JP5668687B2 - 音声品質解析装置、音声品質解析方法およびプログラム - Google Patents

音声品質解析装置、音声品質解析方法およびプログラム Download PDF

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Description

(関連出願についての記載)
本発明は、日本国特許出願:特願2009−217753号(2009年9月18日出願)、日本国特許出願:特願2009−217754号(2009年9月18日出願)、日本国特許出願:特願2009−217756号(2009年9月18日出願)の優先権主張に基づくものであり、同出願の全記載内容は引用をもって本書に組み込み記載されているものとする。
本発明は、音声品質解析装置、音声品質解析方法およびプログラムに関し、特に、音声を格納した音声パケットによる音声通信サービスの音声品質解析装置、音声品質解析方法およびプログラムに関する。
音声通信サービス中に、ネットワーク(例えば、IP(Internet Protocol)ネットワーク、NGN(Next Generation Network)、インターネット網、モバイルネットワークなど)を流れる音声パケットを採取し、音声品質を解析し、音声品質の劣化等を検出することのできる装置が知られている。例えば、UDPヘッダやRTPヘッダなどのヘッダ解析やRTCPの解析などを行うことで、パケットロス率、往復遅延または片方向遅延、ジッタなどを検出することができる。さらに、これらの少なくとも一つがあらかじめ定められたしきい値を超える場合に音声品質の劣化と判定し、アラーム等を出力させることもできる。これら解析結果または音声品質の劣化を、上位の監視装置に通知し、そのまま、あるいは加工・編集した上で監視端末に出力・表示させることもできる。
上記音声品質解析装置の一例が特許文献1に開示されている。特許文献1によると、通信先から受信した音声/画像パケットに受信時刻のタイムスタンプを付与して収集する機能11cと、自身のパフォーマンスデータを収集する機能11hと、収集した音声/画像パケットのタイムスタンプ及びシーケンス番号の情報並びに通信先からの送信時刻のタイムスタンプ及びシーケンス番号の情報に基づいて、品質劣化要因たる伝送遅延、パケットロス率及びゆらぎの情報を算出する機能11e、11f、11gと、これら算出した品質劣化要因及び前記収集したパフォーマンスデータの情報が閾値を超過しているか否か判定する機能11iと、この判定により閾値を超過している場合に品質劣化発生の可能性があることをモニタ上に通知する機能11jとを設けた通信端末を用いることにより、マルチメディア通信の品質劣化を高精度にユーザに先駆けて通知できるとされている。
その他特許文献2に、IP(Internet Protocol)におけるパケット転送と既存公衆網における音声信号の伝達とを中継する複数のVoIPゲートウェイ装置を備えたIPネットワークシステムにおける音声品質調整装置において、評価手段は、IPネットワークを経由する伝送経路を介して通話中の回線それぞれについて、IPネットワークを介してVoIPゲートウェイ装置に到達したVoIPパケットに関する情報に基づいて、即時的に通話音声の品質を評価する評価手段と、この評価結果に基づいて、調整手段は、VoIPパケットの送信元のVoIPゲートウェイ装置が通話中の回線それぞれに対応してIPネットワークに送出する処理を調整する調整手段を備える構成が開示されている。
また、特許文献3に、パケット化した音声を多重化する際に、音声パケットを詰め込んだ固定長セルの隙間に誤り検出情報を埋め込み、受信側において音声パケットを抽出すると共に埋め込まれた誤り検出情報から通信路の誤り状態を計測し、予め設定した誤り発生の条件を超えた場合には送信側に対して伝送エラー過多を通知し、この伝送エラー過多通知を受信した送信側通信装置において音声符号化方式を符号誤りに対して音声品質特性が強い符号化方式に切り替え、また多重化方法を制御することにより、音声品質の劣化を極力抑える機能を備えた通信装置が開示されている。
特許文献4に回線交換網とパケット交換網とを中継するメディアストリーム中継装置においてパケット交換網のゆらぎを吸収するバッファを有し、パケットの輻輳やロスを低減できるようにした構成が開示されている。
特許文献5には、システム運用中に試験が必要な場合にメディアゲートウェイからIP網に試験用音声信号を送出し、ネットワークを経由して戻ってきた音声信号を採取し、前記試験用音声信号との差分を求め、差分の程度により音声品質の監視を行う音声品質監視方法が開示されている。また、特許文献1には、エコー成分を盛り込ませた試験用音声信号に対し、エコーキャンセラでエコー成分をカットさせ、カットさせた後の音声信号を用いてエコーキャンセラの動作を監視することにより、エコーキャンセラの性能監視を行うことが記載されている。
特許文献6には、パケット網に接続される端末において、エコー量の測定機能を具備させた構成が開示されている。特許文献2に開示されているエコーの測定方法は、具体的には、ハンドセット等、VoP電話機各部における音声の折り返し量を測定することでエコー量を測定するアナログ音響的な手法である(特許文献2の段落0071−0073参照)。
特許文献7には、音声品質管理機能を有するハイブリッド電話システムが開示されている。同文献記載のハイブリッドPBXは、試験信号送出機能および試験結果解析機能を有し、その解析結果に基づいて、通話路における音声品質に対する各種パラメータの設定をエコーキャンセラに対して最適化するようにしている。
特開2004−289748号公報 特開2005−57331号公報 特開2003−87321号公報 特開2007−288342号公報 特開2004−328345号公報 特開2003−244235号公報 特開2005−176071号公報
以下の分析は、本発明によって与えられたものである。なお、上記特許文献の全開示内容はその引用をもって本書に繰込み記載する。
しかしながら、上記した音声品質解析装置は、解析のために試験用音声信号をネットワークに流しネットワークを経由して戻ってくる信号を採取し、もとの信号と比較したり、または音声パケット中の特定のフィールドに試験用音声信号を埋め込んで送信側装置から送出し、これを受信側装置で受信した上で前記試験用音声信号を抽出し元の試験用音声信号を比較する必要があるため、サービス運用中のネットワークに不要な信号を流してしまうという問題点がある。
さらに、上記した音声品質解析装置は、処理量の削減のために、パケットのヘッダのみの解析やRTCPの解析のみを行う構成であるため、パケットロスの発生の有無、パケットロス率、ジッタ、往復遅延または片道遅延の解析しかできないという問題点がある。従って、これら以外の解析、例えば、モバイル網で無線転伝送区間を含む場合にビット誤りの発生による音質の劣化や、音声通話中に異常による無音や片通話が発生しているのかどうか等の解析も不可能である。なお、片通話とは、通話中に、一方の声が相手方に届かなくなる現象のことである。
本発明の目的は、上記した音声品質解析装置のように運用中のネットワークに試験用音声信号を流す必要や音声パケットの特定のフィールドに試験用音声信号を埋め込む必要がなく、上記したビット誤りの発生による音質劣化や、装置の異常などによる無音や片通話などの解析や検出を実現することのできる音声品質解析装置、音声品質解析方法およびプログラムを提供することにある。
本発明の第1の視点によれば、端末同士の音声通信中に、少なくとも一方の端末から送出された音声を圧縮符号化したビットストリームを格納したパケットを、ネットワークから採取し、前記パケットのヘッダの解析に加えて、ペイロードに格納されたビットストリームの解析を行うことで音声通信サービス品質の劣化を検出し、上位装置に検出結果を通知する音声品質解析部を有する音声品質解析装置であって、前記音声品質解析部が、ペイロードに格納されたビットストリーム中のゲインに関するパラメータを復号することにより推定したレベルに基づいて装置の異常を検出する音声品質解析装置が提供される。
