JP2006074083A - 通信システム - Google Patents

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一希 谷家
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Abstract

【課題】 別途測定装置を接続することなく、QoS(Quality of Service)試験に対応した通信装置やこれらを接続するアクセス回線を試験する通信システムに関する。
【解決手段】 第1の通信装置から出力される試験フレームが通信回線、第2の通信装置を介して前記第1の通信装置にフィードバックされることにより、前記第1の通信装置又は第2の通信装置の繋ぎ変えをすることなく、これら通信回線、第1の通信装置又は第2の通信装置の試験を行なう通信システムにおいて、
前記通信システムは、通信用のフレームの転送停止と転送開始並びに前記試験フレームの転送開始と転送停止を組み合わせることにより、
前記第2の通信装置のバッファ部の容量を試験するバッファ試験機能、
前記第2の通信装置の優先処理動作を試験するQoS試験機能、
又は前記第2の通信装置の帯域制御動作を試験する帯域制御試験機能のうち少なくとも1つ以上を有することを特徴とする通信システム。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えばWAN(Wide Area Network)等の通信網とユーザ側のLAN(Local Area Network)を接続する通信システムに関し、特に別途測定装置を接続することなく、QoS(Quality of Service)の試験に対応した通信装置やこれらを接続するアクセス回線を試験する通信システムに関する。
近年、LAN技術をベースとしてWANが各地域にそれぞれ構築され、これらをさらに基幹網により接続した通信網が全国規模で展開されている。LANやWANを接続する通信装置としては、周知の様にブリッジ、ルータ、ゲートウェイ等が知られている。
ところで、ユーザLANをWANに接続するためには、宅内側の終端点まで通信事業者の責任領域が位置付けられているので、通信事業者はその終端点まで保守・点検等の作業をすることが必要とされる。この様な通信システムの保守・点検等を行なう通信システムの文献としては文献1の様なものがある。
特開2003−258833号公報
一方、通信方式の1つとしてQoSの試験を実現し得る優先順位方式がある。この方式はフレームに優先順位を設け、フレームを伝送するものである。例えば、VoIP(Voice Over Internet Protocol)等リアルタイム性が要求され、優先的に転送したい優先データや、WEBデータ等の多少の遅延が容認される非優先データ等、これらのアプリケーションの種類ごとに優先度が定められている。
また、この優先度の検出に利用されるのがTOS(Type of Service)フィールドである。TOSフィールドには遅延時間、スループット、信頼性の各種パラメータ(以下、これらの組み合わせを「サービスポリシー」ともいう。)が規定され、ユーザはこれらを組み合わせて種々の設定することができる。優先順位方式を用いた通信システムの先行技術文献としては特許文献2のようなものがある。
特許第3457636号公報
以下、図3を参照して従来の通信システムについて説明する。図3(ア)は従来の通信システムの構成図であり、図3(イ)は図3(ア)の通信システムでループ試験を行なう場合の状態遷移図である。
図3(ア)において、局内装置10は、試験フレーム挿入部11、試験フレーム検出部12を備え、宅内装置20は試験フレーム検出部21、バッファ部22を備え、このバッファ部22は優先バッファ22a、非優先バッファ22bを備える。
試験フレーム挿入部11は、試験フレームを生成してアクセス回線を介して宅内装置20に出力する。試験フレーム検出部12は、バッファ部22から出力された試験フレームを検出する。試験フレーム検出部21は試験フレーム挿入部11からアクセス回線を介して入力された試験フレームを検出する。バッファ部22は優先順位ごとに試験フレームを蓄える。なお、この様な通信システムは、ループ試験を行なわないときは通信装置として動作する。
