JP4102699B2 - メディアゲートウェイにおけるシステム運用中の音声品質監視方法および方式 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、メディアゲートウェイにおけるシステム運用中の音声品質監視方法および方式に関し、特に、第1のネットワークと第2のネットワークとに接続され音声データを中継する場合のメディアゲートウェイにおけるシステム運用中の音声品質監視方法および方式に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、メディアゲートウェイ装置における音声データの品質の確認方法として、例えば、特開2002−300274号公報に開示されている。この特開2002−300274号公報に記載のゲートウェイ装置は、評価用音声データをIPパケット化して、IPネットワークに接続されている相手のゲートウェイにその評価用IPパケットを送出することで評価用パケットを受信した相手のゲートウェイ装置が予め決められたルールの基で返送されるIPパケットを受信する。ゲートウェイ装置は、その返送された音声データの乗ったIPパケットを受信すると、受信したIPパケットを評価することでIPネットワークの状態を評価する。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−300274号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、STM回線とIP網との間に設置されるメディアゲートウェイ装置を考慮した場合、音質の確認を行う場合には、第1のネットワークから第2のネットワーク(IPネットワーク)対応または第2のネットワーク(IPネットワーク)から第1のネットワーク対応への音声変換処理が常に問題なく変換されることが重要となる。上記の特開2002−300274号公報によれば、IPネットワークを介して接続されたお互いのゲートウェイ装置との間でIPパケットのやり取りを行うことで、IPネットワークの状態をチェックできるが、音声変換処理に該当するCODEC処理部の動作の確認ができないという問題点がある。 また、上記の特開2002−300274号公報によれば、評価を行うには、評価用IPパケットのやり取りに伴うプロトコルを遵守するゲートウェイが必ず2台必要であるという問題点がある。
【0005】
すなわち、従来のメディアゲートウェイ内のDSP変換処理部におけるシステム稼動中における音声品質常時監視することができないことになる。そのため、VoIPサービスを行うネットワーク上での音声の品質を確認できずにいた。
【0006】
本発明の目的は、上記問題点を鑑み、システム運用中でも、音声データ変換処理に伴う音声の品質を常時監視することにある。
【0007】
また、本発明の別の目的は、上記問題点を鑑み、外部試験機を用意することなく、音声データ変換処理に伴う音声の品質を常時監視することにある。
【0008】
また、本発明の別の目的は、上記問題点を鑑み、メディアゲートウェイ単独でも、システム運用中に音声データ変換処理に伴う音声の品質を常時監視することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の第1のメディアゲートウェイにおけるシステム運用中の音声品質監視方法は、STM回線である第1のネットワークとIP網である第2のネットワークとに接続され、音声データを中継する場合にそれぞれのネットワークの通信プロトコルに対応した音声データに変換する第1の音声データ変換部を備えたメディアゲートウェイにおけるシステム運用中の音声品質監視方法であって、試験用の第2の音声データ変換部と、前記第1の音声データ変換部を介して前記第2のネットワークに接続される第1のインタフェース部と、前記第2の音声データ変換部を介して前記第2のネットワークに接続される第2のインタフェース部と、を実装し、前記第1のネットワークから前記第2のネットワークに対応する音声データの変換を監視する場合には、予め準備した試験用音声データを前記第1の音声データ変換部によりIPパケットに変換させ、その変換させたIPパケットを前記第2のネットワークを介して前記第2のインタフェース部に折り返し、その折り返したIPパケットを前記第2の音声変換部により前記第2のネットワーク対応の音声データである変換音声データに変換し、その変換した変換音声データと前記試験用音声データとを比較することで前記第1の音声データ変換部の変換処理による音声の品質を監視することを特徴としている。
【0010】
更に、上記の第1のメディアゲートウェイにおけるシステム運用中の音声品質監視方法において、前記第2のネットワークから前記第1のネットワークに対応する音声データの変換を監視する場合には、予め準備した前記試験用音声データを前記第2の音声データ変換部によりIPパケットに変換し、その変換したIPパケットを前記第2のネットワークを介して前記第1のインタフェース部に折り返し、その折り返したIPパケットを前記第1の音声変換部により前記第2のネットワーク対応の音声データである変換音声データに変換させ、その変換させた変換音声データと前記試験用音声データとを比較することで前記第1の音声データ変換部の変換処理による音声の品質を監視することを特徴としている。
