JP2002164871A - 復号化装置および復号化方法 - Google Patents
復号化装置および復号化方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ＴＦＣＩの判定精度を向上させるととも
にＴＦＣＩの判定に要する処理量および消費電力を削減
すること。 【解決手段】 候補限定部１０４が、物理レイヤより上
位のレイヤから通知されたＴＦＣＩ番号群に含まれる各
ＴＦＣＩ番号に従って、実際に使用され得るＴＦＣＩ番
号に対応するＴＦＣＩ符号化系列のみを相関値算出部１
０５に対して出力し、相関値算出部１０５が、候補限定
部１０４から出力された符号化系列と受信したＴＦＣＩ
との相関値を算出して相関値メモリ１０６に記憶させ、
最大値検出部１０７が、相関値メモリ１０６に記憶され
た相関値のうち最大値を採る相関値に対応するＴＦＣＩ
番号を誤り訂正復号部１０８に通知し、誤り訂正復号部
１０８が、通知されたＴＦＣＩ番号に基づいて特定した
送信フォーマットに従って、データメモリ１０３に蓄積
されたデータを誤り訂正復号する。
にＴＦＣＩの判定に要する処理量および消費電力を削減
すること。 【解決手段】 候補限定部１０４が、物理レイヤより上
位のレイヤから通知されたＴＦＣＩ番号群に含まれる各
ＴＦＣＩ番号に従って、実際に使用され得るＴＦＣＩ番
号に対応するＴＦＣＩ符号化系列のみを相関値算出部１
０５に対して出力し、相関値算出部１０５が、候補限定
部１０４から出力された符号化系列と受信したＴＦＣＩ
との相関値を算出して相関値メモリ１０６に記憶させ、
最大値検出部１０７が、相関値メモリ１０６に記憶され
た相関値のうち最大値を採る相関値に対応するＴＦＣＩ
番号を誤り訂正復号部１０８に通知し、誤り訂正復号部
１０８が、通知されたＴＦＣＩ番号に基づいて特定した
送信フォーマットに従って、データメモリ１０３に蓄積
されたデータを誤り訂正復号する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、復号化装置および
復号化方法に関し、特に、通信相手から送信される送信
フォーマット情報および送信フォーマット情報の判定結
果に従ってデータの復号を行う復号化装置および復号化
方法に関する。
復号化方法に関し、特に、通信相手から送信される送信
フォーマット情報および送信フォーマット情報の判定結
果に従ってデータの復号を行う復号化装置および復号化
方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】ＣＤＭＡ方式を用いた第３世代の移動体
通信システムにおいては、データレートをＴＴＩ（Tran
smission Time Interval）単位で可変とする可変レート
伝送を行うことが提案されている。また、この際、受信
機側では、送信フォーマット情報であるＴＦＣＩ（Tran
sport Format Combination Indicator）によりデータレ
ートを特定することが提案されている。なお、ＴＴＩと
は、チャネル毎に規定されているデータ送信長で、その
長さは、１、２、４、あるいは８フレームのいずれかで
ある。
通信システムにおいては、データレートをＴＴＩ（Tran
smission Time Interval）単位で可変とする可変レート
伝送を行うことが提案されている。また、この際、受信
機側では、送信フォーマット情報であるＴＦＣＩ（Tran
sport Format Combination Indicator）によりデータレ
ートを特定することが提案されている。なお、ＴＴＩと
は、チャネル毎に規定されているデータ送信長で、その
長さは、１、２、４、あるいは８フレームのいずれかで
ある。
【０００３】また、ＴＦＣＩは番号で示され、その番号
によってデータの送信フォーマット、すなわちデータの
ブロックサイズとブロック数とが特定される。つまり、
ＴＦＣＩ番号により、データレートが特定される。３Ｇ
ＰＰによって規定されている第３世代の移動体通信シス
テムの規格によれば、ＴＦＣＩは、０番〜１０２３番の
番号（１０２４個の番号）のうちの１つにより示され、
各番号に対応する符号語（以下、各番号に対応する符号
語を「ＴＦＣＩ符号化系列」という）に変換されて送信
される。
によってデータの送信フォーマット、すなわちデータの
ブロックサイズとブロック数とが特定される。つまり、
ＴＦＣＩ番号により、データレートが特定される。３Ｇ
ＰＰによって規定されている第３世代の移動体通信シス
テムの規格によれば、ＴＦＣＩは、０番〜１０２３番の
番号（１０２４個の番号）のうちの１つにより示され、
各番号に対応する符号語（以下、各番号に対応する符号
語を「ＴＦＣＩ符号化系列」という）に変換されて送信
される。
【０００４】ＴＦＣＩを受信した受信機側では、復号化
装置が予め特定されている１０２４種類のＴＦＣＩ符号
化系列と実際に受信したＴＦＣＩとの相関値をそれぞれ
求め、求めた１０２４個の相関値のうちで最大値を採る
相関値に対応する番号を受信したＴＦＣＩの番号として
判定する。そして、復号化装置は、判定したＴＦＣＩ番
号によって特定される送信フォーマットに従ってデータ
の復号を行う。
装置が予め特定されている１０２４種類のＴＦＣＩ符号
化系列と実際に受信したＴＦＣＩとの相関値をそれぞれ
求め、求めた１０２４個の相関値のうちで最大値を採る
相関値に対応する番号を受信したＴＦＣＩの番号として
判定する。そして、復号化装置は、判定したＴＦＣＩ番
号によって特定される送信フォーマットに従ってデータ
の復号を行う。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ここで、１０２４個の
ＴＦＣＩ番号のうち、移動体通信システムにおいて実際
に使用されるものは通常１０個程度、多くとも１００個
以内である。このため、１０２４種類のＴＦＣＩ符号化
系列すべてに対して相関値を算出する必要がないにも拘
わらず、上記従来の復号化装置では１０２４種類のＴＦ
ＣＩ符号化系列すべてに対する相関値を算出しているの
で、ＴＦＣＩ番号の決定に要する処理量および消費電力
が大きくなってしまうという問題がある。よって、上記
従来の復号化装置がバッテリーや電池で駆動する通信端
末に搭載された場合には、通信端末の使用時間が短くな
ってしまうという問題がある。
ＴＦＣＩ番号のうち、移動体通信システムにおいて実際
に使用されるものは通常１０個程度、多くとも１００個
以内である。このため、１０２４種類のＴＦＣＩ符号化
系列すべてに対して相関値を算出する必要がないにも拘
わらず、上記従来の復号化装置では１０２４種類のＴＦ
ＣＩ符号化系列すべてに対する相関値を算出しているの
で、ＴＦＣＩ番号の決定に要する処理量および消費電力
が大きくなってしまうという問題がある。よって、上記
従来の復号化装置がバッテリーや電池で駆動する通信端
末に搭載された場合には、通信端末の使用時間が短くな
ってしまうという問題がある。
【０００６】また、伝搬路において雑音等の影響により
