JP2007525095A - 無線通信中の送信出力の制御において用いられる方法、装置、及びシステム - Google Patents
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Abstract
フレームが品質検査を満たすかを判定し(174)、フレームが品質検査を満たさない場合、フレーム内のビットのうちの少なくとも一部を解析し(176)、解析したビットが閾値を超えるかを判定し(176)、ビットが閾値を超えない場合、フレームをDTXとして識別する(178)ことにより、不連続送信(DTX)を正確に識別し専用制御チャネル(DCCH)の利用を可能とするための方法、装置、及びシステムに関する。一部の実施形態ではさらにフレームの後端部の0ビットの個数を計数し、0の個数が閾値を超えるかを判定し、0ビットの個数が閾値を超えない場合、フレームが期待されるビットのシーケンスを含むかを判定し、フレームが期待されるシーケンスを含まない場合、フレームをDTXとして識別する(244)。
Description
本発明は無線通信に関する。より詳細には、本発明は、専用制御チャネル(DCCH)などの符号分割多元接続(CDMA)チャネルにおける出力制御に関する。
一部の符号分割多元接続(CDMA)無線通信システムにおいては、無線通信の信頼性を向上させることを試み、無線リンクプロトコル(RLP)が採用されている。RLPでは、新たな無線送信フレームが受信されない場合、又は受信されたが正確に復号化、解釈若しくはその両方がされない場合には、続くフレームが正しく受信された後、フレームを送信するデバイスに対し受信側デバイスが否定応答(NAK)を送信する。NAKを受信すると、送信側デバイスはフレームを再送信する。NAKが受信された場合、特に、所与の期間内、又は所定の送信データ量に基づき所定数のNAKが受信された場合には、これに加え、送信側デバイスは送信出力を増大することが多い。
NAKを完全に活用するには、フレームが消失しているか、消去されているか、又はその両方であるかを受信側デバイスが識別することが可能である必要がある。したがってRLPのプロトコルでは、一連のデータ・ベアリング・フレームの端部においてなど、定期的にアイドル・フレームを送信するように指示される。これにより受信側デバイスは、最終のデータ・ベアリング・フレームが受信されたかを正確に識別することが可能となる。例えば、受信器が第1のシーケンス番号を有する第1のフレーム(F1)、インクリメントされたシーケンス番号を有する第2のフレーム(F2)に続き、2回インクリメントされたシーケンス番号を有するアイドル・フレーム(I4)を受信した場合、受信側デバイスは第3のフレーム(F3)が受信されていないことを認識し、第3のフレーム(F3)に対するNAKを発することが可能である。通常、一連のデータ・ベアリング・フレームが通信された後(例えば、ダウンロード又はアップロードの後)、約4〜6のアイドル・フレームが通信される。
これに加えて、DCCHチャネルは、不連続送信モード(DTX)を利用して会話及び他の通信の間欠性を活用することにより、キャパシティを追加するように構成される。DTXを用いると、送信側デバイスは会話の無音期間中及び他のアクティブでない期間中に通信を行わず、代わりにDTXが開始される。DTXの性質のため、従来の受信側デバイスがDTXモードのフレームと消去されたフレームとを区別することは不可能であった。したがって、従来の受信側デバイスが誤ってDTXを消去されたフレームとして識別し、送信出力の不要な増大が要求されることにより、送信出力の増大及びキャパシティの減少が生じる。
上述の必要は、特に、図面と共に精査された場合、以下の詳細な説明に記載された無線通信におけるDTX、消去されたフレーム、及び良好フレームの識別に用いられる方法、装置、及びシステムの提供により、少なくとも部分的に満たされる。
図面のうちの幾つかの図を通じ、対応する参照符号は対応する要素を示す。図面中の要素は簡便のため必ずしも縮尺に従って描かれていないことを、当業者は認めるであろう。例えば、本発明の種々の実施形態の理解を向上させるため、図面中の一部の要素の寸法は他の要素に比較して拡張されている場合がある。また、本発明のそれらの種々の実施形態の閲覧を妨げないために、商業的に実施可能な実施形態において有用又は必要であるが一
般的であり周知でもある要素は、通常、描かれていない。
般的であり周知でもある要素は、通常、描かれていない。
本発明の種々の実施形態では、符号分割多元接続(CDMA)システム又は他の同様のシステムにおいて、通信サービスを提供し、専用制御チャネル(DCCH)、補助チャネル(SCH;supplemental channel)、又はその両方などの不連続送信チャネルに対する出力制御及びキャパシティを向上させるために用いることが可能な方法、システム、及び機器又は装置を提供する。これらの実施形態では、DCCHチャネル及びSCHチャネル上の消去されたフレームと送信されていないフレームとは正確に区別される。消去されたフレームと、送信されていないフレームとの正確な区別において、それらのチャネルに対して利用される出力制御方法が適用された結果として生じる不正確性によりチャネル・キャパシティを衰弱させる影響を与えることが、これらの実施形態では回避される。
本発明の実施形態では、CDMAを採用する無線通信システムにおいて1つ以上のDCCH、SCH、又はその両方の実装が提供される。それらの実装は、無線リンクプロトコル(RLP)又は他の自動再送要求(ARQ)スキーム若しくは同様の要求スキームを実装するシステムにおいて、特に有利である。一部においては、好適な一実施形態では、消去されたフレームと不連続転送又は送信(DTX)とが正確に弁別される。消去されたフレームと不連続送信とを正確に識別することにより、この実施形態では正確な出力レベル制御が維持され、無線CDMA通信においてDCCHを用いることが可能となる。
DCCHチャネル及び補助チャネル(SCH)にDTX技術又は手法を採用することにより、好適な一実施形態では、送るべき情報が存在する場合、送信器が使用可能とされ、無線インタフェースを介してフレームが送信されるとともに、送るべき情報が存在しない場合、送信器が効率的に停止され(turned off)即ち使用不可能とされるか、如何なるベアラ情報も含まない単なる最小限の制御/チャネル確立情報(出力制御ビット、専用パイロット、又はその両方など)が送信されるか、又はその両方となる。CDMAシステムにおいては、チャネル・キャパシティ、換言すれば、CDMA無線インタフェースを通じてサポート可能な呼の数は、構成加入者装置などの送信器により用いられる全送信出力に対しほぼ反比例する。したがって、アクティブな呼の数を最大化するため、好適には、加入者装置の各々は適切な呼品質、即ちリンク品質を維持するために最小限の送信出力を維持する。
そのような最小限の送信出力レベル及び適切な呼品質を維持させるため、通常、例えば、無線サービス・プロバイダの移動体交換局において、CDMA逆方向DCCHリンク外部ループ出力制御アルゴリズムが実装されている。出力制御アルゴリズムは、他のパラメータに加え、送信されたDCCHフレームが良好か、消去されていたか、又は送信されていなかった(DTXd)かの判定を用いて、外部ループ閾値(OLT)を制御する。外部ループ閾値(OLT)は、DCCHの逆方向リンク出力(例えば、加入者送信器出力レベル)を操作する動的パラメータである。