【0011】
更に、上記の第1のメディアゲートウェイにおけるシステム運用中の音声品質監視方法において、前記第1の音声データ変換部の前記音声の品質を監視する場合に、前記変換音声データ内のPCMデータと前記試験用音声データ内のPCMデータとの差分を一定期間観測累積した値が基準値より大きいか小さいかで合否の判定を行うことを特徴としている。
【0012】
また、本発明の第2のメディアゲートウェイにおけるシステム運用中の音声品質監視方法は、STM回線である第1のネットワークとIP網である第2のネットワークとに接続され、音声データを中継する場合にそれぞれのネットワークの通信プロトコルに対応した音声データに変換する第1の音声データ変換部を備えたメディアゲートウェイにおけるシステム運用中の音声品質監視方法であって、試験用の第2の音声データ変換部と、前記第1の音声データ変換部を介して前記第2のネットワークに接続される第1のインタフェース部と、前記第2の音声データ変換部を介して前記第2のネットワークに接続される第2のインタフェース部と、を実装し、前記第1の音声データ変換部のエコーキャンセラーの機能を監視する場合には、予め準備した試験用音声データを前記第2の音声データ変換部によりIPパケットに変換し、その変換したIPパケットを前記第2のネットワークを介して前記第1のインタフェース部に折り返し、その折り返したIPパケットを前記第1の音声変換部により前記第2のネットワーク対応の音声データである第1の変換音声データに変換させ、その変換させた第1の変換音声データを減衰し遅延した音声データをエコー成分として盛り込んだ第2の変換音声データを発生し、その発生した第2の変換音声データを前記第1の音声データ変換部により前記第1の変換音声データを基にエコー成分をカットさせたIPパケットに変換させ、その変換させたIPパケットを前記第2のネットワークを介して前記第2のインタフェース部に折り返し、その折り返したIPパケットを前記第2の音声変換部により前記第2のネットワーク対応の音声データである第3の変換音声データに変換し、その変換した第3の変換音声データと予め準備した正解の音声データとを比較することで前記第1の音声データ変換部のエコーキャンセラーの機能による音声の品質を監視することを特徴としている。
【0013】
更に、上記の第2のメディアゲートウェイにおけるシステム運用中の音声品質監視方法において、前記第1の音声データ変換部の前記音声の品質を監視する場合に、前記第2の変換音声データ内のPCMデータと前記試験用音声データ内のPCMデータとの差分を一定期間観測累積した値が基準値より大きいか小さいかで合否の判定を行うことを特徴としている。
【0014】
また、本発明の第1のメディアゲートウェイにおけるシステム運用中の音声品質監視方式は、STM回線である第1のネットワークとIP網である第2のネットワークとに接続され、音声データを中継する場合にそれぞれのネットワークの通信プロトコルに対応した音声データに変換する第1の音声データ変換部を備えたメディアゲートウェイにおけるシステム運用中の音声品質監視方式であって、試験用の第2の音声データ変換部と、前記第1の音声データ変換部を介して前記第2のネットワークに接続される第1のインタフェース部と、前記第2の音声データ変換部を介して前記第2のネットワークに接続される第2のインタフェース部と、を備え、前記第1のネットワークから前記第2のネットワークに対応する音声データの変換を監視する場合には、予め準備した試験用音声データを前記第1の音声データ変換部によりIPパケットに変換させる第1の変換手段と、前記第1の変換手段で変換させたIPパケットを前記第2のネットワークを介して前記第2のインタフェース部に折り返す第1の折返し手段と、前記第1の折返し手段で折り返したIPパケットを前記第2の音声変換部により前記第2のネットワーク対応の音声データである変換音声データに変換する第2の変換手段と、前記第2の変換手段で変換した変換音声データと前記試験用音声データとを比較することで前記第1の音声データ変換部の変換処理による音声の品質を監視する第1の監視手段と、を有することを特徴としている。
【0015】
更に、上記の第1のメディアゲートウェイにおけるシステム運用中の音声品質監視方式において、前記第2のネットワークから前記第1のネットワークに対応する音声データの変換を監視する場合には、予め準備した前記試験用音声データを前記第2の音声データ変換部によりIPパケットに変換する第3の変換手段と、前記第3の変換手段で変換したIPパケットを前記第2のネットワークを介して前記第1のインタフェース部に第2の折返し手段と、前記第2の折返し手段で折り返したIPパケットを前記第1の音声変換部により前記第2のネットワーク対応の音声データである変換音声データに変換させる第4の変換手段と、前記第4の変換手段で変換させた変換音声データと前記試験用音声データとを比較することで前記第1の音声データ変換部の変換処理による音声の品質を監視する第2の監視手段と、を有することを特徴としている。
【0016】
