JP4528193B2 - 誤り訂正復号方法、通信装置、及び、デジタル伝送システム - Google Patents

誤り訂正復号方法、通信装置、及び、デジタル伝送システム Download PDF

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Description

本発明は、最尤判定復号法である相関復号法において、復号特性の改善を可能とする誤り訂正復号方法、並びに、上記誤り訂正復号方法を用いた通信装置及びデジタル伝送システムに関する。
第3世代移動通信システムの一つとして標準化されているW−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)システムでは、TFCI(Transport Format Combination Indicator)やCQI(Channel Quality Indication)の符号化にリード・マラー符号を適用している(3GPP TS25.212 :3rd Generation Partnership Project Technical Specification 25.212)。
TFCIは、レイヤ1上に多重されるトランスポートチャネルの組み合わせを通信相手に通知するものであり、通信相手が各トランスポートチャネルのデータを正しく分離/復号するために使用される。
CQIは、W−CDMAシステムの下りリンクを高速に拡張したHSDPA(High Speed Downlink Packet Access)において、移動端末が測定した下り伝送品質を基地局にフィードバックするものであり、基地局が下り伝送品質に応じてHS−PDSCH(High Speed Physical Downlink Shared Channel)の符号化率及び変調方式を適応制御するために使用される。
リード・マラー符号は直交符号を拡張した符号であり、相関復号法、あるいは、多数決判定法を用いて復号することが可能である。相関復号法は、送信され得る全ての符号語の候補の中から受信系列との相関値が最大となる符号語を判定する最尤判定復号法であり、より簡易な復号法である多数決判定法より復号特性に優れている。
CQI、TFCIの情報ビット数はそれぞれ5bit(符号語が32通り)、10bit(符号語が1024通り)であり、演算規模は現実的に演算可能なレベルに収まる上、上述の通り、伝送される情報がシステムの性能を左右する根幹的なパラメータであることから、復号特性に優れた相関復号法で復号するのが一般的といえる。
以下、W−CDMA無線基地局においてCQI復号を行う際の従来例の構成を説明する。
図1に、従来例におけるCQI復号方法の構成図を示す。
受信アンテナ1より入力される無線周波数(RF)の受信信号は、RX部2においてベースバンド帯域の信号に周波数変換される。次いで、逆拡散器3において各ユーザの逆拡散処理が行われ、ユーザ毎にコード多重されているDPCCH(Dedicated Physical Control Channel)、HS−DPCCH(High Speed Dedicated Physical Control Channel for HS-DSCH)、DPDCH(Dedicated Physical Data Channel)の各物理チャネルに分離される。各物理チャネルの逆拡散シンボルは、同期検波器4に入力され、DPCCH上にマッピングされているPILOT信号を用いた伝搬路推定により、伝搬路で生じた位相回転の補償が行われる。CQIは、上記HS−DPCCH上にマッピングされているため、HS−DPCCHに対する同期検波結果を用いて復号処理が行われる。
HS−DPCCH同期検波シンボルは、高速アダマール変換器5に入力され、全32通りの符号語との相関演算が行われる。最大値検出器6は、上記32通りの相関値の中から絶対値が最大となる相関値を検出し、その相関値の符号語に対応した情報ビットをCQI復号値として出力する。
TFCIについては、DPCCHにマッピングされている点が違うのみであり、同様にして復号が行われる。
特開2003−115783号公報
上述の通り、W−CDMAシステムで用いられるCQIやTFCIは、最尤判定復号法である相関復号法を用いて復号が行われるため、従来例においても、相応の符号化利得を得ることが可能である。ただし、CQIやTFCIは、上述の通り、システム性能の根幹に関わる重要なパラメータを伝達しており、その復号誤りがシステムに与える影響は極めて大きい。よって、所望の復号品質を確保するためには、上位レイヤによるゲインファクタの制御により、CQIやTFCIに対する一定の電力配分を確保する必要がある。すなわち、復号品質が低い場合には、CQIやTFCIの電力配分を増す必要があり、結果的に他局への干渉電力増加、及び、自局の電力消耗(とりわけ移動端末ではバッテリー消耗となる)につながる。従って、復号特性の更なる改善により、システム容量の向上や送信電力の低減を図ることは重要な課題といえる。
一方、特許文献1には、復号特性(推定精度)の改善について開示されているが、制御情報には冗長ビットが付加されていて高い復号精度が保障されていることを前提に、その制御情報を正式に復号した後に再度符号化し、これをパイロットシンボルと同様の既知シンボルとして利用するものであり、制御情報自体の復号特性の改善を目的とするものではない。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、相関復号法の復号特性を更に改善することを可能とする誤り訂正復号方法、通信装置、及び、デジタル伝送システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明による誤り訂正復号方法は、リード・マラー符号等の符号に対する最尤判定復号法である相関復号法において、相関演算の過程で得られる一つまたは複数の相関値を用いて復号結果の復号信頼度を算出し、上記復号信頼度に応じて復号結果を補正する機能を備えるものとする。復号信頼度が低い場合には、復号結果が誤っている可能性が高いため、復号信頼度の高低に応じて復号結果を補正する機能を備えることにより、復号誤りがシステムに与える悪影響を軽減することが可能となる。