本発明の第2の視点によれば、端末同士の音声通信中に、少なくとも一方の端末から送出された音声を圧縮符号化したビットストリームを格納したパケットをネットワークから採取するステップと、前記パケットのヘッダの解析に加えて、ペイロードに格納されたビットストリームの解析を実行するステップと、前記解析として、ペイロードに格納されたビットストリーム中のゲインに関するパラメータを復号することにより推定したレベルに基づいて装置の異常を検出するステップと、前記解析結果に基づいて、前記装置の異常の有無を含む音声通信サービス品質の劣化を検出し、上位装置に検出結果を通知するステップと、を含む音声品質解析方法が提供される。本方法は、上記のようにネットワークからパケットを採取する音声品質解析装置という、特定の機械に結びつけられている。
本発明の第3の視点によれば、端末同士の音声通信中に、少なくとも一方の端末から送出された音声を圧縮符号化したビットストリームを格納したパケットをネットワークから採取する処理と、前記パケットのヘッダの解析に加えて、ペイロードに格納されたビットストリームの解析を実行する処理と、前記解析として、ペイロードに格納されたビットストリーム中のゲインに関するパラメータを復号することにより推定したレベルに基づいて装置の異常を検出する処理と、前記解析結果に基づいて、前記装置の異常の有無を含む音声通信サービス品質の劣化を検出し、上位装置に検出結果を通知する処理と、を音声品質解析装置を構成するコンピュータに実行させるプログラムが提供される。なお、このプログラムは、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体に記録することができる。即ち、本発明は、コンピュータプログラム製品として具現することも可能である。
本発明によれば、サービス運用中のネットワークへの不要な信号、パケットの送出を行わずに、音声通信サービス品質の劣化・異常を検出することが可能になる。また本発明によれば、ビット誤りに起因する音質の劣化や、無音や片通話の発生なども検出することが可能になる。
本発明の第1の実施形態の構成を表した図である。 本発明の第1の実施形態の音声解析装置の詳細構成を表した図である。 本発明の第2の実施形態の音声解析装置の詳細構成を表した図である。 図3のビットストリーム解析部の詳細構成を表した図である。 図3のビットストリーム解析部の変形実施形態を表した図である。 本発明の第3の実施形態の構成を表した図である。 本発明の第3の実施形態の音声解析装置の詳細構成を表した図である。 本発明の第4の実施形態の構成を表した図である。 本発明の第4の実施形態の音声解析装置の詳細構成を表した図である。 図9のビットストリーム解析部の詳細構成を表した図である。 図9のビットストリーム解析部の変形実施形態を表した図である。
はじめに本発明の概要を説明する。本発明の音声品質解析装置は、音声通信をしている、ある端末から送出された音声を圧縮符号化したビットストリームを格納したパケットを採取する(図1参照)。前記音声品質解析装置は、前記パケットのヘッダの解析に加えて、ペイロードヘッダの解析およびペイロードに格納されたビットストリームの解析のうちの少なくとも一つを実行する。本発明の音声品質解析装置は、前記解析により音声通信サービス品質の劣化を検出し、上位装置に検出結果を通知する。
以上により、運用中のネットワークに試験用音声信号を流す必要や音声パケットの特定のフィールドに試験用音声信号を埋め込むことなく、ビット誤りの発生による音質劣化や、装置の異常などによる無音や片通話などを検出することが可能になる。
[第1の実施形態]
続いて、本発明をモバイルネットワークでの音声通信サービスに対して音声品質解析を行う第1の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の第1の実施形態の構成を表した図である。
図1を参照すると、無線網190およびモバイルコアネットワーク180および無線網191を介して、音声通信(音声電話)を行っている携帯端末170および携帯端末171が示されている。
モバイルコアネットワーク180は、CSIP網(Circuit Switched over −IP NetWork)であると想定する。つまり回線交換の音声信号は対向して配置された音声通信装置150、151によりIPパケットに変換されてモバイルコアネットワーク180上を転送される。
携帯端末170(171)は、入力した音声を、所定の音声圧縮符号化方式により圧縮符号化されたビットストリームに変換し、該ビットストリームを出力する機能を備えている。ここで音声圧縮符号化方式としては、AMR(Adaptive Multi−Rate speech codec)の12.2kbpsのビットレートを用いるものとする。AMRの詳細は、例えば、3GPP TS26.090規格を参照できるのでここでは詳細な説明は省略する。
本実施形態では、AMRビットストリームは、無線網190を経由し、無線網190からモバイルコアネットワーク180に送出される際に、IuUP(Iu User Plane)プロトコルフレームに格納される。IuUPプロトコルフレームはモバイルコアネットワーク180に達し、音声通信装置150に入力される。ここでIuUPプロトコルフレームの詳細は、3GPP TS26.102規格を参照することができる。
ここで、携帯端末170および携帯端末171は音声コーデックをバイパスするTrFO(Transcoder Free Operation)で通信するものと想定する。従って、音声通信装置150は、IuUPプロトコルフレームをRTP(Real−time Transport Protocol)パケットのペイロード部に格納した上で、相手端末側の音声通信装置151に向け、RTP/UDP/IPプロトコルを用いて、RTPパケットを送出する。また、音声通信装置150は、一定時間間隔(例えば5秒)でRTCP(Real−time Transport Control Protocol)パケットを音声通信装置151に送出する。
音声通信装置151は、前記RTPパケットを入力し、RTPペイロード部分に格納されたIuUPプロトコルフレームを取り出して、無線網191に出力する。無線網191においては、IuUPプロトコルフレームに格納された12.2kbps AMRビットストリームが取り出されて携帯端末171に送出される。
携帯端末171は、12.2 kbps AMRビットストリームを受信して、ビットストリームを復号し音声を再生する。
携帯端末171から携帯端末170の方向の音声通信は、上記と逆方向の流れとなるだけであり、同様であるので、説明は省略する。
音声品質解析装置110は、音声通信装置150と音声通信装置151間でやりとりされる、Nチャネル分(N≧1)の、上りおよび下りのRTPパケット、ならびに、Nチャネル分の上りおよび下りのRTCPパケットを採取する。なお、図1の例では、上り方向と下り方向を別々の音声品質解析装置が担う構成としているが、同一の音声品質解析装置が上りと下りの両方を担う構成とすることもできる。
音声品質解析装置110は、前記採取したRTPパケットおよびRTCPパケットの解析を行う。上位装置130は、音声品質解析装置110から音声通信サービス品質の劣化等の報告を受ける装置である。
図2は、本発明の第1の実施形態の音声品質解析装置の詳細構成を示すブロック図である。図2を参照すると、パケット受信部111と、パケット受信部111から出力されたパケットが入力されるRTPヘッダ解析部112と、RTCP解析部113と、RTPペイロードヘッダ解析部114と、これら各解析部からの解析結果が入力される出力部115と、を備えた構成が示されている。なお、これら音声品質解析装置の各部は、ハードウェアのみならず、音声品質解析装置を構成するコンピュータに後記する処理を実行させるプログラムにより実現することもできる。
パケット受信部111は、AMR IuUPプロトコルフレームを格納したRTPパケットを採取して、RTPヘッダ解析部112とRTPペイロードヘッダ解析部114に出力する。また、パケット受信部111は、RTCPパケットを一定時間毎に受信してRTCP解析部113に出力する。
