JP4258272B2 - Cdma受信装置、そのtfci候補判定方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はCDMA(Coded Division Multiple Accss)方式の移動体通信システムに用いられるCDMA受信装置、そのTFCI候補判定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
CDMA受信装置は、例えば「W−CDMA移動通信方式」(立川敬二監修,丸善株式会社発行)で説明されているが、一般的に図2に示されるようにデコード部において無線フレーム結合31、1次インターリーブ32、レートマッチング33、誤り訂正復号(ビタビ復号、ターボ復号)34やCRC判定35などの復号処理を行う際、復号処理を行う単位であるデータのブロックサイズやブロック数という転送フォーマット情報(Transport Format)が必要となる。この転送フォーマット情報は、転送チャネル(Transport Channel)と呼ばれるチャネル毎に決定され、転送時間間隔(Transmission Time Interval)と呼ばれる周期で異なる値を取りえる。なお、この転送時間間隔は、無線インターフェースのデータユニットの最小単位である無線フレーム長の整数倍の値をとる。
【0003】
無線区間では、複数の転送チャネルが多重されて送信されているため、各転送チャネルの持つフォーマット情報の組み合わせを示す値(TFCI:Transport Format Combination Indicator)が情報信号とは別に無線フレーム中に埋め込まれて送信されている。従って、CDMA受信装置のデコード部では復号処理を開始する前に、受信されたTFCI信号を判定して、各転送チャネルの復号処理に必要なフォーマット情報を知る必要がある。
【0004】
TFCIは番号で示され、その番号によってデータの送信フォーマット、すなわちデータブロックサイズとブロック数とが特定される。つまりTFCI番号により、データレートが特定される。3GPP(3rd Generation Partnership Project)によって規定されている第3世代の移動体通信システムの規格によれば、TFCIは、0番〜1023番の番号(1024個の番号)のうちの1つにより示され、各番号に対応する符号語(TFCI符号化系列という)に変換されて送信される。
【0005】
TFCIを受信したCDMA受信装置は、復号化部で予め特定されている1024種類のTFCI符号化系列と実際に受信したTFCI信号との相関値をそれぞれ求め、求めた1024個の相関値のうちで最大値をとる相関値に対応する番号を受信したTFCIの番号として判定する。そして、復号化部では、判定したTFCI番号によって特定される送信フォーマットに従ってデータの復号を行う。
【0006】
TFCI信号は長さ30ビットの1個の符号語にマッピングされており、リード・マラー符号化されて送信されている。このTFCI復号アルゴリズムは復号されたTFCIに誤りがないかどうかを判断することはできないため、TFCI信号が誤って復号された場合、システムは得られたTFCIが無線フレームの正しい各転送チャネルの状態を示しているかのようにデコード処理を行う。このため、誤った多重化パラメータ、レートマッチング、誤り訂正復号処理を行い、その結果として各転送チャネルの無線フレームデータは失われてしまう。この障害は後続のCRCで検出されて、始めて検出される。
【0007】
受信精度の向上を目的とした発明が、以下に示す特許文献1、2に開示されている。
【0008】
【特許文献1】
特開2002−246949号公報
【特許文献2】
特開2003−32146号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上述したようにTFCI復号アルゴリズムは復号されたTFCIに誤りがないかどうかを判断することはできない。従って、誤ったTFCIによる誤った処理が行われ、各転送チャネルの無線フレームデータが失われてしまうという問題がある。
【0010】
無線フレームデータの再送は無線リソースの使用効率を低下させる。
【0011】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、TFCI復号誤りを減らしたCDMA受信装置、そのTFCI候補判定方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