また、上記誤り訂正復号方法において、上記復号信頼度は最大相関値からその次に大きい相関値を引いた結果、あるいは、最大相関値からその次に大きい相関値を除算した結果を用いて算出するものとする。定性的に、最大相関値がその次に復号の候補となる2番目の相関値より大きいほど、他の符号語との直交性が高く、相関復号の復号信頼度が高いと言えるため、その差、あるいは、比を用いて、復号の復号信頼度を測ることができる。
また、上記のように算出される復号信頼度を用いて、以下のように復号結果の補正を行うものとする。すなわち、相関復号の結果に上記復号信頼度を乗じた結果を復号結果として出力するものとする。復号結果の大小に応じて、システムの所定パラメータが制御されるような場合、復号信頼度が低い場合には、その復号信頼度に比例して復号結果が抑圧されるため、復号信頼度が高い場合に比べて、相対的に上記パラメータ制御への寄与が抑えられ、パラメータ制御が誤動作する悪影響を軽減することが可能となる。
あるいは、上記復号信頼度を所定の閾値と大小比較し、復号結果の有効/無効を2値判定することで復号結果の補正を行うものであってもよい。すなわち、上記復号信頼度が所定の閾値以上となる場合には、復号結果を有効、そうでない場合には無効と判定し、復号無効と判定した場合には、今回の復号結果の代わりに前回以前に有効と判定された直近の復号結果を出力するものとする。ここで、上記判定の閾値は、復号誤りが生じた場合に精度良く復号無効と判定することができるよう、あらかじめ最適化された閾値に設定されるものとする。その結果、復号信頼度判定により復号無効と判定された場合には、誤っている可能性が高い今回の復号結果を用いないことにより、誤った復号値によりシステムが誤動作する悪影響を軽減することが可能となる。とりわけ、復号対象となる信号の時間的変動が緩やかな場合、前回の有効な復号値で代用することの改善効果が高くなる。
あるいは、復号無効と判定された場合には、今回の復号結果の代わりに前回以前の有効な復号結果の平均値を出力するものとしてもよい。あるいは、復号無効と判定された場合には、今回の復号結果の代わりに前回以前の有効な復号結果の外挿補間値を出力するものとしてもよい。誤っている可能性が高い今回の復号結果の代わりに、過去の有効な復号結果の時系列情報を活用し、その平均値あるいは外挿補間値で現在の復号結果を推定/代用することにより、システムの誤動作を軽減することに加え、時間変動より推定される、より好適なパラメータでのシステム制御が可能となる。
本発明による上述の誤り訂正復号方法は、W−CDMAシステムにおけるCQIやTFCIの復号に適用されるものであってもよい。ただし、TFCIについては、CQIと異なり、数値的に平均値や外挿補間値を算出することに意味を持たないため、これらの算出結果で補正することは適用外とする。TFCIの変更頻度があまり高くない前提において、前回の有効復号値に補正した場合に復号特性の改善効果を得ることができる。
また、上述の誤り訂正復号方法による復号が可能な情報を少なくとも一つ以上伝送するデジタル伝送システムにおいて、本発明によるデジタル伝送システムは、上記復号信頼度を通信相手に伝送し、通信相手は上記復号信頼度が所要品質を満たすよう、上記情報の符号化率や送信電力等の送信パラメータを動的に制御するものとする。これにより、伝送路の通信品質の変動に応じて、所望の復号信頼度を得るのに必要となる最低限の符号化率、送信電力を随時選択することができ、より効率的な情報伝送、及び、消費電力の節約が可能となる。また、送信電力の最適化により、周辺に与える冗長な干渉を抑圧することが可能となる。
本発明による誤り訂正復号方法、通信装置、及び、デジタル伝送システムによれば、相関復号法における復号信頼度を算出して復号値を補正する機能を備えることにより、復号信頼度の低い復号値をそのまま用いることによるシステムの誤動作を軽減することが可能となる。また、上記復号信頼度を相手局装置にフィードバックする仕組みを設けることにより、伝送品質の変動に応じて相手局装置の符号化率や送信電力を適応制御することが可能となり、効率的な情報伝送や消費電力の節約、周辺に与える干渉電力の低減が可能となる。
以下、本発明の好適な実施形態につき説明する。
<第1の実施形態>
図2に本発明の第1の実施形態におけるCQI復号方法の構成図を示す。
受信アンテナ11より入力される無線周波数の受信信号は、RX部12においてベースバンド帯域の信号に周波数変換される。次いで、逆拡散器13において各ユーザの逆拡散処理が行われ、ユーザ毎にコード多重されているDPCCH、HS−DPCCH、DPDCHの各物理チャネルに分離される。各物理チャネルの逆拡散シンボルは、同期検波器14に入力され、DPCCH上にマッピングされているPILOT信号を用いた伝搬路推定により、伝搬路で生じた位相回転の補償が行われる。CQIは、上記HS−DPCCH上にマッピングされているため、HS−DPCCHに対する同期検波結果を用いて復号処理が行われる。HS−DPCCH同期検波シンボルは、高速アダマール変換器15に入力され、全32通りの符号語との相関演算が行われる。
一般に、アダマール変換は、n次のアダマール行列をHnとして、次式のように表される。
Figure 0004528193

