JP6287409B2 - 通信品質監視装置及び方法とシステム並びにプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、通信品質監視装置及び方法とシステム並びにプログラムに関する。
ネットワークの通信品質を測定・監視するシステムとして、例えば通信中のパケットをコピーして通信品質を測定する各種システムが知られている。図6は、通信品質の監視を行う関連技術の代表的なシステム構成の一例を模式的に示す図である。図6を参照すると、例えばメディアゲートウェイ(Media Gateway:MGW)21など、ユーザプレーン(U-Plane)上の中継装置を備えたネットワークシステムにおいて、ネットワーク上を流れるパケット(例えばVoIP(Voice over Internet Protocol)の音声パケット)から通信品質を測定するために、MGW21とネットワーク22(IP網)の間にプローブ装置23が挿入されている。プローブ装置23は、U-planeのデータパケット(音声パケット)をコピーして品質測定装置24に送信する。品質測定装置24は、受信したコピーパケットに基づき通信品質の監視を行う。
例えばIPマルチメディアサブシステム(IP Multimedia Subsystem:IMS)を他ネットワーク(PSTN(Public Switched Telephone Networks:公衆交換電話網(回線交換網)や無線アクセス網等))に接続するMGWは、ATM(Asynchronous Transport Mode)/STM(Synchronous Transport Mode)をRTP(Real-time Transport Protocol)に変換する装置であり、ユーザプレーン(U-Plane)上に設けられ、例えばVoIPと回線交換の間での音声変換を行う。例えばIMS側がAMR(Adaptive Multi-Rate)コーデックを使い、PSTN側がG.711等のコーデックの場合に、MGWは音声情報のコーデック変換を行う(MGWについては、例えば3GPP TS26.114等が参照される)。なお、図6では図示されないMGCF(Media Gateway Control Function)は、コントロールプレーン(C-Plane)上に設けられ、MGWを例えばMegaco(ITU-T(International Telecommunication Union Telecommunication Standardization Sector)勧告H.248.1)にて制御する。図6ではMGWを例に説明したが、ユーザ端末をアクセスゲートウェイ(Access Gate Way:AGW)を経由してVoIPとしてネットワークに接続するシステムにおいて、AGWについても図6と同様の構成が適用可能である(AGWについては、例えば3GPP TS23.228 Annex G等が参照される)。
上記した通信品質管測定/監視に関する関連技術して、例えば特許文献1には、ネットワークを介してエンド・ツー・エンド(End-to-End)で通信接続する通信端末間に観測器(図6のプローブ装置23に対応)を挿入し、観測器はネットワークで通信中のパケットをコピーして計測サーバ(図6の品質測定装置24に対応)に送信し、計測サーバで通信品質(例えばパケットロス数、スループット期待値、パケットロス率期待値、遅延時間やその変動等)を計測するシステムが開示されている。
なお、上記したRTPは、映像や音声データをリアルタイムに転送するためのプロトコルである。RTPでは、リアルタイム伝送を実現するために、データとともに、送受信間及びデータ内での同期クロック情報や順序番号、データタイプ等を送信し、受信者側は、これらの情報を基にデータのリアルタイム再生を行う。RTPでは、リソースの確保やQoS(Quality of Service)の保証等を行わない。RTCP(Real-time Transport Control Protocol)によって帯域幅や遅延時間等の情報がサーバに報告される。サーバでは、例えば報告された情報に応じて、RTPで送信するデータの品質を調整して送信を行う。RTPパケットの情報からネットワーク品質を測定する関連技術(周知技術)として、例えば特許文献2には、STB(Set Top Box)において、受信したRTPパケットからパケットロス、パケットジッタを検出すると、RTCPパケットを用いてサーバに返信し、サーバは、自装置が送信したRTCPパケットと、STBから戻ってくるRTCPパケットからRTT(Round Trip Time)を計算する構成が開示されている。
国際公開第2007/010763号パンフレット 特開2009−219075号公報