係る目的を達成するために請求項1記載の発明は、CDMA方式の移動体通信システムに用いられるCDMA受信装置であって、データの転送フォーマット情報が乗せられたTFCI(Transport Format Combination Indicator)信号と、予め特定されたTFCI符号化系列との相関値を求めるTFCI復号化手段と、TFCI復号化手段によって求められた最もTFCI相関値が大きいTFCI候補と、次にTFCI相関値が大きいTFCI候補とのTFCI相関値の差である相関値距離を第1の閾値と比較し、該相関値距離が該第1の閾値よりも小さい場合に、TFCI候補の前記転送フォーマット情報に従って物理チャネルのデータを転送チャネルのデータに復号化する復号処理を、複数のTFCI候補の転送フォーマット情報を用いてそれぞれ並列に行うように制御するTFCI相関判定手段と、復号処理により得られるCRC(Cyclic Redundancy Check)判定結果が正常であるか否かを判断し、正常であると判断されたTFCI候補による転送フォーマット情報を用いて復号された転送チャネルのデータと、CRC判定結果とを上位層に報告する転送チャネルフォーマット判定手段と、を有し、相関値距離が第1の閾値よりも小さい場合に、複数のTFCI候補の転送フォーマット情報により復号処理を並列に行うことを特徴とする。
【0013】
請求項2記載の発明は、CDMA方式の移動体通信システムに用いられるCDMA受信装置であって、データの転送フォーマット情報が乗せられたTFCI信号と、予め特定されたTFCI符号化系列との相関値を求めるTFCI復号化手段と、TFCI復号化手段によって求められた最もTFCI相関値が大きいTFCI候補と、次にTFCI相関値が大きいTFCI候補とのTFCI相関値の差である相関値距離を第1の閾値と比較し、該相関値距離が該第1の閾値よりも小さい場合に、TFCI候補の前記転送フォーマット情報に従って物理チャネルのデータを転送チャネルのデータに復号化する復号処理を、複数のTFCI候補の転送フォーマット情報を用いてそれぞれ並列に行うように制御するTFCI相関判定手段と、TFCI相関値が最も大きいTFCI候補の転送フォーマット情報に従って、物理チャネルのデータを転送チャネルのブロック数、ブロックサイズに分割し、転送チャネルのデータを出力する第1の逆多重化手段と、第1の逆多重化手段からの転送チャネルのデータを復号処理し、復号されたデータとCRC判定結果とを出力する第1のデコード手段と、次にTFCI相関値が大きいTFCI候補の転送フォーマット情報に従って、物理チャネルのデータを転送チャネルのブロック数、ブロックサイズに分割し、転送チャネルのデータを出力する第2の逆多重化手段と、第2の逆多重化手段からの前記転送チャネルのデータを復号処理し、復号されたデータとCRC判定結果とを出力する第2のデコード手段と、第1のデコード手段と前記第2のデコード手段により得られるCRC判定結果が正常であるか否かを判断し、正常であると判断されたTFCI候補による転送フォーマット情報を用いて復号された転送チャネルのデータと、CRC判定結果とを上位層に報告する転送チャネルフォーマット判定手段と、を有することを特徴とする。
【0014】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、TFCI相関判定手段は、相関値距離が第1の閾値よりも大きい場合に、第2の逆多重化手段と第2のデコード手段とを動作しないように制御し、TFCI相関値が最も大きいTFCI候補の転送フォーマット情報に従って、物理チャネルのデータを転送チャネルのブロック数、ブロックサイズに分割した転送チャネルのデータを第1の逆多重化手段で出力し、第1の逆多重化手段からの転送チャネルのデータを第1のデコード手段で復号処理することで、復号されたデータとCRC判定結果とを出力し、転送チャネルフォーマット判定手段は、第1のデコード手段で復号されたデータとCRC判定結果とを上位層に報告することを特徴とする。
【0015】
請求項4記載の発明は、請求項2又は3記載の発明において、TFCI相関判定手段は、TFCI相関値が最も大きいTFCI候補のTFCI相関値を第2の閾値と比較し、該TFCI相関値が該第2の閾値よりも小さいときにTFCI復号化手段によって求められた最もTFCI相関値が大きいTFCI候補と、次にTFCI相関値が大きいTFCI候補とのTFCI相関値の差である相関値距離を第1の閾値と比較して復号処理を並列に行うか否かを判断することを特徴とする。
【0016】
請求項5記載の発明は、CDMA方式の移動体通信システムに用いられるCDMA受信装置のTFCI候補判定方法であって、データの転送フォーマット情報が乗せられたTFCI(Transport Format Combination Indicator)信号と、予め特定されたTFCI符号化系列との相関値を求めるTFCI復号化工程と、TFCI復号化工程によって求められた最もTFCI相関値が大きいTFCI候補と、次にTFCI相関値が大きいTFCI候補とのTFCI相関値の差である相関値距離を第1の閾値と比較する相関値距離比較工程と、復号処理により得られるCRC(Cyclic Redundancy Check)判定結果が正常であるか否かを判断し、正常であると判断されたTFCI候補による転送フォーマット情報を用いて復号された転送チャネルのデータと、CRC判定結果とを上位層に報告する転送チャネルフォーマット判定工程と、を有し、相関値距離が前記第1の閾値よりも小さい場合に、複数のTFCI候補の転送フォーマット情報に従って物理チャネルのデータを転送チャネルのデータに復号化する復号処理を、複数のTFCI候補の転送フォーマット情報を用いてそれぞれ並列に行うようにすることを特徴とする。