図1には、無線通信ネットワーク120の単純化したブロック図を示す。無線通信ネットワーク120は、IS−95及び95B、CDMA2000、CDMA1X、CDMA1xEV−DOなど、符号分割多元接続(CDMA)を利用する一実施形態による無線通信を提供する。CDMA2000は、CDMA2000国際電気通信連合−無線通信(ITU−R)無線伝送技術(RTT)候補提案文書(CDMA2000 International Telecommunication Union-Radiocommunication (ITU-R) Radio Transmission Technology (RTT) Candidate Submission document )に記載されており、これを引用により本明細書に援用する。しかしながら代替の実施形態では、無線通信ネットワーク120は、従来の世代のCDMAである、電子機械工業会/電機通信工業会のセルラー・システムのリモート・ユニッ
ト−基地局互換性規格の暫定規格2000(IS2000)(Cellular System Remote unit-Base Station Compatibility Standard of the Electronic Industry Association/ Telecommunications Industry Association Interim Standard 2000 (IS2000))、例えば、UMTS広帯域CDMA SMG2 UMTS物理層エキスパート・グループTdoc
SMG2 UMTS−L1 221/98(UMTS221/98)(UMTS Wideband CDMA SMG2 UMTS Physical Layer Expert Group Tdoc SMG2 UMTS-L1 221/98 (UMTS 221/98) )に記載の、次世代のCDMAアーキテクチャ、次世代のグローバル・システム・フォー・モバイル・コミュニケーションズ(GSM)、「1.8〜2.0GHz符号分割多元接続(CDMA)個人通信システムにおける個人局−基地局互換性要件(Personal Station-Base Station Compatibility Requirements for 1.8 to 2.0 GHz Code Division Multiple Access (CDMA) Personal Communication System)」(米国規格協会(ANSI J−STD−008))、若しくは欧州電気通信標準化協会(ETSI)広帯域CDMA(W−CDMA)、若しくは他の類似のシステムなど、又はそれらに限定されない、他のディジタルセルラー通信システムを利用してもよい。
ト−基地局互換性規格の暫定規格2000(IS2000)(Cellular System Remote unit-Base Station Compatibility Standard of the Electronic Industry Association/ Telecommunications Industry Association Interim Standard 2000 (IS2000))、例えば、UMTS広帯域CDMA SMG2 UMTS物理層エキスパート・グループTdoc
SMG2 UMTS−L1 221/98(UMTS221/98)(UMTS Wideband CDMA SMG2 UMTS Physical Layer Expert Group Tdoc SMG2 UMTS-L1 221/98 (UMTS 221/98) )に記載の、次世代のCDMAアーキテクチャ、次世代のグローバル・システム・フォー・モバイル・コミュニケーションズ(GSM)、「1.8〜2.0GHz符号分割多元接続(CDMA)個人通信システムにおける個人局−基地局互換性要件(Personal Station-Base Station Compatibility Requirements for 1.8 to 2.0 GHz Code Division Multiple Access (CDMA) Personal Communication System)」(米国規格協会(ANSI J−STD−008))、若しくは欧州電気通信標準化協会(ETSI)広帯域CDMA(W−CDMA)、若しくは他の類似のシステムなど、又はそれらに限定されない、他のディジタルセルラー通信システムを利用してもよい。
図1をさらに参照すると、無線通信ネットワーク120は、1つ以上の無線デバイス122〜124(例えば、移動体電話、無線コンピュータ、パーソナル・ディジタル・アシスタント(PDA)、データ又はメッセージング・デバイスなど)と無線通信される、音声、データ又はその両方を提供する。このネットワークは、通常、1つ以上の基地局(BS)又は無線基地局(BTS)130,132を備える。BS又はBTS130,132は、無線デバイス122〜124と無線通信するための無線トランシーバを備える。無線デバイス122〜124及びBTSは、符号化、復号化、誤り検査及び訂正、フレーム型判定、出力制御、無線送受信、及び他の同様の機能を備える。
BTS130,132は、通常、1つ以上の基地局制御装置(BSC)134,136に接続されている。BSC134,136は、選択分配器(SDU;selector distributor unit)137,138、移動交換局(MSC)140,142、又はその両方を備えることが可能である。MSCが、公衆交換電話網(PSTN)、サービス総合ディジタル網(ISDN)、他のMSC、他のネットワーク、及び通信システム120における他の構成要素に接続されることも可能である。通信ネットワーク144は他のネットワーク145に接続されることが可能である。
本発明の実施形態は、無線デバイス122〜124,BTS130〜132,BSC134〜136,MSC140,若しくはシステム内の他の構成要素、又はそれらの1つ以上に実装されることが可能である。そうした機能性は、無線デバイス、BTS、BSC、MSC、又はシステムにおける他のデバイスのうちの1つ以上に実装された特定用途向け集積回路(ASIC)など、ソフトウェア・プログラム及び命令、ハードウェア(例えば、集積回路(IC)、ASICなど)、若しくはその両方を用いて、又はそれらにおいて、最適に実装される。本発明の開示に基づき、当業者は過度の実験なくして、そうしたソフトウェア、ハードウェア、又はその両方を容易に製造及び実装することが可能である。
無線デバイス122〜124は、システム120内の他の無線デバイス、他の無線システムの他の無線デバイス(図示せず)、及び他の有線接続されたデバイス146(例えば、電話器、サーバ、コンピュータなど)と通信することが可能である。通常、各無線デバイスは無線リンク即ちレグ(leg)150〜154を介して通信する。さらに、各無線デバイス122〜124は、複数のBTSと同時に通信することが可能である。複数のBTSと通信することにより、システムがレグとBTS130,132との間でのハンドオフを活用し、無線信号品質、カバレッジ、又はその両方を最適化することが可能となる。
図2には、移動体電話、コンピュータ、又は他の類似のデバイスなど、無線デバイス1
62との無線通信を提供する一実施形態による単純化したシステム160のブロック図を示す。無線システム160はさらにBTS164及びBSC166を備える。このシステムは、無線通信を提供し、DCCHチャネル、SCHチャネル、又はその両方の使用を可能とするように構成されている。したがって、無線デバイス162、BTS164、BSC166、又はそれらのうちの1つ以上を、受信したフレームの正確性を検証するとともに、消去されたフレームとDTXとを区別するように構成することが可能である。したがって、無線デバイス、BTS、BSC、又はそれらのうちの1つ以上の各々は、無線トランシーバ170、RLP生成・受信器(generator and/or receiver)172、順方向誤り符号化(FEC)処理・復号化デバイス(processing and/or decoding device)174、フレーム型判定器176、フレーム型検証デバイス178、及び出力制御180を備えることが可能である。これに加えて、BSC166がSDU168を備えることも可能である。SDUには、RLP処理装置172、FEC処理・復号化装置、フレーム型判定器176、及びフレーム型検証のうちの1つ以上を組み込むことが可能である。