更に、上記の第1のメディアゲートウェイにおけるシステム運用中の音声品質監視方式において、前記第1または第2の監視手段は、前記第1の音声データ変換部の前記音声の品質を監視する場合に、前記変換音声データ内のPCMデータと前記試験用音声データ内のPCMデータとの差分を一定期間観測累積した値が基準値より大きいか小さいかで合否の判定を行うことを特徴としている。
【0017】
また、本発明の第2のメディアゲートウェイにおけるシステム運用中の音声品質監視方式は、STM回線である第1のネットワークとIP網である第2のネットワークとに接続され音声データを中継する場合にそれぞれのネットワークの通信プロトコルに対応した音声データに変換する第1の音声データ変換部を備えたメディアゲートウェイにおけるシステム運用中の音声品質監視方式であって、試験用の第2の音声データ変換部と、前記第1の音声データ変換部を介して前記第2のネットワークに接続される第1のインタフェース部と、前記第2の音声データ変換部を介して前記第2のネットワークに接続される第2のインタフェース部と、を備え、前記第1の音声データ変換部のエコーキャンセラーの機能を監視する場合には、予め準備した試験用音声データを前記第2の音声データ変換部によりIPパケットに変換する第1の変換手段と、前記第1の変換手段で変換したIPパケットを前記第2のネットワークを介して前記第1のインタフェース部に折り返す第1の折返し手段と、前記第1の折返し手段で折り返したIPパケットを前記第1の音声変換部により前記第2のネットワーク対応の音声データである第1の変換音声データに変換させる第2の変換手段と、前記第2の変換手段で変換させた第1の変換音声データを減衰し遅延した音声データをエコー成分として盛り込んだ第2の変換音声データを発生する発生手段と、前記発生手段で発生した第2の変換音声データを前記第1の音声データ変換部により前記第1の変換音声データを基にエコー成分をカットさせたIPパケットに変換させる第3の変換手段と、前記第3の変換手段で変換させたIPパケットを前記第2のネットワークを介して前記第2のインタフェース部に折り返す第2の折返し手段と、前記第2の折返し手段で折り返したIPパケットを前記第2の音声変換部により前記第2のネットワーク対応の音声データである第3の変換音声データに変換する第4の変換手段と、前記第4の変換手段で変換した第3の変換音声データと予め準備した正解の音声データとを比較することで前記第1の音声データ変換部のエコーキャンセラーの機能による音声の品質を監視する監視手段と、を有することを特徴としている。
【0018】
更に、上記の第2のメディアゲートウェイにおけるシステム運用中の音声品質監視方式において、前記監視手段は、前記第1の音声データ変換部の前記音声の品質を監視する場合に、前記第2の変換音声データ内のPCMデータと前記試験用音声データ内のPCMデータとの差分を一定期間観測累積した値が基準値より大きいか小さいかで合否の判定を行うことを特徴としている。
【0019】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0020】
図1を参照すると、本発明の実施の形態は、メディアゲートウェイ装置であるMG2と、STM(Synchronous Transfer Mode:同期転送モード)の回線であるSTM回線901と、IP(Internet Protocol)プロトコルによる通信網であるIP網902とから構成される。
【0021】
図1のMG2は、プログラム制御で動作するCPUであるCPU21と、SW22と、DSP23と、LANC24と、音声品質監視部25とから構成される。
【0022】
CPU21は、STM回線901側の通話路の制御を行う手段と、STM回線901の回線リソースを管理する手段を有する。CPU21は、音声品質を監視する音声品質監視部25(制御部251)を起動する場合は、予めきられた時間間隔(図示していないタイマによる割り込みによる)で運用で使用していない空き回線を捕捉してから起動する。
【0023】
SW22は、音声データをCPU21により設定された通話路に送り出す手段を有する。
【0024】
DSP23は、DSP(Digital Signal Processor)を内蔵しており、STM回線901から送られてきた音声データをIPプロトコルに準拠した音声パケットに変換する手段と、IP網902から送られてきた音声IPパケットをSTMの音声データへ変換する手段と、STM回線901側のエコー成分をカットする機能であるエコーキャンセラーを行う手段と、IPアドレス、ポート番号などの制御情報を付加する手段とを有する。
【0025】
LANC24は、IEEE802.3(CSMA/CD)の規格に応じてIP網902とのデータのやり取りを行う手段を有する。
【0026】
STM回線901から転送されてくる音声情報は、CPU21が通話路設定したSW22の通話路を経由しDSP23に渡される。DSP23では、IPパケットの音声データに変換をかけ、LANC24を通してIP網902へと転送する役割を果たす。逆に、IP網902から転送されてくるIPパケットの音声データは、LANC24を通してDSP23に渡される。DSP23では、STMに従った音声データに変換をかけ、CPU21が通話路設定したSW22の通話路を経由しSTM回線へと転送される。これらの音声情報の音質を監視するのが音声品質監視部25である。