【0017】
請求項6記載の発明は、CDMA方式の移動体通信システムに用いられるCDMA受信装置のTFCI候補判定方法であって、データの転送フォーマット情報が乗せられたTFCI信号と、予め特定されたTFCI符号化系列との相関値を求めるTFCI復号化工程と、TFCI復号化工程によって求められた最もTFCI相関値が大きいTFCI候補と、次にTFCI相関値が大きいTFCI候補とのTFCI相関値の差である相関値距離を第1の閾値と比較する相関値距離比較工程と、TFCI相関値が最も大きいTFCI候補の転送フォーマット情報に従って物理チャネルのデータを転送チャネルのブロック数、ブロックサイズに分割し、転送チャネルのデータを出力する第1の逆多重化工程と、第1の逆多重化工程からの転送チャネルのデータを復号処理し、復号されたデータとCRC判定結果とを出力する第1のデコード工程と、次にTFCI相関値が大きいTFCI候補の転送フォーマット情報に従って、物理チャネルのデータを転送チャネルのブロック数、ブロックサイズに分割し、転送チャネルのデータを出力する第2の逆多重化工程と、第2の逆多重化工程からの前記転送チャネルのデータを復号処理し、復号されたデータとCRC判定結果とを出力する第2のデコード工程と、相関値距離比較工程により相関値距離が前記第1の閾値よりも小さいと判定された場合に、第1の逆多重化工程と前記第1のデコード工程とによる第1の復号処理と、第2の逆多重化工程と第2のデコード工程による第2の復号処理とを並列に実行するように指示する並列処理指示工程と、第1のデコード工程と第2のデコード工程により得られるCRC判定結果が正常であるか否かを判断し、正常であると判断されたTFCI候補による転送フォーマット情報を用いて復号された転送チャネルのデータと、CRC判定結果とを上位層に報告する転送チャネルフォーマット判定工程と、を有することを特徴とする。
【0018】
請求項7記載の発明は、請求項6記載の発明において、並列処理指示工程は、相関値距離が第1の閾値よりも大きい場合に、第2の逆多重化工程と第2のデコード工程とを実施しないように指示し、TFCI相関値が最も大きいTFCI候補の転送フォーマット情報に従って、物理チャネルのデータを転送チャネルのブロック数、ブロックサイズに分割した転送チャネルのデータを第1の逆多重化工程により出力し、第1の逆多重化工程からの転送チャネルのデータを第1のデコード工程で復号処理することで、復号されたデータとCRC判定結果とを出力し、転送チャネルフォーマット判定工程は、第1のデコード工程で復号されたデータとCRC判定結果とを上位層に報告することを特徴とする。
【0019】
請求項8記載の発明は、請求項6又は7記載の発明において、TFCI相関値が最も大きいTFCI候補のTFCI相関値を第2の閾値と比較するTFCI相関値判定工程を有し、TFCI相関値判定工程により、TFCI相関値が第2の閾値よりも小さいと判定された時に、相関値距離比較工程により最もTFCI相関値が大きいTFCI候補と、次にTFCI相関値が大きいTFCI候補とのTFCI相関値の差である相関値距離を第1の閾値と比較して復号処理を並列に行うか否かを判断することを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
次に、添付図面を参照しながら本発明のCDMA受信装置、そのTFCI候補判定方法に係る実施の形態を詳細に説明する。図1〜図6を参照すると本発明のCDMA受信装置、そのTFCI候補判定方法に係る実施の形態が示されている。
【0021】
まず、図1を参照しながら本実施形態の構成について説明する。図1を参照すると、本実施形態のCDMA受信装置1の構成が示されている。
CDMA受信装置1は、物理チャネル分離部2を有し、この物理チャネル分離部2で物理チャネル情報20はデータ信号と、TFCI信号と、TPC(Transport PowerControl)信号と、パイロット信号とに分離される。データ信号は2次インターリービング部3へ、TFCI信号はTFCI復号部5へそれぞれ供給される。TPC信号、パイロット信号は別の機能ブロックへ出力されるが、本発明と直接関係が無く、その処理は一般に当業者に周知であるため説明を省略する。
【0022】
2次インターリービング部3に出力されたデータ信号は、物理チャネル毎に並び替えを行い、物理チャネル結合部4に出力される。物理チャネル結合部4は複数の物理チャネルの情報を1つにまとめ、第1逆多重化部8、第2逆多重化部11へ出力する。
【0023】