ここで、
Figure 0004528193

である。
これは、入力系列x1〜xnとアダマール行列Hの相関演算により、n通りの相関値y1〜ynを得る操作に相当し、相関復号法において一般的に用いられる演算となる。とりわけ、上記のn次のアダマール変換を2次のアダマール変換まで分解することにより演算を簡略化する変換方法は高速アダマール変換として広く知られている(例えば、宮川・岩垂・今井共著、「符号理論」、昭晃堂を参照。)。
図3は高速アダマール変換器15による高速アダマール変換の具体例を示す図である。先ず、同期検波器14より得られる20シンボルのCQIシンボルをb0〜b19として、次の16個の系列X0,0〜X0,15を得る。すなわち、
0,0=b15+b16+b17+b18+b19
0,k=bk+1 (k=1〜15)
となる。
次いで、16次の高速アダマール変換により、16通りの相関値X4,0〜X4,15を得る。すなわち、
Figure 0004528193

の演算を行う。
そして、上記の16通りの相関値およびこれらを符号反転した16通りの相関値により、合計32通りの相関値y0〜y31を得る。すなわち、
k=X4,k (k=0〜15)
k=−X4,k-16 (k=16〜31)
となる。
次いで、高速アダマール変換器15の出力y0〜y31を入力として、最大値検出器16では、最大の相関値である
Figure 0004528193

を検出し、
Figure 0004528193

となる、相関値ymのインデックスmをCQI復号暫定値として出力する。
また、2番目に大きい相関値として、
Figure 0004528193

を検出し、上記の最大相関値ymと2番目に大きい相関値ynとを、図2におけるx1、x2として出力する。
続いて、信頼度算出部17では、上記相関値x1、x2を入力として、相関復号の復号信頼度Kを次式のように算出する。
Figure 0004528193

ここで、ΔCQIはCQIのDPCCHに対する送信振幅比であり、Nは平均雑音電力である。ΔCQIは上位より通知されるパラメータであるため、基地局において既知の情報となる。Nは、一般的な雑音電力の測定により得られる。
以下、上記復号信頼度の導出過程を説明する。
DPCCH上のPILOT信号を用いた伝搬路推定を理想的とした場合、同期検波後の受信CQIシンボルは、次式のように書ける。
Figure 0004528193

ここで、SDPCCHはDPCCHの受信電力、SCQIはCQIシンボルの受信電力であり、
Figure 0004528193

の関係が成り立つ。また、
Figure 0004528193

である。
CQIはリード・マラー(16,5)符号より得られる16シンボルの符号語をベースとして、16シンボル目の符号シンボルを更に4シンボル繰り返すことで、都合20シンボルの(20,5)符号として生成されている。
よって、高速アダマール変換によって、20シンボルの符号語との相関を算出した結果、送信CQIと一致する符号語との相関値(正しいCQIとの相関値)の分布は、
平均20SDPCCHΔCQI
分散20SDPCCH
のガウス分布、送信CQIと一致しない符号語との相関値(誤ったCQIとの相関値)の分布は、
平均4SDPCCHΔCQI
分散20SDPCCH
のガウス分布となる。
すなわち、
μx=SDPCCHΔCQI
σ2=20SDPCCH
とおくと、正しいCQIの相関値の分布PA(x)、及び、誤ったCQIの相関値の分布PB(x)は、
Figure 0004528193

となる。
全32通りの相関値を大きい順に並べたものを
1,x2,・・・,x32(x1≧x2≧・・・≧x32)
とすると、
n=PB(x1)PB(x2)・・・PB(xn-1)PA(xn)PB(xn+1)・・・PB(x32)×31!
は、正しいCQIの相関値がn番目に大きくなる確率となる。
正しい復号結果が得られる確率は、正しいCQIの相関値が最大となる確率に相当するため、A1と表せる。
一方、正しくない復号結果が得られる確率は、正しいCQIの相関値がk番目(k=2〜32)となる確率に相当するため、
2+A3+・・・+A32
と表せる。
よって、相関復号の復号信頼度Cは、
Figure 0004528193

