JP2005150914A - 通信装置および誤り訂正方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ビット尤度を高めて誤り訂正復号を効果的に機能させることで、再送回数を低減してスループットを向上させること。
【解決手段】 重み付け制御部103は受信信号の信頼度に基づいて重みデータを作成し、重み付け部104は重みデータをビット尤度情報(復調信号)に乗算する。合成部105は、受信データが再送されたものではない場合は、重み付け後の復調信号をそのままデータ復号化部106へ出力し、受信データが再送されたものである場合は、重み付け後の復調信号と記憶部109から読み出した過去の受信信号の復調信号とを合成する。データ復号化部106は、合成部105から出力された復調信号に対して誤り訂正復号処理を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自動再送制御方式と誤り訂正方式とを組み合わせた通信装置およびその誤り訂正方法に関する。
従来から無線通信分野において、受信側装置で受信情報の誤り検出を行い、誤りが検出された場合には送信側装置へ情報の再送を要求し、送信側装置が情報を再送する自動再送制御(ARQ)方式が用いられている。
また、ARQ方式と誤り訂正方式とを組み合わせて、初めに受信した信号と再送された信号とを合成して、誤り訂正復号における入力信号の信頼度を表すビット尤度を高めたうえで受信情報の誤り訂正復号を行う誤り訂正方法が知られている(例えば、特許文献1)。
特開2002−171245号公報
しかしながら、従来の方式では、信頼度を考慮せずに再送データと過去に受信したデータとを単純に合成しているので、無線伝搬環境が悪いときに受信した再送データ等の信頼度が低いデータを用いた場合には合成してもビット尤度が高くならないと考えられる。そのため、誤り訂正が効果的に機能しなくなり、再送回数が増大してスループットが向上しないという問題が生じる。
本発明は係る点に鑑みてなされたものであり、誤り訂正能力を向上して再送回数を低減し、効率的な伝送を行うことができるARQ方式と誤り訂正方式とを組み合わせた通信装置およびその誤り訂正方法を提供するものである。
本発明の通信装置は、自動再送制御を行い、再送時に復調信号を合成した信号に対して誤り訂正復号する通信装置において、受信信号を復調処理して復調信号を生成する復調手段と、受信信号の信頼度に基づいて再送時の合成比率を示す重みデータを生成する重み付け制御手段と、前記復調手段にて生成された復調信号と過去に受信した復調信号とを合成した信号を前記重みデータにより重み付けして合成する合成手段と、前記合成手段にて合成された信号に対して誤り訂正復号を行う復号手段と、を備える構成を採る。
本発明の通信装置における前記重み付け制御手段は、受信信号の信頼度が高いほど合成比率を高くする重みデータを生成する構成を採る。
これらの構成により、合成する復調信号に対して、受信時の無線信号の受信状態から判断した信頼度に応じた重み付け処理を行うことができる。その際、信頼度の高い受信データの重みを高くし、信頼度の低い受信データの重みを低くすることで、従来の単純な加算による合成よりもビット尤度を高める合成を行うことができる。これにより、誤り訂正能力を向上して再送回数を低減し、効率的な伝送を行うことができる。
本発明の通信装置は、前記復号手段により復号した復号データに含まれる誤りビットを検出する誤り検出手段と、前記誤り検出手段により検出された誤り有無情報に基づいて再送回数を判定する再送回数判定手段とを備え、前記重み付け制御手段は、前記再送回数判定手段によって判定された再送回数に基づいて再送時の合成比率を示す重みデータを生成する構成を採る。
本発明の通信装置における前記重み付け制御手段は、再送回数が予め定めた回数を超えない場合は、過去に受信した復調信号の合成比率をゼロにする重みデータを生成する構成を採る。
これらの構成により、再送回数が一定数に達した時点でビット軟値情報に対して重み付け処理を行うことにより、一定数再送しても誤りない復号ができないような無線伝搬環境における受信データのビット軟値情報の重みを低くして、その後無線伝搬環境が好転したときに新たに受信した再送データのビット軟値情報に対する重みを相対的に高くすることができる。これにより、復号結果により無線伝搬環境の善し悪しを判断して重み付けを行うことができるため、誤り訂正能力を向上して再送回数を低減することができる。
