JP2002009843A - ネットワーク・モニタ・システム - Google Patents

ネットワーク・モニタ・システム

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JP2002009843A
JP2002009843A JP2001136371A JP2001136371A JP2002009843A JP 2002009843 A JP2002009843 A JP 2002009843A JP 2001136371 A JP2001136371 A JP 2001136371A JP 2001136371 A JP2001136371 A JP 2001136371A JP 2002009843 A JP2002009843 A JP 2002009843A
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monitor
network
monitor data
packet
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JP2001136371A
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English (en)
Inventor
Richard C Walker
リチャード・シー・ウォーカー
Bharadwaj Amrutur
バラドゥワジュ・アムルーター
Peter Mottishaw
ピーター・モティシャウ
C Steven Joiner
シー・スティーブン・ジョイナー
Larry A Chesler
ラリー・エー・チェスラー
Ian Hardcastle
イアン・ハードキャッスル
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Agilent Technologies Inc
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Agilent Technologies Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 より確実なデータ伝送を可能にする。 【解決手段】 ネットワーク・ルータが、それぞれパケ
ット・ヘッダを含むパケットの形でデータが通過するチ
ャネルと、前記パケットの少なくともいくつかの前記パ
ケット・ヘッダからヘッダ・コピーを生成するヘッダ・
コピー手段と、前記ヘッダ・コピーを受信し、そこから
モニタ・データ・パケットを作成するパケット生成手段
とを含んでなり、前記モニタ・データ・パケットのそれ
ぞれが、その中に含まれる前記ヘッダ・コピーに関連し
た時間データをさらに表している、モニタ・データ収集
機能が組み込まれたネットワーク・ルータを含むネット
ワーク・モニタ・システムを提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【従来の技術】ネットワーク・ルータは、ネットワーク
間、及び、ネットワークとエンド・ユーザの間といった
ネットワークにおけるデータ・トラフィックの流れを制
御する。ルータ及びネットワークにおけるその利用に関
する基本情報については、その第2版が1999年にAddiso
n−Wesley社から出版された、INTERCONNECTIONSと題す
る書籍に、Radia Perlmanによる開示がある。
【0002】図1Aは、典型的なルータ10の構造を示
している。ルータは、バックプレーン14に接続された
いくつかのチャネル・カード12から構成される。チャ
ネル・カードは、ユーザまたはネットワークからデータ
・パケットを受信し、ユーザまたはネットワークにデー
タ・パケットを送信する。チャネル・カードは、さら
に、バックプレーンからデータ・パケットを受信し、バ
ックプレーンにデータ・パケットを送信する。バックプ
レーンに送られる、または、バックプレーンから送られ
るデータ・パケットは、ネットワークからユーザに送ら
れる、または、ネットワークにユーザから送られるデー
タ・パケットとは異なっており、その区別を行うために
「エンベロープ(envelope)」と呼ばれる。
【0003】バックプレーン14は、エンベロープのヘ
ッダに含まれるチャネル・アドレスに従って、チャネル
・カード12の任意の1つから受信したデータのエンベ
ロープをチャネル・カードの任意の1つの特定チャネル
に送信する。チャネル・カードは、パケットのヘッダに
おける宛先アドレス・データ及びアドレス・テーブル1
6に記憶されたアドレス情報に応答して、チャネル・ア
ドレスを判定する。アドレス・テーブルは、階層的であ
り、ルータ10の各チャネルに対してなされるネットワ
ークまたはユーザ接続を指示するアドレス情報を記憶し
ている。アドレス情報は、チャネルに接続されたユーザ
のドメインに関して詳細であり、チャネルに接続された
ネットワークについては、より大まかである。
【0004】図1Bは、例となるチャネル・カード12
の詳細を示している。チャネル・カードは、送信器/受
信器20、パケット処理エンジン(PPE)22、アド
レス・メモリ24、及び、出力待ち行列バッファ26か
ら構成される。パケット処理エンジンに2つ以上の送信
器/受信器を接続でき、その場合には、チャネル・カー
ドは、2つ以上のチャネルを操作する。用途によって
は、送信器/受信器は、送信器だけ、または、受信器だ
けの場合もあり、「送信器/受信器」という用語は、これ
ら全ての可能性を包含するものと理解される。
【0005】送信器/受信器(以下、「TX/RX」と呼
ぶ。)20は、それに接続されたユーザまたはネットワ
ークに送信し、それに接続されたユーザまたはネットワ
ークからデータ・パケットを受信する。TX/RXは、
パケット処理エンジン22から送信するためのデータ・
パケットを受信し、受信したデータ・パケットをパケッ
ト処理エンジン22に送信する。
【0006】アドレス・メモリ24は、アドレス・テー
ブル16(図1A)に記憶されているアドレス情報の全
てまたは部分集合を記憶している。アドレス情報は、バ
ックプレーン14及びPPE22を介して、アドレス・
テーブルからアドレス・メモリに転送される。アドレス
情報は、ルータ10の他のチャネルのそれぞれに接続さ
れものを指示する。例えば、アドレス情報は、「.co
m」宛先アドレスを備えたパケットが、チャネル・カー
ド18の第4チャネルに転送されるべきであることを指
示できる。
【0007】PPE22は、TX/RX20から受信し
たデータ・ストリームにフレーム指示操作を施して、パ
ケットの境界を決定する。パケットの境界が決定される
と、PPEは、ヘッダ読み取り操作を施して、各パケッ
トのヘッダを読み取る。ヘッダは、パケットのネットワ
ーク用語でいう宛先、及び、パケットの長さを示すデー
タを含んでいる。PPEは、ルータ10を介した伝送に
適した1つ以上のエンベロープにパケットを挿入する。
例えば、エンベロープは、固定長を備えたパケット状の
構造とすることができる。
【0008】PPE22は、パケットのヘッダから宛先
アドレスをさらに読み取り、アドレス・メモリ24から
読み取ったアドレス・データを利用して、パケットから
得られたエンベロープについてルータ10の宛先チャネ
ルを判定する。PPEは、宛先チャネルのアドレスを示
すヘッダを各エンベロープに付加し、エンベロープを出
力待ち行列26に供給する。出力待ち行列(output que
ue)は、バックプレーン14を介して宛先チャネルに伝
送可能になるまで、一時的にエンベロープを格納する。
【0009】宛先チャネルにおいて、PPE22は、そ
れぞれのエンベロープからパケットを再生してTX/R
X20に供給し、そこから、ネットワークまたはユーザ
にそれらを送信する。パケットは、送信に先立って、送
信待ち行列(図示せず)に格納することが可能である。
【0010】説明したばかりのルータ・アーキテクチャ
は、その性能を制限する可能性のあるいくつかの様相を
有する。例えば、ルータに接続されたデータ経路が使用
中であれば、内部待ち行列は、ルータを通るデータを遅
延させる可能性がある。さらに、所定の宛先に送信され
る受信データ量が、この宛先に送信可能なデータ量を超
えると、パケットに損失を生じる可能性がある。損失ま
たは廃棄パケットは、一般に、損失または遅延パケット
の重要性が比較的に小さい、従来のデータ伝送環境にお
いては許容できる。例えば、受信器は、ただ単に損失パ
ケットの再送を要求するだけでよい。しかし、例えば、
ネットワークが、オーディオ及びビデオ・データのパケ
ットを送信するために用いられる場合とか、あるいは、
ネットワークのオーナが、ユーザに対して所定の品質の
サービスが保証されたサービス・レベルの契約を結んで
いる場合といったいくつかのサービスでは、損失または
遅延パケットが問題になりうる。
【0011】さらに、例えば、下記のいくつかの態様に
おいて、従来のルータの性能を高めることが有利になる
であろう。ルータの速度をあまり遅くしないメータ機能
を加える。こうした機能によって、ルータに接続された
ユーザに対し、ネットワークとの送/受信量に関する料
金請求を行なえ、さらに、オプションとして、提供され
たサービスの品質を示すデータを顧客に供給できる。サ
ービス・レベルの契約に従っているかモニタするための
強化機能を提供する。ネットワーク・トラフィックを監
視し、ハッカーからのアタックを拒絶する強化機能を提
供する。トラフィック・エンジニアリングに用いられる
データを提供できるようにする。例えば、トラフィック
の増大またはトラフィック・パターンの変化に対処する
追加または代替ハードウェアをネットワークに装備する
必要があるか判定する。現行のトラフィック量を考慮し
て、可変経路指定トポロジを変更できるようにする。従
来、複数経路間で、大量のデータが分配される場合に
は、経路指定パターンは、あらかじめ決定され、従っ
て、各経路を共用するトラフィック量を考慮することが
できない。例えば、複数経路間におけるラウンド・ロビ
ン(round-robin)順序づけを利用する場合が多い。
【0012】上述の機能を付与する鍵となるのは、ルー
タ及びネットワークのデータ伝送性能の特性を明らかに
するデータの収集である。ルータは、モニタ・データを
収集するための基本的システムを含んでいるものもある
が、こうしたデータ収集システムによって生成されるモ
ニタ・データは、きめが粗いので、バースト性トラフィ