【0027】
図1の音声品質監視部25は、制御部251と、試験用音声ジェネレータ252と、SWINF253と、音声ハイブリッド回路254と、受信解析用DSP255と、試験用音声制御部256と、LANC257とから構成される。
【0028】
制御部251は、図示していないプロセッサ(CPU)によりプログラム制御で動作し、試験用音声ジェネレータ252、音声ハイブリッド回路254、受信解析用DSP255、SWINF253の各々のブロックを制御する手段を有する。なお、この場合のプロセッサは、CPU21が兼ねても良い。
【0029】
試験用音声ジェネレータ252は、図示していない記憶部(例えば、磁気ディスク、メモリ等)に予め格納されている試験用音声データを読み出すことにより試験用音声信号を生成する手段を有する。なお、記憶部に格納されている試験用音声データは、人間の音声をもとにしたサンプル信号であって、アナログの音声(時系列的に変動する音圧と周波数)を8ビットで量子化(パルス符号変調)したデジタルの音声信号として、PCMデータの情報が含まれている。
【0030】
SWINF253は、スイッチ(SW22)とのインタフェースの制御を行う手段を有する。SWINF253は、試験用音声データをSTMの形式にしたフレームに乗せてSW22に渡し、SW22からのSTMの形式のフレームに乗っている音声データ(PCM形式)を取り出し、その取り出した音声データを音声品質監視部25内の各ブロックに渡す。
【0031】
音声ハイブリッド回路254は、受信した音声を減衰し遅延を付加する手段を有する。なお、各試験用音声データには、アナログの音声を8ビットで量子化(パルス符号変調)したデジタルの音声信号として、PCMデータの情報が含まれている。
【0032】
受信解析用DSP255は、受信した音声データと期待値(この場合、試験用音声データに該当する)と比較して合否の判定を行う手段と、送信音声データと受信音声データとからネットワーク遅延を算出する手段とを有する。従って、受信解析用DSP255は、合否の判定を行うことで、周波数、音圧の試験を行うと共に、ジッタやパケットロスなどでの音声ひずみについて監視し、ひずみが顕著にひどくないか判定する手段とを有することになる。
【0033】
試験用音声制御部256は、IPプロトコルに準拠した音声パケットに変換する手段と、STMの音声データに変換する手段と、IPアドレスなどの制御情報を付加する手段とを有する。
【0034】
LANC257は、IEEE802.3の規格に応じてIP網902とのデータのやり取りを行う手段を有する。
【0035】
次に、図2〜図5を参照して、本発明の実施の形態の動作について説明する。
【0036】
先ず通常の音質確認試験におけるMG2の処理について図2および図3を参照して説明する。この場合の図2および図3に、本試験での音声データの経路を点線で示す。最初に、通常の音質確認試験におけるMG2の処理101〜107の説明は、図2についてであり、DSP23がSTMからIPへ変換する音声品質について確認している。
【0037】
CPU21は、システム運用中のSTM回線901の回線リソースを管理しているため、運用で使用していない空き回線のリソースを捕捉したと同時に試験実行に移る(処理101)。
【0038】
CPU21は、試験対象のDSP23および試験用音声制御部256に向けたそれぞれの通話路設定をSW22に指示し、制御部251に対して試験開始の指示を送る(処理102)。
【0039】
試験開始の指示を受け取った制御部251は、DSP23へ試験用音声データが転送されるように試験用音声ジェネレータ252に音声送出の指示を出す(処理103)。
【0040】
試験用音声ジェネレータ252が送出した音声データは、CPU21が設定した通話路を経由し、DSP23に送られ、IPプロトコル(この場合は、UDP/IPプロトコル)に準拠した音声パケットへ変換(IPパケットに音声データを乗せる)される(処理104)。
【0041】
音声パケットは、IP網902折り返しで自分自身にパケットが返ってくるように、DSP23にてLANC257のIPアドレスと試験用音声制御部256の受信ポート番号(この場合は、DSPポート番号)との情報が付加されて、LANC24を経由してIP網902へパケットが転送される(処理105)。
【0042】
IP網902から折り返して戻ってきた音声パケットは、LANC257を通じて試験用音声制御部256へ転送される(処理106)。
【0043】
試験用音声制御部256は、STMに従った音声データに変換をかけ、SW22経由で受信解析用DSP255へデータを転送する。受信解析用DSP255は、折り返して戻ってきた音声データがもともと送信した音声データと一致しているかどうかの照合を行い、一定基準(任意に設定しておいた合格基準の周波数、音圧)をクリアした場合には合格、基準外であれば不合格と判定する。この場合、試験用音声データのPCMデータと戻ってきたPCMデータとの差分を一定期間観測累積した値が基準値より大きいか小さいかで判定する。また、受信解析用DSP255は、IP網902に向けて送出した音声データと、IP網902から折り返して戻ってきた音声データとを比較し、それぞれの音の先頭を判定してネットワーク遅延を算出する(処理107)。