以下に関連技術の分析を与える。
図6を参照して説明した関連技術では、MGWとネットワーク(IP網)の間にプローブ装置23を挿入することで、通信品質測定を行っている。このため、ネットワーク22にプローブ装置23を接続する工事や、プローブ装置23や品質測定装置24の管理が必要となる。この結果、保守工数、費用等が増える。すなわち、通信品質監視用に、新たな装置(プローブ及び品質測定装置等の設備)を追加する為、設備投資が増加し、保守費用等の上昇の要因となる。
また、MGW等とネットワーク(IP網)の間にプローブ装置23を配置することで、物理層が分断される。このため、MGWでのネットワーク障害検出に時間がかかる。例えば上位レイヤでの監視による障害検出となり、これは、物理レイヤで障害を検出する場合に比べて、例えば冗長構成の切替に時間がかかる。
本発明は、上記課題に鑑みて創案されたものであって、その目的は、通信品質監視のための設備投資の増大、及び、保守管理工数の増大を抑止低減する装置、方法、システム、プログラムを提供することにある。
本発明の1つの側面によれば、ネットワークからパケットを受信しネットワークにパケットを送信する機能と、パケットの情報から通信品質を測定する機能を備えた複数の制御ユニットを備え、一の制御ユニットにおいて、受信したパケット、及び/又は、送信するパケットをコピーしコピーしたパケットを他の制御ユニットに送信し、
前記他の制御ユニットは、前記一の制御ユニットから送信されたコピーパケットを用いて、通信品質を測定する、通信品質監視装置が提供される(第1視点)。
本発明の別の側面によれば、ネットワークからパケットを受信しネットワークにパケットを送信する機能と、パケットの情報から通信品質を測定する機能を備えた複数の制御ユニットのうち、一の制御ユニットにおいて、受信したパケット、及び/又は、送信するパケットをコピーしコピーしたパケットを、他の制御ユニットに送信し、
前記他の制御ユニットは、前記一の制御ユニットから送信されたコピーパケットを用いて、通信品質を測定する通信品質監視方法が提供される(第2視点)。
本発明の別の側面によれば、前記一の制御ユニットと、前記他の制御ユニットがそれぞれ別の装置として構成され、ネットワークを介して接続する通信品質監視システムが提供される(第3視点)。
本発明の別の側面によれば、ネットワークからパケットを受信しネットワークにパケットを送信する機能と、パケットの情報から通信品質を測定する機能を備えた複数の制御ユニットを備えた、通信品質監視装置を構成するコンピュータに、
受信したパケット、及び/又は、送信するパケットをコピーしコピーしたパケットを、他の制御ユニットに送信する一の制御ユニットの処理と、
前記一の制御ユニットから送信されたコピーパケットを用いて、通信品質を測定する前記他の制御ユニットの処理を実行させるプログラムが提供される(第4視点)。本発明によれば、第4視点のプログラムを記録した記録媒体(例えば半導体メモリ、磁気/光記録媒体)が提供される(第5視点)。
本発明によれば、通信品質測定監視の設備投資、保守管理工数、費用の増大を抑止低減可能としている。
実施形態を模式的に説明する図である。 実施形態の動作を説明する図である。 実施形態の動作を説明する図である。 実施形態の動作を説明する流れ図である。 パケットフォーマットを例示する図である。 関連技術を模式的に説明する図である。 発明の基本概念を説明する図である。
本発明の実施形態について説明する。はじめに本発明の基本概念について説明する。図7は、本発明の基本概念を模式的に説明する図である。図7を参照すると、通信品質監視装置(通信品質測定装置)100は、ネットワークからパケットを受信しネットワークにパケットを送信するパケット処理機能(パケット処理部/パケット処理ステップ)102−1、102−2と、パケットの情報から通信品質を測定する通信品質測定機能(通信品質測定部/通信品質測定ステップ)103−1、103−2を備えた第1、第2の制御ユニット101−1、101−2を少なくとも備えている。
第1の制御ユニット101−1では、パケット処理機能102−1にて、ネットワークから受信したパケット(通信品質監視対象パケット)、及び/又は、ネットワークに送信するパケット(通信品質監視対象パケット)をコピーし、コピーしたパケットを、装置内又はネットワーク経由で第2の制御ユニット101−2に送信する。