ックがかなり過小に記録される。ネットワークの伝送能
力に最も厳しい負担となるのはバースト性トラフィック
である。本開示の譲受人であるアジレント・テクノロジ
ー社によってacceSS7及びaccessATM/IPのブランド名で
販売されているテスト装置のような外部テスト装置を利
用すれば、より高度なモニタ・データを収集できる。し
かし、こうしたテスト装置は、ルータのチャネル・カー
ドとネットワークまたはユーザとの間の接続を中断する
ので、利用するのに不便である。さらに、こうしたテス
ト装置は、ルータの回路要素のかなりの部分と重複する
ため不経済である。こうしたテスト装置を用いて、ネッ
トワーク性能を正確に説明し、上述の付加機能が得られ
るようにするのに必要な数のルータの性能をモニタする
のは、コストが高くつくであろう。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、上述の機能の1つ以上を付与できるように、低コス
トのモニタ・データ収集機能が組み込まれているルータ
を提供することにある。本発明のもう1つの目的は、ネ
ットワーク・トラフィックの指数関数的な成長に応え
て、後続世代のルータの速度及びスループットが増大す
るにつれて、それに組み込まれたモニタ・データ収集の
スケーリングが容易に行えるようなルータを提供するこ
とにある。本発明のさらにもう1つの目的は、既存のル
ータ・アーキテクチャに対して最小限の修正しか必要と
しない、モニタ・データ収集が組み込まれたルータを提
供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、モニタ
・データ収集機能が組み込まれたネットワーク・ルータ
を含むネットワーク・モニタ・システムが得られる。ネ
ットワーク・ルータは、データがパケットの形で通過す
るチャネルを含んでいる。パケットのそれぞれは、パケ
ット・ヘッダを含んでいる。ネットワーク・ルータは、
ヘッダ・コピー手段及びパケット生成手段をさらに含ん
でいる。ヘッダ・コピー手段は、パケットの少なくとも
いくつかのパケット・ヘッダからヘッダ・コピーを生成
する。パケット生成手段は、ヘッダ・コピーを受信し
て、それらからモニタ・データ・パケットを作成する。
各モニタ・データ・パケットは、その中に含まれるヘッ
ダ・コピーに関連した時間データ(temporal data)を
さらに表している。
【0015】ネットワーク・ルータは、タイム・スタン
プを発生するタイム・スタンプ生成手段をさらに含みう
る。この場合には、パケット生成手段は、タイム・スタ
ンプをさらに受信し、モニタ・データの一部として、モ
ニタ・データ・パケットのそれぞれへとタイム・スタン
プを少なくとも1つ挿入する。
【0016】付加的に、または、代替的に、パケット生
成手段は、所定の時間間隔に受信したヘッダ・コピーか
ら各モニタ・データ・パケットを作成して、時間データ
を得るようにすることもできる。
【0017】ネットワーク・モニタ・システムは、モニ
タ・データ・パケットを受信するように接続されたモニ
タ・データ・プロセッサをさらに含みうる。
【0018】モニタ・データ・パケットは、側方信号経
路を介してモニタ・データ・プロセッサに渡しうる。
【0019】あるいはまた、モニタ・データ・プロセッ
サは、ネットワーク・ルータのチャネルとしての働きを
するように構成でき、モニタ・データ・パケットは、ネ
ットワーク・ルータを介してモニタ・データ・プロセッ
サに転送するためパッケージ化できる。もう1つの代替
案として、モニタ・データ・パケットをパッケージ化
し、ネットワーク・ルータを介してネットワーク・ルー
タのチャネルに転送し、そこから、ネットワークを介し
てモニタ・データ・プロセッサに転送できる。
【0020】本発明によれば、データ伝送ネットワーク
に関連した性能データを取得する方法も得られる。デー
タ伝送ネットワークは、ノードを含んでいる。本方法の
場合には、データは、ノードを介してパケットの形で渡
される。パケットのそれぞれは、パケット・ヘッダを含
んでいる。パケット・ヘッダの少なくともいくつかは、
それに基づいてモニタ・データ・パケットを作成するモ
ニタ・データとして、それぞれのヘッダ・コピーを得る
ためにコピーされる。モニタ・データ・パケットは、そ
の中に含まれたヘッダ・コピーに関連した時間データも
さらに表している。モニタ・データ・パケットが伝送さ
れ、性能データが、モニタ・データ・パケットに含まれ
たモニタ・データから生成される。
【0021】モニタ・データ・パケットを、ノード内で
伝送でき、付加的に、または、代替的に、ネットワーク
を介して伝送できる。
【0022】さらに、タイム・スタンプを生成でき、モ
ニタ・データの一部として、タイム・スタンプの少なく
とも1つをモニタ・データ・パケットのそれぞれへと挿
入できる。
【0023】さらに、代わりとして、所定の時間中に、
ヘッダ・コピーからモニタ・データ・パケットのそれぞ
れを作成し、時間データを得ることもできる。
【0024】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照しながら、モニ
タ・データ収集が組み込まれた少なくとも1つのルータ
を含む本発明によるネットワーク・モニタ・システムの
実施態様について述べる。図面中において、同様の構成
要素を、同じ参照番号によって表示している。本開示の
場合には、ルータが、1つ以上のネットワーク及び1人
以上のユーザを相互接続する。ルータは、例えば、パケ
ット、フレーム、セル、または、プロトコル・データ単
位と呼ばれるデータ集合を転送する。本開示において、
「パケット」という用語は、こうしたデータ集合を表すた
めに用いる。ネットワークを介してネットワーク及びユ
ーザ間にデータを転送する様々な方法に共通した特徴
は、各パケットが、転送されるデータ以外に、アドレス
情報、制御情報、プロトコル情報等といったものを表す
データ・フィールドを含んでいることである。本開示の
場合には、ヘッダという用語はこうしたフィールドを表
すために用いられ、ペイロード・データという用語は転
送されるデータを表すために用いられる。
【0025】本発明は、ルータによって受信及び送信さ
れるパケットのヘッダによって、ネットワーク及びその
コンポーネントの性能を分析するのに必要なモニタ・デ
ータの多くを得ることができるという考察に基づくもの
である。本発明は、ヘッダが、パケットのサイズの比較
的に小さな部分を占めるものであり、従って、ルータに
よって処理されるデータ総量をあまり増すことなく、コ
ピーし、モニタ・データ・プロセッサに転送することが
できるという追加の考察に基づくものである。
【0026】図2は、本発明によるネットワーク・モニ
タ・システムの第1の実施態様を示している。図示の例
の場合には、ネットワーク・モニタ・システム100
は、モニタ・データ収集機能が組み込まれたルータ10
2と、モニタ・データ・プロセッサ104とから構成さ
れる。図示のルータ例は、それぞれのカードが4つのチ
ャネルを処理する、4つのチャネル・カード112から
構成される。ルータのチャネル・カード数及びカード当
たりチャネル数は、図示の例とは異なる場合もあり得
る。チャネル・カードを、チャネル間におけるデータの
受け渡しを可能にするバックプレーン(backplane:図
示せず)に接続している。
【0027】次に、より詳細に詳述されるチャネル・カ
ードの典型的な1つを、118に示している。他のチャ
ネル・カードは典型的なチャネル・カード118と同様
である。この典型的なチャネル・カードの各チャネル
は、ユーザまたはネットワークに接続するためのネット
ワーク・コネクタを含んでいる。典型的なネットワーク
・コネクタを130に示している。接続は、ケーブル、
光ファイバ、または、他の適合する何らかの接続形態を
介して実施できる。典型的なチャネル・カードは、モニ
タ・ポート132も含んでいる。
【0028】モニタ・データ・プロセッサ104は、ル
ータ102の各モニタ・データ・ポートに対応し、リン
クによってそれに接続された入力/出力ポートを含んで
いる。モニタ・ポートに対応する入力/出力ポート及び
リンクを、134及び136にそれぞれ示している。モ
ニタ・データ・プロセッサは、モニタ・データ・プロセ
ッサが命令を受信でき、ルータ102から受信したモニ
タ・データから生成された性能データを送信できるよう
に介される、通信ポート138も含んでいる。モニタ・
データ・プロセッサは、通信ポートを介して、他のルー
タに接続されたモニタ・データ・プロセッサ、または、
独立したモニタ・データ・プロセッサによって生成され
た性能データまたはモニタ・データを受信できる。中心
ポートは、一般に、イーサネット(登録商標)・ポート
のようなネットワーク・ポートである。
【0029】モニタ・データ・プロセッサ104は、一
般に、相互接続されたモニタ・データ・プロセッサの階
層構造のメンバである。一般に、モニタ・データ・プロ
セッサの4レベル階層構造を用いて、典型的な大規模ネ
ットワークの性能がモニタされる。
【0030】図3は、典型的なチャネル・カード118
の詳細を示している。チャネル・カードは、チャネル・
カード上の各チャネルCH1〜CH4に対するTX/R
X20と、パケット処理エンジン(PPE)22とを含
んでいる。チャネルCH3は、図面を簡略化するため省
略されている。チャネル・カードは、図示の数より多い
か、または、少ないチャネルを含みうる。チャネル・カ
ードは、図1Bに示す構成と同様のやり方により、PP
Eに接続されたアドレス・メモリ及び出力待ち行列をさ
らに含んでいる。しかしながら、これらの構成要素は、
図面を簡略化するため、図3から省略されている。
【0031】チャネル・カード118のチャネル毎に、
TX/RX20とPPE22の間にヘッダ・コピー部1
50を挿入している。チャネル・カードのヘッダ・コピ
ー部を、側方データ経路152にそれぞれ接続してい
る。速報データ経路の出力を、モニタ・ポート132の
モニタ・データ出力154に接続している。
【0032】チャネル・カード118のヘッダ・コピー
部150は、モニタ・ポート132のクロック及び制御
信号入力158からクロック信号CLOCK及び制御デ
ータCTRLを受信するクロック及び制御信号経路15
6にも接続している。クロック信号は、例えば、SMP
TE時間コードとすることができる。各ヘッダ・コピー
部は、クロック信号によってセットされ同期されるタイ
ム・スタンプ生成部(図示せず)を含んでいる。あるい