本発明の通信装置は、前記復号手段により復号した復号データに含まれる誤りビットを検出する誤り検出手段を備え、前記重み付け制御手段は、前記誤り検出手段による誤り検出結果に基づいて再送時の合成比率を示す重みデータを生成する構成を採る。
本発明の通信装置における前記重み付け制御手段は、前記誤り検出手段によって検出した誤りビット数が少ないほど再送時の合成比率を高くする重みデータを生成する構成を採る。
これらの構成により、誤り訂正復号前のビット軟値情報に対して、誤り訂正復号後の誤りビット数に応じて復号データの信頼度を計り、重み付け処理をより的確に(復号後のデータの信頼度に合わせて)行うことができる。これにより、誤り訂正能力を向上して再送回数を低減することができる。
本発明の通信装置における前記重み付け制御手段は、復号手段による誤り訂正復号処理中に生成されるパスメトリック情報に基づいて再送時の合成比率を示す重みデータを生成する構成を採る。
本発明の通信装置における前記重み付け制御手段は、前記復号手段により生成されるパスメトリックの確からしさが高いほど再送時の合成比率を高くする重みデータを生成する構成を採る。
これらの構成により、誤り訂正復号前のビット軟値情報に対して、誤り訂正復号処理において生成したパスメトリック情報に応じて受信データの信頼度を計り、重み付け処理をより的確に(復号過程の信頼度に合わせて)行うことができる。これにより、誤り訂正能力を向上して再送回数を低減することができる。
本発明の誤り訂正方法は、自動再送制御を行い、再送時に復調信号を合成した信号に対して誤り訂正復号する通信装置の誤り訂正方法であって、受信信号を復調処理して復調信号を生成する復調工程と、受信信号の信頼度に基づいて再送時の合成比率を示す重みデータを生成する重み付け制御工程と、前記復調工程にて生成された復調信号と過去に受信した復調信号とを合成した信号を前記重みデータにより重み付けして合成する合成工程と、前記合成工程にて合成された信号に対して誤り訂正復号を行う復号工程と、を備える方法をとる。
この方法により、合成する復調信号に対して、受信時の無線信号の受信状態から判断した信頼度に応じた重み付け処理を行うことができる。その際、信頼度の高い受信データの重みを高くし、信頼度の低い受信データの重みを低くすることで、従来の単純な加算による合成よりもビット尤度を高める合成を行うことができる。これにより、誤り訂正能力を向上して再送回数を低減し、効率的な伝送を行うことができる。
本発明によれば、合成する復調信号に対して、受信時の無線信号の受信状態から判断した信頼度に応じた重み付け処理を行うことができ、その際、信頼度の高い受信データの重みを高くし、信頼度の低い受信データの重みを低くすることで、従来の単純な加算による合成よりもビット尤度を高める合成を行うことができる。これにより、誤り訂正能力を向上して再送回数を低減し、効率的な伝送を行うことができる。
本発明の骨子は、受信時の無線信号の受信状態に応じて合成する受信データの重み付け処理を行うことである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の形態における通信装置の構成を示すブロック図である。
通信装置100は、無線部101と、復調部102と、重み付け制御部103と、重み付け部104と、合成部105と、データ復号化部106と、誤り検出部107と、再送制御部108と、記憶部109と、データ符号化部110と、変調部111とから主に構成される。
無線部101は、アンテナで受信した無線信号の送受信処理を行う。具体的には、無線部101は、無線信号をベースバンド信号に変換し、さらにAD変換してディジタル信号とし、復調部102へ出力する。また、無線部101は、変調部111にてディジタル変調処理された信号をDA変換し、さらに無線信号へ変換してアンテナから送信する。
復調部102は、無線部101から出力されたディジタル信号に対して復調処理を行い、誤り訂正復号に用いるビット軟値情報(復調信号)を生成する。ビット軟値情報は、重み付け制御部103および重み付け部104へ出力される。なお、復調処理とは、逆拡散、同期検波、ディジタル復調等のことである。
重み付け制御部103は、復調部102から出力された各ビット軟値情報に対する重みデータを作成する。なお、重み付け制御部103における重みデータの作成の詳細は後述する。