【0044】
上記の処理107における合否の判定の説明で、IP網902に向けて送出した音声データ(PCMデータ)とIP網902から折り返して戻ってきた音声データ(PCMデータ)とを比較する場合の具体的なやり方としては、受信解析用DSP255は、PCMデータを一定期間1ビットずつ比較し、一致しない場合は、エラーとしてカウントする。更に、受信解析用DSP255は、一定期間カウントした値が一定期間の総ビットの数が何パーセント占めるかを算出し、その算出した値が基準値(例えば20%)以上であれば、不合格とし、基準値(例えば、20%)未満であれば、合格とする。従って、周波数、音圧を基に設定された音声データを比較することで合否の判定を行っているため、ジッタによるパケットロスなどの影響により音声にひずみが生じると、周波数および音圧に影響が現れることになり、ジッタやパケットロスなどの影響により音声にひずみが現れていないかを監視することになる。
【0045】
なお、上記の合否の判定の例では、1ビットずつ比較することで合否の判定を行ったが、数ビット単位(例えば、8ビット単位)毎に比較しても良い。また、一定期間の設定(全てのデータの比較設定も含む)および合否の基準値は、保守者が設定できるようになっている。
【0046】
次に通常の音質確認試験における通常の音質確認試験におけるMG2の処理201〜205の説明は、図3についてであり、DSP23がIPからSTMに変換する音声品質について確認している。
【0047】
上記の処理101〜107までの試験を終了した直後に、制御部251は、試験用音声制御部256へ試験用音声データが転送されるように、試験用音声ジェネレータ252に対して音声送出の指示を出す(処理201)。
【0048】
試験用音声ジェネレータ252が送出した音声データは、CPU21が設定した通話路を経由し、試験用音声制御部256に送られ、IPプロトコルに準拠した音声パケットへ変換される(処理202)。
【0049】
生成した音声パケットは、IP網902折り返しで自分自身にパケットが返ってくるように、試験用音声制御部256にてLANC24のIPアドレスとDSP23の受信ポート番号(この場合は、DSPポート番号)との情報が付加されて、LANC257を経由してIP網902へパケットが転送される(処理203)。
【0050】
IP網902から折り返して戻ってきた音声パケットは、LANC24を通じてDSP23へ転送される(処理204)。
【0051】
DSP23は、STMに従った音声データに変換をかけ、SW22経由で受信解析用DSP255へデータを転送する。受信解析用DSP255は、折り返して戻ってきた音声データがもともと送信した音声データと一致しているかどうかの照合を行い、一定基準(任意に設定しておいた合格基準の周波数、音圧)をクリアした場合には合格、基準外であれば不合格と判定する。この場合、試験用音声データのPCMデータと戻ってきたPCMデータとの差分を一定期間観測累積した値が基準値より大きいか小さいかで判定する。また、受信解析用DSP255は、IP網902に向けて送出した音声データと、IP網902から折り返して戻ってきた音声データとを比較し、それぞれの音の先頭を判定してネットワーク遅延を算出する。(処理205)。
【0052】
次に、エコーキャンセラー機能を確認する際の音質確認試験について説明する。このエコーキャンセラー機能を確認する音質確認試験とは、エコー成分をカットできているかを確認するための試験方法であり、<通常の音質確認試験>が終了したあとに継続して実行する。本試験での音声データの経路については、図4と図5とに示している。初めに図4の点線で表示された音声データの経路に従い説明する。
【0053】
CPU21が運用中の空き回線を補足したと同時に試験が開始され、試験対象のDSP23に対するチャネルおよび試験用音声制御部256に対するチャネルのそれぞれの通話路設定指示がSW22に送出される。併せて、CPU21は、制御部251に対しても試験開始指示を送る。(処理301)。
【0054】
試験開始指示を受け取った制御部251は、試験用音声ジェネレータ252に試験用音声データ(A1)の送出指示を出す(処理302)。
【0055】
試験用音声データ(A1)は、試験用音声ジェネレータ252により図示していない記憶部から読み出され、試験用音声ジェネレータ252からSW22を経由して試験用音声制御部256に転送され、IPプロトコルに準拠した試験用音声パケットへ変換される。変換された音声パケットは、IP網902を折り返して自分自身にパケットが返ってくるように、試験用音声制御部256にてLANC24のIPアドレスと試験対象のDSP23の受信ポート番号との情報が付加されて、LANC257を通じIP網902へパケットが転送される。(処理303)。
【0056】
IP網902から折り返して戻ってきた試験用音声パケット(A1)は、試験対象のDSP23へ転送される(処理304)。
【0057】
試験対象のDSP23は、音声パケットをSTMの音声データに変換し、SW22経由で音声ハイブリッド回路254へ戻ってきた試験用音声データ(A1)を転送する(処理305)。