ＴＦＣＩに誤りが生じた場合には、復号化装置では、送
信されたＴＦＣＩ符号化系列と符号間距離が近いＴＦＣ
Ｉ符号化系列の相関値が最大になってしまうことがあ
る。このとき、その符号間距離が近いＴＦＣＩ符号化系
列に対応するＴＦＣＩ番号が実際に使用されていないＴ
ＦＣＩ番号である場合には、上記従来の復号化装置で
は、その実際に使用されないＴＦＣＩ番号が、受信した
ＴＦＣＩの番号として誤って判定されてしまうという問
題がある。
ＴＦＣＩに誤りが生じた場合には、復号化装置では、送
信されたＴＦＣＩ符号化系列と符号間距離が近いＴＦＣ
Ｉ符号化系列の相関値が最大になってしまうことがあ
る。このとき、その符号間距離が近いＴＦＣＩ符号化系
列に対応するＴＦＣＩ番号が実際に使用されていないＴ
ＦＣＩ番号である場合には、上記従来の復号化装置で
は、その実際に使用されないＴＦＣＩ番号が、受信した
ＴＦＣＩの番号として誤って判定されてしまうという問
題がある。
【０００７】ＴＦＣＩ番号が誤って判定されると、誤っ
た送信フォーマットでデータの復号が行われることにな
るので、送信フォーマットが誤って判定されたＴＴＩの
すべてのデータが誤って復号されてしまうおそれがあ
り、受信データの誤り率特性が著しく劣化してしまう。
た送信フォーマットでデータの復号が行われることにな
るので、送信フォーマットが誤って判定されたＴＴＩの
すべてのデータが誤って復号されてしまうおそれがあ
り、受信データの誤り率特性が著しく劣化してしまう。
【０００８】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、ＴＦＣＩの判定精度を向上させることができると
ともにＴＦＣＩの判定に要する処理量および消費電力を
削減することができる復号化装置および復号化方法を提
供することを目的とする。
あり、ＴＦＣＩの判定精度を向上させることができると
ともにＴＦＣＩの判定に要する処理量および消費電力を
削減することができる復号化装置および復号化方法を提
供することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明の復号化装置は、
受信データのフォーマットを示す信号を受信する受信手
段と、物理レイヤより上位のレイヤから通知される情報
に従って前記受信データのフォーマット候補を限定した
後、前記信号を用いて前記候補内から前記受信データの
フォーマットを判定する判定手段と、判定されたフォー
マットに従って前記受信データを復号する復号手段と、
を具備する構成を採る。
受信データのフォーマットを示す信号を受信する受信手
段と、物理レイヤより上位のレイヤから通知される情報
に従って前記受信データのフォーマット候補を限定した
後、前記信号を用いて前記候補内から前記受信データの
フォーマットを判定する判定手段と、判定されたフォー
マットに従って前記受信データを復号する復号手段と、
を具備する構成を採る。
【００１０】本発明の復号化装置は、判定手段が、物理
レイヤより上位のレイヤから通知される情報に従って限
定したフォーマット候補に各々対応する信号系列を発生
する限定部と、受信手段にて受信された信号系列と前記
限定部にて発生された信号系列との相関値を各々算出す
る相関値算出部と、前記相関値算出部で算出された複数
の相関値から最大値を検出し、その最大値に対応するフ
ォーマットを受信データのフォーマットとして判定する
最大値検出部と、を有する構成を採る。
レイヤより上位のレイヤから通知される情報に従って限
定したフォーマット候補に各々対応する信号系列を発生
する限定部と、受信手段にて受信された信号系列と前記
限定部にて発生された信号系列との相関値を各々算出す
る相関値算出部と、前記相関値算出部で算出された複数
の相関値から最大値を検出し、その最大値に対応するフ
ォーマットを受信データのフォーマットとして判定する
最大値検出部と、を有する構成を採る。
【００１１】これらの構成によれば、複数のフォーマッ
トのうち実際に使用され得るフォーマットのみを候補と
して受信データのフォーマットを判定するため、受信デ
ータのフォーマットの判定精度を向上させることができ
るとともに受信データのフォーマットの判定に要する処
理量および消費電力を削減することができる。
トのうち実際に使用され得るフォーマットのみを候補と
して受信データのフォーマットを判定するため、受信デ
ータのフォーマットの判定精度を向上させることができ
るとともに受信データのフォーマットの判定に要する処
理量および消費電力を削減することができる。
【００１２】本発明の復号化装置は、判定手段が、最大
値検出部で検出された最大値と所定のしきい値とを比較
して、前記所定のしきい値以上となる最大値に対応する
フォーマットを受信データのフォーマットとして判定す
るしきい値判定部を有する構成を採る。
値検出部で検出された最大値と所定のしきい値とを比較
して、前記所定のしきい値以上となる最大値に対応する
フォーマットを受信データのフォーマットとして判定す
るしきい値判定部を有する構成を採る。
【００１３】この構成によれば、所定のしきい値以上と
なる最大値に対応するフォーマットのみを受信データの
フォーマットとして判定するので、受信データのフォー
マット判定の信頼性を向上させることができる。
なる最大値に対応するフォーマットのみを受信データの
フォーマットとして判定するので、受信データのフォー
マット判定の信頼性を向上させることができる。
【００１４】本発明の復号化装置は、復号手段で復号さ
れた復号データに誤りがあるか否かを検出し、誤りがあ
る復号データを廃棄する誤り検出手段を具備し、判定手
段が、復号データに誤りが検出されなくなるまで繰り返
し受信データのフォーマットを判定する構成を採る。
れた復号データに誤りがあるか否かを検出し、誤りがあ
る復号データを廃棄する誤り検出手段を具備し、判定手
段が、復号データに誤りが検出されなくなるまで繰り返
し受信データのフォーマットを判定する構成を採る。
【００１５】この構成によれば、復号データに誤りが検
出されなくなるまで繰り返しフォーマットの判定および
データの復号を行うので、データの復号特性を向上させ
ることができる。
出されなくなるまで繰り返しフォーマットの判定および
データの復号を行うので、データの復号特性を向上させ
ることができる。
【００１６】本発明の復号化装置は、候補となるフォー
マットのすべてが受信データのフォーマットに該当しな
いと判断された場合に、通信相手に対して受信データの
フォーマットを示す信号の送信電力の増大を指示する送
信電力制御手段を具備する構成を採る。
マットのすべてが受信データのフォーマットに該当しな
いと判断された場合に、通信相手に対して受信データの
フォーマットを示す信号の送信電力の増大を指示する送
信電力制御手段を具備する構成を採る。
【００１７】本発明の復号化装置は、送信電力制御手段
が、しきい値判定部でしきい値未満となった最大値の数
と、誤り検出手段で誤りが検出された復号データの数と