また、TFCI復号部5に出力されたTFCI信号は、リード・マラー復号によって長さ30ビットの1個の符号語から10ビットの情報としてTFCI情報を復号するが、リード・マラー復号化は、当業者にとって周知であるため、その詳細な説明は省略する。TFCI復号部5は予め特定されている1024種類のTFCI符号化系列と実際に受信したTFCI信号との相関値をそれぞれ求める。TFCI情報はTFCI候補とその相関値から構成される。復号されたTFCI情報は、TFCI相関判定部6に出力される。
【0024】
TFCI相関判定部6は、TFCI相関値が最も大きいものと2番目にTFCI相関値が大きいものとのTFCI相関値の差であるTFCI相関距離Δn,m としきい値Δthとの比較を行い、TFCI相関距離Δn,m が相関値距離しきい値Δthより小さい場合はTFCI情報の信憑性が低いとして、並列デコード処理を選択する。並列デコード処理を行うか否かを示すTFCI選択制御信号は、第2TF判定部10と転送チャネルフォーマット判定部13とに出力される。並列デコードを行う場合、TFCI相関判定部6はTFCI選択制御信号によって第1TF判定部7と第2TF判定部10とを動作させるように設定を行う。また、並列デコードを行わない場合、TFCI相関判定部6はTFCI選択制御信号によって第1TF判定部7のみ動作するように設定を行い、第2TF判定部10は動作しないようにする。すなわち、並列デコードを行わない場合には、第2TF判定部10、第2逆多重化部11、第2デコード部12は動作しない。
【0025】
第1TF判定部7は、TFCI相関判定部6により選択されたTFCI候補のTFCI情報から転送チャネル毎に転送フォーマット情報を決定し、第1逆多重化部8へ出力する。第2TF判定部10も同様にTFCI相関判定部6により選択されたTFCI候補のTFCI情報から転送チャネル毎に転送フォーマット情報を決定し、第2逆多重化部11へ出力する。
【0026】
第1逆多重化部8は、第1TF判定部7から供給されたTFCI候補の転送フォーマット情報に従って、物理チャネル結合部4からの物理チャネルのデータ信号を転送チャネルのブロック数、ブロックサイズに分割し、転送チャネルデータとして第1デコード部9に出力する。第2逆多重化部11は、第2TF判定部10から供給されたTFCI候補の転送フォーマット情報に従って、物理チャネル結合部4からの部率チャネルのデータ信号を転送チャネルのブロック数、ブロックサイズに分割し、転送チャネルデータとして第2デコード部12に出力する。
【0027】
第1デコード部9、第2デコード部12では転送チャネル毎に復号処理が行われ、復号されたデータとCRC判定結果21、22が転送チャネルフォーマット判定部13に出力される。
【0028】
転送チャネルフォーマット判定部13はTFCI相関判定部6からのTFCI選択制御信号により、並列デコード処理を行わない場合、第1デコード部9で復号されたデータとCRC判定結果21をそのまま上位層へ報告する。
【0029】
また、並列デコード処理を行う場合の転送チャネルフォーマット判定部13の動作を以下に詳述する。
転送チャネルフォーマット判定部13は、第1デコード部9のCRC判定結果がOKの場合、第1TF判定部7から供給されたTFCI候補の転送フォーマット情報に従って、物理チャネルのデータ信号を転送チャネルのブロック数、ブロックサイズに分割し、復号処理を施した転送チャネルのデータ、及びCRC判定結果21を上位層に報告する。また、第1デコード部9のCRC判定結果がNGで、なおかつ第2デコード部12のCRC判定結果がOKの場合、第2TF判定部10から供給されたTFCI候補の転送フォーマット情報に従って、部率チャネルのデータ信号を転送チャネルのブロック数、ブロックサイズに分割し、復号処理を施した転送チャネルのデータ、及びCRC判定結果22を上位層に報告する。また、第1デコード部9のCRC判定結果がNGでなおかつ第2デコード部12のCRC判定結果もNGの場合、転送チャネルのデータ信号そのものがエラーであったとして、第1TF判定部7から供給されたTFCI候補の転送フォーマット情報に従って、物理チャネルのデータ信号を転送チャネルのブロック数、ブロックサイズに分割し、復号処理を施した転送チャネルのデータ、及びCRC判定結果21がNGである旨を上位層に報告する。
【0030】
次に、図2を参照しながら第1デコード部9、及び第2デコード部12の構成を説明する。なお、第1デコード部9と第2デコード部12の構成は同一であるため、以下では第1デコード部9についてだけ説明する。
第1逆多重化部8から各転送チャネルの情報が入力され、無線フレーム結合部31で転送時間間隔周期にデータの結合が行われる。結合されたデータは1次インターリービング部32で転送チャネル毎にデータの並び替えを行い、レートマッチング部33で転送チャネルのブロック数とブロックサイズにあうようにサイズを調整される。サイズ調整されたデータは誤り訂正復号部34によって無線環境下で失ったデータ部分の誤り訂正がなされる。誤り訂正後のデータはCRC判定部35で転送チャネルの転送ブロック毎にCRCがOKかNGを判定される。かくして、前述した処理を実行する。
【0031】