はまた、あるタイム・スタンプ生成部が、クロック及び
制御信号経路を介して、あるチャネル・カード上の全て
のヘッダ・コピー部にタイム・スタンプを供給できる。
クロック及び制御信号経路を、各ヘッダ・コピー部を構
成するためにさらに利用できる。例えば、クロック及び
制御信号経路を利用して、各ヘッダ・コピー部に特有な
識別子を割り当て、その機能ブロックの動作パラメータ
を設定できる。動作パラメータは、例えば、ヘッダ・コ
ピー部によってコピーされるヘッダの1つ以上の部分を
決定できる。
【0033】ヘッダ・コピー部150は、図3に示す例
において独立した構成要素として示されているが、代替
案として、TX/RX20またはPPE22と一体化す
ることもできる。
【0034】チャネル・カード118の残りは、従来の
ものであり、これ以上の説明は控えることとする。
【0035】図4は、図3に追加して参照しながら説明
する、ヘッダ・コピー部150の一例を詳細に示してい
る。ヘッダ・コピー部は、コントローラ169によって
制御されるフレーマ160と、ヘッダ読み取り部162
と、パケット生成部164とを含んでいる。ヘッダ・コ
ピー部150に対応する側方データ経路152の一部1
70も示している。
【0036】コントローラ169は、クロック及び制御
信号経路158からクロック及び制御信号CLOCK、
CTRLを受信する。クロック及び制御信号の制御デー
タは、ヘッダ・コピー部の特有な識別番号と、ヘッダ・
コピー部150のコンポーネントを構成するための命令
とを含みうる。コントローラ169は、クロック信号C
LOCKによってセットされ、同期されるタイム・スタ
ンプ生成部(図示せず)を含んでいる。コントローラ
は、クロック信号に応答して、タイム・スタンプ生成部
によって発生するタイム・スタンプTSをパケット生成
部164に供給する。コントローラは、バス165を介
して、フレーマ160、ヘッダ読み取り部162と、パ
ケット生成部164と、経路コントローラ179との動
作を制御する制御信号をこれらのコンポーネントにさら
に供給する。
【0037】フレーマ160及びヘッダ読み取り部16
2は、TX/RX20とPPE22の間のデータ経路1
66にサイド・ブランチ(side-branch)として接続さ
れた入力を備えている。データ経路166とフレーマ及
びヘッダ読み取り装置の入力の間に、適合するバッファ
を挿入できる。
【0038】フレーマ160は、伝送経路166から受
信したデータ・ストリームにフレーミング操作を施し、
パケットの境界を決定する。データ・ストリームは、A
TM、イーサネット、SONET、または、他のデータ
伝送フォーマットによるデータ・ストリームとすること
ができる。フレーマは、経路168を介して、パケット
境界を示すパケット境界制御信号をヘッダ読み取り部1
62に供給する。
【0039】例えば、データ・ストリームが、各パケッ
トの始端と終端が、SOPバイト及びEOPバイトによ
ってそれぞれ表示されるイーサネット・フォーマットの
場合には、フレーマは、SOPバイトに応答して、パケ
ット境界制御信号の状態を変更し、EOPバイトに応答
して、パケット境界制御信号をもとの状態に復元する。
【0040】パケット制御信号に応答して、ヘッダ読み
取り部162は、ヘッダ読み取り操作を実施し、伝送経
路166から受信したデータ・ストリームにおける各パ
ケットのヘッダを読み取る。ヘッダは、ネットワーク用
語でいうところのパケットの宛先と、パケットの長さを
表したデータとを含んでいる。あるいはまた、ヘッダの
関心のあるデータを含む1つ以上の部分だけを読み取る
こともできる。ヘッダのこうした部分を読み取る場合に
は、あるヘッダの参照とは、ヘッダの一部を包含するも
のと理解されたい。ヘッダ読み取り部は、各ヘッダのヘ
ッダ・コピーを作成し、パケット生成部164に供給す
る。ヘッダ・コピーは、モニタ・データの少なくとも一
部を構成する。
【0041】例えば、データ・ストリームが、イーサネ
ット・フォーマットである場合には、ヘッダ読み取り装
置162は、パケット境界制御信号が状態を変化させた
後に受信する、最初のnバイトを読み取ることができ
る。あるいはまた、ヘッダ読み取り部は、パケット制御
信号が状態を変化させた後、最初のpバイトを読み取
り、次のqバイトを無視し、次のrバイトを読み取るこ
ともできる。ヘッダ読み取り部は、パケット境界制御信
号がその変化した状態にある間に受信するバイト数をカ
ウントするカウンタ(図示せず)を含みうる。この場合
には、ヘッダ読み取り部は、結果として生じるバイト・
カウントをヘッダ・コピーに付加し、結果として生じる
モニタ・データをパケット生成部164に供給する。
【0042】パケット生成部164が、コントローラ1
69のタイム・スタンプ生成部(図示せず)によって発
生する順次タイム・スタンプTSを受信し、ヘッダ読み
取り部162から受信する各ヘッダ・コピーに最も新し
いタイム・スタンプを付加する。タイム・スタンプは、
モニタ・データの一部をさらに構成する。パケット生成
部は、側方データ経路152を介したモニタ・ポート1
32への伝送に備えて、モニタ・データのパッケージ化
も行う。例えば、パケット生成部は、いくつかのヘッダ
・コピーとそのタイム・スタンプとを含むモニタ・デー
タを作成できる。モニタ・データ・パケットは、ルータ
によって処理されるデータ・パケットと同じ構造を備え
うるが、それらのタイプ識別子によって、それらがモニ
タ・データ・パケットであると識別される。パケット生
成部は、側方データ経路152を介して、モニタ・デー
タ・パケットをモニタ・ポート132に供給する。
【0043】パケット生成部164は、モニタ・データ
・パケットに特有の識別番号を付加して、モニタ・デー
タ・パケットに含まれるヘッダ・コピーを読み取ったル
ータ102のチャネルを識別することもできる。パケッ
ト生成部は、モニタ・データ・パケット毎にチェック・
サムを生成し、モニタ・データ・パケットに含みうる。
パケット生成部は、代わりに、他の適合するやり方によ
り、ヘッダ・コピー及びタイム・スタンプをパッケージ
化できる。
【0044】パケット生成部164は、オプションによ
り、モニタ・データ・パケットの作成前に、モニタ・デ
ータを圧縮し、側方データ経路152を介してモニタ・
ポート132に転送されるデータ数を減少できる。
【0045】図4は、パケット生成部164及びコント
ローラ169を、チャネル・カード118上のチャネル
の1つにおけるヘッダ・コピー部150の一部として示
している。しかし、これは、本発明にとって重要ではな
い。チャネル・カード上のチャネルの全部または部分集
合の間において、単一なパケット生成部及びコントロー
ラを共用できる。
【0046】図4は、チャネル・カード118上のチャ
ネルの1つである、チャネルNのヘッダ・コピー部15
0を通る側方データ経路152の一部170の例も示し
ている。チャネル・カード118上における残りのヘッ
ダ・コピー部を通る側方データ経路152のいくつかの
部分は、チャネルCH1のヘッダ・コピー部を通る側方
データ経路の部分を除くと同一である。チャネルCH1
のヘッダ・コピー部を通る側方データ経路の部分におい
て、マルチプレクサ171及び172と、データ待ち行
列174及び175と、経路コントローラ179とを省
略しており、パケット生成部164の出力を、チャネル
CH1のモニタ・データ出力OUTに直接に接続してい
る。
【0047】側方データ経路部分170は、デマルチプ
レクサ171と、マルチプレクサ172と、データ待ち
行列174及び175と、経路176、177、178
と、経路コントローラ179とを含んでいる。経路コン
トローラは、データ待ち行列173及び174の充填状
況を示す充填信号(fullness signal)に応答して、デ
マルチプレクサ及びマルチプレクサをそれぞれ制御す
る。
【0048】経路デマルチプレクサ171は、側方デー
タ経路部分170の入力INに接続された入力と、経路
176及び177に接続された第1及び第2の出力と、
経路コントローラ179の出力の一方に接続された制御
入力とをそれぞれ備えている。マルチプレクサ172
は、経路176、177、178に接続された第1、第
2、及び、第3の入力をそれぞれ備えている。マルチプ
レクサ172は、側方データ経路部分170の出力OU
Tに接続された出力と、経路コントローラの出力の一方
に接続された制御入力とを備えている。パケット生成部
164の出力を、経路178に接続している。データ待
ち行列174及び175を、経路178及び176と直
列にそれぞれ接続している。
【0049】通常、デマルチプレクサ171を、経路コ
ントローラ179によって、その入力で受信したモニタ
・データ・パケットを経路177に接続された第2の出
力に送るようにスイッチし、マルチプレクサ172を、
経路コントローラによって、経路177を介してその第
2の入力で受信したモニタ・データ・パケットをその出
力に送るようにスイッチする。
【0050】パケット生成部164によって生じるモニ
タ・データ・パケットは、データ待ち行列174に格納
される。経路コントローラ179は、データ待ち行列1
74が充填であることを検出すると、デマルチプレクサ
171をスイッチして、デマルチプレクサの入力で受信
されたモニタ・データ・パケットが、経路176を介し
て、データ待ち行列175に接続された第1の出力に送
られるようにする。受信したモニタ・データ・パケット
は、データ待ち行列175に蓄積される。同時に、経路
コントローラは、マルチプレクサ172をスイッチし
て、経路178に接続された第3の入力を介して、デー
タ待ち行列174に格納されたモニタ・データ・パケッ
トを受信する。
【0051】経路コントローラは、データ待ち行列17
4が空であることを検出すると、マルチプレクサ172
をスイッチして、経路176に接続された第1の入力を
介して、データ待ち行列175に蓄積されたモニタ・デ
ータ・パケットを受信する。その間に、パケット生成部
164によって生じた追加モニタ・データ・パケット
が、データ待ち行列174に蓄積される。
【0052】経路コントローラは、データ待ち行列17
5が空であることを検出すると、デマルチプレクサ17
1及びマルチプレクサ172を、上述のもとの状態にス
イッチする。
【0053】側方データ経路152は、図示の典型的な
データ転送構造の代わりに、従来の高速バス構造または
別の適合する転送構造を含みうる。
【0054】ルータ102の各チャネルによって送信ま
たは受信されるパケットのヘッダに含まれているデータ