の合計が、候補となるフォーマットの数に達した場合
に、送信電力の増大を指示する構成を採る。
が、しきい値判定部でしきい値未満となった最大値の数
と、誤り検出手段で誤りが検出された復号データの数と
の合計が、候補となるフォーマットの数に達した場合
に、送信電力の増大を指示する構成を採る。
【００１８】これらの構成によれば、回線環境が劣悪で
ある場合に通信相手に対して受信データのフォーマット
を示す信号の送信電力を増大するよう指示するため、受
信データのフォーマットを示す信号の受信品質を向上さ
せることができる。
ある場合に通信相手に対して受信データのフォーマット
を示す信号の送信電力を増大するよう指示するため、受
信データのフォーマットを示す信号の受信品質を向上さ
せることができる。
【００１９】本発明の通信端末装置は、上記いずれかの
復号化装置を搭載する構成を採る。また、本発明の基地
局装置は、上記いずれかの復号化装置を搭載する構成を
採る。
復号化装置を搭載する構成を採る。また、本発明の基地
局装置は、上記いずれかの復号化装置を搭載する構成を
採る。
【００２０】これらの構成によれば、通信端末装置や基
地局装置において、受信データのフォーマットの判定精
度の向上により誤り率特性が向上するので、データ通信
品質や音声品質等を向上させることができる。
地局装置において、受信データのフォーマットの判定精
度の向上により誤り率特性が向上するので、データ通信
品質や音声品質等を向上させることができる。
【００２１】本発明の復号化方法は、受信データのフォ
ーマットを示す信号を受信する受信工程と、物理レイヤ
より上位のレイヤから通知される情報に従って前記受信
データのフォーマット候補を限定した後、前記信号を用
いて前記候補内から前記受信データのフォーマットを判
定する判定工程と、判定されたフォーマットに従って前
記受信データを復号する復号工程と、を具備するように
した。
ーマットを示す信号を受信する受信工程と、物理レイヤ
より上位のレイヤから通知される情報に従って前記受信
データのフォーマット候補を限定した後、前記信号を用
いて前記候補内から前記受信データのフォーマットを判
定する判定工程と、判定されたフォーマットに従って前
記受信データを復号する復号工程と、を具備するように
した。
【００２２】この方法によれば、複数のフォーマットの
うち実際に使用され得るフォーマットのみを候補として
受信データのフォーマットを判定するため、受信データ
のフォーマットの判定精度を向上させることができると
ともに受信データのフォーマットの判定に要する処理量
および消費電力を削減することができる。
うち実際に使用され得るフォーマットのみを候補として
受信データのフォーマットを判定するため、受信データ
のフォーマットの判定精度を向上させることができると
ともに受信データのフォーマットの判定に要する処理量
および消費電力を削減することができる。
【００２３】
【発明の実施の形態】本発明の骨子は、複数のＴＦＣＩ
番号のうち実際に使用され得るＴＦＣＩ番号のみを候補
としてＴＦＣＩの判定を行うことにより、ＴＦＣＩの判
定精度を向上させるとともにＴＦＣＩの判定に要する処
理量および消費電力を削減することである。
番号のうち実際に使用され得るＴＦＣＩ番号のみを候補
としてＴＦＣＩの判定を行うことにより、ＴＦＣＩの判
定精度を向上させるとともにＴＦＣＩの判定に要する処
理量および消費電力を削減することである。
【００２４】以下、本発明の実施の形態について、添付
図面を参照して詳細に説明する。
図面を参照して詳細に説明する。
【００２５】（実施の形態１）図１は、本発明の実施の
形態１に係る復号化装置の構成を示すブロック図であ
る。図１に示す復号化装置は、例えば、移動体通信シス
テムにおいて使用される携帯電話等の通信端末装置に搭
載されるものである。この通信端末装置は、例えばＣＤ
ＭＡ方式により無線通信を行う。なお、以下の説明で
は、通信相手から送信されるＴＦＣＩは、１０ビットを
用いて０番〜１０２３番の番号（１０２４個の番号）の
うちの１つにより示され、３２ビットのＴＦＣＩ符号化
系列に変換されて送信されるものとする。
形態１に係る復号化装置の構成を示すブロック図であ
る。図１に示す復号化装置は、例えば、移動体通信シス
テムにおいて使用される携帯電話等の通信端末装置に搭
載されるものである。この通信端末装置は、例えばＣＤ
ＭＡ方式により無線通信を行う。なお、以下の説明で
は、通信相手から送信されるＴＦＣＩは、１０ビットを
用いて０番〜１０２３番の番号（１０２４個の番号）の
うちの１つにより示され、３２ビットのＴＦＣＩ符号化
系列に変換されて送信されるものとする。
【００２６】図１に示す復号化装置において、復調部１
０１は、ＴＦＣＩを含む受信信号を復調して、復調後の
受信信号のうちＴＦＣＩ部分をＴＦＣＩメモリ１０２に
出力し、データ部分をデータメモリ１０３に出力する。
なお、ＴＦＣＩの各ビットは、受信データの各スロット
の所定の位置に分散されて挿入されており、復号化装置
では１フレーム分のＴＦＣＩが受信されるまでＴＦＣＩ
の判定を行うことができない。このため、ＴＦＣＩメモ
リ１０２は、１フレーム分のＴＦＣＩを蓄積する。ま
た、データメモリ１０３は、１フレーム分のデータを蓄
積する。
０１は、ＴＦＣＩを含む受信信号を復調して、復調後の
受信信号のうちＴＦＣＩ部分をＴＦＣＩメモリ１０２に
出力し、データ部分をデータメモリ１０３に出力する。
なお、ＴＦＣＩの各ビットは、受信データの各スロット
の所定の位置に分散されて挿入されており、復号化装置
では１フレーム分のＴＦＣＩが受信されるまでＴＦＣＩ
の判定を行うことができない。このため、ＴＦＣＩメモ
リ１０２は、１フレーム分のＴＦＣＩを蓄積する。ま
た、データメモリ１０３は、１フレーム分のデータを蓄
積する。
【００２７】ここで、移動体通信システムでは、物理レ
イヤより上位のレイヤ（以下、単に「上位レイヤ」とい
う）において、通信チャネル毎に実際に使用され得るＴ
ＦＣＩ番号群が特定されるため、候補限定部１０４に
は、上位レイヤより実際に使用され得るＴＦＣＩ番号群
が通知される。
イヤより上位のレイヤ（以下、単に「上位レイヤ」とい
う）において、通信チャネル毎に実際に使用され得るＴ
ＦＣＩ番号群が特定されるため、候補限定部１０４に
は、上位レイヤより実際に使用され得るＴＦＣＩ番号群
が通知される。
【００２８】候補限定部１０４は、ＴＦＣＩ番号とＴＦ
ＣＩ符号化系列との対応関係を示すテーブルを有する。
そして、候補限定部１０４は、上位レイヤより通知され
たＴＦＣＩ番号群に含まれる各ＴＦＣＩ番号に従ってテ
ーブルを参照し、０番〜１０２３番の１０２４個のＴＦ
ＣＩ番号のうち、実際に使用され得るＴＦＣＩ番号に対
応するＴＦＣＩ符号化系列のみを相関値算出部１０５に
対して出力する。つまり、候補限定部１０４は、受信し
たＴＦＣＩの候補を、１０２４個のＴＦＣＩのうち実際
に使用され得るＮ個のＴＦＣＩに限定する。
ＣＩ符号化系列との対応関係を示すテーブルを有する。