62との無線通信を提供する一実施形態による単純化したシステム160のブロック図を示す。無線システム160はさらにBTS164及びBSC166を備える。このシステムは、無線通信を提供し、DCCHチャネル、SCHチャネル、又はその両方の使用を可能とするように構成されている。したがって、無線デバイス162、BTS164、BSC166、又はそれらのうちの1つ以上を、受信したフレームの正確性を検証するとともに、消去されたフレームとDTXとを区別するように構成することが可能である。したがって、無線デバイス、BTS、BSC、又はそれらのうちの1つ以上の各々は、無線トランシーバ170、RLP生成・受信器(generator and/or receiver)172、順方向誤り符号化(FEC)処理・復号化デバイス(processing and/or decoding device)174、フレーム型判定器176、フレーム型検証デバイス178、及び出力制御180を備えることが可能である。これに加えて、BSC166がSDU168を備えることも可能である。SDUには、RLP処理装置172、FEC処理・復号化装置、フレーム型判定器176、及びフレーム型検証のうちの1つ以上を組み込むことが可能である。
RLP生成・受信器172は、外部のパーソナル・コンピュータ(図示せず)又は移動体データ・アプリケーション(例えば、無線接続プロトコル(WAP)ブラウザ(図示せず)、ボイスオーバIPアプリケーション、又はディスパッチ・アプリケーション)など、ソース・アプリケーションからデータを受信するとともに、フレーム送信の際、そのデータをRLPデータ・フレームにフレーム化し、連続的に増大するRLPシーケンス番号をフレームに付加する。さらに、受信したフレームが良好な場合、RLPは、付加されたフレーム型標識子(良好、消去された、DTX)に加え、受信したフレームをフレーム型判定器176から再生する。RLP受信器172は、RLPシーケンス番号に基づき、元の送信されたデータを再構築する。RLP受信器172は、消失しているシーケンス番号を検知した場合、発信側デバイスに対して(例えば、BTS164により検知された場合には無線デバイス162に対して、或いは無線デバイスにより検知された場合にはBTSに対して)NAKを送信する、即ち、NAKの送信を発生させることにより、再送信を要求することが可能である。RLP受信器172はユーザ・データを含む良好フレームを、中間回路を介し、上述の電子メール・サーバ、インターネット、又はパーソナル・コンピュータ(図示せず)など、ユーザ・アプリケーションへ通過させる。加えて、RLP受信器172は受信したフレーム(良好フレーム)からRLPシーケンス番号を抽出するとともに、RLPシーケンス番号に加えフレーム型判定器176からの出力を、フレーム型検証処理デバイス178へ通過させる。
FEC処理・復号化デバイス174は、通常、ソース・アプリケーションによりフレーム化されたフレームに対しオーバヘッド・ビットを生成及び追加しフレームの誤りを防止するため、且つ受信したフレームに対し誤り検知及び訂正を実行するための、畳み込み符号化装置又はターボ符号化装置などの符号化装置(図示せず)と、巡回冗長検査(CRC)ブロックとを備える。FEC復号化では、受信したデータに相当数の誤りが存在する場合にも、チャネルにより生じる誤りを検知及び訂正することにより、元の入力データ、換言すれば、元のデータ・ビット及びデータ・フレームを再生することが可能である。
フレーム型判定器176は、復号化されたデータ・フレームに加え、復号化されたデータ・フレームに含まれるシンボル誤りレート(SER)、巡回冗長検査(CRC)結果、及びフレーム・エネルギー情報などのフレーム品質情報も受信する。このフレーム品質情報から、フレーム型判定器176にプログラムされたレート判定アルゴリズムは、受信したフレームが良好フレームか、又は消去されたフレームか、或いは、フレームが送信されていない(DTX)かを判定する。一部においては、フレーム後端部やヘッダを含む、フレーム内の復号化されたベアラ・ビットを解析することにより、フレームをさらに解析し、消去されたフレームとDTXとを正確に区別するように、フレーム型判定器を構成する
ことが可能である。
ことが可能である。
フレーム型検証処理デバイス178は、出力制御アルゴリズム、即ちPCAを含むようにプログラムされている。PCAは、フレーム型判定器176においてレート判定アルゴリズム、即ちRDAによりなされたフレーム判定が正しかったことを検証するとともに、フレームが消去されたフレームであるか、良好フレームであるか、又はDTXであるかに従って、送信側デバイスに対し(例えば、無線デバイス又はBTSに対し)、漸増(Step_Up)、漸減(Step_Down)、又は維持(Maintain)の順方向リンク出力制御メッセージを送信するように、出力制御デバイス180に指示する。順方向リンク出力制御メッセージは、より一般的には出力制御情報と称される。出力制御デバイス180は、好適には、外部ループ閾値(OLT)を適切に調整することにより、Step_Up,Step_Down,又はMaintainを、送信側デバイスへ指示する。
CDMA2000などCDMAを用いる無線通信の規格においては、DCCHチャネル、SCHチャネル、又はその両方の実装及び使用が提供されている。DCCH,SCH,又はその両方は、ファイルのダウンロード/アップロードなどの大きなデータの転送、インターネット接続、電子メール機能、及び他の同様の機能を含む、データ・サービスに用いられ得る。DCCHの使用により、従来のバージョンのCDMAを有意に超える改良が提供される。一部の指標によると、DCCHチャネルの利用によりキャパシティを約50%の改良することが可能である。しかしながら、DCCHに伴う不正確性、及びその不正確性により生じる出力消費の影響のため、多くの場合、DCCHは実装されていない。
DCCHの使用の際に見られる重大な問題のうちの1つは、誤って不連続転送(DTX)を消去されたフレームとして識別することから生じる。良好なデータ・フレームとは、送信及び受信され、且つ適正に復号化されたフレームである。消去されたフレームとは、送信されたが、適正に受信されなかったか、又は適正に復号化されなかったフレームである。本明細書の説明においては、フレームが送信されていない場合、即ちフレーム非送信の発生する場合を、DTXフレームと称する。残念なことに、受信器はフレームが送信されているかを認識せず、結果として、消去されたフレームとDTXフレームとが受信器又は復号化装置には同一に認識される(例えば、復号化されない)場合がある。一部のシステムでは、通常、時間のうちの約55%以上において、受信器によりDTXが消去と誤判定されていると測定されている。このDTXフレームの誤った識別は、DTXの性質、ハードウェア製品の制約、及びBTSのレート判定アルゴリズムの欠点のためである。DTXを誤って識別することにより、不要な要求が発生し、送信出力は増大する。誤った識別が継続されることにより、さらに送信出力が増大し、干渉、出力の浪費、及び全ネットワーク・キャパシティの低下が生じ得る。