と記述できる。
ここで、確率分布が指数関数であるため、分散σ2が十分小さい場合には、
1>>A2>>A3>>・・・>>A32
とみなすことができ、
Figure 0004528193

と近似できる。さらに、Cの自然対数をとって計算を進めると、
Figure 0004528193

となる。最後の∝は比例関係を表す。
つまり、最大の相関値から2番目に大きい相関値を減算し、ΔCQI /Nを乗算することで復号信頼度が得られる。
また、復号信頼度Kは、
Figure 0004528193

と変形することができる。これは、最大相関値と2番目に大きい相関値との差を無次元に規格化した上で、CQIシンボルの受信SNR(Signal to Noise Ratio)を乗算していると解釈することができる。
上記の通り、復号後のSNRが十分高い仮定における近似を用いると、最大相関値と2番目に大きい相関値との差に基づいて復号信頼度を算出することが、理論的に最適な算出方法となる。
ただし、定性的には、最大相関値と2番目に大きい相関値との比に基づいて復号信頼度を算出する場合(K∝x1/x2)でも同様な効果が得られると考えられるため、比を用いた場合であっても適用が可能であり、本発明の範囲に含まれるものとする。
図2において、上述の通り算出した復号信頼度Kを重み付け係数として乗算器18によりCQI復号暫定値に乗算することにより、最終的なCQI復号値が出力される。すなわち、
CQI復号値=K×CQI復号暫定値
となる。
HSDPAシステムでは、CQIが大きいほど下り伝送品質が高いことを意味するため、HS−PDSCHの伝送速度がより高くなるよう、その符号化率及び変調方式が適応制御される。よって、CQIの復号誤りによって、以下のような影響が生じる。相関復号法の復号誤りの分布はランダムで一様となるが、仮に、復号誤りによって、送信されたCQIより大きな値に復号された場合、実際の下り伝送品質に対して過大な伝送速度が設定されることになるため、移動端末はデータを正しく復号できず、データの再送につながる。過大な伝送速度、及び、それに伴うデータの再送は、下りリンクに過剰な干渉電力を与えるため、結果として下り全体のシステム容量を劣化させることになる。一方、CQIの復号誤りによって、送信されたCQIより小さな値に復号された場合には、下り伝送品質に対して過小な伝送速度が設定されることになるため、データは正しく復号できるものの本来期待されるスループットが発揮できない。
従って、システム全体への影響を考慮した場合、CQIを大きな値に誤る場合の影響の方が、小さな値に誤る場合の影響よりも大きいといえる。
本発明の第1の実施形態におけるCQI復号方法によれば、復号信頼度が低いほどCQI復号値を低く重みづける補正機能を備えることにより、上記のCQIを大きな値に誤る場合にシステムに与える悪影響を軽減することが可能となる。
なお、TFCIについては、CQIと異なり、数値的に復号信頼度を乗算して補正することは意味を持たないため、この第1の実施形態では適用外としている。
<第2の実施形態>
図4に本発明の第2の実施形態におけるCQI復号方法の構成図を示す。
この第2の実施形態は、第1の実施形態とはCQI復号結果の補正方法のみ異なるため、補正方法の差分についてのみ説明する。
前述の方法で算出された復号信頼度Kは、比較器19に入力され、所定の信頼度判定閾値と大小比較が行われる。比較器19は、
K≧信頼度判定閾値
となる場合には、復号有効(OK)、
K<信頼度判定閾値
の場合には、復号無効(NG)と判定する。ここで、上記信頼度判定閾値は、復号誤りが生じた場合に精度良く復号無効と判定することができるよう、あらかじめ最適化された閾値に設定されるものとする。
続いて、復号結果補正部20では、上記信頼度判定の結果に基づいて、以下に挙げるような3つの方法で復号結果の補正を行い、最終的なCQI復号値を出力する。図5〜図7に、それら3つの補正方法における動作例を示す。
(1)復号有効の場合には、今回のCQI復号暫定値をそのまま出力し、復号無効の場合には、前回以前に復号有効と判定された直近のCQI復号暫定値を出力する補正方法
図5に示す動作例では、時刻tnowで復号無効と判定された場合、今回のCQI復号暫定値を使わず、前回のCQI復号暫定値を出力している。
この補正方法では、CQIの時間変動に対する追従性は劣化するものの、復号信頼度の高い直近の有効復号値で代用することで、時間変動とは全く無相関に誤るCQIをそのまま用いる場合よりシステムの性能を改善することが可能となる。
なお、この補正方法は、TFCIについても適用が可能である。
(2)復号有効の場合には、今回のCQI復号暫定値をそのまま出力し、復号無効の場合には、前回以前に復号有効と判定されたCQI復号暫定値の平均値を出力する補正方法
平均値は、忘却係数α(α=0〜1)を用いた一次平均により、次式のように算出する。
CQI復号値(tn)=CQI復号値(tn-1)×α+CQI復号暫定値(tnow)×(1-α)
ここで、tnは復号有効と判定されたn番目のCQIの受信タイミング、tnowは今回のCQI受信タイミングを表す。
図8に本補正方法における処理のフローチャートを示す。先ず、復号が有効であるか否か判断し(ステップS1)、復号有効と判定された場合は今回のCQI復号暫定値をそのまま出力し(ステップS2)、続いて上記平均処理を実施して有効復号値のみの平均値を算出する(ステップS3)。復号無効時は上記の通り算出された最新の平均値をCQI復号値として出力する(ステップS4)。
図6に示す動作例では、時刻tnowで復号無効と判定された場合、前回までの有効なCQI復号値の平均値を出力している。
この補正方法では、CQIの時間変動に対する追従性は劣化するものの、復号信頼度の高い前回以前の有効復号値の平均値で代用することで、時間変動とは全く無相関に誤るCQIをそのまま用いる場合よりシステムの性能を改善することが可能となる。
なお、この補正方法は、TFCIについては適用外である。
(3)復号有効の場合には、今回のCQI復号暫定値をそのまま出力し、復号無効の場合には、前回以前に復号有効と判定されたCQI復号暫定値の外挿補間値を出力する補正方法
外挿補間値は、直近2回分の有効復号値を用いて、次式のような線形補間により算出できる。
Figure 0004528193