そして、候補限定部１０４は、上位レイヤより通知され
たＴＦＣＩ番号群に含まれる各ＴＦＣＩ番号に従ってテ
ーブルを参照し、０番〜１０２３番の１０２４個のＴＦ
ＣＩ番号のうち、実際に使用され得るＴＦＣＩ番号に対
応するＴＦＣＩ符号化系列のみを相関値算出部１０５に
対して出力する。つまり、候補限定部１０４は、受信し
たＴＦＣＩの候補を、１０２４個のＴＦＣＩのうち実際
に使用され得るＮ個のＴＦＣＩに限定する。
【００２９】相関値算出部１０５は、候補限定部１０４
から出力された符号化系列と受信したＴＦＣＩとの相関
値を算出することにより、０番〜１０２３番の１０２４
個のＴＦＣＩ番号のうち、実際に使用され得るＴＦＣＩ
番号のみを候補として相関値を算出する。つまり、相関
値算出部１０５は、実際に使用され得るＴＦＣＩ番号に
対応するＴＦＣＩ符号化系列と受信したＴＦＣＩとの相
関値をそれぞれ求める。相関値算出部１０５は、算出し
た相関値をＴＦＣＩ番号とともに相関値メモリ１０６に
出力する。なお、相関値の算出に例えば高速アダマール
変換等を用いることにより、相関値の算出を高速に行う
ことができる。
から出力された符号化系列と受信したＴＦＣＩとの相関
値を算出することにより、０番〜１０２３番の１０２４
個のＴＦＣＩ番号のうち、実際に使用され得るＴＦＣＩ
番号のみを候補として相関値を算出する。つまり、相関
値算出部１０５は、実際に使用され得るＴＦＣＩ番号に
対応するＴＦＣＩ符号化系列と受信したＴＦＣＩとの相
関値をそれぞれ求める。相関値算出部１０５は、算出し
た相関値をＴＦＣＩ番号とともに相関値メモリ１０６に
出力する。なお、相関値の算出に例えば高速アダマール
変換等を用いることにより、相関値の算出を高速に行う
ことができる。
【００３０】相関値メモリ１０６は、相関値算出部１０
５で算出された各相関値を、ＴＦＣＩ番号に対応させて
記憶する。
５で算出された各相関値を、ＴＦＣＩ番号に対応させて
記憶する。
【００３１】最大値検出部１０７は、相関値メモリ１０
６に記憶された相関値のうち最大値を採る相関値を検出
する。そして、最大値検出部１０７は、最大値を採る相
関値に対応するＴＦＣＩ番号を誤り訂正復号部１０８に
通知する。
６に記憶された相関値のうち最大値を採る相関値を検出
する。そして、最大値検出部１０７は、最大値を採る相
関値に対応するＴＦＣＩ番号を誤り訂正復号部１０８に
通知する。
【００３２】誤り訂正復号部１０８は、最大値検出部１
０７から通知されたＴＦＣＩ番号に基づいてデータメモ
リ１０３に蓄積されたデータの送信フォーマットを特定
し、その特定した送信フォーマットに従って、データメ
モリ１０３に蓄積されたデータを誤り訂正復号する。な
お、誤り訂正復号は、例えばビタビアルゴリズムに基づ
いて行われる。
０７から通知されたＴＦＣＩ番号に基づいてデータメモ
リ１０３に蓄積されたデータの送信フォーマットを特定
し、その特定した送信フォーマットに従って、データメ
モリ１０３に蓄積されたデータを誤り訂正復号する。な
お、誤り訂正復号は、例えばビタビアルゴリズムに基づ
いて行われる。
【００３３】次いで、上記構成を有する復号化装置の動
作について説明する。候補限定部１０４からは、上位レ
イヤから通知されたＴＦＣＩ番号群に含まれる各ＴＦＣ
Ｉ番号に対応するＴＦＣＩ符号化系列のみが相関値算出
部１０５に出力される。
作について説明する。候補限定部１０４からは、上位レ
イヤから通知されたＴＦＣＩ番号群に含まれる各ＴＦＣ
Ｉ番号に対応するＴＦＣＩ符号化系列のみが相関値算出
部１０５に出力される。
【００３４】相関値算出部１０５では、候補限定部１０
４から出力されたＴＦＣＩ符号化系列とＴＦＣＩメモリ
１０２に蓄積された１フレーム分のＴＦＣＩとの相関値
がそれぞれ算出される。つまり、相関値算出部１０５で
は、１０２４個のＴＦＣＩ番号のうち実際に使用され得
るＮ個のＴＦＣＩ番号のみに対応する相関値がそれぞれ
算出される。
４から出力されたＴＦＣＩ符号化系列とＴＦＣＩメモリ
１０２に蓄積された１フレーム分のＴＦＣＩとの相関値
がそれぞれ算出される。つまり、相関値算出部１０５で
は、１０２４個のＴＦＣＩ番号のうち実際に使用され得
るＮ個のＴＦＣＩ番号のみに対応する相関値がそれぞれ
算出される。
【００３５】ここで、例えば、実際に使用され得るＴＦ
ＣＩ番号が３０個に限定されている場合には、その３０
個の番号にそれぞれ対応するＴＦＣＩ符号化系列とＴＦ
ＣＩメモリ１０２に蓄積された１フレーム分のＴＦＣＩ
との相関値がそれぞれ算出される。よって、この例で
は、従来１０２４個の相関値が算出されたのに対し３０
個の相関値を算出すれば済むため、ＴＦＣＩの判定処理
の一つである相関値の算出処理に要する処理量および消
費電力を著しく削減することができる。
ＣＩ番号が３０個に限定されている場合には、その３０
個の番号にそれぞれ対応するＴＦＣＩ符号化系列とＴＦ
ＣＩメモリ１０２に蓄積された１フレーム分のＴＦＣＩ
との相関値がそれぞれ算出される。よって、この例で
は、従来１０２４個の相関値が算出されたのに対し３０
個の相関値を算出すれば済むため、ＴＦＣＩの判定処理
の一つである相関値の算出処理に要する処理量および消
費電力を著しく削減することができる。
【００３６】算出されたＮ個の相関値は、対応するＴＦ
ＣＩ番号とともに相関値メモリ１０６に出力される。Ｎ
個の相関値は、ＴＦＣＩ番号と対応して相関値メモリ１
０６に記憶される。
ＣＩ番号とともに相関値メモリ１０６に出力される。Ｎ
個の相関値は、ＴＦＣＩ番号と対応して相関値メモリ１
０６に記憶される。
【００３７】最大値検出部１０７では、相関値メモリ１
０６に記憶された相関値のうち最大値を採る相関値が検
出される。そして、最大値を採る相関値に対応するＴＦ
ＣＩ番号が、ＴＦＣＩメモリ１０２に蓄積されているＴ
ＦＣＩ（つまり、受信したＴＦＣＩ）の番号として判定
される。判定されたＴＦＣＩ番号は、誤り訂正復号部１
０８に通知される。
０６に記憶された相関値のうち最大値を採る相関値が検
出される。そして、最大値を採る相関値に対応するＴＦ
ＣＩ番号が、ＴＦＣＩメモリ１０２に蓄積されているＴ
ＦＣＩ（つまり、受信したＴＦＣＩ）の番号として判定
される。判定されたＴＦＣＩ番号は、誤り訂正復号部１
０８に通知される。
【００３８】ここで、上述したように伝搬路において雑
音等の影響によりＴＦＣＩに誤りが生じた場合には、上
記従来の復号化装置では、実際に使用されないＴＦＣＩ
番号に対応する相関値が最大となってしまい、受信した
ＴＦＣＩの番号が誤って判定されてしまうことがある。
音等の影響によりＴＦＣＩに誤りが生じた場合には、上
記従来の復号化装置では、実際に使用されないＴＦＣＩ
番号に対応する相関値が最大となってしまい、受信した
ＴＦＣＩの番号が誤って判定されてしまうことがある。
【００３９】これに対し、本実施の形態に係る復号化装
置では、最大値検出部１０７において判定の対象となる
相関値は、実際に使用され得るＴＦＣＩ番号にそれぞれ
対応するＮ個の相関値に限定される。つまり、最大値検