次に、図3(ア)の動作を図3(イ)を参照して説明する。局内装置10は、宅内装置20に対して試験開始フレームを出力する。宅内装置20の図示しない制御部は、この試験開始フレームを受け取ると、宅内のユーザインターフェースの手前、すなわち図示しない物理層終端部で局内装置10から入力されるフレームを再び局内装置10に折り返す設定をする。
局内装置10は、図示しない記憶部に予め記憶されている試験フレームのパターンに従って、試験フレーム挿入部11により試験フレームを挿入し、第1のアクセス回線を介して宅内装置20に出力する。なお、記憶部に記憶される試験フレームのパターンは、例えばPRBSパターン等である。
そして、この試験フレームは宅内装置20で折り返され、第2のアクセス回線を介して局内装置10に入力され、試験フレーム検出部12で検出される。局内装置10の図示しない制御部は、試験フレーム挿入部11が挿入した所定の転送情報に基づく試験フレームと試験フレーム検出部12で実際に検出した試験フレームが一致するか判断し、アクセス回線の良否判定を行なう。
次に、図4を用いて、外付けの測定装置を用いて通信システムの試験を行なう方式について説明する。この試験方式における局内装置10と宅内装置20は、図3で説明したものと同様なので説明を省略する。この方式では、網側に第1の測定装置が接続され、ユーザ側に第2の測定装置が接続されている。これらの測定装置は、所定のフレームを生成して出力する送信機としての機能と、ネットワークを介して入力されるフレームをキャプチャするフレームキャプチャ装置としての機能とを有する。
次に、図4の動作について説明する。まず、通信事業者は局内装置10の網側に第1の測定装置を接続し、宅内装置20のユーザ側に第2の測定装置を接続する。第1の測定装置は、所定のフレームを局内装置10、第1のアクセス回線、宅内装置20を介して第2の測定装置に出力する。第2の測定装置は、第1の測定装置が出力したフレームを全てキャプチャする。ただし、回線異常により第1のアクセス回線で失われたフレームは宅内装置20に入力されないので、第2の測定装置ではキャプチャされない。
第2の測定装置は、優先データ及び非優先データからなる試験フレームを生成し、バッファ部22に出力する。バッファ部22は優先データを優先バッファ22aに蓄積し、非優先データを22bに蓄積し、第2のアクセス回線、局内装置10を介してこれら優先データ、非優先データからなる試験フレームを第1の測定装置に出力する。
ここで、第2の測定装置の動作を具体例を挙げて説明する。優先バッファ22aで蓄積し得るフレームを5フレームとし、非優先バッファ22bで蓄積し得るフレームも5フレームとした場合において、第2の測定装置から優先データを6フレーム、非優先データを1フレーム出力すると、優先バッファ22aの蓄積容量を越えたフレーム(この場合には6フレーム目)はバッファに蓄積されない。そして、このバッファ部22から出力される5つの優先データからなる試験フレーム、1つの非優先データからなる試験フレームは、第2のアクセス回線、局内装置10を介して第1の測定装置に入力され、キャプチャされる。
図3に示す所定の規格に基づくループ試験及び図4の測定装置を用いた試験では、それぞれ次のような利点が存在する。すなわち、所定の規格に基づくループ試験では、宅内装置20に測定装置を繋げる必要がないので、自動試験が可能である。一方、測定装置を用いた試験では、入力された試験フレームをそのまま取り込むのでQoSに対応した試験が行なえる。また、アクセス回線の上り下りのどちらでフレームが失われるか確認できる。
しかし、所定の規格に基づくループ試験では、試験フレーム挿入部11が出力した試験フレームが宅内装置20でループバックされ、戻ってきたかどうか「のみ」を局内装置10で判断するので、アクセス回線上で試験フレームの順序が入れ替わっても検出することができないという問題点がある。すなわち、フレームの転送順序をも考慮するQoSの試験には対応できない問題点がある。
一方、外付けの測定装置を接続する方法では、通信事業者が宅内装置20で測定装置を接続しなければならないので、自動試験に対応できず、迅速にアクセス回線の試験ができないという問題点がある。
