JP2009135821A - 負荷試験システム、負荷試験装置および負荷試験方法 - Google Patents

負荷試験システム、負荷試験装置および負荷試験方法 Download PDF

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Abstract

【課題】実際のネットワークの運用に悪影響を与えずにアクティブ評価を行うことを課題とする。
【解決手段】負荷試験システムは、送信装置が、ユーザ端末から送信されるユーザデータの帯域を、実時間にて測定し、ネットワークの性能評価を行うために予め設定された任意の帯域である評価帯域から、測定されるユーザデータの帯域を減算して得られる帯域である算出帯域を算出し、用いられたユーザデータの帯域に対応するユーザデータと併せて、算出された算出帯域に相当する試験データを送信し、受信装置が、送信されたユーザデータと、当該ユーザデータと併せて送信された試験データとを、併せて受信し、受信されたユーザデータと試験データとからネットワークの性能評価を行うことを要件とする。
【選択図】 図2

Description

この発明は、負荷試験システム、負荷試験装置および負荷試験方法に関する。
従来より、ネットワークの性能評価(例えば、パケット損失率)を行うことを目的として、評価対象となるネットワークに対して、試験データ(パケット)を実際に流してネットワークの性能評価を行うアクティブ評価がある。
例えば、アクティブ評価では、図19に示すように、測定装置(例えば、プローブやサーバ等)として送信装置と受信装置とを、性能評価を行うネットワークにおける任意の測定拠点に配置する。そして、送信装置と受信装置との間で、送信装置が、試験データを能動的に生成・送信し、その後、受信装置が、送信された試験データを受信し、ネットワークの性能評価を行う。
なお、特許文献1では、アクティブ評価により、IP電話網における音声パケットの伝送品質を測定する技術が開示されている。
特開2005−269170号公報(第1−4頁、第1図)
ところで、上記した従来の技術は、以下で説明するように、実際のネットワークの運用に悪影響を与えずにアクティブ評価を行うことができないという課題があった。
例えば、従来のアクティブ評価では、図20に示すように、実際に運用されているネットワークにおいて行うと、実データが廃棄されるなど実際に運用されているサービスに悪影響を及ぼしていた。具体的な一例をあげて説明すると、従来のアクティブ評価によって作成された試験データ(パケット)によって、ネットワークの最大帯域を越えてしまった場合に、実データが廃棄されていた。また、従来のアクティブ評価では、運用されているサービスが停止中に(例えば、一旦サービスを停止して)、評価を行う必要があり、サービス運用中に定期的に監視することができなかった。なお、特許文献1の技術は、実際のネットワークの運用に悪影響を与えずにアクティブ評価を行うものではない。図20は、従来技術を説明するための図である。
そこで、この発明は、上述した従来技術の課題を解決するためになされたものであり、実際のネットワークの運用に悪影響を与えずに、アクティブ評価を行うことが可能である負荷試験システム、負荷試験装置および負荷試験方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この負荷試験システムは、ユーザ端末から送信されたユーザデータを中継するネットワークに対して当該ネットワークの性能評価に用いられる試験データを送信する送信装置と、当該送信装置から当該試験データを受信して当該ネットワークの性能評価を行う受信装置とから構成される負荷試験システムであって、前記送信装置は、前記ユーザ端末から送信される前記ユーザデータの帯域を、実時間にて測定する帯域測定手段と、前記ネットワークの性能評価を行うために予め設定された任意の帯域である評価帯域から、前記帯域測定手段によって測定される前記ユーザデータの帯域を減算して得られる帯域である算出帯域を算出する算出手段と、前記算出手段によって用いられた前記ユーザデータの帯域に対応するユーザデータと併せて、前記算出手段によって算出された前記算出帯域に相当する前記試験データを送信する送信手段と、を備え、前記受信装置は、前記送信手段によって送信された前記ユーザデータと、当該ユーザデータと併せて送信された前記試験データとを、併せて受信する受信手段と、前記受信手段によって受信された前記ユーザデータと前記試験データとからネットワークの性能評価を行う評価手段と、を備えたことを要件とする。
また、この負荷試験システムは、さらに、前記ネットワークは、データの優先度に基づいて当該データの中継を行うものであって、前記送信装置は、前記送信手段によって送信される前記試験データの優先度を、前記ユーザデータに予め設定されている優先度よりも低く設定する優先度設定手段をさらに備え、前記送信手段は、前記算出手段によって算出された試験データであって、前記優先度設定手段によって優先度を設定された試験データを送信することを要件とする。
また、この負荷試験システムは、さらに、前記ネットワークは、データの優先度に基づいて当該データの中継を行うものであって、前記送信装置は、前記送信手段によって送信される前記ユーザデータに予め設定されている優先度を、前記試験データよりも高い優先度に変更する優先度変更手段をさらに備え、前記送信手段は、前記ユーザデータの帯域に対応するユーザデータであって、前記優先度変更手段によって優先度を変更されたユーザデータを送信することを要件とする。
また、この負荷試験システムは、さらに、前記送信装置は、前記受信手段によって受信された前記ユーザデータと前記試験データとを分離する分離手段をさらに備え、前記評価手段は、前記分離手段によって分離された前記試験データのみ、および/または、受信された前記ユーザデータと前記試験データとの両方から、ネットワークの性能評価を行うことを要件とする。
また、この負荷試験システムは、さらに、前記送信装置は、前記送信手段によって送信される前記試験データ各々に対して、当該試験データ各々の順番を一意に識別する順番識別情報を付与する付与手段をさらに備え、前記送信手段は、前記ユーザデータと併せて、前記付与手段によって前記順番識別情報が付与された前記試験データを送信し、前記受信装置では、前記評価手段は、受信した前記試験データ各々から前記順番識別情報を取得し、前記送信手段によって送信された前記試験データの内、前記受信手段によって受信されていない前記試験データがあるかを評価することを要件とする。
この負荷試験システムは、実際のネットワークの運用に悪影響を与えずにアクティブ評価を行うことが可能である。
この負荷試験システムは、ユーザデータが廃棄されることを防止することが可能である。
この負荷試験システムは、より多くの情報を得ることが可能である。
この負荷試験システムは、パケットロスがあるか否かを評価することが可能である。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る負荷試験システム、負荷試験装置および負荷試験方法の実施例を詳細に説明する。なお、以下では、本実施例で用いる主要な用語、本実施例に係る負荷試験システムの概要および特徴、負荷試験システムの構成および処理の流れを順に説明し、次に、その他の実施例について説明する。
[用語の説明]
まず最初に、図1を用いて、実施例1で用いる主要な用語を説明する。なお、図1は、実施例1で用いる主要な用語の説明に用いるための図である。本実施例で用いる「ユーザ端末」とは、データを送信する装置や、データを受信する装置や、データを送受信する装置などのことであり、例えば、ネットワークを介してユーザデータ(パケットやフレーム)を送受信するPCやサーバやルータやスイッチなどがこれに該当する。
また、本実施例で用いる「ユーザデータ」とは、ユーザ端末から送信されるデータのことであり、例えば、実際に当該ユーザ端末によって用いられているデータ(当該ユーザ端末にとって意味のあるデータや当該ネットワークにおいて運用されているサービスに用いられているデータ)などがこれに該当し、また、破棄されると、当該ネットワークにおいて運用されているサービスに悪影響を及ぼすものである。
また、本実施例で用いる「試験データ」とは、ネットワークの性能評価に用いるデータのことであり、例えば、本実施例に係る送信装置によって、当該ネットワークの性能評価を行うことを目的として用いられるデータがこれに該当する。
なお、ここで、本実施例における「ユーザデータ」と「試験データ」との関係について確認すると、「ユーザデータ」は、破棄されることによって、当該ネットワークにおいて運用されているサービスに悪影響を及ぼすものであるのに対して、「試験データ」は、破棄されたとしても、当該ネットワークにおいて運用されているサービスには何ら悪影響を及ぼさないものである。
また、実施例1で用いるネットワークは、データの優先度に基づいて当該データの中継を行うものであって、例えば、「ユーザデータ」と「試験データ」とは、それぞれ、優先度が設定されているものである。具体的に例をあげて説明すると、IPパケットにおけるTOSフィールドや、VLANタグにおけるQoSフィールドなどが該当する。
また、実施例1で用いる「送信装置」とは、ユーザ端末から送信されたユーザデータを中継するネットワークに対して当該ネットワークの性能評価に用いられる試験データを送信する送信装置である。また、実施例1で用いる「受信装置」とは、送信装置から当該試験データを受信して当該ネットワークの性能評価を行う受信装置である。
ここで、図1を用いて、実施例1で用いる「送信装置」と「受信装置」との位置関係について説明する。例えば、図1に示すように、ユーザ端末Aが、ネットワークを中継してユーザデータをユーザ端末Bに送信し、評価対象とするネットワークが、監視ポイントAと監視ポイントBとの間のネットワークである場合に、送信装置は、当該監視ポイントAに設置され、受信装置は、当該監視ポイントBに設置される。
[負荷試験装置の概要および特徴]
次に、図2を用いて、本実施例に係る負荷試験システムの概要および特徴を説明する。図2は、実施例1に係る負荷試験システムの概要および特徴を示すための図である。
図2に示すように、実施例1に係る負荷試験システムは、送信装置と、受信装置とから構成される負荷試験システムである。そして、以下に説明するように、実際のネットワークの運用に悪影響を与えずにアクティブ評価を行うことが可能である点に主たる特徴がある。