出部１０７において、実際に使用されないＴＦＣＩ番号
に対応する相関値が最大値として検出されてしまうこと
を防止することができる。
置では、最大値検出部１０７において判定の対象となる
相関値は、実際に使用され得るＴＦＣＩ番号にそれぞれ
対応するＮ個の相関値に限定される。つまり、最大値検
出部１０７において、実際に使用されないＴＦＣＩ番号
に対応する相関値が最大値として検出されてしまうこと
を防止することができる。
【００４０】よって、本実施の形態に係る復号化装置で
は、上記従来の復号化装置に比べ、ＴＦＣＩが誤って判
定される確率が低くなり、ＴＦＣＩの判定精度を向上さ
せることができる。よって、受信データの誤り率特性が
劣化してしまうことを防止することができる。
は、上記従来の復号化装置に比べ、ＴＦＣＩが誤って判
定される確率が低くなり、ＴＦＣＩの判定精度を向上さ
せることができる。よって、受信データの誤り率特性が
劣化してしまうことを防止することができる。
【００４１】誤り訂正復号部１０８では、最大値検出部
１０７から通知されたＴＦＣＩ番号に基づいてデータメ
モリ１０３に蓄積されたデータの送信フォーマットが特
定される。そして、その特定された送信フォーマットに
従って、データメモリ１０３に蓄積されたデータが誤り
訂正復号される。これにより、誤り訂正復号された１フ
レーム分のデータが得られる。
１０７から通知されたＴＦＣＩ番号に基づいてデータメ
モリ１０３に蓄積されたデータの送信フォーマットが特
定される。そして、その特定された送信フォーマットに
従って、データメモリ１０３に蓄積されたデータが誤り
訂正復号される。これにより、誤り訂正復号された１フ
レーム分のデータが得られる。
【００４２】このように、本実施の形態によれば、複数
のＴＦＣＩ番号のうち実際に使用され得るＴＦＣＩ番号
のみを候補としてＴＦＣＩの判定を行うため、ＴＦＣＩ
の判定精度を向上させることができるとともにＴＦＣＩ
の判定に要する処理量および消費電力を削減することが
できる。
のＴＦＣＩ番号のうち実際に使用され得るＴＦＣＩ番号
のみを候補としてＴＦＣＩの判定を行うため、ＴＦＣＩ
の判定精度を向上させることができるとともにＴＦＣＩ
の判定に要する処理量および消費電力を削減することが
できる。
【００４３】（実施の形態２）図２は、本発明の実施の
形態２に係る復号化装置の構成を示すブロック図であ
る。この図に示すように、本実施の形態に係る復号化装
置は、図１に示す復号化装置に加えて、しきい値判定部
２０１、制御部２０２、メモリ更新部２０３およびＣＲ
Ｃ部２０４を備えて構成される。なお、図２において図
１と同じ部分については図１と同じ符号を付してその詳
細な説明は省略する。
形態２に係る復号化装置の構成を示すブロック図であ
る。この図に示すように、本実施の形態に係る復号化装
置は、図１に示す復号化装置に加えて、しきい値判定部
２０１、制御部２０２、メモリ更新部２０３およびＣＲ
Ｃ部２０４を備えて構成される。なお、図２において図
１と同じ部分については図１と同じ符号を付してその詳
細な説明は省略する。
【００４４】図２に示す復号化装置において、しきい値
判定部２０１は、最大値検出部１０７が検出した相関値
が所定のしきい値以上であるか否か判定する。しきい値
判定部２０１は、相関値が所定のしきい値以上である場
合には、その相関値に対応するＴＦＣＩ番号を誤り訂正
復号部１０８に通知し、相関値が所定のしきい値未満で
ある場合には、その旨をＴＦＣＩ番号とともに制御部２
０２に通知する。
判定部２０１は、最大値検出部１０７が検出した相関値
が所定のしきい値以上であるか否か判定する。しきい値
判定部２０１は、相関値が所定のしきい値以上である場
合には、その相関値に対応するＴＦＣＩ番号を誤り訂正
復号部１０８に通知し、相関値が所定のしきい値未満で
ある場合には、その旨をＴＦＣＩ番号とともに制御部２
０２に通知する。
【００４５】制御部２０２は、しきい値判定部２０１お
よびＣＲＣ部２０４からの報告に従って、最大値検出部
１０７およびメモリ更新部２０３の動作を制御する。
よびＣＲＣ部２０４からの報告に従って、最大値検出部
１０７およびメモリ更新部２０３の動作を制御する。
【００４６】メモリ更新部２０３は、制御部２０２の指
示に従って、相関値メモリ１０６に記憶されている相関
値のうち、しきい値判定部２０１で所定のしきい値未満
であると判定された相関値、およびＣＲＣ部２０４で誤
りが検出されたデータの誤り訂正復号時に用いられたＴ
ＦＣＩ番号に対応する相関値を、最大値検出部１０７で
最大値として検出され得ない値（例えば'０'）に更新す
る。なお、以下の説明では、メモリ更新部２０３が、相
関値を'０'に更新するものとして説明する。
示に従って、相関値メモリ１０６に記憶されている相関
値のうち、しきい値判定部２０１で所定のしきい値未満
であると判定された相関値、およびＣＲＣ部２０４で誤
りが検出されたデータの誤り訂正復号時に用いられたＴ
ＦＣＩ番号に対応する相関値を、最大値検出部１０７で
最大値として検出され得ない値（例えば'０'）に更新す
る。なお、以下の説明では、メモリ更新部２０３が、相
関値を'０'に更新するものとして説明する。
【００４７】ＣＲＣ部２０４は、誤り訂正復号されたデ
ータ（以下、単に「復号データ」という）に付加されて
いるＣＲＣ符号等の誤り検出符号を用いて、復号データ
に対して誤り検出を行う。そして、ＣＲＣ部２０４は、
誤りが検出されなかった復号データのみをＣＲＣ結果と
ともに出力する。また、復号データに誤りが検出された
場合には、その復号データを廃棄するとともに、誤りが
検出された旨をＴＦＣＩ番号とともに制御部２０２に通
知する。
ータ（以下、単に「復号データ」という）に付加されて
いるＣＲＣ符号等の誤り検出符号を用いて、復号データ
に対して誤り検出を行う。そして、ＣＲＣ部２０４は、
誤りが検出されなかった復号データのみをＣＲＣ結果と
ともに出力する。また、復号データに誤りが検出された
場合には、その復号データを廃棄するとともに、誤りが
検出された旨をＴＦＣＩ番号とともに制御部２０２に通
知する。
【００４８】次いで、上記構成を有する復号化装置の動
作について説明する。図３は、本発明の実施の形態２に
係る復号化装置の動作を説明するためのフロー図であ
る。
作について説明する。図３は、本発明の実施の形態２に
係る復号化装置の動作を説明するためのフロー図であ
る。
【００４９】まず、ステップ（以下「ＳＴ」と省略す
る）３０１において、相関値算出部１０５が、上記実施
の形態１と同様に、実際に使用され得るＴＦＣＩ番号の
みを候補として相関値を算出して、算出した相関値をＴ
ＦＣＩ番号とともに相関値メモリ１０６に出力する。
る）３０１において、相関値算出部１０５が、上記実施
の形態１と同様に、実際に使用され得るＴＦＣＩ番号の
みを候補として相関値を算出して、算出した相関値をＴ
ＦＣＩ番号とともに相関値メモリ１０６に出力する。
【００５０】次いで、ＳＴ３０２において、最大値検出
部１０７が、相関値メモリ１０６に記憶された相関値の