従来のシステムでは、消去されたフレームとDTXとを区別することが不可能であったため、DCCHを活用することは不可能であった。これに代えて、従来のシステムでは基本チャネル(FCH;fundamental channel)を利用した。FCHでは、送信側デバイスは常時、全フレーム、1/2フレーム、1/4フレーム、及び1/8フレームを含む、情報ベアラ・データ又はコンテンツを有する通信フレームを送る。DCCHを採用しなかった従来のシステムでは、ベアラ・データを運ぶフレームは常時、FCHを介して通信されているため、この問題は生じなかった。フレームが常時、送信されているため、フレームが受信されているか、又は消去されているかを受信器が識別することは、比較的容易であった。
これに代えて、DCCHを用いると、必ずしも、ベアラ・フレームが常時、送信される必要はない。送信すべき情報が存在せず、送信側デバイスが効率的に停止される場合、即ち使用不可能とされる場合、若しくはベアラ・データが正確に受信されたことを検証する
ためのCRCビットを有さず、ベアラ・データの代わりに単なる最小限の出力制御ビットを含む通信が送信される場合、又はその両方の場合にDTXが開始され得る。会話及び他の通信の間欠性を活用することにより、DTXの利用においてCDMAキャパシティが増大される。DTXにおいては、会話の無音期間及び他のアクティブでない期間中に送信器が効率的に停止される。DTXの性質のため、従来の受信側デバイスがDTXモードと消去されたフレームとを区別することは不可能であった。したがって、従来の受信側デバイスは誤ってDTXを消去されたフレーム及び再送信のための信号(例えば、NAK)として識別することが多く、送信出力の不要な増大を要求することが多い。
ためのCRCビットを有さず、ベアラ・データの代わりに単なる最小限の出力制御ビットを含む通信が送信される場合、又はその両方の場合にDTXが開始され得る。会話及び他の通信の間欠性を活用することにより、DTXの利用においてCDMAキャパシティが増大される。DTXにおいては、会話の無音期間及び他のアクティブでない期間中に送信器が効率的に停止される。DTXの性質のため、従来の受信側デバイスがDTXモードと消去されたフレームとを区別することは不可能であった。したがって、従来の受信側デバイスは誤ってDTXを消去されたフレーム及び再送信のための信号(例えば、NAK)として識別することが多く、送信出力の不要な増大を要求することが多い。
CDMA逆方向DCCHリンク外部ループ出力制御アルゴリズムでは、DCCHを介して出力制御を行う。外部ループ出力制御は、他のパラメータに加え、フレームが消去されたか、又はフレームが送信されていなかったと考えられた(例えば、DTXd)かの判定を用いる。出力制御アルゴリズムは、この判定の正確性に大きく依存する。通常、逆方向リンク出力を操作する外部ループ閾値(OLT)は、以下のように調整される。
所定の基準(例えば、検証されたCRC)を満たす「良好」フレームを受信すると、
OLTは以下に従って調整され、
OLT(i)=OLT(i−1)−(RPC_Step_Down×Step_Down_Factor);
「消去された」フレームを受信すると、OLTは以下のように調整され、
OLT(i)=OLT(i−1)+(RPC_Step_Up×Step_Up_Factor);
DTXフレームを受信すると、OLTの値は変更されない。
通常、RPC_Step_Up,RPC_Step_Downのパラメータは固定値であり、Step_Up_Factor,Step_Down_Factorのパラメータは目標の逆方向フレーム消去レート(FER)と実際の逆方向FERとの関数として決定される。
OLTは以下に従って調整され、
OLT(i)=OLT(i−1)−(RPC_Step_Down×Step_Down_Factor);
「消去された」フレームを受信すると、OLTは以下のように調整され、
OLT(i)=OLT(i−1)+(RPC_Step_Up×Step_Up_Factor);
DTXフレームを受信すると、OLTの値は変更されない。
通常、RPC_Step_Up,RPC_Step_Downのパラメータは固定値であり、Step_Up_Factor,Step_Down_Factorのパラメータは目標の逆方向フレーム消去レート(FER)と実際の逆方向FERとの関数として決定される。
例えば、無線デバイス又はBTSにより実装されるDCCHレート判定アルゴリズム(RDA)は、受信したフレームが良好か、消去されたか、又はDTXかを判定するために利用される。RDAは、基本チャネル(FCH)のマルチ・レートRDAと同様の情報に依存する。例えば、RDAは、巡回冗長検査(CRC)若しくは符号検証、シンボル誤りレート(SER)、品質メトリクス、他の類似の品質パラメータ、又はそれらのうちの1つ以上に依存し得る。FCHにおいて、不正確に判定されるフレームレートは周知の問題であり、音声品質の問題、無線リンクプロトコル(RLP)の中断(abort)、他の類似の問題、又はそれらのうちの1つ以上を生じる。しかしながら、通常、FCHが誤って判定されることは非常に稀であり(即ち、誤るレート≪消去レート)、結果として得られるFCH出力制御は有意に影響を受けない。
しかしながら、DTXの性質、ハードウェア(例えば、ASIC)の制約、ソフトウェアの制約、RDAの欠点、又はそれらのうちの1つ以上のため、誤った判定、即ち、DCCHチャネルにおける誤るレートは非常に悪化する。一部の研究によると、消去されたフレームがDTXとして検知される確率は、約0.1%である。これに代えて、DTXが消去として検知される確率は55%程度になり得る。
DCCHチャネルにおける、この高い誤判定レートの結果として、OLTが所定のレベルに維持されるべき時に誤って増大される(上述のアルゴリズムにより決定されるように)場合が多く、特に無線移動体デバイスにおいて、許容不可能な大きな出力の増大を生じる。これにより、逆方向リンクのキャパシティは非常に悪い影響を受ける。DCCH機能は一部の時間に利用可能であるにもかかわらず、この悪い影響が非常に大きいため未だ商
業的に可能となっていない。
業的に可能となっていない。
好適な一実施形態では、DCCHによるこれらのOLT及びリンク・キャパシティの問題や許容不可能な大きな出力の増大を解決することにより、DCCHチャネルが商業的に実装されることを可能とするとともに、DCCHの使用により可能となる相当なキャパシティ利得を無線通信が活用することを可能とする。
これらの実施形態の開発では、有意数の消去されたフレームにおいて、受信したフレームのうちの約90%以上のビットは正しいと判定されており、この正しいビットの百分率は、フレームの後部付近及びフレームの開始部又はヘッダ付近においては、さらに大きい。このことは、例えば、畳み込み符号化又は認識可能なシーケンスを提供する他の類似の符号化を用いて、及び0であるビットの文字列などフォーマット化されたコンテンツを用いて符号化されたフレームにおいて、特に真である。図3には、消去されたフレームにおける条件付きビット誤りレート(BER)の百分率をフレーム誤りレート(FER)の関数として表す単純化したグラフを示す。大抵の消去されたフレームにおいて、消去されたフレームの大多数のビットは正しいことが分かる。
図4には、フレームにおけるビットの位置の関数として検知されたビット誤りの周波数分布を表す単純化したグラフを示す。このプロットは、畳み込み符号化を利用して符号化されたフレームより生成した。フレームの開始部202及び後端部204における誤りのあるビットの百分率は、フレームの中央領域206における誤りビットの百分率より有意に低い。さらに、フレームの後端部204の付近では、誤りビットの百分率は実質的にほぼ0にまで低下する。さらに、畳み込み符号化又は他の同様の符号化においては、通常、ビット誤りは1つの群、即ち、単一クランプ(clump)に生じる。