実施例1に係る負荷試験システムでは、送信装置は、図2の(1)に示すように、ユーザ端末から送信されたユーザデータ(図2では、R(ルータ)を経由して送信されるデータとして記載)を、ポートA0から受信する。
そして、図2の(2)に示すように、実施例1に係る負荷試験システムでは、送信装置の流量計測部は、ユーザ端末から送信されるユーザデータの帯域を、実時間にて測定する。例えば、実施例1に係る送信装置は、受信したユーザデータを一度入力バッファに記憶し、その際に、受信したユーザデータのデータサイズ(フレーム長など)と、当該ユーザデータを受信したタイミングとを、リアルタイム(常時)で測定して記録する。そして、実施例1に係る送信装置の流量計測部は、一定時間の間に受信したユーザデータについて、帯域(以下では、測定帯域と記載する)を測定する。具体的な一例をあげて説明すると、実施例1に係る送信装置の流量計測部は、測定帯域が30Mbpsであると測定する。
そして、図2の(3)に示すように、実施例1に係る負荷試験システムでは、送信装置の流量計測部は、ネットワークの性能評価を行うために予め設定された任意の帯域である評価帯域から、帯域測定手段によって測定されるユーザデータの帯域を減算して得られる帯域である算出帯域を算出する。つまり、実施例1に係る負荷試験システムでは、負荷補間量を算定する。具体的には、送信装置の流量計測部は、評価帯域でのネットワークの性能評価を行うために、当該ユーザデータに加えて送信する必要があるデータの帯域である算出帯域を算出する。例えば、実施例1に係る送信装置の流量計測部は、予め設定されている評価帯域から、図2の(2)において測定した測定帯域を減算し、算出帯域を算出する。具体的な一例をあげて説明すると、評価帯域が80Mbpsである場合に、実施例1に係る送信装置の流量計測部は、算出帯域が50Mbpsであると算出する。
そして、図2の(4)に示すように、実施例1に係る負荷試験システムでは、送信装置は、算出帯域を算出する際に用いられたユーザデータの帯域に対応するユーザデータと併せて、算出された当該算出帯域に相当する試験データを送信する。例えば、実施例1に係る送信装置は、パケット生成部が、図2の(3)において算出された算出帯域に対応する試験データを生成し、受信したユーザデータに当該試験データを出力バッファにて挿入した後、つまり、図2の(4)に示すように、負荷を補間するために試験データを挿入した後に、当該試験データと受信したユーザデータとを併せてポートA1から送信する。具体的な一例をあげて説明すると、実施例1に係る送信装置は、30Mbpsのユーザデータとを併せて、50Mbpsの試験データを送信する。
ここで、ユーザデータに挿入される試験データは、当該ユーザデータに挿入される(加える)ことで、送信されるデータに対応する帯域が評価帯域となるように、図2の(2)において算出されたものである。
そして、図2の(5)に示すように、実施例1に係る負荷試験システムでは、受信装置は、送信手段によって送信されたユーザデータと、当該ユーザデータと併せて送信された試験データとを、併せて受信する。具体的な一例をあげて説明すると、実施例1に係る受信装置は、送信装置から送信された30Mbpsのユーザデータと50Mbpsの試験データとを併せて受信する。
そして、図2の(6)に示すように、実施例1に係る負荷試験システムでは、受信装置は、受信したユーザデータと試験データとからネットワークの性能評価を行う。例えば、図2の(6−1)に示すように、受信したユーザデータと試験データとを併せて用いて評価し、また、図2の(6−2)に示すように、試験データのみを用いて評価する。具体的な一例をあげて説明すると、実施例1に係る受信装置は、受信したユーザデータと試験データとを併せて用いて、スループットを評価する。
そして、図2の(7)に示すように、実施例1に係る負荷試験システムでは、受信装置は、受信したユーザデータのみを、受信側ユーザ端末に送る。具体的な一例をあげて説明すると、実施例1に係る受信装置は、送信装置から送信された30Mbpsのユーザデータのみを、ルータ(図2では、R(受信側)と記載)経由でユーザ端末に送信する。
このようなことから、実施例1に係る負荷試験システムは、上記した主たる特徴の如く、ユーザデータの帯域を実時間にて測定し、評価帯域から算出帯域を算出し、ユーザデータと併せて、算出された前記算出帯域に相当する前記試験データを送信するので、実際のネットワークの運用に悪影響を与えずにアクティブ評価を行うことが可能である。
[負荷試験システムの構成]
次に、図3〜7を用いて、図2に示した負荷試験システムの構成を説明する。図3は、実施例1に係る負荷試験システムの構成を示すブロック図である。図4は、実施例1における管理テーブルに格納されている情報の一例を示すための図である。図5は、実施例1における余剰帯域テーブルに格納されている情報の一例を示すための図である。図6は、実施例1における送信重畳部による試験データ挿入処理の一例を説明するための図である。図7は、実施例1における試験データ評価部による評価手法の一例を説明するための図である。
図3に示すように、この負荷試験システムは、送信装置200と受信装置300とから構成される。ここで、送信装置200は、ユーザデータを送信するユーザ端末である送信側ユーザ端末100とルータ(図3では、「○R(○の中にRと記載されている)」と記載)を経由して接続され、受信装置300は、送信側ユーザ端末100によって送信されたユーザデータを受信するユーザ端末である受信側ユーザ端末400とルータを経由して接続される。そして、送信装置200と受信装置300とは、ネットワークを介して接続されている。なお、ここで、送信装置200は、特許請求の範囲に記載の「送信装置」に対応し、受信装置300は、特許請求の範囲に記載の「受信装置」に対応し、ユーザ端末は、特許請求の範囲に記載の「ユーザ端末」に対応する。
このうち、送信装置200は、RXPacketBuffer201と、管理テーブル202と、余剰帯域テーブル203と、Timer部204と、送信装置受信側ポート205と、送信装置送信側ポート206と、W部207と、R部208と、流量計測部209と、試験データ生成部210と、送信重畳部211とを備える。なお、ここで、流量計測部209は、特許請求の範囲に記載の「帯域測定手段」と「算出手段」とに対応し、試験データ生成部210と送信重畳部211と送信装置送信側ポート206とは、特許請求の範囲に記載の「送信手段」に対応する。また、W部207は、特許請求の範囲に記載の「優先度変更手段」に対応し、試験データ生成部210は、特許請求の範囲に記載の「優先度設定手段」と「付与手段」に対応する。
RXPacketBuffer201は、ユーザデータを一時的に記憶する記憶部である。例えば、RXPacketBuffer201は、後述するW部207によって格納される受信したユーザデータを、後述するR部208によって読み出されるまで一時的に格納する。
管理テーブル202は、図4に示すように、受信したユーザデータに関する情報を記憶し、後述するW部207とR部208とに用いられる記憶部である。例えば、図4に示すように、後述するW部207によってデータが書き込まれ、RXPacketBuffer201内において当該受信したユーザデータが格納された先頭のアドレスを示す「先頭アドレス」と対応付けて、当該受信したユーザデータの「フレーム長(バイト数)」と、後述するTimer部204によって生成された当該ユーザデータを受信した時間を示す情報である「RcvTime」とを記憶する。
具体的に例をあげて説明すると、図4に示すように、管理テーブル202は、先頭アドレス「0x00000000」と対応付けて、バイト数「100」と、RcvTime「0」とを記憶し、先頭アドレス「0x00000100」と対応付けて、バイト数「100」と、RcvTime「190」とを記憶する。
余剰帯域テーブル203は、余剰帯域に関する情報を記憶し、後述する流量計測部209によって用いられる記憶部である。例えば、余剰帯域テーブル203は、図5に示すように、後述する流量計測部209によってデータが書き込まれ、受信したユーザデータ(フレーム)を一意に識別するための情報である「Frame」と対応付けて、「先頭アドレス」と、「フレーム長(バイト数)」と、「RcvTime」と、後述するTimer部204によって生成された情報であって当該ユーザデータの受信処理が終了した時間に関する情報である「EndTime」とを記憶する。
また、余剰帯域テーブル203は、ユーザデータの送受信処理に用いられていない帯域である余剰帯域に関する情報を記憶する。例えば、余剰帯域テーブル203は、図5に示すように、余剰帯域を一意に識別するための情報である「余剰帯域」と対応付けて、「フレーム長(バイト数)」と「RcvTime」と「EndTime」とを記憶する。
なお、「余剰帯域」と対応付けて記憶される「フレーム長(バイト数)」と「RcvTime」と「EndTime」とは、例えば、当該「フレーム」に対応付けて記憶している先頭アドレス」と「フレーム長(バイト数)」と「RcvTime」と「EndTime」とから、後述する流量計測部209によって算出される。
Timer部204は、時間に関する情報を、後述するW部207やR部208に伝える。例えば、Timer部204は、後述するW部207やR部208に時刻を伝える。
送信装置受信側ポート205は、情報の入力を受付け、例えば、送信側ユーザ端末100からユーザデータを受信し、受信したユーザデータを後述するW部207に送る。送信装置送信側ポート206は、情報を出力し、例えば、後述する送信重畳部211の指示により、ユーザデータと試験データとを送信する。
W部207は、受信したユーザデータをRXPacketBuffer201に格納し、当該受信したユーザデータに関する情報を管理テーブル202に記憶する。例えば、送信装置受信側ポート205によってユーザデータが受信する毎に、当該ユーザデータをRXPacketBuffer201に格納する。そして、W部207は、当該ユーザデータについて、「先頭アドレス」と対応付けて「フレーム長(バイト数)」と「RcvTime」とを管理テーブル202に格納し、「先頭アドレス」と対応付けて「フレーム長(バイト数)」と「RcvTime」と「EndTime」とを後述する流量計測部209に通知する。具体的な例をあげて説明すると、受信したユーザデータのバイト数が「100」であり、到着時間「0」であり、当該ユーザデータを格納したRXPacketBuffer201における先頭のアドレスが「0x00000000」である場合に、W部207は、先頭アドレス「0x00000000」と対応付けて、バイト数「100」と、RcvTime「0」とを管理テーブル202に格納する。