[RTPヘッダ解析]
RTPヘッダ解析部112は、ヘッダ解析として、パケットロス解析を実施し、その結果を出力部115に出力する。ここで、パケットロス解析とは、あらかじめ定められた観測期間(例えば、1分間)に対し、RTPヘッダのシーケンス番号の連続性を調べ、連続性を欠く場合はパケットロスと判断し、パケットロスが継続する区間や、観測期間全体でのパケットロス率を算出する。
[RTCP解析]
RTCP解析部113は、次に記載する解析のうち、少なくとも一つの解析を行う。
(1)遅延時間の解析:RTCP解析部113は、RTCPパケットを受信した時刻(NTPタイムスタンプ表示)と、RTCPの中のRR(Receiver Report)に格納されたLSRおよびDLSRを用いて、次式により往復遅延Dを算出する。
D=RTCPパケット受信時刻−DLSR−LSR ・・・(1)
RTCP解析部113は、観測期間(例えば、1分間)内での往復遅延Dの値または往復遅延Dの値の時間変化を、出力部115に出力する。さらに、往復遅延Dの値が予め定められたしきい値より大きい場合、RTCP解析部113は、警告情報(アラーム)を出力部115に出力する。
(2)ジッタ量の解析:RTCP解析部113は、RTCP RRに格納されているジッタ量をコピーしてジッタ量の値ならびにジッタ量の時間変化を出力部115に出力する。さらに、ジッタの値が予め定められたしきい値より大きい場合、RTCP解析部113は、警告情報を出力部115に出力する。
[RTPペイロードヘッダ解析]
RTPペイロードヘッダ解析部114は、ビット誤りの発生による音質劣化の解析を行う。具体的には、RTPペイロードヘッダ解析部114は、RTPパケットのペイロード部に格納されたIuUPプロトコルフレームに対し、ペイロードヘッダ部のFQC(Frame Quality Classifier)フィールドの値をチェックし、観測期間中に0(Good)以外の値になっている回数と継続時間を算出する。RTPペイロードヘッダ解析部114は、これらの数値を出力部115に出力する。さらに、RTPペイロードヘッダ解析部114は、回数と継続時間の少なくとも一方が予め定められたしきい値を超える場合、品質劣化であると判断し、警告情報を出力部115に出力する。
出力部115は、観測期間内に、上記各解析部から出力された解析結果、数値の時間変化、警告情報を、観測期間毎に、上位装置130に出力する。
以上のとおり、本発明の第1の実施形態によれば、運用中のネットワークに試験用音声信号を流す必要や音声パケットの特定のフィールドに試験用音声信号を埋め込むことなく、パケットロス状況、往復遅延の状況、ジッタの状況に加えて、ペイロードヘッダのFQC値の状況や異常を検出し、上位装置130に伝えることが可能になる。
[第2の実施形態]
続いて、ビットストリーム解析を実施するようにした本発明の第2の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図3は、第2の実施形態の音声品質解析装置の詳細構成を示すブロック図である。図3において、図2と同一の番号を付した構成要素は、第1の実施形態と同等の構成要素であるので説明を省略し、以下、相違点を説明する。
図3を参照すると、第2の実施形態の音声品質解析装置は、第1の実施形態の音声品質解析装置の構成(図2参照)に加えて、パケット受信部111から出力されたパケットが入力されるビットストリーム解析部116を備えるとともに、出力部117にはビットストリーム解析部116から出力される解析結果が入力される構成となっている。
ビットストリーム解析部116は、RTPパケットの受信がある場合において、ビットストリームを解析し、通信装置等の異常に起因する無音事象の発生を検出するために追加されたものである。以下、無音事象の検出方法について詳細に説明する。
無音事象の検出:観測期間内で以下のいずれか(RTPパケットの受信なし/レベル推定値=0)を検出した場合に、ルータや通信装置などの異常に起因する無音と判断する。
まず、観測期間中にRTPパケットの受信が全くなくシーケンス番号がカウントアップされない場合、RTPヘッダ解析部112が、モバイルコアネットワーク180に設置されたルータなどの異常でパケットが転送されないことに起因する無音と判断し、出力部117に警告情報を出力する。
観測期間中にRTPパケットの受信がある場合、RTPヘッダ解析部112は、ビットストリーム解析部116に対しRTPパケットの受信を通知する。前記通知を受けたビットストリーム解析部116が解析を行う。
図4は、ビットストリーム解析部116の構成例を示している。図4を参照すると、ビットストリーム抽出部118と、ゲインパラメータ復号部119と、レベル推定部120とを備えた構成が示されている。
ビットストリーム抽出部118は、RTPヘッダ解析部112からRTPパケットの受信があることを通知されると、入力したRTPパケットに対し、ペイロード部からIuUPプロトコルフレームを取り出し、さらにIuUPプロトコルフレームに格納されているAMRのビットストリームを抽出する。
ここで、AMRが無音圧縮モードの場合、ゲインパラメータ復号部119は、SID(Silence Insertion Descriptor)フレームでのゲインパラメータを復号し、レベル推定部120に復号結果を出力する。レベル推定部120は、前記入力された復号結果をレベル推定値とし、レベル推定値がゼロでなければ正常と判断し、出力部117に結果(正常)を出力する。一方、レベル推定値がゼロの場合、レベル推定部120は、ルータや通信装置の異常に起因する無音であると判断し、観測期間内にSIDフレームのレベルがゼロである回数等を含んだ警告情報を出力部117に出力する。
一方、AMRが無音圧縮モードでない場合、ゲインパラメータ復号部119は、AMRビットストリームのうちの固定コードブック(Fixed Codebook)に関するゲインパラメータを復号し、レベル推定部120に復号結果を出力する。レベル推定部120は、固定コードブックに対するゲインパラメータの予測値を加算する処理を行い、これをレベル推定値とし、レベル推定値がゼロでなければ正常と判断し、出力部117に結果(正常)を出力する。一方、レベル推定値がゼロの場合は、ルータや通信装置の異常に起因する無音であると判断し、観測期間内でのレベル推定値がゼロの回数とその継続時間等を含んだ警告情報を出力部117に出力する。
以上のとおり、本発明の第2の実施形態によれば、上記した第1の実施形態の効果に加えてルータや通信装置等の異常に起因する無音事象を検出し、上位装置130に伝えることが可能になる。
なお、音声圧縮符号化方式としては、AMR以外の他の音声コーデック、例えば、VoIPで使われるITU−T Recommendation G.729等を用いることもできる。G.729の場合、IuUPプロトコルは使われずに、RTPヘッダのペイロードタイプフィールドがG.729であることを示す番号(具体的には18)となっている。
また、上記した第2の実施形態のビットストリーム解析部116は、下記のような構成とすることもできる。
図5は、ビットストリーム解析部116の変形実施形態の構成を示すブロック図である。図5の構成は、音声圧縮符号化方式がITU−T Recommendation G.711である場合の構成を示している。G.711の場合も、上記したG.729と同様に、IuUPプロトコルは使われずに、RTPヘッダのペイロードタイプフィールドがG.711であることを示す番号(具体的には0)となっている。
図5において、図4と同一の番号を付した構成要素は、第2の実施形態と同等の構成要素であるので説明を省略し、以下、相違点を説明する。ビットストリーム復号部121は、G.711のビットストリームを予め定められたフレーム間隔(例えば、10msまたは20ms)に区切り、フレーム間隔に含まれるビットストリームをすべて復号し、復号して得た信号S(n)をレベル推定部122に出力する。