復号無効と判定された場合には、時間変動の傾きを外挿して、今回の復号値を推定/代用することにより(図7の動作例を参照)、時間変動とは全く無相関に誤るCQIをそのまま用いる場合よりシステムの性能を改善することが可能となる。とりわけ、上記補正方法(1)、(2)と比較して、時間変動に対する追従性も向上すると考えられる。
なお、この補正方法は、TFCIについては適用外である。
<第3の実施形態>
図9に本発明の第3の実施形態におけるデジタル(無線)伝送システムの構成図を示す。
相手局装置200から自局装置100に伝送される情報の少なくとも一部の情報(Iとする)が、相関復号法による復号が可能な符号により符号化されていることを前提とする。
自局装置100は、受信アンテナ101、RX部102、復調器103、相関復号器104、信頼度算出部105、乗算器106から成る受信機と、符号化器107、フレーム生成器108、変調器109、TX部110、送信アンテナ111から成る送信機とにより構成される。上記第1の実施形態と同様の受信機の構成であるが逆拡散器13と同期検波器14を復調器103に代えることで、復調方式をCDMA以外の方式を含め、一般化している。また、図の簡略化のため、高速アダマール変換器15と最大値検出器16をまとめて、相関復号器104と記載している。その他、各ブロックは、既述の通りであるため、説明を省略する。なお、破線で囲んで示した信頼度算出部105および乗算器106から構成される復号信頼度に応じて受信した情報Iに補正を行う部分は、図4に示した第2の実施形態における信頼度算出部17、比較器19および復号結果補正部20による構成に置き換えることも可能である。
まず、送信機に入力される送信データは、符号化器107において符号化が行われ、フレーム生成器108において、上記符号化データの無線フレームへの多重/マッピングが行われる。ここで、信頼度算出部105で算出した復号信頼度も共に上記無線フレーム内にマッピングされ、相手局装置200に伝送される。
続いて、上記フレーム化データは、変調器109において、所定の変調方式で変調され、TX部110で無線周波数への周波数変換が行われた後、送信アンテナ111より空中に送出される。
一方の相手局装置200は、受信アンテナ201、RX部202、復調器203、信頼度抽出部204、復号器205から成る受信機と、符号化器206、フレーム生成器207、変調器208、TX部209、送信アンテナ210から成る送信機とにより構成される。受信機の信頼度抽出部204と送信機の符号化器206以外のブロックは既述の通りであるため、説明を省略する。
相手局装置200では、上記信頼度抽出部204において、無線フレームの所定フィールドにマッピングされた復号信頼度を分離/抽出し、送信機の符号化器206に入力する。符号化器206では、上記情報Iに対して、上記復号信頼度が所要品質となるよう符号化率の増減を制御する。すなわち、
復号信頼度≧所要品質
の場合は、復号信頼度が十分足りているため、符号化率を1ステップ下げることで、誤り訂正能力を緩めることと引き替えに情報伝送量を増加させ、
復号信頼度<所要品質
の場合は、復号信頼度が不足しているため、符号化率を1ステップ上げることで、情報伝送量を減少させることと引き替えに誤り訂正能力を向上させる。
従って、本発明の第3の実施形態におけるデジタル伝送システムによれば、復号信頼度を所要品質に維持しながら、伝送路の通信品質に適した効率的な情報伝送が可能となる。
<第4の実施形態>
図10に本発明の第4の実施形態におけるデジタル(無線)伝送システムの構成図を示す。
第3の実施形態の構成とは、相手局装置200において、フレーム生成器207の後段に送信電力制御部211が追加されている点のみ異なる。
送信電力制御部211では、フレーム生成器207で生成されたフレーム化データと、受信機の信頼度抽出部204で抽出された復号信頼度とを入力とし、上記フレーム化データ内にマッピングされている上記情報Iに対して、上記復号信頼度が所要品質となるよう送信電力の増減を制御する。すなわち、
復号信頼度≧所要品質
の場合は、復号信頼度が十分足りているため、送信電力を1ステップ下げることで冗長な電力消費及び周辺に与える干渉電力を低減し、
復号信頼度<所要品質
の場合は、復号信頼度が不足しているため、送信電力を1ステップ上げることで、復号信頼度の向上を図る。
従って、本発明の第4の実施形態におけるデジタル伝送システムによれば、伝送路の通信品質に応じて、復号信頼度を所要品質に維持するのに最低限必要な電力量に送信電力を制御することが可能となり、相手局装置の冗長な電力消費及び周辺に与える干渉電力の低減が可能となる。
以上、本発明の好適な実施の形態により本発明を説明した。ここでは特定の具体例を示して本発明を説明したが、特許請求の範囲に定義された本発明の広範な趣旨および範囲から逸脱することなく、これら具体例に様々な修正および変更を加えることができることは明らかである。すなわち、具体例の詳細および添付の図面により本発明が限定されるものと解釈してはならない。
以下、本発明の各種の形態につき付記する。
(付記1) 相関復号法を用いた復号方法であって、
相関演算の過程で得られる一つまたは複数の相関値を用いて復号結果の復号信頼度を算出する工程と、