重み付け部104は、重み付け制御部103において作成された重みデータをビット軟値情報に乗算する重み付け処理を行う。なお、重み付け部104における重み付け処理は乗算に限定されるものではなく、加減算や除算等を組み合わせることで実現するものであってもよい。
合成部105は、受信データが再送されたものではない場合は、重み付け部104から出力された重み付け後ビット軟値情報をそのままデータ復号化部106へ出力する。一方、合成部105は、受信データが再送されたものである場合は、重み付け部104から出力された重み付け後ビット軟値情報に記憶部109から読み出した過去に誤りを検出した時点のビット軟値情報を合成してデータ復号化部106へ出力する。
データ復号化部106は、合成部105から出力されたビット軟値情報に対して誤り訂正復号処理を行い、誤り検出部107へ出力する。
誤り検出部107は、データ復号化部106から出力された誤り訂正後データに対して誤り検出処理を行い、検出結果を示す誤り有無情報を再送制御部108および記憶部109に対して出力する。また、誤り検出部107は、誤りを検出しなかった場合には、誤り訂正復号された結果を受信データとして出力する。
再送制御部108は、誤り有無情報に基づいて再送要求情報を生成しデータ符号化部110へ出力する。なお、再送要求情報とは、誤りを検出しなかった場合には受信確認を示すAckであり、誤りを検出した場合にはデータの再送を要求するNackである。
記憶部109は、誤り検出部107において誤りが検出された場合に、当該ビット軟値情報を内部メモリに格納する。
データ符号化部110は、送信データと再送要求情報(AckまたはNack)とを符号化して変調部111へ出力する。
変調部111は、データ符号化部110にて符号化された情報を変調処理する。なお、変調処理とは、拡散処理、ディジタル変調処理等のことである。
以下、本発明の主要部分である重み付け制御部103の処理について、図2を用いて詳細に説明する。
図2は、ビット尤度区分と重みデータの対応を示す図である。
重み付け制御部103は、誤り訂正符号化ブロックなどブロック毎にビット尤度情報(例えば、ビット軟値情報の大きさ、または基準信号点からの近さなど)の平均値を算出し、その平均値と各閾値とを比較する尤度判定を行い、ビット尤度区分に応じた重みデータを選択して、重み付け部104へ出力する。
例えば、図2において、ビット尤度情報の平均値が閾値2よりも大きい場合、重みデータとして重み3を選択する。
なお、図2では、0以上閾値1未満、閾値1以上閾値2未満、閾値2以上、の3区分の例としたが、区分は3つでなく2つでも4つ以上でもよい。
また、閾値1および閾値2は予め定めてもよいし、過去複数のブロック間における平均などとの比率に応じて決まる値としてもよい。また、重み1、重み2、重み3は予め定めた値もよいし、過去複数のブロック間における平均などとの比率に応じて決まる値としてもよい。
また、ブロック単位で尤度判定と重み決定をするのではなく、ビット単位で各ビットに対して尤度判定と重み決定をしてもよい。ビット単位で尤度判定と重み決定をする場合には、図2の閾値1および閾値2は予め定めた値でもよいし、誤り訂正符号化ブロックなどブロック毎に求めた平均値や、過去複数のブロック間における平均などとの比率に応じて決まる値としてもよい。
また、誤り訂正符号化ブロックなどブロック毎に求めた平均値の代わりに、ブロック毎のヒストグラムを作成して、その最頻値や中央値を用いてもよい。また、平均値とそれらの組み合わせて決まる値を用いてもよい。
このように、本実施の形態によれば、合成するビット軟値情報に対して、受信時の無線信号の受信状態(ビット尤度情報、受信電力情報、SIR情報など)から判断した信頼度に応じた重み付け処理を行うことができる。その際、信頼度の高い受信データの重みを高くし、信頼度の低い受信データの重みを低くすることで、従来の単純な加算による合成よりもビット尤度を高める合成を行うことができる。これにより、誤り訂正能力を向上して再送回数を低減し、効率的な伝送を行うことができる効果を有する。
なお、実施の形態1では、復調部102の出力に対して重み付け部104によって重み付けを行った後に合成部105で記憶部109に格納した過去に誤りを検出したときのビット軟値情報と合成する例を示したが、本発明はこれに限られず、復調部102の出力と記憶部109に格納した過去に誤りを検出したときのビット軟値情報とを合成部105で合成した後に重み付け部104によって重み付けを行う構成とすることも可能である。