第2の制御ユニット101−2の通信品質測定機能103−2は、前記第1の制御ユニット101−1から送信されたコピーパケットを用いて、通信品質を測定する。このとき、図7において、第1の制御ユニット101−1の通信品質測定機能103−1と、第2の制御ユニット101−2のパケット処理機能102−1は、非活性化状態(非動作状態)であってもよい。なお、図7において、パケット処理機能102−iと通信品質測定機能103−i(i=1、2)の処理は、該装置100、又は、制御ユニット101−i(i=1、2)を構成するコンピュータで実行させるプログラムで実現するようにしてもよい。
本発明の一形態において、前記通信品質監視装置は、MGW、AGW等、ユーザプレーン(U-plane)上の中継装置をなすゲートウェイからなり、前記他の制御ユニットでは、前記ゲートウェイの所定の既設機能を用いて、前記コピーパケットに基づき、通信品質を測定する構成としてもよい。
本発明の一形態において、第1の制御ユニット101−1において、前記ネットワークから受信したパケットのコピーをとり、コピーパケットの宛先、ポート番号を書き換えた上で、第2の制御ユニット101−2に送信する構成としてもよい。
本発明の一形態において、第2制御ユニット101−2は、前記コピーパケットに基づき、
・第1の制御ユニット101−1における透過転送モード時の送信データと受信データの比較によるエラー検出、
・第1の制御ユニット101−1内での処理時間のチェック、
・前記送信パケットと前記受信パケットのコピーパケットのヘッダの誤り検出情報に基づく誤り検出、
・パケットロスのチェック、
・パケットジッタのチェック、
・送信データ、及び受信データのデコード処理、
の少なくとも1つを行う構成としてもよい。
前述したMGWやAGW等のユーザプレーン(U-plane)上の中継装置は、一般的にトラヒックに余裕をみて設備設計が行われる。また、通信品質の監視に必要な機能は、MGWやAGWに既設機能として備えられている。通信品質の監視に必要な機能として、例えば、余裕のあるリソースを活用して通信品質の測定を行うようにしてもよい。こうすることで、新たな通信品質監視装置の設置を必要とせずに、通信品質の測定監視を可能としている。MGWやAGW等のユーザプレーン(U-plane)上の中継装置は、ネットワークから受信したパケットを終端し、コーデック変換又は透過転送を行い、再び、ネットワークに送信する制御ユニット(例えばVoIP制御ユニット)を複数備えている。複数の制御ユニットのうち、一の制御ユニットは、通話品質監視用のパケットをコピーし、コピーしたパケットを、他の制御ユニットに送信し、他の制御ユニットはコピーパケットに基づき、通信品質を測定する。本発明によれば、ネットワーク内に、例えば図6の通信品質測定装置24のような専用装置を設置することなく、通話品質の監視を行うことができる。以下、図面を参照して、実施形態について説明する。
<実施形態>
図1は、本発明の一実施形態のシステム構成の一例を模式的に示す図である。図1では、MGW10は、パケットを中継(ルーティング)する中継装置として示されている。携帯端末2からMGW10に入力される音声パケットは、携帯端末2から不図示の無線アクセス網(Radio Access Network)を経由しIP化されたネットワークに転送され、MGW10に入力される音声パケットを表している。MGW10では、入力した音声パケットを中継(ルーティング)して不図示のIP網に出力する。図1では、中継されるパケットの転送経路が実線矢印で示されている。また、図1に示すように、MGW10は、保守端末1a、1bと所定のインタフェースを介して接続される。図1において、保守端末の台数は2台に制限されるものでないことは勿論である。また、保守端末1a、1bは同一端末であってもよい。
図1のMGW10において、VoIP制御部#1、#2(11、12)は、不図示のIP網から受信したRTPパケットを終端し、コーデック変換(codec transcoding)を行うか、又は、透過転送(transparent transfer)を行い、再度、RTPにて送信する。VoIP制御部#1、#2(11、12)は、同一構成とされ、各々、音声データのコーデック変換や透過転送等の処理を行う音声データ処理機能(不図示)と、通話品質を測定する通信品質測定機能(不図示)を少なくとも備えている。なお、VoIP制御部は、MGW10で処理するRTPのセッション数に応じて、複数搭載される(図1では、説明の簡単のために、VoIP制御部#1、#2の2台が示されている)。