上記復号信頼度に応じて上記復号結果を補正する工程とを備えたことを特徴とする誤り訂正復号方法。
(付記2) 付記1に記載の誤り訂正復号方法において、
上記復号信頼度は最大の相関値からその次に大きい相関値を引いた結果を用いて算出することを特徴とする誤り訂正復号方法。
(付記3) 付記1に記載の誤り訂正復号方法において、
上記復号信頼度は最大の相関値からその次に大きい相関値を除算した結果を用いて算出することを特徴とする誤り訂正復号方法。
(付記4) 付記1乃至3のいずれかに記載の誤り訂正復号方法において、
上記復号信頼度を相関復号値に乗算した結果を復号結果として出力することを特徴とする誤り訂正復号方法。
(付記5) 付記1乃至3のいずれかに記載の誤り訂正復号方法において、
上記復号信頼度が所定の閾値より小さい場合には、復号結果を無効と判定し、代わりに前回の有効な復号結果を出力することを特徴とする誤り訂正復号方法。
(付記6) 付記1乃至3のいずれかに記載の誤り訂正復号方法において、
上記復号信頼度が所定の閾値より小さい場合には、復号結果を無効と判定し、代わりに前回以前の有効な復号結果の平均値を出力することを特徴とする誤り訂正復号方法。
(付記7) 付記1乃至3のいずれかに記載の誤り訂正復号方法において、
上記復号信頼度が所定の閾値より小さい場合には、復号結果を無効と判定し、代わりに前回以前の有効な復号結果の外挿補間値を出力することを特徴とする誤り訂正復号方法。
(付記8) 付記1乃至7のいずれかに記載の誤り訂正復号方法において、
上記復号方法をW−CDMAシステムにおけるCQIの復号に適用することを特徴とする誤り訂正復号方法。
(付記9) 付記1乃至3及び5のいずれかに記載の誤り訂正復号方法において、
上記復号方法をW−CDMAシステムにおけるTFCIの復号に適用することを特徴とする誤り訂正復号方法。
(付記10) 一部または全部の信号の復号に相関復号法を用いた通信装置であって、
相関演算の過程で得られる一つまたは複数の相関値を用いて復号結果の復号信頼度を算出する手段と、
上記復号信頼度に応じて復号結果を補正する手段とを備えたことを特徴とする通信装置。
(付記11) 付記10に記載の通信装置において、
上記復号信頼度を通信の相手側となる他の通信装置に送信する手段を備えたことを特徴とする通信装置。
(付記12) 通信の相手側となる他の通信装置から復号信頼度を受信する手段と、
上記復号信頼度に基づいて上記復号信頼度が所要品質を満たすよう復号対象となる情報に対する送信パラメータを動的に制御する手段とを備えたことを特徴とする通信装置。
(付記13) 付記12に記載の通信装置において、
上記送信パラメータは、当該通信装置から送信するデータの符号化率を決定するパラメータであることを特徴とする通信装置。
(付記14) 付記12に記載の通信装置において、
上記送信パラメータは、当該通信装置から送信するデータの送信電力を決定するパラメータであることを特徴とする通信装置。
(付記15) 一部または全部の信号の復号に相関復号法を用い、相関演算の過程で得られる一つまたは複数の相関値を用いて復号結果の復号信頼度を算出する手段と、上記復号信頼度に応じて復号結果を補正する手段と、上記復号信頼度を通信の相手側となる第2の通信装置に送信する手段とを備えた第1の通信装置と、
上記第1の通信装置から上記復号信頼度を受信する手段と、上記復号信頼度に基づいて上記復号信頼度が所要品質を満たすよう復号対象となる情報に対する送信パラメータを動的に制御する手段とを備えた第2の通信装置とからなることを特徴とするデジタル伝送システム。
従来例におけるCQI復号方法の構成図である。 本発明の第1の実施形態におけるCQI復号方法の構成図である。 高速アダマール変換の具体例を示す図である。 本発明の第2の実施形態におけるCQI復号方法の構成図である。 本発明の第2の実施形態における復号結果補正部の動作例を示す図(補正方法1)である。 本発明の第2の実施形態における復号結果補正部の動作例を示す図(補正方法2)である。 本発明の第2の実施形態における復号結果補正部の動作例を示す図(補正方法3)である。 本発明の第2の実施形態における復号結果補正部の処理を示すフローチャート(補正方法2)である。 本発明の第3の実施形態におけるデジタル伝送システムの構成図である。 本発明の第4の実施形態におけるデジタル伝送システムの構成図である。
符号の説明
1 受信アンテナ
2 RX部
3 逆拡散器
4 同期検波器
5 高速アダマール変換器
6 最大値検出器
11 受信アンテナ
12 RX部
13 逆拡散器
14 同期検波器
15 高速アダマール変換器
16 最大値検出器
17 信頼度算出部
18 乗算器
19 比較器
20 復号結果補正部
100 自局装置
101 受信アンテナ
102 RX部
103 復調器
104 相関復号器
105 信頼度算出部
106 乗算器
107 符号化器
108 フレーム生成器
109 変調器
110 TX部
111 送信アンテナ
200 相手局装置
201 受信アンテナ
202 RX部
203 復調器
204 信頼度抽出部
205 復号器
206 符号化器
207 フレーム生成器
208 変調器
209 TX部
210 送信アンテナ
211 送信電力制御部