【0058】
次に図5の点線で表示された音声経路に従い説明する。
【0059】
音声ハイブリッド回路254は、転送されてきた試験用音声データ(A1)を、減衰し遅延した試験用音声データ(A2)を作る(処理401)。すなわち、試験用音声データ(A2)には、音声ハイブリッド回路254で試験用音声データ(A1)のエコー成分になる。
【0060】
試験用音声データ(A2)は、SWINF253、SW22経由で試験対象のDSP23へと転送される。試験対象DSP23のエコーキャンセラーは、IP網902から既に受け取り済みの試験用音声データ(A1)をもとに、減衰して入力されてきた試験用音声データ(A2)をエコー成分として判断し、IP網902へ送出するエコー成分をカットする(処理402)。
【0061】
エコー成分をカットされた音声パケット(B)は、IP網902を折り返して自分自身にパケットが返ってくるように、DSP23にてLANC257のIPアドレスと試験用音声制御部256の受信ポート番号との情報を付加され、LANC24を通じIP網902へ転送される(処理403)。
【0062】
IP網902から折り返して戻ってきた音声パケット(B)は、試験用音声制御部256へ転送される(処理404)。
【0063】
試験用音声制御部256は、音声パケットをSTMの音声データへ変換し、SW22経由にて受信解析用DSP255へと音声データ(B)を転送する(処理405)。
【0064】
受信解析用DSP255は、試験用音声データ(B)に試験用音声データ(A1)のエコー成分が含まれていないかを確認する。仮に試験用音声データ(A1)のエコー成分が含まれていない場合には合格、反対に試験用音声データ(A1)のエコー成分が含まれており、一定基準(任意に設定しておいた合格基準の周波数、音圧)から外れた場合には、不合格と判定し試験を終了する。(処理406)。この場合の判定方法は、受信した試験用音声データ(B)と図示していない記憶部に格納されており正解値である試験用音声データ(C)とを比較し、一定基準をクリアした場合には合格、基準外であれば不合格と判定する。
【0065】
なお、上記の処理406における合否の判定の具体的な方法については、処理107における合否の判定と同じなので説明を省略する。
【0066】
このようにして、<通常の音質確認試験>と、<エコーキャンセラー機能を確認する際の音質確認試験>とを実施することで本発明での全体の試験が完了することになる。
【0067】
上記の説明において、PCMデータをアナログの音声を8ビットで量子化(パルス符号変調)したデータとしたが、その他の音声符号化データも、試験用音声データに含まれても良く、本発明では、その他の音声符号化データをPCMデータとして取り扱う。
【0068】
上記に説明したように、音声品質監視部25を実装することにより、MG2だけでIPパケットを、IP網902を介して折り返すようにし、MG2内で発生する試験用音声データを利用してDSP25での送受信に伴う変換処理を行わせるようにし、その変換処理した音声データと試験用音声データとを比較することで品質を監視するようにしたため、ゲートウェイを2台設けることがなくなる。更に、VoIPサービスを行うネットワーク上での音声データ変換処理に伴う音声の品質を常時監視することができ、障害発生時にもすぐに対応ができる。
【0069】
また、音声品質監視部25が、IP網902からDSP25の変換処理経由で試験用音声データを受信後、擬似的に受信試験用音声データに音声ハイブリッド回路254でのエコー成分を盛り込んだ試験用音声データを使用することによって、DSP23のエコー成分のカット機能の確認による音声の品質の監視ができる。
【0070】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、システム稼動中であっても、メディアゲートウェイ内にIP網経由で折り返すようなインタフェースを設け、試験用音声データと折り返して戻ってきた音声データとを比較することで音声の変換処理の合否の判定を行っているため、音質(音圧・周波数)・ジッタやパケットロスによる音声ひずみ検出・遅延・エコー成分カットの常時監視が可能になるという効果がある。
【0071】
また、本発明は、メディアゲートウェイの音声品質が劣化した場合、試験用音声データと折り返して戻ってきた音声データとを比較することで音声の変換処理の合否の判定を行っているため、システムを運用する管理者が、いち早く品質の状況を理解でき、対応策を練ることが可能になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図2】図1の試験対象のDSPがSTMからIPへの音声データ変換時の通常の音質確認試験における音声データの経路を示した構成概略図である。
【図3】図1の試験対象のDSPがIPからSTMへの音声データ変換時の通常の音質確認試験における音声データの経路を示した構成概略図である。
【図4】図1の試験対象のDSPのエコーキャンセラー機能を確認する音質確認試験におけるIPからSTMへの音声データの経路を示した構成概略図である。