それらの判定の結果として、この実施形態では、全フレーム、特に、フレームの終端部及び開始部を通じたビットの正確性(通常、約90%以上)を活用し、消去されたフレームとDTXとを区別する。
これに加えて、典型的なショート・トランザクション仕事量モデルによる多くのシステムでは、逆方向CDMAリンク上で無線通信されるフレームのうちの約70%〜90%はアイドル・フレーム、否定応答(NAK)、フィル(FILL)フレーム、及び他の制御フレームなど、無線リンク・プロトコル制御フレームであることを発明者らは見出した。通常、それらの制御フレームはベアラ情報を含まず、代わりに単にシーケンス番号及び最小限の制御情報を含む。それらのRLP制御フレーム、特に、アイドル・フレームにおいては、そうしたフレームの最後のベアラ・データの約140のビットは全て0である(例えば、パディング(padding)から)。同様に、パディングを有するフレームは、フレームの後部にも大きな0文字列を有する。それらの0文字列は、CDMA規格に従って決定される。本発明の態様から逸脱することなく、他の所定の認識可能な一連のビット又は他の固定パターンが用いられ得ることは、当業者には明らかであろう。
さらに、上述の因子の結果として、一部のシステムの消去されたフレームのうちの約90%、ほぼ99%において、フレームのベアラ・ビットの後端部は65ビット以上の0であるビットを含むことも見出した。これに加えて、一部のシステムのDTXのうちの約90%、ほぼ99%において、DTXの後端部は51ビット未満の0であるビットしか含まないと判定された。
それらの実施形態は、それらの判定を活用し、フレーム内のビットを解析することにより、不確実なフレームのうちの大きな百分率(例えば、75%以上)を消去されたフレーム又はDTXとして識別するように構成される。さらに、それらの実施形態では、通常、
フレームの開始部はより大きな百分率の正確なビットを含むという事実を活用する。一部の実施形態では、さらにフレームの開始部又はヘッダを解析し、認識される若しくは期待される一連のビット、即ちビットのシーケンス、若しくはパラメータ、又はその両方が識別されるかを判定する。フレームが認識されるヘッダを含む場合、そのフレームは消去されたフレームとして識別され、OLTの増大を生じることにより、外部ループ出力において正当且つ必要な増大を生じる。ヘッダが認識されないか、又は期待されるシーケンスを含まない場合、そうした一実施形態では、OLTが所定のレベルに維持されるようにフレームはDTXであると仮定し、不要な出力増大を防止するとともに、DTXを利用する。
フレームの開始部はより大きな百分率の正確なビットを含むという事実を活用する。一部の実施形態では、さらにフレームの開始部又はヘッダを解析し、認識される若しくは期待される一連のビット、即ちビットのシーケンス、若しくはパラメータ、又はその両方が識別されるかを判定する。フレームが認識されるヘッダを含む場合、そのフレームは消去されたフレームとして識別され、OLTの増大を生じることにより、外部ループ出力において正当且つ必要な増大を生じる。ヘッダが認識されないか、又は期待されるシーケンスを含まない場合、そうした一実施形態では、OLTが所定のレベルに維持されるようにフレームはDTXであると仮定し、不要な出力増大を防止するとともに、DTXを利用する。
一実施形態では、フレーム内のビットに対し変動的な重み付けを行う。例えば、フレームの端部における所定数のベアラ・ビットに最大の重み付けを与えることにより、フレームの識別及び同定において最大の意味(bearing)を与えることが可能である。さらに、フレームの開始部、ヘッダ、又はその両方に第2の重み付けを与えるとともに、フレームの中央領域のビットに最低の重み付けを与えること、又はフレームの中央領域のビットを完全に無視することも可能である。
したがって、そうした一実施形態では、フレームの後部、パディング、又はその両方のビットに基づき、時間のうちの約90%において約60%の消去されたフレームを正確に識別することが可能である。好適な一実施形態では、フレームの後部、パディング、又はその両方のビットに基づき、時間のうちの約98〜99%において約75%の消去されたフレームを正確に識別することが可能である。それらの実施形態ではさらに、フレームのヘッダに基づき、未識別の消去されたフレームの残りの25%〜35%のうちの約60%、好適には80%を識別することも可能である。したがって、一部の実施形態では、消去されたフレームのうちの約85%以上、好適には約95%以上を識別することが可能であり、これは、DCCHチャネル及び正確な出力制御を実装するために充分に適切である。
図5には、消去されたフレームをDTXと区別し、その区別に基づき正確な出力制御を提供するための一実施形態における一実施による処理210の単純化した流れ図を示す。工程212にて、通信が受信される。例えば、1つ以上のフレームが無線受信され得る。工程214にて、受信した通信の正確性、品質、又はその両方が検証される。正確性は、巡回冗長検査(CRC)の検証、フレーム品質標識子(FQI)、他のパリティ検査、フレームの開始部若しくは端部における他の同様の品質検証、又はそれらのうちの1つ以上など、任意数の検証及び検査に基づき判定され得る。フレームの正確性が検証された(例えば、CRCが検証された)場合、処理210は工程216へ続き、工程216にてフレームは良好フレーム、即ち正確なフレームとして識別される。フレームは、さらなる処理のために受信器により転送され、処理は工程212へ戻り、別のフレームの受信を待機する。
工程214にてフレームの正確性が検証されない場合、工程220へ進み、ベアラ・ビットのうちの少なくとも一部が解析され、パターンが検知されるかが判定される。例えば、フレームの後部、又は後部付近に位置する所定数のベアラ・ビットにおける0であるビットの個数が計数される。これに代えて又はこれに加えて、全フレームにおける0の数の総計が計数されることも可能である。工程222にて、フレームの後部の0であるビットの数は所定のビット計数値の閾値を超えるか、若しくはフレームにおける0であるビットの総数は0であるビットの所定の全計数値の閾値を超えるか、又はその両方など、パターンが検知されるかが判定される。例えば、後部における0であるビットの数は閾値60ビットを超える。0であるビットの数がビット計数値の閾値を超える場合、工程224にて、フレームは消去されたフレームとして識別される。工程226にて、カウンタがインクリメントされる。工程230にて、計数値は出力制御へ転送される。工程232にて、計数値は所定の計数値又は閾値を超え得るかが判定される。計数値が出力計数の閾値を超え
る場合、工程234にて、受信側デバイスは送信側デバイスへ要求を転送し、送信出力又は設定点(setpoint)を増大させる。代替の一実施形態では、受信した消去されたフレームの数を処理210が計数する必要はない。これに代えて、処理は工程226〜232を省略することが可能であり、工程224にてフレームが消去されたフレームとして識別されると、処理は工程234へ進み、出力の増大を要求する。続いて、通常、処理は工程212へ戻り、さらなるフレームの受信を待機する。
る場合、工程234にて、受信側デバイスは送信側デバイスへ要求を転送し、送信出力又は設定点(setpoint)を増大させる。代替の一実施形態では、受信した消去されたフレームの数を処理210が計数する必要はない。これに代えて、処理は工程226〜232を省略することが可能であり、工程224にてフレームが消去されたフレームとして識別されると、処理は工程234へ進み、出力の増大を要求する。続いて、通常、処理は工程212へ戻り、さらなるフレームの受信を待機する。