本発明は、別途測定装置を接続することなく、QoSの試験に対応した通信装置やこれらを接続するアクセス回線を試験する通信システムを提供することを目的とする。
このような課題を達成するために、本発明のうち請求項1記載の発明は、
局内通信装置と宅内通信装置が通信回線を介して接続された通信システムにおいて、
前記宅内通信装置に、前記局内通信装置から入力される試験フレームを局内通信装置にフィードバックする手段を設け、
前記局内通信装置と宅内通信装置の繋ぎ変えをすることなく、前記宅内通信装置のバッファ部の容量を試験するバッファ試験機能、前記宅内通信装置の優先処理動作を試験するQoS試験機能、又は前記宅内通信装置の帯域制御動作を試験する帯域制御試験機能のうち少なくとも1つを行なう。
請求項2記載の発明は、
第1のネットワークに接続される第1の通信装置と第2のネットワークに接続される第2の通信装置を通信回線を介して接続し、これら通信回線、第1の通信装置又は第2の通信装置の試験を行なう通信システムにおいて、
前記第1の通信装置は第2の通信装置に複数の優先順位からなる試験フレームを出力し、前記第2の通信装置はこの試験フレームを優先順位ごとに蓄積して前記第1の通信装置に出力し、前記第1の通信装置はこの試験フレームを検出してQoSを試験する。
請求項3記載の発明は、
第1のネットワークに接続される第1の通信装置と第2のネットワークに接続される第2の通信装置を通信回線を介して接続し、これら通信回線、第1の通信装置又は第2の通信装置の試験を行なう通信システムにおいて、
前記第1の通信装置は、前記通信回線を介して前記第2の通信装置に対して試験の開始や終了を内容とする試験制御フレームを出力する試験制御フレーム挿入部と、
前記第2の通信装置に試験フレームを出力する試験フレーム挿入部と、
前記第2の通信装置で折り返された前記試験フレームを検出する試験フレーム検出部と、
この試験フレーム検出部で検出されたフレームを前記試験フレーム挿入部で挿入した試験フレームと対比して通信システムの試験を行なう制御部とを備え、
前記第2の通信装置は、前記第1の通信装置の試験制御フレーム挿入部から出力される試験制御フレームを検出する試験制御フレーム検出部と、
前記試験制御フレーム検出部からの命令に基づいて前記第1の通信装置から入力される試験フレームを前記第1の通信装置に折り返す折り返し部と、
前記折り返し部で折り返された試験フレームを優先順位ごとに蓄える複数のバッファを備えるバッファ部とを備える。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明において、
前記第2の通信装置は、前記バッファ部が蓄積するフレーム数を設定し、
前記試験フレーム挿入部は、前記第2の通信装置の前記バッファ部に対して試験フレームを出力し、
前記バッファ部は、前記試験フレーム挿入部から入力された試験フレームを蓄積して前記第1の通信装置の前記試験フレーム検出部に出力し、
前記試験フレーム検出部は、前記バッファ部から出力された試験フレームを検出し、
前記制御部は、前記試験フレーム検出部が検出した試験フレームの数と前記試験フレーム挿入部が出力した試験フレームの数が一致するか判断することにより、前記バッファ部のバッファ容量を試験する。
請求項5記載の発明は、請求項3記載の発明において、
前記第2の通信装置は、前記バッファ部が蓄積するフレームの最大数を優先順位ごとに設定し、
前記試験フレーム挿入部は、前記第2の通信装置の前記バッファ部に対して複数の優先順位からなる試験フレームを出力し、
前記バッファ部は、この試験フレームを優先順位ごとに蓄積して前記第1の通信装置の前記試験フレーム検出部に出力し、
前記試験フレーム検出部はこれらの試験フレームを検出し、
前記制御部は、試験フレーム検出部が検出した試験フレームと前記試験フレーム挿入部が出力した試験フレームを優先順位ごとに一致するか判断することにより、前記バッファ部のバッファ容量を優先順位ごとに試験する。
請求項6記載の発明は、請求項3記載の発明において、
前記第2の通信装置は、前記バッファ部が蓄積するフレームの最大数を優先順位ごとに設定し、
前記試験フレーム挿入部は、前記第2の通信装置の前記バッファ部に対して複数の優先順位からなる試験フレームを出力し、