うち最大値を採る相関値を検出する。そして、最大値検
出部１０７は、最大値として検出された相関値をその相
関値に対応するＴＦＣＩ番号とともにしきい値判定部２
０１に出力する。
部１０７が、相関値メモリ１０６に記憶された相関値の
うち最大値を採る相関値を検出する。そして、最大値検
出部１０７は、最大値として検出された相関値をその相
関値に対応するＴＦＣＩ番号とともにしきい値判定部２
０１に出力する。
【００５１】また、最大値検出部１０７は、最大値検出
を行った旨を示す信号を制御部２０２に出力する。制御
部２０２には最大値検出の回数をカウントするためのカ
ウンターが備えられており、制御部２０２は、最大値検
出部１０７から最大値検出を行った旨を示す信号が出力
される度にカウンターを１づつ増加させる。なお、カウ
ンターの初期値は'１'とする。
を行った旨を示す信号を制御部２０２に出力する。制御
部２０２には最大値検出の回数をカウントするためのカ
ウンターが備えられており、制御部２０２は、最大値検
出部１０７から最大値検出を行った旨を示す信号が出力
される度にカウンターを１づつ増加させる。なお、カウ
ンターの初期値は'１'とする。
【００５２】次いで、ＳＴ３０３において、しきい値判
定部２０１が、最大値検出部１０７で検出された最大値
が所定のしきい値以上であるか否か判定する。そして、
その最大値が所定のしきい値未満である場合には、しき
い値判定部２０１は、その旨をＴＦＣＩ番号とともに制
御部２０２に通知する。ＳＴ３０３において最大値が所
定のしきい値未満である場合には、ＳＴ３０４に進む。
定部２０１が、最大値検出部１０７で検出された最大値
が所定のしきい値以上であるか否か判定する。そして、
その最大値が所定のしきい値未満である場合には、しき
い値判定部２０１は、その旨をＴＦＣＩ番号とともに制
御部２０２に通知する。ＳＴ３０３において最大値が所
定のしきい値未満である場合には、ＳＴ３０４に進む。
【００５３】次いで、ＳＴ３０４において、制御部２０
２が、カウンターの値を参照し、最大値検出の回数が、
実際に使用され得るＴＦＣＩ番号の個数（以下「使用Ｔ
ＦＣＩ番号数」という）Ｎに達しているか否か判定す
る。ここで、移動体通信システムでは、上述したよう
に、上位レイヤにおいて通信チャネル毎に実際に使用さ
れ得るＴＦＣＩ番号群が特定されるため、制御部２０２
には、上位レイヤより使用ＴＦＣＩ番号数Ｎが通知され
る。
２が、カウンターの値を参照し、最大値検出の回数が、
実際に使用され得るＴＦＣＩ番号の個数（以下「使用Ｔ
ＦＣＩ番号数」という）Ｎに達しているか否か判定す
る。ここで、移動体通信システムでは、上述したよう
に、上位レイヤにおいて通信チャネル毎に実際に使用さ
れ得るＴＦＣＩ番号群が特定されるため、制御部２０２
には、上位レイヤより使用ＴＦＣＩ番号数Ｎが通知され
る。
【００５４】そして、最大値検出の回数が使用ＴＦＣＩ
番号数Ｎに達していない場合には、ＳＴ３０５におい
て、制御部２０２は、メモリ更新部２０３に対し、しき
い値判定部２０１から通知されたＴＦＣＩ番号を通知す
るとともに、しきい値判定部２０１から通知されたＴＦ
ＣＩ番号に対応する相関値を'０'に更新するよう指示す
る。
番号数Ｎに達していない場合には、ＳＴ３０５におい
て、制御部２０２は、メモリ更新部２０３に対し、しき
い値判定部２０１から通知されたＴＦＣＩ番号を通知す
るとともに、しきい値判定部２０１から通知されたＴＦ
ＣＩ番号に対応する相関値を'０'に更新するよう指示す
る。
【００５５】この指示に従って、メモリ更新部２０３
は、相関値メモリ１０６に記憶されている相関値のう
ち、しきい値判定部２０１において所定のしきい値未満
であると判定された相関値を'０'に更新する。更新後、
メモリ更新部２０３は、更新処理を終えた旨を示す信号
を制御部２０２に出力する。この信号に従って、制御部
２０２は、ＳＴ３０２において、最大値検出部１０７に
最大値検出処理を再び行わせる。前回ＳＴ３０２で検出
された最大値は既に'０'に更新されているため、今回の
ＳＴ３０２の処理では、前回ＳＴ３０２で検出された最
大値の次に大きい相関値が最大値として検出される。な
お、ＳＴ３０４において、最大値検出の回数が使用ＴＦ
ＣＩ番号数Ｎに達している場合には、制御部２０２は、
カウンターを'１'にリセットするとともに、次の復号タ
イミングまで最大値検出動作を停止させる。
は、相関値メモリ１０６に記憶されている相関値のう
ち、しきい値判定部２０１において所定のしきい値未満
であると判定された相関値を'０'に更新する。更新後、
メモリ更新部２０３は、更新処理を終えた旨を示す信号
を制御部２０２に出力する。この信号に従って、制御部
２０２は、ＳＴ３０２において、最大値検出部１０７に
最大値検出処理を再び行わせる。前回ＳＴ３０２で検出
された最大値は既に'０'に更新されているため、今回の
ＳＴ３０２の処理では、前回ＳＴ３０２で検出された最
大値の次に大きい相関値が最大値として検出される。な
お、ＳＴ３０４において、最大値検出の回数が使用ＴＦ
ＣＩ番号数Ｎに達している場合には、制御部２０２は、
カウンターを'１'にリセットするとともに、次の復号タ
イミングまで最大値検出動作を停止させる。
【００５６】一方、ＳＴ３０３において、最大値検出部
１０７が検出した相関値の最大値が所定のしきい値以上
である場合には、しきい値判定部２０１が、その相関値
に対応するＴＦＣＩ番号を誤り訂正復号部１０８に通知
する。
１０７が検出した相関値の最大値が所定のしきい値以上
である場合には、しきい値判定部２０１が、その相関値
に対応するＴＦＣＩ番号を誤り訂正復号部１０８に通知
する。
【００５７】次いで、ＳＴ３０６において、誤り訂正復
号部１０８が、しきい値判定部１０７から通知されたＴ
ＦＣＩ番号に基づいてデータメモリ１０３に蓄積された
データの送信フォーマットを特定する。そして、その特
定された送信フォーマットに従って、データメモリ１０
３に蓄積されたデータが誤り訂正復号される。復号デー
タは、ＣＲＣ部２０４に出力される。
号部１０８が、しきい値判定部１０７から通知されたＴ
ＦＣＩ番号に基づいてデータメモリ１０３に蓄積された
データの送信フォーマットを特定する。そして、その特
定された送信フォーマットに従って、データメモリ１０
３に蓄積されたデータが誤り訂正復号される。復号デー
タは、ＣＲＣ部２０４に出力される。
【００５８】次いで、ＳＴ３０７において、ＣＲＣ部２
０４が、復号データに対して誤り検出を行う。誤りが検
出されなかった場合には、ＣＲＣ部２０４は、ＣＲＣ結
果とともに復号データを出力し、これにより復号処理が
終了する。また、この場合、ＣＲＣ部２０４は、誤りが
検出されなかった旨を制御部２０２に通知する。この通
知に従って、制御部２０２は、カウンターを'１'にリセ
ットするとともに、次の復号タイミングまで最大値検出
動作を停止させる。
０４が、復号データに対して誤り検出を行う。誤りが検
出されなかった場合には、ＣＲＣ部２０４は、ＣＲＣ結