数は、一般に、チャネルによって送信または受信される
データ総数に比べて少ないため、チャネル・カード毎に
いくつかのチャネルが存在する場合でも、側方データ経
路152は、データ経路166より速く動作する必要は
ない。例えば、ヘッダが、全データの約5%に相当する
場合には、側方データ経路は、データ経路166の速度
を超えることなく、16を超えるチャネルから読み取ら
れたヘッダ・コピーを伝送できる。
【0055】ヘッダ・コピー部150は、上述のよう
に、TX/RX20とパケット処理エンジン22の間で
受け渡される全てのパケットのコピーを行う。モニタ・
データ数は、ヘッダ・コピー部が全パケットのヘッダを
コピーしないように構成することによって減少できる。
例えば、ヘッダ・コピー部は、n番目のパケット毎にヘ
ッダをコピーするか、パケット総数の選択された一部を
構成する、ランダムに選択されたパケットのヘッダをコ
ピーするように構成できる。
【0056】ヘッダ・コピー部150は、上述のよう
に、各ヘッダ・コピーにタイム・スタンプを付加する。
タイム・スタンプによって、モニタ・データ・パケット
に含まれるヘッダ・コピーに関する時間データが得られ
る。一方、これらの時間データは、各ヘッダ・コピーに
タイム・スタンプを付加するのとは異なるやり方により
得ることもできる。例えば、モニタ・データの分析を行
う時間分解能が比較的に粗い場合には、分析の時間分解
能を大幅に超える精度で、各ヘッダ・コピーが行われた
時間を知る必要はない。この場合には、ヘッダ・コピー
部150を簡略化して、タイム・スタンプ生成部を省略
できる。代わりに、ヘッド・コピー部は、コントローラ
169に応答して動作し、所定の時間に作成された全て
のヘッダ・コピーから各モニタ・データ・パケットを生
成する。そして、ヘッダ・コピー部は、その遅延が所定
の時間に対して短いと仮定される側方データ経路152
を介して、モニタ・データ・パケットをモニタ・データ
・プロセッサ104に送る。所定の時間によって、モニ
タ・データ・パケットに含まれるヘッダ・コピーに関連
した時間データが得られる。
【0057】モニタ・データ・プロセッサ104がモニ
タ・データを分析して、5分の時間間隔におけるネット
ワーク・トラフィックを求める例の場合には、例えば、
所定の時間は、10秒とすることができる。モニタ・デ
ータ・プロセッサは、各5分の時間間隔に受信する全て
のモニタ・データ・パケットにおけるモニタ・データを
利用して、その分析を実施するだけである。
【0058】モニタ・データ・パケットが、ネットワー
クを介してモニタ・データ・プロセッサに伝送される、
以下に述べるモニタ・データ・システムの実施態様で
は、伝送遅延の可能性があるため、モニタ・データにタ
イム・スタンプを含めるのが望ましい。しかしながら、
各ヘッダ・コピーにタイム・スタンプを付加する代わり
に、ヘッダ・コピー150は、所定の時間に作成される
全てのヘッダ・コピーからモニタ・データの各パケット
を生成することによって、モニタ・データ数を減少さ
せ、モニタ・データ・パケットに単一タイム・スタンプ
を含めるように構成できる。あるいはまた、ヘッダ・コ
ピー部は、ヘッダ・コピー部は、所定の数のヘッダ・コ
ピーから各モニタ・データ・パケットを生成し、モニタ
・データ・パケットに単一タイム・スタンプを含めるよ
うに構成できる。これらの場合には、タイム・スタンプ
によって、モニタ・データ・パケットに含まれるヘッダ
・コピーに関連した時間データが得られる。
【0059】図2を再度参照すると、モニタ・データ・
プロセッサ104は、入力/出力ポート134を介して
各チャネル・カード上の複数チャネルからモニタ・デー
タを受信する。モニタ・データ・プロセッサは、ルータ
104から受信するモニタ・データ・パケットのモニタ
・データからデータ・ベース142を構築するデータ・
ベース・エンジン140を含んでいる。データ・ベース
・エンジンは、ヘッダ・コピー及びタイム・スタンプの
ような、モニタ・データに含まれる種々の項目を、デー
タ・ベースの異なるフィールドに納める。データ・ベー
スは、送信元アドレスと、宛先アドレスと、パケット・
サイズと、パケット・タイプのような項目に関するフィ
ールドとを含みうる。
【0060】モニタ・データ・プロセッサ104は、ル
ータ102によって収集されたモニタ・データから生成
されるデータ・ベース142の一部をさらに分析し、ル
ータ待ち時間、(平均または累計として、パケットを受
信したルータのポートからパケットを送信したルータの
ポートまでの配送時間)と、ルータ・パケット損失(ル
ータによって受信されたがルータによってまったく送信
されなかったパケットの数)と、ルータ・スループット
(平均、累計、ピークといった、パケット数にモニタ・
データに含まれるパケット・サイズを掛けることによっ
て得られる送信ビット数のカウント)といった性能デー
タを求めるための分析エンジン144を含みうる。パケ
ット・サイズは、上述のように、ヘッダ・コピー部15
0によってヘッダから読み取るか、または、決定でき
る。
【0061】上述の性能データが、ルータ102の性能
を特徴付ける。
【0062】モニタ・データ・プロセッサ104は、通
信ポート138と、ネットワーク・インターフェイスと
することが可能なインターフェイス146とを介して、
1つ以上の他のモニタ・データ・プロセッサ(図示せ
ず)から追加データをさらに受信できる。追加データ
は、モニタ・データと、こうしたモニタ・データの分析
によって得られる性能データのいずれか、または、両方
を含みうる。データ・ベース142は、通信ポートを介
して受信される追加データを含みうる。
【0063】分析エンジン144は、ルータ102によ
って収集されたモニタ・データと、他のモニタ・データ
・プロセッサによってモニタ・データ・プロセッサ10
4に供給される追加データから生成されるデータ・ベー
ス142との一部をさらに分析し、ネットワーク待ち時
間(平均または累計としての、ネットワークの1つのノ
ードからもう1つのノードへのパケットの配送時間)
と、ネットワーク・パケット損失(ネットワークの1つ
のノードから送信されたが指示された宛先ノードによっ
て受信されないパケットの数)と、ネットワーク・スル
ープット(平均、累計、ピークのような、パケット数に
モニタ・データに含まれるパケット・サイズを掛けるこ
とによって得られる、ネットワークの2つのノード間に
おける送信ビット数のカウント)といった性能データを
求めるための分析エンジン144を含みうる。パケット
・サイズは、上述のように、ヘッダ・コピー部150に
よってヘッダから読み取るか、または、決定できる。
【0064】上述の性能データが、ネットワークの性能
を特徴付ける。
【0065】分析エンジン144は、ルータ102によ
って収集されたモニタ・データと、他のモニタ・データ
・プロセッサ(図示せず)によってモニタ・データ・プ
ロセッサ104に供給される追加データとから生成され
るデータ・ベース142の一部をさらに分析して、モニ
タ・データ及び追加データのうち、同じ送信元及び宛先
アドレスを備えるヘッダ・コピーを含むものを識別でき
る。こうしたヘッダ・コピーは、ネットワークによっ
て、送信元と宛先の間に施される接続を通じて伝送され
るパケットに属している。分析エンジンは、モニタ・デ
ータ及び追加データのうちの識別されたデータから、接
続待ち時間(平均または累計としての、接続を介したパ
ケットの配送時間)と、接続パケット損失(送信元から
送信されたが宛先によって受信されないパケットの数)
と、接続スループット(平均、累計、ピークのような、
接続を介して送信されるビット数のカウント)といった
性能データを生成できる。
【0066】上述の性能データが、送信元と宛先の間の
ネットワークを介した接続の性能を特徴付ける。
【0067】上述の性能データのいくつかを任意に組み
合わせて、ネットワークに対する、サービス測定基準
(metric)の全体的な品質を得る。
【0068】モニタ・データ・プロセッサ104は、他
のモニタ・データ・プロセッサのための追加データとし
て、通信ポート138及びインターフェイス146を介
して、データ・ベース142の全部または部分と、分析
エンジン144によって生成される性能データとを他の
モニタ・データ・プロセッサにさらに送信できる。
【0069】モニタされているどのルータの性能も鈍化
させることなく、接続性能データから請求データを生成
できる。
【0070】上述の分析を実施し、請求データを生成す
るためのデータ処理技法については、ネットワーク・モ
ニタ技法において既知のところであり、従って、ここで
の説明を控えることにする。
【0071】モニタ・データ・パケットに含まれている
モニタ・データが、上述のように圧縮される場合、モニ
タ・データ・プロセッサ104には、さらに、圧縮モニ
タ・データを伸張するように構成されたデータ伸張装置
も含まれる。
【0072】図5は、本発明によるネットワーク・モニ
タ・システムの第2の実施態様200の例を示してい
る。ネットワーク・モニタ・システム200は、ルータ
202及びモニタ・データ・プロセッサ204を含んで
いる。
【0073】ルータ202の全チャネルから生成される
モニタ・データは、ルータ構成によってルータのあるチ
ャネルに送られ、そこから、モニタ・データ・プロセッ
サ204に供給される。図示の例の場合には、モニタ・
データは、ルータ構成によって、出力チャネル217に
送られる。モニタ・データは、出力チャネルから、ネッ
トワーク220を介して、モニタ・データ・プロセッサ
204に供給される。代替案として、出力チャネル21
7に送られるモニタ・データは、出力チャネル上のコネ
クタ間をモニタ・データ・プロセッサのネットワーク・
ポート224まで延びる、ケーブル、光ファイバ、また
は、他の何らかの適合する接続のような非ネットワーク
接続を介して、モニタ・データ・プロセッサに供給でき
る。
【0074】図示の例の場合には、ルータ202は、そ
れぞれのカードが4チャネルを備える、4つのチャネル
・カード212から構成される。ルータにおけるチャネ
ル・カード数及びカード当たりチャネル数は、図示の例
とは異なる場合もあり得る。チャネル・カードを、デー
タのエンベロープがあるチャネルから別のチャネルに受
け渡されるバックプレーン(図示せず)に接続してい
る。例示したチャネル・カード218のあるチャネルを
ユーザまたはネットワークに接続するためのコネクタ
を、230に示している。ケーブル、光ファイバ、また