前記バッファ部は、この試験フレームを優先順位ごとに蓄積して前記第1の通信装置の前記試験フレーム検出部に出力し、
前記試験フレーム検出部はこれらの試験フレームを検出し、
前記制御部は、試験フレーム検出部が検出した試験フレームが前記試験フレーム挿入部が出力した試験フレームの優先順位に従って転送されているかを判断することにより、QoSを試験する。
請求項7記載の発明は、請求項6記載の発明において、
前記試験フレーム挿入部が前記第2の通信装置の前記バッファ部に対して複数の優先順位からなる試験フレームを出力した時から、前記試験フレーム検出部が前記折り返し部によるループバックにより戻ってきた試験フレームを検出するまでの経過時間と、このループバックにより戻ってきた試験フレームのビット数を求めることにより、シェーピング機能の試験を行なう。
本発明では、次のような効果がある。
宅内通信装置に、局内通信装置から入力される試験フレームを局内通信装置にフィードバックする手段を設けたので、宅内装置の繋ぎ替えをしないで、宅内通信装置のバッファ部の容量を試験するバッファ試験機能、宅内通信装置の優先処理動作を試験するQoS試験機能、又は宅内通信装置の帯域制御動作を試験する帯域制御試験機能のうち少なくとも1つを行なえる。
優先順位を設定したフレームを試験フレームとしているので、別途測定装置を接続しなくてもQoSを試験することができる。
また、試験制御フレームにより通信用フレームをバッファ部からクリアするので、通信装置のバッファ容量について試験できる。
また、優先バッファ、非優先バッファごとに試験フレームを蓄積し、優先順位ごとに試験フレームを比較するので、優先度に応じたバッファ部の試験ができる。また、試験フレームの優先順位に従って転送されているかを確認するので、QoSの試験を行なえる。さらに、経過時間と試験フレームのビット数をカウントするので、帯域制限を考慮したシェーピング機能を確認できる。
以下、図面を用いて本発明の実施形態を説明する。図1は本発明の通信システムの一実施例を示した構成図である。図1において、局内装置100は網側に接続される。宅内装置200はユーザ側のネットワーク(例えば、LAN)に接続され、局内装置100と宅内装置200はアクセス回線で接続される。
次に、局内装置100の具体的構成について説明する。局内装置100は、試験フレーム挿入部110、試験制御フレーム挿入部120、試験フレーム検出部130、制御部140を備える。
試験フレーム挿入部110は、試験フレームを生成してアクセス回線を介して宅内装置200に出力する。ここでの試験フレームのパターンには、PRBSパターンの他、優先度情報が含まれる。
試験制御フレーム挿入部120は、通信システムの試験を制御する試験制御フレームをアクセス回線を介して宅内装置200に出力する。ここで、試験制御フレームとは、通信システムの試験開始や試験終了等の命令を内容とするフレームをいう。試験フレーム検出部130は、バッファ部230から出力される試験フレームを検出する。制御部140は、試験制御フレーム挿入部120に対して通信システムの試験を開始する旨の信号を出力したり、試験フレーム検出部130が検出した試験フレームと試験フレーム挿入部110が挿入した試験フレームが一致するか判断したりして、通信システム全体を制御する。
宅内装置200の具体的構成について説明する。宅内装置200は、試験制御フレーム検出部210、折り返し部220、バッファ部230を備え、バッファ部230は優先バッファ230a、非優先バッファ230bを備える。試験制御フレーム検出部210は、試験制御フレーム挿入部120からアクセス回線を介して入力された試験制御フレームを検出する。折り返し部220は、宅内装置のユーザインターフェースの手前、すなわち図示しない物理層終端部で局内装置100から入力されるフレームを再び局内装置100に折り返す。
次に、図1の全体的な動作を説明する。なお、試験の種類により動作の一部が異なるので、全体的な動作と異なる部分については後述し、図1の補足的な動作を図2を用いて説明する。試験制御フレーム挿入部110は、制御部140からの命令に基づいて宅内装置200に対して試験開始を内容とする試験制御フレームを出力する(符号a)。試験制御フレーム検出部210はこの試験開始を内容とする試験制御フレームを検出し(符号b)、折り返し部220に対して折り返し信号を出力する(符号c)。