また、W部207は、送信されるユーザデータに予め設定されている優先度を、試験データよりも高い優先度に変更する。例えば、W部207は、受信したユーザデータ各々に、IPパケットにおけるTOSフィールドや、VLANタグにおけるQoSフィールドなどによって予め設定されている優先度を、当該ユーザデータをRXPacketBuffer201に格納する際に、当該予め設定されている優先度より高い優先度に設定する。優先度が数字によって表され、数字が大きいほど優先度が高い場合を例にあげて説明すると、W部207は、当該ユーザデータに予め設定された優先度が「4」であった場合に、当該優先度を「5」に変更し、その後、当該ユーザデータをRXPacketBuffer201に格納する。
R部208は、RXPacketBuffer201にW部207によって格納されたユーザデータを読み出す。例えば、R部208は、帯域計算用の蓄積時間(受信したユーザデータをRXPacketBuffer201に蓄積する時間)である計測基準時間を予め設定されているものであり、管理テーブル202に記憶されている「RcvTime」から当該計測基準時間が経過したか否かをTimer部204を用いて判別し、当該計測基準時間が経過すると、当該「RcvTime」に対応付けられた「先頭アドレス」と「フレーム長」とを用いてユーザデータを読み出し、後述する送信重畳部211に送る。
なお、上記した計測基準時間とは、帯域計算用の蓄積時間であり、本負荷試験システムの試験装置において、受信したユーザデータをRXPacketBuffer201に蓄積する時間である。これは、本負荷試験システムにおいて、帯域を測定する際や、データを送信する際に用いる時間間隔として用いられる。例えば、当該計測基準時間内に受信したユーザデータを用いて帯域を測定する。ここで、フレームのサイズは、約60バイトから約1500バイトまでの間において、ばらつきがあるため、この計測基準時間は、これらサイズにばらつきがあるフレームを複数受信し、有意義な帯域を測定するために必要な時間が設定される。その上で、さらに、この計測基準時間を小さく(または大きく)することで、負荷帯域の調節を詳細に行うことも可能である。
流量計測部209は、ユーザ端末から送信されるユーザデータの帯域を、実時間にて(例えば、リアルタイムで(常時)、または、予め設定されている計測基準時間ごとに)測定する。例えば、流量計測部209は、予め設定されている計測基準時間ごとに、当該計測基準時間内に受信したユーザデータから帯域を測定する。具体的な一例をあげて説明すると、流量計測部209は、W部207から通知された「先頭アドレス」と「フレーム長(バイト数)」と「RcvTime」と「EndTime」とを余剰帯域テーブル203に格納する。そして、流量計測部209は、計測基準時間ごとに、当該計測基準時間内に受信しているユーザデータを、当該余剰格納テーブルに格納されている「RcvTime」を利用して判別し、当該計測基準時間内に受信しているユーザデータを示す「RcvTime」に対応付けられた「フレーム長」を取得し、計測基準時間におけるユーザデータの帯域を測定する。
また、流量計測部209は、余剰帯域テーブル203に格納した「先頭アドレス」と「フレーム長(バイト数)」と「RcvTime」と「EndTime」とから、余剰帯域を計測して、「余剰帯域」に対応付けて「フレーム長(バイト数)」と「RcvTime」と「EndTime」とを余剰帯域テーブル203に格納する。
また、流量計測部209は、ネットワークの性能評価を行うために予め設定された任意の帯域である評価帯域から、測定したユーザデータの帯域を減算して得られる帯域である算出帯域を算出する。例えば、流量計測部209は、予め設定されている計測基準時間ごとに、評価帯域(例えば、60Mbps)から、ユーザ帯域(例えば、40Mbps)を減算して、算出帯域(例えば、20Mbps)を算出する。そして、流量計測部209は、試験データを生成する旨の指示(例えば、フレーム要求信号)と、当該算出帯域(例えば、20Mbps)とを、試験データを生成するタイミングで(例えば、計測基準時間ごとに)、後述する試験パケット生成部に通知する。
試験データ生成部210は、試験データを生成する。具体的には、流量計測部209の指示に従って、試験データを生成し、後述する送信重畳部211に送る。例えば、試験データ生成部210は、流量計測部209から試験データを生成する旨の指示と当該算出帯域(例えば、20Mbps)とを通知されると、当該算出帯域に対応する試験データ(例えば、20Mbps)を生成し、後述する送信重畳部211に送る。具体的な一例をあげて説明すると、試験データ生成部210は、最小のフレームサイズを用いて、必要な試験データを生成する。
なお、ここで、試験データ生成部210が、最小のフレームサイズ(例えば、64バイト)を用いて試験データを生成するのは、後述する送信重畳部211において、試験データを挿入する際に、余剰帯域に挿入しやすく(ユーザデータの送信タイミングを維持したまま試験データを挿入しやすく)するためである。
また、試験データ生成部210は、試験データの優先度を、ユーザデータに予め設定されている優先度よりも低く設定する。例えば、試験データ生成部210は、生成する試験データ各々に、IPパケットにおけるTOSフィールドや、VLANタグにおけるQoSフィールドなどによって設定される優先度を、ユーザデータに予め設定されている優先度よりも低く設定する。または、試験データ生成部210は、試験データの優先度を、W部207によって変更された優先度よりも低い優先度に設定する。優先度が数字によって表され、数字が大きいほど優先度が高い場合を例にあげて説明すると、ユーザデータに設定されている優先度の内最小のものが「3」である場合に、試験データ生成部210は、試験データ各々の優先度を、「3」未満(例えば、「2」や「1」)に設定する。
また、試験データ生成部210は、試験データ各々に対して、当該試験データ各々の順番を一意に識別する順番識別情報を付与する。例えば、試験データ生成部210は、生成する試験データ各々に、それぞれシーケンス番号を挿入する。具体的に例をあげて説明すると、試験データ生成部210は、試験データ各々について、「#1」、「#2」、「#3」、などの順番識別情報を付与する。
また、試験データ生成部210は、試験データ各々に対して、当該試験データ各々が送信される時刻に関する情報である時刻情報を付与する。例えば、試験データ生成部210は、生成する試験データ各々に、タイムスタンプを付与する。具体的に例をあげて説明すると、試験データ生成部210は、試験データ各々について、Timer部204から取得する当該試験データ各々を送信する時刻をタイムスタンプとして付与する。
なお、以下では、上記した順番識別情報と時刻情報との両方を、一つの試験データに付与する場合について説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、順番識別情報と時刻情報との内、一つのみを用いて評価を行ってもよい。
送信重畳部211は、図3に示すように、TxPacketBuffer212と、TxBufferRW部213と、調節部214とを備え、流量計測部209によって用いられたユーザデータの帯域に対応するユーザデータと併せて、流量計測部209によって算出された算出帯域に相当する試験データを送信装置送信側ポート206から送信する。
TxPacketBuffer212は、ユーザデータと試験データとを一時的に格納する。具体的には、R部208によって送られたユーザデータと、試験データ生成部210によって送られた試験データとを、後述するTxBufferRW部213によって書き込まれ、当該ユーザデータと試験データとがTxBufferRW部213によって読み出されて送信されるまで、ユーザデータと試験データとを一時的に格納する。
TxBufferRW部213は、R部208によって送られたユーザデータと、試験データ生成部210によって送られた試験データとを、TxPacketBuffer212に格納する。
調節部214は、ユーザデータと試験データとを送信するタイミングを調節する。具体的には、調節部214は、R部208によって送られたユーザデータと、試験データ生成部210によって送られた試験データとを併せて送信するために、試験データを余剰帯域に挿入する。例えば、調節部214は、TxBufferRW部213によってTxPacketBuffer212に格納されたユーザデータと試験データとについて、送信するタイミングを調節する。
ここで、図6を用いて、ユーザデータと併せて試験データを送信するタイミングを調節する処理について説明する。図6の(1)は、送信装置受信側ポート205によって受信されたユーザデータのRXPacketBuffer201に対する書き込み処理を示したものであり、図6の(2)は、RXPacketBuffer201からの読み出し処理を示したものである。ここでは、例として、試験負荷を含めた回線負荷の最低限(評価帯域)を80%以上とする。また、回線速度に対し1バイト送信するのにかかる時間が1バイト時間であると定義する。
上記したように、送信装置200は、帯域測定および試験フレームの挿入を行うための計測基準時間Tの間、受信したユーザデータを保持する。そして、送信装置200は、一定時間T経過後、受信したユーザデータを出力し、これと同期して同基準時間に挿入されるよう試験フレームを出力する。
ここで、例えば、調節部214は、T1では回線帯域の基準時間2000バイト時間に対し1200バイトの実データがあるため、試験データ(試験負荷フレーム)として、同区間に対し400バイト挿入する。同様に、調節部214は、T2に対しては800バイト、T3に対しては600バイト挿入する。その際、調節部214は、試験データを挿入する際に、短い試験データ(短いパケット)を多数挿入してもよく、あらかじめ設定した負荷になるまで負荷に応じてフレーム長を適宜計算しフレームを挿入してもよい。