RTPのセッションは、例えば、マルチメディアの送信者と受信者、およびマルチメディアデータの流れの総称ともいえる。セッションの識別には、例えばネットワークアドレス、データを送信するポートの組、データを受信するポートの組が使用される。セッションは、例えばSIP(Session Initiation Protocol)によって確立される。SIPはセッション開始、変更、終了等を制御する。SIPについては、例えばIETF(Internet Engendering Task Force) RFC(Request For Comments) 3261等が参照される)。SIPで確立されるセッションは、SDP(Session Description Protocol)で記述される。SDPセッション記述には、セッション名やセッションのアクティブ時間、セッションを構成するメディア、メディアを受信するために必要な情報(アドレス、ポート、形式等)が含まれる(SDPについては、例えばIETF RFC 4566等が参照される)。SIPでセッションが確立した後は、RTPが情報を引き継ぐことで、RTPによるセッション管理に切り替わる。
MGW10は、保守端末1aから通信品質測定の指示を受け、及び保守端末1bに対して通信品質の解析結果を通知する。
図1において、VoIP制御部#1(11)は、パケットコピーポイント13、14で、ネットワークを流れるパケット(通信品質監視対象パケット)をコピーし、コピーしたパケットを、VoIP制御部#2(12)に向けて送信する(転送経路を破線矢印で示す)。特に制限されないが、図1では、VoIP制御部#1(11)において、パケットコピーポイント13、14は、音声パケットの入力端と出力端としている。VoIP制御部#2(12)は、VoIP制御部#1(11)から送信されたコピーパケットを受け取り、通話品質を測定する。
本実施形態によれば、VoIP制御部#2(12)の通信品質測定機能を利用することで、ネットワーク内に、専用のプローブ装置や品質測定装置を設置することなく、通話品質の測定・監視を可能としている。なお、図1において、保守端末1a、1bとの信号終端を、例えば不図示のMGCF等で行い、MGCFによるMGW10の制御を介して、MGW内のVoIP制御部で品質測定を行うようにしてもよい。
図2は、図1のVoIP制御部#1、#2(11、12)の構成を模式的に例示する図である。図2を参照すると、VoIP制御部#1(11)は、
・Ethernet(登録商標)を終端する物理層(PHY)116と、
・MAC(Media Access Control)を終端するMAC終端部115と、
・U−plane上の通常のパケット(受信及び送信パケット)と、通話品質監視用のパケット(受信パケット及び送信パケット)の振り分けを行うスイッチ(SW)114と・RTPを終端し、受信パケット、送信パケットのコピーを行うために、音声データ処理部111の前段に位置するパケット処理部112と、
・音声データのコーデック変換や音声パケットの透過転送等、RTPのペイロードデータ(RTPペイロード)である音声データの処理を行う音声データ処理部111と、通信品質測定部113と、を備えている。VoIP制御部#2(12)も同様の構成とされている。
VoIP制御部#2(12)の通信品質測定部123は、VoIP制御部#1(11)において受信パケット、送信パケットをパケット処理部112でコピーしたコピーパケットをVoIP制御部#1(11)から受信し、受信したコピーパケットに基づき、例えば、以下の処理(a)乃至(f)の少なくとも1つの機能を用いて通信品質の測定を行う。
(a)透過転送モード時における送信パケットのRTPペイロード部の音声データと受信パケットのRTPペイロード部の音声データの比較機能、
(b)VoIP制御部での処理時間のチェック機能、
(c)送信パケットと受信パケットにおけるビット化けのチェック機能(パケットヘッダ内のチェックサムフィールドのチェック)、
(d)パケットロスのチェック機能、
(e)パケットジッタのチェック機能、
(f)送信音声データ、及び、受信音声データのデコード機能。
ここで、デコード機能は、音声データ処理部111における空きリソースを用いて、コーデック変換し、保守端末(例えば図1の1b)側での音声再生及び音声品質確認を可能にする。
本実施形態では、通常のMGWの構成要素(リソース)の1部であるVoIP制御部を用いて、通信品質の測定を行うことを可能としている。以下、通信品質測定の概要について以下に説明する。
図2において、ネットワーク内で携帯端末2が送信し、MGW10内のVoIP制御部#1(11)で中継している音声パケットについて、不図示の保守担当者が、携帯端末2の音声パケットに関する通信品質を測定する場合、保守端末(例えば図1の1a)からMGW10に対して、必要情報(例えば、対象セッション情報、通信品質測定監視装置情報、通信品質測定開始指示等)を設定する。
対象セッション情報のセッションの識別には、例えばネットワークアドレス、データを送信するポートの組、データを受信するポートの組等が用いられる。
通信品質測定監視装置情報は、通信品質の測定を行う監視装置を特定する情報である。