試験制御フレーム挿入部110は、宅内装置200に対して局内装置100へのフレームの転送停止を内容とする試験制御フレームを出力する(符号d)。試験制御フレーム検出部210は、このフレーム転送停止を内容とする試験制御フレームを検出し、バッファ部230に対して転送停止信号を出力する(符号e)。バッファ部230は、複数のバッファに蓄積された通信用のフレームをクリアする(符号f)。なお、この動作によりバッファ容量の確認が可能となる。
試験フレーム挿入部110は、宅内装置200に対してアクセス回線を介して任意の試験フレームを出力し(符号g)、この任意の試験フレームは折り返し部220で折り返され、バッファ部230に蓄積される(符号h)。試験制御フレーム挿入部120は、宅内装置200に対してバッファ部230に蓄積された試験フレームをアクセス回線を介して局内装置100に出力する旨の試験制御フレームを出力する(符号i)。
試験制御フレーム検出部210は、この試験制御フレームを検出してバッファ部230に転送開始信号を出力する(符号j)。バッファ部230は、この転送開始信号を受けて優先順位ごとに蓄積された試験フレームを局内装置に出力する(符号k)。
試験フレーム検出部130は、これらの試験フレームを検出し(符号l)、制御部140は、フレーム検出部130が検出したフレームと試験フレーム挿入部110が挿入した試験フレームを比較して試験を行なう(符号m)。
次に、バッファ容量の試験について説明する。ここで、図1の通信システムの全体的な動作と重複する部分については説明を省略する。まず、宅内装置200のバッファ部230の容量を例えば10フレームに設定する。試験フレーム挿入部110は、試験フレームを転送する際、すなわち符号gの状態で試験フレームを例えば15フレーム転送する。バッファ部230の容量は10フレームに定められているため、11フレーム目から15フレーム目はバッファ部230に蓄積されない。
そして、バッファ部230は、試験制御フレーム挿入部120から蓄積された試験フレームを出力する旨の命令を受けると(符号i)、蓄積された試験フレームをアクセス回線に出力する。そして、試験フレーム検出部130により試験フレームが検出され(符号l)、制御部140は当該10フレームについての情報を受け取り(符号m)、宅内装置200のバッファ部230の容量が10フレームに定められていることを確認する。
このように、バッファ部230に蓄積されている通信用フレームをクリアするので、バッファ部230の容量を試験できる。
次に、QoS試験を実現し得る優先処理動作の確認方法について説明する。例えば、バッファ部230は、優先バッファ230aで蓄積し得るフレーム5フレームとし、非優先バッファ230bで蓄積し得るフレームも5フレームとする。局内装置100の試験フレーム挿入部110は、優先データからなる試験フレームを6フレーム、非優先データからなる試験フレームを1フレーム出力する(符号g)。
優先バッファ230aの蓄積容量を越えたフレーム(この場合には6フレーム目)はバッファに蓄積されない。そして、このバッファ部230から出力される5つの優先データからなる試験フレーム、1つの非優先データからなる試験フレームは、第2のアクセス回線を介して試験フレーム検出部130で検出され(符号l)、制御部140により優先順位どおりに試験フレームが転送されているか、すなわち優先データからなる5つの試験フレームが「先」に検出され、非優先データからなる1つのフレームが「後」に検出されていることを確認する(符号m)。
このように、優先バッファ230a、非優先バッファ230bごとに試験フレームを蓄積し、優先順位ごとに試験フレームを比較するので、優先度に応じたバッファ部230の試験ができる。さらに、試験フレームの優先順位に従って試験フレームが転送されているかを確認するので、QoSの試験を行なえる。
次に、宅内装置200のシェーピング機能の確認方法について図2を参照して説明する。ここで、シェーピング機能とは、アクセス回線の帯域を越えるようなトラフィックが発生することが予測される際に、フレーム損失が発生しないように、局内装置200(送信側)からのフレームの転送速度を遅らせる等の転送制御を行なうことをいう。