Claims (11)

  1. 相関復号法を用いた復号方法であって、
    相関演算の過程で得られる相関値を用い、最大の相関値x 、その次に大きい相関値x 、CQI送信振幅比Δ CQI 、平均雑音電力Nから、復号結果の復号信頼度Kを、
    K=Δ CQI (x −x )/N
    により算出する工程と、
    上記復号信頼度を相関復号値に乗算した結果を補正後の復号結果として出力する工程とを備えたことを特徴とする誤り訂正復号方法。
  2. 相関復号法を用いた復号方法であって、
    相関演算の過程で得られる相関値を用い、最大の相関値x 、その次に大きい相関値x 、CQI送信振幅比Δ CQI 、平均雑音電力Nから、復号結果の復号信頼度Kを、
    K=Δ CQI (x −x )/N
    により算出する工程と、
    上記復号信頼度が所定の閾値より小さい場合には、復号結果を無効と判定し、代わりに前回以前の有効な復号結果の平均値を補正後の復号結果として出力する工程とを備えたことを特徴とする誤り訂正復号方法。
  3. 相関復号法を用いた復号方法であって、
    相関演算の過程で得られる相関値を用い、最大の相関値x 、その次に大きい相関値x 、CQI送信振幅比Δ CQI 、平均雑音電力Nから、復号結果の復号信頼度Kを、
    K=Δ CQI (x −x )/N
    により算出する工程と、
    上記復号信頼度が所定の閾値より小さい場合には、復号結果を無効と判定し、代わりに前回以前の有効な復号結果の外挿補間値を補正後の復号結果として出力する工程とを備えたことを特徴とする誤り訂正復号方法。
  4. 相関復号法を用いた復号方法であって、
    相関演算の過程で得られる相関値を用い、最大の相関値x 、その次に大きい相関値x 、CQI送信振幅比Δ CQI 、平均雑音電力Nから、復号結果の復号信頼度Kを、
    K=Δ CQI (x −x )/N
    により算出する工程と、
    上記復号信頼度に応じて上記復号結果を補正する工程とを備えたことを特徴とする誤り訂正復号方法。
  5. 一部または全部の信号の復号に相関復号法を用いた通信装置であって、
    相関演算の過程で得られる相関値を用い、最大の相関値x 、その次に大きい相関値x 、CQI送信振幅比Δ CQI 、平均雑音電力Nから、復号結果の復号信頼度Kを、
    K=Δ CQI (x −x )/N
    により算出する手段と、
    上記復号信頼度を相関復号値に乗算した結果を補正後の復号結果として出力する手段とを備えたことを特徴とする通信装置。
  6. 一部または全部の信号の復号に相関復号法を用いた通信装置であって、
    相関演算の過程で得られる相関値を用い、最大の相関値x 、その次に大きい相関値x 、CQI送信振幅比Δ CQI 、平均雑音電力Nから、復号結果の復号信頼度Kを、
    K=Δ CQI (x −x )/N
    により算出する手段と、
    上記復号信頼度が所定の閾値より小さい場合には、復号結果を無効と判定し、代わりに前回以前の有効な復号結果の平均値を補正後の復号結果として出力する手段とを備えたことを特徴とする通信装置。
  7. 一部または全部の信号の復号に相関復号法を用いた通信装置であって、
    相関演算の過程で得られる相関値を用い、最大の相関値x 、その次に大きい相関値x 、CQI送信振幅比Δ CQI 、平均雑音電力Nから、復号結果の復号信頼度Kを、