は、適合する他の何らかの形の接続によって、接続を行
うことができる。
【0075】ルータ202のチャネル217をネットワ
ーク220に接続して出力チャネルとして用い、ルータ
202によって収集されたモニタ・データをモニタ・デ
ータ・プロセッサ204、または、1つ以上の追加宛先
に伝送する。出力チャネルのコネクタ222を、図示の
ようにネットワークに接続している。モニタ・データ
は、そのタイプ識別子によって、モニタ・データ・パケ
ットであると識別される、従来のネットワークに適合す
るモニタ・データ・パケットの形で伝送される。モニタ
・データ数が少ない場合には、出力チャネルの未使用容
量を利用して、他のデータの送信または受信を行うこと
ができる。モニタ・データ数が単一出力チャネルの伝送
容量を超えると、2つ以上のチャネルが必要とされる。
出力データ数が単一出力チャネル一杯にロードするのに
不十分である場合には、それぞれが出力チャネルの働き
をするルータの2つ以上のチャネルを介して、モニタ・
データの異なる部分を異なる宛先に伝送できる。やは
り、出力チャネルの未使用容量を利用して、他のデータ
の送信または受信を行うこともできる。
【0076】モニタ・データ・プロセッサ204は、そ
れを介してネットワーク220に接続されるネットワー
ク・ポート224を含んでいる。図示の例の場合には、
ネットワーク・ポートを、ネットワーク・インターフェ
イス246を介して、データ・ベース・エンジン140
及び分析エンジン144に接続している。ルータ202
は、後述するように、モニタ・データ・プロセッサにモ
ニタ・データを伝送できる。
【0077】モニタ・データ・プロセッサ204は、ネ
ットワーク・ポート224及びネットワーク220を介
して、上述のように、ネットワーク全体(図示せず)に
関する性能データを生成可能な階層構造における他のモ
ニタ・データ・プロセッサ(図示せず)に接続できる。
代替案として、モニタ・データ・プロセッサは、別のネ
ットワークまたは他の何らかの相互接続方式によって、
こうした他のモニタ・データ・プロセッサの1つ以上に
接続できる。
【0078】モニタ・データ・プロセッサ204は、他
のモニタ・データ・プロセッサ(図示せず)の1つ以上
からのモニタ・データ及び性能データの一方または両方
を含みうる追加データを受信できる。さらに、モニタ・
データ・プロセッサ204は、他のモニタ・データ・プ
ロセッサのための追加データとして、他のモニタ・デー
タ・プロセッサの1つ以上にモニタ・データまたは性能
データを送信できる。性能データは、モニタ・データを
分析することによって得られる。
【0079】本発明は、ルータのパケット処理エンジン
(packet processing engine:以下、「PPE」と呼
ぶ。)が、既にフレーミング操作を実施し、パケットの
ヘッダを読み取り、バックプレーンを介した別のチャネ
ルへの転送に備えて、受信パケットをエンベロープにし
ているという追加の観測に基づく。ヘッダに含まれるデ
ータ数は、一般に、ルータによって処理されるデータ総
数に比べると少ないため、ルータの既存の構成を利用し
て、ヘッダをコピーし、バックプレーンを介して、出力
チャネルに転送し、モニタ・データ・プロセッサに伝送
することによって、ルータの全ペイロード・データ・ス
ループットの比較的にわずかな減少という犠牲を払え
ば、モニタ・データを収集できる。あるいはまた、モニ
タ・データをこうした収集は、もとのペイロード・デー
タ・スループットを維持するために必要とされるルータ
のハードウェア性能の比較的にわずかな向上で足りる。
【0080】図6Aは、ルータ202の一例をさらに詳
細に示すブロック図である。次に、図5をさらに参照し
ながら、この例について述べる。ルータは、チャネル・
カード212及びバックプレーン214を含んでいる。
チャネル・カード218及び219を、チャネル・カー
ド212の例として示している。収集されたモニタ・デ
ータがネットワーク202を介してモニタ・データ・プ
ロセッサ204に供給される出力チャネル217を、チ
ャネル・カード219上に配置している。ルータは、一
般に、図示以外のチャネル・カードも含むが、これら
は、図面を簡略化するために省略されている。チャネル
・カードは、図示のチャネルを2つ以上それぞれ取り扱
うことができる。
【0081】ルータ202は、その出力がバックプレー
ン214のクロック信号トラック282に接続されたク
ロック・生成手段280もさらに含んでいる。クロック
・生成手段は、クロック信号トラック282を介してチ
ャネル・カード212に分配されるクロック信号を発生
する。クロック信号トラックは、バックプレーン上の単
一な追加トラックとすることができ、従って、比較的に
収容しやすい。クロック信号生成手段は、図示のよう
に、バックプレーン214に配置される。代替案とし
て、クロック信号生成手段は、バックプレーンに施す必
要のある変更を最小限に抑えるため、あるチャネル・カ
ードに配置できる。
【0082】次に、チャネル・カード218について述
べる。チャネル・カード219は同様にすることができ
る。チャネル・カード218は、TX/RX20と、強
化パケット処理エンジン(enhanced packet processing
engine:以下、「EPPE」と呼ぶ。)222と、カー
ド・メモリ224とを含んでいる。チャネル・カード
は、一般に、共通EPPEを共用する2つ以上のTX/
RXを含んでいる。図面を簡略化するため、TX/RX
を1つだけしか示していない。チャネル・カードは、一
般に、EPPEとバックプレーン214の間に出力デー
タ待ち行列を含むが、これは、図面を簡略化するために
省略されている。
【0083】強化パケット処理エンジン222は、上述
の従来のパケット処理エンジン(PPE)22を、ヘッ
ダ・プロセッサ223と共に含んでいる。EPPEの資
源の固定部分は、ヘッダ・プロセッサに割り当てること
ができる。代替案として、PPEとヘッダ・プロセッサ
の間で、EPPEの資源を動的に割り当てることもでき
る。しかし、これを実施する場合には、割り当てを、ヘ
ッダ・プロセッサに割り当てられる資源が最低量より少
なくならないように制御する。
【0084】カード・メモリ224を、従来のアドレス
・メモリ24とモニタ・データ・バッファ225の間で
分割する。カード・メモリの固定部分は、モニタ・デー
タ・バッファに割り当てることができる。代替案とし
て、アドレス・メモリとモニタ・データ・バッファの間
で、カード・メモリを動的に割り当てることもできる。
しかし、これを実施する場合には、割り当てを、モニタ
・データ・バッファに割り当てられるカード・メモリが
最低量より少なくならないように制御する。ヘッダ・プ
ロセッサ223及びモニタ・データ・バッファ225に
対する最小限の資源割り当てによって、チャネル・カー
ド218を通るトラフィックの流れがピークの場合で
も、モニタ・データの収集を続行するという保証が得ら
れる。
【0085】図6Bは、ヘッダ・プロセッサ223を含
むEPPE222の例をさらに詳細に示すブロック図で
ある。ヘッダ・プロセッサは、ヘッダ・コピー部262
と、タイム・スタンプ生成部263と、パケット生成部
264とから構成されている。
【0086】EPPE222は、TX/RX20からデ
ータ・ストリームを受信し、PPE22は、上述の従来
のフレーミングと、ヘッダ読み取りと、宛先チャネル決
定と、エンベロープ生成操作とを実施する。PPEが実
施するフレーミング操作によって、パケット境界制御信
号PBCSが生成される。PPEは、ヘッダ・コピー部
262にデータ・ストリームD及びパケット境界制御信
号を供給する。データ・ストリームDは、TX/RXと
PPEの間で受け渡されるデータ・ストリームとするこ
とができ、あるいは、このデータ・ストリームのコピー
とすることもできる。パケット境界制御信号に応答し
て、ヘッダ・コピー部は、各パケットのヘッダ、また
は、問題となるデータが納められたヘッダをコピーする
か、または、別様に読み取り、タイム・スタンプ生成部
263にヘッダ・コピーを供給する。ヘッダのこうした
部分を読み取り、コピーし、または、さもなければ捕捉
する場合には、ヘッダの参照とは、ヘッダの一部を包含
するものと理解されたい。
【0087】タイム・スタンプ生成部263は、クロッ
ク信号トラック282を介してクロック信号生成手段2
80から受信したクロック信号CLOCKによってセッ
トされて同期される。タイム・スタンプ生成部は、ヘッ
ダ・コピー部262から各ヘッダを受信し、ヘッダにタ
イム・スタンプを追加し、結果として生じるモニタ・デ
ータをモニタ・データ・バッファ225に記憶する。
【0088】パケット生成部264は、モニタ・データ
・バッファ225からいくつかのモニタ・データを読み
取って、モニタ・データをモニタ・データ・プロセッサ
204にアドレス指定されたモニタ・データ・パケット
をなすようにし、モニタ・データ・パケットMDPをP
PE22に送り返す。PPEは、パケット生成部から受
信したモニタ・データ・パケットを受信データ・パケッ
トとして扱い、モニタ・データ・パケットをルータ20
2の出力チャネル217のアドレスがラベル付けされた
1つ以上のエンベロープにする。PPEは、次に、バッ
クプレーン214を介して、エンベロープのチャネル・
アドレスによって表示された出力チャネル217にモニ
タ・データのエンベロープを転送する。
【0089】ヘッダ・プロセッサ223は、ヘッダのい
くつかまたは全てをパケット生成部264に送り、タイ
ム・スタンプをタイム・スタンプ生成部263からパケ
ット生成部264に直接に送るように構成できる。ヘッ
ダ及びタイム・スタンプが記憶されていない場合には、
モニタ・データ・バッファ225を省略できる。
【0090】さらなる代替案として、PPE22は、ヘ
ッダまたはその一部をコピーし、タイム・スタンプ生成
部263またはパケット生成部264に送るように構成
できる。
【0091】出力チャネル217は、受信したモニタ・
データのエンベロープをバックプレーン214から受信
した他の任意のエンベロープとして取り扱う。出力チャ
ネルは、1つ以上のエンベロープからモニタ・データ・
パケットを抽出し、ネットワークに伝送する。例えば、
ヘッダ・コピー及びそのタイム・スタンプから形成され
たモニタ・データ・パケットを納めるエンベロープは、
バックプレーンを介して、チャネル・カード219の出
力チャネル217に転送し、ネットワークに伝送でき
る。