上記構成を具備する本実施形態は、CDMA方式の移動体通信システムに用いられるCDMA受信装置に、TFCI相関判定部6と、CRC結果に基づく転送チャネルフォーマット判定部13と、複数の逆多重化部(De−Multiplexing)とデコード部とを設けたことを特徴としている。
【0032】
図1に示すように、本実施形態のCDMA受信装置1は、TFCI復号部5において複数のTFCI候補とそれぞれに対応する相関値を出力する。ここでは説明のためTFCI相関値が最も大きいTFCI候補をTFCIn 、2番目に大きいTFCI候補をTFCIm 、それぞれの相関値をCorrn,Corrm とする(図3)。
【0033】
TFCI相関判定部6では、入力されたTFCI相関値の上位2つの差である相関値距離(Δn,m =Corrn −Corrm )がしきい値Δthより小さい場合、第1TF判定部7にTFCI相関値の最も大きいTFCI候補、TFCIn を出力し、第1逆多重化部8と第1デコード部9によってTFCI相関値の最も大きいTFCIn による復号処理を実行させる。また、第2TF判定部10にTFCI相関値が2番目に大きいTFCI候補、TFCIm を出力し、第2逆多重化部11と第2デコード部12によってTFCI相関値が2番目に大きいTFCIm による復号処理を実行させる。これらの処理は並列に行われる。
【0034】
転送チャネルフォーマット判定部13では、第1デコード部9のCRC判定結果がOKの場合、TFCIn による転送フォーマット情報で転送チャネルをデコードした結果、及びCRC判定結果を上位層(図示せず)に報告する。また、第1デコード部9のCRC判定結果がNGで、なおかつ第2デコード部12のCRC判定結果がOKの場合、TFCIm による転送フォーマット情報で転送チャネルをデコードした結果、及びCRC判定結果を上位層に報告する。第1デコード部9のCRC判定結果がNGで、なおかつ第2デコード部12のCRC判定結果もNGの場合には、転送チャネルのデータ信号そのものがエラーであったとして、TFCIn による転送フォーマット情報で転送チャネルをデコードした結果と、CRC判定結果NGを上位層に報告する。
【0035】
このように本実施形態は、TFCI相関値の差が小さい場合のようなTFCI候補の信憑性が低い時に、TFCI相関値が高い複数のTFCIからの転送フォーマット情報によってデータを復号し、CRC判定結果から正しいTFCIを選択してこのTFCIによって復号されたデータを上位層に報告する。従って、誤りのない転送フォーマット情報に従って復号化されたデータを上位層に報告することが可能となり、有限である無線リソースの利用効率を保つことができる。
【0036】
次に、図4に示されたフローチャートを参照しながら本実施形態の動作手順について説明する。
物理チャネル分離部2から出力されたTFCI信号はTFCI復号部5でTFCI候補とTFCI相関値で構成されるTFCI情報に復号され、TFCI相関判定部6に入力される(ステップS1)。
【0037】
TFCI相関判定部6では、TFCI相関値が最も大きいものと2番目のものとの差である相関値距離Δn,m がしきい値Δthより小さいかどうかを調べる(ステップS2)。相関値距離Δn,m がしきい値Δthより小さい場合(ステップS2/YES)、TFCI相関判定部6は複数のTFCI候補による並列デコード処理を選択し、第1TF判定部7にTFCI相関値が最も大きいTFCI候補TFCIn を出力し、第2TF判定部10に2番目に大きいTFCIm を出力する(ステップS3)。なお、並列デコード処理の実施は、TFCI選択制御信号により転送チャネルフォーマット判定部13と第2TF判定部10に通知される。
【0038】
第1TF判定部7は転送されたTFCIn から、転送チャネル毎に転送フォーマットを決定し、転送フォーマット情報として第1逆多重化部8に出力する(ステップS4)。また、第2TF判定部10は転送されたTFCIm から、転送チャネル毎に転送フォーマットを決定し、転送フォーマット情報として第2逆多重化部11に出力する(ステップS4)。
【0039】
第1逆多重化部8、第2逆多重化部11は与えられたTFCI候補の転送フォーマット情報に従い、物理チャネルのデータ信号を転送チャネルのブロック数、ブロックサイズに分割し、転送チャネルデータとしてそれぞれ第1デコード部9、第2デコード部13に出力する(ステップS5)。
【0040】
第1デコード部9、第2デコード部12で転送チャネル毎に復号処理を行い、復号されたデータとCRC判定結果21、22をそれぞれ転送チャネルフォーマット判定部13に出力する(ステップS6)。
【0041】
転送チャネルフォーマット判定部13では、まず、第1デコード部9から出力される、TFCIn に従ってデコードを行った結果のCRC判定結果21を調べ(ステップS7)、CRC判定結果がOKである場合は(ステップS7/YES)、TFCIはTFCIn だったと判断し、TFCIn による転送フォーマット情報で転送チャネルデータをデコードしたデータ、及びCRC判定結果21を上位層に転送する(ステップS8)。