    K=Δ CQI (x −x )/N
    により算出する手段と、
    上記復号信頼度が所定の閾値より小さい場合には、復号結果を無効と判定し、代わりに前回以前の有効な復号結果の外挿補間値を補正後の復号結果として出力する手段とを備えたことを特徴とする通信装置。
  8. 通信の相手側となる請求項5乃至7のいずれか一項に記載の他の通信装置から上記復号信頼度を受信する手段と、
    上記復号信頼度に基づいて上記復号信頼度が所要品質を満たすよう復号対象となる情報に対する送信パラメータを動的に制御する手段とを備えたことを特徴とする通信装置。
  9. 一部または全部の信号の復号に相関復号法を用い、相関演算の過程で得られる相関値を用い、最大の相関値x 、その次に大きい相関値x 、CQI送信振幅比Δ CQI 、平均雑音電力Nから、復号結果の復号信頼度Kを、
    K=Δ CQI (x −x )/N
    により算出する手段と、上記復号信頼度を相関復号値に乗算した結果を補正後の復号結果として出力する手段と、上記復号信頼度を通信の相手側となる第2の通信装置に送信する手段とを備えた第1の通信装置と、
    上記第1の通信装置から上記復号信頼度を受信する手段と、上記復号信頼度に基づいて上記復号信頼度が所要品質を満たすよう復号対象となる情報に対する送信パラメータを動的に制御する手段とを備えた上記第2の通信装置とを有したことを特徴とするデジタル伝送システム。
  10. 一部または全部の信号の復号に相関復号法を用い、相関演算の過程で得られる相関値を用い、最大の相関値x 、その次に大きい相関値x 、CQI送信振幅比Δ CQI 、平均雑音電力Nから、復号結果の復号信頼度Kを、
    K=Δ CQI (x −x )/N
    により算出する手段と、上記復号信頼度が所定の閾値より小さい場合には、復号結果を無効と判定し、代わりに前回以前の有効な復号結果の平均値を補正後の復号結果として出力する手段と、上記復号信頼度を通信の相手側となる第2の通信装置に送信する手段とを備えた第1の通信装置と、
    上記第1の通信装置から上記復号信頼度を受信する手段と、上記復号信頼度に基づいて上記復号信頼度が所要品質を満たすよう復号対象となる情報に対する送信パラメータを動的に制御する手段とを備えた上記第2の通信装置とを有したことを特徴とするデジタル伝送システム。
  11. 一部または全部の信号の復号に相関復号法を用い、相関演算の過程で得られる相関値を用い、最大の相関値x 、その次に大きい相関値x 、CQI送信振幅比Δ CQI 、平均雑音電力Nから、復号結果の復号信頼度Kを、
    K=Δ CQI (x −x )/N
    により算出する手段と、上記復号信頼度が所定の閾値より小さい場合には、復号結果を無効と判定し、代わりに前回以前の有効な復号結果の外挿補間値を補正後の復号結果として出力する手段と、上記復号信頼度を通信の相手側となる第2の通信装置に送信する手段とを備えた第1の通信装置と、
    上記第1の通信装置から上記復号信頼度を受信する手段と、上記復号信頼度に基づいて上記復号信頼度が所要品質を満たすよう復号対象となる情報に対する送信パラメータを動的に制御する手段とを備えた上記第2の通信装置とを有したことを特徴とするデジタル伝送システム。
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