音声データ系列であ
    り、 前記音声パケット送出手段は、 当該音声データ系列に符号化を施して前記音声パケット
    に収容する音声符号化部を備え、 前記送信側受信状況再現手段は、 前記音声パケットの系列に対する代替音声パケットの挿
    入および/または音声パケットの除去のあとで当該音声
    パケットを復号する音声復号部を備え、 前記送信側推定手段は、 当該音声復号部から出力される復号結果と、前記音声デ
    ータ系列とを比較して、前記パケット送信装置とパケッ
    ト受信装置のあいだの音声パケット通信の品質を推定す
    ることを特徴とする音声パケット通信の品質評価システ
    ム。
  12. 【請求項12】 請求項10に記載した音声パケット通
    信の品質評価システムにおいて、 前記入力音声データ対応系列は、音声データ系列であ
    り、 前記音声パケット送出手段は、 当該音声データ系列に符号化を施して前記音声パケット
    に収容する音声符号化部を備え、 前記送信側受信状況再現手段は、 前記音声パケットの系列に対する代替音声パケットの挿
    入および/または音声パケットの除去のあとで当該音声
    パケットを復号する音声復号部を備え、 前記送信側推定手段は、 前記音声符号化部から出力され、前記代替音声パケット
    の挿入および/または音声パケットの除去を受けていな
    い状態の音声パケットの系列と、前記音声復号部から出
    力される復号結果とを比較して、前記パケット送信装置
    とパケット受信装置のあいだの音声パケット通信の品質
    を推定することを特徴とする音声パケット通信の品質評
    価システム。
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