なお、実施例1では、ユーザデータを送信するタイミングは、当該ユーザデータを受信したタイミングを維持したまま送信するものとして説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、計測基準時間ごとに、ユーザデータを送信するタイミングをずらして送信してもよい。例えば、計測基準時間内にある余剰帯域各々が、最小のフレームで生成された試験データを挿入するのに十分な帯域でない場合に、ユーザデータを送信するタイミングをずらして余剰帯域各々をまとめることにより、試験データを挿入するのに十分な帯域を確保してもよい。
言い換えると、ユーザデータのデータフローでは、余剰帯域が常に一定間隔で存在するとは限らないため、試験データを挿入するタイミングを調整する必要が生じる場合がある。このため、ユーザデータ、試験データを送出順に一旦TxPacketBuffer212に格納し、間隔調整を行う。
TxBufferRW部213は、TxPacketBuffer212に格納したユーザデータと試験データとを読み出し、送信装置送信側ポート206から送信する。例えば、計測基準時間ごとに、調節部214によって調節されたユーザデータと試験データとを読み出し、送信する。なお、TxBufferRW部213は、TxPacketBuffer212に格納されているデータ(ユーザデータと試験データ)の内、古いデータから(例えば、先に書き込まれたデータや、先に書き込まれてタイミングが調節されたデータから)読み出して、送信する。言い換えると、上記したように、TxBufferRW部213は、ユーザデータを受信した順番を保持したまま、データを読み出して送信する。
TxBufferRW部213は、流量計測部209によって算出された試験データであって、試験データ生成部210によって優先度を設定された試験データを送信する。例えば、TxBufferRW部213は、試験データ生成部210によってユーザデータに設定されている優先度の内最小のものが「3」である場合に、試験データ生成部210は、試験データ各々の優先度を、「3」未満(例えば、「2」や「1」)に設定された試験データを送信する。
TxBufferRW部213は、ユーザデータの帯域に対応するユーザデータであって、W部207によって優先度を変更されたユーザデータを送信する。例えば、TxBufferRW部213は、当該ユーザデータに予め設定された優先度が「4」であった場合に、W部207によって当該優先度を「5」に変更されたユーザデータを送信する。
TxBufferRW部213は、ユーザデータと併せて、試験データ生成部210によって順番識別情報が付与された試験データを送信する。例えば、TxBufferRW部213は、試験データ生成部210によって「#1」や「#2」、「#3」などの順番識別情報が付与された試験データを送信する。
TxBufferRW部213は、ユーザデータと併せて、試験データ生成部210によって時刻情報が付与された前記試験データを送信する。例えば、TxBufferRW部213は、試験データ生成部210によって当該試験データ各々を送信する時刻をタイムスタンプとして付与された試験データ各々を送信する。
受信装置300は、受信装置受信側ポート301と、受信装置送信側ポート302と、受信分離部303と、全データ評価部304と、試験データ評価部305とを備える。なお、ここで、受信装置受信側ポート301は、特許請求の範囲に記載の「受信手段」に対応し、受信分離部303は、特許請求の範囲に記載の「分離手段」に対応し、全データ評価部304と試験データ評価部305とは、特許請求の範囲に記載の「評価手段」に対応する。
受信装置受信側ポート301は、情報の入力を受付け、具体的には、送信装置200によって送信されたユーザデータと、当該ユーザデータと併せて送信された試験データとを、併せて受信する。例えば、受信装置受信側ポート301は、送信装置200からユーザデータと試験データとを受信し、受信したユーザデータと試験データとを後述する受信分離部303に送る。受信装置送信側ポート302は、情報を出力し、例えば、後述する受信分離部303より送られたユーザデータを、受信側ユーザ端末400に送る。
受信分離部303は、受信装置受信側ポート301によって受信されたユーザデータと試験データとを分離する。例えば、フレームヘッダにおいて予め定義された試験データ識別タグが試験データ各々に付与されており、受信分離部303は、受信装置受信側ポート301によって受信されたデータ各々のフレームヘッドに当該試験データ識別タグが付与されているものを試験データと判別し、当該試験データ判別タグが付与されていないデータをユーザデータと判別して、ユーザデータと試験データとを分離する。
また、受信分離部303は、ユーザデータと当該試験データの内、当該ユーザデータを受信装置送信側ポート302に送り、当該試験データを、後述する試験データ評価部305に送る。また、受信分離部303は、受信装置受信側ポート301によって受信されたユーザデータと試験データとを、後述する全データ評価部304に送る。
全データ評価部304は、受信装置受信側ポート301によって受信されたユーザデータと試験データとからネットワークの性能評価を行う。具体的には、全データ評価部304は、受信装置受信側ポート301によって受信されたユーザデータと試験データとの両方から、ネットワークの性能評価を行う。例えば、全データ評価部304は、受信装置受信側ポート301によって受信されたユーザデータと試験データとの両方を用いることによって、評価帯域における実行帯域を評価する。
試験データ評価部305は、受信装置送信側ポート301によって受信された試験データからネットワークの性能評価を行う。具体的には、試験データ評価部305は、受信分離部303によって分離された試験データのみから、ネットワークの性能評価を行う。例えば、受信装置送信側ポート301によって受信された試験データ各々から順番識別番号を取得し、送信装置200によって送信された試験データの内、信装置送信側ポートによって受信されていない試験データがあるかを評価する。例えば、試験データ評価部305は、受信した試験データ各々から順番識別番号(シーケンス番号)を取得し、受信していない順番識別番号があるかを精査することにより、試験データがネットワークを中継することによって発生するパケットロスを検出して評価する。
例えば、図7の(1)に示すように、送信装置200は、送信する試験データ各々に、順番識別情報として「#1〜#7」を付与して送信した場合を例に説明する。ここで、図7の(2)に示すように、試験データ評価部305は、受信装置300が受信した試験データ各々から、当該試験データに送信装置200によって付与された順番識別情報「#1〜#3、#5〜#7」を取得する。そして、試験データ評価部305は、順番識別情報「#4」を取得していないと判別し、パケットロスが発生していると評価する。
また、試験データ評価部305は、受信装置受信側ポート301によって受信された試験データ各々について、当該試験データ各々に付与されている時刻情報と、当該試験データ各々受信した時刻とから、当該ネットワークにおけるデータの到達間隔のばらつきを評価する。例えば、試験データ評価部305は、信装置送信側ポートによって受信された試験データ各々から時刻情報を取得し、受信装置300内に設置されているTimer部(図3には示していない)から当該試験データを受信した受信時刻を取得する。そして、試験データ評価部305は、受信した試験データ各々について、当該時刻情報と当該受信時刻とを比較し、試験データがネットワークを中継することによって発生するジッタ(ゆらぎ)を検出して評価する。
例えば、図7に示すように、試験データ評価部305は、受信装置300が受信した試験データ各々から時刻情報を取得し、当該試験データ各々を受信した時刻を取得することにより、順番識別情報「#6」が付与されている試験データが、図7の(3)の点線部分に示すように、本来受信するタイミングよりも、図7の(4)に示すように、遅延して受信していることを検出し、ジッタが発生していると評価する。
[負荷試験システムによる処理]
次に、図8〜図13を用いて、実施例1における負荷試験システムによる処理を説明する。ここでは、まず、図8を用いて実施例1に係る送信装置による全体処理の一例を説明し、その後、図9〜図12を用いて、実施例1における負荷試験システムにおける詳細な処理の一例について説明し、続いて、図13を用いて、実施例1に係る受信装置による処理の一例を説明する。なお、図8は、実施例1に係る送信装置による全体処理の一例を説明するためのフローチャートであり、図9は、実施例1における負荷試験システムによるバッファ格納処理の一例を説明するためのフローチャートであり、図10〜図12は、実施例1における負荷試験システムによるユーザデータと試験データとを併せて送信する処理の一例を説明するためのフローチャートである。図13は、実施例1に係る受信装置による処理の一例を説明するためのフローチャートである。
[送信装置による全体処理]
まず、図8を用いて、実施例1に係る送信装置による全体処理の一例を説明する。
同図に示すように、送信装置200(送信装置受信側ポート205)によってユーザデータが受信されると(ステップS101肯定)、送信装置200(W部207)は、当該ユーザデータをバッファに格納する(ステップS102)つまり、例えば、送信装置200(W部207)は、RXPacketBuffer201に格納し、当該ユーザデータに関する情報を流量計測部209に通知する。
そして、送信装置200(流量計測部209)は、流量を測定する(ステップS103)。つまり、例えば、ユーザ端末から送信されるユーザデータの帯域を実時間(リアルタイム)にて測定する。そして、送信装置200(流量計測部209)は、算出帯域を算出する(ステップS104)。例えば、流量計測部209は、予め設定されている計測基準時間ごとに、評価帯域(例えば、60Mbps)から、ユーザ帯域(例えば、40Mbps)を減算して、算出帯域(例えば、20Mbps)を算出する。
続いて、送信装置200(試験データ生成部210)は、試験データを生成する(ステップS105)。例えば、試験データ生成部210は、流量計測部209から算出帯域(例えば、20Mbps)を通知されると、当該算出帯域に対応する試験データ(例えば、20Mbps)を生成する。
また、送信装置200(R部208)が、バッファに格納されたユーザデータを読み出し(ステップS107)、例えば、計測基準時間T保持したユーザデータを読み出す。