レベル推定部122は、次式[数1]に基づき、フレーム区間でのレベル推定値Lを算出する。
Figure 0005668687
上記[数1]中、Nはフレーム区間に含まれる信号のサンプル数を示す。例えば、20ms区間の場合は、N=160である。レベル推定値Lがゼロの場合、レベル推定部122は、ルータや通信装置の異常に起因する無音であると判断し、観測期間内におけるレベル推定値Lがゼロであった回数とその継続時間を含む警告情報を出力部117に出力する。
以上のように、AMR以外の音声圧縮符号化方式、例えば、G.729やG.711等においても、無音事象の検出を行うことができる。
[第3の実施形態]
続いて、第2の音声品質解析部を追加した本発明の第3の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
はじめに本実施形態の概要を説明する。図6に示すように、本発明の音声品質解析装置は、音声通信をしている、ある端末から送出された音声を圧縮符号化したビットストリームを格納した第1のパケットをネットワークから採取し、前記第1のパケットのヘッダの解析に加えて、ペイロードヘッダの解析および前記ペイロードに格納されたビットストリームの解析のうちの少なくとも一つを行うことで音声通信サービス品質の劣化を検出する第1の音声品質解析部(図6の「U−Plane解析装置」参照)と、制御信号を格納した第2のパケットをネットワークから採取し、前記第2のパケットを解析する第2の音声品質解析部(図6の「C−Plane解析装置」参照)と、前記第1、第2の音声品質解析部から出力された解析結果が入力される上位装置(図6の「上位装置」参照)により実現できる。
上位装置は、前記第1の音声品質解析部より検出された音声通信サービス品質の劣化が、第2の音声品質解析部の解析結果と整合するか否かを確認する。
以上により、運用中のネットワークに試験用音声信号を流す必要や音声パケットの特定のフィールドに試験用音声信号を埋め込むことなく、ビット誤りの発生による音質劣化や、装置の異常などによる無音や片通話などの解析や検出を行うことが可能になる。また上記構成により、ユーザプレーン(U−Plane)のパケットの解析のみでなく、コントロールプレーン(C−Plane)の制御信号の解析を行ない当該チャネルが通話中であることを確認・検証する構成としたため、異常による無音を精度よく検出することが可能になる。なお、第1、第2の音声品質解析部は、図6のように、上位装置と独立した形態で設けることができるが、上位装置に組み込んだ形態とすることもできる。また、第1の音声品質解析部からの音声通信サービス品質の劣化通知を、第2の音声品質解析部が受け取って検証する構成や、第2の音声品質解析部からの解析結果を、第1の音声品質解析部が受け取って検証する構成も採用可能である。
図6は、本発明の第3の実施形態の構成を表した図である。
図6を参照すると、無線網190およびモバイルコアネットワーク180および無線網191を介して、音声通信(音声電話)を行っている携帯端末170および携帯端末171が示されている。
モバイルコアネットワーク180は、CSIP網(Circuit Switched over −IP NetWork)であると想定する。つまり回線交換の音声信号は対向して配置された音声通信装置150、151によりIPパケットに変換されてモバイルコアネットワーク180を転送される。
携帯端末170(171)は、入力した音声を、所定の音声圧縮符号化方式により圧縮符号化されたビットストリームに変換し、該ビットストリームを出力する機能を備えている。ここで音声圧縮符号化方式としては、AMR(Adaptive Multi−Rate speech codec)の12.2kbpsのビットレートを用いるものとする。AMRの詳細は、例えば、3GPP TS26.090規格を参照できるのでここでは詳細な説明は省略する。
上記AMRビットストリームは、無線網190を経由し、無線網190からモバイルコアネットワーク180に送出される際に、IuUP(Iu User Plane)プロトコルフレームに格納される。IuUPプロトコルフレームはモバイルコアネットワーク180に達し、音声通信装置150に入力される。ここでIuUPプロトコルフレームの詳細は、3GPP TS26.102規格を参照することができる。
本実施形態では、音声通信装置150と音声通信装置151との間で、前記音声を圧縮符号化したビットストリームを格納した第1のパケットであるU−Planeのパケットは、RTP/UDP/IPプロトコルを用いて転送されるものとする。同様に、制御信号を格納した第2のパケットは、UDP/IPプロトコルにより転送されるものとする。以下、本実施形態では、SIP(Session Initiation Protocol)を用いて呼制御が行われているものとして説明するが、他の呼制御方式であってもよい。
ここで、携帯端末170および携帯端末171の間の音声通信は音声コーデックをバイパスするTrFO(Transcoder Free Operation)で通信するものと想定する。従って、音声通信装置150は、IuUPプロトコルフレームをRTP(Real−time Transport Protocol)パケットのペイロード部に格納した上で、相手端末側の音声通信装置151に向け、RTP/UDP/IPプロトコルを用いて、RTPパケットを送出する。また、音声通信装置150は、一定時間間隔(例えば5秒)でRTCP(Real−time Transport Control Protocol)パケットを音声通信装置151に送出する。
音声通信装置151は、上記のように制御信号が格納されたUDPパケットを入力し、制御信号を取り出して呼接続処理を行ない、さらに、回線交換の呼制御信号(例えば、ISUP(ISDN User Part))に変換し、無線網191に出力する。また、音声通信装置151は、前記RTPパケットを入力し、RTPペイロード部分に格納されたIuUPプロトコルフレームを取り出して、無線網191に出力する。無線網191においては、IuUPプロトコルフレームに格納された12.2kbps AMRビットストリームが取り出されて携帯端末171に送出される。
携帯端末171は、12.2 kbps AMRビットストリームを受信して、ビットストリームを復号し音声を再生する。
携帯端末171から携帯端末170の方向の音声通信は、上記と逆方向の流れとなるだけであり、同様であるので、説明は省略する。
U−Plane解析装置1110は、音声通信装置150と音声通信装置151間でやりとりされる、Nチャネル分(N≧1)の、上りおよび下りのRTPパケット(第1のパケット)、ならびに、Nチャネル分の上りおよび下りのRTCPパケットを採取する。なお、図1の例では、上り方向と下り方向の解析を同一のU−Plane解析装置1110が担う構成としているが、上り、下りで異なるU−Plane解析装置を用いる構成とすることもできる。
U−Plane解析装置1110は、第1の実施形態の音声品質解析部に相当し、前記採取したRTPパケット(第1のパケット)およびRTCPパケットの解析を行う。
C−Plane解析装置1130は、上記した第2の音声品質解析部に相当し、音声通信装置150と151の間でやりとりされる制御信号を格納した第2のパケットであるUDPパケットを採取し、この解析を行う。例えば、SIPを用いて呼制御を行う場合、SIPによる呼制御のやりとりのうち、音声通信装置150からセッション確立メソッド「Invite」を送り、音声通信装置151から応答「200 OK」が来たとする。C−Plane解析装置130は、応答「200 OK」を受信した時点で当該セッションは音声通話開始であると判断し、当該セッションの番号、受信IPアドレス、送信元IPアドレス、受信ポート番号等を上位装置140に通知する。さらに、C−Plane解析装置1130は、音声通信装置150または音声通信装置151から送信されたセッション終了メソッド「BYE」を採取した時点で、通話終了と判断し、上位装置140に通知する。
続いて、採取した第1のパケットによりサービス品質の異常検出を行うU−Plane解析装置1110の詳細構成について説明する。