まず、優先バッファ230a及び非優先バッファ230bの容量を例えばそれぞれ5フレームに設定し、転送停止信号によりバッファ部230からの試験フレームの転送を停止する。試験フレーム挿入部110は、優先バッファ230a及び非優先バッファ230bが全て埋まるように試験フレームを出力する(符号g)。試験制御フレーム検出部210は、この試験制御フレームを検出してバッファ部230に転送開始信号を出力する(符号j)。局内装置100の制御部140は、内蔵する図示しないカウンタによりこの状態から経過時間をカウントする。
バッファ部230は、サービスポリシーに従って優先バッファ230a、非優先バッファ230bから優先又は非優先データからなる試験フレームを出力する(符号k)。図2イでは、優先バッファ230aが優先データを3フレーム出力し、非優先バッファ230bが非優先データを1フレーム出力している。そして、検出部130は、優先又は非優先データからなる試験フレームを検出して(符号l、図2ウ)制御部140にその旨を出力し、制御部は符号jから試験フレーム検出部130から試験フレームを検出した旨の信号が入力されるまでの経過時間をカウンタにより求め、シェーピング機能が正しく動作されているかどうかを確認する。
すなわち、転送開始(符合j)から試験フレーム検出(符号m)までの経過時間と試験フレームのビット数を確認することにより、バッファ部230の優先度に応じてレートを計算することができる。なお、レートの計算式は以下のとおりである。
レート=(優先度ごとの)試験フレームのビット数/経過時間
このように、経過時間と試験フレームのビット数をカウントするので、帯域制限を考慮したシェーピング機能を確認できる。
なお、本実施例ではフレームの優先度が優先、非優先の2種類により説明したが、3種類以上であっても差し支えない。
本発明の通信システムの一実施例を示した構成図である。 図1の動作を補足するための状態遷移図である。 (ア)は従来の通信システムの一実施例を示した構成図であり、(イ)は(ア)の通信システムでループ試験を行なう場合の状態遷移図である。 外付けの測定装置を用いて通信システムの試験を行なう場合のブロック図である。
符号の説明
100 局内装置
110 試験フレーム挿入部
120 試験制御フレーム挿入部
130 試験フレーム検出部
140 制御部
200 宅内装置
210 試験制御フレーム検出部
220 折り返し部
230 バッファ部
230a 優先バッファ
230b 非優先バッファ


Claims (7)

  1. 局内通信装置と宅内通信装置が通信回線を介して接続された通信システムにおいて、
    前記宅内通信装置に、前記局内通信装置から入力される試験フレームを局内通信装置にフィードバックする手段を設け、
    前記局内通信装置と宅内通信装置の繋ぎ変えをすることなく、前記宅内通信装置のバッファ部の容量を試験するバッファ試験機能、前記宅内通信装置の優先処理動作を試験するQoS試験機能、又は前記宅内通信装置の帯域制御動作を試験する帯域制御試験機能のうち少なくとも1つを行なうことを特徴とする通信システム。
  2. 第1のネットワークに接続される第1の通信装置と第2のネットワークに接続される第2の通信装置を通信回線を介して接続し、これら通信回線、第1の通信装置又は第2の通信装置の試験を行なう通信システムにおいて、
    前記第1の通信装置は第2の通信装置に複数の優先順位からなる試験フレームを出力し、前記第2の通信装置はこの試験フレームを優先順位ごとに蓄積して前記第1の通信装置に出力し、前記第1の通信装置はこの試験フレームを検出してQoSを試験することを特徴とする通信システム。
  3. 第1のネットワークに接続される第1の通信装置と第2のネットワークに接続される第2の通信装置を通信回線を介して接続し、これら通信回線、第1の通信装置又は第2の通信装置の試験を行なう通信システムにおいて、
    前記第1の通信装置は、前記通信回線を介して前記第2の通信装置に対して試験の開始や終了を内容とする試験制御フレームを出力する試験制御フレーム挿入部と、
    前記第2の通信装置に試験フレームを出力する試験フレーム挿入部と、