【0092】上述のように、ヘッダは、一般に、ルータ
202のデータ・スループットの約5%に相当する。こ
のルータ構成によってモニタ・データを納めたエンベロ
ープを伝送すると、ほぼこの量だけ、ルータを介したペ
イロード・データを含むエンベロープの伝送が遅くなる
傾向がある。ルータを介して伝送されるモニタ・データ
量は、上述とは異なる処理を実施するようにヘッダ・プ
ロセッサ23を構成することによって減少できる。例え
ば、用途によっては、ヘッダ・プロセッサは、所定の時
間内に送信または受信されるヘッダ数をカウントすれば
十分な場合がある。そして、ヘッダ・プロセッサは、所
定の時間に、ルータ202を介して出力チャネル217
に転送される、パケット・カウント及びタイム・スタン
プを含むモニタ・データ・パケットを発生する。
【0093】あるいはまた、ヘッダ・プロセッサ223
は、ヘッダ・コピーを圧縮するか、または、さもなけれ
ば集約してから、パケット生成部264に供給するプロ
セッサ(図示せず)を含みうる。さらなる代替案とし
て、ヘッダ・コピー部262は、共通の送信元及び宛先
アドレスを備えるような所定のタイプのパケットだけに
関するヘッダのコピーをパケット生成部に供給するよう
に構成できる。さらなる代替案として、ヘッダ・コピー
部は、送信または受信されるパケット・サンプルのヘッ
ダのコピーをパケット生成部に供給するように構成でき
る。例えば、ヘッダ・コピー部は、送信または受信され
るm番目毎のパケットのヘッダ・コピー、または、パケ
ット総数の選択された一部を構成するランダムに選択さ
れたパケットのヘッダ・コピー、または、tビットの送
信または受信が済んだ後に生じる、最初のヘッダのコピ
ーをパケット生成部に供給できる。
【0094】さらに、やはり上述のように、各ヘッダ・
コピーの作成時間が正確に分からなくてもよい用途の場
合には、パケット生成部264は、所定の時間内に受信
したヘッダ・コピー、または、所定の数のヘッダ・コピ
ーから各モニタ・データ・パケットを作成し、モニタ・
パケットに単一タイム・スタンプを含めるように構成で
きる。タイム・スタンプによって、各モニタ・データ・
パケットに含まれるヘッダ・コピーに関連した時間デー
タが得られる。
【0095】説明したばかりの方法を用いて、ルータ2
02の構成に従って送られるモニタ・データ数を減少さ
せ、それにより、ペイロード・データのスループットを
潜在的に増大できる。
【0096】モニタ・データ・プロセッサ204は、上
述のモニタ・データ・プロセッサ104と同様のやり方
により、ルータ202によって出力されるモニタ・デー
タを処理する。モニタ・データ・プロセッサ204によ
って単独または他のモニタ・データ・プロセッサと協働
に実施される分析は、やはり、モニタ・データ・プロセ
ッサ104によって実施される分析と同様である。従っ
て、モニタ・データ・プロセッサ204については、こ
こでは説明を控えることにする。
【0097】図7は、本発明によるネットワーク・モニ
タ・システムの第3の実施態様300の一例に関するブ
ロック図である。ネットワーク・モニタ・システム30
0は、図5及び6Aに示すネットワーク・モニタ・シス
テム200のバリエーションである。図5及び6Aに示
すネットワーク・モニタ・システムの構成要素に対応す
る図7に示すネットワーク・モニタ・システムの構成要
素を、同じ参照番号を利用して表示しており、これ以上
の説明は控えることにする。
【0098】ネットワーク・モニタ・システム300の
場合には、内部モニタ・データ・プロセッサ304を、
ルータ302内に設けている。内部モニタ・データ・プ
ロセッサは、ルータ202にはそのチャネルの1つと思
えるように構成するのが望ましく、チャネル・カード2
12からバックプレーン314に転送されるモニタ・デ
ータのエンベロープを受信できるように、チャネル・ア
ドレスが割り当てられる。内部モニタ・データ・プロセ
ッサは、チャネル・カード212におけるヘッダ・プロ
セッサ223のようなヘッダ・プロセッサに加えて、ま
たは、代わりに、ヘッダ・カウント、ヘッダ集約及び圧
縮、ヘッダ選択、及び、ヘッダ・サンプリングのような
タスクを実施するように構成できる。内部モニタ・デー
タ・プロセッサ304は、付加的に、または、代替的
に、上述のモニタ・データ・プロセッサ204と同様の
内部構造を備えることができ、上述のモニタ・データ・
プロセッサ204によって実施されるデータ・ベース構
築及びデータ分析を実施できる。これによって、外部モ
ニタ・データ・プロセッサ204を省略できる。
【0099】図7は、性能データ出力386に接続され
た内部モニタ・データ・プロセッサ304の出力をさら
に示している。内部モニタ・データ・プロセッサを、図
示のようにバックプレーン314に配置する場合には、
性能データ出力が、モニタ・データ・パケット、エンベ
ロープ、または、他の何らかのデータ・フォーマットに
より、性能データをバックプレーンから直接に出力でき
る。モニタ・データも同様に出力できる。
【0100】付加的に、または、代替的に、内部モニタ
・データ・プロセッサ304は、性能データをパッケー
ジ化して、エンベロープに納められたモニタ・パケット
をなすようにし、ルータ202の構成に従って出力チャ
ネル217にエンベロープを送る。そして、出力チャネ
ルは、ネットワーク220を介して、上述の階層構成を
なすモニタ・データ・プロセッサにおける別のモニタ・
データ・プロセッサに性能データを送信する。内部モニ
タ・データ・プロセッサは、同様にしてモニタ・データ
を送信できる。
【0101】性能データを生成する場合には、内部モニ
タ・データ・プロセッサ304は、上述のように、ネッ
トワークの他のルータ内またはルータに接続されたモニ
タ・データ・プロセッサ(図示せず)から、モニタ・デ
ータ及び性能データの一方または両方とすることが可能
な追加データを受信できる。こうした追加データは、モ
ニタ・データ・パケットとして識別されるパケットの形
で受信できる。こうしたパケットは、ルータ202のチ
ャネルの1つを介して受信し、ルータ構成によって内部
モニタ・データ・プロセッサに供給できる。
【0102】内部モニタ・データ・プロセッサ304
を、図示のようにバックプレーン314に配置している
が、これは、本発明にとって重要ではない。チャネル・
カードの1つの一部を利用して、内部モニタ・データ・
プロセッサ304とクロック信号生成手段280の一方
または両方を収容することができる。性能データ出力3
86は、チャネル・カードの1つに配置することもでき
る。ルータ構成によってモニタ・データ・パケットをエ
ンベロープの形で転送するのは、この配置の柔軟性に寄
与する。
【0103】モニタ・データ数は、上述のように、全パ
ケットのヘッダをコピーしないように、ヘッダ・プロセ
ッサ223を構成することによって減少できる。さら
に、上述のように、各ヘッダ・コピーの作成時間が正確
に分かる必要のない用途の場合には、ヘッダ・プロセッ
サは、所定の時間間隔に受信するヘッダ・コピーからモ
ニタ・データ・パケットを作成するように構成できる。
タイム・スタンプは、任意に、各モニタ・データ・パケ
ットに付加できる。
【0104】本開示に記載のモニタ・データ・プロセッ
サによって生成される性能データを用いて、ネットワー
クにおけるルータの働きを制御できる。例えば、性能デ
ータは、ルータが、ルータに先在するトラフィックを考
慮して、複数伝送経路間で多量のデータ伝送を分割する
やり方を制御するために利用できる。
【0105】本開示に記載のネットワーク・モニタ・シ
ステム及びその構成要素の実施態様は、個別コンポーネ
ントと、小規模または大規模集積回路と、適正に構成さ
れたASICと、他の適合するハードウェアとから構成
できる。代替案として、ネットワーク・モニタ・システ
ム及びその構成要素のいくつかの部分は、デジタル信号
プロセッサ、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュー
タ、または、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に納
められたプログラムに応答して動作する内部または外部
メモリを備えるコンピュータを利用して構成できる。コ
ンピュータ及びDSPベースの実施態様の場合には、本
明細書に示された様々な構成要素は、短命なものとする
ことができ、プログラムの実行時に一時的に存在するだ
けのものとすることができる。こうした実施態様の場合
には、プログラムは、フロッピ・ディスク・セットや、
CD−ROMや、DVD−ROMや、読み取り専用メモ
リのような適合するコンピュータ読み取り可能な記録媒
体においてプログラムを具現化することによって、実行
されるハードウェアに伝えることができ、あるいは、適
合するデータ・リンクによってこうしたハードウェアに
伝送できる。
【0106】図8は、ルータのようなノードを含むデー
タ伝送ネットワークに関連した性能データを取得するた
めの本発明による方法の例400を示したフローチャー
トである。プロセス402では、データをノードを介し
てパケットの形で送る。パケットのそれぞれは、パケッ
ト・ヘッダを含んでいる。プロセス404では、パケッ
ト・ヘッダの少なくともいくつかをコピーし、モニタ・
データとしてそれぞれのヘッダ・コピーを得る。プロセ
ス406では、モニタ・データ・パケットを、モニタ・
データから作成する。モニタ・データ・パケットは、そ
れに含まれるヘッダ・コピーに関連した時間データをさ
らに表している。プロセス408では、モニタ・データ
を、モニタ・データ・パケットの形で伝送する。プロセ
ス410では、性能データを、モニタ・データ・パケッ
トの形で受信するモニタ・データから生成する。
【0107】プロセス404では、パケット・ヘッダの
全てをコピーし、それぞれのヘッダ・コピーを得ること
ができる。
【0108】プロセス408では、モニタ・データ・パ
ケットをノード内に内部的に伝送することができ、ある
いは、ネットワークを介して別のノードに伝送すること
もできる。他のノードは、モニタ・データが収集される
ノードとすることができ、あるいは、モニタ・データは
収集されず、性能データが、他のノードで収集されたモ
ニタ・データから生成されるノードとすることもでき
る。
【0109】図8Bは、性能データ収集プロセス410
の第1の実施態様を例示している。プロセス420で
は、データ・ベースを、モニタ・データ・パケットの形
で受信したモニタ・データから構築する。プロセス42