【図5】図1の試験対象のDSPのエコーキャンセラー機能を確認する音質確認試験におけるSTMからIPへの音声データの経路を示した構成概略図である。
【符号の説明】
2 MG
21 CPU
22 SW
23 DSP
24 LANC
25 音声品質監視部
251 制御部
252 試験用音声ジェネレータ
253 SWINF
254 音声ハイブリッド回路
255 受信解析用DSP
256 試験用音声制御部
257 LANC
901 STM回線
902 IP網
Claims (10)
- STM回線である第1のネットワークとIP網である第2のネットワークとに接続され、音声データを中継する場合にそれぞれのネットワークの通信プロトコルに対応した音声データに変換する第1の音声データ変換部を備えたメディアゲートウェイにおけるシステム運用中の音声品質監視方法であって、
試験用の第2の音声データ変換部と、前記第1の音声データ変換部を介して前記第2のネットワークに接続される第1のインタフェース部と、前記第2の音声データ変換部を介して前記第2のネットワークに接続される第2のインタフェース部と、を実装し、
前記第1のネットワークから前記第2のネットワークに対応する音声データの変換を監視する場合には、予め準備した試験用音声データを前記第1の音声データ変換部によりIPパケットに変換させ、
その変換させたIPパケットを前記第2のネットワークを介して前記第2のインタフェース部に折り返し、
その折り返したIPパケットを前記第2の音声変換部により前記第2のネットワーク対応の音声データである変換音声データに変換し、
その変換した変換音声データと前記試験用音声データとを比較することで前記第1の音声データ変換部の変換処理による音声の品質を監視することを特徴とするメディアゲートウェイにおけるシステム運用中の音声品質監視方法。 - 前記第2のネットワークから前記第1のネットワークに対応する音声データの変換を監視する場合には、予め準備した前記試験用音声データを前記第2の音声データ変換部によりIPパケットに変換し、
その変換したIPパケットを前記第2のネットワークを介して前記第1のインタフェース部に折り返し、
その折り返したIPパケットを前記第1の音声変換部により前記第2のネットワーク対応の音声データである変換音声データに変換させ、
その変換させた変換音声データと前記試験用音声データとを比較することで前記第1の音声データ変換部の変換処理による音声の品質を監視することを特徴とする請求項1記載のメディアゲートウェイにおけるシステム運用中の音声品質監視方法。 - 前記第1の音声データ変換部の前記音声の品質を監視する場合に、前記変換音声データ内のPCMデータと前記試験用音声データ内のPCMデータとの差分を一定期間観測累積した値が基準値より大きいか小さいかで合否の判定を行うことを特徴とする請求項1または2記載のメディアゲートウェイにおけるシステム運用中の音声品質監視方法。
- STM回線である第1のネットワークとIP網である第2のネットワークとに接続され、音声データを中継する場合にそれぞれのネットワークの通信プロトコルに対応した音声データに変換する第1の音声データ変換部を備えたメディアゲートウェイにおけるシステム運用中の音声品質監視方法であって、
試験用の第2の音声データ変換部と、前記第1の音声データ変換部を介して前記第2のネットワークに接続される第1のインタフェース部と、前記第2の音声データ変換部を介して前記第2のネットワークに接続される第2のインタフェース部と、を実装し、
前記第1の音声データ変換部のエコーキャンセラーの機能を監視する場合には、予め準備した試験用音声データを前記第2の音声データ変換部によりIPパケットに変換し、
その変換したIPパケットを前記第2のネットワークを介して前記第1のインタフェース部に折り返し、
その折り返したIPパケットを前記第1の音声変換部により前記第2のネットワーク対応の音声データである第1の変換音声データに変換させ、
その変換させた第1の変換音声データを減衰し遅延した音声データをエコー成分として盛り込んだ第2の変換音声データを発生し、
その発生した第2の変換音声データを前記第1の音声データ変換部により前記第1の変換音声データを基にエコー成分をカットさせたIPパケットに変換させ、その変換させたIPパケットを前記第2のネットワークを介して前記第2のインタフェース部に折り返し、
その折り返したIPパケットを前記第2の音声変換部により前記第2のネットワーク対応の音声データである第3の変換音声データに変換し、
その変換した第3の変換音声データと予め準備した正解の音声データとを比較することで前記第1の音声データ変換部のエコーキャンセラーの機能による音声の品質を監視することを特徴とするメディアゲートウェイにおけるシステム運用中の音声品質監視方法。 - 前記第1の音声データ変換部の前記音声の品質を監視する場合に、前記第2の変換音声データ内のPCMデータと前記試験用音声データ内のPCMデータとの差分を一定期間観測累積した値が基準値より大きいか小さいかで合否の判定を行うことを特徴とする請求項4記載のメディアゲートウェイにおけるシステム運用中の音声品質監視方法。