【0042】
一方、ステップS7でCRCがNGだった場合(ステップS7/NO)、2番目にTFCI相関値が大きいTFCIm に従ってデコードを行った結果のCRCを調べる(ステップS9)。このCRCがOKである場合は(ステップS9/YES)、TFCIはTFCIm だったと判断し、TFCIm による転送フォーマット情報で転送チャネルデータをデコードしたデータ、及びCRC判定結果22を上位層に転送する(ステップS10)。
【0043】
さらに、ステップS9でTFCIm に従ってデコードを行った結果のCRCがNGだった場合(ステップS9/NO)、転送チャネルのデータ信号そのものがエラーであったとして、TFCIn による転送フォーマット情報で転送チャネルをデコードした結果と、CRC判定結果NGを上位層に報告する(ステップS11)。
【0044】
また、ステップS2で相関値距離Δn,m がしきい値Δthより大きい場合(ステップS2/NO)、TFCI相関判定部6はTFCI相関値が最も大きいTFCIn がTFCIであると判断し、第1TF判定部7にTFCIn を出力する。なお、この際TFCI選択制御信号により第2TF判定部10は動作しないように設定されている。
【0045】
第1TF判定部7は第1逆多重化部8にTFCIn の転送フォーマット情報を出力し(ステップS13)、第1逆多重化部8は、与えられたTFCIn の転送フォーマット情報に従って、物理チャネルのデータ信号を転送チャネルのブロック数、ブロック数に分割し、転送チャネルデータとして第1デコード部9に出力する(ステップS14)。第1デコード部9では転送チャネル毎に復号処理を行い、復号されたデータとCRC判定結果21を転送チャネルフォーマット判定部13に出力する(ステップS15)。この場合、復号データとCRC判定結果はそのまま上位層に転送される。
【0046】
なお、上記実施形態では、並列動作を行う逆多重化部とデコード部を2組みとした構成となっているが、逆多重化部とデコード部の組み合わせを更に増やしTFCI候補数分の並列数とすることで3つ以上のTFCI候補に対応しても良い。また、逆多重化部とデコード部の処理速度が十分に速い場合は、1つの機能ブロックで構成し、TFCIn の処理の後にTFCIm の処理を行っても良い。
【0047】
次に、添付図面を参照しながら本発明に係る第2の実施形態について説明する。
本実施形態は、その基本的構成は上記の通りであるが、TFCI相関判定部6のTFCI相関比較方式についてさらに工夫している。本実施形態では、図5に示すように最も高いTFCI相関値Corrn が相関しきい値Corrthより低い場合にのみ相関値距離Δn,m に基づく並列デコード処理を行う。
【0048】
従って、このTFCI相関判定方法を用いたCDMA受信装置の動作手順は、図6のようになる。即ち、TFCI相関値nが相関しきい値よりも大きい場合、TFCI候補nはTFCI信号と十分相関が高いとして並列デコード処理を行わなくなる。このように、本実施形態ではデコード処理部の処理時間短縮を図ることができ、デコード処理部が消費する電力を少なくすることでCDMA受信装置の通信時間を延ばすという効果が得られる。
【0049】
なお、上述した実施形態は本発明の好適な実施の形態である。但し、これに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。
【0050】
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように本発明は、TFCI相関値の差が小さい場合のようなTFCI候補の信憑性が低い時に、TFCI相関値が高い複数のTFCIからの転送フォーマット情報によってデータを復号し、CRC判定結果から正しいTFCIを選択してこのTFCIによって復号されたデータを上位層に報告する。従って、誤りのない転送フォーマット情報に従って復号化されたデータを上位層に報告することが可能となり、有限である無線リソースの利用効率を保つことができる。
【0051】
また、相関値距離がしきい値よりも小さい時に並列処理を行わず、最も大きいTFCI相関値のTFCI候補により転送フォーマット情報を決定し、復号処理を行う。これにより無駄な並列処理の起動を少なくすることができ、消費電力を抑えたCDMA受信装置を提供することができる。
【0052】
また、最も大きいTFCI相関値が第2の閾値よりも小さいときにだけ最もTFCI相関値が大きいTFCI候補と、次にTFCI相関値が大きいTFCI候補とのTFCI相関値の差である相関値距離を第1の閾値と比較して復号処理を並列に行うか否かを判断することにより、並列処理の起動を少なくし、消費電力を抑えたCDMA受信装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るCDMA受信装置の構成を示すブロック図である。
【図2】第1のデコード部9と第2のデコード部12の構成を示すブロック図である。