2では、データ・ベースのモニタ・データを分析して、
性能データを生成する。性能データは、性能データが収
集されるノードの性能に関連する可能性がある。
【0110】モニタ・データ、及び、少なくとも部分的
にモニタ・データから得られる性能データの一方または
両方を、追加データとして、ネットワークの1つ以上の
他のノードに伝送できる。これによって、ネットワーク
の性能に関連した性能データを生成できる。ネットワー
クの性能に関連した性能データは、ネットワークのノー
ドから受信するモニタ・データ及び性能データの階層処
理を実施することによって生成できる。
【0111】図8Cは、性能データ生成プロセス410
の第2の実施態様を例示している。プロセス430で
は、ネットワークの少なくとも1つの追加ノードに関連
した追加データを受信する。追加データは、モニタ・デ
ータ及び性能データの一方または両方を含んでいる。プ
ロセス432では、モニタ・データ及び追加データを分
析して、性能データを生成する。生成される性能データ
は、ネットワークの性能に関連する。
【0112】図9Dには、図8Cに示すプロセス432
の代替実施態様を例示している。プロセス440では、
モニタ・データ及び追加データのうち、同じ送信元及び
宛先アドレスを備えるヘッダを含むものを識別する。プ
ロセス442では、性能データを、モニタ・データ及び
追加データの識別されたものから決定する。生成される
性能データは、送信元と宛先の間のネットワークを介し
た接続の性能に関する。
【0113】方法400には、性能データに応答したネ
ットワーク・ノードの制御をさらに含みうる。
【0114】また、方法400において、付加的に、ま
たは、代替的に、性能データから請求データを生成し、
請求データを利用して、顧客に請求できる。
【0115】図9Eには、方法400のオプションであ
る追加プロセスを含んでいる。プロセス450では、タ
イム・スタンプを生成する。プロセス452では、タイ
ム・スタンプの少なくとも1つを、モニタ・データの一
部としてモニタ・データ・パケットのそれぞれへと挿入
する。プロセス452では、タイム・スタンプの1つを
モニタ・データ・パケットに含まれるヘッダ・コピーの
それぞれへと挿入できる。
【0116】図9Fは、図8Aに示すプロセス406の
実施態様を示している。プロセス460において、所定
の時間間隔に作成されたヘッダ・コピーから各モニタ・
データ・パケットを生成し、時間データを得る。
【0117】タイム・スタンプを生成し、プロセス46
0において作成されたモニタ・データ・パケットのそれ
ぞれにタイム・スタンプの少なくとも1つをさらに挿入
できる。
【0118】本開示によって、本発明の例証となる実施
態様が解説されたが、もちろん、本発明は、解説の実施
態様にそっくりそのまま制限されるものではなく、付属
の請求項によって定義される本発明の範囲内において、
様々な修正を施すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】Aは、従来のネットワーク・ルータのブロック
図である。Bは、Aに示す従来のルータのチャネル・カ
ードのブロック図である。
【図2】本発明によるネットワーク・モニタ・システム
の第1の実施態様のブロック図である。
【図3】図2に示すネットワーク・モニタ・システムに
おけるルータ・チャネル・カードの一例のブロック図で
ある。
【図4】図3に示すチャネル・カードのヘッダ・コピー
部の一例に関するブロック図である。
【図5】本発明によるネットワーク・モニタ・システム
の第2の実施態様のブロック図である。
【図6】Aは、図5に示すネットワーク・モニタ・シス
テムにおけるルータの一例に関するブロック図である。
Bは、Aに示すルータのヘッダ・プロセッサの一例に関
するブロック図である。
【図7】本発明によるネットワーク・モニタ・システム
の第3の実施態様に関するブロック図である。
【図8】Aは、データ伝送ネットワークに関連した性能
データを生成するための本発明による方法の一例を示す
フローチャートである。Bは、Aに示す方法の性能デー
タ生成プロセスの第1の実施態様を示すフローチャート
である。Cは、Aに示す方法の性能データ生成プロセス
の第2の実施態様を示すフローチャートである。
【図9】Dは、図8Cに示すプロセスの分析を行って、
ネットワーク接続に関連した性能データを生成するプロ
セスの代替実施態様を示すフローチャートである。E
は、図8Aに示す方法に含めることが可能な追加処理を
示すフローチャートである。Fは、図8Aに示す方法の
モニタ・データ・パケット作成プロセスの実施態様を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
20 送信器/受信器 22 パケット処理エンジン(PPE) 100、200 ネットワーク・モニタ・システム 102 ルータ 104 モニタ・データ・プロセッサ 112、118、212、218、219 チャネル・
カード 130 ネットワーク・コネクタ 132 モニタ・ポート 134 入力/出力ポート 136 リンク 138 通信ポート 140 データ・ベース・エンジン 142 データ・ベース 144 分析エンジン 146 インターフェイス 150 ヘッダ・コピー部 160 フレーマ 162 ヘッダ読み取り部 164 パケット生成部 169 コントローラ 174、175 データ待ち行列 179 経路コントローラ 202 ルータ 204 モニタ・データ・プロセッサ 214 バックプレーン 217 出力チャネル 220 ネットワーク 222 コネクタ 223 ヘッダ・プロセッサ 224 ネットワーク・ポート 225 モニタ・データ・バッファ 230 コネクタ 246 ネットワーク・インターフェイス 262 ヘッダ・コピー部 263 タイム・スタンプ生成部 264 パケット生成部 280 クロック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 399117121 395 Page Mill Road P alo Alto,California U.S.A. (72)発明者 バラドゥワジュ・アムルーター アメリカ合衆国カリフォルニア州95050, サンタ・クララ,モンロー・ストリート 287 (72)発明者 ピーター・モティシャウ イギリス国スコットランド, イー・エイ チ30 9エックス・ユー,ウェスト・ロテ ィアン,サウス・クウィーンズフェリー, ストーニーフラッツ 60 (72)発明者 シー・スティーブン・ジョイナー アメリカ合衆国カリフォルニア州95014, カッパーティーノ,コットン・ウッド・ド ライブ 861 (72)発明者 ラリー・エー・チェスラー アメリカ合衆国コロラド州80538,ラブラ ンド,ジュニパー・レーン 2309 (72)発明者 イアン・ハードキャッスル アメリカ合衆国カリフォルニア州94087, サニーベール,アリソン・ウェイ 814 Fターム(参考) 5K030 GA05 GA11 HB06 HD03 KA01 KA07 MC07 MC08 5K033 AA04 AA09 BA11 CC02 DA05 DB18 EA06

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワーク・ルータが、 それぞれパケット・ヘッダを含むパケットの形でデータ
    が通過するチャネルと、 前記パケットの少なくともいくつかの前記パケット・ヘ
    ッダからヘッダ・コピーを生成するヘッダ・コピー手段
    と、 前記ヘッダ・コピーを受信し、そこからモニタ・データ
    ・パケットを作成するパケット生成手段とを含んでな
    り、前記モニタ・データ・パケットのそれぞれが、その
    中に含まれる前記ヘッダ・コピーに関連した時間データ
    をさらに表している、モニタ・データ収集機能が組み込
    まれたネットワーク・ルータを含むネットワーク・モニ
    タ・システム。
  2. 【請求項2】 前記ネットワーク・ルータに、タイム・
    スタンプを発生するタイム・スタンプ生成手段をさらに
    含み、 前記パケット生成手段が、タイム・スタンプをさらに受
    信し、前記モニタ・データの一部として、前記モニタ・
    データ・パケットのそれぞれへと前記タイム・スタンプ
    の少なくとも1つを挿入する請求項1に記載のネットワ
    ーク・モニタ・システム。
  3. 【請求項3】 前記パケット生成手段が、前記モニタ・
    データの一部として、その中に含まれる前記ヘッダ・コ
    ピーのそれぞれに関する前記タイム・スタンプの1つ
    を、前記モニタ・データ・パケットのそれぞれへと挿入
    する請求項2に記載のネットワーク・モニタ・システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記パケット生成手段が、所定の時間間
    隔中に受信した前記ヘッダ・コピーから前記モニタ・デ
    ータ・パケットのそれぞれを作成し、前記時間データを
    得る請求項1に記載のネットワーク・モニタ・システ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記ネットワーク・ルータが、タイム・
    スタンプを発生するタイム・スタンプ・生成手段をさら
    に含み、 前記パケット生成手段が、所定の時間間隔中に受信した
    前記ヘッダ・コピーから前記モニタ・データ・パケット
    のそれぞれを作成し、タイム・スタンプをさらに受信し
    て、前記モニタ・データ・パケットのそれぞれへと前記
    タイム・スタンプの1つを挿入し、前記所定の時間間隔
    及び前記所定の時間間隔が、まとまって前記時間データ
    を構成している請求項4に記載のネットワーク・モニタ
    ・システム。
  6. 【請求項6】 前記ヘッダ・コピー手段が、全ての前記
    パケットの前記パケット・ヘッダからヘッダ・コピーを
    生成する請求項1に記載のネットワーク・モニタ・シス
    テム。
  7. 【請求項7】 前記チャネルのそれぞれが、前記ネット
    ワーク・ルータを介して前記チャネルのうちの別のチャ
    ネルに送るため、前記パケットをエンベロープにパッケ
    ージ化するパケット処理エンジンを含み、 前記パケット生成手段が、前記モニタ・データ・パケッ
    トを前記パケット処理エンジンに送り、そこで、前記モ
    ニタ・データ・パケットを前記チャネルの1つにアドレ