図7は、本発明の第1の実施形態のU−Plane解析装置の詳細構成を示すブロック図である。図7を参照すると、パケット受信部111と、パケット受信部111から出力されたパケットが入力されるRTPヘッダ解析部112と、RTCP解析部113と、RTPペイロードヘッダ解析部114と、ビットストリーム解析部116と、これら各解析部からの解析結果が入力される出力部117と、を備えた構成が示されている。なお、これらU−Plane解析装置の各部は、上記した第1の実施形態の音声解析装置の各部と同等であるので説明を省略する。また、これらU−Plane解析装置の各部は、ハードウェアのみならず、U−Plane解析装置、あるいは、U−Plane解析装置やC−Plane解析装置を含む上位装置を構成するコンピュータに後記する処理を実行させるプログラムにより実現することもできる。
以上の構成にて、U−Plane解析装置1110からは、パケットロス、遅延時間、ジッタ量、ビット誤り、無音事象の発生状況が検出され、C−Plane解析装置1130からは、制御信号に基づく解析結果(通話状態)が出力される。
図6を参照すると、上位装置140は、上記のように、U−Plane解析装置1110およびC−Plane解析装置1130から通知された内容に基づいて、サービス品質の異常発生を判定する。例えば、あるセッションで、C−Plane解析装置1130から通話中であるとの通知を受けているにも拘らず、U−Plane解析装置1110からは、異常による無音の可能性ありとの通知を受けている場合、上位装置140は、当該セッションは異常による無音事象が発生していると判断し、監視装置145にアラームを通知する。
図6の監視装置145は、上位装置140からアラームを受けると、所定の表示装置等に、当該セッションにおいて異常による無音が発生している旨のメッセージ等を出力する。
以上のとおり、本発明の第3の実施形態によれば、運用中のネットワークに試験用音声信号を流す必要や音声パケットの特定のフィールドに試験用音声信号を埋め込むことなく、パケットロス状況、往復遅延の状況、ジッタの状況、ペイロードヘッダのFQC値の状況、無音事象の発生を検出し、これを制御信号を用いて検証してから、監視装置145に出力させることが可能になる。
[第4の実施形態]
続いて、上記した特許文献5〜7等に記載の音声品質解析装置の問題点を考慮した本発明の第4の実施形態について説明する。
上記した特許文献5〜7等に記載の音声品質解析装置は、解析のために試験用音声信号をネットワークに流しネットワークを経由して戻ってくる信号を採取し、もとの信号と比較したり、または音声パケット中の特定のフィールドに試験用音声信号を埋め込んで送信側装置から送出し、これを受信側装置で受信した上で前記試験用音声信号を抽出し元の試験用音声信号を比較する必要があるため、サービス運用中のネットワークに不要な信号を流してしまうという問題点がある。
さらに、上記した音声品質解析装置は、処理量の削減のために、パケットのヘッダのみの解析やRTCPの解析のみを行う構成であるため、パケットロスの発生の有無、パケットロス率、ジッタ、往復遅延または片道遅延の解析しかできないという問題点がある。従って、これら以外の解析、例えば、ネットワーク内にPSTN網(公衆交換電話網)とIP網とを相互接続するゲートウェイが存在するような場合に、エコー信号が残留することによる音質劣化を検出できないという問題点がある。
そこで、本実施形態では、上記した音声品質解析装置のように運用中のネットワークに試験用音声信号を流す必要や音声パケットの特定のフィールドに試験用音声信号を埋め込む必要がなく、エコー信号の残留による音質劣化を検出することのできるようにする。
はじめに本実施形態の概要を説明する。本実施形態の音声品質解析装置は、音声通信をしている各端末から送出された音声を圧縮符号化したビットストリームを格納した上り下りのパケットをそれぞれ採取する(図8参照)。前記音声品質解析装置は、前記各パケットのペイロードに格納されたビットストリームのうちのスペクトルパラメータをそれぞれ復号し、前記上り方向および下り方向の復号結果を用いて、上り方向のスペクトルと下り方向のスペクトルとの相関を求めることでエコーが残留しているか否かを検出し、上位装置に検出結果を通知する。
以上により、運用中のネットワークに試験用音声信号を流す必要や音声パケットの特定のフィールドに試験用音声信号を埋め込むことなく、エコー信号の残留を検出することが可能になる。
続いて、本発明をモバイルネットワークとPSTN網2191間の音声通信サービスに対して音声品質解析を行う第4の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図8は、本発明の第4の実施形態の構成を表した図である。
図8を参照すると、無線網190およびモバイルコアネットワーク180およびPSTN網2191を介して、音声通信(音声電話)を行っている携帯端末170および電話端末2171が示されている。
モバイルコアネットワーク180は、CSIP網(Circuit Switched over −IP NetWork)であると想定する。つまり回線交換の音声信号は対向して配置された音声通信装置150およびゲートウェイ装置2151によりIPパケットに変換されてモバイルコアネットワーク180を転送される。
携帯端末170は、入力した音声を、所定の音声圧縮符号化方式により圧縮符号化されたビットストリームに変換し、該ビットストリームを出力する機能を備えている。ここで音声圧縮符号化方式としては、AMR(Adaptive Multi−Rate speech codec)の12.2kbpsのビットレートを用いるものとする。AMRの詳細は、例えば、3GPP TS26.090規格を参照できるのでここでは詳細な説明は省略する。
上記AMRビットストリームは、無線網190を経由し、無線網190からモバイルコアネットワーク180に送出される際に、IuUP(Iu User Plane)プロトコルフレームに格納される。IuUPプロトコルフレームはモバイルコアネットワーク180に達し、音声通信装置150に入力される。ここでIuUPプロトコルフレームの詳細は、3GPP TS26.102規格を参照することができる。
音声通信装置150は、IuUPプロトコルフレームの中から12.2kbps AMRに関するヘッダ情報やビットストリームを取り出し、RTP(Real−time Transport Protocol)パケットのペイロード部に格納する。ここで、RTPペイロード部に格納する際に、AMRについてはRFC3267で規格化されたRTPペイロードフォーマットを使用するものとする(3GPP TS29.163参照)。従って、音声通信装置150は、RFC3267によるペイロードフォーマットに、IuUPフレームから必要な情報をコピーして移した上で、ペイロード部分に12.2kbps AMRビットストリームを格納したRTPパケットを、RTP/UDP/IPプロトコルを用いてゲートウェイ装置2151に送出する。また、音声通信装置150は、一定時間間隔(例えば5秒)でRTCP(Real−time Transport Control Protocol)パケットをゲートウェイ装置2151に送出する。
ゲートウェイ装置2151は、前記RTPパケットを入力し、RTPペイロードフォーマットを確認した上で、ペイロード部分に格納された12.2kbps AMRストリームを、G.711ストリームに変換し、変換したG.711ストリームをSTM(Synchronous Transfer Mode)によりPSTN網2191に出力する。
電話端末2171は、接続するPSTN網2191を介して音声信号を受信する。
電話端末2171から携帯端末170の方向の音声通信は、上記と逆方向の流れとなるだけであり、同様であるので、説明は省略する。
音声品質解析装置2110は、音声通信装置150とゲートウェイ装置2151間でやりとりされる、Nチャネル分(N≧1)の、上りおよび下りのRTPパケット、ならびに、Nチャネル分の上りおよび下りのRTCPパケットを採取する。