【図3】TFCI候補と、そのTFCI相関値を示す図である。
【図4】第1の実施形態の動作手順を示すフローチャートである。
【図5】TFCI候補と、そのTFCI相関値を示す図であり、相関しきい値CorrthとTFCI相関値との関係を示す図である。
【図6】第2の実施形態の動作手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 CDMA受信装置
2 物理チャネル分離部
3 2次インターリービング部
4 物理チャネル結合部
5 TFCI復号部
6 TFCI相関判定部
7 第1TF判定部
8 第1逆多重化部
9 第1デコード部
10 第2TF判定部
11 第2逆多重化部
12 第2デコード部
13 転送チャネルフォーマット判定部
Claims (8)
- CDMA方式の移動体通信システムに用いられるCDMA受信装置であって、
データの転送フォーマット情報が乗せられたTFCI(Transport Format Combination Indicator)信号と、予め特定されたTFCI符号化系列との相関値を求めるTFCI復号化手段と、
前記TFCI復号化手段によって求められた最もTFCI相関値が大きいTFCI候補と、次にTFCI相関値が大きいTFCI候補とのTFCI相関値の差である相関値距離を第1の閾値と比較し、該相関値距離が該第1の閾値よりも小さい場合に、TFCI候補の前記転送フォーマット情報に従って物理チャネルのデータを転送チャネルのデータに復号化する復号処理を、複数のTFCI候補の転送フォーマット情報を用いてそれぞれ並列に行うように制御するTFCI相関判定手段と、
前記復号処理により得られるCRC(Cyclic Redundancy Check)判定結果が正常であるか否かを判断し、正常であると判断されたTFCI候補による転送フォーマット情報を用いて復号された転送チャネルのデータと、前記CRC判定結果とを上位層に報告する転送チャネルフォーマット判定手段と、
を有し、
前記相関値距離が前記第1の閾値よりも小さい場合に、前記複数のTFCI候補の転送フォーマット情報により前記復号処理を並列に行うことを特徴とするCDMA受信装置。 - CDMA方式の移動体通信システムに用いられるCDMA受信装置であって、
データの転送フォーマット情報が乗せられたTFCI信号と、予め特定されたTFCI符号化系列との相関値を求めるTFCI復号化手段と、
前記TFCI復号化手段によって求められた最もTFCI相関値が大きいTFCI候補と、次にTFCI相関値が大きいTFCI候補とのTFCI相関値の差である相関値距離を第1の閾値と比較し、該相関値距離が該第1の閾値よりも小さい場合に、TFCI候補の前記転送フォーマット情報に従って物理チャネルのデータを転送チャネルのデータに復号化する復号処理を、複数のTFCI候補の転送フォーマット情報を用いてそれぞれ並列に行うように制御するTFCI相関判定手段と、
前記TFCI相関値が最も大きいTFCI候補の転送フォーマット情報に従って、物理チャネルのデータを転送チャネルのブロック数、ブロックサイズに分割し、転送チャネルのデータを出力する第1の逆多重化手段と、
前記第1の逆多重化手段からの前記転送チャネルのデータを復号処理し、復号されたデータとCRC判定結果とを出力する第1のデコード手段と、
前記次にTFCI相関値が大きいTFCI候補の転送フォーマット情報に従って、物理チャネルのデータを転送チャネルのブロック数、ブロックサイズに分割し、転送チャネルのデータを出力する第2の逆多重化手段と、
前記第2の逆多重化手段からの前記転送チャネルのデータを復号処理し、復号されたデータとCRC判定結果とを出力する第2のデコード手段と、
前記第1のデコード手段と前記第2のデコード手段により得られるCRC判定結果が正常であるか否かを判断し、正常であると判断されたTFCI候補による転送フォーマット情報を用いて復号された転送チャネルのデータと、前記CRC判定結果とを上位層に報告する転送チャネルフォーマット判定手段と、
を有することを特徴とするCDMA受信装置。 - 前記TFCI相関判定手段は、
前記相関値距離が前記第1の閾値よりも大きい場合に、前記第2の逆多重化手段と前記第2のデコード手段とを動作しないように制御し、
前記TFCI相関値が最も大きいTFCI候補の転送フォーマット情報に従って、物理チャネルのデータを転送チャネルのブロック数、ブロックサイズに分割した転送チャネルのデータを第1の逆多重化手段で出力し、
前記第1の逆多重化手段からの前記転送チャネルのデータを前記第1のデコード手段で復号処理することで、復号されたデータとCRC判定結果とを出力し、
前記転送チャネルフォーマット判定手段は、前記第1のデコード手段で復号されたデータとCRC判定結果とを前記上位層に報告することを特徴とする請求項2記載のCDMA受信装置。 - 前記TFCI相関判定手段は、