そして、送信装置200(送信重畳部211)は、ユーザデータと試験データとを併せて送信する(ステップS106)。つまり、送信重畳部211は、ユーザデータの帯域に対応するユーザデータと併せて、算出された算出帯域に相当する試験データを送信する。
[バッファ格納処理]
次に、図9を用いて、実施例1における負荷試験システムによるバッファ格納処理の一例を説明する。
同図に示すように、送信装置200がユーザデータを受信すると(ステップS201肯定)、W部207は、受信したユーザデータの優先度を変更する(ステップS202)。つまり、W部207は、送信される(受信された)ユーザデータに予め設定されている優先度を、当該ユーザデータと併せて送信される試験データよりも高い優先度に変更する。
そして、W部207は、ユーザデータ各々をバッファに格納する(ステップS203)。そして、W部207は、当該ユーザデータ各々について先頭アドレスとフレーム長とフレーム到着時間とを管理テーブル202に記録する(ステップS204)。W部207は先頭アドレス「0x00000000」と対応付けて、バイト数「100」と、RcvTime「0」とを管理テーブル202に格納する。
そして、W部207は、流量計測部209に通知する(ステップS205)。つまり、例えば、W部207は、当該ユーザデータについて、「先頭アドレス」と対応付けて「フレーム長(バイト数)」と「RcvTime」と「EndTime」とを流量計測部209に通知する。そして処理を終了する(エンド)。
[送信処理]
次に、図10〜12を用いて、実施例1における負荷試験システムによるユーザデータと試験データとを併せて送信する処理の一例を説明する。
図10に示すように、R部208は、蓄積時間が経過すると(ステップS301肯定)、つまり、例えば、R部208は、管理テーブル202に記憶されている「RcvTime」から当該計測基準時間が経過すると、「先頭アドレス」と「フレーム長」とを管理テーブル202から取得する(ステップS302)。そして、R部208は、当該「先頭アドレス」と「フレーム長」とを用いて、RXPacketBuffer201にW部207によって格納されたユーザデータを読み出し(ステップS303)、読み出したユーザデータを送信重畳部211に送る(ステップS304)。
また、図11に示すように、流量計測部209は、試験データを生成するタイミングとなると(ステップS401肯定)、つまり、例えば、計測基準時間ごとに、流量計測部209は、試験データを生成する旨の指示と、当該算出帯域とを、試験パケット生成部に通知する(ステップS402)。例えば、流量計測部209は、フレーム要求信号と、20Mbpsとを、試験パケット生成部に通知する。
そして、試験データ生成部210は、試験データを生成する(ステップS403)。例えば、試験データ生成部210は、流量計測部209から試験データを生成する旨の指示と当該算出帯域(例えば、20Mbps)に従って、試験データを生成する。そして、試験データ生成部210は、生成した試験データを送信重畳部211に送る(ステップS404)。
また、図12に示すように、R部208からユーザデータが送られ(ステップS304)、試験データ生成部210から試験データが送られると(ステップS404)、送信重畳部211は、当該データをバッファに一時的に格納する(ステップS501)。つまり、例えば、送信重畳部211(TxBufferRW部213)は、R部208によって送られたユーザデータと、試験データ生成部210によって送られた試験データとを、TxPacketBuffer212に一時的に格納する。
そして、調節部214は、試験データを挿入する(ステップS502)。つまり、例えば、調節部214は、TxBufferRW部213によってTxPacketBuffer212に格納されたユーザデータと試験データとについて、送信するタイミングを調節する。
そして、送信するタイミングとなると、TxBufferRW部213は、TxPacketBuffer212に格納したユーザデータと試験データとを読み出す(ステップS503)。例えば、計測基準時間ごとに、調節部214によって調節されたユーザデータと試験データとを読み出す。そして、TxBufferRW部213は、読み出したユーザデータと試験データとを併せて、送信装置送信側ポート206から送信する(ステップS504)。そして処理を終了する(エンド)。
[受信装置による処理]
次に、図13を用いて、実施例1に係る受信装置による処理の一例を説明する。
同図に示すように、受信装置300(受信装置受信側ポート301)は、ユーザデータと、当該ユーザデータと併せて送信された試験データとを、併せて受信すると(ステップS601肯定)、ユーザデータと試験データとを分離する(ステップS602)。例えば、受信装置300(受信分離部303)は、試験データ識別タグが付与されているものを試験データと判別し、当該試験データ判別タグが付与されていないデータをユーザデータと判別して、ユーザデータと試験データとを分離する。
そして、受信装置300(全データ評価部304)は、全データから評価する(ステップS603)。例えば、全データ評価部304は、例えば、全データ評価部304は、評価帯域における実行帯域を評価する。そして、受信装置300(試験データ評価部305)は、試験データから評価する(ステップS604)。例えば、試験データ評価部305は、受信した試験データから、パケットロスやジッタ(ゆらぎ)を検出して評価する。そして処理を終了する(エンド)。
[実施例1の効果]
上記したように、実施例1によれば、本負荷試験システムでは、送信装置200が、ユーザデータの帯域を実時間にて測定し、算出帯域を算出し、ユーザデータの帯域に対応するユーザデータと併せて、試験データを送信し、受信装置300が、送信装置200から送信されたユーザデータと、ユーザデータと併せて送信された試験データとを併せて受信し、受信したユーザデータと試験データとからネットワークの性能評価を行うので、実際のネットワークの運用に悪影響を与えずにアクティブ評価を行うことが可能である。
例えば、本負荷試験システムは、実データの廃棄を防止しつつ、アクティブ評価を行うことが可能である。また、運用されているネットワークにおいて、アクティブ評価を行うことが可能である。そして、運用されているネットワークに対して理論上の最大負荷をかけてネットワークの性能評価を行うことができ、ネットワークの性能評価を定期的に行うことが可能である。
また、実施例1によれば、本負荷試験システムでは、送信装置200が、試験データの優先度を、ユーザデータに予め設定されている優先度よりも低く設定して送信するので、ユーザデータが廃棄されることを防止することが可能である。
また、実施例1によれば、本負荷試験システムでは、送信装置200が、送信するユーザデータに予め設定されている優先度を、試験データよりも高い優先度に変更して送信するので、ユーザデータが廃棄されることを防止することが可能である。
また、実施例1によれば、本負荷試験システムでは、受信装置300が、受信したユーザデータと試験データとを分離し、分離した試験データのみや、受信したユーザデータと試験データとの両方から、ネットワークの性能評価を行うので、評価により多くの情報を得ることが可能である。
また、実施例1によれば、本負荷試験システムでは、送信装置200が、送信される試験データ各々に対して、順番識別情報を付与して送信し、受信装置300が、受信した試験データ各々から順番識別番号を取得し、送信された試験データの内、受信されていない試験データがあるかを評価するので、パケットロスがあるか否かを評価することが可能である。
また、実施例1によれば、本負荷試験システムでは、送信装置200が、送信される試験データ各々に対して、時刻情報を付与して送信し、受信装置300が、受信した試験データ各々について、当該試験データ各々に付与されている時刻情報と、当該試験データ各々を受信した時刻とから、当該ネットワークにおけるデータの到達間隔のばらつきを評価するので、ネットワークのゆらぎ(ジッタ)を評価することが可能である。
実施例1では、二つの監視ポイント(送信装置200が設置されたポイントと、受信装置300が設置されたポイント)によって特定される一つの区間について、ネットワークの性能評価を行う手法について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、中間監視ポイントを設置し、当該中間監視ポイントによって被測定領域を複数の領域に区分けして、性能評価を行ってもよい。このため、実施例2では、図14〜図16を用いて、中間監視ポイントを設置して、当該中間監視ポイントによって被測定領域を複数の領域に区分けして、性能評価を行う手法について説明する。なお、図14〜図15は、実施例2における負荷試験システムの特徴を説明するための図であり、図16は、実施例2における負荷試験装置の構成を説明するためのブロック図である。なお、上記した実施例1で説明した内容と同様の説明については、説明を省略し、または、簡潔に行う。
すなわち、図14に示すように、実施例1における負荷試験システムでは、例えば、監視ポイントAと監視ポイントBとの間の被測定領域について性能評価するのに対して、実施例2における負荷試験システムは、被測定領域についてまとめて評価するだけでなく、中間監視ポイント(監視ポイントB1と監視ポイントB2と)によって区分けられる区間である評価対象ネットワーク1と評価対象ネットワーク2と評価対象ネットワーク3とについても併せて性能評価を行う。
具体的には、図15に示すように、送信装置200の機能と受信装置300の機能とを有する併設型装置を、中間監視ポイント(図14や図15の例では、監視ポイントB1と監視ポイントB2)に設置する。
ここで、当該併設型装置の構成について簡単に説明すると、図16に示すように、当該併設型装置は、試験データを挿入するための機能(例えば、流量計測部209と、試験データ生成部210)と、試験データを評価するための機能(例えば、試験データ評価部305や、全データ評価部304など)とを備える。
すなわち、このような併用型装置は、ユーザ装置から送信されたユーザデータを中継するネットワークに対して当該ネットワークの性能評価に用いられる試験データを送信し、当該試験データを受信して当該ネットワークの性能評価を行う装置であって、ユーザデータと、当該ユーザデータと併せて送信された試験データとを、併せて受信し、受信したユーザデータと試験データとからネットワークの性能評価を行い、受信したユーザ装置から送信されるユーザデータの帯域を、実時間にて測定し、評価帯域から算出帯域を算出し、ユーザデータと併せて試験データを送信するものである。