通信品質測定開始指示は、MGW10に対して通信品質測定の開始を指示する。
保守端末(図1の1a)から設定された通信品質測定監視装置情報により、MGW10では、VoIP制御部#2(12)で、VoIP制御部#1(11)からのコピーパケットに基づき、通信品質測定を行うように設定する。
保守端末(図1の1a)から設定された通信品質測定開始指示に基づき、保守端末(図1の1a)から設定された対象セッションに対応するパケット(音声パケット)のコピーをVoIP制御部#1(11)で行い、コピーしたパケットを、VoIP制御部12(図1では同一装置内)宛てに送信し、VoIP制御部#2(12)では、コピーパケットの通信品質測定の開始を指示する。なお、図2では、VoIP制御部11は、コピーパケットを、IP網3を介して、VoIP制御部12に送信しているが、VoIP制御部11、12が同一装置内に配設される場合、VoIP制御部11は、コピーパケットをVoIP制御部12に直接入力するようにしてもよい。
VoIP制御部#2(12)の通信品質測定部123は、コピーパケットの情報を用いて通信品質の測定を実行する。VoIP制御部12の通信品質測定部123は、測定した情報による通信品質の測定結果を保守端末(図1の1b)に送信する。
なお、MGW10のVoIP制御部による通信品質測定監視は、保守端末(図1の1a)からの指示で終了するようにしてもよい。あるいは、VoIP制御部#2(12)の通信品質測定部123で測定処理したパケット数が予め定められた所定数に達した場合、あるいは、予め定められた所定期間、測定を行った時点で、通信品質測定処理を終了し、通信品質の測定結果(あるいは通信品質測定データの解析結果)を、保守端末(図1の1b)に送信するようにしてもよい。
次に図2、図3、図4、図5を参照して、本実施形態の動作について詳細に説明する。図4は、本発明の一実施形態における通信品質測定監視の動作を説明するための流れ図である。
保守担当者が通信品質の測定(監視)を開始する時に、保守端末(図1の1a)からMGW10に対して、通信品質測定の開始の指示を、
・通信品質監視対象セッション情報、
・通信品質測定監視装置情報(コピーパケットの送信先アドレス)
の通知と共に行う(S1)。
保守端末(図1の1a)からMGW10に通知された通信品質監視対象セッション情報から、VoIP制御部#1(11)で制御されるセッションが通信品質監視対象とされ、通信品質測定監視装置情報から、VoIP制御部#2(12)のアドレスがコピーパケットの送信先アドレスとされる。
保守端末(図1の1a)からの指示を受けたMGW10では、VoIP制御部#1(11)のパケット処理部112で受信パケットと送信パケットのコピーを行う(S2)。その際、パケット処理部112では、受信パケット、送信パケットの所定のヘッダフィールド情報(ネットワークアドレス、ポート情報等)から、当該パケットが、保守端末(図1の1a)で設定された通信品質監視対象のセッションのパケットであるか否かを判別し、通信品質監視対象のセッションのパケットについてパケットコピーを行うようにしてもよい。
パケット処理部112は、通信品質監視対象のパケットとしてコピーしたコピーパケットのヘッダの宛先IPアドレス(Destination IP Address)(図5参照)と、宛先UDPポート番号(Destination UDP Port No)(図5参照)を、保守端末(図1の1a)から通知された通信品質測定監視装置情報を基に設定し、スイッチ114に送出する。図5に示すヘッダフォーマットにおいて、破線で囲んだパケットフィールド(IPヘッダの宛先IPアドレス、UDPヘッダの宛先UDPポート番号)は、パケット処理部112でパケットコピー後に、コピーパケットに設定するフィールドである。
スイッチ114は、コピーパケット(通信品質測定用のパケット)の振り分けを行い、MAC終端部115、PHY116を介して、VoIP制御部#2(12)に送信する(S3)。
コピーパケットは、図2の破線で示す矢線の経路を通り、VoIP制御部12のスイッチ(SW)124にて、通信品質測定用のパケットとして、通信品質測定部123に振り分けられる。
通信品質測定部123は、VoIP制御部11から転送されたコピーパケットを用いて通信品質の測定を行う(S4)。特に制限されないが、通信品質測定部123では、例えば以下の解析を行う。図5に示すヘッダフォーマットにおいて、太実線で囲んだパケットフィールド(UDPヘッダのチェックサム(Checksum)、RTPヘッダのシーケンス番号(Sequence Number)、タイムスタンプ(Time Stamp)、RTPペイロード)の情報は、通信品質測定部123で参照される。