なお、ビット尤度情報の代わりに、受信電力情報や信号対干渉電力比(SIR)情報を用いてもよい。また、ビット尤度情報とそれらの組み合わせで決まる値を用いてもよい。
(実施の形態2)
図3は、本発明の第2の形態に係る通信装置の構成を示すブロック図である。なお、図3に示す通信装置300において、図1に示した通信装置100と共通する構成部分には図1と同一符号を付してその説明を省略する。
図3に示す通信装置300は、図1と比較して、再送回数判定部301を追加した構成を採る。また、図3の通信装置300は、重み付け制御部302の作用が図1の重み付け制御部103と異なる。
誤り検出部107は誤り有無情報を再送制御部108、記憶部109および再送回数判定部301に出力する。
再送回数判定部301は、誤り検出部107から出力されるデータ誤り有無情報に基づいてデータの再送回数をカウントする。再送回数が予め定めた回数に達した場合、その旨を重み付け制御部302に通知する。
重み付け制御部302は、尤度判定結果に基づいて、各ビット軟値情報に対する重みデータを仮決定し、再送回数判定部301から再送回数が予め定めた回数に達したことを通知されると、仮決定した重みデータを重み付け部104に出力する。なお、重み付け制御部302は、回数に達したことを通知されるまでは、重み付け処理の乗算において演算結果を変化させない「1」を重み付け部104に出力する。
この結果、重み付け部104は、再送回数が予め定めた回数に達するまでは重み付けを行わず、復調部102から出力されたビット軟値情報をそのまま合成部105へ出力する。
このように、本実施の形態によれば、再送回数が一定数に達した時点でビット軟値情報に対して重み付け処理を行うことにより、一定数再送しても誤りない復号ができないような無線伝搬環境における受信データのビット軟値情報の重みを低くして、その後無線伝搬環境が好転したときに新たに受信した再送データのビット軟値情報に対する重みを相対的に高くすることができる。これにより、復号結果により無線伝搬環境の善し悪しを判断して重み付けを行うことができるため、誤り訂正能力を向上して再送回数を低減する効果を有する。
(実施の形態3)
図4は、本発明の第3の形態に係る通信装置の構成を示すブロック図である。なお、図4に示す通信装置400において、図1に示した通信装置100と共通する構成部分には図1と同一符号を付してその説明を省略する。
図4に示す通信装置400は、図1と比較して、誤り検出部401の作用が図1の誤り検出部107と異なり、重み付け制御部402の作用が図1の重み付け制御部103と異なり、重み付け部403の作用が図1の重み付け部104と異なる。
復調部102は、無線部101から出力されたディジタル信号に対して復調処理を行い、誤り訂正復号に用いるビット軟値情報を生成する。ビット軟値情報は、合成部105へ出力される。
合成部105は、受信データが再送されたものではない場合は、復調部102から出力されるビット軟値情報をそのままデータ復号化部106へ出力する。一方、合成部105は、受信データが再送されたものである場合は、復調部102から出力されるビット軟値情報と、記憶部109から読み出した過去に誤りを検出した時点のビット軟値情報とを合成してデータ復号化部106および重み付け部403へ出力する。
データ復号化部106は、合成されたビット軟値情報に対して誤り訂正復号処理を行い、誤り検出部401へ出力する。
誤り検出部401は、データ復号化部106から出力される誤り訂正後データに対して誤り検出処理を行い、誤り有無情報を再送制御部108および記憶部109に対して出力する。また、誤り検出部401は、誤りを検出した場合には、誤りビット数情報を重み付け制御部402へ出力する。一方、誤り検出部401は、誤りを検出しなかった場合には、誤り訂正復号された結果を受信データとして出力する。
重み付け制御部402は、復号データの信頼度を示す誤りビット数情報に基づいて、ビット軟値情報に対する重み付けの重みデータを作成して重み付け部403に出力する。なお、重み付け制御部402における重みデータの作成の詳細は後述する。
重み付け部403は、重みデータと合成部105から出力されたビット軟値情報との重み付け処理を行う。
なお、重み付け部403における重み付け処理は乗算に限定されるものではなく、加減算や除算等を組み合わせることで実現するものであってもよい。