音声品質解析装置2110は、前記採取したRTPパケットおよびRTCPパケットの解析を行う。
図9は、本発明の第4の実施形態の音声品質解析装置の詳細構成を示すブロック図である。図9を参照すると、パケット受信部2111と、パケット受信部2111から出力されたパケットが入力されるRTPヘッダ解析部2112と、RTCP解析部2113と、RTPペイロードヘッダ解析部2114と、ビットストリーム解析部2116と、これら各解析部からの解析結果が入力される出力部2117と、を備えた構成が示されている。なお、これら音声品質解析装置の各部は、ハードウェアのみならず、音声品質解析装置を構成するコンピュータに後記する処理を実行させるプログラムにより実現することもできる。
パケット受信部2111は、上り方向および下り方向について、RFC3267ペイロードフォーマットおよび12.2 kbps AMRビットストリームを格納したRTPパケットを採取して、RTPヘッダ解析部2112とRTPペイロードヘッダ解析部2114とビットストリーム解析部2116とに出力する。また、パケット受信部2111は、RTCPパケットを一定時間毎に受信してRTCP解析部2113に出力する。
[RTPヘッダ解析]
RTPヘッダ解析部2112は、ヘッダ解析として、パケットロス解析を実施し、その結果を出力部2117に出力する。ここで、パケットロス解析とは、あらかじめ定められた観測期間(例えば、1分間)に対し、RTPヘッダのシーケンス番号の連続性を調べ、連続性を欠く場合はパケットロスと判断し、パケットロスが継続する区間や、観測期間全体でのパケットロス率を算出する。
[RTCP解析]
RTCP解析部2113は、次に記載する解析のうち、少なくとも一つの解析を行う。
(1)遅延時間の解析:RTCPパケットを受信した時刻(NTPタイムスタンプ表示)と、RTCPの中のRR(Receiver Report)に格納されたLSRおよびDLSRを用いて、次式(3)により往復遅延Dを算出する。
D=RTCPパケット受信時刻−DLSR−LSR ・・・(3)
RTCP解析部2113は、観測期間(例えば、1分間)内での往復遅延Dの値または往復遅延Dの値の時間変化を、出力部2117に出力する。さらに、往復遅延Dの値が予め定められたしきい値より大きい場合、RTCP解析部2113は、警告情報(アラーム)を出力部2117に出力する。
(2)ジッタ量の解析:RTCP解析部2113は、RTCP RRに格納されているジッタ量をコピーしてジッタ量の値ならびにジッタ量の時間変化を出力部2117に出力する。さらに、ジッタの値が予め定められたしきい値より大きい場合、RTCP解析部2113は、警告情報を出力部2117に出力する。
[RTPペイロードヘッダ解析]
RTPペイロードヘッダ解析部2114は、ビット誤りの発生による音質劣化の解析を行う。具体的には、RTPペイロードヘッダ解析部2114は、RTPパケットのRFC3267ペイロードフォーマットのヘッダ部に格納されたQ(Quality)フィールドの値をチェックし、観測期間中に1(Good)以外の値になっている回数と継続時間を算出する。RTPペイロードヘッダ解析部2114は、これらの数値を出力部2117に出力する。さらに、RTPペイロードヘッダ解析部2114は、回数と継続時間の少なくとも一方が予め定められたしきい値を超える場合、品質劣化であると判断し、警告情報を出力部2117に出力する。
[ビットストリーム解析(残留エコーの検出)]
続いて、残留エコーの検出方法について詳細に説明する。
図10は、ビットストリーム解析部2116の構成例を示している。図10を参照すると、ビットストリーム抽出部2118と、LSPパラメータ復号部2119と、残留エコー検出部2120とを備えた構成が示されている。
ビットストリーム抽出部2118は、RTPヘッダ解析部2112からRTPパケットの受信があることを通知されると、上り方向と下り方向のRTPパケットを入力し、それぞれに対して、RFC3267ペイロードフォーマット部に格納されている12.2kbps AMRのビットストリームを抽出する。ここでは、フレーム当たりのAMRビットストリーム244ビットのうち、LSP(線スペクトル対)パラメータをあらわす38ビットを抽出して出力するものとする。
LSPパラメータ復号部2119は、上り方向ならびに下り方向の両方について、前記38ビットの部分(LSPパラメータ)のみを復号し、残留エコー検出部2120に出力する。
残留エコー検出部2120は、上り方向ならびに下り方向の両方について、復号したLSPパラメータを入力してLPC(線形予測符号)係数に変換し、さらに、LPCスペクトルP(n) (nは1以上でN以下)、または、LPCケプストラムc(n) (nは1以上でM以下)に変換する。
なお以下では、LPCスペクトルP(n)を用いるものとして説明する。ここで、上り方向のLSPパラメータから計算したLPCスペクトルをPf(n)と表し、下り方向のLSPパラメータから計算したLPCスペクトルをPb(n)と表す。(但し、それぞれのnは1以上でN以下)とする。
残留エコー検出部2120は、さらに次式(4)の計算を行う。
CC(τ)=Max[ΣPb(n)Pf(n+τ)] ・・・(4)
式(4)で、CC(τ)は遅れ時刻τの場合の、上りならびに下りのLPCスペクトル同士のクロスパワスペクトルを表す。残留エコー検出部2120は、遅れ時刻τを1からフレーム長の整数倍(例えば100ms)まで、フレーム長間隔(例えば20nms)で変化させ、CC(τ)を最大にする遅れ時刻τを算出する。CC(τ)の最大値があらかじめ定められた閾値を超える場合、残留エコー検出部2120は、残留エコーが存在すると判定し、検出結果や警告情報等を出力部2117に出力する。
出力部2117は、各解析部からの検出結果やアラーム情報を収集し、これらを、あらかじめ定められた時間毎に、またはアラームを検出する毎に、上位装置2130に出力する。
以上のとおり、本発明の第4の実施形態によれば、運用中のネットワークに試験用音声信号を流す必要や音声パケットの特定のフィールドに試験用音声信号を埋め込むことなく、ネットワークにPSTN網とIP網とを相互接続するゲートウェイが存在するような図1に示した構成においてエコー信号が残留することによる音質劣化を検出することが可能になる。
また、本発明の第4の実施形態における残留エコーの検出方法は、ビットストリーム全体を復号して信号を再生した上で再生信号からスペクトルパラメータを計算し相関をとる方法や、前記再生信号同士の相互相関を計算する方法に比べ、極めて少ない処理量でエコーの残留を検出することができる。その理由は、上り方向ならびに下り方向のビットストリームのうちのスペクトルパラメータのみを復号し、上り方向のスペクトルと下り方向のスペクトルの相関を求めることにより、エコーの残留を検出する手法を採用したことにある。
また、上記した第4の実施形態のビットストリーム解析部2116は、下記のような構成とすることもできる。
図11は、ビットストリーム解析部の変形実施形態の構成を示すブロック図である。図11において、図10と同一の番号を付した構成要素は、第4の実施形態と同等の構成要素であるので説明を省略し、以下、相違点を説明する。
ゲインパラメータ復号部2125は、AMR 12.2kbps フレームあたり244ビットのビットストリームのうちの固定コードブックゲインの部分である7ビットについて、上りならびに下りの両方向を復号し、ゲインを求める。次に、ゲインパラメータ復号部2125は、フレーム毎にゲインが予め定められたしきい値を超えているかどうかを判別し、しきい値以下のフレームは無音フレームと判断し、これを残留エコー検出部2128に出力する。
残留エコー検出部2128は、上り方向ならびに下り方向のLPCスペクトルのクロスパワスペクトルを式(4)に従い、計算するが、この計算のときに、前記ゲインパラメータ復号部2125にて無音フレームと判断されたフレームはクロスパワスペクトル計算には含めない。これは、無音フレーム同士でクロスパワスペクトルを計算すると、相関値が大きくなり、誤判断してしまうことを防止するためである。