(a)透過転送モード時の音声データの品質測定において、図2の受信パケットのコピーと、図2の送信パケットのコピーのペイロード部分(音声データ部分)が一致するか比較することで、VoIP制御装置内でビット化けによる通信品質劣化が起きているか否かの解析を行う。
(b)図3に示すように、受信パケットのコピー(1)と送信パケットのコピー(2)をそれぞれVoIP制御部12の通信品質測定部123で受信した時の時間差を算出し、VoIP制御部11での処理遅延を測定する。VoIP制御部11で発生する処理遅延は、大部分が、音声データ処理部111で発生する。
(c)コピーパケットのUDPヘッダのチェックサム(Checksum)(図5)を参照し、送信パケット、受信パケットでのビット化けをチェックし、発生頻度を解析する。
(d)コピーパケットのRTPヘッダのシーケンス番号(Sequence Number)(図5)を参照し、番号の飛びからパケットロスの発生数や単位時間あたりの発生頻度を解析する。
(e)コピーパケットのRTPヘッダのタイムスタンプ(Time Stamp)情報(図5)と、コピーパケットのVoIP制御部12の通信品質測定部123の到着間隔を基に、ジッタを解析する。
(f)コーデック変換モード時に、コピーパケットを音声データ処理部111の空きリソースを使用してデコード(復号)し、保守端末(図1の1b)側のアプリケーションにて、音声再生及び音声品質確認による解析を可能にする。これらの解析結果、及び音声データを保守端末(図1の1b)に通知することで、保守担当者は保守端末(図1の1b)にて、通信品質測定(チェック)が可能となる。この場合、図6の品質測定装置24は不要である。
本実施形態においては、例えばMGW等の既設リソース利用することで、通信品質の監視を行う。通信品質監視対象のセッションを収容しているVoIP制御部11と、通信品質測定監視装置として機能するVoIP制御部12は、必ずしも、同一のMGW10内にある必要はない。コピーパケットのVoIP制御部間の転送で経由するネットワーク(IP網)の品質影響をできるだけ抑えるには、同一MGW10内のVoIP制御部を使用することが好ましい。
本実施形態によれば、以下の作用効果を奏する。
MGW等とネットワークの間にプローブ装置を配置することなく、通信品質の測定を行うことができる。このため、ネットワークにプローブ装置を接続する工事や、プローブ装置、品質測定装置の管理を不要としている。その結果、保守工数の削減を可能としている。
通信品質の監視用に、新たな装置を追加することなく、MGWやAGW等における既設機能やリソース等の有効活用により、通信品質測定による通信品質監視を可能としている。MGWやAGW等の中継装置における既設機能に対して、図2、図3等を参照して説明した仕様を実装するために、変更が必要とされる場合でも、大幅は機能変更とはならず、若干の変更、修正に収まる。その結果、設備投資の抑制が期待される。
ネットワークにプローブ装置等を接続することを要しなくし、ネットワーク上の装置(要素)を簡素化することができる。このため、ネットワークの物理層の分断を少なくできる。その結果、冗長構成をとるシステムにおいて、ノード側(MGW)でのネットワーク障害を早く検出することができ(上位レイヤでの監視ではなく、物理レイヤでの障害検出が可能であるため)、現用系の障害時、待機系への速やかな系切り替えを行うことができる。その結果、冗長構成(N+1重化)を高める(Nを大きくする)ことができる。
なお、上記実施形態では、IP網からの音声パケットの受信、受信した音声パケットをIP網へ送信する中継装置を例に説明したが、本発明は、かかる中継装置への適用に制限されるものでないことは勿論であり、ネットワークを流れる通信中のパケットをキャプチャして通信品質を測定する装置として適用可能である。
なお、上記の特許文献の各開示を、本書に引用をもって繰り込むものとする。本発明の全開示(請求の範囲を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施形態ないし実施例の変更・調整が可能である。また、本発明の請求の範囲の枠内において種々の開示要素(各請求項の各要素、各実施例の各要素、各図面の各要素等を含む)の多様な組み合わせ乃至選択が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。
1a、1b 保守端末
2 携帯端末
3 IP網
10 MGW
11 VoIP制御部#1
12 VoIP制御部#2
13、14 パケットコピーポイント
21 MGW
22 IP網
23 プローブ装置
24 品質測定装置
100 通信品質監視装置
101、101−1、101−2 制御ユニット