    ス指定されたエンベロープにパッケージ化し、 前記モニタ・データ・パケットを含むエンベロープが、
    前記ネットワーク・ルータを介して、アドレス指定され
    たチャネルの前記1つに送り、 前記ネットワーク・モニタ・システムは、前記モニタ・
    データ・パケットがアドレス指定されたチャネルの前記
    1つに接続された、モニタ・データ・プロセッサをさら
    に含み、前記モニタ・データ・プロセッサは、前記モニ
    タ・データ・パケットの形で受信した前記モニタ・デー
    タからデータ・ベースを構築する働きをするデータ・ベ
    ース・エンジンを含んでいる請求項1に記載のネットワ
    ーク・モニタ・システム。
  8. 【請求項8】 前記モニタ・データ・プロセッサを、前
    記ネットワークによって前記ルータの前記チャネルに接
    続する請求項7に記載のネットワーク・モニタ・システ
    ム。
  9. 【請求項9】 前記ネットワーク・ルータは、 前記チャネルのそれぞれにおいて、前記ネットワーク・
    ルータを介して別の前記チャネルに受け渡すため、パケ
    ットをエンベロープにパッケージ化するパケット処理エ
    ンジンと、 前記モニタ・データ・パケットの形で受信する前記モニ
    タ・データからデータ・ベースを構築する働きをするデ
    ータ・ベース・エンジンを含み、前記チャネルの追加チ
    ャネルの様相を呈するように構成されたモニタ・データ
    ・プロセッサとを含んでなり、前記パケット生成手段
    が、前記モニタ・データ・パケットを前記パケット処理
    エンジンに送り、そこで、前記モニタ・データが、前記
    モニタ・データ・プロセッサにアドレス指定されたエン
    ベロープにパッケージ化し、 前記モニタ・データ・パッケージを含むエンベロープ
    が、前記ネットワーク・ルータを介して、前記モニタ・
    データ・プロセッサに送る請求項1に記載のネットワー
    ク・モニタ・システム。
  10. 【請求項10】 前記モニタ・データ・パケットを受信
    するように接続され、前記モニタ・データ・パケットの
    形で含まれる前記モニタ・データからデータ・ベースを
    構築する働きをするデータ・ベース・エンジンを含むモ
    ニタ・データ・プロセッサをさらに含んでいる請求項1
    に記載のネットワーク・モニタ・システム。
  11. 【請求項11】 前記モニタ・データ・プロセッサが、
    前記データ・ベースの前記モニタ・データを分析して、
    前記ネットワーク・ルータに関連した性能データを生成
    する分析エンジンをさらに含んでいる請求項10に記載
    のネットワーク・モニタ・システム。
  12. 【請求項12】 前記ネットワーク・ルータが、第1の
    ネットワーク・ルータであり、モニタ・データ収集機能
    が組み込まれた少なくとも1つの第2のネットワーク・
    ルータを含むネットワークに接続され、 前記モニタ・データ・プロセッサが、 前記少なくとも1つの第2のネットワーク・ルータか
    ら、(a)モニタ・データ及び(b)性能データの少な
    くとも一方を含む追加データを受信するように接続され
    た通信ポートと、 前記モニタ・データ及び前記追加データを分析して、前
    記ネットワークの性能に関連した性能データを生成する
    分析エンジンとをさらに含んでいる請求項10に記載の
    ネットワーク・モニタ・システム。
  13. 【請求項13】 前記分析エンジンが、前記モニタ・デ
    ータ及び前記追加データのうちの同じ送信元及び宛先ア
    ドレスを備えるものを識別するようにさらに働き、前記
    モニタ・データ及び前記追加データの識別されたものか
    ら性能データを生成し、前記性能データを、前記送信元
    と前記宛先との間の前記ネットワークを介した接続の性
    能に関連して生成する請求項12に記載のネットワーク
    ・モニタ・システム。
  14. 【請求項14】 前記モニタ・データ・プロセッサが、
    第1のモニタ・データ・プロセッサであり、(a)前記
    データ・ベースと、(b)少なくとも部分的に前記デー
    タ・ベースから生成された性能データとの少なくとも一
    方を第2のモニタ・データ・プロセッサに供給するよう
    に構成された通信ポートをさらに含んでいる請求項10
    に記載のネットワーク・モニタ・システム。
  15. 【請求項15】 前記通信ポートを前記ネットワークに
    接続している請求項14に記載のネットワーク・モニタ
    ・システム。
  16. 【請求項16】 前記第1のモニタ・データ・プロセッ
    サ及び前記第2のモニタ・データ・プロセッサが、モニ
    タ・データ・プロセッサの階層構造の構成要素である請
    求項14に記載のネットワーク・モニタ・システム。
  17. 【請求項17】 それぞれパケット・ヘッダを含むパケ
    ットの形でノードを介してデータを送るステップと、 前記パケット・ヘッダの少なくともいくつかをコピーし
    て、モニタ・データとしてそれぞれのヘッダ・コピーを
    得るステップと、 前記モニタ・データから、その中に含まれる前記ヘッダ
    ・コピーに関連した時間データをさらに表すモニタ・デ
    ータ・パケットを作成するステップと、 前記モニタ・データ・パケットを伝送するステップと、 前記モニタ・データ・パケットに納められた前記モニタ
    ・データから前記性能データを生成するステップとを含
    んでなる、ノードを含むデータ伝送ネットワークに関連
    した性能データを得る方法。
  18. 【請求項18】 前記モニタ・データを伝送するステッ
    プにおいて、前記モニタ・データ・パケットを前記ノー
    ド内に伝送する請求項17に記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記モニタ・データを伝送するステッ
    プにおいて、前記ネットワークを介して前記モニタ・デ
    ータ・パケットを伝送する請求項17に記載の方法。
  20. 【請求項20】 前記性能データを生成するステップ
    が、 前記モニタ・データ・パケットの形で受信した前記モニ
    タ・データのデータ・ベースを構築するステップと、 前記データ・ベースの前記モニタ・データを分析し、前
    記性能データを生成するステップとを含んでいる請求項
    17に記載の方法。
  21. 【請求項21】 (a)前記データ・ベースと、(b)
    少なくとも部分的に前記データ・ベースから得られた性
    能データとの少なくとも一方を前記ネットワークの少な
    くとも1つの他のノードに伝送するステップをさらに含
    んでいる請求項15に記載の方法。
  22. 【請求項22】 前記性能データを生成するステップ
    が、前記ネットワークのノードから受信したデータ・ベ
    ース及び性能データの階層処理を実施するステップを含
    んでいる請求項15に記載の方法。
  23. 【請求項23】 前記性能データを生成するステップに
    おいて、前記モニタ・データを分析して、前記ノードの
    性能に関連した性能データを生成する請求項17に記載
    の方法。
  24. 【請求項24】 前記性能データを生成するステップ
    が、 モニタ・データ及び性能データの少なくとも一方を含
    む、前記ネットワークの少なくとも1つの追加ノードに
    関連した追加データを受信するステップと、 前記モニタ・データ及び前記追加データを分析し、前記
    ネットワークの性能に関連した前記性能データを生成す
    るステップとを含んでいる請求項17に記載の方法。
  25. 【請求項25】 前記モニタ・データ及び前記追加デー
    タを分析するステップが、 前記モニタ・データ及び前記追加データのうち、同じ送
    信元及び宛先アドレスを備えるヘッダを含むものを識別
    するステップと、 前記モニタ・データ及び前記追加データの識別されたも
    のから、前記送信元と前記宛先との間のネットワークを
    介した接続の性能に関連した前記性能データを生成する
    ステップとを含んでいる請求項24に記載の方法。
  26. 【請求項26】 前記性能データに応答して、前記ノー
    ドの動作を制御するステップをさらに含んでいる請求項
    17に記載の方法。
  27. 【請求項27】 前記性能データから請求データを生成
    するステップと、 前記請求データを利用して顧客に請求書を送るステップ
    とをさらに含んでいる請求項17に記載の方法。
  28. 【請求項28】 タイム・スタンプを生成するステップ
    と、 前記モニタ・データ・パケットのそれぞれへと前記タイ
    ム・スタンプの少なくとも1つを挿入するステップとを
    含んでいる請求項17に記載の方法。
  29. 【請求項29】 前記モニタ・データ・パケットのそれ
    ぞれへと前記タイム・スタンプの少なくとも1つを挿入
    するステップにおいて、前記タイム・スタンプの1つ
    を、前記モニタ・データ・パケットに含まれる各ヘッダ
    ・コピー毎に挿入するステップがある請求項28に記載
    の方法。
  30. 【請求項30】 前記モニタ・データからモニタ・デー
    タ・パケットを作成するステップにおいて、所定の時間
    中に作成されたヘッダ・コピーから前記モニタ・データ
    ・パケットのそれぞれを作成することによって、時間デ
    ータを得る請求項17に記載の方法。
  31. 【請求項31】 タイム・スタンプを生成するステップ
    と、 前記モニタ・データ・パケットのそれぞれへと前記タイ
    ム・スタンプの1つを挿入するステップをさらに含んで
    いる請求項30に記載の方法。
  32. 【請求項32】 前記パケット・ヘッダの少なくともい
    くつかをコピーするステップにおいて、全ての前記パケ
    ット・ヘッダをコピーする請求項17に記載の方法。
JP2001136371A 2000-05-03 2001-05-07 ネットワーク・モニタ・システム Pending JP2002009843A (ja)

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