JP2004056322A - ネットワーク管理装置及びコンピュータプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】試験パケットをネットワーク1を介して送信先ホストBに送信して送信先ホストの到達度に基づいてネットワークの帯域の残量を検出するために、試験パケットとしてネットワークにおいて優先度が比較的低いパケットを送信する。例えばイーサネット(R)のパケット内の3ビットの優先度情報として優先度が最も低い000bをセットして送信する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、試験パケットをネットワークを介して送信先に送信して前記送信先の到達度に基づいてネットワークの帯域の残量を検出するネットワーク管理装置及びコンピュータプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
ネットワークの帯域の残量を検出する方法としては、ある帯域のパケットを試験的にネットワークを介して相手先に送信して、その到達度(%又は到達パケット数)を調べる方法が知られている。図4はこの種の従来例を示すフローチャートである。まず、ある帯域のパケット(単位時間当たり、所定サイズの複数のパケット)を試験的にネットワークに送信し(ステップS1)、全ての試験パケットが相手先に到達している場合(ステップS2→S3)には、送信に必要な帯域がネットワークに残っていると判断する(ステップS4)。また、通信エラーなどにより全ての試験パケットが相手先に到達していない場合(ステップS2→S6)には送信に必要な帯域がネットワークに残っていないと判断する(ステップS7)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例では、全ての試験パケットが相手先に到達していない場合、すなわち送信に必要な帯域がネットワークに残っていない場合、試験パケットがネットワークの帯域を圧迫するので、ネットワーク全体の障害となる(ステップS5)という問題点がある。その理由は、試験パケットにより他の通信にとっても帯域が不足してそのパケットが消失し(ステップS8)、そのため再送(ステップS9)により輻輳が発生する(ステップS10)からである。
【0004】
ここで、比較的シンプルなネットワークシステムでは、この障害はごく短時間で解決し、深刻な影響を及ぼさない場合が多い。ところが、複雑なネットワークシステムでは、輻輳が発生すると、障害の起きた通信がそれぞれ障害の復旧を図ろうとして総合的な通信量が障害発生時点より増加し、ますます通信帯域を圧迫する。また、このような深刻な状況を避けることを充分考慮しているネットワークシステムでは、障害復旧に時間がかかることがある。特にネットワークの動きを制御する通信において障害復旧が遅れると、ネットワークシステム全体に及ぼす影響が大きくなる。
【0005】
本発明は上記従来例の問題点に鑑み、運用中のネットワークに影響を与えることなく、また、簡単な方法でネットワークの帯域の残量を正確に検出することができるネットワーク管理装置及びコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、試験パケットとしてネットワークにおいて優先度が比較的低いパケットを送信するようにしたものである。
すなわち本発明によれば、試験パケットをネットワークを介して送信先に送信して前記送信先の到達度に基づいて前記ネットワークの帯域の残量を検出するネットワーク管理装置において、
前記試験パケットとして前記ネットワークにおいて優先度が比較的低いパケットを送信することを特徴とするネットワーク管理装置が提供される。
【0007】
また本発明によれば、試験パケットをネットワークを介して送信先に送信して前記送信先の到達度に基づいて前記ネットワークの帯域の残量を検出するコンピュータプログラムにおいて、
前記試験パケットとして前記ネットワークにおいて優先度が比較的低いパケットを送信するステップを含むことを特徴とするコンピュータプログラムが提供される。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明に係るネットワーク管理装置及びコンピュータプログラムの一実施の形態による処理を説明するためのフローチャート、図2は図1のステップにおける低優先度パケットを示す説明図である。
【0009】
図1におけるステップS1aでは、試験パケットとしてネットワークにおいて優先度の低いパケットを送信する。ここで、図2は一例として、イーサネット(R)のパケット構造を示し、先頭のプリアンブルに続いてSFD情報、送信先アドレス、送信元アドレス、TYPE情報、優先度情報、VID情報、データ及びCRC情報の各フィールドにより構成されている。優先度情報は3ビットで構成され、パケットの優先度を指定することができる。3ビットが111bの場合に最も優先度が高く、以下、110b、101b、・・・、001b、000bの順に優先度が低くなる。そこで、ステップS1aでは、優先度情報として例えば優先度が最も低い000bをセットして送信する。
【0010】