102、102−1、102−2 パケット処理機能
103、103−1、103−2 通信品質測定機能
111、121 音声データ処理部
112、122 パケット処理部
113、123 通信品質測定部
114、124 スイッチ(SW)
115、125 MAC終端部
116、126 物理層(PHY)

Claims (10)

  1. ネットワークからパケットを受信しネットワークにパケットを送信する機能と、パケットの情報から通信品質を測定する機能を備えた複数の制御ユニットを備え、
    一の制御ユニットにおいて、受信したパケット、及び/又は、送信するパケットをコピーしコピーしたパケットを他の制御ユニットに送信し、
    前記他の制御ユニットは、前記一の制御ユニットから送信されたコピーパケットを用いて通信品質を測定する、ことを特徴とする通信品質監視装置。
  2. 請求項1の通信品質監視装置において、
    前記通信品質監視装置が、ユーザプレーン上の中継装置をなすゲートウェイからなり、
    前記他の制御ユニットでは、前記ゲートウェイの所定の既設機能を用いて、前記コピーパケットに基づき、通信品質を測定する、ことを特徴とする通信品質監視装置。
  3. 前記一の制御ユニットにおいて、前記ネットワークから受信したパケットのコピーをとり、コピーパケットの宛先、ポート番号を書き換えた上で、前記他の制御ユニットに送信する、ことを特徴とする請求項1又は2記載の通信品質監視装置。
  4. 前記他の制御ユニットは、前記コピーパケットに基づき、
    前記一の制御ユニットにおける透過転送モード時の送信データと受信データの比較によるエラー検出、
    前記一の制御ユニット内での処理時間のチェック、
    前記送信パケットと前記受信パケットのコピーパケットのヘッダの誤り検出情報に基づく誤り検出、
    パケットロスのチェック、
    パケットジッタのチェック、
    送信データ、及び受信データのデコード処理、
    の少なくとも1つを行う、ことを特徴とする請求項1記載の通信品質監視装置。
  5. 請求項1の通信品質監視装置を備え、
    前記一の制御ユニットと、前記他の制御ユニットがそれぞれ別の装置として構成され、ネットワークを介して接続する、ことを特徴とする通信品質監視システム。
  6. ネットワークからパケットを受信しネットワークにパケットを送信する機能と、パケットの情報から通信品質を測定する機能を備えた複数の制御ユニットのうち、一の制御ユニットにおいて、受信したパケット、及び/又は、送信するパケットをコピーしコピーしたパケットを、他の制御ユニットに送信し、
    前記他の制御ユニットは、前記一の制御ユニットから送信されたコピーパケットを用いて、通信品質を測定する、ことを特徴とする通信品質監視方法。
  7. 請求項6の通信品質監視方法を、ユーザプレーン上の中継装置をなすゲートウェイで実行し、
    前記他の制御ユニットでは、前記ゲートウェイの所定の既設機能を用いて、前記コピーパケットに基づき、通信品質を測定する、ことを特徴とする通信品質監視方法。
  8. 前記一の制御ユニットにおいて、前記ネットワークから受信したパケットのコピーをとり、コピーパケットの宛先、ポート番号を書き換えた上で、前記他の制御ユニットに送信する、ことを特徴とする請求項6又は7記載の通信品質監視方法。
  9. 前記他の制御ユニットは、前記コピーパケットに基づき、
    前記一の制御ユニットにおける透過転送モード時の送信データと受信データの比較によるエラー検出、
    前記一の制御ユニット内での処理時間のチェック、
    前記送信パケットと前記受信パケットのコピーパケットのヘッダの誤り検出情報に基づく誤り検出、
    パケットロスのチェック、
    パケットジッタのチェック、
    送信データ、及び受信データのデコード処理、
    の少なくとも1つを行う、ことを特徴とする請求項6乃至8のいずれか1項に記載の通信品質監視方法。
  10. ネットワークからパケットを受信しネットワークにパケットを送信する機能と、パケットの情報から通信品質を測定する機能を備えた複数の制御ユニットを備えた、通信品質監視装置を構成するコンピュータに、
    受信したパケット、及び/又は、送信するパケットをコピーしコピーしたパケットを、他の制御ユニットに送信する一の制御ユニットの処理と、
    前記一の制御ユニットから送信されたコピーパケットを用いて通信品質を測定する前記他の制御ユニットの処理と、
    を実行させるプログラム。
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