工程222にて、0であるベアラ・ビットの数は0であるビットの計数値の閾値を超えないと判定された場合、処理は工程240へ続き、受信したフレームのヘッダが解析される。例えば、以前のフレームのシーケンス番号に1だけインクリメントしたものと等しいシーケンス番号が、ヘッダにて検索される。工程242にて、認識される一連のビット又はビットのシーケンスをヘッダが含むか、又は、期待されるパターン、即ち所定のパターンに一連のビットが一致するかが判定される。シーケンスが認識された場合、処理は工程224へ進み、フレームは消去されたフレームとして識別される。シーケンスが認識されない場合、工程244へ進み、フレームはDTXとして識別される。工程246にて、出力制御信号が送信側デバイスへ転送され、出力レベルは以前のレベルに維持される。或いは、これに代えて減少される。したがって、通常、出力レベルは以前のレベルに保持され、又は減少されて、無線通信の劣化又は干渉を生じ得る不要な出力の増大を防止し、無線システム120の通信キャパシティを削減する。
好適な一実施形態では、消去されたフレームを検知しNAKを転送することにより、追加のフレームを待機しフレームが実際に消去されていたことを確認する必要はなく、性能が改良される。例えば、受信器が第1のフレーム(Frame1)、第2のフレーム(Frame2)の受信に続き、「何らか」を受信した場合、そのような一実施形態では、受信した「何らか」のヘッダを解析する。「何らか」のヘッダが、第2のフレームのシーケンス番号より1つ大きいシーケンス番号を含む場合、「何らか」は消去された第3のフレーム(Frame3)と検証される。これにより、第4のフレーム(Frame4)を受信し、第4のフレームのシーケンス番号を認識して第3のフレームが消去されたことを認識する以前に、第3のフレームに対するNAKを生成することが可能となる。
好適な一実施形態では、出力制御調整以前に訂正を行うことも可能となる。例えば、受信器が第1のフレーム、第2のフレーム(Frame1,sFrame2)の受信に続き、「何らか」を受信する。「何らか」は消去されたFrame3であるとヘッダの解析に基づき受信器が判定する場合、受信器は送信器に対し、NAKに加え、出力制御調整を発する。次に受信したフレームがFrame3である場合、この実施形態では、シーケンス番号を認識し、先のNAK及び出力制御調整は誤って発せられたと判定する。したがって、続いてこの実施形態では、出力制御調整、NAKの取り消し、又はその両方に対する訂正が発せられる。同様に、そのような一実施形態では、シーケンス番号の断続が受信され、識別されないと後に判定された場合、訂正を行うことが可能である。
移動体デバイス122〜124、BTS130〜132、BSC134,136、MSC140,142、又はそれらのうちの1つ以上に、直接的にフレーム解析及び評価を実装することが可能である。解析がBSCにおいて、例えば、BSCの選択分配器(SDU)137,138において実行される一部の例では、解析のために逆方向リンクのバックホール(backhaul)を通じて不正又は不確実なフレームが転送される必要がある場合がある。これにより、バックホール上に追加のトラフィックが生じる。しかしながら、バックホールを通じる順方向トラフィックと逆方向トラフィックとの間には、ほぼ5:1の不均衡が存在するため、消去されたフレームをバックホールを通じて送信しても、キャパシティは最小限の影響しか受けない。
さらに、BSC,SDU、又はその両方における解析のためにバックホールを介してフレーム情報を通信する際、バックホールを通じて送信する前にフレーム内の情報を圧縮することが可能である。一実施形態では、ヘッダ情報及びフレームの後部からの情報がフレームから抽出され、ヘッダ情報及び後部情報のみがバックホールを介して転送されることにより、バックホールを介して通信される情報の量が減少する。一実施形態では、フレーム中の0であるビットの数が計数され、又はフレームの後部の0であるビットの数が計数され、総数のみがバックホールを介して転送される。BSC,SDU、又はその両方は、この計数値を利用し、消去されたフレーム又はDTXを示す閾値が超えられるかを判定する。
一部の実施形態ではさらに、複数のパスを介して受信したフレーム内のビットの値を比較することにより、受信したフレーム、DTX、又はその両方を検証する。例えば、BTSが複数のレグ即ちリンクを提供し、1つ以上の移動体デバイスと通信する場合、同じセル内のセクタの間でソフトハンドオフ(SHO)が開始され得る。図6には、一実施形態による無線通信システム310の一部の単純化したブロック図を示す。このシステムは、1つ以上の無線移動体デバイス316との無線通信を提供する、複数のBTS312,314を備える。各BTSはネットワークのセル324,326を通じる無線カバレッジを提供する。各セルは、セクタ即ちサブ・セル330,332,334に分割される。各BTSはさらに1つ以上のBSC340に接続しており、各BTSは同じBSC又は別個のBSCに接続されることが可能である。通常、BSCはMSC342に接続される。
さらに図6を参照すると、システム310内の第1のBTS312が、例えば、複数のセクタの各々に対して1つのリンクなど、複数の無線リンク320〜322を介して移動体デバイスから同じ通信を受信する場合、BTSは複数の受信した信号を利用して最も正確な通信を取得し、フレームが良好か、消去されたか、又はDTXかの判定を改良することが可能である。一実施形態では、BTSは、レグ320〜322のうちの1つを介して受信した通信又はフレームを比較し、フレームのうちの1つを選択して解析すること、所定の基準に基づきバックホール336を介して転送すること、又はその両方を行うことが可能である。所定の基準には、最良のシンボル誤りレート(フレームの復号化時に出力される)を有する通信、フレーム、又はその両方、最大のエネルギー又は出力を有して受信されたフレーム、他の類似の基準、それらの基準の組合せ、又はそれらのうちの1つ以上が含まれ得る。
一実施形態では、第1のBTS312が複数のレグ320〜322を介して移動体デバイス316から同じフレームを受信する場合、BTSはレグを介して受信したフレームをビット毎に比較し、受信したビット及びフレームの正確性を検証することが可能である。BTSが3つ以上のレグからフレームを受信する場合、BTSは各レグから受信したフレームを比較することが可能であり、3つのレグの間に相違が存在する場合、BTSは多い方のビットに従って整合しないビットを代入することが可能である。例えば、第1のフレームが第1のレグを通じて(Flame1−L1)、第2のレグを通じて(Flame1−L2)、及び第3のレグを通じて(Flame1−L3)受信される場合、BTSは、Flame1−L1,Flame1−L2,Flame1−L3の各ビットを比較することが可能である。Flame1−L1の第nビット(例えば、0)がFlame1−L2及びFlame1−L3の第nビット(例えば、1)と異なる場合、BTSは、多い方のFlame1−L2及びFlame1−L3に従って第nビットを代入する(第nビットには1の値が代入される)。ビットが確認されると、さらにBTSはフレームを解析し、フレームがCRCを満たすか、フレームが消去されたフレームか、若しくはフレームがDTXかを判定すること、又はそれらのうちの1つ以上を判定することが可能である。これに代えて、BSC340又はシステムの他の構成要素による解析のため、確認されたフレームをBTSがバックホール336を介して転送し、フレームが良好であるか、消去され