前記TFCI相関値が最も大きいTFCI候補の前記TFCI相関値を第2の閾値と比較し、該TFCI相関値が該第2の閾値よりも小さいときに前記TFCI復号化手段によって求められた最もTFCI相関値が大きいTFCI候補と、次にTFCI相関値が大きいTFCI候補とのTFCI相関値の差である相関値距離を前記第1の閾値と比較して復号処理を並列に行うか否かを判断することを特徴とする請求項2又は3記載のCDMA受信装置。 - CDMA方式の移動体通信システムに用いられるCDMA受信装置のTFCI候補判定方法であって、
データの転送フォーマット情報が乗せられたTFCI(Transport Format Combination Indicator)信号と、予め特定されたTFCI符号化系列との相関値を求めるTFCI復号化工程と、
前記TFCI復号化工程によって求められた最もTFCI相関値が大きいTFCI候補と、次にTFCI相関値が大きいTFCI候補とのTFCI相関値の差である相関値距離を第1の閾値と比較する相関値距離比較工程と、
前記復号処理により得られるCRC(Cyclic Redundancy Check)判定結果が正常であるか否かを判断し、正常であると判断されたTFCI候補による転送フォーマット情報を用いて復号された転送チャネルのデータと、前記CRC判定結果とを上位層に報告する転送チャネルフォーマット判定工程と、
を有し、
前記相関値距離が前記第1の閾値よりも小さい場合に、前記複数のTFCI候補の前記転送フォーマット情報に従って物理チャネルのデータを転送チャネルのデータに復号化する復号処理を、複数のTFCI候補の転送フォーマット情報を用いてそれぞれ並列に行うようにすることを特徴とするTFCI候補判定方法。 - CDMA方式の移動体通信システムに用いられるCDMA受信装置のTFCI候補判定方法であって、
データの転送フォーマット情報が乗せられたTFCI信号と、予め特定されたTFCI符号化系列との相関値を求めるTFCI復号化工程と、
前記TFCI復号化工程によって求められた最もTFCI相関値が大きいTFCI候補と、次にTFCI相関値が大きいTFCI候補とのTFCI相関値の差である相関値距離を第1の閾値と比較する相関値距離比較工程と、
前記TFCI相関値が最も大きいTFCI候補の転送フォーマット情報に従って物理チャネルのデータを転送チャネルのブロック数、ブロックサイズに分割し、転送チャネルのデータを出力する第1の逆多重化工程と、
前記第1の逆多重化工程からの前記転送チャネルのデータを復号処理し、復号されたデータとCRC判定結果とを出力する第1のデコード工程と、
前記次にTFCI相関値が大きいTFCI候補の転送フォーマット情報に従って、物理チャネルのデータを転送チャネルのブロック数、ブロックサイズに分割し、転送チャネルのデータを出力する第2の逆多重化工程と、
前記第2の逆多重化工程からの前記転送チャネルのデータを復号処理し、復号されたデータとCRC判定結果とを出力する第2のデコード工程と、
前記相関値距離比較工程により相関値距離が前記第1の閾値よりも小さいと判定された場合に、前記第1の逆多重化工程と前記第1のデコード工程とによる第1の復号処理と、前記第2の逆多重化工程と前記第2のデコード工程による第2の復号処理とを並列に実行するように指示する並列処理指示工程と、
前記第1のデコード工程と前記第2のデコード工程により得られるCRC判定結果が正常であるか否かを判断し、正常であると判断されたTFCI候補による転送フォーマット情報を用いて復号された転送チャネルのデータと、前記CRC判定結果とを上位層に報告する転送チャネルフォーマット判定工程と、
を有することを特徴とするTFCI候補判定方法。 - 前記並列処理指示工程は、
前記相関値距離が前記第1の閾値よりも大きい場合に、前記第2の逆多重化工程と前記第2のデコード工程とを実施しないように指示し、
前記TFCI相関値が最も大きいTFCI候補の転送フォーマット情報に従って、物理チャネルのデータを転送チャネルのブロック数、ブロックサイズに分割した転送チャネルのデータを第1の逆多重化工程により出力し、
前記第1の逆多重化工程からの前記転送チャネルのデータを前記第1のデコード工程で復号処理することで、復号されたデータとCRC判定結果とを出力し、
前記転送チャネルフォーマット判定工程は、前記第1のデコード工程で復号されたデータとCRC判定結果とを前記上位層に報告することを特徴とする請求項6記載のTFCI候補判定方法。 - 前記TFCI相関値が最も大きいTFCI候補の前記TFCI相関値を第2の閾値と比較するTFCI相関値判定工程を有し、
前記TFCI相関値判定工程により、前記TFCI相関値が前記第2の閾値よりも小さいと判定された時に、前記相関値距離比較工程により最もTFCI相関値が大きいTFCI候補と、次にTFCI相関値が大きいTFCI候補とのTFCI相関値の差である相関値距離を前記第1の閾値と比較して復号処理を並列に行うか否かを判断することを特徴とする請求項6又は7記載のTFCI候補判定方法。
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