そして、このような併設型装置では、図15の(1)に示すように、実施例1と同様に試験データを重畳されたユーザデータを受信する。そして、図15の(2)に示すように、挿入された試験データを一旦分離、終端して、試験データを用いた評価を行う。その後、図15の(3)に示すように、ユーザデータの帯域を再度測定し、図15の(4)に示すように、試験データを生成し、当該ユーザデータに挿入する。そして、ユーザデータと試験データとを併せて送信する。
[実施例2の効果]
実施例2における負荷試験システムは、送信装置200と受信装置300との機能を併用する併用型装置を設置した監視ポイントを複数の評価ネットワークにまたがって挿入することにより、複数の評価ネットワークに渡って連続して評価を行うことが可能である。言い換えると、中間監視ポイントを多数段設置することにより、より精度の高いネットワーク性能評価を実現でき、例えばネットワークのボトルネックの検出を容易にすることが可能である。
例えば、実施例1の手法と比較して、測定対象となるネットワークを複数の領域に区分けして、ネットワークの性能評価を各領域ごとに行うので、ネットワークのボトルネックが検出された場合に、そのボトルネックが、区分けされたどの領域から検出されたものなのかを、容易に検出することが可能である。
上記した実施例では、送信装置200と受信装置300とを、ユーザ端末(例えば、ルータ)とネットワークとの間に設置(接続)して本発明を実施するため、ネットワークの構成を変更して実施する手法について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、当該ネットワークの構成には変更を加えずに実施してもよい。このため、実施例3では、図17と図18を用いて、当該ネットワークの構成には変更を加えずに実施する手法について説明する。なお、図17は、実施例3における負荷試験システムの特徴を説明するための図であり、図18は、実施例3に係る送信装置200を説明するための図である。なお、上記した実施例で説明した内容と同様の説明については、説明を省略し、または、簡潔に行う。
すなわち、図17に示すように、実施例3における負荷試験システムは、送信側ルータ/スイッチと、受信側ルータ/スイッチと、送信側ルータ/スイッチと受信側ルータ/スイッチとによって特定される評価対象ネットワークと、送信側ルータ/スイッチが備えるスヌープポート/ミラーポートに接続している実施例3に係る送信装置200と、受信側ルータ/スイッチが備えるスヌープポート/ミラーポートに実施例3に係る受信装置300とから構成される。
ここで、実施例3に係る送信側ルータ/スイッチは、スヌープポートやミラーポートを備えるものであり、例えば、受信したユーザデータのコピーを、実施例3に係る送信装置200に送る。
そして、実施例3に係る送信装置200は、図18に示すように、流量計測部209が、送信側ルータ/スイッチから受信したユーザデータの帯域を測定し、算出帯域を算出する。そして、試験データ生成部210が試験データを生成し、当該試験データを送信側ルータ/スイッチに送る。
なお、この際に、試験データ生成部210は、生成する試験データ各々に対して、ユーザデータとはユニークな優先度フラッグを設定する。言い換えると、試験データ生成部210は、ユーザデータと区別することができ、また、後述する受信側ルータ/スイッチが判別することができる優先度を設定する。
ここで、送信側ルータ/スイッチは、受信したユーザデータと併せて、実施例3に係る送信装置200(試験データ生成部210)から送られた試験データを併せて送信する。なお、ここで、送信側ルータ/スイッチは従来の技術によるものを使用してよい。このため、送信側ルータ/スイッチは、実施例1における調節部214のように送信するタイミングを調節することなく、受信したユーザデータと、実施例3に係る送信装置200から受信した試験データとを、受信する毎に(または、一時的にバッファに格納した後に)送信するものである。
受信側ルータ/スイッチは、ネットワークを中継して、送信側ルータ/スイッチによって送信されたユーザデータと試験データとを併せて受信する。ここで、送信側ルータ/スイッチは、スヌープポートやミラーポートを備えるものであり、受信したユーザデータと試験データとのコピーを、実施例3に係る受信装置300に送る。
また、受信側ルータ/スイッチは、試験データ生成部210によって試験データ各々に付与された優先度を判別して、試験データ各々を破棄し、ユーザデータのみを送信する。
実施例3に係る受信装置300は、受信側ルータ/スイッチから受信したユーザデータと試験データとから、ネットワークの性能評価を行う。
[実施例3の効果]
このように、実施例3によれば、本負荷試験システムは、ルータ、スイッチ等の装置と連携しスヌープ、ミラーポートを利用することにより、運用稼動中のネットワーク構成をまったく変えることなく、ネットワークを評価する機能を実現することが可能である。
[その他の実施例]
さて、これまで本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下に示すように、その他の実施例を説明する。なお、上記した実施例で説明した内容と同様の説明については、説明を省略し、または、簡潔に行う。
[組み合わせについて]
実施例1では、実データの帯域を測定し、試験データを生成して実データと併せて送信するのに併せて、(1)試験データの優先度をユーザデータより低く設定し、(2)ユーザデータの優先度を試験データより高く設定し、(3)全体評価を行い、かつ、試験データから評価を行い、(4)シーケンス番号を用いてパケットロスを評価し、(5)タイムスタンプを用いて、ジッタ(ゆらぎ)を評価する手法について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。具体的には、上記した(1)〜(5)のすべてを実施するのではなく、(1)〜(5)の内一つまたは複数のみを実施してもよい。
[システム構成等]
また、本実施例において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともでき(受信した試験データなどを解析してネットワークの性能評価を行う作業を手動的に行ってもよい)この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報(例えば、図2〜13、図15、図16、図18)については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、図3の例を用いて例示すると、流量計測部209を、ユーザデータの帯域を測定する構成部と、算出帯域を算出する算出部とに分離してもよく、管理テーブル202と、余剰帯域テーブル203とを統合してもよい。
[負荷試験プログラム]
ところで、上記実施例1では、ハードウェアロジックによって各種の処理を実現する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、予め用意されたプログラムをコンピュータで実行することによって実現するようにしてもよい。そこで、以下では、図19−1と図19−2を用いて、上記の実施例1に示した負荷試験システムと同様の機能を有する負荷試験システムプログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。なお、図19−1と図19−2は、実施例1における負荷試験システムのプログラムを説明するための図である。
図19−1に示すように、実施例1における送信装置3000は、操作部3001、マイク3002、スピーカ3003、ディスプレイ3005、バッファ3006、受信側ポート3007、送信側ポート3008、CPU3010、ROM3011、HDD3012、RAM3013をバス3009などで接続して構成されている。
ROM3011には、上記の実施例1で示したW部207と、R部208と、流量計測部209と、試験データ部と、送信重畳部211と、タイマー部と同様の機能を発揮する制御プログラム、つまり、同図に示すように、Wプログラム3011aと、Rプログラム3011bと、流量計測プログラム3011cと、試験データプログラム3011dと、送信重畳プログラム3011eと、タイマープログラム3011fとが予め記憶されている。なお、これらのプログラム3011a〜3011fについては、図3に示した負荷試験システムの各構成要素と同様、適宜統合または分離してもよい。
そして、CPU3010が、これらのプログラム3011a〜3011fをROM3011から読み出して実行することにより、図19−1に示すように、各プログラム3011a〜3011fについては、Wプロセス3011aと、Rプロセス3011bと、流量計測プロセス3011cと、試験データプロセス3011dと、送信重畳プロセス3011eと、タイマープロセス3011fとして機能するようになる。なお、各プロセス3010a〜3010fは、図3に示した、W部207と、R部208と、流量計測部209と、試験データ部と、送信重畳部211と、タイマー部とにそれぞれ対応する。
そして、HDD3012には、管理テーブル3012aと、余剰帯域テーブル3012bとが設けられている。なお、各テーブル3012a〜3010bは、図3に示した、管理テーブル202と、余剰帯域テーブル203とにそれぞれ対応する。
そして、CPU3010は、管理テーブル3012aと、余剰帯域テーブル3012bとを読み出してRAM3013に格納し、RAM3013に格納された管理データ3013aと、余剰帯域データ3013bとを用いて、負荷試験システムプログラムを実行する。
また、図19−2に示すように、実施例1における受信装置3100は、操作部3101、マイク3102、スピーカ3103、ディスプレイ3105、受信側ポート3107、送信側ポート3108、CPU3110、ROM3111、HDD3112、RAM3113をバス3109などで接続して構成されている。
ROM3111には、上記の実施例1で示した受信分離部303と、全データ評価部304と、試験データ評価部305と同様の機能を発揮する制御プログラム、つまり、同図に示すように、受信分離プログラム3111aと、全データ評価プログラム3111bと、試験データ評価プログラム3111cとが予め記憶されている。なお、これらのプログラム3111a〜3111cについては、図3に示した負荷試験システムの各構成要素と同様、適宜統合または分離してもよい。