果とともに復号データを出力し、これにより復号処理が
終了する。また、この場合、ＣＲＣ部２０４は、誤りが
検出されなかった旨を制御部２０２に通知する。この通
知に従って、制御部２０２は、カウンターを'１'にリセ
ットするとともに、次の復号タイミングまで最大値検出
動作を停止させる。
【００５９】一方、誤りが検出された場合には、ＣＲＣ
部２０４は、復号データを廃棄するとともに、誤りが検
出された旨をＴＦＣＩ番号とともに制御部２０２に通知
する。この場合には、ＳＴ３０４へ進む。
部２０４は、復号データを廃棄するとともに、誤りが検
出された旨をＴＦＣＩ番号とともに制御部２０２に通知
する。この場合には、ＳＴ３０４へ進む。
【００６０】次いで、ＳＴ３０４の処理後ＳＴ３０５に
おいて、制御部２０２は、メモリ更新部２０３に対し、
ＣＲＣ部２０４から通知されたＴＦＣＩ番号を通知する
とともに、ＣＲＣ部２０４から通知されたＴＦＣＩ番号
に対応する相関値を'０'に更新するよう指示する。この
指示に従って、メモリ更新部２０３は、相関値メモリ１
０６に記憶されている相関値のうち、ＣＲＣ部２０４に
おいて誤りが検出されたデータの誤り訂正復号時に用い
られたＴＦＣＩ番号に対応する相関値を'０'に更新す
る。更新後、メモリ更新部２０３は、更新処理を終えた
旨を示す信号を制御部２０２に出力する。この信号に従
って、制御部２０２は、ＳＴ３０２において、最大値検
出部１０７に最大値検出処理を再び行わせる。
おいて、制御部２０２は、メモリ更新部２０３に対し、
ＣＲＣ部２０４から通知されたＴＦＣＩ番号を通知する
とともに、ＣＲＣ部２０４から通知されたＴＦＣＩ番号
に対応する相関値を'０'に更新するよう指示する。この
指示に従って、メモリ更新部２０３は、相関値メモリ１
０６に記憶されている相関値のうち、ＣＲＣ部２０４に
おいて誤りが検出されたデータの誤り訂正復号時に用い
られたＴＦＣＩ番号に対応する相関値を'０'に更新す
る。更新後、メモリ更新部２０３は、更新処理を終えた
旨を示す信号を制御部２０２に出力する。この信号に従
って、制御部２０２は、ＳＴ３０２において、最大値検
出部１０７に最大値検出処理を再び行わせる。
【００６１】以下、相関値メモリ１０６に記憶されてい
る相関値が大きいものから順に最大値検出部１０７で検
出され、その検出された相関値が所定のしきい値以上に
なり、かつその検出された相関値に対応するＴＦＣＩ番
号に基づいて復号された復号データに誤りが検出されな
くなるまで最大Ｎ回、上記一連の処理が繰り返される。
る相関値が大きいものから順に最大値検出部１０７で検
出され、その検出された相関値が所定のしきい値以上に
なり、かつその検出された相関値に対応するＴＦＣＩ番
号に基づいて復号された復号データに誤りが検出されな
くなるまで最大Ｎ回、上記一連の処理が繰り返される。
【００６２】このように、本実施の形態によれば、所定
のしきい値以上となる相関値に対応するＴＦＣＩ番号の
みを受信したＴＦＣＩの番号として判定するので、ＴＦ
ＣＩの判定の信頼性を向上させることができる。
のしきい値以上となる相関値に対応するＴＦＣＩ番号の
みを受信したＴＦＣＩの番号として判定するので、ＴＦ
ＣＩの判定の信頼性を向上させることができる。
【００６３】また、所定のしきい値以上となる相関値に
対応するＴＦＣＩ番号に基づいて復号した復号データに
誤りが検出されなくなるまで繰り返しＴＦＣＩの判定お
よびデータの復号を行うので、データの復号特性を向上
させることができる。
対応するＴＦＣＩ番号に基づいて復号した復号データに
誤りが検出されなくなるまで繰り返しＴＦＣＩの判定お
よびデータの復号を行うので、データの復号特性を向上
させることができる。
【００６４】（実施の形態３）図４は、本発明の実施の
形態３に係る復号化装置の構成を示すブロック図であ
る。この図に示すように、本実施の形態に係る復号化装
置は、図２に示す復号化装置に加えて、送信電力制御情
報生成部４０１を備えて構成される。なお、図４におい
て図２と同じ部分については図２と同じ符号を付してそ
の詳細な説明は省略する。
形態３に係る復号化装置の構成を示すブロック図であ
る。この図に示すように、本実施の形態に係る復号化装
置は、図２に示す復号化装置に加えて、送信電力制御情
報生成部４０１を備えて構成される。なお、図４におい
て図２と同じ部分については図２と同じ符号を付してそ
の詳細な説明は省略する。
【００６５】図４に示す復号化装置において、送信電力
制御情報生成部４０１は、制御部２０２からの指示に従
って、信号の送信電力の増大を通信相手へ指示するため
の送信電力制御情報を生成する。
制御情報生成部４０１は、制御部２０２からの指示に従
って、信号の送信電力の増大を通信相手へ指示するため
の送信電力制御情報を生成する。
【００６６】次いで、上記構成を有する復号化装置の動
作について説明する。図５は、本発明の実施の形態３に
係る復号化装置の動作を説明するためのフロー図であ
る。なお、図５において図３と同じ動作となるステップ
については図３と同じ符号を付してその詳細な説明は省
略する。
作について説明する。図５は、本発明の実施の形態３に
係る復号化装置の動作を説明するためのフロー図であ
る。なお、図５において図３と同じ動作となるステップ
については図３と同じ符号を付してその詳細な説明は省
略する。
【００６７】ＳＴ３０４において、制御部２０２に備え
られたカウンターが使用ＴＦＣＩ番号数Ｎに達している
場合には、ＳＴ５０１において、制御部２０２は、送信
電力制御情報生成部４０１に対して、信号の送信電力の
増大を通信相手へ指示するための送信電力制御情報を生
成するよう指示する。制御部２０２からの指示に従っ
て、送信電力制御情報生成部４０１は、例えば、送信電
力の増大を指示するＴＰＣ（Transmit Power Control）
ビット等の送信電力制御情報を生成し、その送信電力制
御情報を通信端末装置内の送信系へ出力する。送信系で
は、送信電力制御情報が送信信号にマッピングされて通
信相手（基地局）に送信される。通信相手は、受信した
送信電力制御情報に従ってＴＦＣＩを含む信号の送信電
力を増大させる。
られたカウンターが使用ＴＦＣＩ番号数Ｎに達している
場合には、ＳＴ５０１において、制御部２０２は、送信
電力制御情報生成部４０１に対して、信号の送信電力の
増大を通信相手へ指示するための送信電力制御情報を生
成するよう指示する。制御部２０２からの指示に従っ
て、送信電力制御情報生成部４０１は、例えば、送信電
力の増大を指示するＴＰＣ（Transmit Power Control）
ビット等の送信電力制御情報を生成し、その送信電力制
御情報を通信端末装置内の送信系へ出力する。送信系で
は、送信電力制御情報が送信信号にマッピングされて通
信相手（基地局）に送信される。通信相手は、受信した
送信電力制御情報に従ってＴＦＣＩを含む信号の送信電
力を増大させる。
【００６８】つまり、本実施の形態に係る復号化装置
は、相関値が所定のしきい値未満になった回数と復号デ