以上のように、図11に示した変形実施形態によれば、図10の構成と比較して、より精度よく残留エコーを検出することが可能になる。
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の基本的技術的思想を逸脱しない範囲で、更なる変形・置換・調整を加えることができる。例えば、上記した実施形態では、モバイルネットワークの音声品質の解析に適用する例を挙げて説明したが、ブロードバンドネットワーク、NGNやインターネット等における音声品質解析にも適用することができる。ただし、この場合は、AMRが用いられる場合であっても、RTPペイロードとして、モバイル特有のIuUPプロトコルは用いられず、RFC3267プロトコルが用いられるので、IuUPの代わりにRFRC3267に置き換えればよい。また、G.729やG.711が用いられる場合は、上記のとおり、IuUPは使われていないが上記と同様に音声品質解析を行うことが可能である。
最後に、本発明の好ましい形態を要約する。
[第1の形態]
(上記第1の視点による音声品質解析装置参照)
[第2の形態]
第1の形態の音声品質解析装置において、
予め定められた時間毎に前記上位装置に対し検出結果を通知する音声品質解析装置。
[第3の形態]
第1または第2の形態の音声品質解析装置において、
音声品質の劣化を検出したときに、前記上位装置に対し検出結果を通知する音声品質解析装置。
[第4の形態]
第1から第3いずれか一の形態の音声品質解析装置において、
前記音声品質解析部は、ペイロードに格納されたビットストリーム中のゲインに関するパラメータを復号することにより推定したレベルに基づいて装置の異常を検出する音声品質解析装置。
[第5の形態]
第1から第4いずれか一の形態の音声品質解析装置において、
前記音声品質解析部は、ペイロードに格納されたビットストリーム中のSID(Silence Insertion Descriptor)フレームを復号することにより、推定したレベルに基づいて装置の異常を検出する音声品質解析装置。
[第6の形態]
第1から第5いずれか一の形態の音声品質解析装置において、
前記音声品質解析部は、音声圧縮符号化方式がITU−T Recommendation G.711である場合、ペイロードに格納されたビットストリーム全体を復号することにより推定したレベルに基づいて装置の異常を検出する音声品質解析装置。
[第7の形態]
第1から第6いずれか一の形態の音声品質解析装置において、
前記パケットを採取するネットワークとして、IP(Internet Protocol)ネットワーク、NGN(Next Generation Network)、インターネット網またはモバイルネットワークの少なくとも一つを含む音声品質解析装置。
[第8の形態]
(上記第2の視点による音声品質解析方法参照)
[第9の形態]
(上記第3の視点によるプログラム参照)
[第10の形態]
少なくとも2つの端末の少なくとも一方の端末から送出された音声を圧縮符号化したビットストリームを格納した第1のパケットをネットワークから採取し、前記第1のパケットのヘッダの解析に加えて、ペイロードヘッダの解析および前記ペイロードに格納されたビットストリームの解析のうちの少なくとも一つを行うことで音声通信サービス品質の劣化を検出する第1の音声品質解析部と、制御信号を格納した第2のパケットをネットワークから採取し、前記第2のパケットを解析する第2の音声品質解析部とを有し、前記第1の音声品質解析部の検出結果を、前記第2の音声品質解析部の解析結果により検証することを特徴とする音声品質解析装置。
[第11の形態]
第10の形態の音声品質解析装置において、
前記第1、第2の音声品質解析部は、予め定められた時間毎に上位装置に対し検出結果を通知し、
前記上位装置は、前記第1の音声品質解析部の検出結果を、前記第2の音声品質解析部の解析結果により検証する音声品質解析装置。
[第12の形態]
第10または第11の形態の音声品質解析装置において、
前記第1の音声品質解析部は、音声品質の劣化を検出したときに、前記上位装置に対し検出結果を通知し、
前記上位装置は、前記第1の音声品質解析部の検出結果を、前記第2の音声品質解析部の解析結果により検証する音声品質解析装置。
[第13の形態]
第10から第12いずれか一の形態の音声品質解析装置において、
前記第1の音声品質解析部は、ペイロードに格納されたビットストリーム中のゲインに関するパラメータを復号することにより推定したレベルに基づいて装置の異常を検出する音声品質解析装置。
[第14の形態]
第10から第13いずれか一の形態の音声品質解析装置において、
前記第1の音声品質解析部は、ペイロードに格納されたビットストリーム中のSID(Silence Insertion Descriptor)フレームを復号することにより、推定したレベルに基づいて装置の異常を検出する音声品質解析装置。
[第15の形態]
第10から第14いずれか一の形態の音声品質解析装置において、
前記第1の音声品質解析部は、音声圧縮符号化方式がITU−T Recommendation G.711である場合、ペイロードに格納されたビットストリーム全体を復号することにより推定したレベルに基づいて装置の異常を検出する音声品質解析装置。
[第16の形態]
第10から第15いずれか一の形態の音声品質解析装置において、
前記第2のパケットに格納される制御信号は、SIP(Session Initiation Protocol)のメッセージである音声品質解析装置。
[第17の形態]
第10から第16いずれか一の形態の音声品質解析装置において、
前記第1、第2のパケットを採取するネットワークとして、IP(Internet Protocol)ネットワーク、NGN(Next Generation Network)、インターネット網またはモバイルネットワークの少なくとも一つを含む音声品質解析装置。
[第18の形態]
少なくとも2つの端末の少なくとも一方の端末から送出された音声を圧縮符号化したビットストリームを格納した第1のパケットと制御信号を格納した第2のパケットとをネットワークから採取するステップと、
前記第1のパケットのヘッダの解析に加えて、ペイロードヘッダの解析および前記ペイロードに格納されたビットストリームの解析のうちの少なくとも一つを行うことで音声通信サービス品質の劣化を検出する第1の音声品質解析ステップと、
前記第2のパケットを解析する第2の音声品質解析ステップと、含み、
前記第1の音声品質解析ステップの検出結果を、前記第2の音声品質解析ステップの解析結果により検証することを特徴とする音声品質解析方法。
[第19の形態]
少なくとも2つの端末の少なくとも一方の端末から送出された音声を圧縮符号化したビットストリームを格納した第1のパケットと制御信号を格納した第2のパケットとをネットワークから採取する処理と、
前記第1のパケットのヘッダの解析に加えて、ペイロードヘッダの解析および前記ペイロードに格納されたビットストリームの解析のうちの少なくとも一つを行うことで音声通信サービス品質の劣化を検出する第1の音声品質解析処理と、
前記第2のパケットを解析する第2の音声品質解析処理と、
前記第1の音声品質解析ステップの検出結果を、前記第2の音声品質解析ステップの解析結果により検証する処理と、
を音声品質解析装置を構成するコンピュータに実行させるプログラム。
[第20の形態]
端末同士の音声通信中に、各端末から送出された音声を圧縮符号化したビットストリームを格納した上り方向パケットと下り方向パケットとをそれぞれネットワークから採取し、前記各パケットのペイロードに格納されたビットストリームのうちのスペクトルパラメータをそれぞれ復号し、前記上り方向および下り方向の復号結果を用いて、上り方向のスペクトルと下り方向のスペクトルとの相関を求めることでエコーが残留しているか否かを検出し、上位装置に通知する音声品質解析部を有することを特徴とする音声品質解析装置。
[第21の形態]
第20の形態の音声品質解析装置において、