たか、又はDTXであるかを判定することが可能である。
たか、又はDTXであるかを判定することが可能である。
これに加えて、一実施形態では、単一の移動体デバイスから通信され、且つ2つ以上の別個のBTS312,314により受信される単一のフレームを解析するように、BSC340を構成する。この実施形態では、移動体デバイス316が別個のレグ320〜322,323を介して2つ以上のBTS312,314と同時に通信する場合、フレームをBSCへ転送するようにBTSを構成することが可能である。上述のように、BSCは所定の基準に基づき、若しくはビット毎に、又はその両方によりフレームを比較し、さらなる解析が可能である正確なフレームを達成する。
通常、好適な一実施形態では、畳み込み符号化、又は認識可能なシーケンス及びフォーマット化されたコンテンツを与える他の同様の符号化を利用する。そうした実施形態では、ターボ符号化など他の符号化仕様が共に用いられることも可能である。しかしながら、この符号化においては1のビットと0のビットとのランダム性はより大きいため、消去されたフレームとDTXとの区別の正確性は減少する。
それらの実施形態のうちの多くでは、DCCHを用いることによりFCH上で1/8レートフレームを送信する必要を限定し、好適には回避することが可能となるため、これに代えて、畳み込み符号化がSCH上で用いられるように実装することが可能である。達成される利得により、ターボ符号を用いるFCHより無線周波数(RF)コストの低い畳み込み符号化されたSCHを伴うDCCHの使用が可能となる。
これらの実施形態では、受信したフレームをそれらの実施形態に従って解析することにより、無線通信システムがDCCHを用いることが可能であるかを判定するための単純化された処理も提供される。この処理は、1つ以上の逆方向リンクを介して第1のフレーム又は第1の一連のフレームを通信することにより開始され、CRC、FQI、又はその両方が不良でありフレームが不正確に受信されたことを示すようにフレームは固定される。さらに、0であるビットの長い文字列をベアラ情報が含まないように、且つ好適には0であるビットの比較的短い文字列、又は1であるビットと0であるビットとが交互に並ぶ比較的短い文字列を含むように、フレームが構成される。CRCが不良であるため、実際には受信器が正確なフレームを受信している場合にも、フレームの受信器はフレームが不良であると判定する。適正に構成された受信器はフレームを解析し、閾値(例えば、55又は60の0文字列)を超える0文字列が存在しないという事実に基づき、そのフレームがDTXであると判定する。フレームがDTXであると判定されるため、受信器は送信出力の増大を要求しない。
続いて、1つ以上のリンクを介して第2のフレーム又は第2の一連のフレームが通信される。第2のフレーム又は一連のフレームも、CRC、FQI、又は他の品質検査若しくはパラメータを備えて通信される。しかしながら、このフレームは、一連の0文字列、即ち、長い0文字列(例えば、フレームの後部の長い0文字列)を含むように構成される。受信側デバイスはCRCが不良であることを検知し、実際には受信器が正しいビットを受信している場合にもそのフレームは不良であると判定する。受信器はさらにフレームを解析し、一連の0であるビットを検知し、そのフレームが消去されたフレームであると判定する。したがって、受信器はシステムが本発明を利用して消去されたフレームとDTXとを区別しDCCHの使用を可能とすることを確認し、送信出力を増大させる命令を発する。
これらの実施形態により、DCCHチャネル、SCHチャネル、又はその両方の利用を有効とする、不連続送信(DTX)を正確に識別するための方法、システム、及び装置が提供される。一実施形態では、方法は、複数のビットを有するフレームを含む無線通信を
受信する工程と、フレームが所定の品質パラメータに適合するか否かを判定する工程と、フレームが所定の品質パラメータに適合しない場合、フレームのうちの少なくとも後端部内のビットを解析する工程と、フレームのうちの少なくとも後端部内のビットを解析する工程に基づきフレームが消去されたフレームであるか否かを判定する工程と、フレームが消去されたフレームである場合、送信出力の増大を要求する工程とを含む。この方法はさらに、フレームのヘッダを解析する工程を含む、フレームが不連続送信モード(DTX)フレームであるか否かを判定する工程と、フレームがDTXである場合、送信出力を所定のレベルに維持する工程とを含み得る。ここで、フレームがDTXフレームであるか否かを判定する工程は、ヘッダの内の少なくとも一部と、以前に受信したシーケンス番号とを比較する工程を含む。
受信する工程と、フレームが所定の品質パラメータに適合するか否かを判定する工程と、フレームが所定の品質パラメータに適合しない場合、フレームのうちの少なくとも後端部内のビットを解析する工程と、フレームのうちの少なくとも後端部内のビットを解析する工程に基づきフレームが消去されたフレームであるか否かを判定する工程と、フレームが消去されたフレームである場合、送信出力の増大を要求する工程とを含む。この方法はさらに、フレームのヘッダを解析する工程を含む、フレームが不連続送信モード(DTX)フレームであるか否かを判定する工程と、フレームがDTXである場合、送信出力を所定のレベルに維持する工程とを含み得る。ここで、フレームがDTXフレームであるか否かを判定する工程は、ヘッダの内の少なくとも一部と、以前に受信したシーケンス番号とを比較する工程を含む。
一実施形態では、無線通信を有効とする方法が提供される。この方法は、複数のビットを有するフレームを含む無線通信を受信する工程と、フレームは品質検査を満たすか否かを判定する工程と、フレームが品質検査を満たさない場合、フレーム内のビットのうちの少なくとも一部を解析する工程と、ビットのうちの少なくとも一部の解析結果は閾値を超えるか否かを判定する工程と、ビットのうちの少なくとも一部が閾値を超えない場合、フレームをDTXと識別する工程とを含む。一部の実施形態はさらに、フレームが期待されるビットのシーケンスを含むか否かを判定する工程と、フレームが期待されるビットのシーケンスを含まない場合、フレームをDTXと識別する工程を実行する工程を含む。ここで、ビットのうちの少なくとも一部を解析する工程は所定の値のビットの数を計数する工程を含み、ビットのうちの少なくとも一部の解析結果は閾値を超えるか否かを判定する工程は、所定の値のビットの数が閾値を超えるか否かを判定する工程を含む。
これらの実施形態はさらに、無線通信を提供するためのシステム及び装置を提供する。一部の実施形態では、この装置はトランシーバ、フレーム誤り符号復号化装置、フレーム型判定デバイス、及びフレーム型検証デバイスを含む。トランシーバは、複数のビットを有するフレームを含む無線通信を受信する。フレーム誤り符号復号化装置は、フレームが品質検査を満たすか否かを判定するように構成されている。フレーム型判定デバイスはフレーム誤り符号復号化装置に接続されており、フレームが品質検査を満たさない場合、フレーム内のビットのうちの少なくとも一部を解析し、且つビットのうちの少なくとも一部の解析結果が閾値を超えるか否かを判定するように構成されている。フレーム型検証デバイスはフレーム型判定デバイスに接続されており、ビットのうちの少なくとも一部が閾値を超えない場合、フレームをDTXと識別するように構成されている。
一部の実施形態は、無線通信を提供するための装置を提供する。この装置は、複数のビットを有するフレームを含む無線通信を受信するための手段と、フレームが品質検査を満たすか否かを判定するための手段と、フレームが品質検査を満たさない場合、フレーム内のビットのうちの少なくとも一部を解析するための手段と、ビットのうちの少なくとも一部の解析結果が閾値を超えるか否かを判定するための手段と、ビットのうちの少なくとも一部が閾値を超えない場合、フレームをDTXと識別するための手段とを備える。