記憶部109は、誤り検出部401からの誤り有無情報に応じて、重み付け部403において重み付けされたビット軟値情報を内部メモリに格納する。また、格納されたビット軟値情報を合成部105へ出力する。
以下、本発明の主要部分である、重み付け制御部402の処理について、図5を用いて詳細に説明する。
図5は、誤りビット数区分と重みの対応を示す図である。なお、図5では、1以上閾値3未満、閾値3以上閾値4未満、閾値4以上、の3区分の例としたが、区分は3つでなく2つでも4つ以上でもよい。また、閾値3、閾値4は、予め定めた値もよいし、過去複数のブロック間における誤りビット数の平均などとの比率に応じて決まる値としてもよい。
重み付け制御部402は、誤り検出部401から出力される誤りビット数情報を図5のいずれかの誤りビット数区分に分類して、分類した区分に対応した重みを、重み4、重み5、重み6の中から選択する。重み付け制御部402は、このように求めた重みデータを重み付け部403へ出力する。
このように、本実施の形態によれば、誤り訂正復号前のビット軟値情報に対して、誤り訂正復号後の誤りビット数に応じて復号データの信頼度を計り、重み付け処理をより的確に(復号後のデータの信頼度に合わせて)行うことができる。これにより、誤り訂正能力を向上して再送回数を低減することができる効果を有する。
(実施の形態4)
図6は、本発明の第4の形態に係る通信装置の構成を示すブロック図である。なお、図6に示す通信装置600において、図4に示した通信装置400と共通する構成部分には図4と同一符号を付してその説明を省略する。
図6に示す通信装置600は、図4と比較して、データ復号化部601の作用が図4のデータ復号化部106と異なり、誤り検出部602の作用が図4の誤り検出部401と異なり、重み付け制御部603の作用が図4の重み付け制御部402と異なる。
データ復号化部601は、合成されたビット軟値情報に対して誤り訂正復号処理を行い、誤り訂正後データを誤り検出部602へ出力する。一方、データ復号化部601は、誤り訂正復号処理において生成したパスメトリック情報を重み付け制御部603へ出力する。パスメトリック情報の詳細については後述する。
誤り検出部602は、データ復号化部601から出力される誤り訂正後データに対して誤り検出処理を行い、誤り有無情報を再送制御部108および記憶部109に対して出力する。一方、誤り検出部602は、誤りを検出しなかった場合には、誤り訂正復号された結果を受信データとして出力する。
重み付け制御部603は、パスメトリック情報に基づいて、ビット軟値情報に対する重み付けの重みデータを作成して重み付け部403に出力する。
重み付け部403は、重みデータと合成部105から出力されたビット軟値情報との重み付け処理を行う。
以下、本発明の主要部分である、データ復号化部601および重み付け制御部603の処理について、図7を用いて詳細に説明する。
データ復号化部601は、ビット軟値情報に基づいて、畳み込み符号やターボ符号の最尤復号処理を行う。最尤復号処理では、受信したビット軟値情報から、送信側で符号化された送信ビットがどのようなパターンであったと推測するのが最も確からしいかを計算する。この確からしさ(信頼度)のことをパスメトリックという。パスメトリックは復号結果の確からしさを示す指標の一つと見なすことができる。データ復号化部601は、最尤復号処理で生成したパスメトリックを重み付け制御部603へ出力する。
図7は、パスメトリック区分と重みの対応を示す図である。なお、図7では、閾値5未満、閾値5以上閾値6未満、閾値6以上、の3区分の例としたが、区分は3つでなく2つでも4つ以上でもよい。なお、閾値5、閾値6は、予め定めた値もよいし、過去複数のブロック間における誤りビット数の平均などとの比率に応じて決まる値としてもよい。
重み付け制御部603は、データ復号化部601から出力されるパスメトリック情報を図7のいずれかのパスメトリック区分に分類して、分類した区分に対応した重みデータを、重み7、重み8、重み9の中から選択する。重み付け制御部603は、このように求めた重みデータを重み付け部403へ出力する。
このように、本実施の形態によれば、誤り訂正復号前のビット軟値情報に対して、誤り訂正復号処理において生成したパスメトリック情報に応じて受信データの信頼度を計り、重み付け処理をより的確に(復号過程の信頼度に合わせて)行うことができる。これにより、誤り訂正能力を向上して再送回数を低減することができる効果を有する。