さらに、前記各パケットのペイロードに格納されたビットストリームのうちのゲインに関するパラメータを復号し、
前記上り方向のスペクトルと下り方向のスペクトルとの相関を求める際に、前記ゲインにより特定した無音フレームを除外すること、
を特徴とする音声品質解析装置。
[第22の形態]
第20または21の形態の音声品質解析装置において、
前記スペクトルパラメータとして、ビットストリームに含まれる線スペクトル対(LSP)パラメータを用いる音声品質解析装置。
[第23の形態]
第20から第22いずれか一の形態の音声品質解析装置において、
前記スペクトルパラメータの復号結果を、線形予測符号係数に変換し、さらに、線形予測符号スペクトルまたは線形予測符号ケプストラムに変換し、
遅れ時間を所定の範囲で変化させながら、上り方向と下り方向の線形予測符号スペクトルまたは線形予測符号ケプストラム同士の相関値を求め、
前記遅れ時間を変化させて求めた複数の相関値のうちの最大値が、所定のしきい値より大きい場合に、エコーが残留していると判定する音声品質解析装置。
[第24の形態]
第20から第23いずれか一の形態の音声品質解析装置において、
前記残留エコーの検出に加えて、パケットロス、遅延時間、ジッタ量、ビット誤りの発生状況を検出する機能を備える音声品質解析装置。
[第25の形態]
第20から第24いずれか一の形態の音声品質解析装置において、
予め定められた時間毎に前記上位装置に対し検出結果を通知する音声品質解析装置。
[第26の形態]
第20から第25いずれか一の形態の音声品質解析装置において、
エコーの残留を検出したときに、前記上位装置に対し検出結果を通知する音声品質解析装置。
[第27の形態]
第20から第26いずれか一の形態の音声品質解析装置において、
前記パケットを採取するネットワークとして、IP(Internet Protocol)ネットワーク、NGN(Next Generation Network)、インターネット網またはモバイルネットワークの少なくとも一つを含む音声品質解析装置。
[第28の形態]
端末同士の音声通信中に、各端末から送出された音声を圧縮符号化したビットストリームを格納した上り方向パケットと下り方向パケットとをそれぞれネットワークから採取するステップと、
前記各パケットのペイロードに格納されたビットストリームのうちのスペクトルパラメータをそれぞれ復号するステップと、
前記上り方向および下り方向の復号結果を用いて、上り方向のスペクトルと下り方向のスペクトルとの相関を求めて、エコーが残留しているか否かを判定するステップと、を含み、
前記相関値が所定のしきい値より大きい場合に、エコーが残留していると判定する音声品質解析方法。
[第29の形態]
端末同士の音声通信中に、各端末から送出された音声を圧縮符号化したビットストリームを格納した上り方向パケットと下り方向パケットとをそれぞれネットワークから採取する処理と、
前記各パケットのペイロードに格納されたビットストリームのうちのスペクトルパラメータをそれぞれ復号する処理と、
前記上り方向および下り方向の復号結果を用いて、上り方向のスペクトルと下り方向のスペクトルとの相関を求めて、エコーが残留しているか否かを判定する処理と、を音声品質解析装置を構成するコンピュータに実行させ、
前記コンピュータに、前記相関値が所定のしきい値より大きい場合に、エコーが残留していると判定させるプログラム。
110、110A、2110 音声品質解析装置
111 パケット受信部
112 RTPヘッダ解析部
113 RTCP解析部
114 RTPペイロードヘッダ解析部
115、117 出力部
116 ビットストリーム解析部
118 ビットストリーム抽出部
119 ゲインパラメータ復号部
120、122 レベル推定部
121 ビットストリーム復号部
130、140 上位装置
145 監視装置
150、151 音声通信装置
170、171 携帯端末
180 モバイルコアネットワーク
190、191 無線網
1110 U−Plane解析装置
1130 C−Plane解析装置
2111 パケット受信部
2112 RTPヘッダ解析部
2113 RTCP解析部
2114 RTPペイロードヘッダ解析部
2117 出力部
2116、2116A ビットストリーム解析部
2118 ビットストリーム抽出部
2119 LSPパラメータ復号部
2120、2128 残留エコー検出部
2125 ゲインパラメータ復号部
2151 ゲートウェイ装置
2171 電話端末
2191 PSTN網

Claims (7)

  1. 端末同士の音声通信中に、少なくとも一方の端末から送出された音声を圧縮符号化したビットストリームを格納したパケットを、ネットワークから採取し、前記パケットのヘッダの解析に加えて、ペイロードに格納されたビットストリームの解析を行うことで装置の異常の有無を含む音声通信サービス品質の劣化を検出し、上位装置に検出結果を通知する音声品質解析部を有する音声品質解析装置であって、
    前記音声品質解析部が、ペイロードに格納されたビットストリーム中のゲインに関するパラメータを復号することにより推定したレベルに基づいて装置の異常を検出する音声品質解析装置。
  2. さらに、制御信号を格納した第2のパケットをネットワークから採取し、前記第2のパケットを解析する第2の音声品質解析部を有し、前記音声品質解析部の検出結果を、前記第2の音声品質解析部の解析結果により検証する請求項1の音声品質解析装置。
  3. 前記音声品質解析部は、
    AMRビットストリームのうちの固定コードブック(Fixed Codebook)に関するゲインパラメータを復号するゲインパラメータ復号部を含み、
    前記ゲインパラメータの復号結果に基づくレベル推定値に基づいて装置の異常を検出する請求項1または2の音声品質解析装置。
  4. 前記音声品質解析部は、前記ペイロードに格納されたビットストリーム中のゲインに関するパラメータを復号することにより推定したレベルに代えて、ペイロードに格納されたビットストリーム中のSID(Silence Insertion Descriptor)フレームを復号することにより推定したレベル、および、ITU−T Recommendation G.711のペイロードに格納されたビットストリーム全体を復号することにより推定したレベルのいずれかに基づいて装置の異常を検出する請求項1または2の音声品質解析装置。
  5. 予め定められた時間毎、または、音声品質の劣化またはエコーの残留を検出したときに、前記上位装置に対し検出結果を通知する請求項1から4いずれか一の音声品質解析装置。
  6. 端末同士の音声通信中に、少なくとも一方の端末から送出された音声を圧縮符号化したビットストリームを格納したパケットをネットワークから採取するステップと、
    前記パケットのヘッダの解析に加えて、ペイロードに格納されたビットストリームの解析を実行するステップと、
    前記解析として、ペイロードに格納されたビットストリーム中のゲインに関するパラメータを復号することにより推定したレベルに基づいて装置の異常を検出するステップと、
    前記解析結果に基づいて、前記装置の異常の有無を含む音声通信サービス品質の劣化を検出し、上位装置に検出結果を通知するステップと、
    を含む音声品質解析方法。
  7. 端末同士の音声通信中に、少なくとも一方の端末から送出された音声を圧縮符号化したビットストリームを格納したパケットをネットワークから採取する処理と、
    前記パケットのヘッダの解析に加えて、ペイロードに格納されたビットストリームの解析を実行する処理と、
    前記解析として、ペイロードに格納されたビットストリーム中のゲインに関するパラメータを復号することにより推定したレベルに基づいて装置の異常を検出する処理と、
    前記解析結果に基づいて、前記装置の異常の有無を含む音声通信サービス品質の劣化を検出し、上位装置に検出結果を通知する処理と、
    を音声品質解析装置を構成するコンピュータに実行させるプログラム。
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