そして、全ての試験パケットが相手先に到達している場合(ステップS2→S3)には、送信に必要な帯域がネットワークに残っていると判断する(ステップS4)。また、通信エラーなどにより全ての試験パケットが相手先に到達していない場合(ステップS2→S6)には送信に必要な帯域がネットワークに残っていないと判断する(ステップS7)。ここで、全ての試験パケットが相手先に到達していない場合、すなわち送信に必要な帯域がネットワークに残っていない場合、試験パケットがネットワークの帯域を圧迫するので、ネットワーク全体の障害となる(ステップS5)が、優先度の低い試験パケットを送信しているので、優先度の高い他のパケットを妨害することはない(ステップS8a)。そのため、輻輳などの不具合も発生することはない(ステップS9a)。
【0011】
なお、試験パケットより優先度の低い他のパケットについては、従来例と同様な問題が発生するが、ネットワークシステムの動作を制御するような重要なパケットは、優先度が高く設定されているのが通常であるので、障害の影響は軽微である。また、障害による再送も減少するので、輻輳の発生を抑制することができる。
【0012】
ここで、優先度の低いパケットとしてイーサネット(R)を例にしたが、ネットワーク上の処理において優先度があるプロトコルのパケットや他のパケットを使用してもよい。例えば
・UDP(非優先プロトコル)とTCP(優先プロトコル)
・非IPパケット(非優先パケット)とIPパケット(優先パケット)
・イーサネット(R)の通常パケット(非優先パケット)とコントロールパケット(優先パケット)
などである。上記の組み合わせにおいて試験パケットとして非優先のパケットやプロトコルを使用することにより、優先のパケットやプロトコルに与える影響を抑制することができる。
【0013】
次に図3を参照して試験パケットを用いた到達度の試験方法について説明する。例えば1Mbpsの帯域があるかを調べる場合、
帯域=パケットサイズ×単位時間当たりのパケット数
となるので、試験パケットとして1kオクテット(8kビット)のサイズのパケットを1秒間に125個送信する。
【0014】
図3(a)に示すようにネットワーク1の帯域が不足している場合には、送信先ホストBには125個の試験パケットの内の一部が到達せず、ネットワーク1の途中(あるいは送信元ホストAからの送信時点)で消失する。これに対し、図3(b)に示すように帯域が確保できる場合には125個の試験パケット全てが送信先ホストBに到達する。送信先ホストBでは、到達した試験パケットの数をカウントし、到達したパケット数が送信パケット数より少ない場合に帯域が不足していることが分かる。また、送信元ホストA側で送信パケットに連続番号を付加して送信すれば、送信先ホストB側で番号を調べて途切れた場合に帯域が不足していることが分かる。
【0015】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、試験パケットとしてネットワークにおいて優先度が比較的低いパケットを送信するようにしたので、運用中のネットワークに影響を与えることなく、また、簡単な方法でネットワークの帯域の残量を正確に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るネットワーク管理装置及びコンピュータプログラムの一実施の形態による処理を説明するためのフローチャートである。
【図2】図1のステップにおける低優先度パケットを示す説明図である。
【図3】試験パケットを用いた到達度の試験方法を示す説明図である。
【図4】従来の試験パケットを用いた到達度の試験方法を示すフローチャートである。
【符号の説明】
A,B ホスト
1 ネットワーク
Claims (2)
- 試験パケットをネットワークを介して送信先に送信して前記送信先の到達度に基づいて前記ネットワークの帯域の残量を検出するネットワーク管理装置において、
前記試験パケットとして前記ネットワークにおいて優先度が比較的低いパケットを送信することを特徴とするネットワーク管理装置。 - 試験パケットをネットワークを介して送信先に送信して前記送信先の到達度に基づいて前記ネットワークの帯域の残量を検出するコンピュータプログラムにおいて、
前記試験パケットとして前記ネットワークにおいて優先度が比較的低いパケットを送信するステップを含むことを特徴とするコンピュータプログラム。
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---|---|---|---|
JP2002209015A JP2004056322A (ja) | 2002-07-18 | 2002-07-18 | ネットワーク管理装置及びコンピュータプログラム |
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JP2002209015A JP2004056322A (ja) | 2002-07-18 | 2002-07-18 | ネットワーク管理装置及びコンピュータプログラム |
Publications (1)
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Family Applications (1)
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2002
- 2002-07-18 JP JP2002209015A patent/JP2004056322A/ja active Pending
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