ータに誤りが検出された回数の合計が使用ＴＦＣＩ番号
数Ｎに達した場合に、回線環境が劣悪であると判断し
て、通信相手に対してＴＦＣＩを含む信号の送信電力を
増大するよう指示する。
は、相関値が所定のしきい値未満になった回数と復号デ
ータに誤りが検出された回数の合計が使用ＴＦＣＩ番号
数Ｎに達した場合に、回線環境が劣悪であると判断し
て、通信相手に対してＴＦＣＩを含む信号の送信電力を
増大するよう指示する。
【００６９】このように、本実施の形態によれば、回線
環境が劣悪である場合に通信相手に対してＴＦＣＩを含
む信号の送信電力を増大するよう指示するため、ＴＦＣ
Ｉの受信品質を向上させることができる。よって、回線
環境によらず常に受信品質が良好なＴＦＣＩを受信する
ことができるため、回線環境が劣化した場合にも、ＴＦ
ＣＩを正しく判定することができ、データの復号特性が
劣化してしまうことを防止することができる。
環境が劣悪である場合に通信相手に対してＴＦＣＩを含
む信号の送信電力を増大するよう指示するため、ＴＦＣ
Ｉの受信品質を向上させることができる。よって、回線
環境によらず常に受信品質が良好なＴＦＣＩを受信する
ことができるため、回線環境が劣化した場合にも、ＴＦ
ＣＩを正しく判定することができ、データの復号特性が
劣化してしまうことを防止することができる。
【００７０】なお、上記実施の形態１〜３に係る復号化
装置を、無線通信システムにおいて使用される通信端末
装置やこの通信端末装置と通信を行う基地局装置に搭載
することが可能である。搭載された場合、通信端末装置
や基地局装置において、ＴＦＣＩの判定精度の向上によ
り誤り率特性が向上するので、データ通信品質や音声品
質等を向上させることができる。
装置を、無線通信システムにおいて使用される通信端末
装置やこの通信端末装置と通信を行う基地局装置に搭載
することが可能である。搭載された場合、通信端末装置
や基地局装置において、ＴＦＣＩの判定精度の向上によ
り誤り率特性が向上するので、データ通信品質や音声品
質等を向上させることができる。
【００７１】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ＴＦＣＩの判定精度を向上させることができるとともに
ＴＦＣＩの判定に要する処理量および消費電力を削減す
ることができる。
ＴＦＣＩの判定精度を向上させることができるとともに
ＴＦＣＩの判定に要する処理量および消費電力を削減す
ることができる。
【図１】本発明の実施の形態１に係る復号化装置の構成
を示すブロック図
を示すブロック図
【図２】本発明の実施の形態２に係る復号化装置の構成
を示すブロック図
を示すブロック図
【図３】本発明の実施の形態２に係る復号化装置の動作
を説明するためのフロー図
を説明するためのフロー図
【図４】本発明の実施の形態３に係る復号化装置の構成
を示すブロック図
を示すブロック図
【図５】本発明の実施の形態３に係る復号化装置の動作
を説明するためのフロー図
を説明するためのフロー図
１０１ 復調部 １０２ ＴＦＣＩメモリ １０３ データメモリ １０４ 候補限定部 １０５ 相関値算出部 １０６ 相関値メモリ １０７ 最大値検出部 １０８ 誤り訂正復号部 ２０１ しきい値判定部 ２０２ 制御部 ２０３ メモリ更新部 ２０４ ＣＲＣ部 ４０１ 送信電力制御情報生成部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 5J065 AB05 AC02 AD04 AH07 AH13 AH15 5K014 AA01 BA06 EA01 FA08 FA11 GA02 HA10 5K022 EE01 EE32
Claims (9)
- 【請求項１】 受信データのフォーマットを示す信号を
受信する受信手段と、物理レイヤより上位のレイヤから
通知される情報に従って前記受信データのフォーマット
候補を限定した後、前記信号を用いて前記候補内から前
記受信データのフォーマットを判定する判定手段と、判
定されたフォーマットに従って前記受信データを復号す
る復号手段と、を具備することを特徴とする復号化装
置。 - 【請求項２】 判定手段は、物理レイヤより上位のレイ
ヤから通知される情報に従って限定したフォーマット候
補に各々対応する信号系列を発生する限定部と、受信手
段にて受信された信号系列と前記限定部にて発生された
信号系列との相関値を各々算出する相関値算出部と、前
記相関値算出部で算出された複数の相関値から最大値を
検出し、その最大値に対応するフォーマットを受信デー
タのフォーマットとして判定する最大値検出部と、を有
することを特徴とする請求項１記載の復号化装置。 - 【請求項３】 判定手段は、最大値検出部で検出された
最大値と所定のしきい値とを比較して、前記所定のしき
い値以上となる最大値に対応するフォーマットを受信デ
ータのフォーマットとして判定するしきい値判定部を有
することを特徴とする請求項２記載の復号化装置。 - 【請求項４】 復号手段で復号された復号データに誤り
があるか否かを検出し、誤りがある復号データを廃棄す
る誤り検出手段を具備し、判定手段は、復号データに誤
りが検出されなくなるまで繰り返し受信データのフォー
マットを判定することを特徴とする請求項１から請求項
３のいずれかに記載の復号化装置。 - 【請求項５】 候補となるフォーマットのすべてが受信
データのフォーマットに該当しないと判断された場合
に、通信相手に対して受信データのフォーマットを示す
信号の送信電力の増大を指示する送信電力制御手段を具
備することを特徴とする請求項１から請求項４のいずれ
かに記載の復号化装置。 - 【請求項６】 送信電力制御手段は、しきい値判定部で
しきい値未満となった最大値の数と、誤り検出手段で誤
りが検出された復号データの数との合計が、候補となる
フォーマットの数に達した場合に、送信電力の増大を指
示することを特徴とする請求項５記載の復号化装置。 - 【請求項７】 請求項１から請求項６のいずれかに記載
の復号化装置を搭載することを特徴とする通信端末装
置。 - 【請求項８】 請求項１から請求項６のいずれかに記載
の復号化装置を搭載することを特徴とする基地局装置。 - 【請求項９】 受信データのフォーマットを示す信号を
受信する受信工程と、物理レイヤより上位のレイヤから
通知される情報に従って前記受信データのフォーマット
候補を限定した後、前記信号を用いて前記候補内から前
記受信データのフォーマットを判定する判定工程と、判
定されたフォーマットに従って前記受信データを復号す
る復号工程と、を具備することを特徴とする復号化方
法。
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|---|---|---|---|
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|---|---|
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