そして、CPU3110が、これらのプログラム3111a〜3111cをROM3111から読み出して実行することにより、図19−2に示すように、各プログラム3111a〜3111cについては、受信分離プロセス3110aと、全データ評価プロセス3111bと、試験データ評価プロセス3110cとして機能するようになる。なお、各プロセス3110a〜3110cは、図3に示した、受信分離部303と、全データ評価部304と、試験データ評価部305とにそれぞれ対応する。
[その他]
なお、本実施例で説明した負荷試験システムは、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することによって実現することができる。このプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することができる。また、このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行することもできる。
(付記1)ユーザ端末から送信されたユーザデータを中継するネットワークに対して当該ネットワークの性能評価に用いられる試験データを送信する送信装置と、当該送信装置から当該試験データを受信して当該ネットワークの性能評価を行う受信装置とから構成される負荷試験システムであって、
前記送信装置は、
前記ユーザ端末から送信される前記ユーザデータの帯域を、実時間にて測定する帯域測定手段と、
前記ネットワークの性能評価を行うために予め設定された任意の帯域である評価帯域から、前記帯域測定手段によって測定される前記ユーザデータの帯域を減算して得られる帯域である算出帯域を算出する算出手段と、
前記算出手段によって用いられた前記ユーザデータの帯域に対応するユーザデータと併せて、前記算出手段によって算出された前記算出帯域に相当する前記試験データを送信する送信手段と、
を備え、
前記受信装置は、
前記送信手段によって送信された前記ユーザデータと、当該ユーザデータと併せて送信された前記試験データとを、併せて受信する受信手段と、
前記受信手段によって受信された前記ユーザデータと前記試験データとからネットワークの性能評価を行う評価手段と、
を備えたことを特徴とする負荷試験システム。
(付記2)前記ネットワークは、データの優先度に基づいて当該データの中継を行うものであって、
前記送信装置は、
前記送信手段によって送信される前記試験データの優先度を、前記ユーザデータに予め設定されている優先度よりも低く設定する優先度設定手段をさらに備え、
前記送信手段は、前記算出手段によって算出された試験データであって、前記優先度設定手段によって優先度を設定された試験データを送信することを特徴とする付記1に記載の負荷試験システム。
(付記3)前記ネットワークは、データの優先度に基づいて当該データの中継を行うものであって、
前記送信装置は、
前記送信手段によって送信される前記ユーザデータに予め設定されている優先度を、前記試験データよりも高い優先度に変更する優先度変更手段をさらに備え、
前記送信手段は、前記ユーザデータの帯域に対応するユーザデータであって、前記優先度変更手段によって優先度を変更されたユーザデータを送信することを特徴とする付記1または付記2に記載の負荷試験システム。
(付記4)前記送信装置は、
前記受信手段によって受信された前記ユーザデータと前記試験データとを分離する分離手段をさらに備え、
前記評価手段は、前記分離手段によって分離された前記試験データのみ、および/または、受信された前記ユーザデータと前記試験データとの両方から、ネットワークの性能評価を行うことを特徴とする付記1〜付記3のいずれか一つに記載の負荷試験システム。
(付記5)前記送信装置は、
前記送信手段によって送信される前記試験データ各々に対して、当該試験データ各々の順番を一意に識別する順番識別情報を付与する付与手段をさらに備え、
前記送信手段は、前記ユーザデータと併せて、前記付与手段によって前記順番識別情報が付与された前記試験データを送信し、
前記受信装置では、
前記評価手段は、受信した前記試験データ各々から前記順番識別情報を取得し、前記送信手段によって送信された前記試験データの内、前記受信手段によって受信されていない前記試験データがあるかを評価することを特徴とする付記1〜付記4のいずれか一つに記載の負荷試験システム。
(付記6)前記送信装置は、
前記送信手段によって送信される前記試験データ各々に対して、当該試験データ各々が送信される時刻に関する情報である時刻情報を付与する付与手段をさらに備え、
前記送信手段は、前記ユーザデータと併せて、前記付与手段によって前記時刻情報が付与された前記試験データを送信し、
前記受信装置では、
前記評価手段は、受信した前記試験データ各々について、当該試験データ各々に付与されている前記時刻情報と、当該試験データ各々受信した時刻とから、当該ネットワークにおけるデータの到達間隔のばらつきを評価することを特徴とする付記1〜付記5のいずれか一つに記載の負荷試験システム。
(付記7)ユーザ端末から送信されたユーザデータを中継するネットワークに対して当該ネットワークの性能評価に用いられる試験データを送信する送信装置と、当該送信装置から当該試験データを受信して当該ネットワークの性能評価を行う受信装置とを用いて負荷試験を行う負荷試験方法であって、
前記送信装置は、
前記ユーザ端末から送信される前記ユーザデータの帯域を、実時間にて測定する帯域測定工程と、
前記ネットワークの性能評価を行うために予め設定された任意の帯域である評価帯域から、前記帯域測定工程によって測定される前記ユーザデータの帯域を減算して得られる帯域である算出帯域を算出する算出工程と、
前記算出工程によって用いられた前記ユーザデータの帯域に対応するユーザデータと併せて、前記算出工程によって算出された前記算出帯域に相当する前記試験データを送信する送信工程と、
を含み、
前記受信装置は、
前記送信工程によって送信された前記ユーザデータと、当該ユーザデータと併せて送信された前記試験データとを、併せて受信する受信工程と、
前記受信工程によって受信された前記ユーザデータと前記試験データとからネットワークの性能評価を行う評価工程と、
を含むことを特徴とする負荷試験方法。
(付記8)ユーザ端末から送信されたユーザデータを中継するネットワークに対して当該ネットワークの性能評価に用いられる試験データを送信する送信装置と、当該送信装置から当該試験データを受信して当該ネットワークの性能評価を行う受信装置とから構成される負荷試験システムを制御するコンピュータに実行させる負荷試験プログラムであって、
前記送信装置としてのコンピュータは、
前記ユーザ端末から送信される前記ユーザデータの帯域を、実時間にて測定する帯域測定手順と、
前記ネットワークの性能評価を行うために予め設定された任意の帯域である評価帯域から、前記帯域測定手順によって測定される前記ユーザデータの帯域を減算して得られる帯域である算出帯域を算出する算出手順と、
前記算出手順によって用いられた前記ユーザデータの帯域に対応するユーザデータと併せて、前記算出手順によって算出された前記算出帯域に相当する前記試験データを送信する送信手順と、
を含み、
前記受信装置としてのコンピュータは、
前記送信手順によって送信された前記ユーザデータと、当該ユーザデータと併せて送信された前記試験データとを、併せて受信する受信手順と、
前記受信手順によって受信された前記ユーザデータと前記試験データとからネットワークの性能評価を行う評価手順と、
を実行させることを特徴とする負荷試験プログラム。
(付記9)ユーザ端末から送信されたユーザデータを中継するネットワークに対して当該ネットワークの性能評価に用いられる試験データを送信し、当該試験データを受信して当該ネットワークの性能評価を行う負荷試験装置であって、
前記ユーザデータと、当該ユーザデータと併せて送信された前記試験データとを、併せて受信する受信手段と、
前記受信手段によって受信された前記ユーザデータと前記試験データとからネットワークの性能評価を行う評価手段と、
受信手段によって受信された前記ユーザ装置から送信される前記ユーザデータの帯域を、実時間にて測定する帯域測定手段と、
前記ネットワークの性能評価を行うために予め設定された任意の帯域である評価帯域から、前記帯域測定手段によって測定される前記ユーザデータの帯域を減算して得られる帯域である算出帯域を算出する算出手段と、
前記算出手段によって用いられた前記ユーザデータの帯域に対応するユーザデータと併せて、前記算出手段によって算出された前記算出帯域に相当する前記試験データを送信する送信手段と、
を備えたことを特徴とする負荷試験装置。
(付記10)ユーザ端末から送信されたユーザデータを中継するネットワークに対して当該ネットワークの性能評価に用いられる試験データを、当該試験データを受信して当該ネットワークの性能評価を行う受信装置に対して送信する負荷試験装置であって、
前記ユーザ端末から送信される前記ユーザデータの帯域を、実時間にて測定する帯域測定手段と、
前記ネットワークの性能評価を行うために予め設定された任意の帯域である評価帯域から、前記帯域測定手段によって測定される前記ユーザデータの帯域を減算して得られる帯域である算出帯域を算出する算出手段と、
前記算出手段によって用いられた前記ユーザデータの帯域に対応するユーザデータと併せて、前記算出手段によって算出された前記算出帯域に相当する前記試験データを送信する送信手段と、
を備えることを特徴とする負荷試験装置。
(付記11)ユーザ端末から送信されたユーザデータを中継するネットワークに対して送信する通信装置であって、
前記ユーザ端末から送信される前記ユーザデータの帯域を、実時間にて測定する帯域測定手段と、
前記ネットワークの性能評価を行うために予め設定された任意の帯域である評価帯域から、前記帯域測定手段によって測定される前記ユーザデータの帯域を減算して得られる帯域である算出帯域を算出する算出手段と、
前記算出手段によって用いられた前記ユーザデータの帯域に対応するユーザデータと併せて、前記算出手段によって算出された前記算出帯域に相当するデータであって当該ネットワークの性能評価に用いられる試験データを送信する送信手段と、
を備えることを特徴とする通信装置。