    前記第2の通信装置で折り返された前記試験フレームを検出する試験フレーム検出部と、
    この試験フレーム検出部で検出されたフレームを前記試験フレーム挿入部で挿入した試験フレームと対比して通信システムの試験を行なう制御部とを備え、
    前記第2の通信装置は、前記第1の通信装置の試験制御フレーム挿入部から出力される試験制御フレームを検出する試験制御フレーム検出部と、
    前記試験制御フレーム検出部からの命令に基づいて前記第1の通信装置から入力される試験フレームを前記第1の通信装置に折り返す折り返し部と、
    前記折り返し部で折り返された試験フレームを優先順位ごとに蓄える複数のバッファを備えるバッファ部とを備えることを特徴とする通信システム。
  4. 前記第2の通信装置は、前記バッファ部が蓄積するフレーム数を設定し、
    前記試験フレーム挿入部は、前記第2の通信装置の前記バッファ部に対して試験フレームを出力し、
    前記バッファ部は、前記試験フレーム挿入部から入力された試験フレームを蓄積して前記第1の通信装置の前記試験フレーム検出部に出力し、
    前記試験フレーム検出部は、前記バッファ部から出力された試験フレームを検出し、
    前記制御部は、前記試験フレーム検出部が検出した試験フレームの数と前記試験フレーム挿入部が出力した試験フレームの数が一致するか判断することにより、前記バッファ部のバッファ容量を試験することを特徴とする請求項3記載の通信システム。
  5. 前記第2の通信装置は、前記バッファ部が蓄積するフレームの最大数を優先順位ごとに設定し、
    前記試験フレーム挿入部は、前記第2の通信装置の前記バッファ部に対して複数の優先順位からなる試験フレームを出力し、
    前記バッファ部は、この試験フレームを優先順位ごとに蓄積して前記第1の通信装置の前記試験フレーム検出部に出力し、
    前記試験フレーム検出部はこれらの試験フレームを検出し、
    前記制御部は、試験フレーム検出部が検出した試験フレームと前記試験フレーム挿入部が出力した試験フレームを優先順位ごとに一致するか判断することにより、前記バッファ部のバッファ容量を優先順位ごとに試験することを特徴とする請求項3記載の通信システム。
  6. 前記第2の通信装置は、前記バッファ部が蓄積するフレームの最大数を優先順位ごとに設定し、
    前記試験フレーム挿入部は、前記第2の通信装置の前記バッファ部に対して複数の優先順位からなる試験フレームを出力し、
    前記バッファ部は、この試験フレームを優先順位ごとに蓄積して前記第1の通信装置の前記試験フレーム検出部に出力し、
    前記試験フレーム検出部はこれらの試験フレームを検出し、
    前記制御部は、試験フレーム検出部が検出した試験フレームが前記試験フレーム挿入部が出力した試験フレームの優先順位に従って転送されているかを判断することにより、QoSを試験することを特徴とする請求項3記載の通信システム。
  7. 前記試験フレーム挿入部が前記第2の通信装置の前記バッファ部に対して複数の優先順位からなる試験フレームを出力した時から、前記試験フレーム検出部が前記折り返し部によるループバックにより戻ってきた試験フレームを検出するまでの経過時間と、このループバックにより戻ってきた試験フレームのビット数を求めることにより、シェーピング機能の試験を行なうことを特徴とする請求項6記載の通信システム。




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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012124640A (ja) * 2010-12-07 2012-06-28 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Vpn障害監視装置およびこれに用いるネットワーク装置
JP2014023048A (ja) * 2012-07-20 2014-02-03 Fujitsu Telecom Networks Ltd 通信装置

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