- STM回線である第1のネットワークとIP網である第2のネットワークとに接続され、音声データを中継する場合にそれぞれのネットワークの通信プロトコルに対応した音声データに変換する第1の音声データ変換部を備えたメディアゲートウェイにおけるシステム運用中の音声品質監視方式であって、
試験用の第2の音声データ変換部と、
前記第1の音声データ変換部を介して前記第2のネットワークに接続される第1のインタフェース部と、
前記第2の音声データ変換部を介して前記第2のネットワークに接続される第2のインタフェース部と、を備え、
前記第1のネットワークから前記第2のネットワークに対応する音声データの変換を監視する場合には、予め準備した試験用音声データを前記第1の音声データ変換部によりIPパケットに変換させる第1の変換手段と、
前記第1の変換手段で変換させたIPパケットを前記第2のネットワークを介して前記第2のインタフェース部に折り返す第1の折返し手段と、
前記第1の折返し手段で折り返したIPパケットを前記第2の音声変換部により前記第2のネットワーク対応の音声データである変換音声データに変換する第2の変換手段と、
前記第2の変換手段で変換した変換音声データと前記試験用音声データとを比較することで前記第1の音声データ変換部の変換処理による音声の品質を監視する第1の監視手段と、を有することを特徴とするメディアゲートウェイにおけるシステム運用中の音声品質監視方式。 - 前記第2のネットワークから前記第1のネットワークに対応する音声データの変換を監視する場合には、予め準備した前記試験用音声データを前記第2の音声データ変換部によりIPパケットに変換する第3の変換手段と、
前記第3の変換手段で変換したIPパケットを前記第2のネットワークを介して前記第1のインタフェース部に第2の折返し手段と、
前記第2の折返し手段で折り返したIPパケットを前記第1の音声変換部により前記第2のネットワーク対応の音声データである変換音声データに変換させる第4の変換手段と、
前記第4の変換手段で変換させた変換音声データと前記試験用音声データとを比較することで前記第1の音声データ変換部の変換処理による音声の品質を監視する第2の監視手段と、を有することを特徴とする請求項6記載のメディアゲートウェイにおけるシステム運用中の音声品質監視方式。 - 前記第1または第2の監視手段は、前記第1の音声データ変換部の前記音声の品質を監視する場合に、前記変換音声データ内のPCMデータと前記試験用音声データ内のPCMデータとの差分を一定期間観測累積した値が基準値より大きいか小さいかで合否の判定を行うことを特徴とする請求項6または7記載のメディアゲートウェイにおけるシステム運用中の音声品質監視方式。
- STM回線である第1のネットワークとIP網である第2のネットワークとに接続され、音声データを中継する場合にそれぞれのネットワークの通信プロトコルに対応した音声データに変換する第1の音声データ変換部を備えたメディアゲートウェイにおけるシステム運用中の音声品質監視方式であって、
試験用の第2の音声データ変換部と、
前記第1の音声データ変換部を介して前記第2のネットワークに接続される第1のインタフェース部と、
前記第2の音声データ変換部を介して前記第2のネットワークに接続される第2のインタフェース部と、を備え、
前記第1の音声データ変換部のエコーキャンセラーの機能を監視する場合には、予め準備した試験用音声データを前記第2の音声データ変換部によりIPパケットに変換する第1の変換手段と、
前記第1の変換手段で変換したIPパケットを前記第2のネットワークを介して前記第1のインタフェース部に折り返す第1の折返し手段と、
前記第1の折返し手段で折り返したIPパケットを前記第1の音声変換部により前記第2のネットワーク対応の音声データである第1の変換音声データに変換させる第2の変換手段と、
前記第2の変換手段で変換させた第1の変換音声データを減衰し遅延した音声データをエコー成分として盛り込んだ第2の変換音声データを発生する発生手段と、
前記発生手段で発生した第2の変換音声データを前記第1の音声データ変換部により前記第1の変換音声データを基にエコー成分をカットさせたIPパケットに変換させる第3の変換手段と、
前記第3の変換手段で変換させたIPパケットを前記第2のネットワークを介して前記第2のインタフェース部に折り返す第2の折返し手段と、
前記第2の折返し手段で折り返したIPパケットを前記第2の音声変換部により前記第2のネットワーク対応の音声データである第3の変換音声データに変換する第4の変換手段と、
前記第4の変換手段で変換した第3の変換音声データと予め準備した正解の音声データとを比較することで前記第1の音声データ変換部のエコーキャンセラーの機能による音声の品質を監視する監視手段と、を有することを特徴とするメディアゲートウェイにおけるシステム運用中の音声品質監視方式。 - 前記監視手段は、前記第1の音声データ変換部の前記音声の品質を監視する場合に、前記第2の変換音声データ内のPCMデータと前記試験用音声データ内のPCMデータとの差分を一定期間観測累積した値が基準値より大きいか小さいかで合否の判定を行うことを特徴とする請求項9記載のメディアゲートウェイにおけるシステム運用中の音声品質監視方式。
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