実施例1で用いる主要な用語の説明に用いるための図である。 実施例1に係る負荷試験システムの概要および特徴を示すための図である。 実施例1に係る負荷試験システムの構成を示すブロック図である。 実施例1における管理テーブルに格納されている情報の一例を示すための図である。 実施例1における余剰帯域テーブルに格納されている情報の一例を示すための図である。 実施例1における送信重畳部による試験データ挿入処理の一例を説明するための図である。 実施例1における試験データ評価部による評価手法の一例を説明するための図である。 実施例1に係る送信装置による全体処理の一例を説明するためのフローチャートである。 実施例1における負荷試験システムによるバッファ格納処理の一例を説明するためのフローチャートである。 実施例1における負荷試験システムによるユーザデータと試験データとを併せて送信する処理の一例を説明するためのフローチャートである。 実施例1における負荷試験システムによるユーザデータと試験データとを併せて送信する処理の一例を説明するためのフローチャートである。 実施例1における負荷試験システムによるユーザデータと試験データとを併せて送信する処理の一例を説明するためのフローチャートである。 実施例1に係る受信装置による処理の一例を説明するためのフローチャートである。 実施例2における負荷試験システムの特徴を説明するための図である。 実施例2における負荷試験システムの特徴を説明するための図である。 実施例2における負荷試験装システムの構成を説明するためのブロック図である。 実施例3における負荷試験システムの特徴を説明するための図である。 実施例3に係る送信装置を説明するための図である。 実施例1における負荷試験システムのプログラムを説明するための図である。 実施例1における負荷試験システムのプログラムを説明するための図である。 従来技術を説明するための図である。
符号の説明
100 送信側ユーザ端末
200 送信装置
201 RXPacketBuffer
202 管理テーブル
203 余剰帯域テーブル
204 Timer部
205 送信装置受信側ポート
206 送信装置送信側ポート
207 W部
208 R部
209 流量計測部
210 試験データ生成部
211 送信重畳部
212 TxPacketBuffer
213 TxBufferRW部
214 調節部
300 受信装置
301 受信装置受信側ポート
302 受信装置送信側ポート
303 受信分離部
304 全データ評価部
305 試験データ評価部
400 受信側ユーザ端末

Claims (8)

  1. ユーザ端末から送信されたユーザデータを中継するネットワークに対して当該ネットワークの性能評価に用いられる試験データを送信する送信装置と、当該送信装置から当該試験データを受信して当該ネットワークの性能評価を行う受信装置とから構成される負荷試験システムであって、
    前記送信装置は、
    前記ユーザ端末から送信される前記ユーザデータの帯域を、実時間にて測定する帯域測定手段と、
    前記ネットワークの性能評価を行うために予め設定された任意の帯域である評価帯域から、前記帯域測定手段によって測定される前記ユーザデータの帯域を減算して得られる帯域である算出帯域を算出する算出手段と、
    前記算出手段によって用いられた前記ユーザデータの帯域に対応するユーザデータと併せて、前記算出手段によって算出された前記算出帯域に相当する前記試験データを送信する送信手段と、
    を備え、
    前記受信装置は、
    前記送信手段によって送信された前記ユーザデータと、当該ユーザデータと併せて送信された前記試験データとを、併せて受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信された前記ユーザデータと前記試験データとからネットワークの性能評価を行う評価手段と、
    を備えたことを特徴とする負荷試験システム。
  2. 前記ネットワークは、データの優先度に基づいて当該データの中継を行うものであって、
    前記送信装置は、
    前記送信手段によって送信される前記試験データの優先度を、前記ユーザデータに予め設定されている優先度よりも低く設定する優先度設定手段をさらに備え、
    前記送信手段は、前記算出手段によって算出された試験データであって、前記優先度設定手段によって優先度を設定された試験データを送信することを特徴とする請求項1に記載の負荷試験システム。
  3. 前記ネットワークは、データの優先度に基づいて当該データの中継を行うものであって、
    前記送信装置は、
    前記送信手段によって送信される前記ユーザデータに予め設定されている優先度を、前記試験データよりも高い優先度に変更する優先度変更手段をさらに備え、
    前記送信手段は、前記ユーザデータの帯域に対応するユーザデータであって、前記優先度変更手段によって優先度を変更されたユーザデータを送信することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の負荷試験システム。
  4. 前記送信装置は、
    前記受信手段によって受信された前記ユーザデータと前記試験データとを分離する分離手段をさらに備え、
    前記評価手段は、前記分離手段によって分離された前記試験データのみ、および/または、受信された前記ユーザデータと前記試験データとの両方から、ネットワークの性能評価を行うことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一つに記載の負荷試験システム。
  5. 前記送信装置は、
    前記送信手段によって送信される前記試験データ各々に対して、当該試験データ各々の順番を一意に識別する順番識別情報を付与する付与手段をさらに備え、
    前記送信手段は、前記ユーザデータと併せて、前記付与手段によって前記順番識別情報が付与された前記試験データを送信し、
    前記受信装置では、
    前記評価手段は、受信した前記試験データ各々から前記順番識別情報を取得し、前記送信手段によって送信された前記試験データの内、前記受信手段によって受信されていない前記試験データがあるかを評価することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一つに記載の負荷試験システム。
  6. ユーザ端末から送信されたユーザデータを中継するネットワークに対して当該ネットワークの性能評価に用いられる試験データを送信する送信装置と、当該送信装置から当該試験データを受信して当該ネットワークの性能評価を行う受信装置とを用いて負荷試験を行う負荷試験方法であって、
    前記送信装置は、
    前記ユーザ端末から送信される前記ユーザデータの帯域を、実時間にて測定する帯域測定工程と、
    前記ネットワークの性能評価を行うために予め設定された任意の帯域である評価帯域から、前記帯域測定工程によって測定される前記ユーザデータの帯域を減算して得られる帯域である算出帯域を算出する算出工程と、
    前記算出工程によって用いられた前記ユーザデータの帯域に対応するユーザデータと併せて、前記算出工程によって算出された前記算出帯域に相当する前記試験データを送信する送信工程と、
    を含み、
    前記受信装置は、
    前記送信工程によって送信された前記ユーザデータと、当該ユーザデータと併せて送信された前記試験データとを、併せて受信する受信工程と、
    前記受信工程によって受信された前記ユーザデータと前記試験データとからネットワークの性能評価を行う評価工程と、
    を含むことを特徴とする負荷試験方法。
  7. ユーザ端末から送信されたユーザデータを中継するネットワークに対して当該ネットワークの性能評価に用いられる試験データを送信する送信装置と、当該送信装置から当該試験データを受信して当該ネットワークの性能評価を行う受信装置とから構成される負荷試験システムを制御するコンピュータに実行させる負荷試験プログラムであって、
    前記送信装置としてのコンピュータは、
    前記ユーザ端末から送信される前記ユーザデータの帯域を、実時間にて測定する帯域測定手順と、
    前記ネットワークの性能評価を行うために予め設定された任意の帯域である評価帯域から、前記帯域測定手順によって測定される前記ユーザデータの帯域を減算して得られる帯域である算出帯域を算出する算出手順と、
    前記算出手順によって用いられた前記ユーザデータの帯域に対応するユーザデータと併せて、前記算出手順によって算出された前記算出帯域に相当する前記試験データを送信する送信手順と、
    を含み、
    前記受信装置としてのコンピュータは、
    前記送信手順によって送信された前記ユーザデータと、当該ユーザデータと併せて送信された前記試験データとを、併せて受信する受信手順と、
    前記受信手順によって受信された前記ユーザデータと前記試験データとからネットワークの性能評価を行う評価手順と、
    を実行させることを特徴とする負荷試験プログラム。
  8. ユーザ端末から送信されたユーザデータを中継するネットワークに対して当該ネットワークの性能評価に用いられる試験データを送信し、当該試験データを受信して当該ネットワークの性能評価を行う負荷試験装置であって、
    前記ユーザデータと、当該ユーザデータと併せて送信された前記試験データとを、併せて受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信された前記ユーザデータと前記試験データとからネットワークの性能評価を行う評価手段と、
    受信手段によって受信された前記ユーザ端末から送信される前記ユーザデータの帯域を、実時間にて測定する帯域測定手段と、
    前記ネットワークの性能評価を行うために予め設定された任意の帯域である評価帯域から、前記帯域測定手段によって測定される前記ユーザデータの帯域を減算して得られる帯域である算出帯域を算出する算出手段と、
    前記算出手段によって用いられた前記ユーザデータの帯域に対応するユーザデータと併せて、前記算出手段によって算出された前記算出帯域に相当する前記試験データを送信する送信手段と、
    を備えたことを特徴とする負荷試験装置。
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