本発明は、限られた無線帯域を利用して効率的なデータ伝送を行う無線通信システムの基地局装置および移動端末装置に用いるに好適である。
本発明の実施の形態1に係る通信装置の構成を示すブロック図 上記実施の形態に係る尤度区分と重みの対応を示す図 本発明の実施の形態2に係る通信装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態3に係る通信装置の構成を示すブロック図 上記実施の形態に係る誤りビット数区分と重みの対応を示す図 本発明の実施の形態4に係る通信装置の構成を示すブロック図 上記実施の形態に係るパスメトリック区分と重みの対応を示す図
符号の説明
100、300、400、600 通信装置
101 無線部
102 復調部
103、302、402、603 重み付け制御部
104、403 重み付け部
105 合成部
106、601 データ復号化部
107、401、602 誤り検出部
108 再送制御部
109 記憶部
110 データ符号化部
111 変調部
301 再送回数判定部

Claims (9)

  1. 自動再送制御を行い、再送時に復調信号を合成した信号に対して誤り訂正復号する通信装置であって、
    受信信号を復調処理して復調信号を生成する復調手段と、
    受信信号の信頼度に基づいて再送時の合成比率を示す重みデータを生成する重み付け制御手段と、
    前記復調手段にて生成された復調信号と過去に受信した復調信号とを合成した信号を前記重みデータにより重み付けして合成する合成手段と、
    前記合成手段にて合成された信号に対して誤り訂正復号を行う復号手段と、
    を備えることを特徴とする通信装置。
  2. 前記重み付け制御手段は、受信信号の信頼度が高いほど合成比率を高くする重みデータを生成することを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  3. 前記復号手段により復号した復号データに含まれる誤りビットを検出する誤り検出手段と、
    前記誤り検出手段により検出された誤り有無情報に基づいて再送回数を判定する再送回数判定手段とを備え、
    前記重み付け制御手段は、前記再送回数判定手段によって判定された再送回数に基づいて再送時の合成比率を示す重みデータを生成することを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  4. 前記重み付け制御手段は、再送回数が予め定めた回数を超えない場合は、過去に受信した復調信号の合成比率をゼロにする重みデータを生成することを特徴とする請求項3記載の通信装置。
  5. 前記復号手段により復号した復号データに含まれる誤りビットを検出する誤り検出手段を備え、
    前記重み付け制御手段は、前記誤り検出手段による誤り検出結果に基づいて再送時の合成比率を示す重みデータを生成することを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  6. 前記重み付け制御手段は、前記誤り検出手段によって検出した誤りビット数が少ないほど再送時の合成比率を高くする重みデータを生成することを特徴とする請求項5記載の通信装置。
  7. 前記重み付け制御手段は、復号手段による誤り訂正復号処理中に生成されるパスメトリック情報に基づいて再送時の合成比率を示す重みデータを生成することを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  8. 前記重み付け制御手段は、前記復号手段により生成されるパスメトリックの確からしさが高いほど再送時の合成比率を高くする重みデータを生成することを特徴とする請求項7記載の通信装置。
  9. 自動再送制御を行い、再送時に復調信号を合成した信号に対して誤り訂正復号する通信装置の誤り訂正方法であって、
    受信信号を復調処理して復調信号を生成する復調工程と、
    受信信号の信頼度に基づいて再送時の合成比率を示す重みデータを生成する重み付け制御工程と、
    前記復調工程にて生成された復調信号と過去に受信した復調信号とを合成した信号を前記重みデータにより重み付けして合成する合成工程と、
    前記合成工程にて合成された信号に対して誤り訂正復号を行う復号工程と、
    を備えることを特徴とする誤り訂正方法。
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