本明細書に開示の発明を特定の実施形態及びその用途により説明したが、当業者には、特許請求の範囲に述べる本発明の範囲から逸脱することなく、本発明に対し多数の修正及び変更がなされ得る。
Claims (17)
- 無線通信における1つ以上のフレームのフレーム型を識別する方法において、
複数のベアラ・ビットを有するフレームを含む無線通信を受信するフレーム受信工程と、
フレームは所定の品質パラメータに適合するかを判定するフレーム判定工程と、
フレームが所定の品質パラメータに適合しない時、フレーム内のベアラ・ビットのうちの少なくとも一部を解析するフレーム解析工程と、
フレーム解析工程の結果に基づき、フレームは消去されたフレームであるかを判定する消去フレーム判定工程とからなる方法。 - フレームは不連続送信モード(DTX)フレームであるかを判定するDTXフレーム判定工程と、
DTXフレーム判定工程はフレームのヘッダを解析するヘッダ解析工程を含むことと、
ヘッダは期待される一連のビットを含むかを判定するヘッダ・ビット判定工程とを含む請求項1に記載の方法。 - フレームが消去されたフレームである時、送信出力の増大を要求する出力増大要求工程と、
ヘッダが期待される一連のビットを含む時、送信出力を維持する出力維持工程とを含む請求項2に記載の方法。 - ヘッダが期待される一連のビットを含む時、フレームを消去されたフレームと決定するヘッダ・ビット消去フレーム決定工程を含む請求項2に記載の方法。
- フレーム解析工程は、
フレームのうちの少なくとも後端部内の0であるベアラ・ビットの数を計数する0ビット計数工程と、
0であるビットの数は所定の閾値を超えるかを判定する0ビット閾値判定工程と、
0であるビットの数が所定の閾値を超える時、フレームを消去されたフレームと決定する0ビット閾値消去フレーム決定工程とを含む請求項1に記載の方法。 - フレーム解析工程は、
0であるビットの数が所定の閾値を超えない時、ヘッダは期待されるシーケンスを含むかを判定するヘッダ・シーケンス判定工程と、
ヘッダが期待されるパラメータを含む時、フレームを消去されたフレームと決定するヘッダ・パラメータ消去フレーム決定工程と、
ヘッダが期待されるパラメータを含まない時、フレームを不連続送信モード(DTX)フレームと決定するヘッダ・パラメータDTXフレーム決定工程とを含む請求項5に記載の方法。 - 無線通信を有効とする方法において、
複数のビットを有するフレームを含む無線通信を受信するフレーム受信工程と、
フレームは品質検査を満たすかを判定するフレーム判定工程と、
フレームが品質検査を満たさない時、フレーム内のビットのうちの少なくとも一部を解析するフレーム解析工程と、
ビットのうちの少なくとも一部の解析結果は閾値を超えるかを判定するビット閾値判定工程と、
ビットのうちの少なくとも一部の解析結果が閾値を超えない時、フレームを不連続送信(DTX)と識別するDTX識別工程とからなる方法。 - フレームは期待されるビットのシーケンスを含むかを判定するビット・シーケンス判定工程と、
フレームが期待されるビットのシーケンスを含まない時、DTX識別工程を実行する工程とを含む請求項7に記載の方法。 - フレーム解析工程はフレームの後端部における値が0であるベアラ・ビットの数を計数する工程を含むことと、
ビット閾値判定工程はフレームの後端部における値が0であるベアラ・ビットの数が閾値を超えるかを判定する工程を含むことと、
フレームの後端部における値が0であるベアラ・ビットの数が閾値を超える時、ビット・シーケンス判定工程を開始する工程とを含む請求項8に記載の方法。 - 複数のビットを有するフレームを各々含む複数の無線通信を受信する複数フレーム受信工程と、
複数の無線通信からのフレームの各々の第1のビットのビット値を比較する第1ビット比較工程と、
複数の無線通信からのフレームの各々の第1のビットにおいてビット値間に差は存在するかを判定する第1ビット差判定工程と、
差が検出されたビット値を有する第1のビットにおいて過半数のビット値は存在するかを判定する第1ビット過半数判定工程と、
無線通信の各々のフレームの各々の第1のビットに差が検出された時、第1のビットに対し過半数のビット値を代入する第1ビット代入工程と、
無線通信の各々のフレームの各々の第1のビットに差が検出された時、第1のビットが過半数のビット値を有するように、フレームを再生成する第1ビット・フレーム再生成工程とを含む請求項7に記載の方法。 - 複数のビットを有するフレームを各々含む複数の無線通信を受信する複数フレーム受信工程と、
複数の無線通信からのフレームの各々の複数のビットのビット値を比較する複数ビット比較工程と、
複数の無線通信からのフレームの各々の複数のビットにおいてビット値間に差は存在するかを判定する複数ビット差判定工程と、
差が検出されたビット値において過半数のビット値は存在するかを判定する過半数判定工程と、
差が検出されたビットに対し過半数のビット値を代入する過半数ビット値代入工程と、
差が検出されなかったビットと、過半数のビット値が代入されたビットとを用いてフレームを再生成する複数ビット・フレーム再生成工程とを含む請求項7に記載の方法。 - ビットのうちの少なくとも一部の解析結果が閾値を超える時、フレームを消去されたフレームと識別する消去フレーム識別工程と、
フレームが消去されたフレームと識別された時、出力を制御する出力制御工程とを含む請求項7に記載の方法。 - フレームは期待されるビットのシーケンスを含むかを判定するビット・シーケンス判定工程と、
フレームが期待されるビットのシーケンスを含まない時、DTX識別工程を実行する工程と、
消去フレーム識別工程は、フレームが期待されるビットのシーケンスを含む時、フレームを消去されたフレームと識別する工程を含むこととを含む請求項12に記載の方法。 - 無線通信用の装置において、
複数のビットを有するフレームを含む無線通信を受信するトランシーバと、
フレームが品質検査を満たすかを判定するように構成されたフレーム誤り符号復号化装置と、
フレーム誤り符号復号化装置に接続されたフレーム型判定デバイスと、
フレーム型判定デバイスは、フレームが品質検査を満たさない時、フレーム内のビットのうちの少なくとも一部を解析するように、且つビットのうちの少なくとも一部の解析結果が閾値を超えるかを判定するように構成されることと、
フレーム型判定デバイスに接続されたフレーム型検証デバイスと、
フレーム型検証デバイスは、ビットのうちの少なくとも一部が閾値を超えない時、フレームを不連続送信(DTX)と識別するように構成されることとを含む装置。 - トランシーバに接続された無線リンクプロトコル(RLP)受信器と、
RLP受信器は、フレームが期待されるビットのシーケンスを含むかを判定するように構成されることと、
フレーム型判定デバイスは、フレームが期待されるビットのシーケンスを含まない時、フレームを不連続送信(DTX)と識別することをフレーム型検証デバイスに開始させることとを含む請求項14に記載の装置。 - フレーム型判定デバイスは、所定の値を有するビットの数を計数するように、且つ所定の値を有するビットの数が閾値を超えるかを判定するように構成されることを含む請求項15に記載の装置。
- トランシーバ、フレーム誤り符号復号化装置、フレーム型判定デバイス、及びフレーム型検証デバイスを備える無線基地局を含む請求項14に記載の装置。
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